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2009.07.31

「下着の実験も成功」若田さん

「下着の実験も成功」若田さん今夜地球へと言うことで若田さん、地球へ「お帰りなさい」。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日本人として初めて宇宙に4か月半滞在した若田光一飛行士(45)が30日朝(日本時間30日夜)、地球に帰還中の米スペースシャトル「エンデバー」で元気な姿を見せ、「におわない下着の着用実験は成功した」と笑顔で語った。
若田さんはこの日、米メディアからのインタビューに対し、日本のメーカーが宇宙長期滞在用に開発した、汗のにおいを吸収する下着の着心地について答えた。若田さんは「1か月間着用し続けたのに、仲間は気が付かず、文句も言われなかった」と話した。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

うううう===ん。
凄いですね。

それにしても、この実験。
宇宙でやる必要があったのか???
なぁ、、、
と、悩みながら下着メーカの着眼点に脱帽。

さて、この記事を読みながら思い出したのは、
「夜は短し歩けよ乙女」

森見登美彦の作品で第20回山本周五郎賞受賞。
とても軽くて柔らかな描き方で、
登場人物のすべてが「異常」にも関わらず、
つい共感してしまう作品です。
まだご覧になっていない方は是非お読みください。
ネタバレになってはダメなので、これ以上は書きませんが。
先輩の一人に願掛けで下着をずっと着替えていない人物がいました。


と、言うことで、
若田さんも、素敵な思い出いっぱいを乗せての帰還。
お帰りなさい。

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2009.07.30

経済白書が出たのだが、、、

書こうと思いながら総選挙云々の記事で新聞が埋め尽くされていましたが、
忘れないうちに書いておきます。
依然大きな下振れリスクが存在、適切な経済財政運営を進める必要=経済白書と言うニュース。
内閣府が2009年版の「経済財政白書」を発表したのは今月24日。

上記ニュースによれば、
2008年秋以降の厳しい景気悪化の最大の要因は、世界的な貿易の縮小から自動車やIT(情報技術)製品などの輸出が大幅に落ち込んだことであると指摘。
現時点では在庫調整の進展もあり、景気には持ち直しの動きが見られるようになっているとしながら、依然大きな下振れリスクを抱えているとの認識を示した。
リスク要因としては
1)生産水準が極めて低くなったことから、雇用調整圧力が高くなっていること、
2)需給ギャップの大幅なマイナスが続く場合、デフレに逆戻りする懸念があること、
3)米欧における金融危機が十分に沈静化したとは言えず、海外経済にも下振れリスクが残っている──などの点を挙げているとのこと。
また、こうしたリスクに注意しながら、政府は適切な経済財政運営を進める必要があるとしています。

確かに、
現状分析では家計と内需が弱い日本経済の体質を浮き彫りにしている部分もあり頷けます。
が、
が、
結論はこれでいいのだろうか???と言う白書の中身です。
つまり、
“こんな見方も可能だ”として「就業形態の多様化」は「失業を低下させる」と言う締めくくりなのですが、
おいおい、これってありかよ???
と、私は思わずブツブツ。
「就業形態の多様化」とは非正規雇用の拡大の別名であることは今でも暗黙の了解。
共通認識なのですが、
その多様化が失業を減らすというのだが、
それで非正規雇用の拡大を正当化するという以外のなにものでもありません。
正規雇用を拡大する、
労働者の生活を守るという観点は薄れているのでは???
と、思いました。
 
雇用を守る規制の強さを国際比較したグラフは、
日本がOECD(経済協力開発機構)30カ国の中で下から7番目。
これについては自らの分析で「非正規雇用者の増加が労働所得の格差拡大の主因となっている」としています。

また、
年金など「公的移転」による所得再分配の効果は、OECD21カ国の比較で日本は19番目。
税による再分配効果は「我が国はOECD加盟国の中で最も小さい」として、
ここ十数年の税制と社会保障制度の改定は、再分配の効果を一段と低下させてきたと分析。

主要7カ国で日本は、税と社会保険料の負担全体に占める低所得層の負担割合が最高で、社会保障給付では低所得層への給付割合が下から2番目。
ここでも、日本の低所得層は相対的に「低福祉高負担」の状態に置かれていることが明らか。

家計との関係では、
老後の生活不安や年金に対する不安が必要な貯蓄額を引き上げ、さらに医療制度への不安が消費を抑制していると分析・指摘。

こうした分析を自らしておきながら、
その結論が、先に書いた
「就業形態の多様化」は「失業を低下させる」とのもの。
ううううう====ん。
うううう〜〜〜〜うん。
ですね。

なんというのか、
現状分析は出来るが、
そして、その現状はかなり否定的なものであることも理解できるが、
その対応は「さっぱりわかりません」というものでしょうか、ねぇ、内閣府サン>

数字としては理解できるが実態が伴わない調査からひねり出された白書は迫力がないというか、
解決策が明らかでないことは、これまでの事実が語っています。
語っているのですが、
だからこそ、
もう、こんな茶番のような白書はやめて、
国民の生活に密着した政策案を出し、実行していただきたいものです。

そう、
総選挙まであと1ヶ月。
暑い日が続きます!!!

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2009.07.29

系統樹とブートストラップ値

前に帰無仮説についてエントリーを挙げたのですが、
今日は系統樹とブートストラップ値について。

ここ近年の分子生物の著しい発達で、
生物の系統間の分岐、進化が明らかになってきています。

アミノ酸のランダムな変化は時間にほぼ比例して起こると考えられており,距離は比較している生物が分化してからの時間に比例していると仮定して系統樹を作ります。
最も簡単に距離を求めるには,まず配列間でアミノ酸が異なる個数を数え、近縁なものから順々のつなげます。

たとえば、
ヒトとアカゲザルとウマ、ニワトリ、マグロなどの種から相同たんぱく質のアミノ酸配列を並べ、
種類によっての違いを調べます。
ヒトーアカゲザル、、、1
ヒトーウマ、、、、12
ヒトーニワトリ、、、13
ヒトーマグロ、、、21
と、いうように、今度はアカゲザルとウマ、、、などなどを調べます。
そして、その違いから系統間の分岐を推測していきます。

こうしてでき上がるのが、いわゆる「系統樹」です。


さて、この系統樹の確からしさを検証する方法の一つがブートストラップ値です。
統計学の手法の一つです。
すごく面倒くさいので、興味のある方は先のサイトをご覧ください。
詳しく説明が載っています。

帰無仮説の時も思ったのですが、
科学は結論を出すことに謙虚です。
決して「○○は□だ」と簡単には表しません。
それは、あるときは歯がゆいくらい回りくどいのですが、
それでも、
□が1つとは限らないかもしれないなら、あらゆる可能性に対して調べること、研究することは大切です。
「今の段階では□」と言うことです。
科学という言葉を聞いただけで、
教条的な融通のきかないものを連想されることがあったとしたら、
それは、科学というものの柔軟さや謙虚さを知らないものだと考えます。
実際、科学に携わっている方々は「ことの本質が膨大であること」を実感として感じています。
けっして、断定や決めつけはいたしません。

まだまだ私たちの世界は知らないことだらけ。
未開です。
未開の分野を開拓するにあたり、
人は、万全の準備と計画と結論への推測をもってして望みます。
本当にワクワクする世界です。
そして、そんな世界は、べつに科学だけのものではありません。
私たちの日常がまさにそうです。
知っているつもり、理解しているつもりだったが、実はまだまだ知らないことだらけです。
それは人間関係だったそうです。
夫や子ども、近所の方々、ネットの友人たち。
だからこそ、
一日、いちにちの潤いがあろうというもの。

と、言うことで、
今日は系統樹作成に頭を悩ましながらふと思ったことをツラツラと。


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夏のお出かけ、冷えにご注意

鬱としい天気が続きます。
各地で被災をもたらした大雨ですが、まだまだ油断禁物です。

さて、夏ですが、夏というと暑いと思うのですが、
先日の中高年の登山は「凍死」、つまり低体温症というものでした。
朝のテレビでも特集をしていたので、私もつい見ていました。
暑いと、思う割に、体は暑さよりも涼しさ、あるいは寒くさえあると言うことってあります。
夏は汗をかくのでシャツまでビッショリということがあります。
そして、冷房のきいた所にはいると、だんだん寒くなり、
つい己を罵ります。
「もっと上に羽織るもの持ってくれば良かった」と。

この頃は女性のファッションで夏でもスカーフを巻いたりしますが、
首に1枚まくだけでも、随分体感が違うようです。
これは紫外線対策にもなるし、なかなかの「すぐれもの」。
私もバッグに入れて出かけます。

また、
帰宅したら、足湯がいいと思うのですが、
足湯まで出来ない場合は、
手湯、とか肘湯なんかが手軽でいいです。
42度くらいのお湯を洗面器にはって、手を入れること5〜10分。
ポカポカしてきて汗がダラダラとでますが、
体の中は暖かくなってくることが実感できます。

と、言うことで、夏のお出かけ。
思わぬところに落とし穴があるようですが、
家に帰って丁寧にケアして、気持ちよく夏を乗り切ってください!!!

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2009.07.28

民主党マニフェスト

このところテレビでは民主党の公約、マニフェストがさかんに報道されています。
「無責任で危ない」と首相 民主党マニフェストを批判というところが、どうにも笑っちゃうのですが、
が、
確かに、自民党でなくても首をかしげるマニフェストです。

さて、中身をみていきましょう。

<「行政刷新会議」で無駄排除>と言うことで、
まず一番。
「国民の生活」を最優先に「すべての予算を組み替え、子育て・教育、年金・医療、地域主権、雇用・経済に税金を集中的に使う」と宣言。

この意気込みは良いと思うのですが、
が、
具体的な施策として、
首相直属の「国家戦略局」の設置による政治主導での予算骨格の策定、「閣僚委員会」を活用し事務次官会議を廃止、「行政刷新会議」の設置による無駄や不正の排除などとともに衆院比例定数の80削減も明記。
とくに比例代表を「ムダ」と位置付けています。
?????????
これについては、以前も記事にしたのですが、
国会議員は私たちの代弁者ですから、きめ細かく生活の問題に立ち入るためには、議員の数は必要と思います。

次に目玉の子育て。
<「子ども手当」は11年度から満額支給、政策実現財源は16.8兆円>
マニフェストには主要政策の実施時期と財源を記した「工程表」も記載。
子ども手当は、2010年度に当初計画(子ども1人あたり月額2万6000円)の半額でスタートし、11年度から満額を実施する。公立高校の実質無償化。
などなど。
これは実現できると、かなりの子育て世代にとっては福音では、と思います。

また、
ガソリン税などの暫定税率の廃止は10年度から実施、高速道路の原則無料化は10年度から段階的に導入し、12年度から完全実施に移行したい考え。農業の戸別所得補償制度は10年度に調査や制度設計などを行い、11年度から実施する。
などなど。
ばら色の生活が盛り込まれています。


年金制度改革は、
最初の2年間は「消えた年金」問題など年金記録問題に集中的に取り組み、2013年度までに全額消費税を充てる新たな「最低保障年金制度」を決定する。
とのこと。
民主党には長妻さんという頼りになる議員もいるので大船に乗った気持ちでいけるのだろうが、
が、
本当に大丈夫???


また、
このほかの政策についても財源を確保しながら順次、実施するとしており、必要な財源は4年目に16.8兆円となる計画。具体的な財源の捻出方法については、一般会計と特別会計の無駄削減などで9.1兆円、いわゆる「霞が関埋蔵金」の活用で5兆円、租税特別措置などの見直しで2.7兆円を見込んでいる。
とのこと。

が、
先日、赤字国債発行による財源確保について直嶋正行政調会長は「財政規律は大切にしたい」とし「極力、赤字国債の発行はしないことが基本」と指摘。
消費税引き上げについて鳩山代表はあらためて「4年間は必要ない」と語ったと報道されながらも、4年間は必要ないが、じゃ、その先は???
となると曖昧。
と、思いきや、
「将来に関する消費税の議論を一切行うべきではないと曲解されたことは訂正申し上げたい」と述べ、消費税増税論議を行う姿勢を示した鳩山さん。
あらあら、、、
これじゃ。
マニフェストに明記できないわけです。

<郵政株の売却凍結へ、最低賃金「1000円めざす」>など各論もいろいろ書いてあります。

「変わるのはあなたの生活です」
が、スローガン。

ところで、
外交はどうなるか???
明記されていないので判断ができませんが、
直嶋正行政調会長は会見で、マニフェストで触れていない自衛隊の海外派兵の対応について「海賊対策は状況に応じて自衛隊派遣が必要だ」と答えました。

うううう====ん。
うううううううう〜〜〜〜ん。
ですね。
これって。


民主党路線はマヌーバーか???
と、言った議論が以前ありましたが、
今回のマニフェストをみながら、肝心のことはぼかしている姿勢に不安を感じます。

一番肝心のことを隠して、
ホラ、あなたの生活は変わりましたよ!なんて言われても、
猫なで声で耳元で囁かれている不安を感じます。

小泉さんの郵政民営化選挙の時、書いた記事を思い出しました。
鶴の一声
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
とある国のお話。
司会者「総理、ツルの一声をどうぞ」
総理「私は嘘をつきません」
司会者「あっ、視聴者のみなさん。間違えました!サギの一声でしたぁ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


鳩山さん、こんなことはご免ですよ。
そう、あなたは「鳩」なのだから、、、

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2009.07.27

気候変動の予測について

九州地方や中国地方の大雨。
心配です。
被災にあわれた方のご心情、想像に固くありません。
お見舞い申し上げます。

それにしても、今回の大雨の原因「湿舌」と言う暖湿流が原因だそうです。
==============
梅雨前線の場合は前線の南側が広く暖湿流に覆われるが、低気圧の通過などに伴って狭い領域に暖湿流が流れ込み、梅雨前線を刺激して活発化させ、猛烈な集中豪雨をもたらすことがある。このとき暖湿流は細長い舌のような形をしていることが多く、これを湿舌(しつぜつ)と呼ぶ。梅雨前線付近で発生することが多いが、それ以外の場合もある。
==============

予測が難しい天気予報ですが、
この近年はますます天気がダイナミックに変化して、私たちの日常に襲いかかってくる出来事が多くなったように思います。
一つには地球温暖化が考えられ、また一つには森林伐採も理由として挙げられていたりと、
私たちの生活そのものの見直しも図る必要があるかもしれません。

と、言うことで今日はエルニーニョとアジアモンスーンについて、以前読んだ論文を引っ張り出してきました。
今ではすっかりにお馴染のエルニーニョ
アジアに住んでいる私たちにとってはアジアモンスーンは生活と切り離す事の出来ない気象です。
このアジアモンスーンを研究していく中で発見されたのが「エルニーニョ」です。
イギリスのWalkerが熱帯地方の海面気圧が太平洋とインド洋を含む全球規模の東西シーソー型の巨大なパターンで変動していることを発見。
これを南方振動と名付けたのですが、後にエルニーニョの表れであることがわかりました。
その後、Walkeはインドの夏季モンスーン降水量と南方振動の予測をしようとしましたが、
有意な正の相関はみられるものの予測につかえるまでのものには到達できませんでした。

エルニーニョが終息したあとの夏にみられるフィリピン海の異常はなぜ起こるか、という研究をWang,が行い、
ロスビー応答と言う風偏差が生じていることが分かりました。
さらに赤道β平面モデルを用いて、
大気の流れの予測研究がされています。

数値モデルを使い、有力なデータ分析を通して「意味」や「予測」を導こうと研究が続けられています。
大気と海洋の相互作用。
エルニーニョ、アジアモンスーン、そしてロスビー応答などなど一つひとつは違った現象でありながら、
統合されて複雑な気候を織りなすというメカニズム。

気候研究の歴史をつらつらとひも解きながら、
「学問」の本質というか、原因を科学するための共通の手法をみた思いです。

仮説から実験、観察へ、そしてあらためて仮説の検証というトライアンドエラーの繰り返しの中で、
徐々に見つけられていく「真理」。
なるほど、
骨の折れる作業ですが、またやりがいもあるものです。
どんな所にも、どんなものにでも、
学ぶための真理は潜んでいるのだから、日々研ぎ澄ました感性とゆったりとしなやかな感性のバランスの中で自分の求めているものと向き合いたいと思ったものです。


と、言うことですが、
それはそれとして、今回の災害については「人災」の部分もかなりありそうです。
開発優先のあり方を見直す必要と、
環境問題を早急に実施することが求められることでは、と思います。

本当に大雨で被災されている方々のお気持ちを思うと、
一刻も早い復旧をお祈りしています。

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2009.07.26

FC東京戦

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昨日、FC東京戦を観るため、味の素スタジアムに行きました。
味の素スタジアムに行くのは初めて。
京王線、飛田給を降りると、もうスタジアムの屋根が目に入ります。屋根付きのスタジアムなので雰囲気は浦和の埼玉スタジアムに似た雰囲気です。
そして、歩くこと7、8分。
スタジアムに着き、いつものように鞄の検査をうけ、チケットのもぎりをして中に入ると、
青と赤のFCのユニフォームを着たファンやらサポータが大勢。
会場でうちわを配っていたので、私たちも貰いました。
FCのうちわを片手に歩いていくと人山が出来ています。
ナァニィ???
やじ馬の私は思わず体を乗り出してみると。
みると、
そこに美しい三人の浴衣姿の女の人とFCのマスコットの「東京ドロンパ」。
女性はTokyo MX TVの三田アナウンサーと「青赤娘。」のお二人でした。
それが上の写真です。
夫がパチリと撮った写真を私もブログに挙げました。

さて、
試合は0−0の緊迫した内容で、本当に面白い展開でした。
息もつかせない試合で、アッという間に30分が過ぎ、それからの15分が長い。
こっちにボールがくれば、
すぐに向こうが奪い、
攻められたかと、思いきや、すぐに奪い返し、攻撃をかけ、
そして、アッと思う間に、また取られ、、、
と、
本当に、凄い試合でした。
結果はドローでしたが、観ているほうは「得した気分」で、
最後の笛が鳴ったときは、
広島サポータ・ファンもFCの席の皆さんも拍手でした。

と、言うことで内容に満足しながら帰途に着きました。
試合は白熱していたのですが、会場を吹く風は涼しくて、もらったうちわも必要ではなかったのですが、
ここで、思い出したのはスタジアムの運営というのか、方針というのか、
そのあたりについて、ちょっとした疑問です。
今まで、アウェイ戦を観るため、いろんなスタジアムに足を運んでいるのですが、
昨日のようなスタジアムは初めて。
何が、と言えば、それはホーム応援とアウェイ応援について、厳しいチェックがあることです。
アウェイ席に行こうと歩いていると、
警備の方に声をかけられました。
「FC東京のうちわは片づけてください」と。
そして立て看板にも「ここからはアウェイ席です。FC東京の応援グッズを身に付けた方はここより先は入ることができません」と言うような内容が書かれていました。
えええええ、、、
ううううう〜〜〜〜ん。
です。
これは、ちょっとやり過ぎではないだろうか???
確かに何年か前に、サポータのいろいろがあったのですが、
が、
それはすでに終わったことです。
多くのFC東京のサポータやファンの方々は他のチームのサポータやファンと同じく試合そのものを楽しみ応援しているサッカーファン。
先にも書いたように私はいろんなスタジアムに行っているのですが、
他サポの方々と一緒に試合を観ながら、結構、話しをしています。
お互いのチーム状況とか交換しあい、それもまたアウェイの楽しみの一つです。
それが、
このような看板が立てられ、応援席がキッチリと分断されていると、なんとなくサポータやファンを信用していない、信じていないというように思い、それは不愉快なものでした。
FC東京のサポータやファンの方々は、これについてはどの様に感じているのだろうか???
と、思いながらうちわを片づけた私たち。
あの看板は、いつまでも過去の傷を思い出させる以外の何者でもないように私は思うのですが、いかがでしょうか???

と、言う思いで昨日はサッカーを観ました。
さて、次節は鹿島。
またまた熱い試合が待っています。
応援しています!!!
サンフレッチェ広島

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2009.07.25

女性差別、日本の対策なお不十分 とのこと。

女性差別、日本の対策なお不十分 国連委が6年ぶり審議 と言うニュース。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
女性へのあらゆる差別を禁止した「女性差別撤廃条約」の実施状況を審査する国連の女性差別撤廃委員会が23日、日本の現状についての審議を6年ぶりに行い、各委員から「日本は条約に拘束力があると理解しているか」「具体的対策を欠くのでは」などと厳しい意見が相次いだ。
日本は前回、2003年の勧告で対策遅れを指摘され、是正を求められている。委員会では今回の審議を受け、8月下旬にも日本政府に勧告を行う予定だが、迅速な取り組みを再び求められる可能性がある。
03年の勧告では従軍慰安婦問題へのさらなる対策を求めたが、日本政府は今回も謝罪は解決済みで、補償でも「アジア女性基金を活用」など従来の意見を繰り返した。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ふぅむ。
まだまだですね。

女子差別撤廃条約について以前、書いたことがあります。
その折、2003年の勧告について触れました。
===============
「2003年7月に日本は第4回、5回の勧告を受けています。
(男女共同参画などのサイトを参照。)
男女の賃金格差や、パート・派遣労働に女性が多く低賃金なこと、
家庭生活と職業の両立が困難なこと。
そして
「男女の事実上の機会均等の実現」
「両立を可能にする施策」の強化が必要と勧告。
また12年前の勧告で、大企業のコース別雇用管理つまり「間接差別」が取り上げられていたにも関わらず政府は無視してたのですが、これも国内法に取り入れるようにと勧告されなおしました。
また注目すべきもののひとつに「夫婦別姓」もあります。
日本の夫婦同一姓や婚外子差別について、女性差別撤廃委員会は、」じつに1988年から指摘。
先の勧告は「差別的な法規定」の「廃止」を求めています。
==============

先の記事にも書いたように、
1988年から指摘され続けている日本。
そして頑固に変えない、変わらない日本。

フゥゥウウム。
ため息です。

この問題も、いずれまた折りを見て書きます。
とりあえず、ニュースのお知らせにて。

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民主党、現実路線

なぁんだか、、、民主党。
どうなっているのかな???
「現実路線」って。

もろ刃の現実路線 対米配慮、連立の火種なんて記事を読みながらため息。
ふっ〜〜〜〜

麻生さんが「民主党はぶれた」と言っていますが、
実は「マッタク同じ」だったということが明らかになっただけなのでしょうか???
ねぇ???

いずれにしても、
今度の選挙。
しっかりと各党の主張を聞いて判断していかなければ、と思います。
今、時間がないので、この問題については、いずれキッチリと書こうと思いますので、
取り急ぎ、ニュースの紹介にて。

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2009.07.24

小説河童から

人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。重大に扱わねば危険である。
〜芥川龍之介〜

そう、今日7月24日は河童忌です。
芥川直筆画など展示 墨田河童忌ちなみ資料展と言うことで東京墨田区の図書館で資料展が催されているようです。

私も河童忌については過去、何回か記事にしたのですが
そこでも書いたように、芥川の作品で一番好きなのは「杜子春」「薮の中」。
何度読んでも新鮮です。
読むたびに、最後はため息。
ふっ〜〜〜


さて、そんな芥川の数々の作品の中で、今日は河童について。
この作品は死ぬ直前の作品と言うことで、
多くの研究者の手によって分析されています。
つまり、芥川自身の苦悩、人間社会の不合理への憤りとかとか、、、
確かに、読むほどに、それが人間社会を映し出したものであることは容易に読み取れます。
出産、法律、恋愛、戦争、芸術、家族のあり方、失業問題、政治、新聞、自殺、宗教、死後などの様々な問題が描かれています。
とくに自身の問題として切実であった宗教や自殺についての箇所は、
35歳の芥川の苦悩がにじんでいます、、、
河童界よりも低級な人間界にあって、
ついに作者芥川は自らの命を絶つのですが、
それでも、
私は「どうしてだろう、、、」と思うのです。
確かに、当時、いろいろの問題を抱えていたのだが、
だが、
なんとか生きていて欲しかった、生き抜いて、ひたすら書いて貰いたかった、と
私は思うのです。
人間界に帰ってきた「ぼく」が、
その後、どのように成長して、したたかに、しなやかに、生きていく様を描いて貰いたかった、、、
と、思います。

河童忌の今日、もう一度、小説河童を読みながら、、、

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2009.07.23

文月のふみの日

今日は7月23日で「文月のふみの日」です。

文ですかぁ、、、
この頃、メールと電話で済ますことが多くなり、
手紙を書くことがあまりありませんね、、、
うううう〜〜〜ん。

夫の両親や、私の田舎の母には、
手紙、せめて葉書でも、と思いながらも、つい電話で用事を知らせたりして、、、
本当は、折々のご挨拶なんかを「絵手紙」なんかで送ると、素敵なんでしょうが。


さて、
手紙と言えば、「変しい、変しい」(?)恋文なんかも、この頃は廃れたのでしょうね。

「二つ折りの恋文が花の番地を探している」とルナールは書いていますが、
蝶がウキウキと花を求めて軽やかに飛ぶ様が思い浮かびます。

日本の恋文として、今回は清少納言「枕草子」129段を紹介します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(一二九段)
頭辨の職にまゐり給ひて、物語などし給ふに、夜いと更けぬ。「明日御物忌なるにこもるべければ、丑になりなば惡しかりなん」とてまゐり給ひぬ。つとめて、藏人所の紙屋紙ひきかさねて、「後のあしたは殘り多かる心地なんする。夜を通して昔物語も聞え明さんとせしを、鷄の聲に催されて」と、いといみじう清げに、裏表に事多く書き給へる、いとめでたし。御返に、「いと夜深く侍りける鷄のこゑは、孟嘗君のにや」ときこえたれば、たちかへり、「孟嘗君の鷄は、函谷關を開きて、三千の客僅にされりといふは、逢阪の關の事なり」とあれば、

 夜をこめて鳥のそらねははかるとも世にあふ阪の關はゆるさじ

心かしこき關守侍るめりと聞ゆ。立ちかへり、

 逢阪は人こえやすき關なればとりも鳴かねどあけてまつとか

とありし文どもを、はじめのは、僧都の君の額をさへつきて取り給ひてき。後々のは御前にて、

 「さて逢阪の歌はよみへされて、返しもせずなりにたる、いとわろし」と笑はせ給ふ。「さてその文は、殿上人皆見てしは」との給へば、實に覺しけりとは、これにてこそ知りぬれ。「めでたき事など人のいひ傳へぬは、かひなき業ぞかし。また見苦しければ、御文はいみじく隱して、人につゆ見せ侍らぬ志のほどをくらぶるに、ひとしうこそは」といへば、「かう物思ひしりていふこそ、なほ人々には似ず思へど、思ひ隈なくあしうしたりなど、例の女のやうにいはんとこそ思ひつるに」とて、いみじう笑ひ給ふ。「こはなぞ、よろこびをこそ聞えめ」などいふ。「まろが文をかくし給ひける、又猶うれしきことなりいかに心憂くつらからまし。今よりもなほ頼み聞えん」などの給ひて、後に經房の中將「頭辨はいみじう譽め給ふとは知りたりや。一日の文のついでに、ありし事など語り給ふ。思ふ人々の譽めらるるは、いみじく嬉しく」など、まめやかにの給ふもをかし。「うれしきことも二つにてこそ。かの譽めたまふなるに、また思ふ人の中に侍りけるを」などいへば、「それはめづらしう、今の事のやうにもよろこび給ふかな」との給ふ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
高校の古文でも出てくる有名な段です。
特に、
「 夜をこめて鳥のそらねははかるとも世にあふ阪の關はゆるさじ」
は、百人一首でも有名です。

ところで、この段は読めば読むほど、
艶やかな男女の情愛と同時に「時間の移り変わり」を楽しむ様が描かれていて、
当時の恋愛が、ゆったりとおおらかであったことがかいま見られます。

と、言うことで、
今日は文月のふみの日。

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2009.07.22

衆議院解散について ツラツラと

いよいよですね。
総選挙。
昨日はマスコミは、ガンガン放送していました。
私も、つい見てしまったのですが、同じ映像を。ははは。
「天下為公」を座右の銘とした麻生さんでしたが、
そんな麻生さんのこの間の総理としての働きを思い出しながら、ふと高田保の「ブラリひょうたん」の一説が頭に浮かびました。
==============
ある金持、何かのことで大勢の人夫を使つた。その人夫たちを眺めていると、休みの時間中も落着かぬ風體の一人があつた。怪しんでわけをたずねると、

旦那、私はこうしている時間が勿體ないのでございます。

この返事を聞いてその金持は、よろしい。ではあそこに積んである石を、殘らずこつちへ運びなさい、と命じたのだそうだ。喜んでその人夫はそれを運びはじめた。

旦那、仰せの通りに運んでしまいました。

まだ働きたいか?

はい。

ではその石を元の所へ運びなさい。

外の人夫たちはとつくの昔に歸つてしまつても、この人夫だけは、殘つてそれをその通りにした。そこで金持が、

今日の働き賃、どれだけ欲しいか?

あたり前の一人分で結構でございます。

明日も働きたいか?

はい。

では來いといわれてその人夫、翌日の朝早くにやつて來て、今日は何をすればよいかと金持にいつたのだそうだ。金持は答えて、

昨日やつた通りに、あの石を運び直しなさい。

はい、と驚きながら人夫は答えたが、しかし默つてその通りにやつた。終つて新しい指圖をしてもらいに行くと、

では又、元へ戻しなさい。

はい。

人夫はいよいよ驚いた顏はしたのだが、何故そんなことをしなければならぬのかとは、ついに最後まで口に出さなかつたのだそうだ。

おまえは實に感心な男だ。

と金持は最後にその人夫を賞めて、改めてその家の召使にすることにしたというのである。人間はえてして、碌な仕事もできぬうちに、あゝだこうだといいたがるものだ。それをお前は默々として、いわれた通りに働いている。だから感心だというのだそうだが、これを『美談』といつたら、誰だつて馬鹿々々しいというだろう。

右は西洋の話、西洋にもこれが美談で通つた時代があつたのである。

(高田保 ブラリひょうたん 美談より一部引用)
==============


麻生さんにしたら、
「国民のため」と言う思いで(?)
一生懸命、石をあっちに動かし、こっちに戻し、
そしてまた次の日も「経済対策」と言って同じことをあっちに動かし、こっちに動かし、、、
と、
愚直なまでにやっていたのだろうが、、、
が、、、
結局、何も変わらなかった。
と、言うことでしょうか???
いや、本当はもっと悪くなったか???


視点を変えれば、中川さん。
「顔を変えろ」「変えろ」と石をあっちこっちと動かしてはみたものの、
結局、動かしただけで、
旦那に褒められもせず、、、


いずれにしても、
愚直であるということは美談ではないのですね、、、
馬鹿馬鹿しいだけなのでしょうね。
フゥム。

それにしても、
どうなるのか???
なぁ。

テレビで「ザ・ニュースペーパー」が今回の解散を風刺している一場面が映りました。
鳩山さんらしき人物が言うには、
「みなさん、民主党が政権をとったらどうなるかと心配なさっているようですが、
心配はいりません。
自民党と同じことをやりますから、、、」
だって。

あああああ〜〜〜
笑っちゃイケナイ。
笑えないよね。
明日はどっちの方向を向いているのやら???

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皆既日食だったが、、、

皆既日食。
残念でした。
朝から空を眺めていたのですが、、、
ううううう〜〜〜〜ん。
厚い雲に覆われ、それどころか雨さえザッ〜と音をたてて降っている始末。

あああああ〜〜〜
残念。

まぁ、それでも、多くの方が、天文ショーに興味をもち、
いろんな所で開催されるイベントに参加している様子をテレビでみて、
私も嬉しくなりました。
とくに子どもたちにとって、
思い出になればいいなぁ、、、

天文ショーは日食だけではありません。
2009年7月28日 みずがめ座δ流星群が極大、夏の流星群シーズンの始まりと言うことで、
まだまだ宇宙は楽しい天文ショーを準備してくれています!!!
是非お楽しみください。

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2009.07.21

かけ算の順番についてツラツラと考えました(追記あり)

いつものように、いろんなサイトをROMしていたら東海林さだおがいいなぁのブログ主のちょちょんまげさんが興味深いエントリーを挙げていらっしゃいました。
その名は「掛け算の順序の話」というもの。
リンク先の積分定数さんも、「かけ算の順序」について丁寧に分析なさっています。

ちょちょんまげさんや、積分定数さんのエントリー、またコメント欄を読んで、私も刺激され、ちょっとエントリーを挙げてみようか、、、と今、試みています。
ちょちょんまげさんや、積分定数さんを始めとして多くの方々のご意見は、
かけ算を行う場合「学校教育の現場で、掛ける数も掛けられる数も順番が入れ替わっても間違いとするのはおかしいのでは」というものです。
ちょちょんまげさんは、エントリーでご自分のお子さんの体験からアメリカのかけ算の考え方も紹介くださっています。
(この箇所だけでは、アメリカのかけ算の考え方は分からないのですが、あたかも、かけ算をたし算の延長のように教えているとしたら、それは問題では、、、と思いました。この教え方だと4×1、4×0、また分数や小数で子どもたちは戸惑ってしまいます)

さて、
私も基本的には、順番が変わっても「本質」は変わらない、と思います。
思うのですが、
では、現場の教師は「なぜ、順番が入れ替わると間違い」とするのか、、、
を、最終結論に見据えて、考察の手順として以下のように行います。
まず四則演算の意味について、
次に子どもたちの発達段階について考察を加えながら、先の結論へと書いていきます。

=====「四則演算の意味」====
たし算の意味は小学校では「合併、添加、増加」の3つです。
1番目の典型として「電車5台と電車3台をつなぐとみんなで何台」というような問題が合併です。
これは5+3でも3+5でもOKで交換法則が成り立ち、子どもたちの理解も速やかです。

次に添加。
「えきに電車が5台あります。あとで3台きました。えきには何台電車がありますか。」
などの問題です。
これは、5+3ですが、3+5、とはなりません。
この考えは理科の実験で試薬を作るときも同様です。
試薬を添加する順番があるからです。
添加を教えるときは「順番」は大切なのです。
どちらでもいい、という教え方をすると子どもは混乱するのです。

最後の増加は、「体重が去年から3キログラム増えた」などなどを扱うときの演算です。


引き算はたし算の逆思考で、
合併には求補。
添加には求残。
増加には求差と対応しますが、今回は長くなるので、引き算については、省略します。


かけ算の意味は3つあります。
1つは今では一般的になった「1あたりの数×いくつ分=全体の数」です。
2つ目は「基になる数×倍=比べる量」、つまり割合です。
3つ目は「長さ×長さ=面積。面積×長さ=体積」など新しい乗法単位を作るための演算です。
例は省略します。


割り算の意味は、「等分除、包含除、倍」の3つでかけ算の逆思考です。
まず典型的な割り算は等分除。
「みかんが12個あります。4人に同じ数ずつわけると、1人分は何個になるでしょう」というもので、かけ算でいうならば「1あたりの数を求めるものです」

包含除は「みかんが12個あります。1人に4個ずつ配ると、何人に分けられるか」というもので、かけ算のいくつ分を求める演算です。

倍は「比較量÷基本量=倍」というもので2量の関係を求める演算です。

以上が四則演算の意味です。

さて、
本来のテーマに戻るならば「a×bとしてもb×aにしても間違いではないのでは」と言うテーマについて考えるとき、
私は、これは「子どもの発達段階と不可分」では、と考えます。
つまり、
当該の問題で、教師が間違いとするのは「掛ける数と掛けられる数」の順番違いではなくて
「1あたりの数といくつ分」の違いを理解しているかどうかを指導しているのでは、と思うのです。
最初に公式として「1あたりの数×いくつ分=全体の数」と教えた以上は、
子どもたちに「1あたりの数」「いくつ分」と言う概念を混同することなく定着させるために、入れ替えた場合は間違いであると指導することで正しい理解をさせようとします。

「1あたりの数」という概念をしっかりと子どもたちに定着させないで、
次に進むと子どもたちは、割り算や内包量(速度とか濃度などなど)になるとグチャグチャになります。

教師はただ順番に拘っているのではなく、小学校で理解する算数全体を見通して、
かけ算の始めには、「1あたりのかず」、「いくつ分」を理解させようとします。
また、
面積の公式は「縦×横」、と教えますが、これは板書で書くとき縦の線を先に書くことが多いので、まず縦、次に横の線を書くので「×横」としますが、
横の線から先に書けば横×縦でも交換は可能です。
ただ、この順番にも拘る教師がいるとしたら、
その教師は子どもに「立体の名称」を定着させるために、拘っているのかもしれません。

いずれにしても、
中学では可能なことが小学校では制限される大きな理由の1つは、
「子どもの発達段階が具象から抽象へ、異質なものから上位の等質を導く力が未熟」であるとの分析からだと思います(もちろん、小学校でもこの段階を難なくクリアする子もいるし、中学、高校でも呻吟する子はいるので個人差があるのですが、一般的に、という意味です)

と言うことで、
当該の問題は現場の教師は、
「順番」に拘っていたのではなく、「1あたりの数、いくつ分という概念の定着」に拘っているものと考えます。
(教え方は教師によりさまざまですが、、、)

それにしても算数は難しい、、、
どこまで具体的に教えればいいのか???
教えるほうも、子どもたちの思いも寄らない新鮮(?)な反応に戸惑うことしばしです、、、
が、
いずれにしても、
教師自らが改めて「意味」を理解し、教えることの意義を考え直すことは大切だとしみじみと思いました。

ちょちょんまげさん、積分定数さん、ありがとうございました。
コメントで、お送りしようと思ったのですが、長くなりましたので、エントリーを挙げました。

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2009.07.20

千葉戦

サンフレッチェ広島、昨日は千葉に4−1で勝ちました!!!
広島ファンの私は大喜びです。

昨日は6時前からテレビの前でドキドキ。
早めに夕食はすませ、ビールを片手にスタジアム気分。
広島は雨模様で、多くのサポータやファンの方々も大変だったろうと思います。

怪しげな天気のもと、いよいよキックオフで試合がはじまりました。

前半、惜しいシーンはいっぱい、いっぱいあったのですが、なかなかゴールを割ることができず、残念無念。
途中、見ている私の方はだんだん、集中がきれて、暑さも手伝い、眠くなったりして、、、
そして、前半終了。

15分のハーフタイム。

そして後半突入。
まずキックオフからボールをつないで相手のゴールにまでいき、ミキッチがゴール、、、
と、思いきや合わせることができず、
私は「ああああ、、、」と、ちょっと向こうを向いてしまったのです。
その直後、夫が「ウワッ=====」といつもの雄叫び。
なになに、、、
と、慌ててテレビを見たら寿人が手をあげて走っています。
「あっ、入ったんだ」
そうです、佐藤寿人が、ボレーで叩き込んでゴールを決めたのです!!!
私は瞬間は見ることが出来ないという、いつもながらの仕様。
仕方がないので何回も映されるビデオを見ていました。
が、
それにしてもすごいですね。

しかし、昨日の広島の凄さは、3分後にも用意されていました。
ストヤノフのFKからのゴール。
素晴らしい曲線を描いてポストにあたり、その後、ストンとゴールに吸い込まれました。(これは、しっかり見ました)
「万有引力を最大限に利用してのゴール」なんて素敵な表現でストヤンのゴールを讃えている文章を読みましたが、この際、物理の法則には構っていられなかったのだと、言う書き手の喜びに私も共感しました。

さて、そんなドラマのあと。
しばらく試合はタンタンと進み、
なんとなく、また眠気が襲ってきます。
目が半分くらいのメ・ハンジェになったころ、
広島は、私の大好きなリ・ハンジェが41分に入り、そして、
そして、
そのリ・ハンジェがなんとロスタイムでゴールを決めたのです!!!
3−0。
うわっ〜〜〜〜

やった!!!

もう、目はパッチリ。

その後、千葉に1点をとられたのですが、
直後に青山が、また1点をとり、
結果、4−1で広島が勝ちました。

よかった!!!
よかった。
本当によかった。
このところ、負けが続いていたので、この勝利は、選手にとっても新な意欲に繋がる「よい勝ち」だったと思います!!!

と、言うことで次節はFC東京。
頑張りましょう、、、広島。
応援しています。

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2009.07.19

西松献金事件、判決

西松建設献金事件:国沢元社長に有罪 献金と受注、関係否定--東京地裁判決というニュース。
準大手ゼネコン「西松建設」の違法献金事件で、政治資金規正法違反などの罪に問われた同社元社長の国沢幹雄被告(70)の判決公判が17日東京地裁であり、山口雅高裁判長は禁固1年4月、執行猶予3年(求刑1年6月)を言い渡したということです。
判決は、同被告がダミーの政治団体を使って小沢一郎民主党前代表側や二階俊博経済産業相側に資金提供したことを、「政治資金の収支を透明化することで政治活動の公明と公正を確保しようとした法の規制をことさら免れた」と批判。二階、小沢両氏ら政治家側も、改めて説明責任の必要が問われます。

山口裁判長は、小沢氏側への偽装献金について、岩手・秋田両県の公共工事受注業者の決定に強い影響力を持っていた小沢氏の秘書らと良好な関係を築くためだったと指摘。小沢氏側のゼネコン談合組織への影響力を認定。
自民党二階派の政治団体「新しい波」が開催した政治資金パーティー券をダミー団体名義で購入したことについては、「西松建設からのものだと公表されないため」に行ったとしました。
判決によると、国沢被告はダミー団体名義で06年、小沢氏の資金管理団体「陸山会」などに計500万円を献金、二階派「新しい波」が開催したパーティー券計340万円分を購入するなどなど、、、です。

公判では、検察側は小沢事務所が1980年代前半ごろから、岩手・秋田両県の公共工事で、ゼネコンの談合組織に本命業者を指定する「天の声」を出していたと指摘。西松建設側は「天の声」を得て工事を受注するために献金を続けたと認めていました。

小沢氏側への献金は、07年までの12年間で約1億3000万円に上り、同社は「天の声」により4件の工事を受注したとしましたが、判決では「天の声」について言及しませんでした。

献金した側の有罪が明らかになった以上、受け取っていた政治家の責任はどうなるのでしょうか???
知らぬ存ぜぬで逃げ切るつもりでしょうか???
送ったのは向こう。
悪いのも向こう。
自分の責任は無効。
と無辜の政治家を装うのだろうか>小沢さん。
そして二階さん>

小沢さんは「一切やましいことはない」と言い切ります。
これは自分にはやましいところはない、ということなのでしょうが、
ご自分の公設秘書は逮捕、小沢さんに献金を送った方も罪に問われました。
これでもなお「自分にいっさいやましいところはない」と言うならば、
この人は、いったい何をみてきたのだろうか???
自分の周りではこれだけ罪を犯すものたちが跋扈していたのに、気がつかなかったということです。
これは、あまりに「愚か」ということではないだろうか???
足下の人間たちの罪さえ気がつかない政治家に、私たちは自分の生活をまかすことができるか???
いや、できない(反語です)

本当のところ、ご存知だったのでしょうが、小沢さん>
「天の声」は、この場合、あなたの声であり、あなたの意思であったことは、
想像に難くありません。
が、
それでも、あくまでも、今回の件に関して一切の責任を認めないというならば、
それはそれで、
政治家としての資質というか、私たちの常識とはかけ離れています。
それはそれとして、
こうして縷々みていくほどに、そもそもの献金という制度そのものの不備を思わざるを得ません。
廃止をも視野にいれて、見直しを強く求めるものです。

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2009.07.17

鳩山献金問題

ころころ変わるのは、何も自民党の「表紙」と「主張」(???そんなものあるのか、と思うくらいこの頃はヒドイ)だけではありません。
鳩山さん。
あなたの虚偽献金問題もそうです。
鳩山献金偽装で政倫審…民主欠席、うやむやに?なんてニュースがつい先ほど出たのですが。
これを読む限り、
納得できませんね、、、鳩山さん>


鳩山さんサイドの説明によると、
資金管理団体「友愛政経懇話会」(友愛懇)の虚偽献金は、2005年からの4年間で、のべ193件、総額2177万8000円だそうです。
そして、
年平均550万円近くにのぼる虚偽記載については、
6月30日の会見で、「私への個人献金があまりにも少ないので、それがわかったら大変だという思いが(担当秘書に)あったと推測される」との弁明がテレビに映し出されていました。
が、
調べるほどに怪しいのは
友愛懇が1998〜07年の10年間に、総額約5億9000万円もの個人献金を記載していることです。

総額約5億9000万円もの個人献金。

これを少ないと感じるのはさすが鳩山財閥ですかぁ。
さらに言うことには、
7月3日には、「『鳩山はカネを持っているから』ということで企業・団体献金がなかなか集まらない。その焦りのなかで、個人献金を増やしてしまったのではないかと推察する」と変更。
あらあら、、、
そうですか。
やはりカネを持っていると周りに思われ、それで焦って、個人献金を虚偽記載したのか。
と、思いきや、
明けて次の日。
「もともと8000万円ほど(友愛懇に)貸し付けている。これ以上増やすのは、秘書にとってつらい話になったのではないか」と変更。

あらあらあら、、、
ですね。

で、
こうしたコロコロ説明にも関わらず、いっさい明らかにされないのが「実のところ」です。
実のところは、どうだったのか???
鳩山さん>

さらに混迷は
友愛懇。
05〜07年の間、のべ138人分の献金、計1771万2000円を削除する訂正をしたのですが。
が、
が、
この削除された複数の人が「献金した」と証言していることがわかりました。

もうこうなれば破れかぶれ。
鳩山さんも先週の金曜日の10日、「現実には寄付していただいた方も何人かいた」と認めました。

ううううう〜〜〜〜ん。

おいおいおい。

ですね。

収支報告書の再訂正が必要な事態です。
「政治活動の公明と公正を確保」するという政治資金規正法の趣旨に反する行為という疑いのもと、
虚偽献金について、担当弁護士は、「鳩山氏個人の金以外に、いわゆるヤミ献金、不正な献金は見当たらなかった」と言いました。
これって
ガックリの言い分ですね。
言うに事欠いて「ヤミ献金、不正な献金」はなかったと言うのですが。

いずれにしても、
弁護士がなかった、言うのではなく、
国会の場で、国民の前で、
明らかにすることで、堂々と「なかった」としてもらいたいものです。

私はコロコロ説明に納得なんてしていません!!!

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北村薫さん、直木賞受賞

北村薫さん直木賞受賞 地元で祝福と言うことで、
おめでとうございます。

北村薫、と言えば私の中では「時と人」三部作ですね、、、
この三部作、表紙が好きです。
三冊そろえると、繋がっているんですね。なんだか、こんな何気ないところが、気にいったりして。
それとタイトルが、いいですね。
「スキップ」
「ターン」
「リセット」
と。
私は最初、女流作家かと思っていました。
じつは「覆面作家」だったのですが、、、ハハハ
さて、
以前からこの人の作風は「日常に潜む謎」を書く作者と評価されていましたが、
確かに、たんたんと話はすすみます。うっかりすると読み飛ばしたり、「あれ、、、どこまで読んだっけ?」と自分を見失ったりと、しながら、
とにかく読んでいるうちにゾワリと怖さが現れたり、あるいは懐かしかったりと、
そんな淡い作風だと私は思います。
つい先日、書いた米澤穂信も、そんな感じです。

今回の受賞作品はまだ読んでいないので、機会をみつけて読もうと思います。

また芥川賞受賞作品については全然知らなかったので、
これまた、読んでみたいですね、、、

楽しみが増えました!!!

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2009.07.16

「日米核密約」のこと

「日米核密約」があったのか、否か、、、
今、ひっそりととニュースになっています。
(マスコミは自民党問題で大忙し)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1960年の日米安保条約改定の際、核兵器を積んだ米艦船の日本寄港や領海通過に事前協議は必要ないとする秘密合意を日米両政府が結んだとされる問題で、元外務事務次官の村田良平氏(79)が29日、朝日新聞の取材に「そうした文書を引き継ぎ、当時の外相に説明した」と述べた。
核密約については、米側公文書などで、すでに存在が裏付けられているが、日本政府は一貫して否定してきた。外務省の事務次官経験者が証言するのは初めて。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
事の発端は、元外務事務次官の村田良平氏(79)が29日、朝日新聞の取材に「そうした文書を引き継ぎ、当時の外相に説明した」と述べたことからです、、、
そして、
河野太郎衆院外務委員長が渦中の元外務次官の村田良平氏に会い、日米の「核密約」があったことを確認し、「政府の虚偽答弁を認めない」と記者会見で述べました。

村田さんをはじめとして、元外務次官4人が「核密約」はあったと証言。
また、元外務省高官が公開要求を逃れるため「核密約」の「関連文書が破棄されたと聞いた」とも述べています。
「核密約」の存在。
さてさて、、、
どうなんでしょう???
状況証拠からは、その存在は否定できません。
つまり米政府の解禁文書が、そのように提示しているからです。
と、いうことは、、、
ことは、、、
政府が「密約」隠しを続け、文書を「破棄」していたといことになるのですが、、、、

さてさてさて。
元外務次官が「核密約」はあったと述べているにも関わらず、
政府はいまだ「「ない」と言う。
ならば、
ならば、正解への道筋は存外簡単です。
つまり、
「核密約」の存否は、外務省が管理している日米安保条約改定交渉の記録を公開すればいいのです。
そうすれば、すぐに、はっきりすることです。
政府が主張するように、関連文書を破棄せず管理しているというなら、政府はまずすべてを公開すべきです。

アメリカ側の解禁文書によれば、「日米核密約」は「(事前)協議方式に関する討論記録」の名前になっていて、当時の藤山愛一郎外相とマッカーサー駐日米大使が署名した協定。
密約、密約というから、おどろおどろしく感じるのですが(尤も本当に内容はおどろおどろしいのだが)
米国務省と国防総省が作成した報告書とすれば、なんの躊躇もなく提出、公開出来るのではないでしょうか???
おっと、忘れていました。
実際は「日本政府がいかなる秘密取り決めの存在も否定できるようにするため」と明記しているから、やはり「密約」ですかね、、、。

アメリカ政府はこの「密約」文書を米公文書公開法のもと、すでに一方的に秘密指定を解除しています。
したがって、もう日の当たるところに差し出された「密約」は、密約でも秘密でもありません。
公開することで、
私たち国民の知らない間に何が行われ、行われようとしているかを責任をもって知らせることだと思います。

そして、
やはり、もう核兵器とはきれいにサヨナラしましょう、と大きく声を挙げていただきたいものです。

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オバマさん、広島にきてください、、、、

オバマさん、広島に来ることが出来たら良いですね、、、、

三宅一生さん:「オバマさん、広島に来て」米紙に寄稿 被爆体験、初の公表と言うニュース。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
世界的ファッションデザイナー、三宅一生さん(71)が、広島の被爆体験を初めて公にしたうえで、米オバマ大統領に8月6日の広島訪問を求めるメッセージを米紙ニューヨーク・タイムズに寄稿、14日掲載された。オバマ大統領が核兵器廃絶への決意を語ったプラハ演説に触発されたためで、同内容の書簡を大統領にも送ったという。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ご自身のお母様が被爆で亡くなられたいたことや、
目に焼き付いてはなれない光景などを語られるとともに、
「破壊より創造を」と言う強い思いでの今回のメッセージの寄稿。

本当に、そうですね。
破壊は何もかも失います、、、
一番、大きな損失は「人間の尊厳」をズタズタにすることです。
私たちは過去、二度も大きな対戦を経験して、
その一つは原爆という最大の武器が使用されたという歴史を持っています。
この歴史から学ぶことはただ一つ。
「創造を、、、、」
ではないでしょうか?

もう戦争はごめんです。
力での制圧は何人であっても許されない。
力に対して対話と理解を、求め、実現するときが来ていると思います。

オバマさん、広島にきてください、、、、
と、私も強く願います。

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2009.07.15

米澤 穂信「小市民シリーズ」を読んで

暑い夏。
冷たくて甘いものに、ついつい手が出て、後で「しまった、、、」と思うことしきり。
と、言うことで、食べ物は「ちょっと待った」にして、せめて本はツメタァ〜〜〜ク、しましょうか。
だとしたら、
やはり、ここは「どろろんどんどん」か、「ミステリー」か。
と、言うことで、今、いろいろ読んでいます。

京極夏彦。
面白い。
おもしろいです。

伊坂幸太郎。
いいですね。

そして今日は米澤 穂信の「小市民シリーズ」について感想など、ボチボチと書きます。

この本と京極夏彦を交互に読んだ私は、あまりの落差にヨロヨロ、タジタジになりながら、
それでも筆力のある2人の作者の世界にのめり込んでいきました。
小市民の方はライトノーベルで、すぐに読めます。
なんというか、全体にスゥイツが鏤められて、口の中まで甘ったるくなるのですが、
中身というか、構成はしっかりしています。
日常の何気ない風景や会話のなかに、伏線があって、
それが、少しほどけ、ほどけるほどに、主人公の性格にシンクロしていくような、とても不思議な本です。
つまり、
どこにでもいるあなた、どこにでもいる私。
こんな2人が主人公でいて、にもかかわらず、実は特別な才能を持っている主人公と、言う設定が、
なんとも嬉しい。
小市民を目指しながら,
小市民ってなんだっけ???
と、いう本です。

読後も軽くて、さわやかで後味がいいのは、作者自身が「そんなもの」を求めているからなのでしょう、、、
と、言うことで、
今日は小市民シリーズについてツラツラと。

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貼り替えは昔障子で今は党の顔

バタバタしていますね、、、自民党。
どうなるのだろう?????

中身についての議論はそっちのけでの「表紙」替え。
騒いでも、
やっぱり中身はペラのペラ。

「ペラペラと表紙めくれば、奥付に」
ですかね???


サラ川から、ちょっともじって、
「貼り替えは昔障子で今は党の顔」
「貼り替えたはずが似ている党の顔」
「新しく漢字だらけの表紙かな」

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2009.07.14

臓器移植法案成立

注目の臓器移植法案が参議院を通過しました。
いろいろとネットや新聞の記事などを読みました。
どの記事にも共通に書かれている事は「拙速」です。
問題山積み。
しっかりと現場の状況を整備しなければ、与える側も受ける方も双方にとって不幸でもあると考えます。
この法案、国会は通ったのですが、現実に起動するのは医療の現場です。
脳死決定を下す側の力量を上げること、つまり本当に死を決定していいのか、と言うことなどなど技術の向上。
そして、
何よりも与えるが側の心の問題を丁寧に見ていくことが肝要です。

これから一年で、どのように中身が充実するか、しっかりと追跡していきたいものです。

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2009.07.13

都議選後の行方???

自民党にとっては「いいわけ無用」の結果が下れたと思う都議選。
民主党の圧勝でした。
と、言うことでいよいよ崖っぷちの麻生さん。
今後、どのような手を打ってくるか???
どんな手でも遅きに失した感がありますが、
それでも麻生さんにとって生き延びることが(、と、いうか、自民党にとって)出来るのはただ一つ。
国民の声を真剣に聞き、
公約を守ること。
言ったことと、行うことが一致していること。
そして、
国民を裏切らないこと。
これしか無いと思います。

尤も、これは自民党だけでなく、すべての政党に言えることですが、、、

民主党とて、国民の方に向いているか???
と、問われれば、必ずしもそうではありません。
いろんな疑惑をうっちゃって、このまま突き進んで行っても、必ずや国民との対立があると思います。
政治資金の問題はキッチリと説明をして、
そして、
国民の利益の代弁者として政治を担っていってもらいたいものです。
「まぁ、一度は民主党にやらせてみようか、、、」
と、言う国民の声は、半分は期待と半分は自民党への諦めです。
(とくに郵政での鳩山さんと西川さんとの問題で国民の方に向いていないことが明らかになりました、、、)

そう考えると、
民主党は今こそ率先垂範して「襟を正して」いくことが肝要です。
敵失で得た票もあると思うのです。
積極的に民主党の政策に是と下したのは、どれくらいの割合かは、わかりませんが、、、
いずれにしても、
国民を裏切ることのないように、しっかりと政治を行うことを、本当に希望します、、、

さてさてさて、、、
それにしても、今後の行方、目が離せません。

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2009.07.12

どうしたぁ、サンフレッチェ

どうした、、、サンフレッチェ。(川平慈英 風味です)

と、言う感じです。


昨日、埼玉スタジアムへ行ってきました。
浦和戦を観るために。

ふっ、、、


前半は、よかったのですが、
後半、やられました。
結果は1−2で負け。
残念。
で、
何が残念というか、と言われれば、いろいろ敗因を思うと、あるのですが、
やはり、ここは選手層の薄さですかねぇ、、、
交代選手がいない、というか、まだ育っていないというか、
そんな厳しい事情での、今回の浦和戦。
佐藤選手をはじめとして、広島の選手は頑張っていました。
また、若手の選手もあの「まっっかかの浦和」のサポータの見ている中で、頑張ったと思います。
選手は頑張った、と私は思います。
結果がついてこない今、
やはり、思うのは先に書いた選手層の薄いなかでの連戦が、響いていると思うのです。
今が、こらえどきなのでしょうね、、、
今が試練の場。
そして、できれば、補強してもらいたいな、、、と思うのです。
真剣に思います。


さてさて、
それはそれとして、埼玉スタジアム。
すごかったですよ。
やはりW杯のときにできたスタジアムだけあって、流線型の屋根と、高いところから試合が観戦できるなど、
その場にいるだけでワクワクしました。
真っ赤に埋まった浦和のサポータとファン、そして、私の大好きなチェゲバラ。
(おおお〜〜〜い、ゲバラさん、私もあなたが好きなのだから、浦和だけ応援しないでぇ、広島も応援してよね。)

なかなか迫力がありました。

それと、とても感心したのは交通、とくにバスのシステム。
埼玉スタジアムはアクセスが大変なところにあるので有名。
私たちも北越谷からバスに乗ってスタジアムに行ったのですが、
駅前のバスの順番で、
「座り席と立ち席」というように客に、自分の選択で順番を作らせていました。
これって、なかなか、考えたシステムですね。
ひたすら順番を待って、その揚げ句立たなきゃいけない順番待ちに比べたら、
自分で「待って座るか、待たずに立っているか」を選択させるので、
客も納得。
これはなかなか素晴らしい。
また、バスも次々と来るので、あの大勢のサポータを捌くのも手際がよくて、感心しました。
行きも帰りも真っ赤なサポータに囲まれ、私たち夫婦はヒッソリ(?)と紫のユニフォームで座っていました(本当は大声でしゃべっていた、、、ハハハ)
隣に座った浦和のファンの人とも声をかわし、それはそれでよかったのですが、、、
が、、、
が、、、

やっぱり、試合には勝ちたかったよぉおおお。
と、言うことで今日はここまで。

次節は千葉です!!!

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2009.07.10

ほおずきの話

今日は4万6千日。
この日、観音様に詣でると126年分の祈りをしたと言われる日。
そして、浅草では「ほおづき市」で賑わい、夏の風物を感じる一日です。
残念ながら私は一度も行ったことがないのですが、機会があれば行ってみたいです、、、

さて、夏の花ばなと言えば、ひまわり、朝顔、そしてほおずき。
ほおずき、、、
あの提灯というかブルマーのような形をしたかわいいオレンジのほおずき。
皮をむいて、中の実をだして、皮を口に含んでキューキューと笛を作った思い出があります。
幼い頃は、ほおずきやオシロイバナと言った野の花がまだいっぱい咲いていました。

ところで、このほおずき。
漢字では鬼灯と書いたり、中国では“酸漿”と書いたりするそうです。
鬼の灯ですかぁ、、、
なかなか風情がありますね。
赤い袋の空洞に御霊が還ってくると信じられ、日本では別名“燈籠草(とうろうそう)”とも言われているそうです。
お盆には仏前に供えたり、ホオズキの提灯で霊を迎えたりもするそうですが、
花言葉は、
「心の平安」「不思議」「自然美」「私を誘って下さい」「頼りない」「半信半疑」「いつわり」「欺瞞」
などです。
うううう〜〜〜ん。
なかなか一筋縄ではいかない花言葉ですねぇ。

さて、ほおずき。
日本には随分古くに渡来したそうです。
源氏物語や枕草子にも出てきます。

と、言うことで今日はほおずきの話しをちょっと書きました。

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2009.07.09

帰無仮説を学びながら思ったこと

先日、Rを使って帰無仮説の勉強をしていました。
ある遺伝子のrigion1は mRNAの分解を阻害していることが分かっています。
rigion2はその役割とは無関係であるとされているのですが、
rigion1が機能的に働くには変異が少ないことが期待されます。
そこでrigion1に起きている変異とrigion2の変異の量を比べることで結論に導こうという統計検定です。
そのために用いる仮説が帰無仮説。帰無仮説については、その考え方は、
統計的検定の基礎に詳しくあります。
================
「帰無仮説」
 統計的検定で重要な論理に「帰無仮説」というものがあります。これは、“差がある”ことを確認するために、“差がない”という前提(仮説)から出発する、つまり“無に帰したい仮説”から出発するものです。
 統計的検定は、確率に基づいて関係を推定します。“差がある”という前提から出発すると、得られたサンプル間のズレは、無限にあり得るズレの1つのに過ぎなくなり、その確率は計算しようがありません。そこで、ズレがないという前提から出発することにします。
 そうすると、得られたサンプル間のズレは、実際にはズレのない同一の母集団から取り出された見かけ上のズレ(誤差)に過ぎないことになりますから、実際に得られたサンプル・データのズレを確率分布として計算できます。すなわち、正規分布する正規母集団からの取り出された平均値間のズレはt確率分布することがわかっています。したがって、現実に得られた平均値のズレが、その確率分布の中でどれぐらいの確率で起きるものかを計算することが出来ます。つまり、帰無仮説が正しい場合(2群間に本当は差がない場合)に実際起きているようなズレが生じる確率を計算することができます
==================

さて、
こうしてデータを統計処理すること得られた結果は、
「差がある」
「差がない」
と言うものです。
そして「差がある」については「差が無いとはいえない」という結論になるのですが、
これってなかなか面白いですね。
「差が無いとはいえない」と言うなんだか曖昧な表現にこそ、
対象への誠実な態度を感じたりします。
「白だ」
「黒だ」
って決めることって、すごくすごく怖いことです。

なんというか、まずは一呼吸おいて、それからまた、考えていきましょう、と言う待合を感じます。
科学は、なんでもかんでも「決めつける」と言う事を聞くことがありますが、
私は科学こそ、決めつけることには臆病であると思います。
ある仮説に対して、何回も実験、観察そして検証を試み、
そして出した結論。
しかし、その結論に対しても、反証が提出されれば、棄却することに吝かでない。
そうした柔軟なものでは、、、と私は思います。


と、言うことで汗だくになり頭を抱えて帰無仮説を勉強しながら、思ったことをツラツラと。


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2009.07.08

水俣病救済特別措置法

水俣病救済特別措置法が今日8日成立しました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
前文)

 排出されたメチル水銀で発生した水俣病は、八代海沿岸地域と阿賀野川下流地域に甚大な健康被害と環境汚染をもたらし、長年にわたり地域社会に深刻な影響を及ぼし続けた。水俣病が今日においても未曾有の公害とされ、わが国における公害問題の原点とされるゆえんである。

 2004年の関西訴訟最高裁判決において、国と熊本県が長期間にわたり適切な対応をなすことができず、水俣病被害の拡大を防止できなかったことについて責任を認められたところであり、政府としてその責任を認め、おわびをしなければならない。

 これまで水俣病問題については、1995年の政治解決等により紛争の解決が図られてきたところであるが、最高裁判決を機に、新たに多くの方々が救済を求めており、その解決には長期間を要することが見込まれている。

 こうした事態を看過することはできず、国の認定基準を満たさないものの救済を必要とする方々を水俣病被害者として受け止め、その救済を図ることとする。これにより地域における紛争を終結させ、水俣病問題の最終解決を図り、環境を守り、安心して暮らしていける社会を実現すべく、この法律を制定する。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

前文のみ掲載したのですが、上記サイトに全文が載っていますので、是非ご覧ください。

さて、
それにしても、
これでよかったのだろうか???
本当に全面解決、救済になるのだろうか???
と、疑問に思う私です。

まず争点になっていたチッソ本社に対しての責任が曖昧であることが気になります。
また、ニュースにもあるように、結局6割の人たちが救済の見通しがたったというもので、全面救済というにはほど遠い感がします。

この法案、アッと言う間に衆議院を通過、そして今、参議院も駆け足で抜けたのですが、
これっていいのだろうか???
本当に被害者の方々の思いや願いが反映されているのでしょうか???
もっと丁寧に議論、討論する必要があったのでは、と言うことと、責任の所在と補償のあり方を明らかにすべきではと思いました。

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厳戒のウルムチと言うことですが、、、

厳戒のウルムチに治安部隊続々 と言うことで気になります、、、
情報が限られているので、なんとも考えようがないのですが、、、
いずれにしても民族の問題。
これまでの歴史があるのでしょうか???
なんとか、「一番良い方法」での解決を望むのですが。
では「どんな方法?」となると、わかりません、、、
もう少し調べて見る必要があります。
が、

うううう〜〜ん。
とても気になり目が離せません。

ただ、
武力による制圧とか、そんなのは、もうやめて欲しいです。
うううう〜〜ん。
唸るばかりですが、、、
今後の成り行きに注目。

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2009.07.07

今夜は七夕

うれしさや 七夕竹の 中を行く       正岡子規

先日、正岡子規の幻の自筆選句集 が見つかったと言うニュースがありました。
未発表というか、いままで知られていない句も見つかったとか、、、
あるいは、知られている句も微妙に違うものがあったりと。
子規の作品に寄せる思いや、創造する苦しみや、いろんなことが、新しい発見とともにさらに明かになるかもしれません。


さて、今日は七夕。
上に載せたのは子規の俳句です。
なんだか、♪さぁさぁの葉、サラサラと口ずさんでしまいます。
いろんな願い事を書いた短冊の下を、楚々とくぐっていく作者のやさしさが伺えます。

七夕と言えば、以前、「かささぎの渡せ橋」について記事を書いたことがあります。
今夜は全国的に曇りということですが、ほんのちょっとでも、天の川にかささぎが渡ることができたらいいな、、、と願いながら、夜空を仰いでみようと思います。
Astro Artsに彦星と織り姫の見つけたの説明があります。
また七夕の民族と星と言うサイトには古来から、人は如何に星を愛し、人を愛し、
そして、生きることへの希望に近づけたかがわかります。

と、言うことで、今日は七夕。
ワクワクする一日です!!!

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2009.07.04

2010年度予算の概算要求基準

パソコンの調子が悪かったり、外出が続いたりして、パソコン前に座ることができなかったこの間。
いろんなことが起きました。
やっぱり北朝鮮。
ううううう〜〜〜〜ん。
困ったもんだ、、、

それから政局。
いったい、どうなるのでしょう???
目が離せません。
政治献金だって、まだまだ不透明。

また臓器移植も気になります。
水俣訴訟も考え中。

と、言うことで書きたいことは山ほど。
いざ、書こうとするとなかなか書けないのですが、
今日はこの話題を。

2010年度予算の概算要求基準(シーリング)を閣議で了解
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
国債費や地方交付税などを除いた一般歳出の上限額は52兆6700億円と前年度当初予算を9400億円上回った。過去最大の規模に拡大した。
高齢化で伸びる社会保障費の抑制方針を撤回し、自然増分1兆900億円をそのまま認める。半面、公共事業費の前年度比3%削減、防衛費と国立大学運営費の各1%カットなどは続ける−とする内容だ。 (上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さて、
焦点の社会保障費は???
毎年シーリングに明記してきた2200億円の削減方針を今回は掲げませんでした。
与謝野さんは「来年度は」削減しないとのべています。

思えば、
小泉内閣以来の社会保障の抑制路線で自公政府が削った予算は、02〜08年度の7年間に1・6兆円。
「来年度は削減しない」ということで、喜んでいいのか、、、
と、思えば、一方で、しっかりと、生活保護の母子加算や老齢加算の廃止などなどが打ち立てられました。

「骨太方針2006」を「踏まえ」「歳出改革を継続」すると明記していることを思えば、
今年の抑制・削減しないという方針も、小手先に思えてしまいます。
そう、間近にせまった選挙目当て????
と、思います。

実際、11年度からの消費税増税で財政の帳尻を合わせを予定。
経済対策と銘打っての大盤振る舞いとばらまき。
そして社会保障の削減の“凍結”分。
すべて消費税にお任せ。
という事です。
思えば、消費税とはなんと優等生なのか、、、
ため息がでますねぇええええ。
ばらまき、大盤振る舞い、大企業の負担分もすべて「致します」「お任せください」「ドォオオ〜〜〜ンと来てください」と、言うことです。
ふっ〜〜〜〜
で???
誰が払うの消費税。
そりゃ、みんなです。
みんな。
特に低所得者ほど負担が重いでっせ。
と、言う「すぐれもの」です。
ふっ〜〜〜〜


またシーリングでは軍事費は、1%の削減にとどめています。グアムの米軍基地の建設など米軍再編でアメリカと協定を結んで経費を聖域扱い、海外派兵や北朝鮮の核実験を口実に軍事費増額にと、、、いうことです。

さらに、
公共事業の総額を減らしながら大型事業を優先するやり方を今回も方針に載せています。


さてさてさて、、、
麻生内閣や,麻生さん個人の行く末も気になるのですが、
それよりも、
なによりも、
私たちに直結する、税金の使途。
一大関心です。
今後にしっかり注目!!!

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