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2008.12.26

高校英語教育から見えるもの

このニュースが出た時から書かなきゃと思いつつ、バタバタしていて書きそびれました。
高校新学習指導要領案:英語の授業は「英語」でがそれ。
これに関しては、
ブログでも多くの方が意見を書かれています。
また、例によって内田さんも書かれています。
いつもいつも書いていますが、内田さんとはこと教育に関しては気が合う事が多いです。
当該記事を読みながらフムフム。
本文の細切れな引用は、ひょうっとしたら牽強付会になるかも、と思いつつ、以下の文を読んで,先に技術開発者さんから頂いたコメントと重ねています。
まず、内田さん。
次に技術開発者さんのコメントを紹介します。
「ところが現在の教育行政は「自分の身の行く末のみ考えて、如何したらば立身が出来るだろうか、如何したら金が手に這入るだろうか、立派な家に住むことが出来るだろうか、如何すれば旨い物を食い好い着物を着られるだろうか、というようなことにばかり心引かれて」勉強するのが標準的な人間だと思い、それをデフォルトにしてすべての教育プログラムを構築している。
それは知識や技能を習得することそれ自体ではなく、知識や技能をもつことで得られる「利得」に照準することへと子どもたちを向かわせる。(内田さんの文)」

「江戸から明治に成ったときに、明治政府は国民を野心的にするためにいろいろと苦労したわけですよ。「立身出世」を良いこととして、「平民でも偉くなれるんだぞ、それはとても良いことなんだぞ」ってね。そういう人生観の変更で、明治以降現代に至るまで「経済成長」はできている訳です。長いですよ、ずいぶん。たぶん5世代から6世代は「偉くなるのは良いことだ」みたいな人生観が続いている訳です。意識の固定も当然です。(技術開発者さん)」


こうして私たちは時代を背景によりよく生きる事のひとつの証として、他人よりも抜きん出る事を目標において、ひたすら頑張った、ガンバッタ、がんばった、、、
そして、明治を。
大正を。
昭和を、生き抜き,今に至る。
今、いろんなものが飽食ではあるが、未来が見えず飢餓が手を差し伸べている。
そんな時代。

以前は確かに拠り所とされて来た教育さえ揺るぎだしている。
なぜなら、
教育はその本質を資本に譲り渡したのだから、、、

今、「教育」がもの申しても、そこからなんら未来を見通す事はできない。
透けて見えるのは「カネ」だけ。

結局、英語をどのようにいじろうとも、学力テストをどれほどしようとも、
この本質を変えない限り、教育の教育たる存在は無くなるように思えてなりません。

小手先の成果に一喜一憂,飛んだり跳ねたり,落ち込んだりしゃがみ込んだり、
と、教育行政がオタオタしてどうするのか???
もっと、長い目と広い展望で子どもたちに質の高い教育を提供する事を願ってやみません。

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