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2008.11.27

小学校学習指導要領解説 理科編

小学校学習指導要領解説 理科編 と言うタイトルでapjさんが今年の10月末にエントリーを挙げていらっしゃいます。
私は以前の解説以降、今までに変わった経緯は、寡聞にして知らなかったのですが、apjさんから前の記事にコメントを頂き、教えていただきました。
と言う事で、apjさんに感謝しつつ、変更部分を読ませていただき、
私も早速「小学校学習指導要領解説」をネットで読み直しました。(2008年7月分)
pdfですが全文を読む事が可能です。
興味のある方は是非、ご覧下さい。

と言う事で、縷々みていきます。
まず第1章第1節で「改訂の経緯」が掲げられています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「21世紀は,新しい知識・情報・技術が政治・経済・文化をはじめ社会のあらゆる
領域での活動の基盤として飛躍的に重要性を増す,いわゆる「知識基盤社会」の時
代であると言われている。このような知識基盤社会化やグローバル化は,アイディ
アなど知識そのものや人材をめぐる国際競争を加速させる一方で,異なる文化や文
明との共存や国際協力の必要性を増大させている。このような状況において,確か
な学力,豊かな心,健やかな体の調和を重視する「生きる力」をはぐくむことがま
すます重要になっている。
他方,OECD(経済協力開発機構)のPISA調査など各種の調査からは,我
が国の児童生徒については,例えば,
① 思考力・判断力・表現力等を問う読解力や記述式問題,知識・技能を活用す
る問題に課題,
② 読解力で成績分布の分散が拡大しており,その背景には家庭での学習時間な
どの学習意欲,学習習慣・生活習慣に課題,
③ 自分への自信の欠如や自らの将来への不安,体力の低下といった課題,
が見られるところである。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そして、以下の観点に留意して改訂したと述べています。
2006年12月の教育基本法「改悪」が彷彿と思い出される様な文言が並んでいます、、、
科学教育と教育基本法
科学教育と教育基本法 その2
科学教育と教育基本法 その3
と、言うタイトルで当時2006年の4月に教育基本改正(私は改正と言うより改悪と思うのですが、、、、)について理科教育との関連で書き込みました。
今回の指導要領にも反映しているのは「科学技術立国」の思想かなぁ、と思いながら、
先に読み進みます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この答申においては,上記のような児童生徒の課題を踏まえ,
① 改正教育基本法等を踏まえた学習指導要領改訂
② 「生きる力」という理念の共有
③ 基礎的・基本的な知識・技能の習得
④ 思考力・判断力・表現力等の育成
⑤ 確かな学力を確立するために必要な授業時数の確保
⑥ 学習意欲の向上や学習習慣の確立
⑦ 豊かな心や健やかな体の育成のための指導の充実
を基本的な考え方として,各学校段階や各教科等にわたる学習指導要領の改善の方
向性が示された。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ここでも、相変わらず「生きる力や豊かな心」が鏤めれていますね、、、

そして理科教育の定義を始めとしてその実際へと解説は進みます。
この部分に関してはapjさんのご指摘とおり、定義や捉え方は、
以前のものからみて格段の進歩というか前進だと思います。

ただ、第4章指導計画の作成と内容の取扱い
と言う具体的なあり方、とくに(4)の道徳教育との関わりに付いては、今後とも注意が必要かと思いながら解説を読みました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(4) 第1章総則の第1の2及び第3章道徳の第1に示す道徳教育の目標に基づ
き,道徳の時間などとの関連を考慮しながら,第3章道徳の第2に示す内容に
ついて,理科の特質に応じて適切な指導をすること。
学習指導要領の第1章総則の第1の2においては,「学校における道徳教育は,道
徳の時間を要として学校の教育活動全体を通じて行うものであり,道徳の時間はもと
かなめ
より,各教科,外国語活動,総合的な学習の時間及び特別活動のそれぞれの特質に応
じて,児童の発達の段階を考慮して,適切な指導を行わなければならない」と規定さ
れている。
これを受けて,理科の指導においては,その特質に応じて,道徳について適切に指
導する必要があることを示すものである。
理科における道徳教育の指導においては,学習活動や学習態度への配慮,教師の態
度や行動による感化とともに,以下に示すような理科の目標と道徳教育との関連を明
確に意識しながら,適切な指導を行う必要がある。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
理科の目標と道徳の目標との関連ってナァ〜〜〜〜ニ???
これはかなり「教師への縛り」になるかと思いながら読み込んでいます。

いずれにしても、現場で如何に運用されるかが最も大事なことゆえ、
今後の成り行きを見守りたいと思います。

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コメント

せとさん。お早うございます。何故か近頃朝早く目が覚めてしまいます。寝足りません。(^0^;

>いずれにしても、現場で如何に運用されるかが最も大事なことゆえ、

いやー、ほんとですね。先生方には今大変でしょうけれど、子供達の成長としあわせのために頑張っていただきたいです。一つの日本の民主主義を本物にするたたかいでもあるような気もします。
世はグローバル化の時代になり、「子どもの権利条約」も重視されて来ています、国連憲章、日本国憲法などとも整合性のある法ですから、これから益々真理を重んずる学校教育という面でも意味を持ってくるのではないでしょうか。

投稿: hamham | 2008.11.29 10:16

hamhamさん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
朝、早く目が覚めますか???
色々お考えがあるのでしょうか??
私も此のごろは早いです。
私の場合は歳ですぅ、、、
hamhamさん、考え深い貴方ですから、あまり気になさらないでくださいね。

さて、それはさておき。
教育に国家がもの申す時代です。
今後の成り行き、方向にしっかりと注目ですね。

あっ、
そうそう。
京都の紅葉の写真をフリッカーにアップしました。
まだまだ慣れないで失敗ばかり、、、
あせあせ。
またお時間のある折にはご覧下さいね。
では、、、またね!

投稿: せとともこ | 2008.11.30 17:39

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