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2009.01.12

「チェ 28歳の革命」を観て

「チェ 28歳の革命」を夫と観てきました。
この映画は前編、後編と二部に渡っていて、後の「チェ 39歳 別れの手紙」は31日からなので、まだ全体の感想をここでは書くことができません。
が、
忘れないうちにツラツラと書き込んでおきます。

まず感想。
タンタンとした映画でした。
実話であり実在の人物なので、もうネタバレなんてことはないのであらすじとともに書きます。
キューバ革命を成功させたという現実の出来事を、
あるときはジャングルに、またあるときは国連にと時空を超えて描いたり、
語り手をチェ本人の回想と言う形で観衆に訴えたりと言う方法で、映画は英雄の生き方を甦らせます。

ソダーバーグ監督に聞くと言うニュースによれば、今年はキューバ革命50周年に当たるが、「革命以上に、チェという人物に興味があった」と語ったそうです。

「ただ作品からは、カリスマ性やイデオロギーを強調する意図は伝わってこない。」
と、上記ニュースには書いてあります。
私もそうでした。
カリスマとかイデオロギーとかが全面でバンバンと出てくるのではなく、とにかくタンタンと事実が進んでいくのです。
そして、タンタンと進むだけに「事実の重み」がドシリと伝わってくるのです。
監督は、
「映画を見て、革命はロマンチックなどという幻想は抱かないようにして欲しい。リサーチの結果、全然そんなことはないと分かったから」、と述べています。
これまた私もそうだと思います。
革命はロマンチックでもなかれば、一人の英雄が忽然と表れ、民衆を解放へと導くものではありません。
カリスマと言われる英雄も、「一人の人間」である。
それ以上でも以下でもない。
実際、ゲバラを知る人物に会ったりして調査結果に忠実に、「彼を銅像にしないよう」に心がけたと監督は言う。
つまり等身大の人物、
ここかしこにいる普通の人物であるゲバラ。
苦悩の中で成長していく姿を描くことで、観る人はそれぞれ「自分の姿」に投身、還元していくものと思います。

私が「モーターサイクル・ダイアリーズ」を観たのは2005年。
その時私は以下のように書いています。
=================
感動と共に、
では自分が出来るか?
ひたすら、ひたすら献身的に人のために生きることに意義を見いだせるかと言われれば、
答えは、「難しい」としか言えません。
また、彼が行おうとした革命についても、私は今は勉強不足なので、
その評価を下すことは出来ません。
しかし、
ゲバラは、確かに貧しい者、弱い者の味方であったと、私はこの映画を通して知りました。
私自身は、ゲバラのようなスーパーな生き方はできません。
が、
それでも、自分ができる僅かなこと、小さな事をしていきたいと思うのです。
それは、
ほんの些細なことでも、日常の中から喜びと楽しみを見つけていくことでは、と考えています。
============

と、言うことで次の続編を楽しみにして待っています。

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コメント

チェは存在そのものがあまりにもロマンティックです。育ちもよく教養もあるひどくハンサムな男が、もはや幼稚と云ってもいいくらいの理想主義を胸に民衆のためだけに行動して、ありえない革命を(いったんは)成功させたわけですから。
だから、安っぽい思い入れを許してしまう。その浮世離れした理想に見合うだけ、彼がどれほど現実主義的に行動したのか、を、このためにひとはしばしば見落としてしまう。この部分を、映画はきっちりと描いていたと思います。

それでも。
チェの存在は、ひとはこうもありうるのだ、と云うことをぼくたちに示してくれている。そう、いちファンとしては思います。

投稿: pooh | 2009.01.12 16:23

poohさん。
こんにちは。
そうですか、、、
昨日、観てこられましたか。

「チェの存在は、ひとはこうもありうるのだ、と云うことをぼくたちに示してくれている。そう、いちファンとしては思います。」

はい。
本当に。

私もそう思います。

チェのような生き方があったこと、
それは大きな力づけであり指針でもあります。
人を裏切らない、ということがどういうことか。
その背景にある人生観や世界観の深さを思うとき、身震いしますね、、、

後編も楽しみです!!!

では、またね。

投稿: せとともこ | 2009.01.13 13:59

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» 『チェ 28歳の革命』ひげは濃厚、映画は淡々 [常楽ブログ]
 ゲバラとカストロの区別がつかねぇ! これが第一印象だった。ひげの生えたラテン系の登場人物があまりにも多くて、「もみ上げとあごひげのつながっていないのがゲバラで、つながっているのがカストロ」という風に見分けがつくまで、20分はかかった。衣装もみんなそろって軍服だから、服でキャラクターを見分けるわけにはいかないし。  ゲバラ達の革命戦争を見ていると、(日本でも国民のフラストレーションは高まってきているし、いずれはこんな風に内戦が起こるかもしれないなぁ)と思ったり。そして、そんな戦争にちょっぴり期... [続きを読む]

受信: 2009.01.18 02:21

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