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2009.08.04

ニュー・レイバーと福祉

以前から書こうと思いつつ漸く書くことができる記事がこれです。
「ニューレイバー」
ちょっと調べたので、忘れないうちに記録をかねて記事にします。

イギリスでは、1997年に、 18年ぶりに労働党が政権を奪取 。
ブレアによる諸改革が開始されました。 この、 ブレア労働党のキャッチフレーズが「ニュー・レイバー」 。
しかし、当初からその意味や位置づけは、 必ずしも明らかではありません。
むしろサッチャーの「ニューライト」と同じでは、という声もありました。

1,「ブレア首相も、 組合や左派の地方リーダー に依存して有権者から孤立した労働党を中道 化し、 党機構を近代化することで、 イデオロ ギー的には中道の 「国民政党」 への脱皮に成 功した。 社会主義・単独核軍縮・組合重視路 線から、 経済政策ではサッチャー路線を引き 継ぐ 「 ニューレーバー」 路線への転換だ」

2,「英国では、 「ニューレイバー」 のキャッチ フレーズを用いた労働党が……勝利を収めた。
しかし、 以前の保守党が採用していた政策の 多くを引き続き採り続けた。 また、 ……成功 した政策は、 過去の労働党が行ってきたのと 同じやり方によるものであった。 ニューレイ バーの独自性として、 具体的なものは何もな かった」

そして共通しているのは、 「ニュー・レイ バー」 が、 保守党のサッチャー路線を、 特に経済政策において、 引き継いでいるとの指摘は以前からあります。

と、言うことで、「ニューレイバー」の福祉国家政策について、もう一度ケインズ主義から見直していきます。

戦後から1970年代までを「先進資本主義繁栄」として、その下支えがケインズ主義でした。
福祉国家政策も例外ではなく、裁量的マクロ経済政策と「ベヴァリッジ報告」などの所得保障を機能とする社会保障制度を両輪として進みました。
安定した雇用と所得再分配による結果の平等を目指すものだったのです。
年金、失業保険などの社会保険も充実を確保するために生活保護制度も税金を財源とするように設計されています。
その支えは、もちろん就労能力を持つ人が安定的に供給されていることです。
その就労形態は製造業を中心とした産業形態でした。
ところが、1970年代の石油ショックで高度経済成長は大きくゆらいできました。
サッチャーの登場でマネタリズム経済学の登用。
あげく、貧困や失業の原因を自助努力や道徳に帰していきました。
この結果、失業保険、公的扶助といった垂直所得再分配に対してイギリス国民の支持は低下。結果の平等の正義概念を標榜する集団主義的潮流が、市場主義の個人主義に取って代わりました。
その後80年代、IT革命を迎えますます産業構造に変化が起こります。
ますます失業は増え、貧困はさらに大きな問題になります。
イギリスは二極化への道をひた走りに走ります。
そして登場したニューレイバーだったのですが、
先に書いたようにニューライトとの違いは鮮明ではありません。
マクロ経済政策でマネタリズムの継承。
市場機能の継承。
社会保障の縮小。
この背景は「貧困を社会排除」として捉える考え方があります。
積極的福祉国家と自ら位置づけて社会保障制度を「セフティネット」ではなく「スプリングボード」と考え、失業者を再教育して社会に還元すると言う考え、そのものは間違いではありません。
しかし、経済のグローバル化を前提としての福祉政策は、雇用の偏重、市場の偏重をきたすだけでした。
本来目指すべき福祉のあり方、つまり非経済的要素も考量して、貧困問題や格差問題を考えることが大切であることをこの間の歴史をみて行くことで改めて思うものです。
「社会的包摂」と言う観点で、さらに考えて行きたいとおもいます。
なお、「社会的包摂」とはyahoo辞書では以下の通りです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ヨーロッパ諸国で家族や地域社会、企業における従業員の家族意識といった、互いを支え合う基盤が崩壊してしまったことに対して、彼らを孤立させずにもう一度社会の中に包摂しようという政策理念。ヨーロッパ諸国では若い失業者、低所得者、外国人、ホームレス、薬物中毒者などを社会から排除しようという動きが顕著となり、そのために社会不安が増大してきた。それに対して、こうした事態が続けば国家の崩壊にまで行き着くという危機感から包摂理念が生まれたという。人が社会とつながりをもって生きていくためにもっとも必要なのは仕事をもつことである。排除されやすい人ほど仕事が見つからないという悪循環に陥りがちなことから、1991年にイタリアで障害者などのための仕事づくりに取り組む団体を支援する法律ができ、その動きはドイツ、イギリス、ギリシャ、フィンランドなどに広がった。EU(欧州連合)では2010年までに社会からの排除をなくすためのさまざまな行動計画を各国でつくることとしている。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この問題は、日本にとっても、今後の方向を決めるうえで、しっかりと考えていきたいです。
今、政権交代かと大きく大地が揺れている時、
他国の経験をみていくことで、得ることは一杯あると考えます、、、
この問題、また折りを見て書きます。

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コメント

「 ニューレーバー」 、「社会的包摂」
日本がEUに一歩?遅れて歩むべき道なんでしょうね。
いや、歩まねばならない道と私は思ってますが…

投稿: よ | 2009.08.04 13:21

労働党のニューレーバーは保守党のサッチャー路線の継承で、日本の小泉改革と同じ様な民営化と規制緩和と福祉の切り詰めで、その弊害もワーキングプアなどの格差の拡大と社会の不安定化など実に良く似ています。
しかし日本はこれ等欧米の国々とは全く違っている条件が大きく二つ考えられます。
一つは外国人の問題。
これ等の国のワーキングプアは大概は英語が喋れないような外国出身者だったりするが日本ではブラジルの日系人も若干数存在するも基本的に全て日本人だけ。
年金に加入していない派遣社員も若年層の外国人が数年働いて母国に帰るなら老後の問題点は少ないが、日本人では帰る母国は日本だけです。
将来とんでもないことになるのは目に見えている。
もう一つは同じく若い人で社会的に適合性に問題がある『引きこもり』や『ニート』などの問題。
これは日本では全て家庭が帰任を全て引き受けて表に出てこないが、欧米ではすべて若年ホームレスとして社会問題化するので表に出る。
これも何十年後に親の世代が年を取り死に絶えれば自動的に社会の表層に出てきて大問題に成る。
日本と米英などの違いを無視してグローバルスタンダードだとこれ等のニューレーバーの考え方を『改革だ』と推進したのは矢張り間違っていたようです。

投稿: 逝きし世の面影 | 2009.08.05 12:01

よさん。
逝きし世の面影 さん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。


よさん。
多分、そもそもの発端は新自由主義の是正からスタートしたのでしょうが、現実路線の中で曖昧になり、今は凋落の感さえするニューレイバー。
私は後から頂いた逝きし世の面影 さんと同じように、
日本は、イギリスの過ちから学び、同じ失敗をしないようにすることが必要と思いますが、如何でしょうか?またお考えお聞かせくださいね(o^-^o)
いずれにしても、功罪をしっかりみて行くことは今後の日本にとって必要ですね。


逝きし世の面影 さん。
お久しぶりです。
お元気でしたか?
暑い季節ゆえ熱中症にはお気をつけてください。


さて、頂いたコメント。
まさに日本との違いは外国人問題なのです。
このため、治安をも含めての「社会的包摂」を考えていかなければなりませんね、、、
ゆっくり考えていきますので、またその折にはご意見いただけると嬉しく思います。
ではまた。

投稿: せとともこ | 2009.08.05 13:44

こんにちは、せとさん。少し変な話をしますね。

なんていうか、世の中には「当たり前の前提であり過ぎて明確に語られない事柄」というのがあるんですね。ところが、その暗黙裏の前提の上に築き上げられるものが大きく複雑になると、その語られなかった前提が忘れ去られてしまうという事が現実に起こるんです。

アダム・スミスが「経済学」をつくり、様々な形で発達してきた訳ですが、少なくともサミュエルソンくらいまでは、暗黙裏の前提として「経済活動は社会の幸福のために為される」という前提は揺るぎなく存在した訳です。少なくともサミュエルソンの時代までは経済活動は偏在を伴いながらも富の増大をもたらし、その富の増大は偏在により少なく配分される階層においても増大方向に有ったわけです。つまり社会の幸福そのものは増大していた訳です。

以前、古代に狩猟・採取部族が農耕部族に征服される時代の事を書いたのを覚えておられますか?農耕には開墾・灌漑工事などが必要であり、そのために農耕部族は周辺の狩猟・採取部族を征服し労働力としながら広がっていった訳です。当然、農耕によって得られる食料の分配は偏在している訳ですが、偏在により少なく配分される被征服部族においても安定な農耕生産による食料の安定がもたらされ、狩猟・採取生活よりも「生きやすい」面があった訳です。

マルクスが「偏在」の問題を大きく取り上げながら、資本主義を「過渡期的存在」として価値を認めた理由もそこにあります。資本主義経済はその生産性の拡大において大きな力を持っていますからね。経済活動による富の分配が多い者と少ない者で10:10から15:5に偏在する方向に変化しても、その偏在を許容することで生産性が4倍に伸びるなら、分配の絶対量そのものは60:20となり、分配の少ない側でも倍の富を得ることになるわけです。

問題は、人間が消費する富には限りがあるということです。「起きて半畳、寝て一畳、天下取っても2合半」なんて言いますが、例え天下の富を全て集めても、人が食えるものの量には限りがあるわけです。私が言う「4人家族、部屋が5つ、6台目のTVは欲しいですか?」なんていうのもコレを示します。

或る程度生産性が上がり、生産の能力が消費の欲求を上回り始めると、「所得欲求と消費欲求の乖離」が始まります。富を欲しがる部分には陰りが見えないのに、富を消費する部分が欲しがるほどは伸びないという現象です。この時期からスタグフレーションが起こりやすくなります。

新自由主義経済政策とは何か?ということをここ数年考え続けてきた面があるんですが、実のところ「消費欲求が伸びないのだから、所得欲求に強い刺激を加えて経済を成長させよう」した試みではないかと思う訳です。その強い刺激策こそが格差の拡大政策であるわけです。

実は、この部分に「前提の欠如」を感じる訳ですね。経済は成長するけれども、いわゆる実体経済の成長ではなく投資経済の背長なんです。それは、果たして「「経済活動は社会の幸福のために為される」という前提と整合しているかどうか、考えてみて欲しいわけです。単純に言うと投資経済を主導した投資会社のトップリーダーたちは何十億円に相当するボーナスを手に入れている訳ですが、彼らはそれをどのように使ったかというと、大したものは買わずに「投資」している訳ですよ(笑)。まあ、それで幸福と言えば幸福なんでしょうが、なんとなく「人間の幸福」というのとズレを感じたりもする訳です。

投稿: 技術開発者 | 2009.08.05 16:13

技術開発者さん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
お忙しいのではないでしょうか???
子どもたちの見学会の模様、またお教えくださいね。

さて、頂いたコメント、いつもながらよく分かります。

「「当たり前の前提であり過ぎて明確に語られない事柄」というのがあるんですね。ところが、その暗黙裏の前提の上に築き上げられるものが大きく複雑になると、その語られなかった前提が忘れ去られてしまうという事が現実に起こるんです。」


なるほど。
まったくそうですね。
経済は成長するけれども、いわゆる実体経済の成長ではなく投資経済の結果、ということは、
ライフドアを皮切りにウ===ンと見て来ました。
それでも、
私たちは、「なけなしの貯金」をすこしでも増やしたいという飽くなき欲望にかられ、東奔西走するわけですね、、、
実際、財布の中身はウンギャだから(;д;)

このあたりの「人の仕様」というところが、開発者さんがいつも言われていることなのかと思います。
面白いですね、、、
なにしろ、私たちはいつだって素人で、初めてのことに遭遇するのだから。
だからこそワクワクでもあるのですが。
ただ過去からも学ばなきゃと思いつつ、、、
、、、つつの私です。


そういえば、今日、積分定数さんから開発者さんと私あてに質問を頂きましたので、
もし、お時間が許せば、積分定数さんにお返事いただけたらと存じます。

ちょっと引用。
=============
技術開発者さんの | 2009.07.23 17:09のコメントに関してです。

 私としては、「あれれ、そういう方向に話が行ってしまうのかな?」と思って、「そういうことではない」とコメントしたつもりですが、結局、私の主旨は伝わったのかどうなのか、その後の技術開発者さんのコメントを見てもよくわからない。「横やり」という割には技術開発者さん自身が「かけ算の順序」をどう考えているのか全く述べていないわけで、その辺もコメントの意図が正直分からないです。

■ 「理解できている子には不要」というのは、「かけ算の順序」の是非の1つのとっかかりに過ぎない。

■「出来る子とそうでない子がいて、どちらを優先するのか」ということではない(そのような議論自体はあってもいいが、かけ算の順序とは別問題)

■「理解できている子には不要」が、「理解できない子には有用」を必ずしも意味しない。

ということは、技術開発者さんやせとともこさんにご理解いただいているのでしょうか?
==============

では、お体ご自愛を。


投稿: せとともこ | 2009.08.05 16:43

先日の金融資本主義の番組みてヘッジの会長の意見きいてぞっとしました。よく言って「盗人にも3分の利」???悪く言えば開き直った強盗?

 この前書いた「48期連続収益・・・」でそこの会長が会社は人を幸せにするためにあるというポリシーでした。
この方まともです。

投稿: あゆ | 2009.08.06 10:19

あゆさん。
こんにちは。

「よく言って「盗人にも3分の利」???悪く言えば開き直った強盗?」

マッタクですね。
ふっ〜〜〜〜
なんというか、こうした精神の持ち主だから、あんなことが平気でできるんでしょうね。
「人を幸せ」ねぇ〜〜〜〜
笑っちゃうね。
┐(´д`)┌ヤレヤレ

投稿: せとともこ | 2009.08.06 13:34

あの~、ヘッジの会長と48期・・・の会長は別人です。後者はまともです。
愛される人です。
「48期連続収益・・」の日記でとりあげています。
開き直りの会長にこの方のつめの垢のませたいぐらいです。

投稿: あゆ | 2009.08.06 15:23

こんにちは、せとさん。

>お忙しいのではないでしょうか???
>子どもたちの見学会の模様、またお教えくださいね

一般公開というイベントは無事に終了しました。私が「地獄の一週間」と呼ぶ準備と後かたづけに走り回る時は過ぎて、先送りしていた書類書きとかやらなくてはならない手続きとかの山を見ながらため息をついては、こなしている状態ですね(体力が底をつくとやる気もまた底をつきます:笑)。

今年も雨の中の一般公開なので私が悪夢で見る「次から次から人が押し寄せる」にはなりませんでした。1300人ほどの人が来ただけです(コレを言うと、多くの人が「それでも多い」と言いますけどね)。なにせ「晴れれば2000人」を常に予想していますからね。

正直な話しとして、もう限界なんですね。これ以上の人は受け入れられない所まできているんです。うちの仕事場の面積にしてもマンパワーにしてもね。だから、雨で1300人くらいで済むとほっとするんです。実は5年ほど前に1000人を超えた頃にうちの職員からは「もう限界」みたいな声がでているんです。でも私が押さえ込んだんですね、「もっと自分たちが限界まで努力してから言え、今言ったってお客さんは認めてくれないぞ」なんてね。そして本当の限界に近づいてきている。私の目算としては私が責任者である間に、限界までの努力と本当の限界を見極めたかったんだけど、さすがに天気だけはどうしようもないです。別に来年は解任ということでも無いんですが、私自身が責任者をつづけることに限界が来ているのが分かるので悩ましいんですね。

という愚痴はおいておいて・・・と。「無限反射箱」って知っていますか?箱の底に鏡をおいて、箱の中に豆電球かLEDを灯して、鏡の反対面をハーフミラーにしただけのものです。たったこれだけなんだけど、暗いところで見ると箱の中にずっと光が奥に向いて並んで見えるんですね。それを見せておいて、「奥まで灯ってますねぇ、ところでこの箱はこの厚みしかないんです」と箱の厚みを見せるという見せ物です。昨年その無限反射箱の綺麗な奴を作って見せ物にしたのね。私のことだから3色のLEDが代わりばんこに灯るのを並べて、「わぁ~、綺麗」で人を惹きつけておいて、その後に「箱の厚みはこれだけ」なんてね(笑)。今年はもう玩具つくりはしない予定だったんだけど、「これの人が乗れる床みたいに作って上に子供が立ったら、スゴイよね」なんて言われて、「最低でも5万円くらいはかかるぞ」と脅して諦めさせようしたんだけど、諦めきれない事務局が作成費を絞りだしちゃった(笑)。しかたないから作りましたよ、7万円くらいかかったかな。結構、好評でしたよ。

投稿: 技術開発者 | 2009.08.06 15:42

あゆさん。
技術開発者さん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。

あゆさん。
ああああ、、、ごめん。
私は前者のひとばかりに気を取られて。
ははは。
ご指摘、ありがとう!!!
ご存知のように、慌て者のわたしゆえ、これからも、いろいろ教えてくださいね。
いつも書いているように、あなたのユニークで鋭い切り口に刺激されています!!!


技術開発者さん。
お疲れさまでした。
大変でしたね。
読んでいるだけで、クラクラします。
準備、大変だったろうなぁ、、、
でも、大勢の方々に喜んでいただけて、開発者さんは、幸せですね。
ご自分のお好きなお仕事で生き甲斐をもってなさり、
後輩の指導や、子どもたちへのメッセジーをと。
なかなか出来るお仕事ではないので、
いいなぁ、、、と私は思い、心から応援しています!!!

それにしても、LEDを使っての実験って、きれいだったのでしょうね。
「無限反射箱」ですかぁ、、、
へぇ〜〜〜
見てみたいですね。
子どもだけでなく大人にも説得力のある実験ですね。

ホッとなさった頃、お疲れがでないようになさってください。
では、、、またね!

投稿: せとともこ | 2009.08.07 14:27

こんにちは、せとさん。

先週の週末は労働組合の方の会議に出ていたんですけどね。なんていうかな、なかなか本質の部分を理解して貰うというのは難しいものなんですね。人の知性はまだ未熟ですからね。

>「よく言って「盗人にも3分の利」???悪く言えば開き直った強盗?」

18世紀に産業革命が起こってから現代まで、「経済成長」は様々な問題を引き起こしながら、全体的には人間の幸福度を上げて来たんです。そして経済成長にともなって起こる様々な問題、あるいは経済を成長させようとする行動に伴って起こる様々な問題に解決を与えてきたのも実は経済成長であったと言うことなんです。そのために、経済成長が全てという意識は結構強くしみこんでいるものなんですね。

アマルティア・センが「貧困の研究」を発表したとき、多くの経済学者が衝撃を受けたんですね。「貧困は経済成長がうまく行かない事による」と多くの人が考えていた訳です。彼は「貧困は経済成長の不足ではなく、市場の失敗にによって引き起こされている」と明らかにした訳です。経済成長のための活動が重要なのではなく、その活動と市場が健常に動くメカニズムを考えないと経済活動が社会を破壊する事も起こるわけです。

投稿: 技術開発者 | 2009.08.10 09:18

技術開発者さん。
おはようございます。
そうだったのですか、、、
お忙しいですね。

「なかなか本質の部分を理解して貰うというのは難しいものなんですね。人の知性はまだ未熟ですからね。」


はい。
「木をみて森を見ず」ということでしょうか(^-^;

ふつ〜〜〜


「「貧困は経済成長の不足ではなく、市場の失敗にによって引き起こされている」と明らかにした訳です。経済成長のための活動が重要なのではなく、その活動と市場が健常に動くメカニズムを考えないと経済活動が社会を破壊する事も起こるわけです。」

あああ、、、そうですね、確かに。
健全にうごくためのメカニズムこそが、大切なのですね。
フムフム。
結局は、
一人の天才ではなく多くの誠実で先を見通すことができる人々が必要なのでしょうか???
長い目で見ていくことができるのは、有る意味、素養ですね。
広い意味で物事を捉えることが出来るのは能力ですね。
いろいろ学びます。

またこれからも、いろんなことを教えてください。
ブログ仲間のあゆさんも開発者さんのコメント、楽しみにしていると私は想像しいています(o^-^o)
ではまた。

投稿: せとともこ | 2009.08.10 10:31

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