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2009.01.07

中小零細企業を守ってこその活力

国民の雇用の8割を支えている中小企業。
今、その中小企業が存続のため行政に援助を求めています。

一時期は流行語になり入試問題にまで出題されたことがある「持続可能な社会」を支えているのは、地域密着型の中小零細企業であることを改めて確認するために、本エントリーを挙げました。

昨年12月に持続可能な経済は地域産業からと言うエントリーで
モノ作りを手放し、質を手放し、ついには経済立国の誇りまで手放そうとしている日本の経済の行く末を中小企業の立場から記事にしました。

その歴史背景は言うまでなく規制緩和です。
規制緩和のもたらしたものは?と言う記事を書きながら、今更ながら小泉、竹中路線の破綻を思うものです。

小泉構造内閣
この内閣が目玉にした三位一体の改革の一つ、「地方交付税の一体的な見直し」により地方への交付金は大幅削減。
その煽りで中小企業支援や中小企業施策が少なからず後退しました。
中小企業基本法に「意欲ある中小企業像」が詠われたのは1999年の改訂。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
第五条  政府は、次に掲げる基本方針に基づき、中小企業に関する施策を講ずるものとする。
一  中小企業者の経営の革新及び創業の促進並びに創造的な事業活動の促進を図ること。
二  中小企業の経営資源の確保の円滑化を図ること、中小企業に関する取引の適正化を図ること等により、中小企業の経営基盤の強化を図ること。
三  経済的社会的環境の変化に即応し、中小企業の経営の安定を図ること、事業の転換の円滑化を図ること等により、その変化への適応の円滑化を図ること。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
こうして中小企業には創造的な経営や開発が求められるようになりました。
と、同時に行政機関が行う政策の評価に関する法律などにより行政が成果を管理する法律が成立。
中小企業もその例外ではありません。
中小企業政策は目標設定され、管理され、予算がその成果で計上されるということになります。
しかし、ここで本来ならばしっかりと議論して推し進めるべき評価の方法や統計の取り方、データーの解析などが曖昧なまま、とりあえずの目標管理型にシフトしてしまいました。
つまり、行政もきめ細かく中小企業の実体を把握することなく政策や対応に追われている実態があります。
この原因の一つは行政側の人事(専門の職員がいない)や予算があります。

地域経済と密接している中小零細企業。
国民の8割の雇用を受け入れる中小零細企業。
今、真剣に守るときです。

以前の記事ですが、
補正予算をつらつら見ると政府系金融機関の統廃合問題を読み直すと、
政府は大企業や大手銀行を守ることには必死です。
しかし、本当に大切なのは下支えの中小企業であることを、もう一度、思い直して欲しいと願いながら、このエントリーを挙げます。

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コメント

せとさん。今日は。

ほんとうに、日本経済にとっては死活にかかわる大変重要な問題だと、読ませていただいて、感性・悟性・理性が活性化して来ました。

日本の中小企業は、企業数の九九%、勤労者の八割を占めています。そこでは、各分野のすぐれた技能者・職人・労働者の素晴らしい技術と労働がモノづくりの基盤をまもり、発展させ日本の製造業の土台を支えて来ました。日本の生産力の重要部門を形成し、日本経済にとっては欠かせない大切な企業です。 それを、小泉自公政権が没落するカジノ資本主義の餌食にして来ました。全く許せません。今度の衆議院選挙では、各党がこれまで中小企業政策をどのように行って来たかも十分に吟味し、正確な投票をしたいと、本記事を読ませていただき、一段と燃えて来ました。技術知のみならず哲学知、実践力も動員して展望を切り開きたいものだと思いました。(^\^;


投稿: hamham | 2009.01.07 16:13

企業によりますけど、一芸にひいでたすばらしい技術もつ中小企業てすくなくないですよね。地場産業・地域産業ささえるのも中小がおおいです。

 大企業はこれらの中小企業を束ねる側面もあるのでしょうかねえ。

きっとどちらも必要なはずだと思います。
ただたんに契約の関係から、御互い大事にできる信頼のある関係にもどってほしいなあと思います。

生存競争から、御互いたかめあう有意義な競争になればいいのに。

投稿: あゆ | 2009.01.08 09:27

hamham さん。
あゆさん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
今、国会中継をしていたので、まずは国会の論戦をみてからお返事と思いましたが、、、
ヤレヤレです

( ゚д゚)ポカーン
って感じで麻生さんの答弁をみていました。

hamham さん。
思えば思うほど小泉内閣の罪の深さを思いますね、、、
今,噴出している事はみんな小泉さんの負の遺産です、、、
新自由主義のなれのはてを見る思い。
だからこそ、此の危機を教訓にするのは「今」をおいてないのでしょうね。声の続く限り、書きたいものです。

あゆさん。
私も競争はそれはそれで必要だと思うのです。
が、
竹中さんのそれは、大企業、強き者をのみ保護することで競争力をあげ、国際社会に乗り出そうとしたのですが、破綻は必至だったのでしょうね。
有意義な競争。
私もそれはそれで考えることが大事と思います。

投稿: せとともこ | 2009.01.09 13:42

竹中さんの希望?かどうかしりませんけど、愛・信頼のない「仁義なき戦い」の競争に結果的になっていったのかもしれませんね。
安倍さんの先祖の岸さんと対立した小林さんのような、愛・仁義ある競争や雇われる人も大事にする競争がいいかも?

投稿: ayu | 2009.01.10 20:09

おおおおお====
ayu さん。
なんという良いことを書かれる!!!
「愛・仁義ある競争や雇われる人も大事にする競争がいいかも?」

私もそう思います!!!
相手への敬意というか、愛と言う言葉で表わせる寛容は、絶対大切です。
それは結局、大きく自分に返ってくるものであることを、私たちは経験で知っていますよね(◎´∀`)ノ

と、言うことで今年も「愛」で、よろしくね!!!

投稿: せとともこ | 2009.01.11 16:51

うちが取り上げた小林さんの理論??がそれに近いみたいです。実際にやってたことはわかりませんけど。

うちの日記の小林一三さん対岸信介さんにあります。出所もかいてます。

まだ書いてないけど、経営コンサルタントの方も顧客大切にしない企業は繁栄しないといってました。

この前ふれた森永さんは、新自由主義タイプの競争の欠陥は愛のない競争だ!という感じのこと言ってました。

投稿: あゆ | 2009.01.13 11:00

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 だいたいね、既に派遣村が撤収されてからエントリーするなんざ正月ボケだろ、と言われそうだな。ま、正月ボケでも、って言うかたとえ意識不明でも、「低迷」を「ていまい」なんて読まないけどね。あっ、意識不明じゃ読めないか!? ってことは意識不明のがまだましってことかしら。ほんと一国の総理が意識低迷じゃやってられんな。ってこんなネタ、下らなさすぎるからほっとこ。  そんなことより、kuronekoのアニさんがここのとこ3本ほど「年越し派遣村」のことを書いていて、拝読させていただくと、日本一派遣切り...... [続きを読む]

受信: 2009.01.07 14:11

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