« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »

2008.10.31

ハロウィン

ハロウィンですね。
日本でも随分定着したようで、9月の末頃からいろんなお店では、
カボチャや魔女やコウモリやらお化けや、、、とにかく可愛い小物が並びます。
私も子どもが小さい頃は近所の友達たちとハロウィンを毎年していました。
黒のゴミ袋で何やら工夫して仮装(?)してくる子どもたちにキャンディーとか缶バッチとシールとかあげていました。
懐かしく当時を思い出しています。

今、住んでいる所では、
先週あたりの土曜日に子どもたちがハロウィンをしていたようです。
そこはそれ。
さすが日本人。
別に10月31日に拘らないところが面白い。
そもそもは、ケルト人の信仰からきています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ケルト人の1年の終りは10月31日で、この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていた。これらから身を守る為に仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた。601年に法王1世が宣教師にケルト人へキリスト教改宗の策として、「ケルト人の信仰法である木の伐採は行わずに、木の真上にはキリストの神様がいてそのために木を信仰し続けなさい。と広めなさい」と言ったのがいまのハロウィンになったきっかけでもある。
(wikipediaより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
妖精たちの夜と言うタイトルで夏至の日にエントリーを挙げた事があります。
それは、ケルト人の死生観をも含めて「神」について書きました。
ちょっと引用。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
==妖精はどこからきたか?==
「妖精は単なる空疎な想像上の生き物ではない。その淵源を民間伝承や神話伝統の物語にたどっていくと、過去から長い時間をかけて人間が培ってきた文化や風習、そしてその時のその生活の場となった土地の風土が深く関係していることが自ずと分かって来るからだ。」
と、初めに書かれています。
そしてその起源は6つ。
1、元素・自然の精霊
2、自然の擬人化
3、卑小化した古代の神々
4、先史時代の精霊、土地の霊
5、堕天使
6、死者の魂

1は「地・水・火・風」の精霊です。
名前はお馴染みの「ノーム」「ウンディーネ」「サラマンダー」「シルフ」。
後世の数々のドラマに出てきます。

2、自然の擬人化については、世界各国共通の「もの」を感じます。
日食、月食、災害に対して基本的・科学的知識がいまだ明らかでない時代。
人々は原因不明の「悪」にはドラゴンや魔女を。
恵みや幸には太陽神や穀物神を信じました。
物活論(アニミズム)や汎神論(パンセイズム)です。
これが妖精誕生の起源の一つであろうと推測することは難くありません。

3、卑小化した古代の神々
4、先史時代の精霊、土地の霊
については、ケルト神話やアイルランドに今も残る先史時代の遺跡などから、推察。
妖精が超自然の力を持つようになっていった歴史や言い伝えがあります。

5、堕天使としては、キリスト教と民間信仰とのゆるやかな共存が伺われます。
イエイツは「ケルトの薄明」と言う本の中で次のように述べているそうです。
「人々の想像力は、むしろ幻想的で気まぐれなもの中に住んでいる。そして幻想も気まぐれも、もしそれが善なり悪なりと結びつけられることがあれば、それらの命の息吹であるところの自由さを失ってしまうのだ」と。

6、死者の魂は極めて日本的です。
つまり「霊魂不滅・転生思想」です。
この考えは興味深いものがあります。
ケルトでは、死者の魂は蝶や蛾の姿をとると言われています。
ピクシーはまさにそうです。
死者と妖精の境目ははっきりしていないようです。
妖精はハロウィーン日、「死者の国の「十分の一税」を納め、
その夜、丘で死者と手を取り合って踊ると言い伝えられています。
(以前の記事より)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ケルトでは死者の魂は蝶や蛾になり、そして妖精になる。
そして今晩、妖精たちは踊り明かすそうです、、、

この夜は人間たちは仮装をして、妖精たちや死者の魂に負けないように、
過ごしたのでしょうね。
とは言え、妖精たちをこよなく愛したケルト人。
妖精が見えやすい日は、妖精界の扉が開いて人間界と交流すると信じ、
5月1日のメイ・デイ、6月24日の聖ヨハネの祝日(夏至前夜)、10月31日ハロウィーンと一年に3回もお会いしていたようです。
妖精が見えやすい時間は日暮れどき、真夜中、日の昇る直前、太陽が頭の上にきて影が消えるほんの一瞬です。
この一瞬に、遠い祖先の魂と厳しい自然に住む現実との交流を図る事で、
ケルト人は、より宇宙へと広く大きく深く進んでいったように思います。
なん素朴で素敵な思いだった事でしょう、、、

日本人である私とは、その死生観や神への信仰は違うだろうが、
それでも去来するものは同じ様なそんな気がします。

と、言う事で今晩はハロウィン。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

体感貧乏

貧困化する日本と言うエントリーを挙げたのは2006年の7月。
今から2年以上前です。
この記事を書いた背景はOECDの日本経済を分析した対日経済審査報告書貧困率世界2位の発表があったことは言うまでもありません。
あの当時は、かなりブログでも取り上げられました。
思い起こせば、小泉内閣まっただ中。
日本の所得格差が拡大し、2000年にはOECD加盟国の中で相対的貧困率がアメリカに次いで2番目に高くなったことを明らかにしました。
貧困率の計算方法はいろいろありますが、OECD方式は、
「等価可処分所得の中央値の半分の金額未満の所得しかない人口が全人口に占める比率」を「相対的貧困率」と定義して、国際比較を発表しています。
そして、日本の数字は厚生労働省が毎年おこなっている「国民生活基礎調査」のデータから計算します。
まず、言葉の説明として「可処分所得」。
給与・事業所得・年金・各種社会保障手当などの年間所得から、所得税・住民税・社会保険料・固定資産税を差し引いたもの。字の如く、自分で使う事が出来る所得です。

「等価可処分所得」。
世帯を構成する各個人の生活水準やその格差をみるために、世帯単位で集計した可処分所得をもとに、構成員の生活水準を表すように調整したもの(統計上、世帯全体の可処分所得を世帯の人数の平方根で割って算出)。

「中央値」。
全人口を等価可処分所得順に並べた時に中央に位置する人の等価可処分所得(平均値とは異なり、一般的には平均値より低い値になります)。

そして、結果が
日本はアメリカの貧困率13・7%に次いで13・5%で2位となったのです。

先にも書いたように、このニュースが出た時はネットでは話題伯仲。
深刻な格差社会に突入か?
と誰もが思ったのですが、
小泉さんはどこ吹く風「人生いろいろ」「格差なんてどこにもありませんよ、、、」と言い続けていたことを思い出します。
「格差の拡大は確認されない」
「格差は悪いことではない」。
そして「景気が良くなればいずれ解決する」と。
あらあら、、、
麻生さんに似ていますね(あっ、麻生さんが小泉さんに似ているのか。失礼。)
さて、
実際、貧困研究は難しい。
相対的貧困と絶対的貧困の統計分析か現実の貧困の実態を映し出しているか?
現実を総合的に分析しているだろうか?
グローバル経済の下、階層化が進み、新しい貧困の形態が形成されている今日。
統計だけからは推し量る事ができないのは確かです。
小泉さんがあのとき、言われたように「どこに格差がありますか?貧困がありますか?」と言う問いに対して、
統計数字だけでは説得力に欠けるものがあったのは事実です。

だがしかし、
だがしかし、
今や、その統計数字がなんであろうと、それに関わり無く、
体感貧困の時代が来ています(体感不安と言う言葉からもじって私が考えたものです)。
もう、体感として「貧しくなっている」のです。
格差の原因と言われ続けている非正規労働の拡大による労働市場の二極化。
また同様に「税制改革」についても所得分配への影響を考慮すべきだと当時からOECDは勧告。
そんな声をぶっちぎって、走り続けた小泉内閣でした。
思い出します。
労働法制の規制緩和。
私も労働時間の規制緩などエントリーを挙げました。


OECDは、つい先日も消費税が格差社会の元凶だと報告しています。
税や社会保障など所得再分配で貧困率がどれだけ是正されたかを比べると、日本は是正の割合がもっとも低い国になっています。

この報告書によると、OECD加盟の24カ国平均で、消費に税金をかけることによって、格差を示すジニ係数が、消費税がかけられていない時の0・299から0・321に大きく拡大。この拡大幅は同平均で、1980年から2000年代にかけて拡大した数値に匹敵する大きさだそうです。

そして、日本は、0・309から0・316に拡大。

また同報告は次のようにも書いています。
24カ国のそれぞれの国の消費税の影響を分析した研究で2つの際立った特徴あるとして、
第一に消費税の重い負担が低所得者に集中すること、
第二に全般的な消費課税は、個別的な物品課税よりも低所得者の負担となること。
つまり、
消費税はズバッと低所得者狙い撃ちということです。

ううううううううう〜〜〜〜〜んんんん。

麻生さぁ===ん。

格差はもう、そこここにあるのです。
貧困は肌で感じるこの頃なのです。
人生いろいろかもしれませんが、国民は貧乏一色になる日も遠くはないのでしょうか???

| | コメント (0) | トラックバック (5)

3年後のお約束?

首相、3年後消費税率上げを明言 解散は当面見送りと言う事で、いよいよ消費税が国会の俎上に上がる日も間近です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
麻生首相は30日、首相官邸で記者会見し、財政支出5兆円、総事業規模26・9兆円に及ぶ新総合経済対策を発表した。同時に、行政改革や景気の回復を前提に、3年後に消費税率を引き上げる考えも明言した。一方、衆院解散については「政局よりは政策、何より景気回復という世論の声が圧倒的だ」と述べ、当面は見送る考えを示した。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
何よりも景気対策が先決、だそうです。
それはそれでいいのですが、、、
間違いではないのですが、、、
ただ、ここで言いたい事は、本当に景気対策になるのか???
と言う事に若干(いえいえ、本当は大いに)疑問と不安があるのです。
では、チョイト中身を見ていきましょう。

追加経済対策を発表
証券優遇税制の延長、
銀行保有株の買い取り検討、
公的資金の資本注入枠の大幅拡大
などなど庶民にはイマイチ実感が湧かないものから、
目玉商品(?)の「定額減税給付金」支給、
中小企業の法人減税、
信用保証拡大などなどなどがチョコッとあります。
またテレビなどでも盛んに討論されていた高速道路料金の大幅な値下げ。
土・日・祝日に限って、原則上限1,000円に、そして平日の全時間帯も3割ほど値引きになる、ただし、いずれもETC(自動料金収受システム)利用であることが必要。
また、住宅ローン減税も、上限を過去最高の600万円規模まで引き上げるとのこと。
これらは具体的で細かな数字が提出され、如何にもお得、という感じを国民に与えそうですが、
オットドッコイ、中身を詳しく見ると「とんでもない」と経済評論家は語っていました。
例えば、高速料金はETC、しかも個人の乗用車のみ土・日・祝日に限って、原則上限1,000円だそうです。
北海道から九州まででも1000円。
嬉しい、、、
と、なりますが、果たして現実にこの恩恵に浴する人がどれほどいるか?ましてや経済効果は於いておや。
次に住宅ローンも上限の600万円減税対象は殆ど金持ちだけ。庶民レベルでは、今まで通りの減税レベル。
と、言う事です。

殆ど、庶民には関係ない政策をぶら下げて、揚げ句に経済効果が出るであろう3年後には消費税を上げる、、、ときたもんだ、麻生さん。
うううううう〜〜〜〜〜ん。
朝三暮四にもならないね、これじゃ。

「減税先行」ねぇ、、、
ふっ===
よくよくみれば、先にも書いたように減税のなかには、財界が要望していた設備投資減税、海外子会社の利益の非課税化。また一部高額所得者に恩恵が偏る証券優遇税制の3年延長もチャッカリと盛り込まれているではないですか。
減税先行、言うじゃないですか、麻生さん>

ふと、不安になるのですが、、、
麻生さんは庶民感覚がずれているのは仕方ないとしても、言葉の感覚もチョイト庶民とは違うのでは、、、と思うのです。

「何より大事なことは、生活者の暮らしの不安を取り除くことだ」と言います。
が、
「三年後の消費税増税」を言う。
麻生さんに取って、消費税はなんの支障もないことなのだろうが、、、
だがしかし、
生活者は一日、一日の暮らしにため息をついて生活しています。
「今、楽にするのは、3年後にギュッ===と絞る為に太らせているんだよ」
と、言う事が言いたかったのですよね?
麻生さん>

つまり本気で国民の暮らしを守る気なんて更々ないって、本音を言いたいところを
グッと押させて「今、何よりも大切な事は生活者の暮らしを守る事」となったのです。
一年ぽっきりの給付金で国民は喜ぶと思うところが、ずれています。
派遣労働の現実や、リストラ、また三大メガバンクと言われる銀行が中小企業向け貸し出しを減らし続けている事、大企業による単価の買いたたきで中小企業の倒産が激増していることなどなど、、、
抜本的な問題解決策は一つも無いのです。
 
年金は?
介護は?
医療は?

これらは一つも手がつけられません。

一番国民にとって「安心のよりどころ」がバンバンと財布から毟り取られて、
その揚げ句に、
「お前たちに給付するんだぞ、、、」と天の声のように発表しても、、、
それじゃ、
誰も信用しませんよ、経済政策とか、経済対策とかとか言われても。

この問題、私たちのまさに死活問題なので、今後も分析・検討をしていくつもりです。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2008.10.30

秋は夕暮れ

さびしさはその色としもなかりけりまき立つ山の秋の夕暮(寂蓮法師)
心なき身にもあはれは知られけりしぎたつ澤の秋の夕ぐれ(西行法師)
見わたせば花も紅葉もなかりけり浦のとまやの秋の夕ぐれ(藤原定家朝臣)

有名な秋の三夕です。
つまり、寂蓮の槙立山、西行の鴫立沢、定家の裏苫屋、
とくに定家の歌は利休が好んだそうです。
茶の世界の侘び、さびに通じたのでしょうか?
さて、
「秋と言えば夕暮れ」と言ったのは清少納言ですが、
良暹法師の「さびしさに宿を立ち出でてながむれば いづこも同じ秋の夕暮れ」が「秋と淋しさ」を結びつけて詠んだ初めの頃の作と言われています。

同じ百人一首には「村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ」と言う 先に登場の寂連法師の歌があるのですが、やはりこの歌も寂しい。
なにしろ作者の名前まで寂しい。

秋の寂しさ、
探せばゴソリとあります。
が、
秋は寂しいのか???
そうだろうか?
いや、実りの秋、黄金の秋、成熟の秋も、またその季節のイメージを膨らませるのは十分な要素です。

そもそも秋とは、
あき(秋)であって、
[aki]の[a]は主体を表し、[k]は食[ku]う行為を表すそうです。
つまり[ak]は人が食べる事に関するさまざまの言葉の根幹をなすと言う事。
また、[i]は「いる」、あるいはその状態になることを意味するそうです。
また、
[ak]は、赤、明け、空き、商い、などに通づるものだそうです。

いろいろと本にあたったのですが、秋を寂しいと感じる感傷は古今集以降とのこと。
つまり「奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋はかなしき」などの登場を待つ訳です。

実際、百人一首にも、
「山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば」と言うように冬もこれまた寂しかったのです。
あるいは視点を変えて、秋は月、と言う事で、そこから夜。
そして恋。
と言う事で、秋と恋の歌もこれまたゴッソリとあります。
まぁ、たわわに実る田圃に、真っ青な空に、流れる雲。
そして儚い虫の声に、
ハラハラと散る葉っぱ。
これだけ、あれば、もうそこはロマンの世界ってものでしょうか。

さて、こんな物思いに耽る季節。
ですが、、、
ですが、こんな都々逸、ご存知ですか?
「欄干(てすり)にもたれて化粧の水を何処に捨てうか虫の声」
と言う有名な都々逸があるのですが、これは今、人気の大河ドラマ篤姫に出てくる小松帯刀の作と言われています(確かではないのですが)。
私はこの都々逸を初めて見たとき、ナンと言っていいかわからず、
何回も詠んでいたものです。
ううううう〜〜〜〜ん。
なんとロマンチックもへったくれもない歌。
かろうじて言えば、何処に捨てようかと迷っている姿に、ふんわりと読み手の優しさが伝わるかな、、、と思ったのですが。
そこはそれ。
まぁ、もともと都々逸だから洒落ているのでしょう。

いずれにしても、先人はそれぞれの思いを、この季節に感じて、
詠ったのでしょうね。

一年中で一番、自然を感じるこの季節。
都会は都会の、
田舎は田舎の、、、それぞれの秋を、
どうぞ、こころゆくまでお楽しみください。

おっと、、、と。
と言う事で最後に私の秋。
それは、虫との戦い。
それも、例の虫(カメムシ)とか、カマキリ(これは別にかまわないのですが、、、、)
まったくロマンチックではありません。
なかなかに良寛さまの境地には達しそうにも無いなぁ〜〜〜
ヤレやれ。
それでも、やはり
秋はいい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

定額減税とは言え、、、

定額減税は給付金方式、所得制限なし 政府・与党合意と言うニュース。
うううううう====ん。
あまりに稚拙な選挙対策と思わず言葉が付いたのですが、、、
定額減税ですかぁ、、、
商品券や現金を配布する給付金方式が採用される見通しと言う事で、誰でも思い出すのは、1999年に実施された「地域振興券」。
私も子どもが対象年齢だったため、この恩恵に与ったのですが、
あの折り、受け取った多くの人の思いは「貰うべき保険を先に貰った感じ」でした。
これで経済に弾みを、、、なんて調子のいい事を謳っていた政府も、あのときポッキリで一回だけの給付でした。
その後、ドンドン税金が上がり、トラレルワ、取られるわ、、、大騒動。
なにしろ、
定率減税が廃止になりましたよねぇえええ。
これに関しては私は実感を伴いながら、何度となく記事にしています。
今日から6月 2007.06.01
実感。住民税 2006.07.02
来年度予算案通過迫 2006.02.28
政府税制 2005.06.11
確定申告時には、本当に実感するんですね。
税金が毟り取られているって、、、
年々、還付の割合が少なくなるって感じです。
と、言う事で、定率減税に関しては、ずっと追っているので、
つい今、選挙対策用に「きれいごと」を並べられても信じる事はできません。
1999年。それまでの単年度の定額減税から「恒久的」な定率減税に切り替え、政府は「一遍限りではない安心感」が生まれると説明。
にもかかわらず、関わらず、カカワラズ、、、
恒久的であるはずの定率減税を廃止したのはいつ?
誰???
思い出しますよね。
自民党さん>
公明党さん>
2005、2006年度税制「改正」で所得税・住民税の定率減税を半減・廃止と決めたのはダァ〜〜〜レ?
定率減税を廃止しますと明記したのは公明新聞2003年10月号外。
あの折りはネット界でもこの記事に関してバンバンと批判が集中したものですよね、、、公明党さん>
さて、それにも関わらず押し通したその理由は年金財源の確保。
いいですか。
もう一度。
年金財源の確保ですよ、、、
ふっ〜〜〜〜
なんだか、今の社保庁のドタバタが頭をよぎりながら、年金財源の確保のため、定率減税廃止かぁ、、、
このとき、公明党は「(基礎年金の国庫負担割合を三分の一から二分の一へ引き上げるために)必要な約二兆七千億円は、定率減税を三段階で廃止し約二兆五千億円、一部の高額所得者への年金課税で約二千億円を確保します」と言っているのですが、、、
が、、、
が、、、
どうですか???今は。
財務省がこの5月に財政制度等審議会に提出した資料によると、
基礎年金の国庫負担を引き上げるために実際に充てられた額は約5000億円(07年度時点)。
定率減税全廃と年金課税強化で確保するとしていた約2兆7000億円と言う試算はなんだったのか???

そして、出て来た、「定額減税」。
ナァ〜〜〜〜ニって思います。
何を考えているんだか、、、サッパリです。


さらに、、、
さらに、凄い事には、この政府。
やはり消費税率は上げようと考えています。
消費税増税を含む税制改定の「中期プログラム」を検討。
それによれば、
今後3年間を「景気回復期間」として期限を切って減税を実施し、2010年代半ばまでに消費税率を2ケタ台に引き上げていく方針。
上記新聞は以下のように纏めています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
一方、足元の景気対策では、世界的な金融危機の拡大で羽振りの良い政策減税がめじろ押し。約2兆円の定額減税や過去最大規模の住宅ローン減税などで実体経済を下支えする考えだ。ただ、経済効果が乏しければ、国民へのツケは膨らむばかり。そうなれば、増税への理解はますます得られにくくなり、中期プログラムも画餅(がべい)となりかねない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
画餅ねぇ、、、
画餅か。
いずれにしても、
どう転んでも税金は上がるというプログラムなのでしょうか????

なんと言うか、財源が無くなったら、国民の財布からむしり取るこのやり方、
鳴かないように税金を絞られていた国民も、もう丸裸に近くなりました。
これ以上の痛みは続きません、、、よぉおおお。
麻生さん>

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008.10.29

ILO報告 貧困と富裕の差が拡大

昨日は麻生邸ツアー逮捕事件について書いたのですが、
そのそもそもは、フリーター・派遣など雇用条件劣悪に対して、
抱える現実打開のまず一歩・二歩としての麻生さん豪邸見学でした。
庶民感覚とは大いにずれている麻生さんゆえ、いっちょ家でも見ますか、、、なんて企画になったのでしょうが。
今日もマスコミは「カップラーメンの値段を知らない麻生さん」を映していました。
本来、総理がどこの出自だの、資産がいくらだの、
だの、、、
は、政策とは無関係なのですが、
こと、麻生さんに関しては、いろいろ、いろいろ批判の対象になります。
連日連夜の高級料理。
ホテルの酒は安い。
また、以前記事にしたのですが「大金持ちに生まれたものの苦労を知っているか」発言などなど、、、
標的にされる麻生さんですが、
本当の理由は政治力が無いからだと私自身は彼を評価しています。
今、どうしていいのかご本人も分からないのでは、、、と思うくらい経済が行き詰まっています。
そして、格差はさらに広がっています。

国際労働機関がこの16日、金融のグローバル化を背景に、過去20年間で貧困層と富裕層の所得の格差についての報告書を提出。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
雇用成長と共に所得と労働が乖離する再配分が発生し、データが得られる73カ国中51カ国で過去20年間に合計所得に占める賃金の割合は縮小を続け、賃金の対GDP(国内総生産)比で見た場合、地域別で最大の低下幅は中南米・カリブ諸国(13パーセントポイント減)で見られ、次いでアジア太平洋(10パーセントポイント減)、先進国(9パーセントポイント減)。
無規制の金融イノベーションが進んだ国では、住宅投資や消費を目的として労働者とその家族の借金が増え、賃金が低迷する状況下ではこれが国内需要を支えるカギとなっていたものの、危機によってこの成長モデルの限界が露呈。
1990年から2005年にかけてデータの得られる国の3分の2近くで所得不平等が拡大し、中流・貧困世帯に比して富裕世帯の所得の方が大きく上昇。同じ期間に賃金所得者層の上位10%と下位10%の所得格差が拡大したのはデータが得られる国全体の7割。
上級役員層と平均従業員間の所得不平等も速いペースで拡大。米国では2007年に大企業15社の最高経営責任者(CEO)の収入が平均的労働者の520倍(2003年360倍)。オーストラリア、ドイツ、香港、オランダ、南アフリカでも同様の傾向。
(上記サイトより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
それによると73カ国中51カ国で、所得全体に占める賃金の割合が低下したと指摘。
賃金の割合が最も下がったのは中南米で13%低下。
次にアジア太平洋地域が10%低下。

一方、アメリカでは大企業15社の最高経営責任者(CEO)の2007年平均報酬は、労働者の平均所得のなんと、なんと約520倍。
CEOの報酬は03年より45%増大。
比して労働者のそれは3%。
ううううう=====ん。
格差、目に見えて広がっています。
先日もテレビでサブプライムの立役者がその報酬を返還しないでノウノウーと暮らしている様子が映し出されていましたが、
同じアメリカでどんどん貧困層が増えているのも現実です。
そして、
報告は、「著しい格差は社会的に有害で、社会的紛争、犯罪多発や平均余命の低下、さらには子どもが学校から離され労働にかりたてられることにつながる」と強調。
歴史が後退していくようです、、、
暗澹たる気持ちになります。
最後に報告は、
各国に対し、雇用を拡大し、所得を増やすような経済、労働、社会政策を進めるよう促しています。
尤もな事です。
雇用を拡大するとか、所得を公平に分けるとか、あるいは教育や福祉を充実させるとか、
そんな事は政治の責任です。
決して国民一人ひとりの自己責任ではありません。

目先だけの政策ではなく、ドッシリと腰を据えた政策を行う事を、
麻生さんに要望する私です!!!

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008.10.28

麻生邸見学ツアー逮捕劇  さらに感じた事

先に書いた記事不当逮捕ではないでしょうか?に関して、さらにネットでいろいろ調べてみました。
渋谷署警察官との事前打ち合わせ@ハチ公前と言う動画。
これは主催者が渋谷警察官と麻生さん宅見学ツアーについて諸注意を受けているところで、
警察官も主催者もお互いに納得、合意していたようです。
が、
突然、公妨逮捕事件に発展したのですが、
この2つの動画の間に、一体何があったのだろうか???

記者会見/「麻生太郎邸拝見ツアー」参加者3名不当逮捕
と言う参加者の記者会見を見て解説を仰ぎました。
雨宮さんの歩いただけで逮捕!!と言う記事を読んだり、
あるいは、この問題に関心をお寄せの方々のエントリーを拝見しました。

そもそも、なぜ麻生さんのお家見学?
と、疑問に思ってもうこうなったら麻生の家に行くしかない!!の巻と言う雨宮さんがマガジン9条に書いた呼びかけ記事を見ました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
で、今回は2回目。ツアーのサブタイトルは「62億ってどんなだよ。麻生首相のお宅拝見!」。以下、チラシの告知文だ。

 「第2回のツアー目的地は、このたび『かしこくも』内閣総理大臣に就任された麻生太郎首相のお宅です。45年間にわたり一着30万円のスーツを年間10着仕立てるおしゃれな首相。たった1日で大卒初任給の2倍の弾を撃ちまくって鍛えた射撃はオリンピック級の腕前。敷地だけで6200000000円。大久保利通、牧野伸顕、吉田茂に連なる『華麗なる一族』の東京宅を見に行きましょう」

(雨宮さんの記事より)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そうかぁ、、、
このツアー、2回目なんですか。
1回目は、グッドウィル折口宅と「過労死は自己管理の問題」と言い放ったザ・アールの奥谷宅ツアーだったそうです。
この時はなんのおとがめもなし。
だが、今回は総理だったから、警戒も強かったのでしょうか?
ううううう====ん。


私も今回のことで初めて、主催者の方々のことを知ったのですが、、、
前後して、麻生さんが秋葉原で若者たちに「女にもてたいなら正規職員に、、、」なんて内容の事をズラズラと言われていた事と重なります。
誰だって、みんな正規職員になりたいですよね。
ならないのではなく、なれない現実をもっと見てほしいものです、、、


まぁ、それにしても主催者側の事前の準備が万全ではなかったのかもしれません。
が、
やはり「いきなりの逮捕」はやり過ぎではないでしょうか?
注意勧告でいいではないですか。
「ほらほら、5人までだゾウ、約束だろう、、」
とか、その風船は駄目だぞうううう、、、とかとか。

この事件、今後どのようになっていくか注目です。
それにしても、
本来、市民を守るべき警察が、市民をなぎ倒すように引っ張りだして、逮捕していく様は、
やはり「力」の威嚇ですね、、、


麻生さんは、その旨として「若者の味方」ではなかったのでしょうか?
ねぇ〜〜〜〜
麻生さん。
家を見たいと言うなら「どうぞどうぞ」でいいではないですか?
フリーターや派遣の味方になると言い放った麻生さん。
なら、膝を突き合わせて話せば良いのでは???
ねぇ、、、麻生さん。
これじゃ、あまりに「器が小さい」ってもんじゃないですか???

いずれにしても、
逮捕された3人の方々が早々に釈放されることを願っています。

| | コメント (6) | トラックバック (4)

緊急市場安定化策:決定と言うが

緊急市場安定化策:決定 銀行保有株、買い取り年度内と言う事で予想通り、税金投入で銀行を救うことになりそうです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
政府は法整備が必要なものを除き、手続きが整い次第、緊急安定化策を順次実行していく方針。今国会で成立を目指す金融機能強化法改正案の公的資金による資本注入枠を2兆円から10兆円規模に拡充するほか、「銀行等保有株式取得機構」と日銀による銀行保有株式などの買い取りも年度内に再開したい考えだ。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
強き者、汝の名は金持ちなり。
弱気もの、汝の名は貧乏人なり、、、
かぁ〜〜〜〜〜

国民にはやたら「自己責任」を押し付けるのですが、
金融機関にはこの自己責任とやらはなさそうです。
勿論、当面の危機回避のために救済策は必要ですが、今回のように、そもそもの金融業界の責任は曖昧にして、公的資金だけ投入していくやり方は、問題の解決にはならないと考えます。
自己責任さえない国民にツケと痛みを押し付けて、
一体、この国の政治は何を守り、何を豊かにしたいのでしょうか???
ふふふ。答えはアレよ。
アメリカと大企業と金融とそして私。
なぁんて言わないでね、麻生さん>

「日本の公的資金投入の経験」。
かなり自信がおありの麻生さん。

が、識者によれば、
90年代の金融危機のために、欧米にくらべてアメリカ型「金融モデル」の採用が遅れたことによるもので、アメリカ型の破綻を反面教師にして、自らの経験に活かしたゆえに大きくこけなかったそうです。

詳しく見ると、90年代後半から総額46.6兆円の公的資金が当時投入されました。
公的資金の投入と引き換えに、銀行には徹底的な「経営健全化」が強制され、90年に12行あった都市銀行は、今日までに、三菱UFJ、みずほ、三井住友の三大メガ・バンク体制に、ほぼ統合・再編。
銀行の名前がドンドン変わっていった時代です。
名前だけでなく多くの銀行員がリストラの憂き目にあったりと、銀行「合理化」の嵐が列島を吹き荒れていました。

そして、銀行再建の御旗のもと、異常な低金利政策が国民に押しかぶさった時代です。
少ないながらもそれまでチョイチョイとしていた貯金の楽しみがなくなりました。
そうそう、手数料の負担。
自分のお金をおろすのになんで手数料なんやぁ〜〜〜と思ったものです。
また、国は銀行に税金も大幅に減免。
こんな、あんなの手厚い法のおかげで復活した大銀行。
このやり方のどこを経験として活かせというのでしょうか?
あっそうか。
国民から徹底的に絞れ、、、ということか。
なるほど。
納得。
そんな経験を鼻高々にご披露して来たのでしょうか?麻生さんは国際会議で。

そして、当時よりもっと深刻になった銀行の中小企業への「貸し渋り」「貸しはがし」。
また、消費税率をあげる公算はバッチリの現政権。
これについては自己責任なんていうんでしょうかね?
歳をとるのは自己責任でっせ。
公立の学校に行かないのも自己責任でっせ。
食事も医療もそれから、それからなんでもかんでも、国民は「自己責任」です。
いやなら、出ていってくれ、、、
なんて、大阪の知事は言うのかもしれないが、そんな事言ったら、
誰もいなくなる、、、のでは。橋下さん>

あらっ?
金融について書こうと思ったのに、
いつのまにか橋下語録になったのですが、
お二人は似ているのでしょうか???

| | コメント (0) | トラックバック (0)

不当逮捕ではないでしょうか?

さっきからため息ばかり。
ふっ====
フウ〜〜〜〜〜

原因はこれ。
「麻生首相宅見に行こう」 ネットで募り無届けデモ容疑
???????????
と、思いながらも記事を読むと、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
公安部によると、1人の男は同日午後3時50分ごろ、事前に警察署に届けを出さず、渋谷駅ハチ公口の広場で集会し、デモをした疑いがある。同庁は主催者の1人とみている。また、ほかの2人は、この男の逮捕を阻止しようとして警察官に抵抗し、暴れるなどした疑いがある。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そうかぁ、暴れたのか、、、
記事を読みながら全共闘時代を想像。
あんな風に派手なやり合いがあったのか?
事の次第は全然知らないので、とりあえず、いろいろ調べましょう。
と、言う事でアチコチ、あちこち、彼方此方と関連を探してROM。
ROM.
暴れた???
と、ニュースには書いてるよな。
うううう〜〜〜〜ん?見当たらない。
まだまだ行き着いていないのかとROM.
ROM。
だがしかし、どの関連記事を読んでも出てくるのは10/26 麻生邸宅見学に向かおうとしたら逮捕と言う動画だけ。
ううううう=====ん。
暴れた?
誰が?
登場のおじさんがさかんに「コウボウ」「こうぼうだ」と叫んでいます。
つまり公妨。
何回見ても、公務執行妨害しているようには見えないのですが、この動画の外で公妨が行われたと言う事であろうか???

ううううう======ん。

警察が国民を逮捕するには、相当の理由がないとできません。
今回、白昼堂々と衆人環視の前で警察が国民を逮捕するからには、誰が見ても納得する理由がなけらばならないのですが、、、
が、、、
伝えられる動画を何回みても、みても、みても、分からない。
なぜ?
どうしてこの人物達は逮捕されたのか???

理由は無許可デモ主催者1人と公務執行妨害2人だそうです。
デモかそうでないかは、今後争点になるところだろうが、
少なくとも後の2人の逮捕理由は理由にはならないと私は思います。
公務執行妨害。
あれを公務執行妨害と言うなら、そもそもの公務とはなんだったのだろう???

動画を見る限り、マイクをもって演説していた人物にいきなり帽子を被った人物がヤンヤンと言いより、
その後おまわりさんがバァッと画面中に映され、何がなにやらの揚げ句に、と、あるおじさんが「こうぼう」「こうぼう」とわめいているのですが、この中の公務ってどこなんだろう???
はじめの帽子を被った人物がヤンヤンと言いよることが公務だったのかな???

なぁんて首を傾げる今回の逮捕劇。

こんな理由で3人の国民が逮捕される。

これは、恐ろしい事です。

来る未来が、こんなものになろうとしているのだろうか?
と、誰もが首筋にザワザワと危険を感じ、何事か不吉な物を予感させる出来事です。

これは、間違いなく不当逮捕です。
百歩譲って無許可デモとしても、いきなりのあのやり方での逮捕劇は、
権力の乱用、権力の威嚇と思わせるに十分なものがあります。
この出来事、今後の麻生さんの行き先を示唆しているようです。
力で有無を言わさず国民を放り投げていく様な将来の一つのサンプルになるとしたら、
由々しきことです。
いずれにしても、
いずれにしても、
この3人は即解放されることを願ってやみません。
そして、
なお、その先に、ますますの暗黒が待っていないことを心から望まずにはおれないものです。

| | コメント (6) | トラックバック (6)

2008.10.27

アジア欧州会議首脳会合 終わる

北京で開かれたアジア欧州会議(ASEM)首脳会合は24日夜、特別声明を発表。
この
声明によると、国際通貨基金(IMF)とも協議しつつ、改革のため「適切なイニシアチブをすみやかに実施する」ことで各国首脳は合意。
また、「金融イノベーションと規制の関係を適切に扱うことが不可欠」との表現で、金融投機を規制する必要性を指摘。
「すべての金融機関に対する監督、規制の改善が必要」との認識を示しました。
「金融危機で影響を受けた国に対する支援で国際通貨基金(IMF)が決定的に重要な役割を果たすべきだ」として、途上国支援でIMFが果たす役割を強調。
ASEM各国が危機克服のため「断固たる有効な措置」をとると述べ、金融市場安定に向けた協力を国際社会に求めました。

アジアと欧州の45加盟国・機関の首脳が会した今回の会議は、アメリカ発の金融危機の中で開かれた初めての大規模な首脳会議と言う事で極めて意義深く注目を集めたものでした。
特に今回強調された事は「国際金融システムの改革」です。
国際金融システム。
つまり、
アメリカ一本やりの「新自由主義」にもとづく規制緩和と市場原理では二進も三進も行かない現実を打開するのは国際金融システムということです。。
声明は「金融のあらゆる参加者に対する監督・規制を改善することが必要だ」と強調に強調。
一国支配ではなく、グローバルな観点からの監督・規制が求められます。
ここでちょっと 1997年の「アジア通貨危機」について調べてみました。
そもそもはタイで通貨バーツが暴落。
日本に金融支援を求める。
日本は単独支援ではなくIMFに支援を要請。
その影響は8月にはインドネシア、9月には韓国では日本・欧米の銀行が資金を引き上げるなどアジア全体に及びました。
その折、日本は「アジア通貨基金」構想を発表したのですが、アメリカの反対で実現の運びにはいたりませんでした。
そして、IMFから融資を受けたものの代償に過酷な緊縮政策を強いられたアジアの国々は国民生活が大きく疲弊。 
このアジア通貨危機はザァツ===と調べただけでも奥が深く、
地域統合の問題や主導権、またある時は歴史にまで及ぶので、
もう少し勉強していきます。
いずれにしても、今回のASEM声明が、現実的な力となることを望みます。今後に注目です!!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.10.26

サンフレッチェ広島の鳥栖戦

昨日のサッカー、サンフレッチェ広島。
凄かったですね。
5−1。
勝点を90、総得点を89。
Jリーグアフターゲームショウの解説の野々村さんも「凄い」の一言でした。
前半は、攻めているものの、最後のゴールを割る事が出来なかったのですが、後半は打って変わって怒濤の攻めでした。
15分。森脇君が復帰後初のゴール!!!
気合いの1点でした。
これで広島にスイッチが入り、
その後、森崎浩司が立て続けに2点。
そして、
そして、
次は新人の清水君が初出場4分でゴ〜〜〜〜〜〜〜ル!!!!!
うわっ=====
おおおおおお======
ぎゃ=====
きゃ〜〜〜〜〜〜〜
すっすごい。
テレビ観戦の夫と私は、あらゆる言葉で喜びを表しました。
つまり雄叫び。
それにしても素晴らしい。
先ほどの番組の野々村さんが細かくこのゴールを解説してくれました。
清水→佐藤→清水のこのラインが「美しい」プレーだったそうです。
うんうん。
その後、鳥栖に一点取られましたが、最後は寿人が執念のゴールを決め、
5−1で終わりました。

おめでとうございます。
最後のヒーローインタビューは森脇君と清水君がそれぞれ個性的なコメントを私たちに贈ってくれました!!!
あと、4試合。
まだまだです。
どうぞ気を抜かずがんばってください。
応援しています!!!
なお、本当に最後ですが
三浦知良:ジーコも超えた!執念のJ最年長弾と言うニュース。
本当に素晴らしい。
私もゴールシーンをテレビで見たのですが、あの執念。
カズですねぇ、、、
頭がさがります。
あんなに素晴らしい人がいるということは、これからの選手にも多いに励みになる事と思います。
昨日は新人とベテランの、素晴らしいゴールを観ることが出来、ハッピーでした。
カズ選手のこれからのご活躍を祈り、敬意を込めて。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.10.24

地球温暖化が加速?

地球温暖化
果たしてどのように受けとめるべきか?
そんな時期が来ています。
私も京都議定書に始まり、
京都気候変動防止宣言
気候変動といくつか環境問題・温暖化問題についてふれてきました。
思えば、
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がノーベル平和賞を受賞したのは一年前。
あれからどのように変わったのだろうか?
地球温暖化対策と言うタイトルで
今年はとくに洞爺湖サミットがありましたがその記事を書きました。
日本が環境問題で牽引役を担うべきだったのに、、、
その実、内容は目標提示がウヤムヤ。
とても議長国のそれではありませんでした。
温暖化対策にはほど遠いものでした。

そんななか、この21日。
世界自然保護基金(WWF)が地球温暖化が加速と言う報告を示しました。
それによると北極海の海氷が2013〜40年に、夏には完全に消失する恐れがあるとのこと。
WWFは、北極海の海氷消失は過去百万年以上にわたって見られなかった現象だとし、欧州連合(EU)に対し、20年までに温室効果ガスを1990年水準の20%削減するという現目標を少なくとも30%に引き上げるよう求めたとのことです。

ううううう〜〜〜〜〜ん。
事態は思っている以上に深刻です。
昨年発表された国連「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)第四次統合報告より30年以上早く進んでいると警告。
うううううう======ん。
です。
理由は海氷面の縮小で海水面が拡大し、太陽光の吸収が増えて海温が上昇、海氷消失が加速されるという循環メカニズムがIPCC報告では過小評価されたためだと指摘。
これに関しては実は昨年から指摘されている事でもあるのですが、、、
北極海:多年氷面積が2年前から23%も減少…NASAと報道された時の動揺を忘れもしません。
日本の国土の二倍に匹敵する面積の氷が消滅。
融解中の多年氷が太陽光を50%反射。
無氷の海面は10%の反射しないのですが、融解氷によりさらに無氷海面は太陽光を吸収して水温が上昇。
結果、またまた氷が融けるという循環がおこるそうです。
さらに、
WWF報告はこのほか、温暖化で世界の穀物生産が年間約4000万トン(約5000億円相当)減産しているなどの食料、保健、気象などへの影響についても指摘。
これとは別に、
海洋による二酸化炭素吸収の低下など気温上昇の原因はいっぱいあります。
どれ一つをとっても深刻です。

C40気候変動東京会議:都内で開幕と言う事で22日から開催されているC40気候変動東京会議。今日で終了です。
「都市は河川や海岸のそばに立地しており、気候変動で影響を受ける危険性が高い。他都市の取り組みを学ぶだけでなく、対策を成功させるために自治体側から国に何を求めていけばいいか考えていこう」とニュースにはありますが、やはり森林の大切さを思い出させます。

こんなニュースを見ると、
本気で地球環境を守る取り組みをしていくこと、しかも急務である事を強く感じます。
この問題に関してはさらに調べて、また記事にしていくつもりです。
が、
マスコミももっともっと声を挙げて、日本全体、世界全体の共通の認識にしていきたいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2008.10.23

NHKスペシャル世界同時食糧危機その2 遺伝子組み換え作物から

NHKスペシャル世界同時食糧危機その2は食糧争奪戦というサブタイトルで輸入大国日本の現状と取るべき道は如何に、、、という設定で番組は構成されていました。
この中で遺伝子組み換え作物(GM)が話題になっていました。
そこで今日は遺伝子組み換え作物について考察を試みます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
遺伝子組み換え作物とは、遺伝子組み換え技術を用いた遺伝的性質の改変によって品種改良等が行われた作物のこと。
日本語ではいくつかの表記が混在使用されている状況である。「遺伝子組換作物反対派」は遺伝子組み換え作物、厚生労働省などが遺伝子組換え作物、食品衛生法では組換えDNA技術応用作物、農林水産省では遺伝子組換え農産物などの表記を使うことが多い。
英Genetically modified organismからGM作物、GMOとも呼ばれることがある。ただし、GMOは一般にはトランスジェニック動物なども含む遺伝子組換生物を指し、作物に限らない。
(wikipediaより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
遺伝子組み換え作物は消費者にはすこぶる評判が悪い。
その主な理由は違和感です。
自然界に無い物が作られることの。
また、技術やリスク管理が追いつかないままの市場導入などで、安全性への危惧もあります。
発がん性や催奇性についての不安です。
wikipediaをザァッと見ただけでも、利点が述べられるとともに問題も多岐にわたって述べられている事がわかります。
そもそも遺伝子組み換え作物(以下GM)は社会の要請で生まれた物です。
多投入集約型の近代農業にあって環境問題、経営コストは大きな問題です。
この解決と増え続ける人口に見合う食糧の供給の期待を担って登場したのがGM作物です。
そして開発企業や研究者は日進月歩の科学に合わせ、当初は見られないようなGM作物がどんどんと開発されて来ています。
こうした開発に対してリスク管理の方は追いつかないのが今の現実です。
国際的には2000年のバイオセイフティに関するカルタヘナ議定書に多くの国が批准しています。
ただ実効性在るかどうかは未だ定かではありません。
また、も健康管理や安全性に付いて検討を加えています。
国際ルールの背景には当然、自由貿易原則のWTO協定があります。
ここで歴史的にはアメリと欧州諸国とのリスクに関しての意見の対立がありました。
GMO紛争WTOパネル裁定と言うページに詳しく書いてありますので興味のある方は是非ご覧下さい。
いずれにしても結果は規制緩和を断行したアメリカへの疑問や批判が噴出しました。
しかし、現実にはアメリカでは大豆の9割、綿花の8割トウモロコシの6割がGM作物。アルゼンチン、ブラジル、インド、南アフリカ、中国、、、、
とGM作物の作付けは広がって来ています。
こうしたGM作物の拡大は推進者に取っては「夢の作物」なのです。
主張は、生産者の便益と収穫大ということです。
除草剤や抗菌性、病気に強いなどなど、、、を挙げています。
だがしかし、
計量経済学だけで押しはかってはいるものの、リスク管理に関しては先にも述べたように未だ確立していないこと、更に加えて計量経済学的にも必ずしも安価で便益性に優れていないと言う報告もあったりします。
とくに重要なのはディフェンシン産生遺伝子の問題です。
この記事を書くにあたり日本の科学者を参考にしたのですが、ディフェンシン産生の遺伝子組換えイネが高感染性のヒト病原菌を生み出すと言う金川貴博さんの記事を読んで、とても怖くなりました、、、
「これは大変」。
もっと、多くの方に伝える事と、もっと注目する事の必要を強く感じたものです。
内容は耐性菌ができることで私たち自身が持っている自然治癒力まで侵害される可能性があるという警告でした、、、
これについては、また時間がある時、別枠で書きたいと思います(今、忙しくて、なかなか書けないのですが、、、)。
いずれにしても、
食糧という最も根源的な問題に関して、どのように将来に責任を持つか真剣に考える時期が来ている事は確実です。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008.10.22

NHKスペシャル「世界同時食糧危機」を観て

先日NHKスペシャル世界同時食糧危機を観て暗澹たる気持ちになりました。
今や食糧そのものが不足している、、、
その現実と背景を追っていくとその先にはアメリカの世界戦略が見え隠れしていきます。
先兵としての穀物メジャー。
渦に巻きこまれ自国の農業を売り渡していく国々。
その「つけ」が今、出て来ていると番組は訴えます、、、、、
私も以前の記事で、
WTOと日本の農業
日本の農業
食料自給率など日本の農業のあり方に付いて考察を加えました。
と、言う事で今日は、今回の危機のそもそもの発端のトウモロコシが、バイオ燃料としてどのような政治経済学の位置に在るかを検討していきたいと考えています。
NEDO海外レポートなどを参考にして状況を見ていきます。
レポートにもあるように近年のバイオエタノールの伸びはアメリカでは急成長です。
その背景はメチルターシャリーブチルエーテル
略してMTBEの代替であるということです。
MEBEは、朽化した地下ガソリンタンクからの漏洩による地下水汚染が問題化し、カリフォルニア州などでガソリンへのMTBE添加が禁止される事態となった事は知るところです。
故にガソリン添加剤としてバイオエタノールが浮上したのです。
これはブラジルのようにガソリンそのものの代替燃料とは違って、ガソリン燃料のお助けマンのようなものです。
2006年の一般教書でブッシュ大統領が「石油依存症」なる言葉でアメリカの中東石油依存を断ち切り、バイオエネルギー開発を促しました。
ブッシュさんがいきなり環境問題に目覚めてバイオ燃料に取り組んだのではありません。
理由は中東との険悪な関係と、先に触れたMTBEの公害訴訟があります。マスキー法大気浄化法などでも網の目をくぐってきたMTBEですが、1996年のカリフォルニア州サンタモニカでの飲料地下水検出から、全米で大きな反響をよび、ついに石油生成企業はMTBEを断念。
こうして2006年の一般教書となるわけです。
そしてアグリビジネスの登場。
いわゆる穀物メジャーです。
世界の4割のガソリンを消費するアメリカにあってアグリビジネス(二大穀物メジャー)はMTBEの代替として定着、独占していきました。
こうして、冒頭のNHKスペシャル世界同時食糧危機となっていくわけです。
つまり、大きな問題は「環境対策」が商品化されたこと。
食糧が燃料化されたことなどなどです。
環境対策として肯定的な意味でとらえられてきたバイオ燃料ですが、
実は新たな環境問題も生み出しています。
アメリアでは大豆や小麦からトウモロコシへ生産シフトが移って来ているのですが、これは地下水の減少につながっています。
またインドネシアやマレーシアではバーム油生産のため熱帯雨林が減少しています。

結局、ブッシュさんの一般教書は環境対策ではなく、
アメリカの石油業とアグリビジネス保護という政治経済効果を生み出したのです。
その「つけ」を追わされたのは日本であり、諸外国でした。
バイオ燃料そのものは大切です。
今後の技術のさらなる発展を目指し再生可能なエネルギー、持続可能な社会を目指すのは当然です。
そのためには、環境問題からは資本の論理、企業の論理がまずは最優先される現状見直しをはかるべきだと私は考えます。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2008.10.21

今日は国際反戦デー

今日は国際反戦デーです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1966年10月21日に日本労働組合総評議会(総評)が「ベトナム反戦統一スト」を実施し、それと同時に全世界の反戦運動団体にもベトナム戦争反対を呼びかけたことに由来する。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、wikipediaにはあります。
また同じwikipediaには、今日は学徒出陣壮行会が行われた日でもあるそうです。
wikipediには壮行会の写真が貼ってあります。
なんだかザクザクと音が聞こえそうな写真です。

さて、2008年の今日はどんな日になるのでしょうか?
先に書いたオリオン座流星群極大の日でもあります。
また、
国会では新テロ法改正案、衆院特別委で可決なんて事が昨日はありました。
うううううううううう〜〜〜〜〜〜ん。
です。
「1日に衆院を通過し、22日に参院で審議に入る。29日の参院本会議では否決されると見られるが、その後、衆院の3分の2の多数で再可決されて成立する見通しだ。」と同ニュースには書いてあるのですが、、、
衆議院のあの異常な自民党の数の前に、全てがなぎ倒されてきたのだと改めて思います。


いずれにしても、次の選挙。
本当に国民の平和と安全を願い、庶民の生活を守ってくれる議員が増える事を願ってやみません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.10.20

マルチでマルマル太るか野田さん?

野田消費者相:マルチ商法擁護発言「撤回しない」と言う。
なんだか悲しくなりますね、、、野田さん。
政治家が汚染されていることについて、きっこさんがバンバンとすっぱ抜いていますので、まだご覧になっていない方は是非、きっこさんのブログを見てください。
ううううう=======ん。
です。

怒りや悔しさでいっぱいになります。
ご自分でも消費者の思いとはかけ離れている様な発言をなさっていますが、、、
本当に、かけ離れています!

いえ、別に私が被害に遭ったわけではないのですが、
スレスレのところで、ドッコイショ。
なんとか巻き込まれはしなかったのですが、アムウェイは一時期は主婦の間で大人気。
いろんなところでパーティーがありました。
私は幸いにして(?)そんな高額なものを買うゆとりはないので、参加だけして、購入はしませんでしたが、、、
また、あるとき、あるところで、
友人にサプリメントを勧められたことがあります。
家に帰ってネットで調べたら、
あらあら、、、これは大変。
と、言う事で友人にお断りをしたのですが、
その後、友人もやめたようです。
ドップリ浸かってしまう方も多いようですがギリギリG線上の方々もいっぱい、いっぱい、いらっしゃると思います。
これは「善意の友人」が相手と言う事が、なかなかキツイのですよね、普通は。
やはり目の前の友人に断りきれなくて、、、とか一回だけとか言って、ズルズルって場合が多いようです。

それにしても、そのあこぎさにへ呆れます。


マルチ商法はwikipediaにもあるように、
ろいろな定義があり、言い換えれば定義はあってないようなものだそうです。
そんな曖昧さにつけこんで、また法の粗い網をくぐって諸々のあこぎな商売が成り立っているようです。
一応定義としては以下のようなものがあるとのこと。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
連鎖販売取引のこと。(通常、この定義で用いる。警察、消費者センターなども、この用法を採用しているようである。)
連鎖販売取引と、それに類似したものの総称。
連鎖販売取引のうち商品を再販売するもの。
連鎖販売取引のうち悪質なもの。
不十分な理解から犯罪である無限連鎖講(いわゆるねずみ講)と同義に考える例も見られる。
消費者を勧誘して商品を買わせると同時に販売員にし、知り合いを勧誘させて購買・販売の連鎖をピラミッドのように広げる商法です。配下の売上高が増えれば会内の階級と報酬が上がる仕組みによって、洗脳まがいの集会や詐欺的な売り込みなど必然的に勧誘が過熱します。
(wikipediaより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
また法律としては、無限連鎖講の防止に関する法律特定商取引に関する法律などがあるようです。
法改正や、あるいは国民生活センターなどの呼びかけで被害を出さないようにと懸命に努力されているようですが、現実には巧妙な仕組みで、なかなかしたたかであり、後を絶ちません。
国民生活センターには毎年2万件を超える苦情が寄せられているとのこと。
また学生に被害が拡大するなど大きな社会問題になっているようです。

今回、大きく取り上げられている野田さん。
まさに「マルチに道を開いた」その筋での功労者と言う事になるのでしょね。
なにしろ、訪問販売法改正案についての審議の中での発言。
この発言を受けて、審議は進行。
法は作られ、
マルチは保護される。
そして巷間にマルチは広まる。
なにしろ背景には大物政治家がいる。
大物政治家と発端人はマルマルと太り、太り、、、太り、、、、
泣くのは騙された人たちです。

野田さんは言う。
「若くて物事を知らなかった」と。
ううううう〜〜〜〜〜ん。
そうかぁ。
若くて物事を知らなかった貴女のおかげで、どんなに多くの方が泣いたか???
「この業界こそベンチャービジネス」
「消費者ニーズにかなっている」
「新産業として認知し業界の健全な発展を支援する立場で国は取り組むように」
と、国会で述べた野田さん。
何も知らない割には、滔々と述べていたようですね、、、
つまり野田さんの国会答弁と言うのは、
何も知らないけれど、述べますよ。
と言う事かぁ、、、
ふっ〜〜〜〜
そういえば思い出します。
郵政民営化。
あのおりもひどかった。

ああああ、、、、
ナァンて言うのか。

野田さんに民主党の前田さん。
国会での擁護だから、これはやはり責任はしっかりと取ってもらう必要があると私は思います。
この問題、今後も注目です。

| | コメント (8) | トラックバック (1)

2008.10.17

オリオン座流星群極大近し

オリオン座流星群が極大になるのは10月21日です。
今年は下弦の月の影響で、昨年ほど活発には見る事ができないそうです。
しかし、「もしかすると、約3000年前にハレー彗星から放出されたダストを起源とする流星を、目にすることができるかもしれません。今年もオリオン座流星群にご注目ください。」なんて嬉しい情報が入るとやはりウキウキ。
是非、観たいものです。

オリオン座流星群かぁ〜〜〜
「ハレー彗星」が由来の流星群でみずがめ座η流星群とは兄弟です。

夜空がううう〜〜〜んと美しい時期です。
暖かい格好をなさって是非ご覧下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

イノベーション教育その後

安倍さんが盛んに言っていたあの言葉「イノベーション」。
その後、そして今どうなっているか?
ちょっと調べてみました。
と、言う事で今日は第3期科学技術基本計画を中心に推移を見ていきます。
これは平成18年から22年度の概要です。

基本理念や基本姿勢 は以下の通り。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1社会・国民に支持され、成果を還元する科学技術
絶え間なく科学水準の向上を図る ⇒ 知的・文化的価値の創出
研究開発の成果をイ ノベ ーション を通じて、社会・国民に還元 ⇒ 社会的・経済的価値の創出

2人材育成と競争的環境の重視
科学技術の政策目標の明確化
政府研究開発投資が何を目指すのかを明確にするため、3つの基本理念の下で目指すべき具体的な政策目 標を設定。

大目標
1飛躍知の発見・発明 2科学技術の限界突破 3環境と経済の両立 4イノベーター日本 5生涯はつらつ生活 6安全が誇りとなる国

○政府研究開発投資
政府研究開発投資の総額規模約25兆円 (計画期間中の対GDP比1%、GDP名目成長率3.1%を前提)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3期は2期の目標をさらに具体化しています。
「イノベーション」がズラリと並んできました。
やはり安倍さんの顔を思い出しますね、この言葉を聞くと。
さて、それはさておき、このような背景が出て来たのは勿論、日本経済の国際的地位低下への危惧があることは間違いありません。
1990年代後半、つまりバブル経済崩壊とともに低下した日本経済の国際的地位。
円高・製造業や金融業の空洞化・雇用不安と列島を吹き荒れたバブル崩壊。
経済界は、これに対処すべく規制緩和や内需型経済への政策転換、また過剰生産構造への対処に追われていた頃です。
そして、1998年、「産業競争力強化に向けた提言」を発表した経済界は、次々と産・官・学へと提言をする事になります。
国家産業技術戦略などに詳しくその方向性が定めらています。

こうして、ついに大学教育にまで「グローバル化時代の人材育成」と題する提言まで経団連が発表する事になります。
人材かぁ〜〜〜〜
うううう====ん。
個人的にはこの言葉のニュアンスはあまり好きではありませんが、、、
また、この「人材教育」の裏の事情として、経済界は「ゆとり教育」への不信があったようです。
さて、人材委員会は2002年に世界トップレベルの研究者の養成を目指して 科学技術・学術審議会人材委員会  第一次提言を発表。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1 世界トップレベルの研究者に求められる能力

2 我が国における研究者養成の現状と課題
  大学院博士課程の教育上の問題点
  大学院組織における同質性
  博士課程学生の経済環境
  博士課程卒業者の進路の状況

3 世界トップレベルの研究者を養成するための改革方策
  博士課程における教育機能の強化
  大学院組織における人材の多様性の確保
  博士課程学生への経済支援の充実
  人材養成面における産業界との連携
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そして産業界や経済界は大学に対して、人材の確保を求めてきたわけです。
「イノベーションを生み出すストラクチャー」は「知の創出」→「イノベーション種の創出」→「種の育成」→「イノベーションの実現」の4つの段階で出来上がると考えている産業界。
しかし、現実には大学への資金的援助は必ずしも多いわけではなく、大学へは「人材」だけを生み出せ、と言っているに等しい提言であることは否めません。
文科省そのものも、2003年の国立大学法人化などで、大学の有り様に対して根幹が揺らいでいる時期でもあったので、ますます学問・知の探求よりは、企業の出先やもっとひどい言葉で言うなら奉仕のような感さえしてならない「人材教育」です。
本来の「人材」と言う言葉の意味は決して私にとっては否定的なものではないのです。
が、今、企業が求めているものは「材料としての人間」であるように思えてなりません。
本来の「人間教育」「人間とはなにか」に始まり、
「働く」ことやそこから付随する科学技術などをしっかりと根をおろさない上辺の教育ではすぐに吹き飛んでしまうだろうと危惧します。
ハイゼンベルグ(これについてはまた後日書く予定です)曰く「われわれはここに再び精神生活が栄え、、、、、」とし「ヨーロッパの外的条件もまた最近の50年間におけるよりも幸福になるだろうということに、われわれの生存をかける」。
が思い出されます。
どんな時でも人は人として幸せであるために、何かをなさねばならぬと言う事でしょうか?
科学も、技術も宗教も芸術も文学も、、、
全て幸せである事をもとめる。それがまさに存在証明であると物理学者は言っているのでしょう。

いずれにしても、
「人とはなにか」をとことん考え、
そこから何事かが始まる様なそんな基礎教育の大切さを思ってなりません。

| | コメント (5) | トラックバック (1)

2008.10.16

カメムシの季節がきました、、、フッ〜〜〜

洗濯物を取り込んでいたら、
あっあの、、、臭い。
まぁまさか!!!
と、おそるおそる見たら、みたら、、、
ああああ〜〜〜〜いました。
いました。
いました。
3匹も。

ああああ〜〜〜〜
また、その季節がやって来たのだ。
ふっ〜〜〜〜。

スカッとした秋晴れ。
洗剤の宣伝みたいに、空高くシーツやらシャツやら洗濯物を干せると、
楽しみにしているのに、、、
ああああ〜〜〜〜あ。
またコソコソと臭いを嗅ぎながらのつつましい洗濯干しの日々かぁ。

と思いながら以前のカメムシとの格闘のアレコレの記事を再度読んでみました。

今年も キタッ〜〜〜〜
IQテスト

まぁ、分かっているんだけれどね。
人間の勝手であることは。
「お前の臭いが嫌じゃ〜〜〜〜」なんて言っても、
カメムシにはカメムシの都合ってものがあることは。

ああああ〜〜〜ああ。
これからまた、自然を感じる日々が始まるかぁ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ウズベク戦引き分けかぁ、、、

日本代表。
1−1の引き分けでした。
うううう〜〜〜〜ん。
昨日の内容を見ていて、イライラ、、、ムカムカ。
おおおお〜〜〜〜〜い。
オカチャン。
いいんかぁい。なぁんて毒づきながら観ていた私です。
個人的には寿人がベンチにも入っていないのは不満ですが、
オカチャンは深い考えがあってのことではあろうが、、、
が、、、
結果が付いていかないからなぁ、、、
うううう〜〜〜〜ん。


厳しいなぁ、これからの試合。
まぁ、いずれにしても応援しています、日本代表!!!

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008.10.15

ノーベル賞効果は如何に

ノーベル賞ラッシュも一段落。
しかし、その及ぼす影響は大です。
放しで喜べないノーベル賞ラッシュ 日本に「狭く深く」の軽視はないかなど基礎教育や大学間格差、また頭脳流出など浮き彫りになった問題もあります。
今、立ち止まり、見直す時期かもしれません。
上記ニュースによれば「競争力に不安抱える日本の大学」とのこと。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 しかし、世界の先端研究者を惹きつけるべき大学をみると、日本の競争力は実に心許ない。国際的な高等教育情報機関であるイギリスのQS(Quacquarelli Symonds)は、2008年版「世界大学ランキング」を10月9日に発表した。研究者による評価、論文の引用数など研究力を中心に、教育力、企業からの評価、留学生比率なども加えたうえでの総合評価だ。
 1位は米ハーバード、2位は米エール、3位は英ケンブリッジ、4位は英オックスフォードで、15位までは米英が独占している。20位までに米国が13校、英国が4校入るなか、日本からは東京大の19位が最高で、100位以内でも京都大(25位)、大阪大(44位)、東京工業大(61位)の計4校にとどまった。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

児童・生徒の学力も問題になるのですが、大学教育でも、かなり厳しい物がありそうです。

これに関しては、学士課程教育の再構築などいろいろ審議されるなか、2007年あたりから随分見直しを図りだしたようです。
今までの競争的な環境では研究や開発は表面的なものでしかない。
今後は他大学との共同・調和をはかる。
などいっていの前進がみられます。
ただ、国際的な取り決めに関しては消極的な日本政府の姿勢と言うのもいまだあります。
ユネスコとの関係や国際人権規約の批准に関してなどなど、、、です。


いずれにしても、
国際的に通用する研究や技術は一朝一夕で出来る物ではありません。
ゆっくり・じっくりと研究する時間や環境の保障を願ってやみません。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

量的緩和のその後なのか?

日経平均1171円高 終値9447円、上昇率最大14%超と言う事で昨日はまるでジェットコースターのような市場だったのではないでしょうか?
「金融危機が収束に向かうかどうかは不透明。市場は不安定な動きを続けそうだ。」と上記ニュースにも書いていますが、本当に泡のようなものですね。
テレビでは中小企業や一般投資家など煽りをもろ浴びた方々が報道されていました。
その中のテロップの一つが印象的でした
「金融を守る為に実質経済を犠牲にした」というものです。
なるほど、例のサブプライムで金融機関はいち早く対応策として貸し渋りなどが続出。
結果、中小企業にザンブラコと大波が打ち寄せたのです。

そんななか、
七カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)も終わり、行動計画の打ち出されました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◆行動計画の骨子
▼現状は緊急かつ例外的な行動を必要としている。金融市場安定へ共同作業
▼金融機関の破たんを避けるため、あらゆる利用可能な手段を活用
▼市場の機能回復、金融機関の資金調達に必要な手段を講じる
▼金融機関は公的資金と民間資金で資本増強
▼預金の安全性を守るため預金保険強化
▼証券化商品の取引再開
▼金融危機の影響を受ける国々を支援するIMFの役割を支持株式市場の悲観論が一時的に後退しています。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
世界を巻きこんでの金融危機ゆえ、その対応が急がれるとともに、
的確な判断も要求されます。
アメリカでは、やはり、税金投入には世論の強い反対があります。
とくにポールソン財務長官は、バブルにおどった金融業界から巨額報酬を受け取ってきた張本人と言う事で、
反発は強そうです。

税金投入。
思い出します、日本でもありましたね。
あれから日本経済は良い方向に変わったのだろうか?
先にも書いたように銀行の貸し渋り・貸しはがし。
さらに超低金利政策。
と続くのですが、、、
これって税金投入以降の事です。

今日のテレビの特集でも「低金利ゆえ、自分で自分の財産を守らなければ」という危機感で株に手を出した個人投資家も多いとの事。
ああああ〜〜〜思い出すな、あのお二方のお顔。
そう、
小泉さんと竹中さん。
やってくれましたね、、、あの方々は。
あの当時、多くの方々が竹中さんの方法に危惧を覚え、反対・異を唱えていました。
私もかなり調べて記事にしたので、お時間がおありでしたら、ご覧ください。
量的緩和 その1
量的緩和 その2
量的緩和 その3
量的緩和 その4


さてさて、、、
どうなることやら、今後に注目です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

いよいよ今日から新たな天引き

全国保険医団体連合会が「『はよ死ね 言うんかい!』怒りの高齢者川柳」と銘うって川柳を発表しました。

「孝行は するなと国が 子に教え」
「この命 松竹梅(まつたけうめ)か 終末期」
「姥捨ての 入山料を 引き落とし」
「死んでくれ お国の為にと 二度言われ」
「皆保険 支えた高齢 邪魔になり」
「七十五 金と命の 分岐点」
「廃止して 変える医療の 風通し」


なんだかジィ〜〜〜ンときます。

それにしても後期高齢者医療制度。
今、参議院予算委員会で質疑が行われています。
舛添さん。
迷走ですね、、、
発言先行、舛添流もすっぱ抜いているように聞こえのいい言葉は並ぶが、
実際の運営に対しては曖昧。
「たたき台」だから、これから深めていきたい、、、と舛添さんは言うんだが。
だが、、、
取る物はしっかりトリマッセ。
と、ばかりに今日からさらに625万人が天引きされる制度です、、、
私もここで何回か触れました。
またマスコミでも言われていますが、、、
扶養の方々からも取り上げるこの制度が「お年寄りゴールドシート、シルバーシート」なのでしょうか???

ううううう〜〜〜〜ん。
ですね。
まったく。


| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008.10.14

汚染米を知っていたのか農水省?

農水省 意図的に手抜きか 汚染米「農薬検査」事情聴かずと言うニュース。
三笠フーズによる輸入汚染米の不正転売問題、世間をアッと言わせ呆れ返り、もうなんとも如何せんとネット界も大いに揺らいだのですが、
ここへきてお役所の杜撰さが浮き彫りです。
実は、告発する文書を受け取っていた農水省が、厚生労働省登録検査機関の残留農薬検査記録がついていながら、厚労省側にいっさい連絡をしていなかったことが10月12日の段階でわかりました。

それによると、
この検査記録が添付された告発文書は、農水省が昨年1月と2月に受領したもの。
いいですか、もう一度確認。
昨年の1月と2月です。
これは匿名の2通の告発の手紙だそうです。
厚労省登録の民間検査機関による残留農薬の検査成績書をつけ、残留農薬(殺虫剤メタミドホス)0・05%と農水省が発表した「もち米と同品か」と指摘。
そして農水省や商社から三笠フーズが購入した非食用輸入米の焼酎原料や米菓転売疑惑を告発していたのです。

農水省はそれを知りながら、、、
検査成績書を発行した厚労省登録の検査機関(民間会社)への調査も当時おこなっていません。
民間の検査機関もそれはそれで問題があるのですが、、、
それさえしていなかったのです。
輸入時の検疫以外、残留農薬の有無などの検査証明を行うことはなく、「二〇〇三年の食品衛生法改正」にともなう規制緩和で、厚労省指定検査制度から、登録されれば民間会社でも輸入検査できる登録検査制度になったと言うことです。
ここでも規制緩和ですかぁ。
さて、今回は三笠フーズが国内の流通段階で民間の検査会社と二社間の契約を結んでおこなったもので、厚生労働省の(輸入)検査ではない」とのことです。
やれやれ、、、ですね。
それにしても、
食品衛生法違反の汚染米不正転売の“証拠”つき、告発がらみでありながら、
三笠フーズに売り続けてました。
またそれを厚労省に通報せず、疑惑を闇に葬るというか、捨て去っていました。


うううううう〜〜〜〜〜ん。
農水省。
何ということかぁ〜〜〜

食の安全。
この言葉のなんと軽きことよ!!!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

天皇杯の時期です

J2降格で得た一体感 〜極! サポーター道(8)と言う特集記事。
サンフレッチェ広島のサポーターの方が取材されています♪
とても親しみを持ちながら記事を読ませていただきました。


それにしても広島。
先日の秋田での天皇杯。
凄かったですね!!!
もう、何がなにやらわかんないくらいスゴイ。
試合をご覧になったかたは、6点のうち、どのゴールが印象深いですか?
私は、どれも素晴らしいと思いつつ、
久保のゴールが、いかにも久保らしくて印象に残りました。
服部は2点もとって、ひょっとして「ハットトリック?」と駄洒落をいいながらビデオを観ていました。


今年も天皇杯の時期がきたのですね、、、
今度はヴェルディとですね。
できればスタジアムに行きたいのですが。
関東サポの皆さんは行かれるのでしょうね。

いずれにしても、大好きなサンフレッチェ!!!
一生懸命に応援しよう〜〜〜♪

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2008.10.13

補正予算をつらつら見ると

平 成 年 度 補 正 予 算(第 号、
特第 1 号及び機第 1 号)等の説明 20 1

つまり今国会の補正予算。
採決を急いでいる自民党に民主党。
これに関してはきっこさんの日記から反戦な家つくりの明月さんが詳しく解説していらっしゃいます。
それを読めば、いかにこの補正予算が噴飯物かと呆れるばかりです。
とくに見るべきはもちろん「後期医療」制度です。
この補正予算は、貧困や格差に対してきめ細かい対応がなされているどころか、
ますます深める物である事は明らかです。

あれほど国民が怒っている後期高齢者医療制度。
困惑している制度です。
前にも書きましたが10・15ショックを目前にしています。
国会では反対や廃止の弁を論じながら補正予算では採決を諾とする民主党。
ここでも民主党の真価が問われます。
なにしろ、この補正予算、最大の問題点は後期高齢者医療制度の存続が大前提なのです。
この制度を前提として、
予算を組む。
その予算に賛成と言う事は???
???????

誰が考えても、
後期高齢者医療制度は賛成ってことですよね???
民主党さん>

でも言うのかな?麻生さんと一緒になって。
低所得者への保険料の軽減をしたよ。
新たに保険料を徴収される被扶養者の保険料負担軽減したよ。
予算に約2500億円を盛り込んだよ、、、
と。
抜本的な政策はせずに目先だけの政策で「まぁまぁ、、」と幕を下ろすのかな?
朝三暮四かぁ、、、国民は猿と言う事かぁ。
ふっ〜〜〜

さて、
麻生さんの口癖「景気対策」。
さてさてどんなに素晴らしいものか。
中小企業の資金繰り対策に4000億円を計上。
ご自慢です。
しかし、昨年10月に中小企業信用保証制度が改悪され、「責任共有制度」が導入された現実の中で中小企業は悲鳴をあげています。
いわゆる「貸し渋り」の元凶です。
信用保証協会が全額保証してきた中小企業の弁済を80%に減らし、残りの20%は金融機関が自己責任を負うというこの制度。これにより、金融機関による中小企業への融資姿勢が厳しくなり、結果“貸し渋り”が増大したのか記憶に新しい事です。いくら予算をつけても、抜本的な制度そのものを見直し、中小企業への有効な資金繰り対策を講じなければどうして良いのか迷うばかりの中小企業です。
なにしろ融資を受ける力がないほど弱っている中小企業が増えているのです。

次にご自慢の「非正規雇用対策」
全体のわずか0・3%以下の予算です。
「ネットカフェ難民」などに対してアパート入居時の初期費用などを貸与することに8500万円を計上したことがご自慢の麻生さん。
今や5400人以上いると言われる「ネットカフェ難民」を救えるのだろうか?

また生活の問題として今年大きな問題になった給油問題です。
農業・漁業でも燃油急騰で困窮が目立ち、ついにはデモまでありました。
これに関しては、
農漁業分野における燃油高対策として約1500億円計上。
だがしかし条件付きです。
「省エネ対策」に取り組むことがその条件。
つまり新たに設備投資費などをしなくてはいけないのです。


と、言うことでこの補正予算。
もっともっと中身を国会の場で討論・議論する必要があります。
拙速は禁物です。

国民に納得できるような予算を組んでもらいたい。
なにより「言っていることと行う事が違う」ことだけは勘弁してください。
と、願いながらこの記事を書いています。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

新テロ特措法はどうなるのか?

新テロ特措法案:審議巡り「逆ねじれ」 与党引き延ばしへと言う事で、テロ特措法。
なんだぁか党利党略に使われています。
が、
が、
通そうという意思は自民党も民主党もあまり大差なさそうです。
民主党は短時間での審議・採決を迫り、7日、次には20日の二日間だけの審議で採決、衆院を通過させる予定。
うううううう〜〜〜〜ん、
どうなっ〜〜〜〜たんだぁ、民主党?????

テロは戦争では根絶できない。
なのに、
なのに、、、
テロ勢力を取り締まり、根絶する為と言う政府。
現行の新テロ特措法で海上自衛隊は今年2月から8月までに、アメリカなどの艦船に延べ44回、7600キロリットルの給油をしたわけですが(国民がガソリン値上げでキューキューと言っていたあの頃です)
その給油支援の先には何があったか?
平和。
治安復活。
とんでもない。
今年1月から8月だけでアフガニスタンの民間人が1400人以上犠牲。
ここ最近はとみに民間人の犠牲が増えています。
つまりこれは米軍が空母などからの空からの攻撃を強め無差別に殺りくをくりかえしているためです。
もう一度確認。
アメリカの空軍などにより、無差別攻撃が数を重ねている。
民間人が犠牲になる。
その結果、
アフガニスタンでは今まで沈黙を守っていた民間人も怒りと憎悪を広げています。
そして武力勢力を勢いづかせることにもなっています。
それがさらに、、、さらに、、、
地上戦での米軍をはじめ有志連合国の兵士の犠牲は増え続け、いまや1000人にせまっていると言います。
これはもうとどまる事の知らない悪循環。
憎しみの連鎖です。

戦争で、武力で、力で、
平和や安寧は得る事ができない。
今、世界はようやくこの結論にたどり着こうとしている、
そんな矢先に。
またまた給油支援ですかぁ、、、
ふつ====
ため息です。
 
さらに陸上自衛隊をアフガニスタン本土に派兵するという民主党の対案。
何を考えているのやら???
私は首を傾げます。

アフガニスタンのカリム・ハリリ副大統領は、アフガニスタン政府が旧政権勢力タリバンと手紙などを通じた和解交渉を開始したと言うニュースを先日、私もここで書きました。
また、エイデ国連事務総長特別代表も問題解決は「政治手段によるべきだ」と主張。
さらに、さらに、駐アフガニスタン英国大使でさえ外国軍の存在そのものが問題と言っているのです。
そんなときに、なぜ自衛隊をアフガンに在駐させるのか???
これは小沢さんの思惑でしょうか?
陸上自衛隊をアフガン本土に派兵しすることで、武器使用基準を緩和。
そして「任務遂行上の使用」を容認する。
自衛隊を随時海外に派兵できる恒久法。
小沢さんのシナリオか???
昨年秋、政権をとったらアフガンの国際治安支援部隊(ISAF)に自衛隊を派遣すると明言していましたね。

ふつ〜〜〜〜
ため息です。
と、同時に怖い。
麻生さん顔負けか???
と、思ってしまいます。
ただ、民主党の中には疑問、異論もあります
だからこそ、
とりあえず給油延長案の「事実上の容認」で「場つなぎ」でもしておきましょう、、、
と、言う事か?
民主党。

なぁんだか、
なんだか、
自民党と変わらない民主党を見せられると、
私たちはどうして良いのか、ひたすら悩んでしまいます。

もうすぐ選挙。
本当に、しっかりと見ていく必要を感じています。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.10.10

ノーベル化学賞も!!!

ノーベル化学賞、下村脩さんがとりました。
凄い!!!
このニュース聞いたときにすぐ書かなくちゃ、と思いつつ、バタバタと忙しくしていました。
それにしても、凄いですね。

研究内容、さらにその応用を知れば、
素晴らしさが実感。
と、同時にこんな記事を読むと
「頭脳流出」と言うことなのか、、、と、ちょっとばかし考え込みます。

今は時間がないので書けませんが、
そのうちポスドクの問題なんかとも併せて書きたいと思います。

なにはともあれ、
おめでとうございます!!!
と、大声で言わせていただきながら、
自分自身が何よりも幸せなのです!!!

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008.10.09

テロ特措法委員会審議?

テロ特措法:与野党合意…衆参両院で2日間ずつ審議と言うニュース。
ガックですね、、、民主党。
ナァンて言うのか???
ふつ〜〜〜〜〜〜ため息が出ます。

昨日8日の衆院議院運営委員会理事会で、本会議での質疑を省略し、テロ特別委員会で直接、審議入りすることを決めました。
うううううう〜〜〜〜ん。
民主党。
ガック。
また、また、
衆院本会議でも政府提出の補正予算案を採決可決。

確かに補正予算案は大切です。
が、
が、
衆院予算委員会で、6・7日の2日間の基本的質疑と翌日に締めくくり総括質疑をおこなっただけでのスピード採決。
勿論、民主党の思惑は早期の解散・総選挙。
「今なら打てる」と言う党利党略。
つまりそこには国民不在と言う事でしょうか?
それにしても、
新テロ特措法案、、、かぁ。
国際情勢は今や対話の時代。
アフガンのハリリ副大統領が反政府勢力タリバンの指導者、オマル師に対し、和解に向けた交渉を求める手紙を出したり、
国連事務総長アフガン特別代表が、軍事的対応ではテロに勝利できないと表明したりと、、、
当事国自身が今迄の経過や結果から、方針転換をはかっているのです。
こんなときにテロ特措法を国会での討議なしにバンバンと通していいのだろうか???
と、思います。

自民党も民主党も「総選挙、総選挙」と選挙ばかり。
が、
本当に大切な事は国民の生活です!!!
補正予算にしても、もっと慎重に討論していただきたい。
必要なところには必要に。
削減するべきところは削減を。
見直しすべきところはキッチリと。

と、思います。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.10.08

ノーベル賞は基礎研究から

ノーベル賞受賞の話題も一夜明けて。
昨日は、私も興奮して喜んでいました。
テレビや新聞で知れば知るほど「よくわかんないけれど凄いな」という感想の私です。
とくに南部さん。
本当に良かったですね。
ノーベル賞受賞の条件に長生きがありますが、本当にそうですね。
87歳のご高齢とは思えない矍鑠となさっている姿に、また感動していました。
それにしても今回の受賞は30年前の論文とのこと。
本物は時間をかけるものなのでしょうね。

また、
湯船でひらめいた世紀の理論 ノーベル賞益川・小林両氏なぁんて記事を読むと、微笑ましくもあります。
お人柄を彷彿とさせます。
テレビでもご家族の談話などが紹介されて、なんだかコチラもホカホカとしてきました。
そういえば、益川さんは組合も一生懸命になさっているとのことを朝のテレビで話されていました。
湯川さんや朝永さんも「活動の人」というイメージが私にはあります。
二年前、湯川・朝永生誕100年で京大で記念行事がも開催され多くの方々が湯川博士や朝永博士、そして坂田昌一博士を偲んだそうです。
また市民団体も様々な催しを行いかました。
私は参加は出来なかったのですが、参加した友人から話を聞くことができました。
湯川秀樹 生誕100年と言う記事を昨年の1月に書いたのですが、そこで次のように書いています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
湯川、朝永、坂田は核をめぐる政治問題に臆することなく立ち向かいました。
ラッセル・アインシュタイン声明。
パグウォッシュ運動。
科学者京都会議。
その中心で湯川はいつも核抑止を表明すると共に自分に続く若い研究者を育てていくことも忘れはしません。
科学者の社会的責任を最後まで貫いた湯川秀樹。

「疲れても寝ても命ある限り思ひとどまるときはあらなく」。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と。
湯川さんは歌人でもありました。

今回の受賞者益川さんは、まさに平和の人でもあります。
九条の会賛同人でいらっしゃいます♪
素晴らしい〜〜〜〜〜


さてさて、そんなこんなで嬉しいニュースのノーベル賞。
先に受賞した小柴さんも「基礎教育の大切さ」を訴えていらっしゃいますが、
これを機に、新たな教育への見直しがより良い方向で進む事を願ってやみません。
なんというか研究って目立つものではないと改めて思います。

小林・益川理論はProgress of Theoretical Physicsという雑誌に発表されたそうです。
これは京大基研にある刊行会から出版されている雑誌だそうです。
夫はしみじみと「別にNatureやScienceに出した論文が偉いわけじゃない。
と、言う事を分かってもらえたらいいな、、、」と言っていました。

実際
今、大学に於かれている現状をみると論文が何本、何処の雑誌に何本という感じで評価される研究者たち。
大変です。
私もこのブログで何回も高等教育のあり方について書いた事がありますが、
目先だけの成果主義ではなく、
じっくり・ゆっくりと育成を計っていくことの大切さを思います。

この受賞で素粒子に関心をもつ若者や子どもたちが多く出るといいなぁ〜〜〜
私自身は、実のところ、よくわからないのですが、、、
ハッハッハ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

金融資本の拡大について

東京株700円超す急落、9500円割る 5年前の水準と言うニュースがちょっと前に出ました(2008年10月8日13時48分現在)。
うううう〜〜〜ん。
世界的な株価下落が続きますねぇ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
8日の東京株式市場は、ダウ工業株平均が508ドルの大幅安となった前日の米国市場の流れを受け、取引開始から急落した。日経平均株価は午後に入って一時、前日終値比743円82銭安の9412円08銭まで下げ、03年8月以来約5年2カ月ぶりの安値となった。進む円高と世界的な景気減速への懸念から、自動車株が10%近く下げるなど、東京証券取引所第1部銘柄の95%超が下落している。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
昨日も一万円を割ったというテロップが流れたのですが、
今日はさらに下がり5年ぶりの安値とか。
アメリカの「金融安定化」法は日本時間の4日成立しましたが、
同ニュースによると「成立した金融安定化法は、米国発の金融危機を食い止めるのが狙いだ。具体的には、金融機関から不良資産を買い取り、財務状況を健全化させる。買い取りのスケジュールは決まっていないが、市場では「早くても11月後半以降」(アナリスト)との見方が強い。」との分析。
実際、金融不安は、いちだんと深まる様相を濃くしています。
「金融安定化」法によって、金融機関の不良債権を買い取ることで、
一時的に救済は可能です。
だが、根本的解決ではない対処療法故、巨額な損失を抱えた金融機関の資本不足を解決することにはなりません。
同ニュースでは「不良資産買い取りの見返りとして、対象金融機関の株式取得権を政府が取得するなど、国民負担の軽減策も盛り込んだ。」との期待も込められていますが、
結局は、公的資金投入のツケはそっくり国家財政に回る。
それは国民にいずれ跳ね返ります。
つまり、政府の資金負担の総額は1兆8000億ドルにまで膨らむ可能性があるといわれ、「金融安定化」どころか、ドル暴落の不安がさらに高まると言うことです。

この影響が日本にどのように及ぶのか???
今後の成り行きに目が離せません。

先進国における金融機関の収益拡大がもたらしたものは何か。
それは1980年代から始まります。イギリスとアメリカの巨大多国籍金融機関。
イギリスでは民間企業全体の収益のうち金融機関のそれは80年代5%、90年代10%、今世紀では15%を占めています。
アメリカは10%→20%→30%と破竹の勢いで伸びています。(日本もアメリカと同じ比率で伸びています)
アメリカは新自由主義政策・グローバリゼーションのもと、製造業の海外移転で国内は空洞化。
そこに金融が滑り込んだとと言われています。
またもう一つの理由は証券と投資があります。
「M&A」「資産運用関連業務」と言う新しい形態が金融仲介形態の変化を生み出したのです。
こうして拡大し肥大化し、今や世界の経済に影響を与える金融化。
これは、資本主義の新しい蓄積様式であり、
この現象は一時的なものか永続的なものか?
また、そのもたらすものは何か???

次はいろいろなモデルなどにも照準をあてて考えていきたいものです。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008.10.07

ノーベル賞受賞

素晴らしいニュース!!!
ノーベル物理学賞に南部陽一郎、小林誠、益川敏英の3氏
おめでとうございます!!!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2008年のノーベル物理学賞を、米国籍で日本人の南部陽一郎・シカゴ大学名誉教授(87)、日本学術振興会の小林誠理事(64)、京都産業大学の益川敏英教授(68)の3氏に贈ると発表した。

 授賞理由は、南部氏が「対称性の自発的破れ」、小林、益川氏が「対称性の破れによるクオーク世代の予言」。日本人の3人授賞は初。日本人受賞者は15人になった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日本の理論物理学者の快挙です!!!
小林さんや益川さんはいつノーベル賞をとっても不思議でない方々だったし、
南部さんだってそうだったのですが。
それでも実際ノーベル賞をとられると、
やっぱり、
嬉しいです!!!


| | コメント (2) | トラックバック (0)

なぁんとなく予算委員会

今日はずっと衆議院予算委員会を聞いていました。
久しぶりの菅直人さん。
麻生さんに対してギューギューと詰め寄っていました。

また昨日、長妻議員が問題にした資料事前要求については、
石破農水相が陳謝しました。
全体に野党の方が覇気があり、
どの問題も口モグモグ(内田樹さんの言葉を借りて)の麻生内閣。
石破さんだけが、実にながったらし〜〜〜〜く、
しかし、結構、素直に誤りを認め陳謝していました。
舛添さん、、、
ううううううう〜〜〜〜ん。
ううううううううううううううううう〜〜ん。

でした。

まぁ、いつもながら国会論戦もともかく、
国民にとって本当に大切な事は、
私たちの目線にたって国民のための政治を行っていただく事ですから、
今日の委員会の成果が、速やかに私たちの生活に良い意味で反映される事を願います。
と、言うことで、
今後に注目です。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2008.10.06

ますます拡大?厚生年金改ざん

厚生年金改ざん、証拠なければ記録回復難航もと言うニュース。
ますます波紋は広がりつつあります。
なす術も無い社会保険庁。
この3日、厚生年金の算定基礎となる標準報酬月額の改ざん問題に関する抽出調査の内訳を明らかにしました。
全貌とはいかない内訳ながら明らかになった内容は「杜撰」の一言。
30等級ある標準報酬月額が5等級以上、引き下げられた記録が75万件。
月額が6カ月以上さかのぼって引き下げられている記録は53万3千件。
月額が引き下げられた当日か翌日に厚生年金から脱退扱いとなっている記録は15万6千件。
実に、のべ143万9千件。

思えば先月、改ざん問題が話題になったとき、
6万9千件の記録についてのみ、改ざんが疑われると発表していたのですが、、、
標準報酬月額は給与水準に相当し、会社が社会保険事務所に届け出ます。
総務省の年金記録確認第三者委員会は先月の時点で、対象の56件について合理的な減額の理由がないとして改ざんを認定。
しかし同様の申し立てが相次いでおり、件数がさらに増えるのは必至。
標準報酬月額の改ざんは、
会社が保険料負担を減らすために虚偽の届け出をしたものと、
それとは別に保険料の納付率アップのために社保庁職員が組織的に関与した疑いが浮上しているものとがあります。
今回の注目は後者です。

こうした事態を受け、
社会保険庁はこの9日、厚生年金記録全件について、改ざんが疑われるケースを調査する方針を決めました。
尤もな事です。
該当する人には文書で通知し、記録の確認を求めます。
また来年中には、厚生年金の受給者全員に対し、標準報酬月額などを記載した文書の送付も始める方針です。
いずれにしても、今後益々増えてくる事が予想される問題に対して、
上記ニュースの様な実態の把握が困難な状況を一刻も早く解消するべく、
人的手当やその他の国の援助を望みます。

| | コメント (1) | トラックバック (3)

2008.10.05

土浦全国花火大会

土浦全国花火競技大会に行ってきました。
Hanabi1


wikipediaによると、
日本国内では非常に著名な競技大会であり、日本煙火協会が後援する2つの競技大会のうちの1つであるそうです。
創始は1925年。途中、第二次世界大戦による中断があったとのことで今年は77回目。
会場は土浦市の桜川学園大橋付近下流側河川敷。日本全国の煙火業者が集まるということで茨城県内はもとより日本各地から多くの観客が訪れ、およそ80万人の人出とされる(土浦市の人口は約14万人)。
と言う事です。
確かに。
昨日は凄い人出でした。
土浦から学園大橋まで、道路際にお店屋さんが並び、
午前中からバスはジャンジャン来るわ、河川敷にはもう人がブルーシートを敷いて、
ワイワイガヤガヤ、夕方を待っています。
私たちも、はじめは車で行こうと思ったのですが、それはあまりに無謀と言う事で、
つくばから出ているバスを調べたのです。
が、これまたバスも時間が予定通りにはいかない。
仕方が無いので自転車で行こうということにして、
さてさて、どの道から行こうか、、、
つくば=土浦の本線はもうクルマクルマ。
間道は坂を上がったり下ったりの狭い道。
まぁ、やっぱり間道を走ろうと決めて、
決めて、
自転車で5時過ぎに出発!!!
はじめはスウ〜〜イスイ。
だが、会場に近づくにつれ間道とはいえ車や自転車、歩く人が増え、
ひぃひぃ=====言いながら揺るかな坂道を登ります。
途中からバンバン、ドンドン、音が聞こえます。
嬉しくなります。
はやります。
音とともに人も車も多くなり、道は暗い、
本当に神経すり減らして会場に向かいました。
田圃の真ん中から、もう見えるのです。
「ここで見ようか」と夫と二人で座ってみたのが6時半。
まぁ、美しいこと。
ぼんやりと空を見上げて打ち上がる花火と、その後のたなびく煙の行方を楽しんでいました。
が、
もっと近くへ行こうかと言うことで腰を上げて、もう一回自転車行脚をはじめました。
さぁ、、、これからがたいへん。
もう通りいっぱい、いっぱいに車やら人やら自転車やらニオイやら(これはお店のおでんとか、おいしいニオイのこと)
が、たちこめ、
空はドンドン、バンバン、もう音の嵐。
河川近くになると、
大きな花火を見ながら、自転車で走ります。
町の灯りと沢山の人々と空いっぱいの花火。
凄い光景でした。
が、驚きはこれからでした。

いよいよ、私たちは河川敷のほんの近く迄行ったのです。
会社やら近所やら親戚なのか多くの方々がもうビールのみのみ花火以上に出来上がっている場所で、
二人でひっそり(?)椅子に腰掛けてみました。
もう、
あんなに大きくて迫力ある花火を見たのは初めてです。
空いっぱいに花火がアチコチから上がります。
Hanabi2
花火の音がザッ=ザァ〜〜〜と雨のように聞こえると言うことを初めてしりました。
光と音の芸術、しかも一瞬の芸術に時間をわすれ、声さえたてず魅入るばかり。
終わった後、思わず拍手が起こります。
全国の花火師の方々の技が競います。
圧巻とはこういう事でしょうか、、、
それはもう花火を超えて空に股がる芸術です。

そんなこんなの素晴らしい花火を見ながら、
7時半頃、帰る方向に向かおうと言うことで私たちは河川敷を後にしたのですが、
もうこれが大変。
今から来る人、帰る人。
車はもう身動き出来ないくらいアチコチに停まっています。(少々迷惑ですよ♪ドライバーさぁ〜〜〜ん)
夫と二人で、帰りにどこかで飲もう、、、なぁんて言っていたのですがアマイ。
これはもう、一目散に帰ろう〜〜〜〜
と、夜の道を急ぎました。

それにしても、
本物の迫力ある花火を見る事が出来て、
苦労した甲斐がありました。
優勝者は内閣総理大臣賞に輝くとの事。
素晴らしいひとときを味あうことが出来、幸せでした。
Hanabi3


| | コメント (2) | トラックバック (0)

やったね クワシン

やったね!!!
クワシン!!!
ついに決めたね!!!
クワシン!!!
おめでとうクワシン


昨日は第39節湘南戦。
ビッグアーチに12,553人を集めて行われました。
先週、セレッソ戦で優勝を決めているサンフレッチェ。
実はセレッソ戦、観戦に行ったのです。
記事に挙げようと思いながら、書く時間がなくて、気にかけながら、気がついたらもう湘南戦突入。
選手たちはモチベーションないかと思いきや、
とんでもない。
ベストメンバーで臨んだ試合開始から、
広島、走ります、つなぎます、けります。
うわっ〜〜〜〜〜
きゃっ〜〜〜〜〜
何度もなんども雄叫びを挙げながらのテレビ観戦。

しかし、得点に結びつける事はできず0−0で後半になります。
そして、
そして、
そして。
21分。
青山→柏木→佐藤→ストヤノフ→桑田と見事につなぎ、
桑田が緩やかなパスの落ち際を右足で叩き、
なんとなんと、
、ボールはGKの脇を抜いてゴールネットへ吸い込まれました。
やった!!!
やったよ。
しんちゃん。
私は思わずテレビのクワシンに握手。

なにを隠そう、
私は「クワシンファンクラブ」を一人で作っています。

桑田がユースのとき、
夫と二人で練習試合を見に行きました。
そのとき、河原で隣に座った可愛い女の子が桑田選手の妹さん。
それから私は一人で密かにクワシンのファンクラブを作り、応援しているのです。
地味だけれどまじめで一生懸命に練習しているクワシン。
試合に出て、
やった!!!
と、思いきやファールやオフサイドで得点が許されなかったクワシンでしたが、
昨日は決めました!!!
見事に。

本当に嬉しそうな顔、
そして踊るチームメイト。
嬉しそうでも、やっぱり地味な桑田。
そこがいいよ!!!
クワシン。


と、言うことで昨日は桑田の日。
これからの活躍、期待しています。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

社会保険庁改ざん問題

年金改ざん 言葉失う底無しのひどさ
本当に一体どうなっているんでしょう???
「社会保険庁が初めて一件の改ざんを認めたのが先月9日。舛添要一厚生労働相はその9日後、改ざんが疑われる記録が6万9000件見つかったと国会で答弁した。さらに先日、標準報酬が大幅に引き下げられている記録が75万件にも上ることを明らかにした。」
とのこと。

うわっ〜〜〜〜〜。
と言う声を挙げるのもたいぎ。
もう、なんでもありの社会保険庁。

ニュースの最後は以下のように結んでいます。
「政府は国民が納めるお金に対して無頓着すぎないか。昨年の参院選では年金問題で逆風が吹き、与党は大敗した。国民が深刻に考えている証拠である。

 年金という国民の暮らしがかかった問題に中途半端な対応ばかりしていると、政治は国民から見放されることになるだろう。危機感があまりにも足りない。」

全く同感。
本当に私たちのお金に無頓着です。
庶民が無いところから喘ぎ、、ヒィヒィーー言いながら日々の暮らしを行い、
それでもささやかな老後をと思っておさめている保険。
こうした庶民のお金と気持ちを粗末にしてく政府や役所のあり方を認める訳にはいきません。
今後もしっかり注目です。
これからも折りに触れ記事にしていきます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.10.03

国会本格始動?

「下々の皆さん」
とはさすがに言いませんでしたが、麻生さんの所信表明演説。
その後の各党の代表質問と続き、いよいよ来週から本格的な国会論戦が繰り広げられます。
いろんなところで麻生さんの演説の評価(?)がなされています。
田原さんは田原総一朗の政財界「ここだけの話」と言うコラムで麻生さんと小沢さんについて語っています。
コラムを読みながら、頭をよぎる言葉はなぜか「鳥なき里の蝙蝠」。
いえ深い意味はありません。
それにしてもこのコラムの内容。
うううううう〜〜〜〜〜〜ん。
でした。
田原さんは庶民の味方ではありませんね。
そういえば、いつものようにチョイトここらで内田さんにも登場して頂きましょう。
私の好きな統治者
ハァッ〜〜〜〜〜ため息。
内田節、全開。
絶好調ですね、相変わらず。

麻生さんが口をモグモグさせてハッキリともの申さないのは、
彼の憂慮であり、責任の重さの表れであると内田さんは言う。
「きっぱりとした政治的信念を持ち、一歩とて譲歩することなく、持論への反対は黙殺し、百万人と雖も我往かんというような統治者なんか私はごめんである。
世界中の政治指導者がみんな苦虫を噛み潰したような顔で、もごもご言っている限り、原理主義テロリズムも侵略戦争も、とりあえずはずるずると先送りできるであろう。」
と内田さんは言う。
相変わらずお目出度い内田節。
彼が良くも悪くもなくただ踏みとどまるだけの暗愚雨だと言うのだろうか?
いえいえ。
甘い!

麻生さん。
早速「集団的自衛権、国会で議論を」と提示しています。
記事のよれば、首相官邸で自民党の中山太郎憲法審議会長らと会談。
海外での武力行使を可能にする集団的自衛権の行使について、「国会に設置されている憲法審査会を早く動かして、与野党一体となって国民のために議論してほしい」と述べたそうです。
もう一度書きます。
「国会に設置されている憲法審査会を早く動かして、与野党一体となって国民のために議論してほしい」。

さらに憲法解釈変更。
「安全保障の環境は変わってきた。国連平和維持活動(PKO)で一緒にいる外国軍、近海で共同演習している米軍が攻撃された場合、どうするかを考えておかないといけない」と述べたそうです。。

さらにさらにさらに、、、、
集団的自衛権、首相「憲法解釈変更を」と言うニュースが飛び出したのは総理就任後初の国連総会での場。
集団的自衛権の行使をめぐる憲法解釈について「基本的に変えるべきものだとずっと言っている」と述べています。

内田さぁ〜〜〜〜ん。
これでも、総理は言いたい事をはっきり言わない口をモグモグの考量、憂慮の人ですかね???
口をモグモグ、はっきり言わないのは経済生活、福祉や税金、つまり国民の生活にドカンと効いてくることだけ、
モグモグ。
なのです。
さすがに「下々の皆さん」とは言えないわけです。

「改革を通じて経済成長を実現する」と言い、小泉さんの政治を遵守。
消費税だって後期高齢者医療制度だって、
前政権のママです。

内田さん言われるところの「社会をよくしてほしい」とは要求しない。
「これ以上悪くしないでほしい」と願うだけである。」
まことその通りでありますが、
が、
が、
麻生さんはどうやら「これ以上悪くする予感」がいっぱいある政治家なのです。

私も政治家に多くを望みませんが、
少なくとも庶民の生活は「良くしてもらいたい」と声を大にして伝えたいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008.10.02

清原引退

清原選手引退
昨夜遅く帰宅してテレビをつけると、
清原和博選手の引退試合の模様が映し出されていました。
清原和博41歳。
そうかぁ、、、41歳になったのか、清原。
今の清原、そして23年前の清原、、、
テレビは過去に、現在に、そして過去にと、私たちを清原とともに誘ってくれます。
気がつくと私はうっすらと泣いていました。
清原の最後の挨拶や清原の入団のときのアレコレ、そして巨人との日本シリーズ。
走馬灯のように流れる過去は、
少なからず私も走っていたのだから、、、

清原が西武に入団した頃は、私は夫の影響でライオンズ贔屓でした。
以前、スローカーブを、もう一球と言うタイトルでライオンズファンだった頃を懐かしんだエントリーを挙げた事があります。
あの頃、私は清原が好きでした。

が、
巨人に入る頃から、あまり好きではなくなりました。
ううううう〜〜〜ん。
なぁんていうか、苦悩の野球を見ているようで、こちらの方が辛かったのです。
いつの間にか、私自身も野球よりはサッカーの方が動きがあってワクワクするし、
何よりも世界が勝負だから野球から遠ざかりました。

そんな私も時々の野球については、しっかり観ています。
そういえばイチロー選手の史上最多安打は4年前の今日10月2日のことでした。
プロフェッショナルと言うタイトルで私も記事に書きました。
そこではイチローのひたむきでストイックなまでの野球にかける生き様を書いたのですが、
今、読み返すと、
そこに清原の顔がしっかりと重なるではないですか、、、

清原和博。
野球にかけた人生。
野球一筋の生き様をみせて、
おとこ清原は昨日引退しました。
清原に似合う言葉はこれかもしれないと思いながら葉隠れの一説を彼に贈ろうと思います。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
修行においてはこれまで成就というところはなし
成就と思うところ、そのまま道に背くなり
一生の間不足不足と思いて『思い死に』するところ、後より見て成就の人なり
純一無雑に打ちなり、一片になることは、なかなか一生になり兼ぬべし
混じり物ありては道にあらず
奉公武篇一片になること心がくべきなり
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

現役選手の時は、
なによりも本人がアレモコレモと思い、
そしてファンはなおさら多くを望み、
不足不足ではあったが、
が、
人知れずひたすらにひたむきに野球に打ち込んでいた清原和博。
そんな彼に贈りたい。
「成就の人」と言う言葉を。

つらつら、、、つらつら思えど最後はやはり、

本当にお疲れさまでした。

そして、

ありがとうございました。

| | コメント (1) | トラックバック (1)

« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »