「文明の同盟」の第2回フォーラム
異なる文明・宗教間の対話と相互理解を目指す「文明の同盟」の第2回フォーラムが4月6,7日、トルコのイスタンブールで開かれました。
このフォーラムには6カ国の政府首脳、36カ国の外相など1500人以上が参加。
開会のあいさつに立ったパン・ギムン国連事務総長は、
世界的な経済危機のもとであまりにも多くの人が失職し、飢え、怒りに駆られて人種的憎悪の対象を求めているとし、「きわめて危険かつ致命的な問題だ」と警告したとのこと。
そして、
「異なるコミュニティー間、宗教間、グループ間の真の協力精神がなければ、どれほど多くの平和維持軍も停戦・人権監視団も永続的な平和をもたらさない」とのべ、「文明の同盟」の取り組みを激励。
「寛容と尊重の共通の家」
「野心を満たすためではなく、共存をもたらすことに役立つ」ものだと指摘したのはこのフォーラムの提唱者であるスペインのサパテロ首相。
オバマさんも
トルコ政府が主催した6日夜のレセプションに参加。
今回のフォーラムは、
「社会と宗教」
「異文化間の対話と協力」
「教育を通じた青年雇用の促進」
「多様性を学ぶ」など興味深いテーマで議論が交されたようです、、、、
この成果が実効有るものとして、多くの国に定着していくといいなぁ〜〜〜〜〜と願っています。
文明の同盟 「異文明・文化間の共存」を掲げ、「西側世界とアラブ・イスラム世界の間にある相互否定的な認識を正す」ことを目的とした国連のプロジェクト。二〇〇四年九月の国連総会でスペインのサパテロ首相が提唱。その後、トルコのエルドアン首相が共同発起人となり、〇五年に国連プロジェクトとして公式に発足。これを支持・実行する「友好グループ」には日本を含む百十カ国・機関が参加しています。
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