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2009.06.09

日本郵政問題

今、注目の話題の一つが西川問題。
そう、「日本郵政」社長の西川善文・三井住友銀行前頭取です。 
迷走しているようですね、麻生内閣。
マスコミも連日報道。
前門のライオン(小泉さんのこと)に後門のハトならぬオオカミ(鳩山さん弟)の間で二進も三進もいかない麻生さんと騒いでいますが、
西川さんご自身が企業代表であり、財界の利益の代弁としてのオオカミの役割を十分に果たした方だから、
個人的には辞めるべきでは、と思います。

と、言うことで今日は郵政事業。

そもそも西川さんが就任したのは2005年11月。
郵政選挙で2005年の10月に民営化法案が成立。
そして、
4〜5日後、郵政民営化法に基づき、日本郵政株式会社(持ち株会社)を設立する際の発起人である設立委員七人を内定。
奥田碩日本経団連会長(トヨタ自動車会長)
北城恪太郎経済同友会代表幹事(日本IBM会長)
山口信夫日本商工会議所会頭(旭化成会長)
秋山喜久関西経済連合会会長(関西電力会長)
森下洋一郵政行政審議会会長(松下電器会長、日本経団連評議会議長)
貝塚啓明金融審議会会長(東京大学名誉教授)
生田正治日本郵政公社総裁(元商船三井会長、元経済同友会副代表幹事)


11月に貯金、保険、郵便、郵便局の各事業会社を統括する「日本郵政」の社長が大銀行からやって来た西川さん。
これには、全国銀行協会は「民営化本来の目的が実現されることを期待する」と諸手をあげて歓迎・期待。
銀行にとっては長年のライバル、郵便局(郵便貯金)を我が手中に出来たと、言うことでしょうか。

当時、
銀行出身者の就任は
「利権が絡むからやらないほうがいい」
「利益相反するから望ましくない」。
と言う声が財界首脳からさえ挙がっていたのですが、
が、
これまた当時の報道によれ
西川さんを指名したのは竹中―小泉ラインだとされています。
そして、当の西川さん。
早々の11日の記者会見で”民営化後の郵政事業について「競争力のあるビジネスモデル」、「リスクを取る」経営を目指す”と述べていました。

もう一度おさらい。
「競争力のあるビジネスモデル」です。

うむ。まさに竹中さんの主張ですね。
競争力ですかぁ、、、

なにしろ、西川さん。
法案導入前から、全銀協会長として、
「郵貯の存在意義はもはやなくなった」
「廃止が望ましい」とのべ、郵便局ネットワークや雇用を維持するような民営化ではだめだと政府に要求してきた中心人物だったのです。
こんな考えの方が、私たちの細々と貯めてきた貯金を守るとか、
切手一枚買う客を大切にするとか、
そんなきめ細かい事業をしてくれる筈がなく、
また実際、その様なことはしていません。
したのは、ひたすらの利益追求。
黒字になりました!!!
影では勿論、リストラや労働条件の悪化があります。
法案導入前から懸念されていた簡易郵便局、過疎地の郵便局など競争力からはずれていくものは切り捨て路線と、言うことを主張して、あの当時も危惧を感じていましたが、、、
実際、リストラなどなど職員への待遇が悪化。
サービスなども低下。
いろんな弊害がうまれて来ていることは、ここでも何回も書いています。

「リスクとれ」。と言うことだったのです。
これも当時はワナワナと震えるくらい鉄面皮の西川さんを想像させる言葉でした。
西川さんのやり手ぶり、豪腕ぶりは、
1997年から務めた旧住友銀頭取時代に花開きます。
その名も旧さくら銀行との経営統合や不良債権処理。
結果、労働者減らし・リストラで有名人物です。
 
「リスクが取れるか取れないかが、民営化会社と公社との違いと言うことで、
絶えずリスクと挑戦、リスクをとって成功したものが利益を得ると言う主張で、ドンドン走ります。

リスク、リスク挑戦と言うが、元手は、私たちの郵便貯金なのだが、、、
それはさておいといて、おいて、
金融商品をバンバンと扱うやり方は、従来の国営にはないやり方です。
ゴールドマン・サックス参入などなどです。

その後、出てきた「かんぽの宿」、この時も報道はオリックスだけでなく、西川さんと出身母体の三井住友銀行、疑惑浮上でした。
日本郵政が「大江戸温泉物語(株)」と関連不動産会社「(株)キョウデンエリアネット」に売却した8件のケースと言うことでマスコミも大きく取り上げていました。
合計約340億円で建設した8件の物件が30分の1以下の約11億円で売却。
このうち210億円かけて建設された栃木県日光の施設は、6億3000万円で売却。
いまは「大江戸温泉物語・日光霧降(きりふり)」としてリニューアル。
騒がれていました、、、
とくに「大江戸温泉物語」などとの随意契約であり、売却額も入札契約も疑惑が指摘されていて、調査の必要を質しながら、今もまだ手つかずです。

西川さん、ご自分の利益もしっかり確保なさったようです。
三井住友銀行から日本郵政に連れてきたスタッフ「チーム西川」の1人がかんぽの宿売却責任者であることは既に明らかですが、この人物と西川さんは多数の三井住友の株を保有していると言うことです。
アラアラですね、西川さん。

かんぽの宿で甘い汁を吸った西川さんの今までについて、
ほんの一部を紹介しました。
調べればしらべるほど、、、
出てくるのです。

と、言うことで、
西川さんは辞めるべきでは、と私は思います。

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コメント

かんぽは郵政省資産だったんですよね?
保険料・預金・税金?とかが資金ですよね???

民営化でこれらの資産手放したんですよね???


かんぽの宿は誰のもの???
??が飛び交ってます。

投稿: あゆ | 2009.06.11 13:52

追伸

民営化は利権構造壊すと言うのが理由にあったと聞きましたが??

民営化しても利権構造は残ったんですか???

わけわかりません。

投稿: あゆ | 2009.06.11 13:53

あゆさん。
私の中にも??????が飛び交っています。
民営化したからこそ、
利権は残り、新たな利権が誘致されたと思います。
私たちの貯金はバタバタになりました。
今度、このあたりをた書きますね。

投稿: せとともこ | 2009.06.11 14:57

結局、かんぽの宿はどうなったの?
オリックス以上の価格で、どっかに売れるの?
資産価値がどうのこうの言ってますけど、いまどき
そんな高い値段で事業承継するところ、あるんでしょうか?
それとも、このまま有耶無耶にして西川氏を降ろして終了?
本来の争点が違うような気がしますけど。
一国民としては、早く売っぱらって現金化してほしいです。

投稿: かず | 2009.06.17 09:03

かずさん。
こんにちは。

「それとも、このまま有耶無耶にして西川氏を降ろして終了?
本来の争点が違うような気がしますけど。
一国民としては、早く売っぱらって現金化してほしいです。」

私はあなたのご意見に半分は賛成、半分はうううう====んん???です。

まず、賛成は「このまま有耶無耶にして西川氏を降ろして終了?」
の「?」の部分に全く同感。
絶対、こんな形で幕引きはして欲しくありません。
まだまだズルズルと出てくるものがあると思います。
徹底的に解明して欲しいと願っています。

さて、その一方で、あなたが言われるように「はやく現金にした方がいいのでは?」という点については、
やはり、その差額のあまりに大きいことを思うと、「異議ありぃ」と声を上げるものです。
いずれにしても、運営が曖昧なまま、売却を認めることは、私たちの税金に使われ方も認めたと言うことなのではないか、と考えると、
この問題、早急に決着すべきではないと思います。

投稿: せとともこ | 2009.06.17 12:39

私は、郵便事業株式会社札幌白石支店で、契約社員として13年、働いてきました。
以前から、同僚からのパワハラを受け、苦しんできました。
統括部門に相談して、解決してくれるようお願いしましたが、
うやむやにされて、私は「うつ病」が悪化し、退職に追い込まれました。
退職願にも、退職理由として、その旨、明記したのですが、
「現状では、パワハラを解決するのは困難だ」と相手にされません。

私は現在、失業して再就職のため
悪戦苦闘しています。
年齢的にも、再就職は厳しく
苦しい毎日を送っています。
また、郵便課の社員に対して、「ゆうパック」など営業を間接的に強要するのですが、
インセンティブ無し、マニュアル無しで成績のみを望みます。
郵政グループは腐敗しきっています。

教えて下さい。まじめに生きると損ばかりするのですか?
悔しくて夜も眠られません。

投稿: K.YOSHINO | 2011.06.05 18:29

K.YOSHINOさん。
おはようございます。
コメント拝見しました。
現場からの心からの思い、胸にしみました。
いろいろと大変な思いをなさっていたのですね。
ウウウウム。
あなたのような誠実で実直な方々が日本を支えていると改めて思いながら、
この記事でも挙げたように経営や資本家のあり方に怒りを覚えています。

K.YOSHINOさん、
真面目に生きて損は絶対ない。
と、私は信じています。
多分、いろんな方に相談なさっていることと思いますが、絶対に負けないで頑張って下さいね。
ブログを通して応援しています。
お体だけはご自愛を。
ではまた色々とお教えいただけことがあったらコメントなど下さいね。

投稿: せとともこ | 2011.06.06 09:47

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受信: 2009.06.10 00:52

» 鳩山総務大臣と西川郵政社長の進退対決 [罵愚と話そう「日本からの発言」]
「麻生財閥も鳩山財閥も…」について  郵政民営化が2004年10月14日に公表された「日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本国政府への米国政府要望書」(略称:年次改革要望書)にしめされた米国からの強い要求に、アメポチの小泉さんが尻尾を振ったものだという解説は、その真贋はともかく、反米左翼と反米右翼の脳細胞を刺激して、アドレナミンの分泌をうながす。アメリカの要望があろうとなかろうと、郵政事業の民営化はグローバルな潮流であって、避けられないものだったと思うが、この国には特殊な事情...... [続きを読む]

受信: 2009.06.10 18:18

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