米澤 穂信「小市民シリーズ」を読んで
暑い夏。
冷たくて甘いものに、ついつい手が出て、後で「しまった、、、」と思うことしきり。
と、言うことで、食べ物は「ちょっと待った」にして、せめて本はツメタァ〜〜〜ク、しましょうか。
だとしたら、
やはり、ここは「どろろんどんどん」か、「ミステリー」か。
と、言うことで、今、いろいろ読んでいます。
京極夏彦。
面白い。
おもしろいです。
伊坂幸太郎。
いいですね。
そして今日は米澤 穂信の「小市民シリーズ」について感想など、ボチボチと書きます。
この本と京極夏彦を交互に読んだ私は、あまりの落差にヨロヨロ、タジタジになりながら、
それでも筆力のある2人の作者の世界にのめり込んでいきました。
小市民の方はライトノーベルで、すぐに読めます。
なんというか、全体にスゥイツが鏤められて、口の中まで甘ったるくなるのですが、
中身というか、構成はしっかりしています。
日常の何気ない風景や会話のなかに、伏線があって、
それが、少しほどけ、ほどけるほどに、主人公の性格にシンクロしていくような、とても不思議な本です。
つまり、
どこにでもいるあなた、どこにでもいる私。
こんな2人が主人公でいて、にもかかわらず、実は特別な才能を持っている主人公と、言う設定が、
なんとも嬉しい。
小市民を目指しながら,
小市民ってなんだっけ???
と、いう本です。
読後も軽くて、さわやかで後味がいいのは、作者自身が「そんなもの」を求めているからなのでしょう、、、
と、言うことで、
今日は小市民シリーズについてツラツラと。
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