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2009.09.30

明日から出掛けます!

明日からちょっと出掛けます。
なるべく記事の更新は行いたいと思います。
が、
頂いたコメントやトラックバックの反映が遅れることがありますので、
その折はご了承ください。

では、また。

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勤務医110番

勤務医110番に相談相次ぐと言うニュース。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
勤務医を中心につくる労働組合「全国医師ユニオン」(植山直人代表)は27日、「名ばかり管理職」や勤務医の労働条件に関する電話相談を受け付けた。長時間労働や頻繁な当直、残業代についてなど計29件の相談があった。ユニオンによると、大学病院や外科の勤務医からの相談が目立った。大学院生が雇用契約を結ばずに無給で診療させられている▽医師としての勤務が厳しくて自殺したのに、過労死による労災が認められない▽患者の家族から脅迫があって精神的に参ってしまい働けなくなった、などの相談があったという。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

フムフム。

そうですよね。
本当に過酷な労働です。
救命病棟24時のドラマが先週、終わりましたが、
観ているだけで、疲れます。
現場はもっと大変なのでしょうね。

『チーム・バチスタの栄光』やそれに続く海堂尊さんの医療小説。
また、イン・ザ・プールに代表される奥田英朗さんの一連の作品などを読むと、
医者も人間。
生身の人間。
時として救われたいと思う人間。
と、思うものです、、、、、、

今回の勤務医110番。
必要から生まれた大切なものです。


医師・医療スタッフ不足や医療技術の向上や、診療報酬のことなど、
いろいろ解決が出来ることもあろうし、
あるいは、
メンタルな部分での問題もあるでしょうが、
いずれにしても、
命をあずかる医者の方々にとって大きな励ましの一つになればいいですね。
そして、
こうした取り組みが全国的に広がり、深まればいいな、、、、と思います。

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JR西日本 別の報告書も入手していたそうです、、、、

JR西日本 別の報告書も入手と言うことが明らかになりました、、、、、
==============
JR福知山線脱線事故の報告書漏洩(ろうえい)問題で、JR西日本の山崎正夫前社長(66)が最終報告書案だけではなく、この基となった「事実調査に関する報告書」(事実調査報告書)も公表前に、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(現・運輸安全委員会)の山口浩一元委員(71)から入手していたことが29日、JR西への取材で分かった。
(上記ニュースより)
===============

ムムム。
なんなんだ、、、、

このひどさは。

なんというか、
怒りを通り越して、
イヤ、簡単に通り越せない。

この会社は「人の命」をなんと思っているのか?????

不正な情報入手には、
前社長、
現副社長、
東京本部副本部長ら同社の幹部が関与。

かれらの言い分、言い訳は
「軽率だった」
です。
???????????

今年7月、事故の責任を問われて起訴され、「重く受け止め」と社長を辞任し山崎さん。
「重く受け止め」たそうです。
一体、何を????
なにしろ、
この山崎さん、旧国鉄時代の手づるを頼って事故調の委員に働きかけ、報告書の事前入手をたくらんでいました。
また、ATS整備の遅れなどJR西日本の責任にふれた部分を削除する、改ざんまで求めていました。

ううううう〜〜〜〜〜ん。
許し難いよなぁ。
こういうのって。
あれだけ、事故当時、テレビに出て、謝り続けていた、その裏で、こうした打算を企ていたのですね、、、、
フゥム。

さらに、
JR西日本で事故対策の責任者だった現副社長。
部下に情報入手を指示していたことも明らかになりました。
そして言い分は、
「不適切」と「軽い気持ちでやった」
です、、、、、、

うううう====ん。
です。
あああああ。

思い出します、あの日を。
次の日、私は日常に潜む危機と言うエントリーを挙げたのですが、あの時は本当にこの事故をどう受け止めていいか、私もズダズダでした。
そしてあれから三年経ったときは、
いまだ癒えぬご遺族の思いや、苦しみ、また障害が遺っている方々の格闘をテレビで知り、胸が塞がれました。
あの時は事故の真相と究明、そして再びこのような惨事が起きないことを願っていました。
が、
が、
こうした事実が明らかになると、
あの事故は日常に潜む危機と言うよりは、
日常にむき出しになっていた危機なんだと思います。

なるべくしてなった。
起こるべきして起きた。
そんな事故だったのですね。
人災。
当時も言われていましたが、
今となっては、これはもう「犯罪」だったのだと強く思います。
決して、
許されることではないと、思いながら、、、、
ながら、、、、
改めて、亡くなった方々や今も苦しんでいられる方々への悔しさに思いやり、
今後、この様なことが再び、起きないことを、
強く、
つよく、、、、
願います!!!

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選択的夫婦別姓「法案」提出へ

選択的夫婦別姓:「法案」提出へ 千葉法相、通常国会を検討と言うニュース。
==============
千葉景子法相は29日の毎日新聞などのインタビューで、婚姻時に夫婦が同姓・別姓を選択できる選択的夫婦別姓について「できるだけ早く成案を策定し、一番早ければ来年の通常国会での提案も視野にしたい」と述べ、民法改正案の早期提出に意欲を示した。
選択的夫婦別姓は、法相の諮問機関・法制審議会が96年に導入を答申したが、自民党から反対意見が相次ぎ、法務省は法案提出を断念した経緯がある。千葉法相は「答申があって実現しなかった方が異常」と述べた。
(上記ニュースより)
===============

ああ、動き出しましたね。
別姓問題。
この問題に関しては、私も何回か考察を加えました。
夫婦別姓論議
夫婦別姓論議 その2
あるいは憲法24条と絡めて、
レトリックな表現
青い鳥コンプレックスなどのタイトルで、
家族の問題、婚姻の問題、氏の問題について考えました。

こうして過去の記事を読むと、
今更ながら「政権交代」したのだと感慨深いものがあります、、、、、
尤も、国会の俎上に挙がったというだけなので、
今後の経過には要注意です。
なお、
夫婦別姓と言えばこの人のブログが群をぬいて纏まっています。
私も、この問題を考えるときは、いつも参考にさせていただいています。
興味のある方は是非ご覧頂けたらと思います。
別姓ため息さん(私が勝手にそうお呼びしているのですが)の喜ぶ様子が目に浮かびます。
努力が報われる日も遠くないと思いますよ>別姓ため息さん

さぁ、
いろんなことが、これからです!!!

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アフガニスタン増兵???

アフガン増派に慎重論続出 EU国防相らと言うニュース。
==============
【ブリュッセル=共同】欧州連合(EU)加盟国の国防相らは28日、米政府が検討中のアフガニスタンへの兵力再増派について一様に慎重な姿勢を示した。非公式国防相理事会が開かれたスウェーデンのイエーテボリで記者団に語った。
ロイター通信によると、850人を派兵しているデンマークの国防相、約2000人を出しているオランダの国防相はそろって「これ以上の増派は難しい」と断言。欧州では最大規模の約3100人を派兵しているイタリアの国防次官も、増派に否定的な見方を示した。アフガンで17日にイタリア軍兵士6人が自爆攻撃で死亡して以降、イタリアでは撤退論、削減論が高まっている。
EUのソラナ共通外交・安全保障上級代表も「欧州各国は3万人以上派遣している」と述べ、欧州の貢献を強調した。
(上記ニュースより)
================

と、言うことで、
「アフガニスタンでの北大西洋条約機構主導の軍事部隊に増派すること」に懐疑的な意見が大勢を占めたようです。

これに先立ちNATO事務総長「アフガン支援、戦闘より訓練部隊の拡充を」と言う報道がありました。
==============
【ワシントン=弟子丸幸子】訪米中の北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は28日のワシントン市内での講演で、アフガニスタン情勢に絡んで、アフガン軍の訓練任務を拡充する必要があるという考えを表明した。欧州の加盟国にとっては戦闘部隊より訓練部隊の増派のほうが受け入れやすいとの判断を示した。主要メディアによると、情勢が悪化するアフガン対策で現地の米軍は増派を要請している。
講演でラスムセン事務総長は「欧州は戦闘部隊よりも訓練任務のほうが貢献しやすいと思う」と語った。欧州各国は訓練目的の要員派遣や資金援助ならば要請に応じやすいと説明した。「米国内にNATO(からの協力)への疑念があることは理解している」と述べながらも、米国以外のNATO加盟国もアフガンでは多大な犠牲を払っていると強調。そのうえでアフガン戦略全体の見直しが必要だと訴えた。
(上記ニュースより)
===============

と、言うことで、
もはや戦闘のために派兵することは各国にとっても大きな負担であるということです。

9月の初めの空爆も国際社会から批判を受けたものでした。
この時は、
スウェーデンのストックホルムで開かれたEU外相会議に出席したフランスのクシュネル外相は以下のように述べています。
〜〜〜空爆は「大きな誤り」であり、欧州のアフガン戦略は「アフガン人と協力することで、アフガン人を爆撃することではない」〜〜〜
スウェーデンのビルト外相も、
〜〜〜〜「一人の死であってもそれは悲劇であり、国民を殺すのでなく、なによりもまず保護しながらでないと、この戦争には勝利できない」〜〜〜

ただ、この時はドイツとイギリスは空爆を認める発言を行い世論に訴えましたが、
両国とも、
全面的な支持をすることは憚れ、それぞれに世論への配慮をみせています。

なにしろ、NATO攻撃による民間人の犠牲者が日々増え、今や国際的に問題になっているアフガニスタン問題。

国際治安支援部隊のマクリスタル司令官がアフガンへの増派が必要だとする内容の報告書をオバマ米大統領に提出したこともあり、
今後の動きに注目です!!!

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国内最古の石器か?

石器 国内最古か 12万年前の地層から 出雲・砂原遺跡と言うニュース。
==============
島根県出雲市多伎(たき)町の砂原遺跡で発掘調査していた同志社大の松藤和人教授(旧石器考古学)らの調査団は29日、約12万年前の石器とみられる石片を発見したと発表した。全国で前・中期旧石器時代(数百万年前〜3万5000年前)の可能性のある石器はごくわずかしか発見されておらず、石器とすれば国内最古となる。調査団は「日本列島の人類史の起源を探るうえで貴重な資料」としている。専門家の中には、石器とすることに慎重な意見があり、調査団は範囲を広げて調査を進める。
(上記にゅーすより)
==============

なんだかワクワクします!!!

ただ、このニュース、さらに読むと、
「可能性は半々」と言うこと。
例の「神の手」捏造事件以来、旧石器について、慎重な調査をさらに進めることになったゆえ、
結論はまだ出ていません。
どうなるか、楽しみです!!!
もし、
国内最古のものだったら、研究はさらに深まるものと思います。

12万年前かぁ、、、、、、
ふっ======
ですね。

当時の日本列島。
先祖達はどんな生活をしていたのだろうか???

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2009.09.29

イラン:中距離ミサイル試射と言うニュース

イラン:中距離ミサイル試射 射程にイスラエルと言うニュース。
=============
イランの国営メディアは28日、同国革命防衛隊がイスラエルを射程に入れる中距離弾道ミサイル「シャハブ3」の発射実験を実施し、成功したと伝えた。同ミサイルの試射は08年7月以来。
革命防衛隊は27日にも短距離と中距離のミサイルをそれぞれ数発試射した。
イラン核問題を巡り10月1日にジュネーブで開かれる米欧など6カ国との協議を前に、軍事力を誇示することで、高まる対イラン制裁強化論議をけん制する狙いもあるとみられる。
シャハブ3の射程は1300~2000キロとされ、イスラエルはじめペルシャ湾岸諸国にある米軍基地も射程に収める。今回の実験で発射場所など詳細は明らかにされていない。
(上記ニュースより)
=============
ムムム、、、、、、

一体、何を考えているのか?

やはり誰でもが思うのは「ウラン濃縮施設などの核問題」。
国際社会の中で孤立を狙っているんだろうか?
と、思うくらいイランの今回のミサイル発射は不可解です。

ウウウウ〜〜〜〜ム。

米「また挑発的行動」と非難 イラン弾道ミサイル発射と言う報道にもあるように、
まるで「挑発」と解釈されても仕方がないような暴挙です。
アメリカもギブズ報道官は、
「イランが発射したのは中距離弾道ミサイルだったから、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を想定した東欧でのミサイル防衛(MD)施設建設を撤回して、イージス艦による短・中距離弾道ミサイル迎撃に主眼を置くよう方針転換したことが「(正しかったと)証明された」
と胸を張ったと上記ニュースは伝えていますが。
そんなことで胸を張るなよなぁ、、、って感じ。
胸を張るなら「積極的に国際社会の平和のために貢献する。ゆえに核兵器や通常兵器は廃止、廃絶の方向にいく」とか言って欲しいものですが、、、、、

この発言を見ながら、
それにしても、アメリカよ。
なんと「存在の耐えられない平和」であることかぁ、、、、、
とため息が出たりします、、、、、、、、

核兵器廃絶を謳って全世界を感動させたオバマ大統領のプラハ演説。
さらに、先頃の国連安保理での格調高い演説。
この素晴らしいリーダのもと、
アメリカには、あと一歩も二歩も前進して欲しいと思います。
イラク戦争のあやまちをしっかりと踏まえ、
国際社会、国連主導での粘り強い対話を求めます。

さて、ちょっと話は横道。
チェコの作家、ミラン・クンデラを思い出しました。
彼は「存在の耐えられない軽さ」でニーチェを出し、以下のように問う。

「永劫回帰の世界では、われわれの一つ一つの動きに耐えがたい責任の重さがある。
もし永劫回帰が最大の重荷であるとすれば、われわれの人生というものはその状況の下では素晴らしい軽さとしてあらわれうるのである」
と。

ウウウウウウ〜〜〜〜ム。

このニュース自体とはなんら然関係ないのですが、なんとなく思い出したクンデラ。
そして、そこから当然のようにニーチェ。
多分、チェコだからか、プラハだからか????

いずれにしても、
戦争と平和。
永劫回帰ではないが、綱引きではありそうです。
だからこそ、
それゆえ、
平和は眠りを許さない、という思いをいつも抱いて、
不断に声をあげていきたいと思う私です。


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2009.09.28

なんとなくツラツラと

いや、、、、、、
ムカデ。
洗濯物にバッチリ、ついていました、、、、、
ウワァ、、、、ンです。
今、住んでいるところは緑がいっぱいの自然満載のところです。
朝、窓を開けると、緑がババ〜〜〜ンと目に入り、
すごく良い所でお気に入り。
ですが、
ですが、、、、
自然がいっぱいなので、ムカデやヤスデ、カメムシ、ナメクジ、、、、
も大手(?)いや、
百本分の足を広げて、壁やら洗濯物に。

あああああ、、、、、
以前カメムシの季節がきました、、、フッ〜〜〜とか、
カメムシ き たぁーーーとかとか書いたのですが。
今年もまた、こうした小動物とのお付き合いの季節が来ました。

そう言えば今日はニワトリの日。
まぁ、験直しに鶏頭の俳句でも書いておきましょう。

鶏頭の十四五本もありぬべし(子規)

この俳句、鶏頭を詠んだものとしては、とても有名で教科書にも出てくるのですが、
実は私。
あまり、この俳句の面白さが分からないのですが、
が、
こうした写実的で、何気ないところがいいんでしょうか?????
ううううう〜〜〜〜〜ん。

と、思いきや、実はこの俳句。
論争の種だったのです。
あまてるさんと言う方のブログに詳しくその経緯が書かれています。
なるほど。
私だけではなかったのだ、、、、
フムフム。
ところで、学校ではどんな風に教わったんだろうか????
覚えていないのですが。


いずれにしても、
分かんないことはわかんない。
知ったふりは、しなくてもいいということで。

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終末医療

先日、学校教育の中での科学と宗教と言うエントリーを挙げました。
元の話題はFSMさんのブログ記事から「科学と宗教」を抜き出して書いたものです。
その後、さらにFSMさんのブログは充実して、質の高く濃いものへとなり、私も多くを学びました。
発展した議論は、ついに「人工宗教」でニセ(疑似)科学はなくせるかと言うタイトルへと進み、追いかけるのに私もてんてこ舞い。
エントリー内容や、いろんな方のコメントから得ること大。
で、
で、
相変わらず、気になったら、先に進めない私は、どうにも気なる箇所にひっかかり足踏み。
ズバリ。
「人工宗教」。
うううううううう=====ん???????
なんやソレ?
ですが、、、、、
ただ、FSMさんのところでの討論は、人工宗教へと進んだ経緯はニセ科学の代案としてのソレで、
十分意味のあるものでした。
と、言うことで、
ここからは、
FSMさんやメカさんとは「さようなら」して、勝手に一人歩き。
FSMさん、メカさん。
ありがとうございました。

さてさて、、、、、、、

人工宗教かぁ????

そもそも宗教ってなんだ?
いつも通りWikipediaのお世話になれば、
「宗教(しゅうきょう)とは、一般に、人間の力や自然の力を超えた存在を中心とする観念であり、また、その観念体系にもとづく教義、儀礼、施設、組織などをそなえた社会集団のことである。」そうです。
ムムム。
人間の力や自然の力を超えた存在を中心とする観念かぁ〜〜〜〜
なるほど。
尤も「宗教とは何か」と言う問いには「宗教の定義は宗教学者の数ほどもある」とwikipediaにはあります。
またその表現方法も多様です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
一神教と多神教、汎神論
民族宗教と世界宗教
伝統宗教(既成宗教)と新宗教(新興宗教)
自然宗教と創唱宗教
アニミズム・アニマティズム・シャーマニズム・トーテミズム
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ウウウウム。
この中身を見ていけば、もう迷路に入ること間違いないし。
人工????
かぁ。
と、言うことで、そうした表面からのアプローチは専門家に任せて。
「なぜ、宗教を必要とするか」という切り口で今日は書きます。

ズバリ。
いずれ死ぬからでは、、、と思います。

死ぬから生きることの意味を問うために宗教があるのでは、と私は思います。
死ぬこと、死んだあとの世界への意味や解釈は、分かりようがないのですが、
今、生きている、ということは分かります。
そして、どの様に生きるか、、、、と言うことを教えてくれるのが宗教かなぁ?と思っています。
拝めば助けてくれるとか、
お賽銭をあげれば自動販売機のように幸せ切符が出てくる、というようなものではないと思います。
むしろ、
宗教は敢然と向き合うことなのですよね、人生と。

そこで思い出すのは先日見たドラマ。
「天国で君に逢えたら」
実に良いドラマでした。
実在の人物をモデルにしているのですが、今回のドラマは患者や家族がヒーローではなく、
カウンセラーの役を担う精神科医でした。
頼りなくて、真剣で誠実な役どころは二宮和也君にピッタリ。
さて、このドラマ、何がいいって、
人が死ぬところの臨場が映し出されていないので、
やたら視聴者の涙を誘わない。
誘わないから、その分、観ている者は、「生きることと死ぬこと、遺していくことと遺されていくこと」の重みをそれぞれに考えることが出来るのです、、、、、
終末を前にして現医療の無力であることを明らかにしていきます。
していきつつも、、、、、
医療スタッフは患者の人権と尊厳を支えるために最大の努力をしている姿から、死を目前にしてどう臨むのか、、、、、受け入れるのか?????を問います。
それは結局、宗教になるのだろうか?
信仰になるのだろうか?????

うううううう〜〜〜〜〜ん。

確かにそうした心の受け皿も大きいのだろうな、と思う一方で、
現実の終末医療は延命治療のあり方を求めて、多くの課題を積んでいます。
「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」についてを見ると、以下の通り。
==============

終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン
1 終末期医療及びケアの在り方
① 医師等の医療従事者から適切な情報の提供と説明がなされ、それに基づい
て患者が医療従事者と話し合いを行い、患者本人による決定を基本としたう
えで、終末期医療を進めることが最も重要な原則である。
② 終末期医療における医療行為の開始・不開始、医療内容の変更、医療行為
の中止等は、多専門職種の医療従事者から構成される医療・ケアチームによ
って、医学的妥当性と適切性を基に慎重に判断すべきである。
③ 医療・ケアチームにより可能な限り疼痛やその他の不快な症状を十分に緩
和し、患者・家族の精神的・社会的な援助も含めた総合的な医療及びケアを
行うことが必要である。
④ 生命を短縮させる意図をもつ積極的安楽死は、本ガイドラインでは対象と
しない。

2 終末期医療及びケアの方針の決定手続
終末期医療及びケアの方針決定は次によるものとする。
(1)患者の意思の確認ができる場合
① 専門的な医学的検討を踏まえたうえでインフォームド・コンセントに基
づく患者の意思決定を基本とし、多専門職種の医療従事者から構成される
医療・ケアチームとして行う。
② 治療方針の決定に際し、患者と医療従事者とが十分な話し合いを行い、
患者が意思決定を行い、その合意内容を文書にまとめておくものとする。
上記の場合は、時間の経過、病状の変化、医学的評価の変更に応じて、
また患者の意思が変化するものであることに留意して、その都度説明し患
者の意思の再確認を行うことが必要である。
③ このプロセスにおいて、患者が拒まない限り、決定内容を家族にも知ら
せることが望ましい。

(2)患者の意思の確認ができない場合
患者の意思確認ができない場合には、次のような手順により、医療・ケア
チームの中で慎重な判断を行う必要がある。
① 家族が患者の意思を推定できる場合には、その推定意思を尊重し、患者
にとっての最善の治療方針をとることを基本とする。
② 家族が患者の意思を推定できない場合には、患者にとって何が最善であ
るかについて家族と十分に話し合い、患者にとっての最善の治療方針をと
ることを基本とする。
③ 家族がいない場合及び家族が判断を医療・ケアチームに委ねる場合には、
患者にとっての最善の治療方針をとることを基本とする。

(3)複数の専門家からなる委員会の設置
上記(1)及び(2)の場合において、治療方針の決定に際し、
・医療・ケアチームの中で病態等により医療内容の決定が困難な場合
・患者と医療従事者との話し合いの中で、妥当で適切な医療内容についての
合意が得られない場合
・家族の中で意見がまとまらない場合や、医療従事者との話し合いの中で、
妥当で適切な医療内容についての合意が得られない場合
等については、複数の専門家からなる委員会を別途設置し、治療方針等につ
いての検討及び助言を行うことが必要である。
======================


と、言うことで、ドラマとは違い、現場は倫理と法律にも縛られながら、
患者ひとりひとりと立ち向かっています。

私たちは誰だっていずれ迎える死。
その事実を受け止めるために、「生きる」ということの意味やあり方を問うていくことと同時に、
医療が抱える問題にも無関心でいてはならないのだと改めて思うものです。

以前江原さんが大学で講義?と言うエントリーを挙げました。
その折、私は以下のように書きました。
============
これから、
終末医療という最も人間が畏れ、戦き、
そして如何に威厳をもって貫くかという「人として試される」現場で働く方々。
その彼らが、患者さんや家族の方々に、
安易に「おおいなるもの」に頼らせようとする姿勢は、
物事の本質と向き合うエネルギーをそぐものです。
考えることや感じることや対峙することを、全て何者かに預けてしまうと言うことは、
一見はラクに思えますが、実際は問題の放棄です。
医療現場のスタッフがすべきことは、ただ一つ。
医療のプロであることです!!!
最後まで患者さんとともに戦うこと。
病と戦うことです。
==============

終末を迎え、心のケアは絶対に必要です。
が、
そうしたケアも含め、医療スタッフに求められるのは「技術」ではと思います。
患者や家族に事実を伝え、知ること。
です。

つい先日も臓器移植についてエントリーを挙げたのですが、その時も同じように考えました。
尊厳死や安楽死。
そして脳死。

この問題、今後も考えていきます、、、、、、、、、

ただ、ひとつだけ言えることは、
医療の現場においても、
あるいは教育の現場においても、
はたまた全ての現実の中で「擬似」と言われるものは決して最終的な安寧ではないと思うものです。

もともとの話に戻すならば、
疑似科学の代案としての人工宗教なんてものが学校の現場で教えられるなんてことは、
決してあってはならないのでは、と感じます。
この問題もいずれまた。

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2009.09.27

小説「サウスバウンド」を思い出して、、、

パイパティローマ伝説ってご存じですか?
実は私はサウスバウンドと言う奥田英郎さんの本を読んで知ったのですが、、、、、
沖縄に伝わる不思議で甘くて切ない伝説です。

先のサイトによれば、伝説の言われは以下の通り。
===========
「パイ」とは、「南」、「パテイローマ」とは「波照間」の意味で、つまり「南波照間」ということになる。沖縄には、海上の遥か彼方に神々が住む「ニライカナイ」と呼ばれる楽土があるという伝承がある。この「パイパティローマ」もまた、海の遥か彼方に思いをよせた人々が夢見た島であった。事実、島民の中には、厳しい重税に絶えられず、楽園「パイパティローマ」を目指した者達がいたことが記録として残っている。『八重山島年来記』には、波照間村の平田村の百姓40〜 50人ほどが人頭税の重圧に耐え切れず大波照間島という南の島へ逃げ出したという内容が記されている。重税という苦しい現実から逃れたいという島民の思いが、この南の楽園「パイパティローマ」伝説を生み出してきたともいえよう。以下略
=============

と、言うことで圧政に苦しむ民衆のために闘った英雄アカハチの伝説と楽園「パテイローマ」の思いが今に伝えられているのでしょうか、、、、、

以前クジラの島の少女と言う映画やククーシュカ ラップランドの妖精と言う映画を観たときも思ったのですが、
自然と共に生きる民族の力強さと深さを感じます。


さて、小説「サウスバウンド」。
凄まじい生き様を見せてくれる父親と、共に生きる母親。
振り回される子どもたちと周囲。
息つく暇もない展開にドキドキ、ハラハラ、そしてほんのりとしながら読み終えたものです。
生きるとはなにか。
自由とはなにか、、、、、
信じるもののために闘うとはなにか。
そして、
信じ抜くとはなにか、、、、、
と、
考えさせられる小説でした。

さてさてさて、
これとは別に今、沖縄で基地問題が改めて浮上。
沖縄基地問題については、
ずっと関心をもって見ていました。
新政権が今後、どのような方向で沖縄の基地問題について取り扱うのか、しっかりと注目です!!!
これに関しては、また調べて書きます。


 

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2009.09.26

G20時代、幕開けか???

クローズアップ2009:金融サミット定例化 G20時代、幕開けと言うニュース。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
主要20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)の定例開催化が決まった。背景には、中国など新興国を除いた「先進国クラブ」といわれる「G8(主要8カ国)」だけでは、世界規模の課題に対応できないという「認めたくない現実」(日本政府筋)がある。国際協議の枠組みに地殻変動が起きたわけで、アジアで唯一のG8参加国として発言力を保っていた日本の立場にも大きな影響を与えることになる。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今回のサミットの焦点は、
1,アメリカのの過剰消費への依存構造の改善による「世界経済の不均衡是正」。
2,持続的な経済成長に向けた政策。
3,金融危機の再発防止に向けた監督・規制策。
などです。
G8からG20へと世界は動くのでしょうか???
この動きも注目。
新しい情報が出たら、また記事にします。

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2009.09.25

八ッ場ダム建設、どうなるか?

群馬・八ッ場ダム建設:国交相、官房長官と中止方針を確認と言うことで、今話題になっている八ッ場ダム。
私も調べてみました!!!
まずは、いつも通りwikipediaから。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
八ッ場ダム(やんばダム)は利根川の主要な支流である吾妻川中流部、群馬県吾妻郡長野原町川原湯地先に建設が進められている多目的ダムである。2015年(平成27年)度の完成予定で、完成すれば神奈川県を除く関東1都5県の水がめとしては9番目のダムとなる。形式は重力式コンクリートダムで高さは131.0m。国土交通省関東地方整備局が事業主体である。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カスリーン台風級の水害から首都・東京及び利根川流域を守る為に1952年(昭和27年)に計画発表されたということで実に57年も経過しています。
wikipediaの沿革を読んだだけでも、その歴史を感じさせます、、、、、

こうしたとき、お役立ちが保坂展人「どこどこ日記」
ここには、詳しく実情が述べられています。
是非ご覧ください。

それにしても、改めて思うことはマスコミの報道。
なんだかなぁ、、、ですね。
私も昨日は朝の番組でダム建設推進派の女性の言い分を見ていました。
ダムが中止になったら、どこが困るか、、、というスタジオからの質問に、
「道路ができない」「雇用がなくなる」とかもっともらしく言われていたのですが、
個人的は「そうかな??????」と、思いました。
背景の空はどこまでも青く、杜が豊かに守られているそんな一つひとつの風景が、ダムの底に沈むことに、
住民であるこの方は胸が痛まないのか?????
と、感じながら、見ていたものです。
と、言うことで、
こりゃ、自分で調べようと思い、アチコチ情報を集めました。

保坂さんは、日記で以下のように述べられています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
八ッ場ダム問題で深刻な影響を受けたのは、間違いなく水没地区の住民をはじめとした周辺の地域の人たちである。しかし、そもそもこのダムが必要だと計画を立案したのは半世紀前の旧建設省の役人たちである。「強酸性の水など首都圏の水ガメには無理があります」という声があがれば、「それなら石灰を入れて中和してしまえ」という発想で、すでに中和作業は45年にわたっている。
(保坂さんの日記より引用)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その通りだと思います。
そもそもの初めは治水だったのかもしれない。
が、
時が経つうちにそれは徐々に目的を変え、
今では「もうダムをつくるしかない」と言うことが目的なっている八ッ場ダム。
治水計画の根拠とされる「基本高水」について、測定値は誤差が多いと指摘され、
八ツ場ダムは、国の想定する洪水の調整機能を持っておらず治水上、役に立たないと言うことは、すでに2004年には言われています。
勿論、カスリーン台風級の災害にも治水効果はないと判明。


なぜ、後戻りできない?
無駄と分かりながら、中止できないのか????

言われるのは「天下り」。
国土交通省が発注するOB天下りを受け入れた公益法人と企業が、競争入札を行わない随意契約で多数の業務を受注していたことは、既に周知の事実です。

随意契約で発注した関連事業19件(2006年度)のうち、天下りを受け入れた5社が11件を受注。
この5社には03年から05年の間に同省OB11人が天下り。
契約額は、19件の総額6億2500円のうち3億3760万円。

随意契約の多さについて国交省関東地方整備局八ツ場ダム工事事務所は
「専門性があるなどで随意契約となっており、天下りとは関係がない」とコメントしています。
しかし
しかし、
よく詳細をみると工事事務所や独身寮での清掃・まかない業務といった「専門性」と関係ないものも含まれています。

予算4600億円を超過する公算が大きいことがわかった八ッ場ダム。
もし、このダムが出来たら、どうなるのだろうか???

このダム予定地を流れる吾妻川の水系は水力発電の一大産地。
東京電力の水力発電所がすでに14あります。

予定地上流の三つの堰(せき)で取水した毎秒30トンの水は、発電のため川を通らずに送水管を通ります。大量の水がダム予定地をう回するのです。
つまり、
つまり、、、、
仮に八ツ場ダムが完成しても水が貯まらないダムになるということです。

ダアダダ、、、、

ムムム。

です。
いや、
ムダです。

さて、こうなると、
国交省は東電から水利権を譲り受ける必要が生じるのですが、
発電量が減ることへの補償金(減電補償)問題というのが浮上。

あらあら、、、
です。
東電への減電補償がいくらになるのか?
今のところ、
国交省は「個別企業の経営上の問題にかかわる」として明らかにしていませんが。

と、言うことで、
どこから見ても「いいところなし」「作る必要なし」のダムです。
とは言え、
ダムを作って欲しい、、、という人もいることで、その方たちの長い間の「言い分」というものもあります。
しっかりと住民の目線にたち、
なおかつ俯瞰的な視野にたち、
この問題が解決をすることを望みます。
さて、今後、どのようになるか、しっかり注目です!!!

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オバマ大統領、安保理での演説

安保理:「核なき世界」決議、首脳会合が全会一致で採択と言うことで、
いよいよ世界は動き出しました!!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
国連安全保障理事会は24日午前(日本時間同日夜)、核不拡散・核軍縮に関する初の首脳会合を開き、米国提案の「核兵器のない世界」を目指す決議を全会一致で採択した。議長のオバマ大統領は「この歴史的な決議は、核兵器のない世界を目標にした我々の共通の誓いだ」と述べ、核軍縮の理念を各国が共有し取り組むと宣言した。非常任理事国の日本の鳩山由紀夫首相も出席、「唯一の被爆国として果たすべき道義的責任」を掲げ、非核三原則を堅持し、世界の先頭に立って核廃絶に取り組む決意を表明した。
米大統領が安保理首脳会合を主宰したのは初。同首脳会合は92年からこれまでに計5回開催されたが、核不拡散と核軍縮に特化したものは前例がない。
決議はまず「核拡散防止条約(NPT)の目標に沿って、より安全で核兵器のない世界に向けた条件を構築する」との決意を示した。その上で、(パキスタン、イスラエルなど)NPT非加盟国に加盟を要請▽すべての国が核実験全面禁止条約(CTBT)を批准し条約が早期発効することを要請▽非核兵器地帯条約締結への動きに賛成--などとした。
また、北朝鮮やイランの核問題を念頭に、「核不拡散体制への重大な挑戦への懸念」を示し、来年4月、米国が主催する「核安全保障サミット」への支持も記した。オバマ大統領は会合で、北朝鮮とイランを名指しし今回のものを含む安保理決議の順守を求めた。
オバマ大統領は今年4月、チェコの首都プラハでの演説で、核兵器を使用した国としての「道義的責任」に米国大統領として初めて言及。「核のない世界」を目指すとして、今回の決議案を提出した。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

また、鳩山さんも被爆国としての日本の責任に触れ、積極的に国際社会の平和のために働きかけ「架け橋」となることを強調しました!!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
鳩山首相は会合で、「原爆投下から60年以上たった今日もなお、放射能の被害に苦しむ人々の姿がある」と発言。「指導者の皆さんにも、ぜひ広島・長崎を訪れて核兵器の悲惨さを心に刻んでほしい」と参加国に訴えた。
その上で首相は、オバマ大統領の取り組みが「世界中の人々を勇気づけた」と称賛。「日本は核兵器開発の潜在能力があるにもかかわらず、核軍拡の連鎖を断ち切る道を選んだ」と述べ、被爆国としての果たすべき道義的責任を強調した。また、北朝鮮の核問題にも触れ、「断固として認めるわけにはいかない」と述べた。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

これまた大いなる前進を感じます!!!

イランや北朝鮮が、国際社会の取り決めと言うか、決議を尊重して、
廃絶への動きへと行くことを願います。

それにしてもオバマさん。
凄いですね。
国連について「戦争の痛苦の教訓を受け、分断ではなく共同によってこそわれわれの利益を増進できるとの知恵に基づいて設立された」機関であり、「全世界の共同の努力」の場だと指摘、国連の役割を強調。

これは素晴らしい。
国連が国連であることの意義を改めて思うものです。
アメリカが国連主導で国際社会の役割の担うということは、
これに続く多くの国々にとっても大きな力づけです。

また、オバマさん。
21世紀を「どの国も他国を支配できないし、そうしようとすべきでない」時代、
「世界が緊密に連結され、古い南北間の分断が意味をなさない」時代、
「冷戦時代に根を持つ国家間の連携関係が意味をなさない」時代だと指摘。

格調高いですね。
もう一度おさらい。
「どの国も他国を支配できないし、そうしようとすべきでない」時代、
「世界が緊密に連結され、古い南北間の分断が意味をなさない」時代、
「冷戦時代に根を持つ国家間の連携関係が意味をなさない」時代、
それが21世紀であるというのです!!!

愚かで無明であった「戦争と分断」の時代はぬぎ去り、
新しい時代を迎えようと、、、言うのです。

そして、具体的に次のように述べます。
(1)核拡散を食い止め「核兵器のない世界」をめざす
(2)平和を追求する
(3)地球環境を守る
(4)すべての人々にチャンスを与える世界経済。
と。

「核兵器のない世界」を目指せば、それは「平和を追求する」ことになり、
「地球環境」を守ることにも繋がります。
平和で安心で安定な世界なら、今よりは格差や貧困は少なくなり、より多くの人々にチャンスが与えられる世界へと導くことができます。
つまり、
第一歩は、
「核兵器廃絶」です。
核不拡散問題では、「いまや核拡散の危険は増大している」と指摘し、核開発が問題となっている北朝鮮、イランに国際的義務に従うよう求めました。
北朝鮮。
イラン。
今後の動きに注目です!!!
さらに私個人は核兵器も勿論ですが、通常兵器も廃絶、縮小を訴えたいのだが、、、、、
 

オバマさん。
中東和平に対しても従来のアメリカでは考えることが出来なかったような素晴らしい決意を表明。
「米国がイスラエルの安全を保障してもイスラエルが主張通りにパレスチナ人の正当な要求と権利を尊重しないなら、われわれはイスラエルのために尽力はしない」と述べたのです。
会場は大きな拍手で包まれたとのこと。
ううう=====ん。
イスラエルも今まではアメリカというバックがいたので、思う存分暴れて(?)いたのですが、
アメリカ自身が、その言い分に疑問を投げ、場合によってはイスラエルの主張を尊重しないと言うことになれば、、、、
それは国際社会からの孤立でもあることですから、今までのようなやり方を改めていくものと思います。
と、言うか期待します。


そして、オバマ氏さん。
民主主義のあり方にも言及し、「民主主義をある国に外から押し付けることはできない」と主張。
「それぞれの社会は(民主主義の)自分自身の道を探求しなければならない。米国は(ある国がどの道をとるかによって)えり好みをしすぎた」と反省もまじえ述べました。

素晴らしい。
もう一度おさらい。
「民主主義をある国に外から押し付けることはできない」
「それぞれの社会は(民主主義の)自分自身の道を探求しなければならない。米国は(ある国がどの道をとるかによって)えり好みをしすぎた」


そうです。
卑近な例では「正義の押し付け」でもあったイラク戦争を思い出します。
が、
今、
オバマさんは、そのあり方が間違いであったことに気がつき、
その方向を改めようとしています。
それぞれの国、社会、民族の問題は、それぞれの国、社会、民族の構成の人々の願いで進むべきである」
と、言う民主主義の根幹に戻ろうとすることは、
なんと素晴らしいことか!!!!
と、
私はオバマさんの決意に大きな拍手を贈ります。
同時に、
今後の動きにしっかり注目していくことは言うまでもありません。

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2009.09.24

温室ガス:25%削減決定か?

温室ガス:25%削減決定 首相が国連でメッセージと言うニュース。
なんだかスゴイニュースですね。

日本の温室効果ガスの排出を2020年までに1990年比で25%削減する方針を国際公約として誓約。
また、途上国の対策への資金・技術援助も表明。
議長を務めた国連の潘基文(パンギムン)事務総長は、議長総括で各国が交渉促進の意思を明確にしたと述べ、日本の表明にも「積極的」だと評価。

一方、オバマ大統領は、サミットでも温暖化対策への決意を表明。
しかし、排出削減の具体目標では、条約批准の権限をもつ米議会上院の動向も反映して、積極姿勢を打ち出せていません。

中国の胡錦濤主席は「大幅削減」の意思を表明。

サルコジ大統領は地球規模の決定の重要性を強調し、主要排出国による首脳会議を呼びかけました。
ブラウン首相も各国首脳に年末のCOP15への出席を求めています。

と、言うことで、
COP15で合意にこぎつけるには、世界各国が責任を果たす立場にたって努力を一段と強めることは緊急の課題です。
この問題、今後も注目!!!

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2009.09.23

ゴーギャン展

先に書いたように「東京8x10組合連合会 第2回写真展 」を観た後、
ゴーギャン展に行ってきました。

ふっ〜〜〜〜〜

凄い人でした。

ゴーギャンと言えば私の中では「月と6ペンス」。
高校生の時、初めてこの作品を読んだときの感動を忘れはしません。
(覚えているのは感動した、、、ということだけなのですが、、、ははは)

小説の始めは、ちっとも面白くなくて、何度もやめようと思ったのですが、
が、
いつのまにか、モームの世界(いや、ゴーギャンの世界か)に引きずり込まれました。
温かく居心地の良い、自らの境遇をすべてなげうって、
嵐にむかって飛び立った主人公チャールズ・ストリックランド。
なんと格好良かったことか、、、高校生の私には。
それ以降、私はモームのファンになり、ほとんど読み尽くしたのですから。

さて、そんな小説のモデルになったゴーギャン。

うううう====ん。

何というのか、これはかなり重くのしかかってくる絵でしたね。
迫力があります。
悩みが伝わってきます。
美術館のホームページには以下のように紹介文があります。

==============
なぜ熱帯の島タヒチに向かったのか。
文明と野蛮、聖と俗、生と死、男性と女性、精神と物質、
これらの両極に引き裂かれながら、
人間の根源を探究し続けた画家ゴーギャン。

《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》
を中心に、画家が文明社会に向けて残したメッセージを読み解きます。
 19世紀末の爛熟した西欧文明に背を向け、南海の孤島タヒチにひとり向かった画家ポール・ゴーギャン(1848-1903)。 その波乱に満ちた生涯は、芸術に身を捧げた孤独な放浪の画家の典型といえるでしょう。
自らの内なる「野性」に目覚めたゴーギャンは、その特異な想像力の芽を育む「楽園」を求めて、
ケルト文化の伝統を色濃く残すブルターニュ、熱帯の自然が輝くマルチニーク島、ゴッホとの伝説的な共同制作の
舞台となった南仏アルル、そして二度のタヒチ行きと、終わりの無い旅を繰り返しました。
その過程で、自ずと人間の生と死、文明と野蛮といった根源的な主題に行き着きます。
このような人間存在に関する深い感情や思索を造形的な言語を通して表現すること、これがゴーギャンの絵画の
課題だったのです。
タヒチで制作された畢生(ひっせい)の大作《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》
(1897-98年)は、画家が目指した芸術の集大成であり、その謎めいたタイトルとともに、後世に残されたゴーギャンの精神的な遺言とも言えるでしょう。
(東京国立近代美術館公式サイトより)
===============

確かに南国の明るいタヒチにいながら、
なぜ、こうも作品は暗く重く力強いか。
それは、ゴーギャンのテーマが筆に描かせたものであることは明らかでした。

観ている私たちはゴーギャンに圧倒されました。
天才の息遣いを感じながら、ほんのちょっとタイムスリップしたひとときでした。

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東京8x10組合連合会 第2回写真展に行ってきました

昨日東京8x10組合連合会 第2回写真展 に行ってきました。
友人が出典しているので、表敬訪問。
場所は麻布にある元麻布ギャラリー。
8x10の使い手10人によるアンデパンダン展です。

地下鉄大江戸線の麻布10番で降りて、
さぁて、「AVANTI」を探そうかぁ、、、、
そう、サントリー・サタデー・ウェイティング・バー(FMラジオ番組)でいつも聞くウワサの「AVANTI」・
と、言うのは冗談ですが、
私は今まで麻布って縁がなかったので、来る機会がなかったのですが、
初めての麻布はなかなか雰囲気のある素敵な町でした。
私たちの目的の元麻布ギャラリーは暗闇坂の途中にありました。
くらやみざか。
なんとロマンチックでドキドキして、そして首のあたりが薄ら寒くなるような名前の坂ではないですか。
その坂のほぼ真ん中あたりにギャラりーはつつましく建っています。
写真展は地下。
私たちが訪れた時は、ちょうど友人がいてくれて、
いろいろ写真の説明をしてくれました。

人物のちょっとしたしぐさや表情が写し出されていたり、
同じ町の昼の喧噪と夜の静かさを表現していたり、
風景の中に人工の扉をもっていく面白さを表わしていたり、
表情豊かな写真の花が咲いていました。
色は白と黒。
光と影。
それにもかかわらず、なんと多彩な色が飛び込んで来て、写真があっちこっちでお喋りします。
面白い。

写真って、凄いな、、、と感動しました。

友人から、一枚の写真にかける熱意と情熱を聞き、
一つひとつの作品の見所と工夫をお聞きして、ますますその素晴らしさがわかりました。

写真をなさるかたには有名な展なのか、多くの方々がみえていました。

人の作品をみることも勉強になるのでしょうね。

おおいに刺激を受け、帰りは、ゴーギャン展にも足を伸ばしました。

心の片隅で「私もやってみようか」と思いながら、、、、

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2009.09.21

日立柏サッカー場

昨日9月20日、日立台で行われた第26節柏戦。
私も家族と一緒に出掛けました。
柏に行くのは何年ぶりでしょうか、、、、、
随分前に松戸に住んでいたのでとても懐かしい響きの町です。
子どもが小さい頃は柏にある「アカチャン本舗」によく行っていました。


さて、
試合の結果は1-1のドロー。
と、言うことで「連続負け無しを9試合」に伸ばしました。
おめでとうございます!!!

この勢いでドンドン進んでください。

試合そのものは、ともかく、いつものようにスタジアムレポートを書きます。

私たちが柏駅に着いたのは11時過ぎ。
本当は、いつものようにモリッツァお奨めのラーメンを食べようと思ったのですが、
今回はモリッツァお奨めラーメンは李忠成選手お奨めのお店でした。
が、
時間があわなくて残念ながら今回は諦めました。
仕方がないのでスタジアムまで行こうということで歩き出すと、途中レイソルのお店を見つけ、パチリ。3937115628_c958769e95_m


その後、歩くこと15分。
ドンドン増えていくサポータ。
紫と黄色で道路は埋め尽くされて来ます。
車が行き来するのですが、圧倒的な数の人間に小さくなってブルンブルンとエンジンをかけて走っていました。

そして、柏スタジアムに。
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スタジアムは既に大勢のサポータやファンが集まっていて、場内はいつものことながら試合前の緊張と喜びが交雑しているそんな雰囲気満載です。
私たちはスタジアムで出店のタコスを食べて、ちょっとビールを飲んで時間を過していました。
すると、
仲間の一人がお弁当を抱えて早足で歩いていました。
「おおおお〜〜〜い」
と、声をかけて、久しぶりに話をして、それから「ではまたね」と別れ、、、
(まるで、夏休みの日記のような文体が続きました)

それから席に着いたのですが。
これが凄い。
ウワサに聞いていたと、いうか、夫から聞いていたのですが、
聞きしにまさる迫力。
うわっ>>>>>
そこに選手がいる。
手を伸ばせば槙野選手に届くのでは。
と、思うくらい近くに選手がいるのです。
声が聞こえます。
向こうの声も。

そして私たちの応援の声も。

ボールがビュンビュンと飛んで来ます。
なにしろネットはすぐ前なのです。
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うわっ〜〜〜〜〜〜
迫力。
決してテレビではわからない迫力。
選手の息遣いが聞こえます。
これは、もう声を出すしかありません。
風邪なんかいっぺんに飛んでいきました〜〜〜〜〜〜
ただ、余り大きい声だと家族が嫌がるので、静かに微笑みながら観戦していたのは言うまでもありません(ウソです)。
そのうち、広島の友人が私たちの席まで訪ねてくれて、しばし懐かしい再開。
お顔を見ることが出来て本当に嬉しい思いをしました。
前にご一緒したのはガンバ戦(何年も前)だったので、本当に久々でした。

そうこうするうちに試合は始まり、
私の前をミキッチが、服部が、柏木が走っていくのです。
感激。

試合は引き分けだったのですが、
スタジアムの迫力に満喫した昨日の柏戦でした。
帰りは太陽の子レイ君を見ながら、
またひたすら、ひたすら駅まで歩きました、、、、、、、


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「HTV 宇宙飛行士が初めて機内に」というニュース

HTV 宇宙飛行士が初めて機内に 食料など搬出作業へと言うニュースが届きました。

凄いですね!!!


==========
国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングした日本の無人補給機「HTV」で19日未明、ISSとの結合ハッチが開かれ、長期滞在中の宇宙飛行士が初めて機内に乗り込んだ。今後、HTVに積載されている食料や日用品などをISSに運び出す作業が行われる。
HTVには1気圧、気温20度前後に保たれ、ドッキング後は宇宙飛行士が普段着で入室できる与圧部がある。気圧チェックなどをした後の同日午前3時25分、ISSとHTVをつなぐ1.2メートル四方のハッチが開けられた。空気循環後、ニコール・ストット宇宙飛行士(米)らが乗り込んだ。
与圧部内の物資を運び出した後には、通常の貨物室で運んできた大型の船外実験装置を、日本の実験棟「きぼう」に据え付ける作業が行われる。最終的にHTVはISS内で出たごみなどを積み込み、11月初旬にISSを離脱する。
(上記ニュースより)
===========


JAXAのサイトより。

============
宇宙ステーション補給機(HTV)技術実証機の
国際宇宙ステーションとの結合完了について

平成21年9月18日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙ステーション補給機(HTV)技術実証機が国際宇宙ステーション(ISS)に向けて最終接近を実施した後、9月18日4時51分(日本時間)頃に ISSロボットアームにより把持されました。その後、ISSロボットアーム運用により、HTV技術実証機は9月18日10時49分(日本時間)にISSとの結合を完了しました。

 今後は、船内貨物についてはISS搭乗員によりISSへ順次移送され、また、船外貨物については、ISSロボットアームと「きぼう」ロボットアームを使用して、「きぼう」船外実験プラットフォームに設置される予定です。詳細の作業日程が確定次第、お知らせいたします。

===========

では、この記事がどのように凄いかを新聞社説を紹介しながら説明します。

「HTVも、これを軌道に運び上げたH2Bロケットも、これが初打ち上げである。いずれも国産で、これまでの技術の集大成だ。日本の宇宙開発のステップアップにつながる重要な一歩」と述べています。
つまり、
国産であるということ。
日本の技術が飛躍的に向上しているということです!!!

これまで、ISSに物資を輸送してきたのは、米国のスペースシャトル、ロシアのプログレス、欧州のATVの3つだったそうです。2010年にはシャトルは引退ということで、ISSの外部に取り付ける実験装置を運べるのはHTVだけになるそうです。
責任重大です!!!

「ISSに近づくランデブーの方法も独自に開発した。軌道を徐々に調整し、最後は秒速7・7キロで飛ぶISSの真下に相対的に停止させる。これをISSのロボットアームでつかむ。万が一にもISSにぶつかるわけにはいかず、高度な技術が求められる。安全に配慮しつつ、準備を重ねてきた成果を見せてほしい。」と社説にはあります。
また、
「今回の打ち上げは、今後の日本の宇宙開発政策を考えるきっかけにもなる。ひとつには、HTVは人間が活動できる1気圧の与圧部を持ち、有人宇宙船開発の一歩という見方もあるからだ。」とも記事は述べます。

宇宙が軍事に占有されるのは、決して是とは言えませんが、
このニュースのような科学のための宇宙開発ならば、今後も大いに研究できる環境が用意されることには、賛成です。


なおHTVについてはJAXAに詳しく解説が載っていますので、興味のある方はご覧ください。
それにしても、
技術って凄いですね!!!

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脱官僚の向かうものは???

鳩山政権が誕生 『脱官僚依存の政治実践』と言う見出しが躍ったのは政権の翌日。
民主党は「脱官僚」「官僚からの支配から脱却」を謳ってきたので、
それは、やはり大きな注目でありました。

つい、昨日(9月20日)終了した官僚たちの夏と言うドラマを思いながら、
この国は、国の行く末や大義は官僚が深く関わっていたことは事実だと思うのです。
それが良きにつけ、悪しきにつけ、、、、

デモクラシーのコストと言うタイトルでエントリーを挙げているのは内田樹さん。

私たち国民は「ただしい政策」であるかどうかはわからないが、「有権者が求める政策」を実施することを時の政権に望むものである。
そして、アレクシス・ド・トクヴィルの言葉を 「アメリカにおけるデモクラシーについて」から引用する↓
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
デモクラシーが前提にする人間観は、人間はたいていの場合、権力を長くもつと「悪いこと」をするという経験則である。
だから、統治者を定期的に交替させるルールが必要である。
統治者が非常に有能であった場合、彼に交替を要求することは心理的にも、制度的にも困難になる。だから、できれば、統治者は最初からそれほど有能でない人間を選んだ方がいい。
統治者はただ民意の代表者でありさえすればよい。
「疑いもなく、支配者に徳と才とが備わっていることは、国民の福祉にとって重要である。しかし、それにもまして重要なのは、被支配者大衆に反する利害をもたぬことである。もし民衆と利害が相反したら、支配者の徳はほとんど用がなく、才能は有害になろうからである。」(457頁)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

人は間違える存在である。
完璧であるということはない。
いつも正しいということはない。
だから、政治を司るものは長くはその座にいつづけず、
コロコロと変る民衆の利益の代弁を行う為政者をいただくことが、長い目では成功である、、、、
あまたいる政治家が時々に間違えることがあっても、それは「デモクラシーのコスト」である。
と、言うのが内田さんのエントリーの趣旨です。

フムフム。

さて、このトクヴィルは民主主義の主体者である民衆については以下のように述べています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「私は民主主義については、それがなしていることによってではなく、むしろなし遂げさせるであろうものによって、民主主義を賞賛したいのである。
人民が公務をしばしば甚だしくまずく運営することは確かである。
けれども、人民はその視野の範囲を拡大することなくしては、そして自分の精神が日常的な因習の外部に出て行かなければ、公務に関わりを持つことはできないだろう。社会の政治に関わりをもつように召集される一般民衆
である人々は、自分自身に何らかの敬意を抱くようになる。彼らはそのとき、自分がひとかどの主権者であるから、極めて啓蒙された知識を自分の知性に役立つように用いる。彼らは自分の知性を頼りにすることを絶えず求められる。そして無数の方法で失敗し、はぐらかされながらも、彼らは啓蒙される。政策では、彼らは自ら構想してもいない事業に参画もするが、その事業によって企画事業についての一般的関心を彼らは持つようになる。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

つまり、民衆の方も成長していく。
失敗を重ねながらも、自ら考えることの喜びや、自らの願い、利益が活かされることを学びながら成長していく、、、、、

これが、民主主義の真の美点であると述べています。

「民主主義は社会全体に、変化に富んだ活発な活動、あふれんばかりのエネルギー、民主主義なしには存在しえない精力をはびこらし、広げつづける。そして状況が好都合であれば、これらは驚異的なものを生み出すことも可能である。以上は民主主義の真の美点である。」


政治家も官僚も、また国民も成長の過程、途上にいるということでしょうか、、、、、

今後の鳩山政権の動きを見ながら、
私たち国民すべてが民主主義という視点からも成長の一歩を歩みだすことを願いながら、この記事を書いています。
なおデモクラシーについては、また調べようと思っています、、、、、


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2009.09.20

核軍縮特別会合の動きに注目です、、、、、

国際原子力機関(IAEA)年次総会でイスラエルの核開発能力に懸念が表明されました。
1991年以来のことです。
これを受けてもイスラエルは決議を入れない方針。
この問題、重要です。
今後の動きに注目。
アメリカの対応が気になります、、、、

私も調べてまた書きます。

さて、このアメリカ。
この11日、国連安保理で9月24日に開催する核軍縮特別会合で「核兵器のない世界」を目指す決議案を各理事国に配布しました。
その決議案によると、核不拡散条約(NPT)第6条に従って、
「核軍備の縮小に関する効果的な措置につき、並びに厳重かつ効果的な国際管理の下における全面的かつ完全な軍備縮小に関する条約について、誠実な交渉を行うことを約束するよう要求し、他の諸国に対してこの努力に加わるよう要求する」というものです。

素晴らしい!!!

いいですか。
もう一度。
「「核軍備の縮小に関する効果的な措置につき、並びに厳重かつ効果的な国際管理の下における全面的かつ完全な軍備縮小に関する条約について、誠実な交渉を行うことを約束するよう要求し、他の諸国に対してこの努力に加わるよう要求する」


フムフム。


思い出します。
オバマ大統領の「プラハ演説」
そこで加盟国によるNPTの責任ある実践を提起していましたが、
さらに、前進させて、この決議案では具体的に「全面的かつ完全な軍備縮小に関する条約」の交渉の開始を提起しています。

この安保理会合は、オバマ米大統領が議長を務める首脳級会合となります。
NPT体制の強化や核兵器廃絶に向けた交渉を求めることで、
きたる2010年5月のNPT再検討会議の成功に向けた国際社会の決意を示すことにもなります。
また、この案文は、NPTに加盟していないインド、パキスタン、さらに核保有の有無を表明していないイスラエルも対象に、NPTに加盟するよう求めています。

これは、先立って、
ゴッテモーラー米国務次官補が、べ、インド、パキスタン、北朝鮮とともにイスラエルに対しても「NPTへの加入」を実際求めました。
アメリカの政府高官がイスラエルにNPT加盟を公式に呼びかけたのは初めてです。
画期的な事です。

これまでの歴代大統領はイスラエルの核兵器を黙認し、イスラエルは核兵器の有無を明言しない方針をとってきたことは周知の事実。
現在も200発以上の核兵器を保有しているといわれ、リーベルマン外相が過去に核兵器使用に言及するなど、中東域内の脅威ともなっています。

2009年のアラブ連盟首脳会議で採択された宣言も、国際社会がイスラエルに対してNPTに加盟するよう圧力をかけることを要求しています。
ただ、イスラエルはいまのところ、態度は難くなです。

オバマ政権のNPT加盟要請に対してイスラエルは、イランが民間開発の名に隠れて核兵器開発をすすめているとしてNPTの有効性を否定。
アメリカ側の申し出を「理解しがたい」と拒否しました。
イランとの難しい関係があります、、、、、
イラン、、、、、
さてイランに対して、
アラブ21カ国と一機構が加盟するアラブ連盟のムーサ事務局長もオバマ氏の非核構想を支持し、イスラエルが保有する核兵器について言及していますが、
イランよりもイスラエルに対して危惧を表明しています。

イスラエルがNPTに加盟して国際原子力機関に協力するようアラブ諸国は求めています。
アラブ連盟としては、
今年の5月には、ヨルダンで開催の世界経済フォーラムで、「懸念される核軍事政策の真の危険はイランではなくイスラエルによってもたらされている」と発言。
イランよりもイスラエルに危惧を表明しているようです、、、、、
実際、アラブ側の多くの国はイランを主たる問題だとは考えていないと述べ、
むしろ、
核兵器の有無を明言しないイスラエルの方針の方が、イランの核開発以上に危険だと主張。
と、言うことで、
イスラエルの動きが注目ですね、、、、

もちろん、
同様に、
北朝鮮も気掛かりです。

イランも、、、、、もちろん気になります。
また、
この核軍縮特別会合でアメリカは、
兵器用核分裂物質生産禁止(カットオフ)条約創設の呼びかけや包括的核実験禁止条約(CTBT)への各国の加入、
国際原子力機関(IAEA)による査察体制の実効性確保なども求めているきわめて具体的案が提示されるものと思い、
今から注目です!!!

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2009.09.19

正岡子規の命日です、、、、、

今日は正岡子規の命日です。
本棚で子規の本を見ていたりしたら、
こんなニュースをみて感激。
正岡子規:直筆書簡発見 「よくぞ残ってくれた」声弾ませる関係者--松山 /愛媛
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「戦災など幾多の災難を乗り越えて、よくぞ、残ってくれた」。俳人、正岡子規(1867~1902)の直筆の書簡が見つかったと18日、松山市立子規記念博物館で発表した和田克司・大阪成蹊短期大名誉教授(国文学)は声を弾ませた。「(寝たきりの原因となる)脊椎(せきつい)カリエスを発症してからも、創作面でますます充実する様子が、一つ一つの字からよく分かる」と評価した。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今年から3年、坂の上の雲がNHKで放送されます。
あの時代を生き抜いた、多くの傑人の一人、正岡子規。
どのような生涯を生き抜いたのか、楽しみです、、、、、、

と、言うことで今日は子規の命日です。

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米MDへの対抗ミサイル配備見送りと言うニュース

米MDへの対抗ミサイル配備見送り ロシア軍事外交筋と言うニュースが伝わってきました。
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インタファクス通信によると、オバマ米大統領がミサイル防衛(MD)施設の中・東欧配備中止を発表したことを受けて、ロシア軍事外交筋は18日、新型ミサイルシステム「イスカンデル」を同国西端カリーニングラードに配備する計画を見送る意向を明らかにした。
同筋は「MDへの対抗措置は凍結され、将来的に完全に放棄する可能性がある」と述べた。カリーニングラードでのイスカンデル配備はMDのミサイル基地を予定していたポーランドを射程に入れたものだった。
一方、ロシアのプーチン首相は同日、南部ソチで開いた経済フォーラムで米国の決定を歓迎するとともに経済協力の発展にも期待を表明するなど、国内では米国との関係改善に向けた動きが広がってきた。

(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
また、別のニュースによれば、以下の通り。
=============
米軍が世界展開を効率的に進めるため、部隊の固定的な配備を減らし、機動的に移動できる体制を重視する方向へと動き出した。2001年に始めた米軍再編で通常部隊の編成を見直し、欧州や韓国の駐留軍を削減したのに続き、オバマ大統領が17日にミサイル防衛(MD)計画の再考を表明。核戦略も改める考えを鮮明にした。米国の核の傘に依存してきた日本の安全保障政策にも影響が出そうだ。
オバマ氏が明らかにしたMDシステムの中・東欧配備の見送りは、昨年の大統領選で可能性に言及しており米政界では織り込み済みだった。予想外だったのは、MDを世界規模で見直すと踏み込んだことだ。
ゲーツ国防長官によると、欧州のMDは20年までに4段階で再編。迎撃ミサイルSM3を備えたイージス艦を地中海東部と北海に展開する。SM3の一部は改良し、中・東欧に地上配備もするが、中心は海上配備だ。

(NIKKEI NETより)
==============
と言うことで新展開のMD配備問題です。
これまた今後の動きに注目です。
いずれにしても、
チェコの人々の粘り強い運動が、その背景にあったことは想像に難くありません。
また、この粘り強い運動を展開してきた方々は、世界中のあらゆる軍事基地もノーの発進をしていこうと、
力のこもった確信を抱いているとニュースにもありました。
心強いばかりです。


さて、MD配備。
私も何回か記事にしました。
2005年には笑う者は誰かと言うタイトルで、わが国でひっそりと通過したミサイル防衛改正自衛隊法について書きました。
記事にもあるように、この時期は郵政問題とテロが世間の、耳目を集めている時でした。
多くの国民に知らされるまもなく通貨したのです、、、、
このときはMD配備の意義について、FeldDorfさん(今はブログをなさっていないのですが、、、、)と内容の濃い対話ができました。

自衛隊法改正の中味を見る参照)

宇宙条約制定40年と言うエントリーでは宇宙条約と軍事について考察を加えました、、、、、
あの折りも、
宇宙基本法とからめ「NCWシステムの防衛」について考えました。
つまり、ネットワーク型の戦争と言うことです。
上記の記事をたたき台に、もう一度詳しくここに調べたことを掲載しておきます。
NCW。
ネットワーク中心型戦争といいます。
第二次大戦後、国連主導で各国はお互いの国家の平和と安寧を守っていくことを取り決めました。
領土拡大や植民地、また賠償金などの帝国主義的な振る舞いを禁じられたのです。
そして、冷戦。
東西対決。
二大大国にとって軍事戦略の機軸は「核」です。
核兵器は1950年代には水爆へと進んでいきます。
そして1957年は「宇宙時代」の突入。
軍事や謀報衛星が宇宙を飛び交う時代になったのです。
そして核兵器も核弾頭・小型時代へとさらに技術は発展していきます。
その背景にコンピュータの小型化もあります。
偵察衛星、ミサイル発射探知衛星、軍事通信衛星で情報を収集していました。
そして、
決定的に戦略が変更して宇宙に目を向けさせたのは、もちろん911です。

それまでの冷戦時代では、
核戦略は
陸軍のICBMと海軍の潜水艦搭載ミサイルと空軍の戦略爆撃機の3つでした。
が、
2001年12月。
「核作戦態勢の見直し」文書で時代にふさわしい戦略が盛り込まれ、
それがNCWの時代へと幕を開けたのです。

さらに冷戦の遺産である宇宙空間とサイバー空間への圧倒的な支配をバックに、兵器システムを宇宙に移行。宇宙をベースに情報ネットワークを構築。
攻撃機能と防御機能を統合。
新しいスタイルのネットワーク中心型戦争(NCW)への準備は着実に進んでいきます。


実際2003年の、イラク戦争はNCWの絶好の実験でした。
この戦争で100基近くの軍事衛星が動きました。
開戦前からアメリカは偵察や探知のため衛星をイラク上空に移動させて情報を収集。
アメリカ軍が使用したミサイルや爆弾の2/3は27基の測地(GPS)衛星による誘導でした。
私たちはまるでテレビゲームを見ているようにこの戦争を見ていたのですが、
さらに、威力は強くなりました。
全米戦略軍の新しい任務と使命は、ますます宇宙へと伸びていくわけです。
「全米戦略軍司令部」がそれです。
ならず者国家とテロ組織に対しては、いつでも電撃的に攻撃をかける。
核大国に対しては抑止力。
ミサイル防衛。
これらの統合をする施設を宇宙に建設。
などなどです。

さてさてさて、、、
今回のチェコに関してみていきましょう。
東欧におけるMD網の拠点としてチェコに地上レーダー施設を建設して、
ポーランドに迎撃ミサイル発射基地を建設する計画を発表。
これに対してロシアは猛反対。
欧州INF条約で全廃した中距離核ミサイルの配備を再開して核戦力の増強をはかると、当時のプーチン大統領が警告するなど緊張がはしりました。
しかし、
当のチェコや、あるいは欧州の人々は、MD配備や外国の軍事基地が非生産的でなおかつ経済の足かせになることを見抜き、
早々から反対運動は盛り上がっていました。
そして、
先に書いたように、今日の見送りにまで至るわけです。


と、言うことで、
MD配備の流れをツラツラとみてきました。

さらに平和と安全のために、
アメリカが対話を重んじる外交政策を選択していくことを強く願いながら、この記事を書いています。

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太陽系外に初の「地球型」惑星発見と言うニュース

太陽系外に初の「地球型」惑星発見 欧州南天天文台と言うニュース。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
欧州南天天文台は16日、太陽系外で初めて地球のような固い地表を持った惑星が見つかったと発表した。
この惑星「コロー7b」は地球から約500光年離れた一角獣座の中にある。欧州宇宙機関のコロー宇宙望遠鏡で2008年に発見され、スイスやドイツなど17の天文台が観測を続けてきた。
質量は地球の約5倍あり、太陽系外の惑星としてはこれまでに見つかった中で最小。数カ月にわたる観測を経て密度を測定した結果、ガスを主成分とする木星や土星のような惑星とは異なり、地球型の地表が確認されたという。
ただし恒星に極めて近い位置にあるため、昼間の気温はセ氏2000度超、夜間は同マイナス200度にもなり、とても生命が生きられるような環境ではないという。
恒星の周りを回る速度は地球の7倍で、一方の表面が常に恒星に面しており、熱を分散させるような大気も存在しないため、この表面は融解しているとみられる。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ワクワクします!!!
私も何回か、第二の地球のことなどを記事にしたのですが、、、、、
今回の惑星はどうでしょうか????
楽しみです。

また、日本の補給機、国際宇宙ステーションに結合と言う話題もあったり、
なかなか楽しい宇宙の記事が続いています。

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2009.09.18

改正臓器移植法について

終末医療のあり方について、ずっと考えながらも、
まとまりません。
安楽死、尊厳死。
高齢者社会を迎える今、
いや、昔からずっとですが、
なにしろ人はいずれ死ぬのだから、、、
だからこそ、
この問題は避けては通れません。

終末医療については延命治療の現状や、倫理コンサルタント、また法律について、いずれ書くことができたらと思っています。
さて、
これとは別に、改正臓器移植法:脳死者の臓器優先提供、配偶者と親子に限定と言うニュースが出ました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
厚生労働省は、改正臓器移植法に盛り込まれた脳死者の臓器を優先提供する親族の範囲について「配偶者と親子」に限定する方針を固めた。改正法は10年7月に全面施行されるが、親族への優先提供は1月に施行されるため、厚労省は年内に省令とガイドラインを改正する。
改正法では脳死した場合、臓器提供者(ドナー)の書面での意思表示により親族に優先提供できることになった。
この親族について厚労省は、法改正を巡る国会の審議で改正案を提出した議員が答弁した範囲を尊重した。

改正法では、ドナー本人が生前に拒否していないか意思が不明な場合、家族の同意だけでも脳死下で臓器提供できる。この家族の範囲については現行制度と同様に「両親や祖父母など2親等以内か同居の家族」とする方針を固めた。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


臓器移植法案については、今年の7月に成立したときから、新聞、メディア、ネットでもアチコチで意見が交わされました。
賛否両論。
いずれの立場からも貴重な意見続出で、私も随分考えました、、、、、
さて、
来年7月からいよいよ実施されることになる法案です。

個人的は、助かる命の可能性が高くなることを望み、この法案が、実質的な意味で機能していけばいいな、、、、と願っているものです。
そのためには脳死は人の死か???
あるいは死の判断、そのものを今一度問い直すことはいわずもがなです。
この判断をないがしろにして、いたずらに臓器移植で治療することはあってはならないとも思います。
結局、
医師の判断が重要になってくるのでしょう。
それゆえ、判断を間違えることが極力なるように医師の教育も今以上に大切になるものと思います。

この問題、しっかりと注目です!!!


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ドラマ「隣の芝生」に観るステレオタイプな女性観

最後まで観た私が「負け」でした。
隣の芝生

うううううう===ん。


観ている方は、毎回、毎回、イライラ、いらぁいらぁ。
「なっ、なんだぁ、コレ」とムカムカ、ムッカムッカ。
「おいおいおい、、、、、そうりゃないだろう」とゲジゲジ、、、、
苛められましたね。観ている私は。


さぁて、そんな素の感想はこっちにおいて、
あまりに突っ込みどころ満載のドラマ「隣の芝生」でした。
もし、ご覧になっていない方がいらっしゃったらと思い、
ネタバレにならないように、気をつけますが、もしネタバレがあったとしてもお許しください。
ただ、個人的にはお勧めはしませんが、、、

結局、橋田壽賀子さんは、何を伝えたかったのでしょうか????
「嫁と姑という普遍的なテーマを斬りとる」ことだったのでしょうか???
あるいは、
「家庭を持つ女が外で働くと家庭は崩壊する」と言うこと????
「夫が浮気をしても許せ、夫の浮気は妻のせい」と言うこと????
「自分さがしのために目覚めた女のなれのはて」を書きたかったの??????
「友達の幸せを願うためなら、なんだってするという嬉しい友情」を描きたかったの?????
「仕事のためには妻も子どももいらない男のカッコ良さ」を伝えたかったの???????
「母のためなら我慢する物分かりのよい子の悲しさ」を表したかったの??????

まだまだあるのですが、
なんというか、
全体にひたすら甘く、厳しい人間の描き方でした。
みんなが「自分勝手」
だれも相手のことを思っていないのだが、自分は最大の努力をしていると思い、
相手を攻める、自分は我慢がまんの良い子ちゃん。
行き着く先は崩壊しかないのだが、
だが、
なぜかドラマは最終回のしかも終わり10分くらいで急展開。
そして、
大団円で、
みんなニコニコ。
今までのドロドロを全て水に流す潔さと物分かりの良さ。
おいおい、
そんな素質があるんなら、ここまで引っ張るなよ、と思う私。

主人公にとって「働く」ということは、何だったのでしょうか?
家計を助けるという当初の目的から、次第に生き甲斐とまで言い出したはずなのに、
あっさりと、しかも突然「今日からやめます」なんて社会人として疑問を持つようなセリフをポンと言ってのけるのですが。
これじゃ、社会人としてちっとも成長していなかった主人公がアリアリとそこにいるだけです。
がっかり。


いずれにしても、全てがリァリティがない人物のオンパレードに、
だれにも共感できなまま終わっ私にとっては、実に後味の悪いドラマでした。
(私の個人的感想です、、、、、)

そこで私は問いたい。
脚本家の橋田さんは女子差別撤廃条約について、
働く女性としてどのように評価されているのかと????

「メディアや教育における男女の役割に対するステレオタイプ」の撤廃を勧告した先の国連女性差別撤廃委員会の報告を思い出しながら、
橋田さんのドラマに鏤められたステレオタイプな図式に、「これはないだろう」と思った私です、、、、、、、

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2009.09.17

岡田外相、日米核密約調査を命令というニュース

岡田外相、日米核密約調査を命令と言うニュース。
凄いではないですかぁ。
これは。
フムフム。

=============
岡田克也(Katsuya Okada)外相は17日未明、米軍核搭載艦船の日本通過・寄港を認める日米核密約について調査するよう大臣命令を発した。
岡田外相は初閣議後の記者会見で核密約について、「極めて大きな問題だ。大臣命令を事務次官に発して徹底調査を命じる」と述べた。
1968年、日本は「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」の「非核三原則」を政策として採用。密約が存在すれば、この原則に反することとなる。
ここ数か月、外交官経験者らは国内メディアに対し、長い間存在がささやかれてきた米軍核搭載艦船の日本通過・寄港を認める日米核密約の存在を明かしている。
麻生太郎(Taro Aso)前政権はこの疑惑を否定していた。
(上記ニュースより)
============

これについては、今年の7月私も記事にしました。
「日米核密約」のことと言うタイトルです。
今朝のテレビでも、元外務次官の村田良平氏が出ていました。
今後、この問題については「核」のことゆえ、しっかり注目です!!!

また沖縄密約についても報道がありました。
沖縄密約については2006年3月、かなり詳しくエントリーを挙げましたので、お時間があるときでも、またご覧ください。
沖縄密約 その1
その2
その3
沖縄密約が意味するものは

これは言論の自由、
メディアの役割なども考えさせる大きなニュースでもありました。

今後に注目!!!

と、言うことで鳩山内閣。
滑り出し好調です。


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鳩山内閣発足

鳩山内閣、いよいよ発足。
◇鳩山内閣の顔ぶれは以下のとおり(敬称略)

 ▽総理 鳩山由紀夫(衆院)

 ▽副総理・国家戦略局担当相 菅直人(衆院)

 ▽総務相 原口一博(衆院)

 ▽法相 千葉景子(参院)

 ▽外相 岡田克也(衆院)

 ▽財務相 藤井裕久(衆院)

 ▽文部科学相 川端達夫(衆院)

 ▽厚生労働相 長妻昭(衆院)

 ▽農林水産相 赤松広隆(衆院)

 ▽経済産業相 直嶋正行(参院)

 ▽国土交通相 沖縄北方・防災・海洋担当 前原誠司(衆院)

 ▽環境相 小沢鋭仁(衆院)

 ▽防衛相 北沢俊美(参院)

 ▽官房長官 平野博文(衆院)

 ▽国家公安委員長 拉致問題担当 中井洽(衆院)

 ▽郵政・金融担当相 亀井静香(衆院・国民新党)

 ▽消費者・少子化担当相 福島瑞穂(参院・社会民主党)

 ▽行政刷新会議担当相 仙谷由人(衆院)


(上記新聞より)


さてさて、
今後の動きに注目です。

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2009.09.16

学校教育の中での科学と宗教

ほたるいかの書きつけのFSMさんが成果・効果・科学・思想(その2)というエントリー内で、
メカさんという方と科学と宗教について興味深い対話をされています。
私も刺激されながらお二人の、あるいは他のコメントをなさっている方々の意見を読み、それはそれで考えていました。
その中で、メカさんのコメントの1つが気になり、気になり、、、、、
気になったら調べないではいられない性分なので、
ちょっとばかり、昔の本を出して読んだり、考えました、、、
で、
その内容はズバリ。
インテリジェント・デザイン、略してID論。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
インテリジェント・デザイン(「知的設計」論、intelligent design)とは、知性ある設計者によって生命や宇宙の精妙なシステムが設計されたとする説。しばしば、ID(アイディー)と略される。
聖書信仰を基盤にする宗教的な論説の創造科学から宗教的な表現をなくして一般社会や学校教育など、広く受け入れられるように意図したもので、近年のアメリカ合衆国で始まった。宗教色を抑えるために、宇宙や生命を設計し創造した存在を「神」ではなく「偉大なる知性」と記述することが特徴である。これにより、非キリスト教徒に対するアピールを可能とする。また宗教色を薄めることで、政教分離原則を回避しやすくなる(公教育への浸透など)。
上記wikipediaより
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そもそものきっかけは、メカさんの、コメントの一部です。
コメントNo.19.
「ただし学校教育についてはいささか事情が違う。学校とは有益な知識を教育する場だ。創造論と進化論のどちらを教えるべきかという問題は、進化論の方が創造論よりも実用的であるから進化論を優先して教えるべきなのであって、進化論が正しく、創造論が間違っているから教えるべきではないというのとは違う。学校の授業時間が無限なら両方教えたっていいと思うが、限られた時間内で何を優先して教えるべきかといえば、進化論の方だろう。
メカ 2009-09-14 01:09:39 」。
この一部分を切り取り、アレコレと言われるのはメカさんの本意ではないだろうし、私もメカさんに物申すことが目的ではないので、メカさんには話題を振っていただいたということで、ここからは、ID論についてツラツラと。

なおメカさん>
もしご覧になってコメント掲載が不愉快だったら申し訳ないので、お申し出いただければ、この部分は削除します。

さて、
実はID論については、私のエントリーのコメント欄でも一度話題になりました。詳しくはこのエントリーをご覧いただけたら誤解がないと思いますが、
ここに一部だけ紹介。

さて、こうした時、いつも登場なさるのがお馴染の技術開発者さん。

「こんにちは、せとさん。
ニセ科学批判をしていると時に「創造論と進化論」なんて争いに巻き込まれたりもします。いわゆる「インテリジェント・デザイン論争」なんて話です。なんていうか、私は創造主はいてもかまわない論者なんです。ただ、いちいち進化に手を出したりする様なケチくさい創造主ではなくて、「宇宙が生まれる様に自然法則を定め、生命が生まれる様に自然法則を定め、生命が進化するように自然法則を定め、生命の進化の過程で知性が生まれる様に自然法則を定めて、後は法則のままに放っておく」様な創造主です。もし宇宙を作った創造主というのがいるなら、時間というものもまた超越していると思うので、それを「まだるっこしい」なんて思いはしないでしょうからね(笑)。
中略
宇宙が自然法則の偶然によりでき、生命が自然法則の偶然によりどこかの星で条件を満たして発生し、生命進化の偶然性により進化して、知性が発生するという偶然性にしても、その大元の自然法則にそのようになる「当たりの球」が入っていないと起きない訳です。自然法則の中にそのような「当たりの球」を組み込んだ創造主を考えても、なんら自然科学とは矛盾しない訳です。こういうのは「理神論的な創造主論」と言うらしいです。」
と、開発者さん。

続いて私。
「生命の神秘というか、自然の驚異というか、感動、かんどうでした。
「いちいち進化に手を出したりする様なケチくさい創造主ではなくて、「宇宙が生まれる様に自然法則を定め、生命が生まれる様に自然法則を定め、生命が進化するように自然法則を定め、生命の進化の過程で知性が生まれる様に自然法則を定めて、後は法則のままに放っておく」様な創造主です。」
本当に仰るとおりです。」

そして、シカゴさん登場。

「法則について。法則が自然界に存在しているというよりもむしろ自然界に必然的に起こる現象についてそれが法則性をもっているということを人間が認識・発見した結果が法則だと私は考えています。つまり自然界は法則にしたがって変化をしているわけではなく、たまたまの偶然がもたらす必然ないし因果関係を人間がとらえたものが法則と呼ばれているのだということです。そして人間の認識もまた自然界の一部として偶然の結果生じる必然という法則性をもっているために、人間が自然界を理解する方法――つまり論理――も法則として認識されるという風に私は理解しています。

ちなみに三浦つとむはこのように人間の精神を含む自然界全般に亘る法則性のことを弁証法とよんでいます。」


そうして開発者さん。

「「自然界に必然的に起こる現象についてそれが法則性をもっている」という部分は、人間とは無関係に法則性を持っているという部分を忘れないで欲しいのですよ。その部分を常に確認しながら、「人間が認識・発見した結果が法則」の部分の思考を深めてしまうと、「法則は人間が作ったものでるから、人間の考えによって変わり得る」みたいな「悪しき相対主義」への扉を開いてしまうからね。

なんていうか、私は分析屋ですから、良く「真値」と「測定値」という事を考えるんですね。例えば、目の前に1グラムの炭化物があると、その中にはある決まった量の炭素があると考える訳です。この「決まった炭素の量」を真値と考えます。それは、実は我々には知ることのできない量です。その炭化物100mgを燃やして出てくる二酸化炭素の重さを測るなんて事もやるんですね(乾式燃焼重量法と言います)。厳密にやると、29.85mgなんていう風に出るんですが、どうやってもこの4桁目の部分では1になったり9になったりという揺らぎがでます。こういう繰り返し変動以外にもいろんな変動要因を足し合わせていって、29.85±0.30なんて不確かさのついた値をつけます。これが「測定値」です。この不確かさというのは、「この範囲内に99%の確率で真値があると私は確信している(2σで出していますからね)」という値です。我々はこうやって「神のみぞ知る真値」をある範囲内に閉じこめて理解しようとする訳です。これが標準物質に値を付けるという作業なんですね。

なんていうか「真値」があり、それをできるだけ狭い範囲で「この中にある」と使用とする態度というのを理解して欲しいわけです。」
と、
悪しき相対主義について書かれています。


そうしてそうして、シカゴさん。

「そういうわけで技術開発者さんが「神のみぞ知る真値」という表現で指しておられる客観的な量について私はその存在を露ほども疑ったことはありません。

最後に、ディーツゲンやエンゲルスのいう「真理と誤謬の相対性」というのは真理や誤謬は人間の認識であり、客観的に存在する自然界の法則性を概念的に把握する人間の認識にはつねに限界があるという意味です。それゆえ真理はつねに限界をもつすなわち真理はつねにある限定的な前提条件のもとで成立するということを忘れてはならないということの戒めを「相対性」ということばで表したものです。しかし、その前提条件つまり限界を承知している限りでその真理は絶対的な真理なのだともいえるわけです。

必然は偶然から生まれるのですが、しかし偶然もまた必然の結果であるとも私は考えています。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

これで、このエントリーの会話は終わるのですが、返す返すも誤解のないように、当該エントリーのコメント欄を全部お読みいただくことを願っています。
このやり取りで、実に多くを学んだ私でした、、、


さて、宗教と科学。
どの側面から切り取ればいいのか、あまりにすそ野が広いので迷うのですが、
今日は先に紹介したメカさんに刺激されて学校教育の中での創造論。

アメリカで公教育のID論導入についてはアメリカ特有の問題があります。
つまり、
アメリカと他の西洋諸国では生物の進化に対して、受け取り方がかなり違うこと。
アメリカでは成人の約4割が「生物進化論は誤り」と答えたと、いう結果が2005年の比較調査で判明。
その理由は、やはりローマカトリックとプロテスタントとの問題など歴史をひも解く必要がありそうです。
また、
教科書採用言えばに関して言えば、
学区が独自の教科書を採用できるアメリカと、トップダウン式で採用される西欧諸国の違いもあるそうです。
近年では記憶に新しいのは「ローズビル教育委員会事件」(2003〜2004年)。
また、裁判として有名なのはマクリーン裁判。
これらについての詳細は中岡望の目からウロコのアメリカなどのサイトを見るとよくわかります。


そして、この問題を考えるとき、創造論とは宗教なのか、科学なのか、、、、
と、言う問題に立ち入るのです。
これに関しては「科学哲学における線引き問題の現代的展開」などで有名な 伊勢田哲治さんの本や論文が参考になります。
宗教ならば、学校で教えることは信教の自由に反する。
では、科学か、、、と問われれば、是とは言えない。
伊勢田さんは、ご自分の論文で以下のように書かれています。(長いので瀬戸がまとめました)
「線引き問題は科学哲学の現実への応用の一環として決して時代遅れではない。、、、、、
ただ、線引き問題という問題設定への批判が科学哲学内部にあることを考えると、なぜ科学的であることが大事なのか、という基本に立ち戻って問題を立て直す必要があるだろう。」
と、続き、最後に、
「ID論の対象になった教育の現場での問題、あるいは科学技術政策全般に関わってくることである。
ゆえに関心をもつ科学者や一般市民がそれぞれの現場で哲学的な問題として考えていくことが必要である」
また、
「科学が世界についての知見を深めるという役割を果たす上でどういう寄与
をしているのか(いないのか)を分析することである。
以上をまとめるならば、線引き問題はたしかに重要でおもしろい問題ではあるけれど
も、旧来の問いの設定にはさまざまな難点がある。線引き問題は、より科学的な分野と
より非科学的・疑似科学的な分野の間の差を示す指標を、理論そのものよりもその分野
の研究者の態度や機構にもとめるような形で再定式化される必要があるのではないか、
というのが私の提案である。 」
と、未来、将来に向けての提案もなされています、、、


今、わが国では学校教育に水伝が普及されようとしている中、
科学者は危惧を表明しています。
日本では、学校教育の中には宗教は入って来る土壌は今はありません。
ただ、近年、歴史の教科書に神話が出てくるような記述が問題になっています。

と、言うことで、
ここで、改めて、
科学とは何か、
宗教とは何か、
そして哲学とはなにか、、、
を、考える時期ではないかと思ったものです。

伊勢田さん言われるところの「「ID論の対象になった教育の現場での問題、あるいは科学技術政策全般に関わってくることである。
ゆえに関心をもつ科学者や一般市民がそれぞれの現場で哲学的な問題として考えていくことが必要である」と、言うことでしょうか、、、、
関心を持つことが、まずは第一歩かと。
そもそもの発端はニセ科学です。
と、言うことで、この問題はまた考えていきます。
これは、しっかりと見て行くことが肝要です。

FSMさん、メカさん、開発者さん、シカゴさん。
ありがとうございました。
またご意見などいただけると嬉しく思います。


と、書いていたらいつもコメントとトラックバックを下さるhamhamさんから学校の授業に介入する 自民党道会議員、北海道教育委員会 と言う記事を送っていただきました、、、

あらあら、、、
これはこれで大変。
また考えます、hamhamさん>

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2009.09.15

ラスカー賞受賞の山中・京大教授 

もう一つ、今日は良いニュース♪
ラスカー賞受賞の山中・京大教授 ノーベル賞に期待膨らむ

「山中教授が開発したiPS細胞は、再生医療だけでなく難病の治療や薬の副作用の分析など幅広い応用が期待されている。
(上記ニュースより)」

と、言うことで今後の開発がさらに期待されます。
このニュース、もう少し、調べてまた書きます。

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イチロー選手

イチロー選手。
凄いですね。おめでとうございます!!!

つい先にイチロー、日米通算3086安打と言うことで、記録を塗り替えたイチローだったのですが、
今回は新に金字塔 に、
アメリカの殿堂入りも確実ということ。

以前プロフェッショナルと言うエントリーを挙げて、
イチローの野球スタイルについて書きました。
その時、頂いたコメントに、懐かしいさいと〜さんがいました。
アンカーマンのさいと〜さん。
お元気かな???

懐かしさのあまり、
ちょっとコメントを紹介。

==============
それにしてもマスコミ、とくにテレビは、イチロー選手はどんな人かということを、あんまり伝えませんね。表面的なことばかり。
 たしかに彼は天才かも知れない。しかし、ユニフォームを脱げばふつ~のどこにでもいる兄ぃちゃんで、僕たちとどこが違うかといえば、野球が大好きで、野球ヲタクと言える程に大好きで、大好きだからこそ毎日の努力を怠らない、ただそれだけなんですよね。いうなれば、努力をすることの天才。でも、そんなこと、どこも伝えていないですね。面白くないから。
 楽しいと思うことを、一生懸命にする。それは本当に楽しいことです。僕はイチロー選手が、野球を心から楽しんでいるように見えます。楽しむということを、日本人はともすれば罪悪のようにとらえます。けど本当は、楽しむということが一番大事だということを、無言のうちに僕たちに示しているのではないか・・・なんて思いますね。

(さいと〜さんのコメント)
==============

もし、失礼をしたらならこの部分は消します、さいと〜さん>

さて、
話しを戻すなら、本当に楽しんでプレーをするイチロー。
努力することが、もう楽しさの一部分であるイチロー。
だからこそ、
こんなにも記録をドンドン打ち立て、
私たちに夢とか、ロマンとか、ちょっとばかし恥ずかしい言葉ではあるが、
そのような無形のプレゼントしてくれるのでしょうね。


と、言うことで、
今日はおもいきり、
イチロー選手、おめでとうございます!!!
本当に素晴らしい!!!
さらなる活躍をお祈りいたします!!!

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2009.09.14

さらにノーゲームについて考えました

川崎F、鹿島大雨中止に不満続出/J1と言うニュース。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
首位鹿島と2位川崎Fの首位決戦が、川崎F3-1のリードで迎えた後半29分で中止になった。豪雨でピッチコンディションが悪くなったため中断。状態が回復しないため、30分後に不破信マッチコミッショナー(63)が中止を決めた。Jリーグの試合が開始後に中止されるのは6例目。記録をすべて抹消して再試合とするか、後半29分から続きを行うかなど、今後の対応については15日のJリーグ理事会に諮る。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私も中止が決まった途端、あまりのことに、
つい鹿島ー川崎、ノーゲームになりました、、、、、、と書きました。

当日は午後4時からサンフレッチェの試合があり、横浜に勝利。
=====
広島は今季初の4連勝を飾り、暫定ながら首位の鹿島との勝点差を7とした。26分にMF柏木の強烈なミドルシュートで先制し、同点とされた4分後の35分にはDFストヤノフがFKを直接決めて再びリード。後半開始直後の46分には、柏木が追加点をマークした。
(上記サイトより)
=====

と、言うことで、
午後7時からの鹿島と川崎の首位攻防戦に注目。
鹿島も川崎も試合巧者。
どんなプレーが出てくるか、キックオフの前から楽しみにして、
他所のチームの試合ながら、早々に食事をすませ、家族でテレビの前にいました、、、、、
私の住んでいるところも、ポツリと雨が降り出します、、、、
が、
画面では雨も降らず、双方の選手が死力を尽くしてプレーをしています。
うううう〜〜〜〜む。
なかなか見応えがある。
そうこうするうちに、ハーフタイム、そして後半。
後半に突入すると俄然雨が降っています。
ポチャンポチャンと音が聞こえそうなピッチ。
画面も白くかすんできます。
だがしかし、
それでもやるのがサッカー。
雨でも雪でもドロドロ、グチャグチャに走り、転がるのがサッカーと私は思っていました。
実際、私の彼方の記憶ではトヨタカップ
第8回大会(1987年) ポルト2-1ペニャロール MVPマジェール(ポルト)の試合。
あの時、大雪の中での接戦でした。
テレビで見ながら、
なんとサッカーとは凄いスポーツか、、、、と感動。
あれ以来、私はサッカーファンになったのですが。
実際、トヨタカップの歴史に刻まれています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
大雪の下、気温と気圧のためかボールが破裂するほどの寒さの中で行われたこの一戦。近年の欧州クラブに匹敵するような有名なプレーヤーはおらず、劣悪なピッチで華麗な技など見るべくもない状況だったが、選手たちの気迫が観衆を熱くした。サッカーの魅力はテクニックだけではなく、闘志と闘志のぶつかりあいにあるということを、最高峰の舞台で世界に知らしめたゲームといえる。その精神は、今日Jリーグを見る日本のサポーターにも受け継がれているものだろう。(二本木昭)

・雪の中の試合。とにかく寒かった! でも、そんな中でも両チームともにテクニックがしっかりしていたことにビックリ。たしかマジェール選手がロングシュートを決めたんだっけ。すごいシュートだった。(佐藤拓也)

・雪の中の延長戦に決着をつけたマジェールのロングシュート。こういう試合を締めくくるのにふさわしい1本。
個人的には初観戦だっただけに、余計にインパクトがあった。(斉藤慎一郎)

・大雪の中の一戦に加え、試合序盤にあまりの寒さにボールが破裂(空気が抜けてしまう)するなどのハプリングがあったが、それ以上に決勝ゴールを決めたマジェールに対する、アナンサーの「マジェーーール!、マジェーーール!」とあまりに不自然に行き過ぎた実況が印象に残っている。(栗原正夫)

(上記サイトより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


さてさてさて、、、、、、、
こうしたサッカー。
まだ記憶を繙けば、悪天候での試合は出てきます。

悪天候で、ドロドロになりながらでもプレーする選手と、それをスタンドで応援するサポータの姿が美しい。
が、
それでも雷や台風など、度を超える悪天候では試合を行うのは危険です。
規約には以下のように決めれれています。
============
第39条〔悪天候の場合のピッチ整備の義務〕
ホームクラブは,降雪または降雨等,悪天候の場合であっても,可能な限りピッチを整
備し,その競技場での試合を実施することができるよう最善の努力をしなければならない.
(Jリーグ規約より)
============

さて、
私は、昨日は、いろんなニュースやブログなどをROM。
多くの方々の意見を見ながら、
誰も審判のこの判断に納得していない。
と、思ったのです。
第一に、
優勝争いに関わる大一番の試合で点差があるにも関わらず、16分を残して試合を中止にしたこと。
理由はピッチコンデションの悪化です。
が、ピッチコンデションの悪化と言う曖昧な基準で、このような判断がなされることへの疑問。
先に書いたように、
大雪でも大雨でも試合がありました。
また、J2の芝や大分のホームなどは、晴れていても必ずしもコンデションはよくありません。
が、
選手はそれでも頑張って試合をしています。

次に、
代替の試合日や、あるいは再開試合の条件を公平にすることが、限りなく困難であり、
選手に多大な責務を負わせたこと。
どのような結果になっても禍根が残ること。


さらに、次は、
今後、この様なとき、どうなるのか???
しっかりとルールを作ってもらわなければ、
選手もサポータも安心できません。
ちょっと雨が降ってきたら、「もう力いっぱいプレーするのをやめようか、、、」と。
あるいは、雨が降り出しそうだったら「今日は応援やめよう、、、」とか。
とかとか、、、、、
先が読めなくなります。

と、言うことで、
今回の件は、主審の暴走では、と思うのですが、
これを機に、誰でも納得する規則を作っていくことが必要と強く思います。
明日、理事会で決めると言うことですが、
この動き、注目です。
重ねて述べることは、
主審の思惑一つで、運営していく時代ではなくなった、、、
と、言うことです。

いずれにしても、
明日の動きに注目です。


最後に公式サイトの中止理由と、
過去の中止試合が載っているwikipediaを掲載しておきます。


2009 Jリーグディビジョン1 第25節 鹿島アントラーズ vs 川崎フロンターレ 試合中止のお知らせ

9月12日(土)開催の2009Jリーグディビジョン1 第25節鹿島アントラーズ vs 川崎フロンターレ(19:04キックオフ/県立カシマサッカースタジアム)は、大雨によるピッチコンディション不良のため、74 分(後半29分)に中断後、試合中止となりましたのでお知らせいたします。
 なお、この試合の取り扱いについては、9月15日(火)の理事会にて決定いたします。

Jリーグの試合中止例

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2009.09.12

鹿島ー川崎、ノーゲームになりました、、、、、、

うううううううう〜〜〜ん。
ちょっとひどすぎ岡田主審。
と、私は思うのですが。

今、鹿島と川崎の試合が雨のため、ノーゲーム。
再試合です。
74分まで、川崎は3−1で鹿島に勝っていました。
が、
雨がひどく降って警報も出ているとのことですが、、、、
が、、、
ううううう〜〜〜ん。
なんていうのか、
言葉はありません。

雨はひどいらしいのですが。
この判断は、英断とは言えないと思うのです、、、、、
ノーゲームということは、いつ試合ができるんだろう????
こんなに試合が詰まっているときに。
両方のチームにとって、大変ですね、スケジュールの調整が。
サポータの方も雨の中、駆けつけて、、、、、

なぁんていうのか、
両方のサポータにとって、、、、
ガックリ。

ううううう===ん。
それにしても、
どうなるんだろうな?????
今後の事を思うと、しっかりルールを作って欲しいものです。
審判の判断って、もちろん大切ですが、
今回のような状況でのノーゲームは、
後に残すものが多すぎます。

ここは、しっかりルールを、と願います。


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生物多様性条約

「生物多様性条約1年前プレシンポジウム~生物多様性2010年目標と日本の経験」が9月6日、東京大学で開かれました。
主催は国際自然保護連合日本委員会。

生物多様性条約には192カ国が加盟。
2002年の第6回締約国会議で、2010年に向けて、「生物多様性の損失を顕著に遅らせる」という目標を採択しました。
来年10月、名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議が開かれます。

さて、今日は外来生物法についてちょっと考えていきます。
2005年6月施行。
この法律が施行されるまでの経過をまずみていきます。
人間社会と環境問題の関わり方を考える上でも重要な法律です。
現在、国内で確認されている外来種は動物で350種以上、植物では1500種以上。
外来生物の影響は生息、生育場所の破壊、分断、孤立化、乱獲、などなど、、、、生物多様性の低下の原因になっています。
そして在来種の絶滅危機へと繋がり、あるいは在来種との交雑により遺伝的撹乱などの問題が引き起されています。
そうした流れから1992年の地球サミットで日本が署名した先の「生物多様性条約」で、第8条の(h)項
「生態系、生息地若しくは種を脅かす外来種の導入を防止し又はそのような外来種を制御し若しくは撲滅すること。」を締約国に求めました。
1995年、地球環境保全関係閣僚会議で「生物多様性国家戦略」が決定。
2002年、「新・生物多様性国家戦略」が決定。
2003年、「移入種対策に関する措置のあり方について」諮問。答申。
そして、2005年6月に外来生物法が施行となります。
さて、この法律でとくに見るべきは、「外来生物被害予防三原則」です。
=================
~侵略的な外来生物(海外起源の外来種)による被害を予防するために

1.入れない
~悪影響を及ぼすかもしれない外来生物をむやみに日本に入れない
2.捨てない
~飼っている外来生物を野外に捨てない
3.拡げない
~野外にすでにいる外来生物は他地域に拡げない
すなわち・・・

生態系等への悪影響を及ぼすかもしれない外来生物はむやみに日本に「入れない」ことがまず重要で、
もし、すでに国内に入っており、飼っている外来生物がいる場合は野外に出さないために絶対に「捨てない」ことが必要で、
野外で外来生物が繁殖してしまっている場合には、少なくともそれ以上「拡げない」ことが大切
というものです。外来生物に関わる際には、この原則を心にとめ、適切な対応とご理解・ご協力を、切にお願いします。
(法律についてのサイトより引用)
=================

また法律には、特定外来生物について説明があります。
================
● 特定外来生物とは、外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されます。
特定外来生物は、生きているものに限られ、個体だけではなく、卵、種子、器官なども含まれます。

● 特定外来生物とは別に、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼす疑いがあるか、実態がよく分かっていない海外起源の外来生物は「未判定外来生物」に指定され、輸入する場合は事前に主務大臣に対して届け出る必要があります。
届出がされた場合は、主務大臣が判断し、影響を及ぼすおそれがある場合は特定外来生物に指定され、輸入等について規制されます。影響を及ぼすおそれがないと主務大臣が判断した場合は、特に規制はかかりません。

● 外国から生物を輸入する場合、税関でその生物が特定外来生物又は未判定外来生物かどうかをチェックすることになるのですが、特定外来生物等と外見がよく似ていて、すぐに判別することが困難な生物がいます。これらは「種類名証明書の添付が必要な生物」といい、外国の政府機関等が発行したその生物の種類名が記載されている証明書を輸入の際に添付しなければ輸入できません。

● 外国から生物を輸入する場合は、以上の3種類の生物について、新たに規制もしくは書類の添付が必要となりますので注意してください。
================

ここで問題になるのは、
どの生物種を「特定外来生物」とするかなどです。これは評価の分かれるところでもあります。


次にアジェンダ21について見ます。
アジェンダ21(Agenda 21)とは、
1992年、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ市で開催された地球サミット(環境と開発に関する国際連合会議)で採択された21世紀に向け持続可能な開発を実現するために実行すべき行動計画のこと。
リオ宣言を実行するための行動綱領であり、4つのセクションから構成されている。条約のような拘束力はない。国境を越えて地球環境問題に取り組む行動計画であり各国内では地域まで浸透するよう「ローカルアジェンダ21」が推進される。
1:社会的・経済的側面
2:開発資源の保護と管理
3:主たるグループの役割強化
4:実施手段
(上記wikipediaより)

ここで予防原則(precautionary principle)が明文化されます。
「「環境を保護するためには、各国により、それぞれの能力に応じて、予防的アプローチが広く適用されなければならない。深刻な、あるいは、不可逆的な損害のおそれがある場合には、完全な科学的確実性の欠如が、環境悪化防止のための費用効果的な措置を延期するための理由とされるべきではない。」

この原則は法律的拘束はないものの、国際的声明や環境問題に大きな影響を与えることとなります。
が、
日本の現状は未だ予防原則から遠いものであることも事実です。
外来種問題についてWWFのホームページなどをみるとホワイトリスクとブラックリストについて述べられていますが、
日本はブラックリスト方式を採用。
「 現在WWFは、海外の生物の持ち込みを原則禁止し、安全が確認されたもののみ輸入を許可する「ホワイトリスト」形式への変更を求めています。問題を引き起こしている外来種の中から特定外来種をリストアップし、その移入や移動を禁止する「ブラックリスト」形式を採用している現行法では、リスト外の生物が国内の生態系にもたらす被害を未然に防ぐことができないからです。」
と、あるようにに現段階では要請中です。

また「リスク評価」の問題や、環境影響評価などのルール作りも不十分というのが現段階です。

まだまだ課題は山積ですが、
粘り強く求めていく中で、
人間が他の生物に、あるいは環境に対して積極的に関わり保全に関わっていくものと思います。
今後も、しっかり注目です!!!

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H2Bロケット

今日は宇宙の日なのですが、、、
H2B開発責任者「100点以上の出来」と言うニュース。
とても明るいニュースを読みました。

もっと書きたいのですが、今、時間がとれないので、
お知らせだけ。
また、
機会をみつけて書くつもりですが、、、、、

そうだ、
外来生物についても書きたいのだが。
ウムウムと、独り言。

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2009.09.11

コメント欄からさらに進めて書いてみました、、、

社会学とデータと言う先に挙げたエントリーのコメントが盛り上がっています。
よさんからは実感としての格差。
きっかけを頂いた黒猫亭さんからは、統計数字の分析について分析者の立場を考慮することを。
また技術開発者さんとJohannes Chrysostomos さんは、先のエントリーの続きも兼ねて新自由主義について考察を加えていただきました。
さらにあゆさんからは真摯な疑問が寄せられと、、、、、
私もコメントを拝見しながら学ぶことばかりです。
新自由主義については、私もこだわり続け、その都度エントリーを挙げています。
階級と階層と言う記事では、「何故格差は進んだのか」と言う背景や原因を探るため5つの論点で考えていきました。
1、雇用格差
2、賃金・所得格差
3、消費格差
4、能力格差(広義)
5、人格的自由の格差
の5つです。

本当はコメント欄に書こうと思ったのですが、
チョット長くなるので、新しくエントリーを挙げました。
さらに競争社会と言うエントリーを挙げたときは、
1970年前半のスタグフレーション、ケインズ経済の衰退以降の流れを時系列で追ってみました。
そこでは小泉内閣以前の動きを主に調べました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ミルトン・フリードマンを中心としたシカゴ学派のマネタリズムは、
ケインズ経済学の有効需要論を批判。
通貨の供給管理を重視する金融政策を経済の中心に据えることで、
政府は経済成長のために財政を使うことは無い、いわゆる「小さい政府」を提唱。
経済成長は市場での自由な競争の合理的結果としてもたらされるとする考えです。
これを支えたのが新自由主義と呼ばれるもので、現実には政府は企業に対して様々な規制を緩和・撤廃、同時に社会福祉などを見直し労働者の権利を縮小していく政策をとっていきます。
最初に実行したのはイギリスのサッチャー首相(1978年就任)。
続いてアメリカのレーガン大統領、日本の中曽根総理、ドイツのコール首相などがこの政策を展開していきます。
では日本では具体的にどの様に展開されたを見ます。
国鉄、電電公社、専売公社の民営化がなされました。
また90年代には金融市場での緩和、撤廃が相次いで行われグローバリゼーションは浸透していきます。
アメリカの対日要求もこの時期は強まります。
アメリカ流の市場原理を日本も適用するように要請。
96年、橋本政権の日本版ビッグバンは日本の金融の再編を促進。
しかし同時にこの時期は80年代後半からのバブル崩壊やそれに続く銀行の不良債権などが相次ぎました。
そしてついに7つの住宅金融専門会社の破綻。
山一証券、北海道拓殖銀行、日本長期信用銀行、日本債券信用銀行の破綻と続きます。
この収拾をはかるため政府は公的資金(60兆円)を導入。
こうして金融機関の破綻処理に政府の全面介入が行われることで、
新たに市場経済に政府が介入、、、、
(以前の記事)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そして、今日はアジアのを中心にグローバリゼーションを見ていきます。
日本初の「グローバル白書」と言われているのは「経済審議会21世紀世界経済委員会報告書」です。
そこでは、1980年代以降、新しい段階に入ったグローバリゼーションについて分析しています。
貿易の拡大を目指し、新たに新興経済地域や旧社会主義国、さらに企業、個人へと進出していきます。
その理由は1つは技術革新。
もう1つは、そう新自由主義で、市場至上主義とも言うものです。
アメリカ主導の新自由主義についてはさきに書いたのでここでは割愛しますが、
このグローバルな監視役、ならびに推進役がIMFなどの国際機関でした。
これは「ワシントン・コンセンサス」と呼ばれ、元はラテンアメリカ債務危機への対応として生まれたのです。
対して東アジアにはNICsが台頭。
これに関しては投機的金融活動の見直しを図るときでは、、、と言うエントリーを挙げ、デリバティブとヘッジファンドについて考察を加えました。
1997年のタイでの金融危機などが思い出されます。
そして2000年11月には中国がASEANに対してFTAを提案。
それに反発した日本は2002年11月シンガポールとEPAを発行。
などなど多くの国々思惑が交錯するアジア。

本当に触ってきただけで、実はいっぱい書くことが満載なのですが、
そもそものこのエントリーのきっかけは、黒猫さんと私の疑問にからです。
「日本で小泉構造改革が始まるかなり以前から、英米の新自由主義政策は躓いていたはずなんですが、それでも当時の日本で新自由主義的な改革を行うことに何らかの合理性はあったのか、と謂う疑問です。」

そこで開発者さん登場。
=========
一番の要素としては、「新自由主義の導入目的に本音と建前の乖離があった」という事が大きいです。黒猫亭さんのところに書きましたが、日本の新自由主義政策というのは中途半端で折衷的で米国や南米などの事例を元に批判が行いにくかったという事もあります。
まず「本音と建て前」で言いますと、新自由主義政策というのは「経済を放任する事で経済成長を促進する」のが基本です。そのための手段として政府による規制を無くしていきますから、付録の様に「政府は小さくなって金がかからなくなる」訳です。ところが、中曽根政権は「政府を小さくして金がかからなくなること」を目的に新自由主義政策を取り入れた形になっていて、経済成長の方が付録的になっている訳です。さらに、その政府を小さくすると言うことに関して「古い体制にしがみついている既得権益亡者の追放」というスローガンが加わります。
(開発者さんのコメントより)
=============

相変わらず分かりやすい。
さて、先にも書いたように「ワシントン・コンセンサス」で、財政を均衡化、公共支出を行政費から、医療や教育、インフラに転換。課税ベースの拡大、累進税率緩和、などなどから金融自由化、民営化、規制緩和と進みました。
東アジアは輸出主導で、思うように進みませんでした。
日本という先進国と中国という競争力がある大国。そして発展途上国。
多様な中で模索を続けながら日本は、
今、新しい地域協力を求めているのですが、、、、、

さて、コメントに戻るならば、
その後、さらにお二人のやりとりが続きます。

そして私は以前書いたエントリー、
世界の政治経済の変動その2や、
分岐点にも書いたように、この問題を考えるとき、またしても、
日本のアジアに於ける位置、役割と不可分と思うのです。

以前の記事ですが抜粋を載せておきます。
================

確かに第一次・第二次大戦は帝国主義間の植民地争奪の戦いでした。
しかし、第二次大戦後から70年代までは世界の枠組みはまず東西対決。次に西側世界間のIMF=GATT体制によるアメリカ盟主型の形成。そして第三に植民地体制の崩壊という三つによって特徴づけられています。
ここで見るべきはこの3点はすべてアメリカの戦後構想の賜物であることです。
そもそもアメリカ自身が第二次大戦で武器輸出などで1930年代以来の大不況を回復、目を見張る経済成長を達成。
IMF=GATT体制を盤石の物にするために、旧ブロック圏解体、旧植民地体制解体を目指し世界史上に一大ドル圏を構築することでした。
イギリスやフランスはIMF=GATT体制に抵抗するも、戦後の復興にアメリカの力が必要であったであったであったことから譲歩をよぎなくされました。
敗戦国である日本、ドイツは言うまでもありません。
こうして各国の利権が解体、アメリカに吸収されていくのです。
また対ソ連問題も戦後構想への挑戦ということで積極的に取り組みます。
植民地も東側同盟への参加を表明しない限り積極的に支援、こうしてアメリカ中心の体制を作っていきます。
しかし、1971年の金・ドル交換停止、74年の変動相場制への移行により事実上のIMF体制の崩壊、73年と79年のドルショック。
日本、ヨーロッパ諸国の成長によりアメリカの国際競争力の相対的低下などアメリカは徐々に転落、ついに1985年には債務国になります。
一方、80年代はアジアNIEsなどが目覚ましい発展をとげ、帝国主義と言う言葉さえ消えていきます。
では次に80年代以降今日までの経済の特徴も見てみましょう。
大企業の多国籍的展開と統合された国際金融市場、いわゆるグローバリゼーションと呼ばれる事態が進展したことが顕著な特徴です。
一方、91年の冷戦体制の崩壊でアメリカの軍事面での一極覇権構造ができあがりました。
軍事ではアメリカの一極、経済では資本の海外展開と言う構造が同時に展開されたことがこの間の特徴です。
こうして80年代以今日までアメリカは常に国際市場、軍事の主役になってきました。
「資本が自由に活動できる世界規模の創出」のため、あるときは平和的・友好的に、またあるときはアフガン戦争・イラク戦争などのように、あらゆる手段を講じています。

さて我が国が日米安保同盟の下、アメリカの経済政策に組み込まれて久しくなります。
その間、アメリカは日本に対して経済だけでなく軍事面でもアメリカの肩代わりできる部分はさせようという動きのもと、憲法9条の揺さぶりもきて何年もたちます。
====================================


さらに、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
現実、アメリカ主導の市場原理は資本主義的帝国主義とも言え、それがレーニンの指摘した成長・増長した姿であることを知る必要があるのです。
これは帝国主義自体が一極覇権に向かう性質を内蔵しているからです。
社会主義体制が崩壊しても、植民地が解体してもなお覇権主義は必要だったのです。
アメリカの中心の国際的枠組みを考えるためにギャラハー=ロビンソンによる自由貿易帝国主義(Imperialism of free trade)があります。
非公式帝国という概念を用い、自国の植民地以外への投資を説明している。彼らの論によれば、自由貿易の堅持や権益の保護、情勢の安定化といった条件さえ満たされるのならば、植民地の獲得は必ずしも必要ではなく、上記の条件が守られなくなった場合のみ植民地化が行われたとされる。(wikipediaより)
アメリカ帝国主義とはなにかの著者であるレオ・パニッチ やサム・ギンディン も次のように言う。
「帝国主義とは国家間の領域を媒介してはじめて確定できる問題である」と。
植民地支配は階級的力関係や文化、軍事行政能力など国家固有の要因によって多様でもあると述べています。
市場原理を公式の秩序としてアメリカはヨーロッパ・日本、発展途上国へと軍事をもちらつかせながら進出の歩をとめることなく止めることなく進めます。
アメリカにとっては理想は日本で成功したように他国も従属させることです。
そのために突出した軍事力を備えることは理の当然です。
つまり今日の世界経済の構造は帝国主義の発展・成長した姿なのです。
「アメリカ一極覇権の下での外交・軍事を使い資本の自由な活動交換の世界」「アメリカのもとでの各国の資本の相互浸透」。
この二点に集約されます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
こうしてみると、
新自由主義とはなにも経済だけではありません。
むしろ、その根幹はアメリカの「一極支配」を担う翼の一つではと考えます。


先のエントリーでのコメントを何回も見返しながら、過去の記事と共に、
改めて考えたことをツラツラと書きました。
本当なアジアについては通貨も含め、もっと書きたいのですが、それはまた別の機会に。
と、言うことで、
また、貴重なご意見頂けると嬉しく思います。

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アフガニスタンは今???

アメリカ同時多発テロ事件が起きたのは2001年9月11日。
もう8年が経ちました。
あれからいろんな事が起きました、、、
いろんな事が起きたのですが、
今日的問題としてはアフガニスタンです。
と、言うことで今日はアフガニスタンについて調べたことを書きます。
アフガニスタン紛争は1978年以降断続的に起こり、今なお継続しています。
つい先日も、アフガニスタン北部クンドゥズ州で乗っ取られた燃料トラックを国際治安支援部隊(ISAF)が空爆し多数の民間人が死傷したニュースがありました。
これについては、ISAFを統括する北大西洋条約機構のラスムセン事務総長が、空爆で民間人が死亡した可能性を認め、「徹底的に調査する」と語りました。
今回の事件現場はドイツ軍の管轄地域で、爆撃したのは米軍機とのこと。
今年5月には西部ファラー州で、米軍の空爆で約140人の民間人が死亡。
「なぜNATO軍は地上部隊を送らずに空から爆撃したのか」との声も上がる中、空爆は続きます、、、、、
また、
アメリカ軍やNATO軍兵士の死傷者も増加の一途。
アフガニスタンには現在、6万2000人の米軍が駐留。
NATO軍も3万9000人。
泥沼です。
アフガン:追加増派、オバマ米政権が苦悩 現場「不可欠」世論「NO」と言うことでアメリカ国内からも疑問の声が挙がりオバマ自身も揺れ動きながらも、、、
それでも未だアフガニスタンへの派兵です。

さて、そんなアフガニスタン。
「対テロ戦争」と言う名前でアメリカ政府による攻撃が始まったのは、2001年。
当時のブッシュ米大統領がテロへの報復として、国際社会の強い懸念を押し切ってのアフガニスタン侵攻。
1か月後の10月のこと。
新しい戦争の始まりです。
これまでの国家主権とか、安全保障も覆し、戦争の概念を変えたのです。
「安全のための戦争」と言う名です。
自衛戦争から予防戦争へ、つまり国連憲章を無視しての先制攻撃が堂々と行われたのです。
それはつまり国内における安全や治安と結ばれ、警察活動と軍隊活動が速やかに融合。
また戦争と平和も融合。どう言うことかというと戦場という限られた地域ではなく、すぐそこの、自分の居住、日常生活との区別が無くなるということです。
戦争が身近になったということでしょうか、、、
「戦争のパラダイム変換」とも言われます。
実際、アメリカ国内の憲法でも「Emergency Constitution]の制定が提唱されたりしています。
ブルース・アッカーマン中心です。
大河内美紀さんが詳しく書かれています。
これについては、また別のエントリーで考えていきたいと思います。

前のエントリー日米関係の行方は???にも書いたのですが、
ブッシュJr政権は発足以来、対外政策として
国際条約、国際機構はさらに軽視、形骸化へと拍車がかかります。
ミサイル防衛を含む宇宙軍事化。
包括的核実験停止条約の死文化。
核不拡散体制の形骸化。
大陸間弾道弾ミサイル制限条約の撤廃、、、、などなどです。
さらに京都議定書の批准拒否。
小型武器の規制強化反対。
生物、化学兵器禁止条約の批准拒否。
国連PKOからの撤退。
さらに極端な親イスラエル政策などなど、、、
続きます。
そして2002年のブッシュドクトリンです。
「 世界の秩序は米国によって維持されなければならない。必要とあらば米国は、単独でも行動する。
大量破壊兵器の製造及び使用、若しくはその恐れのある国家に対しては先制攻撃も辞さず、ミサイル防衛の整備は急務である。
圧政国家、とりわけ、イラン、イラク、北朝鮮の脅威に対する対処は急務である。」
として予防戦争からさらには先制攻撃へと移行。
アメリカが「ならず者国家」と指名すればまるで国際社会も追認していくような形にさえなりつつありました、、、、、
が、
その後の経過はイラク、また今日話題のアフガニスタンへと派兵が繰り広げられるのです。
さて、
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチの発表では、
民間人の死者は2006年の929人。
2007年1633人。
またアフガニスタン: 空爆による市民の犠牲が増加と2008年には訴えています。
今年も現状が変らないのは先に書いたとおり。
イラクでの戦闘激化で、影になり、
アメリカ国民の目からは「忘れられた戦争」となっていたアフガニスタンですが、
ここにきて再び焦点になってきました。
イラク侵略は「間違い」と6割がこたえるアメリカの世論ですが、
アフガン報復戦争を「正当化」する見方が依然、根強くあるなかでのオバマ政権の舵取り。
ブッシュ前大統領の「一国覇権主義」は内外で孤立して破たんしたのは先の選挙を始めとして国内外から言われていることです。
オバマ政権に代わり、イラクでは米軍の段階的撤退が行われてはいるのですが、、、
アフガニスタンでの戦争はブッシュ政権時代と変わっていません。
オバマ大統領はアメリカにとって「必要な戦争」だといいます。
アメリカが「選び取った」イラク戦争とは違い、遂行しなければならないと主張するのですが、、、、
うううう〜〜〜ん。
わかりませんね???
必要な戦争。
何故?
どうして????
8年にわたる戦争でもアルカイダ問題は解決せず、テロの脅威はなくなっていない。
犠牲は増える一方。
まさに泥沼化を深めています。
引くにひけない。
やめるにやめることができない。
そんな無意味な戦争を繰り返すアメリカ。
そして一緒に派兵している国々。
戦争でテロをなくすことはできない、、、と知りつつ。


また、これはアメリカだけのことでは日本にも密接な関わりがあることは言うまでもありません。
「テロ特措法」
「有事関連法案」
防衛計画大綱」
となり、インド洋、イラクへ自衛隊が派遣されます。
この先、さらにどのような動きをしていくのか、注目しつつ、
今日はアフガニスタンについて考えました。
時間があるときは、さらに調べていきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■アフガニスタン関連年表
1979年  
12月   ソ連軍がアフガニスタンに侵攻し、カルマル政権樹立

1989年  
 2月   アフガンに駐留していたソ連軍が撤退完了

1998年  
 9月   タリバンがアフガンのほぼ全土を支配下におく

2001年  
 9月11日 対米同時テロ

   12日 安保理がテロを非難する決議1368を採択

   16日 米国が自衛隊の後方支援活動要請


 10月5日 テロ特措法案を提出

   7日 米軍がアフガン空爆開始。「不朽の自由作戦」(対テロ報復戦争)開始


   29日 テロ特措法成立

 11月9日 海上自衛隊の艦船3隻がインド洋に向け出航

   27日 暫定政権協議のボン会議始まる

 12月5日 ボン合意成立

   7日 タリバンが最後の拠点カンダハルを撤退し、政権崩壊

   20日 安保理がアフガン国際治安支援部隊(ISAF)設立決議1386を採択

   22日 暫定行政機構が発足し、カルザイ議長が就任

2003年  
 3月20日 イラク戦争始まる

 8月9日 北大西洋条約機構(NATO)がISAFの指揮権を握る

     地方復興チーム(PRT)の活動が始まる

2004年  
 1月5日 新憲法採択

 10月9日 大統領選でカルザイ大統領選出

     ISAFが活動地域を北部に拡大(第1段階)

2005年  
 5月   ISAFが活動地域を西部に拡大(第2段階)

 9月18日 総選挙

2006年  
 1月31日 アフガン復興に関するロンドン会議開催

 5月   タリバンが攻勢に出始め、アフガン南部や東部で米軍などを攻撃

 7月31日 ISAFが活動地域を南部に拡大(第3段階)

 10月5日 ISAFが活動地域を東部に拡大(第4段階)し、全土を担当することに

 11月1日 テロ特措法が3度目の延長

2007年  
 8月9日 アフガンとパキスタンが「ピース・ジルガ」開幕

 9月19日 安保理が前文で海上阻止活動に謝意を示した決議1776を採択

 10月17日 新テロ特措法案を国会に提出

この年表は2007年までですがネット(共産党のサイトが一番まとまっていたのでそこから引用)で調べたので掲載します。

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2009.09.10

文学の中での菊

昨日は9月9日で重陽の節句でした。
私も混ぜ御飯を炊いたりして、秘かにお祝いしました。
本当は昨日書くつもりだった「菊と文学」ですが、
なんだか天気がハッキリしなくて、書く気が起こらなかったのです。
が、
今日はスッキリした秋晴れ。
清々しい。
こんな日には文学を。

と、言うことで菊と文学。

万葉集では百代草として歌が詠まれています。
「父母が 殿の後方(しりへ)の
百代草(ももよぐさ) 百代いでませ
わが来たるまで」

また古今集では、凡河内躬恒 の
「心あてに 折らばや折らむ 初霜の
置きまどはせる 白菊の花」
などが登場。

そして文学で最初に登場するのは紫式部。
源氏物語に表れる菊は「うつろいやすいもの」というイメージです。
また清少納言も菊について、うつろいやすいところがいいと書いています。

うううう〜〜〜ん。
菊ってうつろいやすいイメージがあるんですね。
私なんかは、ガッチリしたイメージがあるんですが。
うつろう、とか儚いイメージはコスモスとかそんな感じだが。
まぁ、平安の花のイメージはそんなだったのでしょうか、、、、、

さて、次に菊。
ズバリ。
雨月物語。
「菊花の契り」
これは、ちょっと「走れメロス」を思わせるのですが、、、
ところで、9月9日は「男色の日」でもあるのですが、、、、
はぁっ、、、と悩みますね。
その謂れが、この「菊花の契り」とも言うらしいのですが、どうなんでしょう。
因みに4月4日って「オカマの日」らしいです。
3月3日と5月5日の間だから、、、
なんだかそのユーモアには微笑んでしまいますが、
いろんな「日」があるんですねぇ、、、

閑話休題。

次に文学における菊では「舞踏会」
芥川龍之介です。
「幅の広い階段の両側には、殆(ほとんど)人工に近い大輪の菊の花が、三重の籬(まがき)を造つてゐた。菊は一番奥のがうす紅(べに)、中程のが濃い黄色、一番前のがまつ白な花びらを流蘇(ふさ)の如く乱してゐるのであつた。」

これは、個人的には、よくわからない小説なので、何とも言えないのですが、
菊が表わすものは「日本」であり、「人工」であり「背伸び」なのかなぁ????
どうなのでしょうか。

さて、個人的に好きなのは「野菊の墓」
舞台となった松戸や矢切の渡しの近くに住んでいたことがあります。
日曜日には、夫と江戸川沿いを自転車で走ったことを思い出します。
さて、野菊の墓。
「民さんは野菊が大変好きであったに野菊を掘ってきて植えればよかった。いや直ぐ掘ってきて植えよう。こう考えてあたりを見ると、不思議に野菊が繁ってる。弔いの人に踏まれたらしいがなお茎立って青々として居る。民さんは野菊の中へ葬られたのだ。僕はようやく少し落着いて人々と共に墓場を辞した。」

切なく淡い恋です。
時代を思えば、ますます切なくなります、、、、、

さてさてさて。
文学における菊。
まだまだあるのですが、
渡来とは言え、今ではもうすっかり身近な花ゆえ、
短歌や俳句にも数多く出てきます。

青い空と深紅の花びらが寄せ集まった小さな菊。
とても似合います!!!

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2009.09.09

若林さんてどなたでしたっけ???

文学のふるさとで坂口安吾は、
「モラルがないということ自体がモラルであると同じように、救いがないということ自体が救いであります。」と述べました。


若林両院会長に投票=首相選挙、「白紙」に異論−自民と言うニュースが夕べから今朝にかけて賑わっています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
自民党は8日午後、党本部で両院議員総会を開き、16日に行われる特別国会での首相指名選挙への対応について、若林正俊両院議員総会長(参院議員)に投票することを決めた。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「若林さんてだぁれ???」
「えっ、そんな方、いたぁ???」
と悩む私です。
いらしたんですね。その方が。

さて、
自民党の断末魔の叫びともとれるようなドタバタ劇を見せられて、
私は、チョッピリ悲しくもありました。
なぁんていうのかぁ、、、、
ついこの前まで「政権与党」だったのです。
そして、対する民主党に「この国を任せることができますか?」と論陣(?かなぁ、、、)を張っていたのですが、
明ければ、この始末。
なんだかなぁ、、、、
です。
こんな修羅場にも似た騒動を見せられたら、自民党の参議院議員も次の選挙に打って出にくくなりますね。
ううううう=====ん。
事実上の内部崩壊????
とまで、思います。

それにしても、こんな先生方に私たちの生活と国の方向を任せていたのか???
と、
暗澹たる思いになります。

「モラルがないということ自体がモラルであると同じように、救いがないということ自体が救いであります。」と安吾は言うが、
いえいえ。
モラルがないことはやはり救いではありませぬ。

以前滅びの美学を超えてと言うエントリーを挙げたことがあります。
大河ドラマ「新選組」で土方歳三の最期の日を観たときの感想を書いたものです。
あの時は土方の最後まで「諦めない、たとえそれが敗走であっても理想に向かって諦めない」
姿が、墜ちていくものの哀しさとともに美しくもあったのですが。

まぁ、ドラマと現実とは違うのですが、
が、
美しくあってほしいですね、、、散り方が。

先の「文学のふるさと」に描かれている芥川のエピソードは、
文学は現実を超え、、現実は文学よりも残酷であることを描き出しています。
してみると、
自民党の議員の先生にも潔さと言うか、覚悟と言うか、
政治に対して、国民に対して、
「六分の侠気四分の熱」をもって欲しいのですが、、、

無い物ねだりなのでしょうか???

と、言うことで、今日は自民党のドタバタ劇からツラツラと、、、

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2009.09.08

サンフランシスコ講和条約調印の日

1951年の9月8日はサンフランシスコ講和条約の調印がされた日です。
今から58年前。
と、言うことで今日はこの問題を書こうと思います。
2006年4月には旧安保条約と言うエントリーをあ挙げました。
その中で、日本がさらに新安保条約へと進み、
第一条に金縛りになっていることを書きました。
とくに米軍基地の問題については再三にわたり色んな記事で書いています。
上の記事では最後にマルチィン・ニーメーラーの言葉、
「発端に抵抗せよ」
「終末を考慮せよ」
を紹介しています。

また、
2008年4月サンフランシスコ講和条約と言うタイトルで記事を書きました。
その折、技術開発者さんから、ユニークで感慨深いコメントをいただきました。
是非ご覧ください。
さて、そのコメントを要約するならば、
「人類はいまだ双方が納得する紛争解決を得ていない」というものです。
こんな感じでいいでしょうか?開発者さん>
要約しすぎ???
かな?
本当に後腐れない解決法は「皆殺し」しかない。
が、
近代国家になるにつれ、そうした解決法を選択することはなくなり、
結果、不満は残る。
そこで、応用されたのが「逆にも同じ解決法を」というものです。
未だ完成品とはいえない紛争処理のための機関、つまり国連などですが、
それでも目指すところは「国際法」の整備と徹底と実行だと思います。
また私たちはそうした国連の活動を支持していかなければならないとも考えます。
さらに国内で考えるならば、憲法9条をおいて他に変るものはないと、改めて思うのです。

日本国憲法。

私は希に見る素晴らしい憲法と思い誇りに思い、この憲法、とりわけ平和憲法、9条を守ることに「もうこれでいい」ということはない。
不断の努力が大切だと思います。
丸山真男流で言えば「であること」より「すること」でしょうか???

さてさて。
またまた以前の記事ですが時代と憲法9条と言う記事を書いたとき、
旧安保条約から今に至る歴史、50余年をなぞってみました。
そこでは、
旧安保条約
現安保条約
ガイドラインと有事立法
湾岸戦争と国連→PKO協力法→周辺事態法→テロ特措法→イラク特措法
までの流れを追ったのですが。

政権が変り、
今後どのような方向へ行くのか、まだわかりません。
が、
どの政権であろうとも、私は平和憲法を守る政策を、方向を取ってもらうことを心から願い、
声を大きく訴えていこうと思っています。
「平和は眠りを許さない」
です!!!

最後に、「(旧)日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約」を掲載しておきます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(旧)日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約

昭和27(1952)年4月28日 条約第4号


 日本国は、本日連合国との平和条約に署名した。日本国は武装を解除されているので、平和条約の効力発生の時において固有の自衛権を行使する有効な手段をもたない。
 無責任な軍国主義がまだ世界から駆逐されていないので、前記の状態にある日本国には危険がある。よつて、日本国は、平和条約が日本国とアメリカ合衆国の間に効力を生ずるのと同時に効力を生ずべきアメリカ合衆国との安全保障条約を希望する。
 平和条約は、日本国が主権国として集団的安全保障取極を締結する権利を有することを承認し、さらに、国際連合憲章は、すべての国が個別的及び集団的自衛の固有の権利を有することを承認している。
 これらの権利の行使として、日本国は、その防衛のための暫定措置として、日本国に対する武力攻撃を阻止するため日本国内及びその附近にアメリカ合衆国がその軍隊を維持することを希望する。
 アメリカ合衆国は、平和と安全のために、現在若干の自国軍隊を日本国内及びその附近に維持する意思がある。但し、アメリカ合衆国は、日本国が、攻撃的な脅威となり又は国際連合憲章の目的及び原則に従って平和と安全を増進すること以外に用いられうべき軍備をもつことを常に避けつつ、直接及び間接の侵略に対する自国の防衛のため漸増的に自ら責任を負うことを期待する。
 よって両国は次の通り協定した。

第一条
 平和条約及びこの条約の効力発生と同時に、アメリカ合衆国の陸軍、空軍及び海軍を日本国内及びその附近に配備する権利を、日本国は、許与し、アメリカ合衆国は、これを受諾する。この軍隊は、極東における国際の平和と安全の維持に寄与し、並びに、一又は二以上の外部の国による教唆又は干渉によつて引き起こされた日本国における大規模の内乱及び騒じょうを鎮圧するため日本国政府の明示の要請に応じて与えられる援助を含めて、外部からの武力攻撃に対する日本国の安全に寄与するために使用することができる。

第二条
 第一条に掲げる権利が行使される間は、アメリカ合衆国の事前の同意なくして、基地、基地における若しくは基地に関する権利、権力若しくは権能、駐兵若しくは演習の権利又は陸軍、空軍若しくは海軍の通過の権利を第三国に許与しない。

第三条
 アメリカ合衆国の軍隊の日本国内及びその附近における配備を規律する条件は、両政府間の行政協定で決定する。

第四条
 この条約は、国際連合又はその他による日本区域における国際の平和と安全の維持のため充分な定をする国際連合の措置又はこれに代る個別的若しくは集団的の安全保障措置が効力を生じたと日本国及びアメリカ合衆国の政府が認めた時はいつでも効力を失うものとする。

第五条
 この条約は、日本国及びアメリカ合衆国によつて批准されなければならない。この条約は、批准書が両国によつてワシントンで交換された時に効力を生ずる。
 以上の証拠として、下名の全権委員は、この条約に署名した。

 千九百五十一年九月八日にサンフランシスコ市で、日本語及び英語により、本書二通を作成した。
日本国のために             
吉田茂
アメリカ合衆国のために         
ディーン・アチソン
ジョーン・フォスター・ダレス
アレキサンダー・ワイリー

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2009.09.07

社会学とデータ

本当は民主党のことをツラツラと書くつもりだったのですが、
いつも深い分析と的確な表現で本質を丁寧に見ていく黒猫亭さんのエントリー一夜開けてに寄せられたコメントと、その後の黒猫さんのやりとりを見ながら考え込んでしまいました。
私たちは簡単に「小泉さんが悪かった」
「この責任は小泉ー竹中路線」
「アメリカべったりの新自由主義がこの国をメチャクチャにした」と言います。
実際、その側面は大きいのですが、
黒猫さんのブログ記事にコメントなさったBaruさんは、「小泉政権が日本経済を悪くさせたというがその根拠、エビデンスは何か?」と質問。
とくに黒猫さんのエントリーに関して、
1.企業内部留保の増加
2.労働分配率の低下
3.世帯当たり収入の低下
4.給与者一人当りの年収の低下
などについて統計、エビデンスを質問なさいました。
その質問は自然の疑問からのものであり、ご自分で示された参考サイトの統計や分析が書かれています。
それに対して黒猫さんは「小泉政権批判はエビデンス主義と謂うより、改革理念の合理性の検証」とまずご自分の立ち位置を明らかにして、その後「統計資料」とは何か、、、と書かれています。
このやり取りを見ながら私も一緒に考えました、、、
コメントを書こうと思ったのですが、自分自身の備忘録と言う意味をかねて、今日は社会科学の中でのデータ利用についての本(藤井史郎さんや吉田央さん、芳賀寛さん、富岡淳さんの論文)を読み、勉強したことを書いていきます。また「行政改革」が日本の経済を支えている中小企業にどうのような影響を与えたかなどは、時間があるとき、また新しくエントリーを挙げていきたいです。

社会科学においてデーターを扱うというのは自然科学以上に困難を極める物と思います。
(自然科学のデーターについては正しくデータを扱うための本2冊(化学系)と言うタイトルで自然科学のデータについて記事を書いているのは技術系サラリーマンの津村さんの記事などが参考になります)。
社会科学は自然科学以上に対象に対して研究者の有する背景や社会的意味が影響を与えます。データを読み取る時、これらの要素も鑑みることが大切です。
社会調査には「統計的社会調査をさす量的調査」と「事例的社会調査をさす質的調査」があります。
質的調査とは、インタビュー、内容分析(content analysis, textual analysis)、会話分析、観察など多様な手法を指す概念です。
統計や各種のデータを採取、利用することはかつてなく多くなったにも関わらず、その利用法はいまだ一般化されず、研究者や集団がある仮定を検証するときの一つの証拠とみなされているだけに終わるようです。
また、さまざまのメディアが集める情報、つまり住民や事業者などを調査対象として統計を行い、その結果はプライバシー保護のため統計作成者に保管。
新聞やネット、テレビなどでの情報公開は統計作成者の判断に基づいて開陳されるので、全体を正しく反映しているか否かは統計作成者だけが知っています。
こうした現実を少しでも前向きに改善しようと独立行政法人労働政策研究・研修機構が、中心に研究。「あらためてデータについて考える」などの特集記事を雑誌に掲載しています。
労働経済や生活経済への実証的研究におけるミクロデータやパネルデータ利用など質的調査の関心は高まって来ています。
統計法の改訂や改革、データの整備なども積極的に政府に働きかける動きが出てきました。
さて、このエントリーのきっかけとなった小泉内閣、つまり「構造改革」であり「格差社会のい拡大」をみるために社会科学の実証研究は全体社会の格差構造の分析とともに、個体や部分社会の自律的動きも分析していくことが必要です。
「貧困」の実態解明は社会科学の大きなテーマの一つです。
社会諸階層と現代家族 研究者は鎌田とし子さん。
独占企業労働者層とは違う労働者層の生活の実態を調査することで、「非正規労働者」、ワーキングプア、など今日的な問題を分析しています。
また、
「社会階層と社会移動」全国調査別名SSM調査は高く評価されています。
これらの調査結果を分析して「階級社会]について多くの著書を出しているのは橋本健二さん。
資本家、新中間、旧中間、労働者と階級を分類。
さらに、フリータ=、無業者、女性パート層などについて考察。
とくに橋本さんは「新中間階級」が増加していることについて、これらの階級が労働者階級を搾取するような構造になりつつあると指摘。
この新中間層の動向こそが大きく社会を動かすというものです。

さらに多くの研究者がこの格差について統計処理を行い、分析、論文を発表しています。

また、こうしたデータ集積とはべつに個人の生活史を集める統計などもあることは先に書いたとおりです。

量的な社会調査として全体社会構造とその動向。
なお質的調査としてドイツの論点整理(1970年)には、
その意義は「現代生活、世界の多元化と個別化の進行のもとで、新しい社会の文脈を捉えるために、既存の理論からの演繹的方法では限界がある。」としています。
「厳密に定義された既存の概念と理論からの出発の代りに、問題を大まかに示す感受概念から出発する。
実証データはあくまでローカルなものとみなす。
自然科学的な普遍妥当性に囚われるより日常生活において意味のある問題に向かう、
などなどの大切さを強調しています。
社会学における統計処理。
難しいですね。
難しいがゆえに、データをみただけで、すぐ結論という訳にはいきません。
いかないのですが、
上にもあるよう「感受概念(sensitizing concept)」の見直しが大切なのかと思いました。つまり、感受概念とは、個々の経験的な特性を捨て去ってしまうのではなく、それに取り組まなくてはならない必要性から要求されるもので、日記、手記、手紙、記録などの質的データを使用し参与観察法をもちいる方法です。

さてさてさて。
こうして見ていくと、統計とかデータとかとかよりも、
生活の体感として貧困が広がり、格差がますます広がり、未来や将来への展望がもてなくなったという社会に日本をした功労者(?)は小泉さんと、小泉さんに象徴される構造改革だと思います。
小泉さんが総理のとき、その政策のおさらいという意味で、私は以下のような記事を書きました。
==============
この五年間、やってくれました小泉さん。
大企業の余剰資金はバブル期を上回る87兆円、
一方、国民の貧困化は拡大。
「格差社会」です。
具体的に数字で見ましょう。
1997年と比較して生活保護世帯は60万から100万世帯に大台にのりました。
教育扶助・就学援助を受けている児童・生徒は6・6%から12・8%。
貯蓄ゼロ世帯は10%から23・8%。
〜〜〜〜〜〜〜〜
2002年
・健保サラリーマン本人の3割負担導入、老人医療費負担増などの医療改悪法
・母子家庭の児童扶養手当削減の法改悪
2003年
・派遣労働を拡大した労働法制改悪
・武力攻撃事態法など有事関連3法
・年金給付を物価スライドで削減する法改悪
2004年
・保険料引き上げと給付切り下げの年金法改悪
2005年
・サラリーマン世帯を直撃する定率減税縮減
・国民向けサービスを切り捨てる郵政民営化法
・施設利用者の居住費・食費を全額自己負担にする介護保険法改悪
・障害者の福祉サービスに1割負担を導入する「自立支援」法

ここまで悪法を通した小泉さん。
それでもまだまだ足りません。
この4月からの数々の悪法に加え、公務員削減を狙っています。
そして、さらに怖いことには憲法の問題や自衛隊の問題、外交の不手際などいろいろ大味外交方針でした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2001年
・米国のアフガン戦争支援のため、自衛隊をインド洋に派兵したテロ特措法
2003年
・武力攻撃事態法など有事関連3法
・戦後はじめて戦闘地域に地上部隊を派兵することになったイラク特措法
2004年
・米軍支援法など有事関連7法
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(以前の記事より)
================


Baruさんの直接の質問や疑問には答えを出すことは出来ませんでしたが、
改めて、考える機会を得ることができました。
黒猫さん。
Baruさん。
どうもありがとうございました。
また、いろいろお教えいただけたらと思います!!!
 


なお格差社会については、以前以下のようなエントリーを挙げていますのでお時間があるときでもご覧頂けたら嬉しく思います。
深刻な格差社会
貧困化する日本
量的緩和 その1
量的緩和 その2
量的緩和 その3
量的緩和 その4
ホリエモンを生み出した者は誰か その1
ホリエモンを生み出した者は誰か その2
村上ファンド
日銀福井総裁の罪
などなどです。

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2009.09.06

最遠の超巨大ブラックホールを抱える銀河と、言うニュース

最遠の超巨大ブラックホールを抱える銀河と言うニュースが先日、新聞の一面の下に載っていました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
すばる望遠鏡による観測で、観測史上最遠(地球から128億光年)の超巨大ブラックホールのまわりに、このブラックホールを中心に持つ銀河の構造がとらえられた。初期宇宙におけるブラックホールと銀河の関係、およびその進化を考える上で、貴重なサンプルになりそうだ。

遠い宇宙を見ることは、それだけ昔の宇宙を見ることに相当する。宇宙の歴史はおよそ137億年と考えられているが、超巨大ブラックホールは120億年以上前にはごくありふれていたらしい。これまでに見つかっている最遠の超巨大ブラックホール「CFHQSJ 2329-0301」は128億年前のもので、太陽の10億倍以上の質量を持つ。問題になるのは、どうやって短期間のうちにこれだけの質量を集めたのかという点だ。

超巨大ブラックホールの進化を考える上で、そのブラックホールを中心に抱える銀河との関係が鍵を握るはずだ。しかし、前述のとおり銀河をとらえるのは難しく、観測例は少ない。
(AstoroArtsのサイトより引用)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

とのことです。

ワクワクしますね。
すばる望遠鏡によって次々と解き明かされる宇宙の謎。
更に深まる謎とともに、
やっぱり宇宙っていいなぁ、、、
と、思ったりしています。

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UFOに乗ったとか???

鳩山幸夫人のUFO発言が世界中で取り上げられた翌日、GoogleのロゴがUFOに変わると言うニュースを読んで納得。
実は昨日、Googleのロゴを見て悩んでいたのです。
いえね。
9月3日は「ドラえもんの誕生日」だったので、ロゴもドラえもんだったのです。
と、言うことで、なんとなくロゴを気にしていた矢先のUFOだったので、ひとしきり頭をひねっていました。
「UFOの日だっけ?」
「超常現象の日ってあったけ?」
「でも、鳩山さんのUFO?」
とか言っていたのですが、本当にそうだったのですね。

さてさて。
UFOに乗った?鳩山夫人に米メディア注目と言うニュースが話題です。
中身は可愛いもので、つい笑っちゃうような他愛のないものですが。

と、言うことでUFOですが、
2007年、国会でもUFO談義がありました。
きっかけは民主党 参議院議員 山根隆治(りゅうじ)さんのメールマガジン▼2005年 3月17日発行号の「UFO論議( 3月11日)」です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
UFOとの遭遇の機会を未だ私は得ていないが、麻生総務大臣は答弁
の中で、「私の母はUFOを見たと興奮していたことがあった」と語
った。そして銀河系全体では2,000億個もの星があり、更に宇宙全
体では2,000億個もの星からなる銀河が1,000億個以上もある(名古
屋大学の福井教授)というのだから、人類以上に高度な文明を持っ
た生命体が無い、という方が不自然に私は思うが…と大臣に振った
ら、自身の天文学上の知識を披瀝しながら「私もそう思っている」
と答えた。
家族からは、「誤解され易いので…」とたしなめられはしたが、真
摯に私としてはUFO問題をとり上げたつもりだ。
(山根さんのメールマガジンより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

これを読むと鳩山夫人だけでなく麻生さんのお母様もUFOをご覧になっているんですね、、、
フゥ〜〜〜ン。
ロマンチックでメルヘンチックで、それはそれで微笑ましいのですが、
だぁかぁらぁ、
宇宙を見張ろう、、、という動きになったり、
あるいは、超常現象が花開く事態になったりしたら、それは大変です!!!
「ニセ科学」に繋がるか???と危惧もしますが。

さて、2007年に国会で談義された時、
私は以下のように書いています。
=============
テレビで見たときも確かに山根さんは次のように言われていました。
「国民の財産を守るために」UFO論議を真剣に国会で行おうと。
個人的にはセンセ方はUFOよりUSO論議に花咲かせている方が似合っていると思うのですが、、、
さて、
じっくり考えるだに、これってやはり危険です。
UFO議論の行き着く先は情報収集へと進み、
宇宙基本法へと到達していくことは明らかです。
宇宙基本法についてはその問題性は何回も書きました。
お時間がありましたら宇宙基本法や
ご用心 宇宙基本法などをご覧ください。
今回は軽く冗談のようにニュースで流されているUFO論議ですが、
この成り行きには注目している私です。
=============

過去の記事を読みかえしながら、
なんとなく、不安になります。
鳩山夫人の無邪気さが行き着く先は何か?????
空を見上げれば、
秋の空だけが目に入るのですが。
さてさてさて、、、

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2009.09.05

麻生さんと書くのは恥ずかしい事なのだろうか???

「今は昔、阿蘇の□と云ふ史(さかん)ありけり。長(たけ)ぞ短(ひき)也けれども、魂はいみじき盗人にてぞありける。」

教科書にも出てくる有名な「阿蘇の史、盗人にあひてのがるること」、出典は今昔物語です。
なお、ここで言う盗人とは「人を簡単に騙せるほど肝っ玉の太い奴」と言う意味です。
口語訳では「むかしむかし、阿蘇の某という史(さかん)がいた。背丈は低かったが、根性はしたたかで、抜け目のない者であった」くらいでしょうか、、、

この話はさらに続き、
ある夜、遅くなり帰路についた史は、とある手前で衣服や冠をすべて取り、裸になり
牛車に乗っていたところ、案の定、盗賊がやってきた。
が、
裸の史をみて盗賊が「衣服はどうした、、、」と尋ねられたら、「すでに身ぐるみはがれてこの始末」と答え、
盗賊は仕方なく史を見逃した、、、
と、言う話です。

結びは以下のとおり。
「さて、妻(め)にこのよしを語りければ、妻の云はく、「そこぞ、盗人にもまさりたりける心にておはしける。」と云ひてぞ、わらひける。まことに、いと怖しき心也。装束を皆解きて隠し置きて、しか云はむと思ひける心ばせ、更に人の思ひ寄るべき事にあらず。
この史は、極めたる物云ひにてなむありければ、かくも云ふ也けり、となむ語り伝へたるとや。」

現代訳では、
「妻にこの話をしたところ、なんと、豪胆な!!!盗人以上ですね」と言われた。
このように企むなんて余人の思いを遥かに超えている。
これもこの史がとても話し上手ゆえ、こうして伝わったものでしょうが、、、、」
ということです。


さてさて。
阿蘇のなにがし。
たいしたものです。


ところで、こちらの麻生さん。
なかなか大変ですね。
自民、首相指名に“麻生”は「恥ずかしい」なぁんてニュースがありますが。
なぁんていうのか、
首相指名に麻生と書くことが恥ずかしい、、、ということも、これまた恥ずかしいな、と私は思うのです。
丁度一年前ですよね。
第23代、自民党総裁、そして第92代首相に麻生さんが選ばれたのは。
それも「選挙の顔」としてだったのですが、
大敗した今、その顔は今は身内からズタズタにされ、
放り投げられる、
と、いうことですか、、、、

ううううう=====ん。
なんだか、、、なぁ。

身内にさえ、こうした冷たい仕打ちをする自民党。
こりゃ、国民に冷たいわけですね。
フムフム。
麻生太郎さんも、先の物語の阿蘇の某のように、
前もって危機を関知して、身を守る術をもつべきでしたね。
「国民を戦争にやること」や「国民のサイフからガッパガッパと税金をとる」ことには吝かではなかったが、
守は薄かったのかな?麻生さん>

と、言うことでこのお話。
なかなか含蓄がありますね。

「今は昔、永田の界隈に阿蘇の某といふ史ありけり。」と言うよりは、
何故か杜子春に似ていますが、、、、、

〜〜〜〜
或る秋の日暮です。
都の西の門の下に、ぼんやり空を仰いでゐる、一人の男がありました。
男は今も金持ですが、すっかり信用と権力をなくし、憐な身分になつてゐるのです。
思えば、おもうほど、
あの栄華はなんだったのでしょうか?
1日にしてこの国の頂点に辿り着き、
辿り着けば、これまた多くの朋輩、官僚、金持ち、などなどが集まり、
毎日、毎夜、
飲めや歌えの大騒ぎ。
金の杯にワインをドクドクと汲んで、美しい芸人が素晴らしい演技を舞い、
そのまはりにはさらに美しい女の人が集まりという景色が毎夜、毎夜続きます、、、、
しかしいくら頂点に立っても、人気には際限がありますから、さすがに贅沢ばかりしていては民の心は去ります。
1日、2日と経つ内には、だんだん支持率は下がりこうなると人間とは薄情なもので、昨日までは毎日来た友だちも、今日は門の前を通つてさへ、挨拶一つして行きません。
それどころか、名前さえ呼ぶことが「恥ずかしい」と言うのです、、、、、、、、」

芥川描くところの杜子春は、
最後は格調高く結ばれるのですが。
「何になつても、人間らしい、正直な暮しをするつもりです。」
 杜子春の声には今までにない晴れ晴れした調子が罩(こも)つてゐました。、、、、」
と。

さてさて。
現代の杜子春ならぬ麻生さん。
その思いは今如何に????
と、思うものです。

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2009.09.04

小沢さんの幹事長によせて

本当にだいじょうぶなのか?
民主党。
と自民党ならずとも思うのが小沢代表代行:幹事長就任に閣僚から批判や警戒と言うニュース。
フムフム。
今年の6月西松建設公判で随分とエントリーを挙げたのですが。
政治とカネと言うことでは鳩山さんもグレーの部分がありますね。
ううううう〜〜〜〜ん。
です。


また外交にしても小沢さんでいいのだろうか????
先の記事で「日米関係の行方」について自民党がこれまでとってきた方針を書いたのですが、
民主党のマニフェストは外交は以下の通り。
=============
7外交

51.緊密で対等な日米関係を築く
○日本外交の基盤として緊密で対等な日米同盟関係をつくるため、主体的な外交戦略を構築した上で、米国と役割を分担しながら日本の責任を積極的に果たす。
○米国との間で自由貿易協定(FTA)の交渉を促進し、貿易・投資の自由化を進める。その際、食の安全・安定供給、食料自給率の向上、国内農業・農村の振興などを損なうことは行わない。
○日米地位協定の改定を提起し、米軍再編や在日米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む。

52.東アジア共同体の構築をめざし、アジア外交を強化する
○中国、韓国をはじめ、アジア諸国との信頼関係の構築に全力を挙げる。
○通商、金融、エネルギー、環境、災害救援、感染症対策等の分野において、アジア・太平洋地域の域内協力体制を確立する。
○アジア・太平洋諸国をはじめとして、世界の国々との投資・労働や知的財産など広い分野を含む経済連携協定(EPA)、自由貿易協定(FTA)の交渉を積極的に推進する。その際、食の安全・安定供給、食料自給率の向上、国内農業・農村の振興などを損なうことは行わない。

53.北朝鮮の核保有を認めない
○北朝鮮が繰り返す核実験とミサイル発射は、わが国および国際の平和と安定に対する明白な脅威であり、断じて容認できない。
○核・化学・生物兵器やミサイルの開発・保有・配備を放棄させるため、米韓中ロなどの国際社会と協力しながら、貨物検査の実施を含め断固とした措置をとる。
○拉致問題はわが国に対する主権侵害かつ重大な人権侵害であり、国の責任において解決に全力を尽くす。

54.世界の平和と繁栄を実現する
○国連を重視した世界平和の構築を目指し、国連改革を主導するなど、重要な役割を果たす。
○わが国の主体的判断と民主的統制の下、国連の平和維持活動(PKO)等に参加して平和の構築に向けた役割を果たす。
○海上輸送の安全確保と国際貢献のため、適正な手続きで海賊対処のための活動を実施する。
○紛争解決制度の充実等や農業を含む政策の根本的見直しにより、世界貿易機関(WTO)交渉妥結に向けて指導力を発揮するなど、貿易・投資の自由化を推進する。

55.核兵器廃絶の先頭に立ち、テロの脅威を除去する
○北東アジア地域の非核化をめざす。
○包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効やカットオフ条約(兵器用核分裂性物質生産禁止条約)の早期実現に取り組む。
○2010年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議において主導的な役割を果たす。
○テロとその温床を除去するため、NGOとも連携しつつ、経済的支援、統治機構の強化、人道復興支援活動等の実施を検討し、「貧困の根絶」と「国家の再建」に役割を果たす。

==================

発表後、問題になりもめた農業などもあるのですが、
小沢さんが今年クリントンさんとなさった会談を思い出します。
2月17日のこと。
「日米同盟をさらに強固にする」という点で合意しながら、「対等な日米関係を」と述べました。
そこまでは良かったのですが、その後、「安全保障の面で日本が役割を負担していけば、米軍の役割はそれだけ少なくなる」一週間後の2月25日発表したことで民主党内が大揺れにゆれました。

その折は当時幹事長だった鳩山さんも
「世界戦略の中で日本の果たすべき役割を考えながら、防衛力を整備していく必要があるということではないか」と2日後に述べ、軍事力強化を肯定しました、、、

ここで言う「対等な日米関係」とは、
それはつまり、「安全保障の面で日本が役割を拡大していく」ことで、「日本の軍事力を強化する」ということです。なにしろ小沢さんの持論は、
「国連の決議があれば海外での武力行使も可能というもの」。
新テロ特措法はどうなるのか?と言うエントリーを昨年10月に書いたのですが、
そこでも小沢さんの持論を紹介しました。
「政権をとったらアフガンの国際治安支援部隊(ISAF)に自衛隊を派遣すると明言」と。
これは『世界』11月号の論文がきっかけでした。
=======
「国連の活動に積極的に参加することは、たとえそれが結果的に武力の行使を含むものであっても、何ら憲法に抵触しない」との考えを表明。アフガニスタンで米軍と一体で掃討作戦まで行っているISAF(国際治安支援部隊)についても「私が政権を取って外交・安保政策を決定する立場になれば、ISAFへの参加を実現したい」
=======
と言うことで当時物議を醸したのは言うまでもありません。

憲法は国権の発動としての戦争はもちろん、国際紛争解決のための手段として、「武力による威嚇又は武力の行使」も禁じています。
小沢さんの解釈が憲法の平和原則を踏みにじることは当時随分議論され指摘されました。
思い起こせば小沢さん。
1991年、イラクによるクウェート侵略に対してアメリカ主導で「多国籍軍」による武力行使が行われた時。
当時自民党幹事長が小沢一郎産、その人でした。
自衛隊を国連に提供して海外で活動させることは合憲と主張。その理由は「国連の指揮に基づいて活動することは国権の発動でなく憲法前文の理念を実践すること」と述べたのです、、、、、、
一見、国連を重視しているようでいながら、
その実態は日本国憲法軽視と国連軽視であったことは、先に書いたとおりです。


と、言うことで小沢さんが民主党の幹事長。
なにやら臭くなりそうですね、、、、、
ムムム。
しっかり注目です!!!

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日米関係の行方は???

民主党:「鳩山外交」本格化…米露大使らと会談と言うことで、いよいよ鳩山丸は海外にも漕ぎ出しました。
どうなるか、、、鳩山外交。
鳩山氏は「日米関係が日本外交の基軸だ。オバマ大統領ともしっかり話した」と強調したとのことですが、日米関係が順調に進むことには吝かではないものの、
やはり懸念は米軍基地。
どうするつもりなのか????
鳩山さん。
とても気になるところです。

1989年から1991年にかけ冷戦が終了。
秩序ある世界を願ったものの、
平和で新しい世界が構築されるかと期待した平和の配当は幻想と終わりました。
本来ならばソ連共産主義崩壊で、敵や脅威は取り除かれ、NATOも日米安保条約も消滅するはずだったのです。
だがしかし、
1990年から91年の湾岸戦争
1993年のソマリア
1995年のボスニア
1998年のスーダン
1999年のコソヴォ、、、、などなど地域や民族の紛争が相次いで勃発しました。
こうした中、アメリカ単独、あるいはアメリカ主導でNATO軍、国連PKO軍、多国籍軍などが武力行使を行いました。
軍産複合体のアメリカ—戦争をやめられない理由と言う本を書いた宮田律さんは存続の危機に直面していた軍産複合体が如何に息を吹き返したかを述べています。

中でも1990年の湾岸危機直後。
ブッシュSrによって提唱された「新世界秩序」構想。
アメリカ主導の一極支配体制です。
そして敵はソ連から地域覇権主義へと移行。
コソボ自治州でのセルビア側によるアルバニア系住民への弾圧を救済と言う大義名分で1999年3月NATOによるユーゴ空爆。
これは国連安保理での手続きは行われませんでした。
国連憲章を見ましょう。

「第51条〔自衛権〕」
この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。この自衛権の行使に当って加盟国がとった措置は、直ちに安全保障理事会に報告しなければならない。また、この措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持又は回復のために必要と認める行動をいつでもとるこの憲章に基く権能及び責任に対しては、いかなる影響も及ぼすものではない。」。

あるいは41条や42条。
「第41条〔非軍事的措置〕」
安全保障理事会は、その決定を実施するために、兵力の使用を伴わないいかなる措置を使用すべきかを決定することができ、且つ、この措置を適用するように国際連合加盟国に要請することができる。この措置は、経済関係及び鉄道、航海、航空、郵便、電信、無線通信その他の運輸通信の手段の全部又は一部の中断並びに外交関係の断絶を含むことができる。

第42条〔軍事的措置〕
安全保障理事会は、第41条に定める措置では不十分であろうと認め、又は不十分なことが判明したと認めるときは、国際の平和及び安全の維持又は回復に必要な空軍、海軍又は陸軍の行動をとることができる。この行動は、国際連合加盟国の空軍、海軍又は陸軍による示威、封鎖その他の行動を含むことができる。」

また
第2条7項。
「7 この憲章のいかなる規定も、本質上いずれかの国の国内管轄権内にある事項に干渉する権限を国際連合に与えるものではなく、また、その事項をこの憲章に基く解決に付託することを加盟国に要求するものでもない。但し、この原則は、第7条に基く強制措置の適用を妨げるものではない。」

こうしてみると明らかに国連憲章違反と内政干渉です。

その後、オルブライト長官が「21世紀の試金石」と述べNATOによる域外への武力行使への道をつけたものでした。
なおNATOを裁く国際戦争犯罪法廷のための調査項目などがあり、オルブライト等々の国際犯罪法廷への調査を行っている団体もあります。
さて、その後、アフガニスタンへも攻撃をかけてきます、、、、
ブッシュJr登場で国際条約、国際機構はさらに軽視、形骸化へと拍車がかかります。
ミサイル防衛を含む宇宙軍事化。
包括的核実験停止条約の死文化。
核不拡散体制の形骸化。
大陸間弾道弾ミサイル制限条約の撤廃、、、、などなどです。

そして2002年のブッシュドクトリンです。
「 世界の秩序は米国によって維持されなければならない。必要とあらば米国は、単独でも行動する。
大量破壊兵器の製造及び使用、若しくはその恐れのある国家に対しては先制攻撃も辞さず、ミサイル防衛の整備は急務である。
圧政国家、とりわけ、イラン、イラク、北朝鮮の脅威に対する対処は急務である。」

として予防戦争からさらには先制攻撃へと移行。
アメリカがならず者国家と指名すればまるで国際社会も追認していくような形にさえなりつつありました、、、、、
が、
その後の経過は私たちが既に良く知っている、見ている通りです。
国際法から見たイラク戦争—ウィーラマントリー元判事の提言のあらすじには以下のように語ります。
「イラク戦争はなんだったのか?なぜ国際法が踏みにじられたのか?われわれは再びこの出来事を繰り返さないためにどうしたらいいのか?国際司法裁判所元判事の世界の市民にむけた提言。」と。
なお、このイラク戦争に関しては、私はこだわり続け書いていますが、
その中でも書いたようにブッシュ自身が2005年12月「誤り」を認め、開戦責任を述べています。


さて、
こうしたアメリカの世界戦力を下支えしてきたのは残念ながら日本です。
1991年、自衛隊の初の海外派兵。
北朝鮮問題を理由にミサイル防衛。
イラクへの自衛隊派兵。
1997年の新ガイドライン。
これは先に述べた1999年のNATOの新戦略と重なります。
まず、アメリカ主導。
次に地理的概念が明確でない、つまり世界のどこにでも派兵するというもの。
また、国連の存在を軽視、形骸化していると言う点で共通要素があります。

さらに、
1998年の周辺事態安全確保法。
2001年の対テロ特措法。
2003年の武力攻撃事態法と対イラク特措法。

イラク戦争のような無法なアメリカの先制攻撃戦争に参戦・協力していくことへの危惧を唱えたのは国際法学者の藤田久一さん。
「『国際法の支配』を『一超大国の法の支配』に変えるアメリカ単独主義に基づく行動を、結局は支えることになるのが日本の有事法制の厳しい現実」と指摘して警鐘を鳴らしています。

なお、この藤田久一さんはイラク戦争勃発直後に
「要件満たさぬ武力行使-イラク戦争を問う」と言うタイトルで朝日新聞(2003年3月28日) に論文を掲載。
実は、この藤田さんを初めとして多くの日本の国際法学者はイラク戦争勃発時、すぐに「反対声明」を掲げました。
この内容は、エントリー最後に掲載しておきます。

2006年、国民保護法。
そして、
そして、、、、
憲法を変えようという動きへと続くわけです、、、、、、、、、
この動きはまた機会があれば書きます。

と、言うことで、冷戦後の世界をアメリカと日本で簡単に見てきました。
こうしてみていくと、
日本が今まで来た道とこれから行く道。
考える時が来ていると改めて思うものです。
民主党政権。
今後、どのような選択をするのか?????
注目です!!!

================
イラク問題に関する国際法研究者の声明
 「イラク問題に関する国際法研究者の声明」は次の通り。

 私たちは、日々、国際法の研究と教育に携わるものとして、国際法に照らして、イラクに対する武力行使は許容されないと考えるので、以下にその理由を表明したい。

 国連憲章は、伝統的に個々の国家に認められてきた戦争の自由を否定し、国際関係における武力の行使と武力による威嚇を禁止した。憲章が認める武力行使禁止原則の例外は、次の二つだけである。一つは、武力攻撃が発生した場合、安全保障理事会が必要な措置をとるまでの間、国家に認められる個別的または集団的な自衛権の行使であり、もう一つは、平和に対する脅威、平和の破壊または侵略行為に対する集団的措置として、安全保障理事会が決定する行動である。

 現在、第一の、自衛権発動の要件である武力攻撃が発生しているのか。答は否である。この要件をかわすために、将来発生するかもしれない武力攻撃に備えて、今、先制的に自衛しておくという論理が主張されている。しかし、このような論理を認める法原則は存在しない。もし、まだ発生していない武力攻撃に対する先制的自衛を肯定するような先例を今ここで作ってしまえば、例外としての自衛権行使を抑制する規則は際限なく歯止めを失っていくであろう。

 では、第二の、集団的措置を発動するための要件である平和に対する脅威等の事実が存在しているのか。その存在を認定し、それに対して武力の行使を容認するか否かを決定するのは、安全保障理事会である。五常任理事国はこの決定に拒否権をもっており、一カ国でも反対票を投じればこの決定は成立しない。安全保障理事会によって容認されない、すなわち明確な各別の同意を得ない武力行使は、違法であろう。安全保障理事会決議一四四一は、そのような同意を与えたものではない。

 国連における協力一致のためには、拒否権の行使は慎まなければならないという声がある。本来、拒否権は、国際の平和と安全の維持には常任理事国の協力一致が不可欠であり、常任理事国が分裂している状況で行動することはかえって平和を害することになるという考えを反映している。現下の問題は、二常任理事国が実行しようとしている武力行使に対して、他の三常任理事国が強い異議を呈していることである。拒否権は乱用されてはならない。しかし、行使されなければならない状況の下では、適正に行使されるべきである。五常任理事国には、それだけの権利とともに責任が付託されているのである。

 国連は脆弱(ぜいじゃく)だと言われながら、成立以来五十余年、多くの困難を凌(しの)いで生き続け、とりわけ冷戦後は、国際紛争の平和的処理の主な舞台となっている。イラク問題についても、安全保障理事会が適時に招集され、十五の理事国の意見が闘わされ、世界中にその模様がテレビで中継されてきた。国連と国際原子力機関による査察も、十分とはいえないまでも、着実に成果を上げつつある。国連という平和のためのツールが、二十一世紀の国際社会で、その役割を果たすためようやく成長しようとしているのではないか。力による支配ではなく、法による支配を強化して国際の平和と安全を確保するためには、このような国連を育(はぐく)んでいくほかに、私たちには道がないのである。

声明発表した23氏
 声明を発表した国際法研究者二十三氏は次の通り。

 吾郷眞一(九州大学法学研究院・教授)、五十嵐正博(金沢大学法学部・教授)、岩間徹(西南学院大学法学部・教授)、大沼保昭(東京大学大学院法学政治学研究科・教授)、小畑郁(名古屋大学大学院法学研究科・助教授)、北村泰三(熊本大学法学部・教授)、古賀衛(西南学院大学法学部・教授)、坂元茂樹(関西大学法学部・教授)、佐藤哲夫(一橋大学大学院法学研究科・教授)、佐分晴夫(名古屋大学大学院法学研究科・教授)、杉原高嶺(京都大学大学院法学研究科・教授)、芹田健太郎(神戸大学大学院国際協力研究科・教授)、田中則夫(龍谷大学法学部・教授)、中村道(神戸大学大学院法学研究科・教授)、藤田久一(関西大学法学部・教授)、古川照美(法政大学法学部・教授)、牧田幸人(島根大学法文学部・教授)、松井芳郎(名古屋大学大学院法学研究科・教授)、松田竹男(大阪市立大学大学院法学研究科・教授)、最上敏樹(国際基督教大学教養学部・教授)、薬師寺公夫(立命館大学法学部・教授)、山崎公士(新潟大学法学部・教授)、山下泰子(文教学院大学経営学部・教授)

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2009.09.03

教育行政はどうなるか???

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。されば天より人を生ずるには、万人は万人皆同じ位にして、生れながら貴賎上下の差別なく、万物の霊たる身と心との働きをもって天地の間にあるよろずの者を資り、もって衣食住の用を達し、自由自在、互いに人の妨げをなさずしておのおの安楽にこの世を渡らしめ給うの趣意なり。されども今広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるものあり、貴人もあり、下人もありて、その有様雲と泥との相違あるに似たるは何ぞや。その次第甚だ明らかなり。「実語教」に、「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」とあり。されば賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとに由って出来るものなり。、、、、、、、」
と、続く「学問のすすめ」。
明治4年、つまり維新直後、福沢諭吉が、おおいに学問をしようと人々を励ましベストセラーとなった名著のあまりに有名な書き出しから今日は、教育の問題について書きます。
小泉内閣以降の4年間で、教育の問題に大きな瑕疵を残したのは、やはり教育基本法の改正でしょうか。
私は当時、この問題にこだわり続け記事を書き続けていました。
================
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
新自由主義と教育基本法
新自由主義と教育基本法 その2
新自由主義と教育基本法 その3

科学教育と教育基本法
科学教育と教育基本法 その2
科学教育と教育基本法 その3

教育基本法誕生59年

中教審答申
日本の公教育
ゆとり教育 その1
ゆとり教育 その2
教育基本法
学力低下問題
教育環境の低下
総合学習見直しを検討
関心、意欲、態度ってナ〜〜ニ?
関心 意欲を算数で測る?
全国学力テスト その1からその4まで
基本法より自民党を美しく
教育基本法改悪の時間割り
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
だがしかし、
2006年12月。
教育基本法は改正されました。
多くの矛盾を含みながら、、、、、
そして、その結果の一つが競争。
悪名高き全国テストへと繋がるものでした。
また、学校教育法、地方教育行政法、教員免許法の各改定案などの教育三法案などなど学校の現場に国が介入することがドド〜〜〜ンと多くなりました。
こうして子どもたちの学力だけでなく学校間にも格差が広がりました。
これについては、昨年の末、国際基準である国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「教員の地位に関する勧告」が守られていないとして日本政府に勧告されています。


また国立大学が消え、大学法人になったのは2004年。
あの時も私は大学環境の激変と授業料について書き込みました、、、、

そもそも憲法で保障されている「学ぶ権利」が次第に侵食されつつある今日。
民主党が掲げる子どもたちと世代と親世代への十分な手当てが、
学問への厚く広い層への浸透になることを願ってやみません!!!
今後に注目です。

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2009.09.02

政権交代ですね、、、

第45回衆議院選挙は民主党の歴史的な勝利と言うことで終わりました。
尤もな結果と、思うと同時に不安がよぎるのは、
民主党の手腕が未知の物であることに起因します。
また自民党が野党としてどれだけのチェック機能を果たすのか?
利権にからまない、自分の利益にならない、そんな野党にいつまでいられるか、、、と言うことで、いずれ雲集霧散。
民主党の中に忍び込みかき消えていくのでは???
と、言う思いもするのです。
なんにたとえよ 小泉さんと言うエントリーを挙げたのは2005年9月13日。
そう、あの郵政選挙で圧倒的な勝利を納めチルドレンがバンバンと産まれた直後に書いたものです。
あの折は得票率48%で73%の議席を獲得するという小選挙区制のカラクリの上にたったものでした。
が、そうであってもいろいろやってくれました、、、小泉さん。
そして安倍さん、福田さん、麻生さんとバトンがタッチされる度に国民である私たちはウンザリ。「もうこんなことはゴメンです」「ノーモア自民党」となってきたのです。
ついでにあの時はBGMと言うエントリーで、老練でイケイケの小泉さんには「ローハイド」の歌を贈り、民主党には「少年時代」と水戸黄門 「あゝ人生に涙あり」を贈ったのですが、、、
水戸黄門の方はなかなか効いたようですね。
フムフム。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
人生楽ありゃ苦もあるさ 
涙の後には虹も出る
歩いてゆくんだ しっかりと
自分の道をふみしめて

人生勇気が必要だ
くじけりゃ誰かが先に行く
あとから来たのに 追い越され
泣くのがいやならさあ歩け

人生涙と笑顔あり
そんなに悪くはないもんだ
なんにもしないで生きるより
何かを求めて生きようよ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

と、言うことで、では今回の自民党にどの様な歌をお贈りしようか?????
ウウウウ〜〜〜〜〜ム。
今の自民党。
贈るのはアレしかない。
ズバリ。
荒城の月。
土井晩翠作詞・滝廉太郎作曲
♪春高楼の 花の宴
巡る盃 影さして
千代の松が枝 分け出でし
昔の光 今いずこ

秋陣営の霜の色
鳴きゆく雁の数見せて
植うる剣に照り沿いし
昔の光 今いずこ

今荒城の 夜半の月
変わらぬ光 誰がためぞ
垣に残るは ただ葛
松に歌うは ただ嵐

天上影は 変わらねど
栄枯は移る 世の姿
映さんとてか 今も尚
ああ荒城の夜半の月
==============
「天上影は 変わらねど
栄枯は移る 世の姿」
と、言うことで栄枯盛衰は世の常。
今、栄えているからとて次はどうなるものともわかりません。
また逆も真で、今落ち目でも次は捲土重来、巻き返しもあります。
あるのですが、
そのためには、しっかりと敗因を分析して、次に如何にあるかをキッチリとみていくことです。
敗因はズバリ。
国民の目線で政治を行わなかった、国民を味方にすることができなかった。
というものです。

では、どこがどのように国民にとって「不満であり、納得できなかったか?」をこれから分析していきます。
まず、雇用。
この10年間で正規労働者が409万人も減り、その代わりに、非正規労働者が606万人増加。
自民、公明、民主、社民賛成した1999年の労働者派遣法により、
派遣労働を原則自由化とし、実質的に「使い捨て」労働の定着と増加。

2001年に発足した小泉内閣は、さらに「構造改革」を加速。
「不良債権処理」の名で中小企業つぶしと2003年の「産業再生」法を延長で大企業のリストラを後押し。
同時に2004年3月からは製造業への派遣を解禁。
熟練労働者から不慣れな新規の派遣社員に任せることで、
この法律はやがて、派遣労働者の労働災害増加へと結びつきます。
(2007年の死傷者数(5885人)2004年と比べると9倍)。
2008年後半、大企業は製造業を中心に大量の「派遣切り」「期間工切り」が始まりました。
さらにさらに、、、、
特筆すべきは、
「社会保障」
2002年度から毎年、社会保障費の自然増分から2200億円(初年度は3000億円)削減。
抑制の対象は医療、介護、年金、生活保護と社会保障のあらゆる分野です。「医療崩壊」が日増しに増えてきました。
国民健康保険料が払えずに正規の国保証を取り上げられた世帯は約158万世帯。
生活保護切り縮め。
老齢加算の廃止。
2008年4月に導入された後期高齢者医療制度。
などなど、、、、、、
国民の生活は今や乾いたタオル。
どんなに絞ろうとしても一滴もでません。
それにしても自民党。
本当に「痛みを押しつけて」いたのですね、、、
改めて見ればみるほど。
フム。
それでもなお、絞ろうと、する自民党と公明党の政権にホトホト嫌気がさしたのが今回の国民の「民意」です。
去っていく自民党がグチャグチャにしたものを再建することは、かなり骨のおれることであろうし、時間がかかるとも思います。

ところで鳩山さん。
お好きな言葉は「友愛」とか、、、、
実は小泉首相、第89代首相に選出されたとき自民党両院議員総会で言われた言葉が実篤でした。
「仲良きことは美しきかなの精神でやってほしい」。
あの折、私は実篤の〜〜悪しき政治は不幸の種子をまくことになるので、恐れなければならない。
 しかしその時もよき友をもち、よき隣人をもち、お互に協力し助けあえるものは、幸福である(実篤)〜〜も書いたのですが、
実に深いですね、小泉さん>
「悪しき政治は不幸の種子をまくことになるので、恐れなければならない。」
だそうです。

さてさて。
と言うことでますます、
政権担当を任された民主党には、いつでも国民目線で私たちの生活を守る政策を行っていくことを願い、期待するものです!!!

次は教育や憲法も見ていく予定です。

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2009.09.01

地震観測

今日は9月1日。
防災の日でもあります。
「1923年9月1日の関東大震災に因んで制定された記念日であり、日付はその9月1日である。
9月1日は年にもよるが、二百十日になることが多く、“災害への備えを怠らないように”との戒めを込めて1960年に制定。」
首都直下地震を想定、「防災の日」合同訓練と言うことで今年も各地で訓練が行われました。
防災と言えば緊急地震速報(警報)の誤報が先日ありました。
私もテレビを時計代わりにつけていたら、いきなりテロップが流れ、アナウンサーが地震の警報を呼びかけました。すぐあと、私の携帯にピリリンピリンとメールが入りました。
慌てて窓をあけ、出口を確保。
火の元を確認。
地震を待ちます。
1秒。
2秒。
3秒。
息をひそめて待ちます。
10秒。
まだ来ません。
テレビの方もようやく「誤報かな???」と言い出します。
まずはヤレヤレ。
原因は「震度計機能についてのソフトウェア」だったそうです。
まぁ、機械ゆえ、誤作動や誤報もあると思います。
このシステムはまだ軌道にのっていないゆえ、今後、しっかりと点検する中で適正な形に落ち着いていくものと思います。
と、言うことで今日は地震の観測についてアレコレと調べたことを書きます。
地震動の強さ・大きさを表わす物理量は「震度、変位振幅、速度振幅、加速度振幅」です。
中学の理科で学ぶ地震動は「周期が短く伝播速度が7km/s前後と早いP波」と
「周期が比較的長くP波の半分ほどの速度で伝播するS波」です。
地震動の強さは1898年震度0〜6。
ところが1948年の福井県の直下型地震(マグニチュード7.1)が起こり、
1949年に震度7までとなり今では8段階です。
震度7は「400ガル以上」の加速度値です。
それから45年。
1993年、1月。
釧路沖地震はマグニチュードが7.5.釧路気象台は震度6と発表。
加速度値は920ガル。
さらに阪神大震災、鹿児島県北西部地震、鳥取県西部地震、宮城県沖地震、、、、、、、、
などなど加速度の値が大きい地震が次々と観測されて来ます。
また2007年の中越沖地震ではマグニチュード6.8。
柏崎刈羽原子力発電所5号機地震観測小屋で観測された加速度は東西成分1223ガル。
原子力発電所です、、、、
うううう〜〜〜ん。
怖いですね。
これは、しっかりと原子力発電所設置基準の強振動加速度600ガルを大きく上まわっていました。
柏崎刈羽原子力発電所の基準地震動の見直しに係る東京電力からの報告についてを読むと、その後、見直しを大幅に行い積極的に前進が見られます。

震度7は400ガル以上とされた時代はもう随分前のこと。
今では時代にあわないということでしょうか。
1996年、震度4と7の間に
「5弱、5強、6弱、6強」を導入して10段階としました。
物理的に明確な値を示す加速度ではあるが、
振動の周波数と建物の種類などなどいろいろの関係があり、被害と直接結びつくとは言えないため、今まであまり地震の大きさのファクターとしては考えられなかった加速度値です。
今後はこの値にも注目をする中で、研究が進むことを望みます。
そうすることで、新たな地震災害対策や防災への大きな一歩となるものと考えます。

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山形戦

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山形戦、行って来ました!!!
期待の人、移籍の李忠成、見てきました!!!
結果は2−1で広島が勝ったのですが。

さて、先の記事にも書いたように、この日の天気は曇り。
予報では夜から雨。
と言うことだったのですが、、、、、

別の用事で出掛けていた子どもが電車に乗って天童駅に着くのが3時過ぎと言うことで、駅まで迎えに行くと、
なんと、こんな素敵なプレゼントが用意されていました。
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天童と言えば将棋。
広島の各選手の名前を彫った将棋の駒をプレゼントされたのです!!!!!

本当に嬉しい〜〜〜


宿からタクシーに乗ってスタジアムに。
山形がJ1にあがって客が増えて嬉しいとタクシーの運転手さんが言われていました。
この運転手さん、本当に親切で、メーターが1300円になったところで、切ってくれました。
いつも思うのですが、山形の人って、本当に親切です。

私たちがスタジアムに入った時は5時。
後からもう一人合流。
そして家族と簡単なスタジアム食とビールを飲み、
キックオフを待ちます。
私たちが座ったときはマバラだったスタジアムが、食事を済ませた頃はもう真っ青の山形サポに覆われていました。後で分かりましたが1万人を超えました。
「沢山はいったね、、、」
と言いながら座っていると、、、3874179098_d88ebd65dc_m

高校生のチアガールが山形応援のため演技をみせてくれました。
また当日の出場予定のない選手、秋葉選手と西河選手が挨拶がありました。
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西河選手は月間MVP。
広島側からも拍手があり、とてもホットな雰囲気と、
はつらつとした可愛い高校生の演技とで、時間が過ぎ、
いよいよキックオフ!!!
ポツポツと雨があたります。

私はメインスタンドから見ていたのですが、周りは山形ファンが多く、
いつもながらのアウェイで、静かに(?)観戦。
試合が進むうちに観ているサポータやファンも次第に熱く、声をあげだします。
私の後ろに座っている親子。
お父さんはかなりサッカーに詳しく、しかも広島のことをよくご存じなのです。
「李忠成、観るのが楽しみだ」と言いながら、広島の選手のことを子どもたちに紹介しています。
「あれが、日本代表の佐藤と槙野。
あれが柏木、、、、、、」
と。
子どもはフゥ====ンと言いながら聞いています。
「お父さん、あの11番、上手だね」
「あっ、あれは北村だよ」
「えっ?あの字を北村って呼ぶの?お父さん?」
「えええ???
おいおい。お前、広島の11番を見ているんかぁ、、、、」
と、会話。
思わず、その微笑ましさに引き込まれます。

次第に雨は激しくなります。

そして、後半。
高柳が森脇のパスからゴ====ル!!!!!
先制点をとりました。
うわっ〜〜〜〜〜〜〜
やった!!!!
アウェイとは言え、私は大きな声で雄叫びをあげ喜びます!!!
後ろの親子の会話はさらに続きます。
が、
後半26分。
ペナルティエリアのすぐ外FKを与えました。
「古橋に蹴らせろ!!!!,古橋入れろ!!!!」とお父さん。
そして古橋に直接決められ、同点に追いつかれてしまいました。
「ほら、お父さんの言った通りだろう」
と、お父さん。
「これで、あと何回か広島が失敗して、いけるぞ、、、、、、」とお父さん。
が、
35分、バックパスを追った柏木が小原からボールを奪い横パス。
「うわっ====.
広島の9番、10番、11番が何かやるぞ」とお父さん。
そうです!!!
何かやりました。
走り込んだ佐藤寿が軽くボールを浮かしてネットに沈め、ゴ〜〜〜〜ル。
「ほら、お父さんの言った通りだろう」と子どもたちに教えています。

そんなこんなで、結果は2−1で勝ちました。
移籍直後ということで、まだ李忠成選手とタイミングがあわないところもありましたが、
さすが、シャープな動きと感のよさは一流のものです。
時間が少ないので、まだ選手との連携はガックンなところがありますが、
それは十分、修整のできること。
これからが楽しみです!!!!!

応援しています。
サンフレッチェ広島。

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冷やしラーメン

8月30日。
日曜日。
総選挙の日です。
天気は台風の影響で曇天。
空を見上げながら、
選挙の行方を気にしつつ、もう一つの気がかりは「サッカーのとき、雨が降らなきゃいいなぁ、、、、」です。
そうです。
山形までサッカー観戦にきました。

私は、すでに2〜3日前から私用で東北には来ていたのですが、山形に午後3時までに到着する必要があったので、夫と2人で朝から出発。
遠くには雲が低く垂れ込める山を見ながら、、、
そうこうするうちに、昼ごろ、山形に入りました。
山形では名物の冷やしラーメンを食べることを目的にしていたので、
悩まず「元祖冷やしラーメン、栄屋」に行きました。
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冷やしラーメン
ご存じでしたか?
私は山形に行くまで知りませんでした。
冷やし中華の仲間か、、、なんて思っていたのですがとんでもない。
スープを冷たくすると味の決め手である牛脂が固まってしまうため工夫に工夫を重ね、そこで、牛肉の旨味だけを残して脂はきれいに取り除き、代わりに植物性の脂でコクを出すという方法に行きついたと上記サイトには説明があります。
なるほど。

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私たちは冷やしラーメンと、お奨めの冷やし栄ラーメンをいただきました。
ううう====ん。
美味しい。
味はラーメンです。
スープにこくがあって、麺はやや太めでスルスルとはいきませんが、歯触りがコシコシなので、
スープのこくと冷たさがちょうどよく口に広がって、とても美味しく頂きました。

次第に行列ができてきて、
人気のほどが伺えます。

と、言うことで、
いよいよ天童へ。
サッカー観戦です!!!

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