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2009.07.27

気候変動の予測について

九州地方や中国地方の大雨。
心配です。
被災にあわれた方のご心情、想像に固くありません。
お見舞い申し上げます。

それにしても、今回の大雨の原因「湿舌」と言う暖湿流が原因だそうです。
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梅雨前線の場合は前線の南側が広く暖湿流に覆われるが、低気圧の通過などに伴って狭い領域に暖湿流が流れ込み、梅雨前線を刺激して活発化させ、猛烈な集中豪雨をもたらすことがある。このとき暖湿流は細長い舌のような形をしていることが多く、これを湿舌(しつぜつ)と呼ぶ。梅雨前線付近で発生することが多いが、それ以外の場合もある。
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予測が難しい天気予報ですが、
この近年はますます天気がダイナミックに変化して、私たちの日常に襲いかかってくる出来事が多くなったように思います。
一つには地球温暖化が考えられ、また一つには森林伐採も理由として挙げられていたりと、
私たちの生活そのものの見直しも図る必要があるかもしれません。

と、言うことで今日はエルニーニョとアジアモンスーンについて、以前読んだ論文を引っ張り出してきました。
今ではすっかりにお馴染のエルニーニョ
アジアに住んでいる私たちにとってはアジアモンスーンは生活と切り離す事の出来ない気象です。
このアジアモンスーンを研究していく中で発見されたのが「エルニーニョ」です。
イギリスのWalkerが熱帯地方の海面気圧が太平洋とインド洋を含む全球規模の東西シーソー型の巨大なパターンで変動していることを発見。
これを南方振動と名付けたのですが、後にエルニーニョの表れであることがわかりました。
その後、Walkeはインドの夏季モンスーン降水量と南方振動の予測をしようとしましたが、
有意な正の相関はみられるものの予測につかえるまでのものには到達できませんでした。

エルニーニョが終息したあとの夏にみられるフィリピン海の異常はなぜ起こるか、という研究をWang,が行い、
ロスビー応答と言う風偏差が生じていることが分かりました。
さらに赤道β平面モデルを用いて、
大気の流れの予測研究がされています。

数値モデルを使い、有力なデータ分析を通して「意味」や「予測」を導こうと研究が続けられています。
大気と海洋の相互作用。
エルニーニョ、アジアモンスーン、そしてロスビー応答などなど一つひとつは違った現象でありながら、
統合されて複雑な気候を織りなすというメカニズム。

気候研究の歴史をつらつらとひも解きながら、
「学問」の本質というか、原因を科学するための共通の手法をみた思いです。

仮説から実験、観察へ、そしてあらためて仮説の検証というトライアンドエラーの繰り返しの中で、
徐々に見つけられていく「真理」。
なるほど、
骨の折れる作業ですが、またやりがいもあるものです。
どんな所にも、どんなものにでも、
学ぶための真理は潜んでいるのだから、日々研ぎ澄ました感性とゆったりとしなやかな感性のバランスの中で自分の求めているものと向き合いたいと思ったものです。


と、言うことですが、
それはそれとして、今回の災害については「人災」の部分もかなりありそうです。
開発優先のあり方を見直す必要と、
環境問題を早急に実施することが求められることでは、と思います。

本当に大雨で被災されている方々のお気持ちを思うと、
一刻も早い復旧をお祈りしています。

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