世界計量記念日
メートル条約と言うのがあります。
「度量衡の国際的な統一を目的として、1875年5月20日に成立したメートル法に関する条約である。14ヶ条の条約本文と附録規定から成る。当時、17ヶ国の代表によりフランス・パリで締結された。現在の条約加盟国は51ヶ国。1921年10月6日にセーヴルで署名した改正条約により一部が改正されている。」とwikipediaは説明しています。
つまり、
今日5月20日は「世界計量記念日」だそうです。
なんだか、当たり前のように使っているメートルとかグラムとかの単位ですが、
こうした記念日に、その歴史を見てみると、味わい深いものがあります。
技術系サラリーマンの交差点の津村さんが、分析化学の入門書を出版と言う分析の入門書を出されました。
今度、本屋さんで求めようと、今から楽しみにしています。
そして、この内容に関して先日、
5を切り上げるか切り捨てるか(数値の丸め)と言う記事を書かれていて、とても面白く読みました。
この時も「四捨五入」って何気なく使っていたし、
余り気にしていなかったのですが、
分析と言う観点で見た場合、凄く大きな意味があるんだと、新しい感動を覚えたものです。
以前、沸点と温度計と言う記事を書いたとき、いつもコメントを下さる技術開発者さんからも、
「フランスが苦労して1メートルという長さを定め、10cm角の立方体の水の重さから1kgの原器を作った物語なんてのは、一般人に話すと、結構聞いて貰える壮大な物語だったりするんですね。」と言うコメントを頂きましたが、
本当に技術開発者さんが言われるように、
「単位のもと」の話って、壮大なのでしょうね、、、
と言うことで、今日は「世界計量記念日」。
身近な単位に思いを寄せてみたいものです!!!
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コメント
智子さん、こんにちは。
単位の話では、早ければ2011年に行われるかもしれないキログラムの再定義がどうなるかが楽しみです。キログラム原器のうやうやしさが個人的には好きなんですが・・・
本のご紹介もありがとうございます。ただ、かなり誤字が多いので、正誤表を準備中です。申し訳なく思っています。近日中にブログで告知します。
投稿: つむら@分析化学 | 2009.05.21 21:21
つむらさん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
ますますご活躍の由、嬉しく思っています(*^-^)。
今度本屋へ行ったら買い求めますね!!!
「単位の話では、早ければ2011年に行われるかもしれないキログラムの再定義がどうなるかが楽しみです。」
そうなんですかぁ。
それは楽しみです!!!
単位って、当たり前のように思っていますが、
子どもたちに算数を教えているとき、かなり苦労します。
とくに内包量のときです、、、
今度、こうした歴史なんかも教えていくと、子どもたちが興味を持ってくれるかと、考えています。
また、いろいろ教えてくださいね。
では、、、またね!!!
投稿: せとともこ | 2009.05.22 11:07
そういえば、ポンドつかってたり、ヤード使う国もありますね。日本では建築関係ではいまだに尺や坪を使っています。法令で尺の物差しはつくれないらしいですけど・・?
投稿: あゆ | 2009.05.24 10:02
あゆさん。
そうですね。
日本では建築は尺貫法ですよね。
私も、家の大きさでは、坪とか、間(けん)なんて単位に頭を悩ませていました(;ω;)
慣用的に使っている単位と、
世界共通の単位の統一と、、、
なかなか面白いものですね!
では、、、またね。
投稿: せとともこ | 2009.05.24 17:06