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2008.11.04

ユネスコの日

今日はユネスコの日
と、言う事で
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」で始まる有名なユネスコ憲章前文をまず紹介します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
前文

この憲章の当事国政府は、その国民に代わって次のとおり宣言する。

戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。相互の風習と生活を知らないことは、人類の歴史を通じて世界の諸人民の間に疑惑と不信をおこした共通の原因であり、この疑惑と不信のために、諸人民の不一致があまりにもしばしば戦争となった。ここに終りを告げた恐るべき大戦争は、人間の尊厳・平等・相互の尊重という民主主義の原理を否認し、これらの原理の代わりに、無知と偏見を通じて人間と人種の不平等という教義をひろめることによって可能にされた戦争であった。文化の広い普及と正義・自由・平和のための人類の教育とは、人間の尊厳に欠くことのできないものであり、且つすべての国民が相互の援助及び相互の関心の精神をもって果さなければならない神聖な義務である。政府の政治的及び経済的取極のみに基づく平和は、世界の諸人民の、一致した、しかも永続する誠実な支持を確保できる平和ではない。よって平和は、失われないためには、人類の知的及び精神的連帯の上に築かなければならない。これらの理由によって、この憲章の当事国は、すべての人に教育の充分で平等な機会が与えられ、客観的真理が拘束を受けずに探究され、且つ、思想と知識が自由に交換されるべきことを信じて、その国民の間における伝達の方法を発展させ及び増加させること並びに相互に理解し及び相互の生活を一層真実に一層完全に知るためにこの伝達の方法を用いることに一致し及び決意している。その結果、当事国は、世界の諸人民の教育、科学及び文化上の関係を通じて、国際連合の設立の目的であり、且つその憲章が宣言している国際平和と人類の共通の福祉という目的を促進するために、ここに国際連合教育科学文化機関を創設する。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1945年に作られたもので、第二次世界大戦終了後、日を待たずしての作成。
冒頭に見られるように、平和への思いが息づいています。
戦争とは、お互いに相手を知らないために不信を抱き、かかる故の不幸である事を謳い、教育を通して、お互いを理解する事の大切さを拡張高く述べています。
昨日も書いた日本国憲法と同様に、
当時の先輩たちが如何に平和を願い、次代にその精神を伝えようとしたかと感慨に耽りながら、
今一度前文を読んでいます。

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コメント

ユネスコ憲章ですか。日本国憲法もこの精神を参考にしてつくられてぃるようですね。特に前文にはその精神が高々とうたわれているのでしょう。
 しかし、世界では戦争のような紛争が絶えることはありません。どうしてでしょうか?
 今一度、この精神を世界中の民が正しく認識して、地球上から戦争や紛争が無くなるよう祈ります。

投稿: hitoriyogari | 2008.11.04 14:50

こんにちは、せとさん。またまた変な事を説明します。「戦争の否定と戦争の結果の善悪問題は別」という話です。

私は戦争の事を「野生の解決手段」という風に説明するんですね。そして必要なのは「戦争は文明により解決手段として否定される」という事なんです。ここで、多くの人が混乱して仕舞うのですが、否定される解決手段であっても現実にその解決法を過去には選んできたと言うことなんですね。そして実際に様々な事が解決された訳です。その解決結果について文明からの尺度は当てはめても仕方ないという事なんです。

野生の世界に文明の善悪は当てはまらない訳です。アフリカのサバンナでチーターが草食動物の幼獣を襲って殺す、それに文明の善悪を当てはめて考えてもも仕方ないでしょ。草食動物が捕らえられたならチーターが餌にありつき、草食動物が逃げ延びたならその草食動物は生き延びたちというだけのことです。チーターの子供が満腹もしないうちにハイエナに追い散らされて獲物はハイエナのものとなる、そこに文明の善悪を当てはめても仕方ないでしょ。ハイエナが集まるまで頑張って満腹したら次の獲物をとるまで時間があるというだけのことだし、満腹するまでに追い払われたら、次の獲物をまた獲ろうとしなくてはならないというだけだからね。

戦争という解決手段の解決結果は単純です。「勝った方が何が正しかったかを決める」というだけの話です。もともと紛争というのは当事者双方に言い分はあるわけです。それを文明の手段である「話し合って解決」ということをせずに野生の解決手段にゆだねるのが戦争です。戦争を始めた段階で文明のもつ善悪尺度は既に存在せず、「勝った方の言い分を正しいとする」という野生の善悪尺度になります。

今、自衛隊の幹部が「侵略戦争では無かった」という論文を書いたのが問題になったりしていますが、野生の解決手段を選び「勝った方が何が正しかったかを決める」という野生のルールに従うことを選んだのなら、その結果は許容しなくてはならないのです。あの戦争では勝った方が「お前は侵略戦争をした、自分たちはそれを止めた」と解決しました(ポツダム宣言に明記されています)。

なんていうかな、日本はたぶん次の戦争に突入するだろうと思っています。戦争そのものを「野生の解決法」として文明が否定しようとするとき、考えることが必要なのはこれから先の解決法の選択だけなのです。過去の野生の解決結果に文明の尺度を当てはめるなら、幾らでも文明で解決出来ない紛争はのネタは出てくるだけなんですね。今、日本人の多くが、過去の野生の解決結果に文明の尺度を当てはめて、野生の解決法で解決済みの問題を掘り起こそうとしている姿が見えています。そういうネタを掘り起こし続ける限り、文明の解決法の出番は無く、野生の解決法が望まれる様になるのは歴史の必然と言って良いわけです。

投稿: 技術開発者 | 2008.11.05 10:12

hitoriyogari さん。
技術開発者 さん。
おはようございます。
秋が深まった感がしますね。
特に明け方と夕暮れは寒くなったと感じるこの頃です。
どうぞ、お二人ともお風邪をひかないようにしてくださいね。


さて、
hitoriyogari さん。
本当にそうですね。
地球上から紛争を、戦争をなくしたいと、心から願いながらも、イラクの情勢をみると、なんというか、、、
憎しみの連鎖を断ち切る事の難しさを思います。
アメリカの大統領選挙、どうなることやら。
ふっ〜〜〜
ところで、
hitoriyogari さん。
コーラスは如何なさっていますか?
復帰されたものと思いますが、、、
また曲などお教えくださいね。
半生記でも書かれていたように、本当に歌がお好きなのですね、、、
素敵です!!!


技術開発者 さん。
コメント、橋下さんの方にも頂き、ありがとうございます。
纏めてお返事させていただく失礼をお詫びして。

そうですね。
野生と文明ですか。
凄く分かります。
そもそも例の自衛官の論文。
日本は侵略国家ではない、と言ったことに問題があったのですが、
歴史を見れば、どこもここもいずれかの時代では「侵略国家」だったと思うのですよね。
スペインやポルトガル。
ドイツも、、、
イギリスも、、、、
勿論、ロシアやアメリカも。
戦争とは「そういうもの」なのだと思いました。
言われるように、
野蛮を文明で裁くわけですから、、、
うんうん。

>そういうネタを掘り起こし続ける限り、
>文明の解決法の出番は無く、
>野生の解決法が望まれる様になるのは
>歴史の必然と言って良いわけです。

仰る事、すごく、すごく、すごく分かります。
本当に、、、
つまり、
こうした「無意味」が、次の歴史を作っていくと言う事なのでしょうか?
うううう====ん。
です。

いずれにしても、
些細なことであれ、声の出せるか限りは「平和」を訴えたいと思う私がここにいます。
では、、、またね!

投稿: せとともこ | 2008.11.05 10:54

こんにちは、せとさん。なんだかコメントばかりしている感じですが、戦争論みたいなことはずいぶん考えてきた事なんですね。

皆さん戦争というのを「殺し合い」の部分だけを見て「嫌だ嫌だ」と言われる訳です。もちろんそういう意識は大事にして欲しいんだけど、「嫌だ嫌だ」だけでは戦争は無くならないんです。「戦争とは紛争の解決手段である」という部分をきちんと見据えて欲しいんですね。紛争を解決するための別な手段を作り強化しない限り「嫌だ嫌だ」だけでは無くすることはできないんです。

少し法学の話をしましょうか?せとさんが交通事故にあったとしますね。相手が横から飛び出してせとさんの車にぶつかったとしましょう。せとさんは自動車の修理費を出して欲しいですよね。まあ普通は保険屋が間に入って8割とかでまとめるんですけどね。相手が「払いたくない」とゴネたらどうします。まあ普通の手続きでいくと、民事訴訟とかになるんですね。せとさんが相手を殴りつけて、預金通帳を出させて修理費を引き出すなんて野生の解決はされない訳です。実際、法治国家の中では野生の解決法は「自力救済の禁止」という事で禁止されているんですね。実際に判決もあります。家賃の滞納に困った大家が部屋の鍵を取り換えてロックアウトしたのが「自力救済の禁止違反」になったりとかね。でね、「自力救済の禁止の代償措置」として「民事訴訟」があるわけです。大家はロックアウトなどせずに、裁判をして裁判所から「立ち退き命令」を出して貰うべき何ですね。でもって判決には強制執行を求める権利があり、裁判所に強制的に立ち退かせて貰う事ができるわけです。

実のところ国際政治にはこの自力救済の代償措置というのが無いんですよ。何故かというと、コレが成り立つためには、それぞれの国が持っている主権の一部である「自力救済権」を差し出して強制力のある裁判所というのを作らないとならないからです。現実で言うとどの国も「まだ自分主権の一部を差し出す事はできない」と言いますし、また、それを受け取ることができる世界的な組織も無いわけです。

ついでに言うと「文明の解決」というのは必ずしも「満足のいく解決」では無いんです。交通事故の例を出すと、上で言った様な事故だと相手が8割でせとさんが2割になる可能性が高いです。たぶん、実際に事故に遭われたらせとさんは不満だと思います、「なんでぶつかられた私に2割の落ち度があるなんていうのよ」と怒られるかも知れません。でもって保険屋が言うわけです「こういう事故ではみんな2割はついちゃうんですよ」なんてね(笑)。実はここに文明の解決の一つのポイントである「公正さ」があるんです。誰で有ろうと同じ状況なら2割付くということで「不満でも飲み込む」ができるわけです。実のところ国際的な自力救済の禁止とその代償措置としての裁判所の様なものができないのは、未だに、この「公正さ」を担保する事ができないという事でもあります。

とまあ、「なぜ戦争が起こるのか」みたいな事を法学的な事から説明してみました。

投稿: 技術開発者 | 2008.11.05 12:43

技術開発者さん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。

「国際的な自力救済の禁止とその代償措置としての裁判所の様なものができないのは、未だに、この「公正さ」を担保する事ができないという事でもあります。」


うううう〜〜〜〜ん。
知れば知るほど、歯がゆくなる思いがしますね。
仕方が無いとは言え。

ところで、アメリカ大統領。
オバマさんにんりましたね。
これで、少しは国際社会というものが実質的に機能するといいですね。
今後に注目です。


投稿: せとともこ | 2008.11.06 12:21

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