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2009.04.24

海賊対処法案 どうなるか?

海賊対処法案 思惑優先で問題積み残しと言うコラムを読みながら、
拙速を思うばかりの今回の海賊対処案。

私も何回も記事にしているのですが、
「武力」と言うのが気になるんですよね、、、

武力。
つまり力で制圧して、海賊が撲滅されるかと言えば、
なおさら多発している現実というのもあります。
各国が軍隊を派遣しだしたのは昨年からですが、それと比例してソマリア沖で海賊事件が増加、という皮肉な事実。
これについては、「世界中の海軍の艦船をすべてソマリア沖に集めても問題は解決しない」とモレル米国防総省報道官も認めています。

浜田防衛大臣もこの事実に対して、
「海賊にも生活がかかっている。アデン湾で(の対処で)精いっぱい」と述べています。

海賊にも生活がかかっている、、、
かぁ。

マッタク。
その通り。
ですね。

では、なぜ生活がかかっているから海賊になったのか???
と、考えないのだろうか(いや、本当は考えるまでもなくご存じの浜田さんだろうが、、、)

内戦状態が続くソマリア。
外国漁船の違法操業、不法投棄。
ソマリアの漁民の自衛手段から高速船や武器を使って外国船を追い払う。
ここに海賊誕生!
と、いう原因があることをご存じだからこそ「生活がかかっている」なんて言葉がでるんでしょう。

ならば、
ならば、、、

そんな海賊に武器を、しかも軍隊が武力で制圧する前に、
すべきことはソマリアの国の安寧と平和を国際社会が保障することでは、、、と思うのですが。

昨年8月にソマリア暫定連邦政府とソマリア再解放連盟の穏健派グループが武力行使の停止などで合意。
内戦終結と国民的和解への努力が今も続いているソマリアです。
そして暫定政府のアハメド大統領は、経済という国際援助があれば「海賊攻撃の4分の3は防止できる」と述べていることを挙げ、「現地の警察力向上などの支援こそ行うべきだ」と述べました。
つまり4分の3は生活のための海賊攻撃なのです。

中曽根弘文外務大臣も、「根本解決のために、ソマリア情勢を安定化させるのが非常に大事だ」と認識しています。
が、
現実には、なぜか大急ぎで「海賊対処案」を成立させようとしています。
なぜ???

なぜでしょうね???

先のコラムは以下のように結びます。
「国会での法案審議には、その有効な歯止め策が求められていた。にもかかわらず、政治的な思惑優先で十分な審議や修正を怠り、問題を残したまま法案が成立へと向かう。将来に禍根を残さぬために何をすべきか。政治の責任が問われている。」

全く同意です。

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