« 宇宙基本計画案について | トップページ | 竹酔日 »

2009.05.13

憲法解釈の変遷

連休中はバタバタしていたので憲法記念日もアッと言う間に過ぎました。
憲法にはこだわり続けているので、ちょっとばかり、調べたことを、記事に掲載しようと思いつつ、今日に至っていますが、
今日は「政府の平和主義解釈」と言うテーマでエントリーを挙げます。
Wikipediaによれば、
平和主義とは「持続的または永続的な平和を志向する思想的な立場を意味する」とあります。
概説にもあるように、一口で平和主義とは言え、その立場や考えはさまざまで、またいろいろの変遷を辿っている「平和主義」です。
政府の対応もまた然りです。
日本国憲法に謳われている平和主義は、前文の平和生存権と9条の戦争放棄ですが、今日的な問題としては、やはり9条をしっかりと見ていく必要があるので、このエントリーも9条を中心にすえていきます。

もともとは、国連憲章2条4項を前提として日宇宗平和主義の立場をとったのですが、次第に高まる再軍備の方向から変遷。
一番の基は「自衛論」です。
自衛隊発足から今日まで多くの支持を獲得してきた「自衛のための必要最小限の実力」という解釈から発生して、
基地の提供や後方支援は認めるものの集団的自衛権は認めないというものだったのです。
が、
が、
今はその制約さえ取り外すため、集団的自衛権の解釈が新たに出てきました。
そもそも公権力による憲法解釈は最終的には最高裁判所に委ねられ確定されます(81条).
が、行政や立法も解釈の提示は可能です。
内閣では内閣法制局が法制の専門部局として置かれています。
また安倍内閣では「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」などが設置されています。
そこでは具体的に、公海におけるアメリカの艦隊の護衛や弾道ミサイル迎撃、武器使用、後方支援などが検討されました。
そして、ここで大きく問題とされることは、国民である私たちに詳しく中身が知らされていないということです。
解釈、またその変更などの経緯を知る機会が極めて少ないにもかかわらず、実質として憲法9条の下では認められないようなことが行われようとしていることは不安です。
つまり、
手続きなどの堀津を踏まえず集団的自衛権が行使される。
国会で承認なしでも武器使用がなされる。
そして、なによりも国民に知らされないまま行使される。
などなどが明らかにされていません。
改憲という手続きさえ踏まず「解釈」と言う手法で、現憲法の下で集団的自衛権が発動されることは、とても危険な気がしてなりません。
立憲主義への挑戦とも思われます。
私は護憲派ではありますが、
未来永劫にわたり、これを守り抜くというものではありません。
時々の国民が、その願いや要求のもと、ルールに沿って改憲が必要というならば、それはそれで認めるものです。
が、
が、
今回の「解釈」の在り方については、正式手続きを踏まえず、
憲法を変えていくことではないかと考えます。
今、私たちがすべきことは、
正確で、明らかな情報を知らされ、公開してもらい、
多くの場で憲法について語り考える機会を与えられることを政府に要求することでは、と考えます。

|

« 宇宙基本計画案について | トップページ | 竹酔日 »

コメント

おかえりなさい。留守中もいろいろ書きました。憲法も書いてます。
気が向いたら一言「nice」とかきこんでおいてくださいね。

投稿: あゆ | 2009.05.14 09:31

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15797/44998062

この記事へのトラックバック一覧です: 憲法解釈の変遷:

« 宇宙基本計画案について | トップページ | 竹酔日 »