« オバマ大統領、安保理での演説 | トップページ | G20時代、幕開けか??? »

2009.09.25

八ッ場ダム建設、どうなるか?

群馬・八ッ場ダム建設:国交相、官房長官と中止方針を確認と言うことで、今話題になっている八ッ場ダム。
私も調べてみました!!!
まずは、いつも通りwikipediaから。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
八ッ場ダム(やんばダム)は利根川の主要な支流である吾妻川中流部、群馬県吾妻郡長野原町川原湯地先に建設が進められている多目的ダムである。2015年(平成27年)度の完成予定で、完成すれば神奈川県を除く関東1都5県の水がめとしては9番目のダムとなる。形式は重力式コンクリートダムで高さは131.0m。国土交通省関東地方整備局が事業主体である。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カスリーン台風級の水害から首都・東京及び利根川流域を守る為に1952年(昭和27年)に計画発表されたということで実に57年も経過しています。
wikipediaの沿革を読んだだけでも、その歴史を感じさせます、、、、、

こうしたとき、お役立ちが保坂展人「どこどこ日記」
ここには、詳しく実情が述べられています。
是非ご覧ください。

それにしても、改めて思うことはマスコミの報道。
なんだかなぁ、、、ですね。
私も昨日は朝の番組でダム建設推進派の女性の言い分を見ていました。
ダムが中止になったら、どこが困るか、、、というスタジオからの質問に、
「道路ができない」「雇用がなくなる」とかもっともらしく言われていたのですが、
個人的は「そうかな??????」と、思いました。
背景の空はどこまでも青く、杜が豊かに守られているそんな一つひとつの風景が、ダムの底に沈むことに、
住民であるこの方は胸が痛まないのか?????
と、感じながら、見ていたものです。
と、言うことで、
こりゃ、自分で調べようと思い、アチコチ情報を集めました。

保坂さんは、日記で以下のように述べられています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
八ッ場ダム問題で深刻な影響を受けたのは、間違いなく水没地区の住民をはじめとした周辺の地域の人たちである。しかし、そもそもこのダムが必要だと計画を立案したのは半世紀前の旧建設省の役人たちである。「強酸性の水など首都圏の水ガメには無理があります」という声があがれば、「それなら石灰を入れて中和してしまえ」という発想で、すでに中和作業は45年にわたっている。
(保坂さんの日記より引用)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その通りだと思います。
そもそもの初めは治水だったのかもしれない。
が、
時が経つうちにそれは徐々に目的を変え、
今では「もうダムをつくるしかない」と言うことが目的なっている八ッ場ダム。
治水計画の根拠とされる「基本高水」について、測定値は誤差が多いと指摘され、
八ツ場ダムは、国の想定する洪水の調整機能を持っておらず治水上、役に立たないと言うことは、すでに2004年には言われています。
勿論、カスリーン台風級の災害にも治水効果はないと判明。


なぜ、後戻りできない?
無駄と分かりながら、中止できないのか????

言われるのは「天下り」。
国土交通省が発注するOB天下りを受け入れた公益法人と企業が、競争入札を行わない随意契約で多数の業務を受注していたことは、既に周知の事実です。

随意契約で発注した関連事業19件(2006年度)のうち、天下りを受け入れた5社が11件を受注。
この5社には03年から05年の間に同省OB11人が天下り。
契約額は、19件の総額6億2500円のうち3億3760万円。

随意契約の多さについて国交省関東地方整備局八ツ場ダム工事事務所は
「専門性があるなどで随意契約となっており、天下りとは関係がない」とコメントしています。
しかし
しかし、
よく詳細をみると工事事務所や独身寮での清掃・まかない業務といった「専門性」と関係ないものも含まれています。

予算4600億円を超過する公算が大きいことがわかった八ッ場ダム。
もし、このダムが出来たら、どうなるのだろうか???

このダム予定地を流れる吾妻川の水系は水力発電の一大産地。
東京電力の水力発電所がすでに14あります。

予定地上流の三つの堰(せき)で取水した毎秒30トンの水は、発電のため川を通らずに送水管を通ります。大量の水がダム予定地をう回するのです。
つまり、
つまり、、、、
仮に八ツ場ダムが完成しても水が貯まらないダムになるということです。

ダアダダ、、、、

ムムム。

です。
いや、
ムダです。

さて、こうなると、
国交省は東電から水利権を譲り受ける必要が生じるのですが、
発電量が減ることへの補償金(減電補償)問題というのが浮上。

あらあら、、、
です。
東電への減電補償がいくらになるのか?
今のところ、
国交省は「個別企業の経営上の問題にかかわる」として明らかにしていませんが。

と、言うことで、
どこから見ても「いいところなし」「作る必要なし」のダムです。
とは言え、
ダムを作って欲しい、、、という人もいることで、その方たちの長い間の「言い分」というものもあります。
しっかりと住民の目線にたち、
なおかつ俯瞰的な視野にたち、
この問題が解決をすることを望みます。
さて、今後、どのようになるか、しっかり注目です!!!

|

« オバマ大統領、安保理での演説 | トップページ | G20時代、幕開けか??? »

コメント

御用?新聞とおもってた読売みたらなぜかダム中止批判のオンパレード。きゅうに権力チェックに目覚めたようです。(笑い)

なぜ中止がよくないのか、なぜ政権は中止をきめているのか説明ちゃんとないです。

話し合いもとめる大臣と話し合い応じない住民という対立という書き方でした。
ほんとにそうなのでしょうか???

以前は逃げる役人・話し合い要求の住民てみかけたのに(笑い)

投稿: あゆ | 2009.09.25 15:24

八ツ場ダム建設は関東1都5県の利権目的事業として政官業癒着トライアングル詐欺団が絵図を描いた無駄を象徴する事業です。
せとさんも指摘されている通り事業目的が価値を喪失しているにも係わらず事業を継続する目的は関東1都5県の血税を搾取する為だけの事業に目的が変化しているからです。
官憲は中止賛成派の現場からの廃除に協力し、メディアは町村議会議員を使って一般地元住民の嘆く様としてヤラセ映像を流し工事続行派の手助けしています。
こんな見え透いた三文芝居が、いつまでも通用すると思っている処にマンネリ体質の悲愴が表れています。
次々に明らかになる政官業癒着の実態に呆れると共に憤りを感じた国民は政治の転換を望み政権交代を選択した訳ですから「今までのように騙されないぞ!」という心積もりは強化され政治を見る目も厳しくなっています。
関東1都5県の知事の反論も支離滅裂では国民の賛意を得られるはずはありません。
交渉が長引く事は無いと私は見ていますし、コメントを書くだけで精一杯で自分で記事を書く気にもなりません。
このコメントも、どうしようか迷ったのですが、せとさんのブログにも偶には、こんなコメントもイイカナァ‥ト思って書いて見ました。

投稿: | 2009.09.25 20:55

あゆさん。
よさん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
八ッ場ダム。
さらに川辺川ダムと、次々と見直しが図られそうで、
住民の方々の複雑な思いと交錯しながら新政権は舵取り。
大変ですね、、、、、

あゆさん>
本当に対話を望む人、望まない人の立場が逆になりましたね、、、、、
利権が絡むとさらに明らかになる構図です。
これは当事者以外の人がみたら、天下りやムダの典型なのですが、、、、、
やはり当事者の方々は57年の思いがあるから一筋縄ではいかないのでしょうね、、、、、
考えさせられます。

よさん>
本当に言われるように、私たちの政治を見る目は厳しくなり、また変えることが出来るという確信にもなっているので、今までのような利権絡み、官僚任せの政治は力づくでガンガンやる時代ではない。
と、言うことをしっかりと肌で感じる一つの出来事ですね。
しっかりとみていきたいものです。

それから、直近のエントリー、とても共感して読ませていただきました。
いずこも同じですね。
お互い、そうした書き手には、「その背景」にあるものを考えながら、長い目で見ていきたいものですね、、、
以前、風来疎竹というエントリーを挙げたことがあります。
お時間がございましたら、またご覧ください。
http://ts.way-nifty.com/makura/2005/06/post_1833.html
では、また。

投稿: せとともこ | 2009.09.26 15:12

こんにちは、せとさん。

>ダムが中止になったら、どこが困るか、、、というスタジオからの質問に、
>「道路ができない」「雇用がなくなる」とかもっともらしく言われていたのですが、
>個人的は「そうかな??????」と、思いました。

全く関係ない話題になってしまうのだけど、こういう話を見たときに、アフガンみたいな「大国の代理戦争の国」を思い浮かべてしまうのですよ、私はね。誰だったか「国内で代理戦争をした国の不幸というのは、戦争が産業となり、それ以外の産業が壊滅してしまうことだ」って書いていたのを読んだことがあります。アフガンなんてのは、まさにその典型でしてね。ソ連と米国の代理戦争として国内でずっと内乱をやっていたわけです。内乱をしている限り、両国から援助が届いたんですね。だから、互いに大国の援助を受けながら、内乱の相手側のインフラを壊すわけで、まさに産業として戦争しか無い状態になるわけです。でもってベトナムみたいに大国が存在しながら、どちらかの大国が手を引いたのならまだ救いがあるんですね。また手を出されると困るから残った大国はそれなりに復興の援助をするからね。アフガンの場合はソ連そのものが崩壊しちゃったでしょ。じゃ米国にしてみれば、復興援助なんてしなくても、もうソ連に手を出されるということは無いよね。だから、米国も「無駄なことはしない」と援助もしなかったわけ。ボロボロの国土で戦争という産業を失った国は無秩序状態になり、そこからやっとタリバーンという秩序が回復した訳ね。ろくな秩序じゃないのはその通りだけどね、無秩序よりはずいぶんましだったのですよ。

なんていうかな、ダムとかの公共投資というのは無駄ですよ。無駄だけど、他に産業の無い地域ほどそういう「無駄な公共投資」に依存する状態を、これまで皆さんが選んできた自民党政権は作り上げてきたというのも事実なんです。そして、今、「無駄だから一切止める」は正しい決断でしょう。そうなると、その無駄に依存してきた地域というのは「やはり無駄だから荒廃するに任せればいい」と言われている様にも思えるんですね。まさに自己責任論は国民に深く浸透しているのだろうと思います。無駄な公共投資に依存する地域になったのは、そこの住民の自己責任だと日本国民が言っている様に見える訳ですね。だから、そんな地域なんて自己責任で荒廃するに任せようと言われている様にね。なんていうかな、ソ連が崩壊した途端に、アフガンという国を「無駄は止めた」と放り出してしまった米国と同じ様な部分を日本国民に感じたりする訳です。

投稿: 技術開発者 | 2009.09.28 16:33

こんばんは技術開発者さん。技術開発者さんとしては珍しくマイナス的思考を為さるんですね。
アフガンはアメリカにとってもソ連にとっても所詮は他国ですから放り出す事も出来るでしょうが、八ツ場ダムは日本にとって国内ですから放り出す事は、これからの公共工事中止問題の解決をスムースに運ぶ為にも難しいだろうと思います。基本再生案を法律に明記し地元住民の安寧を国民が認識しない限り、強行すれば独裁政治として次期選挙での敗北は確実になります。国内問題に関する限り政党も日本国民も意外と責任感も在り優しいと思いますよ。
疑問を持たれながらも、小選挙区制や2大政党制の怖さは自民党も民主党も痛感していますから強権発動して法律を変えない限り国民主権の民主主義は守られると思います。
議論するとしても、この辺が私の限界ですかね。bearing

投稿: | 2009.09.28 20:41

こんにちは、よさん。

>技術開発者さんとしては珍しくマイナス的思考を為さるんですね。

私が見ているのは、政治家ではなくて、よさんの様な国民の意識ですからね。私の見る限り、日本国民の多くは地域間格差の是正など「無駄だから止めてしまえ」と思っておられる訳です、もちろんよさんもね(笑)。別によさんが冷たいとか言うことでは無いんですよ。既に30年以上日本では「地域を見捨てる」という方針でやってきて、よさんはその中でお育ちになってるので、「地域を見捨てる」というのは当たり前の事に感じられているのじゃないでしょうか。

もともと「地域間格差是正政策」というのは、都市部から税金をふんだくって地域に回すので無い限り赤字になるものなんですね。でもって都市部の住民にしてみると税金ふんだくられて地域に回されたってメリットがあまり無い、つまり「無駄」なんですね。だから、当然抵抗があるんですね。本来、政治というのはその都市部の不満を「国家の調和的発展」という国土像を提示する事で緩和するべきなんですが、今から40年くらい前からの日本国民は「そんな国土像なんて関係ない」と考えようもしなかったし、そういう国民に選ばれた政治家も国土像なんて提示する気も無くした訳です。そこで自民党がやった事というのが「このダムは治水・利水という面で都市部にもメリットがあることですよ」と嘘をつくことだったんですね。そういう嘘の上で都市部からふんだくった税金を地域につぎ込もうとしてきた訳です。そして嘘というのはバレますから、今、その無駄がバレて「止めよう」という話になっている訳です。

問題なのは、そういう国土像なんてのは今の日本国民も「考えるつもりはない」訳ですし、当然、その国民に選ばれた政治家も「提示する気はない」という部分は変わっていない訳です。だから、必然的に「地域は荒廃するまかせる」という結果がおこることになります。

>住民の安寧を国民が認識しない限り、強行すれば独裁政治として次期選挙での敗北は確実になります。

実は地域間格差の是正というのは所得格差の是正とは逆の面があるんですね。所得格差の是正の場合、「資本主義経済で自由に経済活動を行うと所得格差が生じ、低所得者層が高所得者層より多数となる」という現象が生じます。その結果として選挙で選ばれた政治家というのは次も当選したければ所得格差の是正に励まなくてはならなくなる訳です。ところがね、地域間格差というのは、人口の移動を伴うんです。つまり田舎から都市部への人口流入ですね。その結果として、地域間格差における低い方の層の人口というのは高い方の層の人口より低くなってしまうんですね。その結果として、国土像という理念を伴わない場合には、必然的に「地域の切り捨て」政策となっていく訳です。

投稿: 技術開発者 | 2009.09.29 08:19

え~!ダムは無駄遣いなんですか。言い方かえるとばら撒きなんですね。

今まで無駄遣いだ!と予算だすのに批判的傾向の某巨人新聞がどういうわけかなんどもコラム社説とかでダム中止批判を展開していますよ。まだ一つも中止はしょうがないというコラムみたことないです。

投稿: あゆ | 2009.09.29 08:56

こんにちは、あゆさん。少し無駄話をしますね。

>え~!ダムは無駄遣いなんですか。言い方かえるとばら撒きなんですね。

悪徳商法の相談にかなり長い間のってきたんですが、こんな話があったんですね。家のリフォームの相談でしてね。悪徳商法ではおきまりの「床下換気扇」なんですね。「床下の湿気がひどいから床下換気扇をつけましょう」100万円近くの工事を勧められた方ですね。でもって、私もいつもの通りに「そんなのは不必要ですよ」とかコメントしていたんですが、どうもお話を伺っているとその方の家は実際に床下の湿気が高そうなんですね。でもって、急遽方針変更でしてね。「きちんとした工務店に見て貰ってください。床下なんてのは本来乾いているものだから、そこがしけっているのは、それなりにきちんとした補修をする必要があります。一番考えられるのは外壁のどこかに水が侵入する様な部分ができている可能性です。それはきちんと直した方が良いです」なんてね(笑)。

なんていうかな、外壁に水の侵入口があるなら「床下換気扇」なんてのはあまり効果がなくて、お金の無駄遣いなわけですよ。ただし、リフォームそのものが不必要かというと、これは必要でして、正しい防水工事が必要なんですね。悪徳商法の場合はリフォームそのものが必要でもない家に「床下換気扇」を売り込む奴が多いから、「そんな無駄遣いは止めなさい」なんですね。ところが実際に床下がしけっている家だと「そんな無駄遣いより、きちんとした補修を」というコメントになる訳です。

少し似て居るんですね。上で書いたみたいに「国土の調和的発展」という国土像を持つなら、地域間格差というのは必要なんです。それは床下への水の侵入口がある家に補修が必要なのと同じです。でも地域間格差の是正というのをきちんとやりたければダムの建設では無いわけです。それは補修の必要な家でも「床下換気扇の取り付け」はやはり無駄なのと同じです。

>まだ一つも中止はしょうがないというコラムみたことないです。

悪徳商法の床下換気扇というのは「付ける必要もない家」につけさせる訳で「そんな無駄なことは止めない」の一言なんですね。例えば、換気扇を6つくらいつける工事の代金が100万円なら、「その100万円は無駄ですよ」なんてね(笑)。でもね、床下が現実に湿る家なら、「100万円の換気扇は無駄だけど、200万円かかっても外壁の補修は必要ですよ」となる訳です。なんていうかな、マスコミも含めて、政治家も国民も「国土の調和的発展」なんて議論はもう長い間してこなかった訳です。つまり、リフォームの必要性が分からない家に「床下換気扇」をつけるかどうかを話していた様なものなんですね。そんなときは「そのお金が無駄」という議論しか出てこない訳ね。ところが、「じゃあ無駄だから止めよう」としてはじめて、「本当にこの家はリフォームは必要ないのかな、床下湿っているみたいだけど」になっちゃったようなものね。本当は「国土の調和的発展」論をやらなきゃならないけど、もう長い間まじめに議論してこなかったから、「なんか何もしないと良くないことが起こりそう」論に終始している感じかな。

投稿: 技術開発者 | 2009.09.29 10:50

>日本国民の多くは地域間格差の是正など「無駄だから止めてしまえ」と思っておられる訳です、もちろんよさんもね(笑)。<
私の文脈が誤っていたのかも知れませんが、私は地域間格差の是正を無駄とは一言も言っていないし思ってもいません。
財政の基本的理念は「国家の調和的発展」であると思いますが、そこに都市部の不満の調整などという意味で都市部中心の公共工事の推進なんてものは欺瞞に満ちた屁理屈のように私には聞こえます。
根本的に田中角栄に始まる公共工事などというインフラ整備が終焉しているにも係わらず政官業癒着体質維持の為に公共工事を促進させて来た政治に問題が在ると思っています。
地域間格差是正の方法は公共工事に頼らずとも他にも種々在ったと思いますが、政府は逆に地域間格差を助長してきたように思っています。この事は技術開発者さんも国土像の希薄という意味で認められていると思います。
全国津々浦々放浪して勉強した事は日本の国民性なのか未だに「お上」とか「お代官様」とかいう感じで権力に対しての従属意識が強かったんですよね。
ところが、国民主権に、やっと目覚めたのか政権交代が起き、国民の意識も従属脱却と技術開発者さんの謂われるところの国土像に目覚めようとしています。
資本主義経済であっても所得格差も地域間格差も政治の在り方次第で縮められるはずです。出来ないとなれば資本主義(自由)の暴走で平等が侵害されているという事ですから資本主義は現在の国民主権者の意識からすれば否定すべき誤りであるとも云えます。
決して資本主義自体が誤りであると私は思っていませんので、従属意識からの脱却と国民主権意識の目覚めを信じて、これからの政治を見つめ応援して行きたいと思います。
口下手の一般国民でも最近は色々と考えているんですよhappy01

投稿: | 2009.09.29 10:51

わかりやすいです。ありがとうございます。


ダムでない治水・利水は?

巨人新聞は中止反対(ダム作れ)となぜか急に予算使えに転じたのは?

なぜ住民がダムにこだわる?

どうもよくみえてきません。

投稿: あゆ | 2009.09.29 13:50

こんにちは、よさん。

>私は地域間格差の是正を無駄とは一言も言っていないし思ってもいません。

そうね、思っても居ないし、言ってもいないけど、最終的には「地域間格差の是正は無駄」という方向に成っていくんだろうと思うんですね。なぜなら、これは相当に深い議論が必要なことで、よさんをはじめとする今の日本国民にはすこしばかり荷が重いことだからです。

上で悪徳商法の「床下換気扇」なんかを出していますが、床下換気扇なんてのは大抵の家で無駄です、補修の必要な家であってもです。ただ、補修が必要かどうか、どういう補修をするべきかどうかというのは、「床下換気扇が無駄」と判断するよりもずいぶんと難しいものなんですね。公共事業による地域格差の是正なんてのは、補修の必要な床下が湿っている家に床下換気扇をつけて気休めをするようなもので、無駄だけではなくておっしゃるように有害ですらあるんです。なんていうか、ダムの廃止で「地域経済が困る」という声が出ているというのは「床下換気扇は無駄」という話をしている時に、相談者が「でもうちの床下は湿気っています」と言っている様なもので、床下換気扇ではない根本的対策の必要性が示されている訳です。でも、多くの人が根本的対策についてきちんと考える力を持ちませんから、床下換気扇もつけないし、根本的対策もせずに放っておいて、根太をくさらせることになる訳ですよ。これは、今の日本国民が根本的対策について考える力を持たなくなっていると言うことからくる必然なんです。

>資本主義経済であっても所得格差も地域間格差も政治の在り方次第で縮められるはずです。

前に経済としての資本主義と社会主義、社会システムとしての民主政治と独裁政治みたいな話を書いたと思うんですが、この組み合わせは実のところ幾らでもあるわけですね。なんていうかな、経済における完全な資本主義というのも完全な社会主義というのも実のところ民主政治とはマッチングが悪くて独裁政治に向いています。民主政治はむしろ資本主義政策と社会主義政策の折衷政策と相性が良いんですね。上で書きましたが、所得格差の是正政策という社会主義政策は民主政治を行うと必然的に発生します、レベルは様々ですけどね。ところが地域格差是正というのは、民主政治の必然という訳ではなくて、もっと政治的な「国家観」の醸成が必要なものなんです。そして、もともと対して無い国家観すらこの30年で壊しきった状態の中に今の日本国民は居る訳です。

>口下手の一般国民でも最近は色々と考えているんですよ

私の言う「国土像」というのは、「考えはじめた国民」にとっては、とても荷が重いものなんですよ。少し歴史的な話をすると、実は40年以上前に国土像に関する議論というのは一度盛り上がったことがあるんですね(それなりにですが)。何が起きたかというと高度成長に伴う過疎地問題(都市部の過密問題でもあります)ですね。都市部に比べて田舎は不便ですからね、人口移動は起きたわけですよ。その時の国民に「国土像」というのは描けなかった訳で、場当たり政策による成り行き任せにするしか無かったわけです。或る意味でこの段階で日本国の「地域格差是正は無駄」という方針は決まったようなものですね。その後、場当たり政策による国鉄の赤字(過疎地に鉄道を引いたりバスを走らせれば当然赤字路線になりますよ)とかは、国鉄民営化で地方の赤字路線を廃止することで「地域格差是正は無駄」に拍車をかけただ訳ですよ。なんていうかな、別にダムなんてつくる必要は無いんです。ただ、ダム廃止と言い出した途端に吹き出した「困る」なんて話の背景にもう40年以上に渉って基本的に「地域格差是正は無駄」という話があり、それは場当たりな政策では解決出来ないものだということなんですね。

投稿: 技術開発者 | 2009.09.29 16:03

場当たり政策では解決できなくても根本政策を見直せば少なくとも解決に近づくのではないでしょうか?
人間、生き残ろうと思えば色々と知恵も働くもんです。マイナス思考では夢も希望も無いではありませんか…
>よさんをはじめとする今の日本国民にはすこしばかり荷が重いことだからです。<
随分と日本国民を蔑んでいらっしゃるんですね‥私は意外と日本国民だけでなく世界の人類の知恵を信じていますよ。
人類の活動は生命の活動ですから防御本能や自己治癒能力を備えています。捨てたもんじゃありませんよ。happy01

投稿: | 2009.09.29 16:41

こんにちは、よさん。

>随分と日本国民を蔑んでいらっしゃるんですね‥私は意外と日本国民だけでなく世界の人類の知恵を信じていますよ。

別段蔑む気はないけど、現在持っていない能力を「あるよ」とか「直ぐにもてるよ」と言うほど不誠実でもないつもりです。ついでに言うと、世界にはこの問題を解決しようとしている国民もいます。ただ、今の日本人には「マネができない」という事を言っています。そういう意味では人類の知性は私も信じています。ただ、今現在において、日本国民の知性はその段階に達していないし、直ぐに達する込み込みもないという現実を語っているだけです。無いものをあるというほど不誠実でないですし、あると言ってあげるのは、自己満足により発展を妨げる可能性がありますからね。

どのみち日本国民にマネはできないのだけど、どういう知恵かを説明しておきますね。フィンランドのIT技術というのは今、世界トップにあるんですが(ノキアなどが有名ですね)、国内のネット網の整備というのが、他の先進国とは逆の流れをたどった訳です。つまり、多くの先進国が都市部から整備されて田園部の整備が後であったのに対して、田園部のネット網整備が先に進んでいったんですね。ここには、「国内の地域による情報格差・利便性の格差をIT技術で少しでも是正したい」という政府の国土観が強く反映しています。そしてフィンランド国民はそういう国土観を共有している面がありますから、その政策に特に大きな反対もしなかったわけです(フィンランドは高負担高福祉の国ですが、こういうIT網の整備にはずいぶん税金が投入されています)。そういうIT網の整備の中で、IT網を通じた医療と教育サービスのための技術開発というのが発展し、今のフィンランドのIT繁栄をもたらしている訳ですね。

「マネができない」という言い方にカチンとこられるかも知れないけど、実のところ北欧諸国と日本の国民の一番の違いというのは、長い時間掛けて「信頼出来る政府」を国民が作ったかどうかの違いなんです。なんていうかな、けっして国民がのほほんとしていてできたものではないんですよ、「高負担高福祉」を信頼して任せることのできる政府なんてものはね。そして、それを作り上げない限り、本当の意味で国土観のある政策なんて実施できないわけです。

投稿: 技術開発者 | 2009.09.29 17:38

技術開発者さん。
よさん。
議論、白熱ですね。
私もお二人のコメントを拝見しながら、あああ、、でもない。こうでもない。
と思ったり、積んだり崩したりしています。

なお地方分権については、道州制ともからめて、今度また考察を加えたいと思いますので、
その折はご意見やアドバイスをいただけると嬉しく思います。


よさん>
開発者さんは、もどかしいのだろうと思うんですよね。
いつでも選択や分岐点はあったのに、私たちは(それは勿論、開発者さんも含めて、よさんも私も、、、、、です)、結局、今のような道を歩んできた。
その時々で、本当はもっと考え、立ち止まり、
あるいは後ろむきになってもよかったのに、
ひたすら前進した。
そのことへの警告や反省をこめて、
今、立っている足下をみていくことの必要を言われているのでしょうね。
時間の重みというか、歴史の肉薄というか、、、、、、
とても考えさせられます。
こうして、政権交代がなった今、ますます過去の意味を問うことが大切なんでしょうね。
よさん>
第一歩を歩み出した私たち。
ケンケンガクガクと討論や議論するなかで、見えてくるものをお互いに探しましょうね。

技術開発者さん>
とても「痛い」忠告、
身にしみますぅ〜〜〜〜〜

フィンランドですかぁ。
随分前に、大学関係者や文科省の方々と日本の学力について話し合いがあったのですが、
私も個人参加しました。
あの折りも、随分フィンランドの教育、北欧の教育について話があったのですが、
政府関係者はサッパリでした。(;ω;)
一朝一夕には進まないと思い、
ゆっくり、じっくり、なおかつ敏にいきたいです。
そのためにも、こうしてご意見を伺い、
またよさんやあゆさんや、多くの方々と討論することって大切なんでしょうね。
行きつ戻りつ、
ですね。
では、、、また。

投稿: せとともこ | 2009.09.29 18:13

今、持っていない能力でも将来的には努力して持てる事は否定出来ないと思いますが、
>どのみち日本国民にマネはできないのだけど<
と否定されフィンランドを持ち出して
>長い時間掛けて「信頼出来る政府」を国民が作ったかどうかの違いなんです。<
として、やはり、日本国民の能力を2度に渡って否定されています。時間だけが国家を熟成させるものでもなく、能力に限界を設けるのは人間の可能性も否定する事だと思うのですが、これ以上は根本的に考え方が違う以上無意味な議論となりますので止めにしましょう。
私は技術開発社さんを知識人として、ある意味、認知していますので、これからも勉強させてください。

投稿: | 2009.09.29 18:39

こんにちは、せとさん。

>開発者さんは、もどかしいのだろうと思うんですよね。

もどかしさというのは常にありますね。ただ、同時に「そのようなものである」という諦観もある。なんていうかな、迷い道に踏み迷ったときに、間違った道を歩んだ分だけは引き返さなきゃならないんですね。それは仕方の無いことなんです。間違った道を引き返す行程というのは辛いものですよ。それを覚悟はして欲しいと言うことなんですね。

なんていうかな、選挙によって政権交代を起こすという、多くの民主主義国家では普通に行われる事ができたからといって、決して我々は民主主義国家の国民として成熟している訳ではないんです。おそらくこれから最低10年くらいは、迷い道に踏み迷ったツケとしての引き返し行程を苦しみながら歩まなくてはならないということすら理解できない程度の未熟な国民なんです。そして、何度かは、迷い道を引き返すことにすら迷い、再度迷い道を歩み始めることすらするだろうと予測しています。それは「そのようなもの」ではあるということです。

全くの余談になるんですけどね。悪徳商法の被害者で「こんなに辛い解約交渉するくらいなら、お金を払ってケリを付けてしまいたい」と言われる相談者を励まして解約交渉を進めて居るときにね、何度も思ったんですよ、「どちらがこの人にとって良いのだろう」なんてね。相談者の多くは私なんかから見ればあまりに未熟なんですよ。そんな未熟な人をなだめすかして辛い解約交渉させている自分がとんでもなく悪いことをしている見たいに感じることも多かったんです。そのころに思ったのが「そのようなもの」という事なんですね。

投稿: 技術開発者 | 2009.09.30 08:11

技術開発者さん。
こんにちは。
コメント拝見して、とてもお気持ちや、深い思いはわかります。


「間違った道を引き返す行程というのは辛いものですよ。それを覚悟はして欲しいと言うことなんですね。」と開発者さん。

はい。
本当にそうだと思います。
これって何に対してもあてはまりますね。
途中、違うのでは、、、とウッスラと感じるのですが、
「えええい。ままよ」なんて力技で突っ走って、結果、
ガックン。
です。
引き返そうと思っても、来た道には、もうイバラがはえて、踏みかえせなくなる場合もありますね。


次に開発者さん。↓

「なんていうかな、選挙によって政権交代を起こすという、多くの民主主義国家では普通に行われる事ができたからといって、決して我々は民主主義国家の国民として成熟している訳ではないんです。」

はい。
そうだと思います。
ようやく「普通」にできる力を手に入れたということでしょうか?
ヨチヨチ歩きですね。


さらに、開発者さん↓
「おそらくこれから最低10年くらいは、迷い道に踏み迷ったツケとしての引き返し行程を苦しみながら歩まなくてはならないということすら理解できない程度の未熟な国民なんです。」

そうかもしれません。
未熟な国民かもしれません。
が、
こうした未熟も後天的なものかもしれませんね、、、、、
今まで、随分と苛政を強いられ、その日一日を生きることに精いっぱい。
学校は学校で詰め込み。
そんな環境で成熟するまえに老いてしまったかもしれません。
ただ、
これからは、ちょっとだけ政治が変わり、ちょっとだけ国民である私たちが主人公なのかな、、、という信頼が与えられていく中で国民は成熟していくのでは、、、と私は思います。
何度も迷い、引き返し、立ちどまり、回顧していくと思います。
国民は未熟であるけれど、
今までは政治も未熟でした。
今回の政権交代で、ようやく市民国家の途につくことができたとしたら、
政治も、また自ずと成熟していくのではないでしょうか?

私は、開発者さんのように「国民が未熟」とは思いません。
成長する機会を断たれていたとは思いますが、、、、、
潜在的な力を持っていると考えます。
私自身も、そうでありたいと願っているから、、、、、

と、言うことで、
何はともあれ、一つひとつ丁寧に見ていきたいものです。
これからも、いろいろご意見やアドバイス、よろしくお願いいたします。

投稿: せとともこ | 2009.09.30 13:43

こんにちは、せとさん。

>成長する機会を断たれていたとは思いますが、、、、、
>潜在的な力を持っていると考えます。

私はどの国の国民であっても潜在的な力を疑ったことはありませんよ(笑)。

>今回の政権交代で、ようやく市民国家の途につくことができたとしたら、
>政治も、また自ずと成熟していくのではないでしょうか?

たぶん、私が厳しいことを書いてしまう理由は「自ずと」にあるんです。天然自然に任せて自ずと成長する部分では無いところに「国民の政治的成熟」があるんだろうと感じて居るんですね。なんていうかな、民主主義というのは楽なものではないという思いがあるんです。専制国家で「人民の事を考えてくれる王様だと良いなぁ~」なんて言っている方が楽かもしれないと思うくらいにね。

私は色んなシーンで色んな形でリーダーを引き受ける人間なんです。そして口癖が「僕のシルクハットにハトは仕込んでないよ」なんです。何かを増やせば何かは減らさなきゃならない。そして減らさず増やす方法みたいな事を言われるたびに言ってきたのですよ。「僕のシルクハットにネタが仕込んであるのなら、減らさずに増やす事ができるかも知れないけど無いんだ」ってね。どっちも切実だったりするんですよ、増やせも減らすなもね。そんなときに、シルクハットから取り出せたらどんない良いかと私自身が思ったりするんですよ。でも無いのが現実で、それを一番良く知っているからリーダーなんですよ(笑)。そして、政治的に成熟するというのは、それが分かると言うことだからね。

投稿: 技術開発者 | 2009.09.30 18:28

技術開発者さん。
おはようございます。
コメント拝見して、いろいろ考えました。
開発者さんのおっしゃることは、とてもよく分かります。
ただ、この場合、
国民である私たちは、
すでに税金をはらているわけですよね。
今までの自民党政治のように大企業、公共事業やアメリカや軍隊にバンバンと税金投入ということでなく、
福祉や教育、医療にもっと税金を使って欲しいとか、
あるいは住みやすさに期待しているわけです。
これは決して、
リーダのシルクハットに鳩が仕込んでいると思い込んでマジックを期待していることではないと、、、
私は思うのですが、
如何でしょうか?

投稿: せとともこ | 2009.10.01 06:00

信頼できるですか。

以前フィンランドの方に直接聞いてことがあります。
「税負担は重い。でもそれだけの価値はある!」と答えてくれました。
某国と違い官僚や政治不信・政治はあまりしないほうがいいでなく、信頼ができていると話きいて感じました。

小さい政府?も福祉充実も高い信頼がなくてもできそうです。
でも公共基盤?の投資・直接利益にならないもの・結果を数値でみせれないもの・コスト?が明確にできないものとかでなが~ぃなが~ぃ視点の整備へは高い信頼がないとできにくいかもしれませんよね。


このダムはそういう視点なのか、やめるほうが長期的にいいのかわかんないです。
環境考えたら、ダムまかせでないほうが・・・。

投稿: あゆ | 2009.10.01 10:04

あゆさん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。

そうですね。
このダム、私は必要がないと思います。
将来の展望がないように思うのですが、、、、、
今、見直そうと大ナタを振ろうとしている現政権の決断力は評価していいと思っています。

投稿: せとともこ | 2009.10.01 10:49

こんにちは、あゆさん、せとさん。

>>このダムはそういう視点なのか、やめるほうが長期的にいいのかわかんないです。
>このダム、私は必要がないと思います。

ダムに関してはまさに「必要がない」のですよ。問題は「ダムを造ってくれないと困る」と言っている人たちの事なんですね。ダムを造ることによってその土地に落ちる補償金や土木工事、あるいはそれに伴う新たな道路建設による利便性を期待していた人たちの期待というのは「無駄かどうか」だけで見るものでは無い話が含まれる訳ですよ。なんていうかな、40年も前に、日本人は「田舎は適当な公共工事を与えて不満をなだめながら、ゆるやかに衰退させる」と決めた訳です。その方針の部分を変えることなく「ダムが無駄かどうか」だけで判断するなら、「不満をなだめなながら衰退させるのは無駄だから不満を持たせて衰退させる」とするだけの話です。

そういえば、あゆさんがドイツの総選挙の事を書かれていましたね。実は経済の方ではずいぶん前から「ドイツは日本みたいになるだろう」というのは言われていました。新自由主義というのは、「外需依存国」の宿命みたいなものがあるんですね。ドイツはヨーロッパでは珍しく「外需依存性」の高い経済状態でしたからね。なんていうかな、どんなに「小さな政府」にしたくなくても、「外需依存」の経済を起こして、その部分を改めない限り、「小さな政府」をめざさざるを得なくなる面があるんですね。

投稿: 技術開発者 | 2009.10.01 12:42

どうして住民が建設中止に反対するのか?今のところさっぱり理由が見えないので理解不能なんですが、それ以上に、作った方が税金の無駄が少ないかのような宣伝は、私にはデマに見えます。

なぜなら、関係自治体への補償金は、無駄に使われるわけではありません。税金が国から自治体へ流れるだけで、公費として市民のために使われます。何の役にも立たず、維持費も莫大に掛かるダム建設を進め、税金をどぶに捨て続けるのとは根本的に違います。

住民も、建設するとき以上の保障を要求すればよいし、新しい土地で住むのか、元の場所に帰るのか、それを自由選択してその移転費用を補償してもらえばよい。その費用は、このままダム建設を進めても必要なのだから、同じことだし、住民にとっては選択肢が増える方向にしかならないように思える。

一体、中止して何が問題なのか?私にはさーっぱり分かりません。

投稿: Looper | 2009.10.02 12:22

こんにちは、 Looper さん。

>どうして住民が建設中止に反対するのか?今のところさっぱり理由が見えないので理解不能なんですが、

私はこのエントリの最初のコメントとして「大国の代理戦争の国」なんて例を挙げました。そういう国で「戦争が唯一の産業」となっていく見たいに、公共工事そのものがその地域の「数少ない産業」となっていく訳です。なんていうかな、確かに補償金を貰って移転する人への補償金というのも少なくは無いんだけど、例えばその移転する人の代替地の造成整備工事もまた公共工事なんですね。土木工事の波及効果計算では良く100億円で約1000人の雇用という計算をします。そして1000人の雇用が生ずると約300人の二次雇用が生ずる(つまり1000人が所得を得て消費すると300人がその消費を満たすために雇用される。300人が所得を得て消費した際の3次雇用を計算すると90人になる)なんて計算をする訳です。このダムの総事業費は4000億円以上在りますね。ダム本体は1000億程度ですが、付帯工事を含めると2000億以上の工事になるでしょう。上の計算では2万人の直接雇用と6千人の二次雇用になります。工事に10年掛かると、2千人の直接雇用と600人の二次雇用と180人の三次雇用という計算です。2780人が10年間仕事にありつくわけですよ。

産業の無い地域が公共工事に期待するのは、こういう事です。

投稿: 技術開発者 | 2009.10.02 18:05

ほんとうは嫌だけど、生活(経済)のために基地がいるという沖縄のある方のコメント思い出しました。
ダム産業??で地元に雇用とか経済効果でても工事と共におわるのでは?
基地とちがい維持には人員はそういらないので。
景気の波を安定させるのには持続性のあるプロジェクトを代わりにしたほうだ、よさそうかも??

ダムはデメリットもあるらしいですし。

投稿: あゆ | 2009.10.03 07:57

技術開発者さん。
Looperさん。
あゆさん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。


技術開発者さん>
確かに言われるように公共事業とは多くの方の雇用確保という意味もありますが、「無駄」の部分について私たち国民は「もううんざり」なのです。
今回のダムも天下りの受け入れであったり、
あるいは随時契約でバンバンと税金がつかわれた実態について、私たちは言及と糾弾、疑問を呈しているのではないでしょうか?
そもそも私たちが公共事業を無駄使いというとき、それはこうした利権の構図をさすものです。
いかがでしょうか?

Looperさんのご意見、私も賛成です。
「何の役にも立たず、維持費も莫大に掛かるダム建設を進め、税金をどぶに捨て続けるのとは根本的に違います。」

はい。
できた後の「未来」への保障なんて一切ないのですよね。
住民の方と言っても
どれくらいの方々なのか?
マスコミではあたかも全住民のように報道していますが、
すでにネットでも言われているように、あの住民代表の方々はかなり利権に絡んでいるようですね、、、


あゆさん>
見るべきところは何か、、、、、、
ですね。
こうした問題が出ると必ず対立する利害ってあるんでしょうね。
それはやむなきことですが、問題はそれを利用してさらに太る第三者がいたりすると、これはきっちりと指摘していく必要はあります。
これから、各地でこのようなことが噴出すると思われるので、
しっかりと見てきたいですね。

投稿: せとともこ | 2009.10.03 12:53

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15797/46307234

この記事へのトラックバック一覧です: 八ッ場ダム建設、どうなるか?:

» 民主党、お代官様によって、これほど対応がちがうのは… [罵愚と話そう「日本からの発言」]
 八ッ場ダム建設中止は民主党のマニフェストに記載された公約だから、国交大臣の地域住民との話しあいも「はじめに建設中止ありき」の前提でなければ、話しあいにさえも応じないという、かたくなな態度はくずさない。いっぽうで、沖縄県訪問中の北沢俊美防衛相の普天間飛行場の名護市辺野古への移設への対応は、おなじ民主党のマニフェストの変更でありながら柔軟で、対照的なちがいがみてとれる。  政権が変われば、政策が変わるのは理解できるが、お代官様によって、これほど対応がちがうのは理解できない。さらに不思議な現...... [続きを読む]

受信: 2009.09.27 06:10

» 故郷が湖底に沈まない!! ダム地域住民 主権者国民の底力 [ブログ blog で 情報交換]
ダム地域住民の反対運動、主権者国民のムダな公共事業を止めろとの全国的な運動が相乗 [続きを読む]

受信: 2009.09.28 17:46

» ある公共事業の物語 [高知に自然史博物館を]
 今回は私の創作物語を紹介する.ある公共工事をめぐる人々の動きをテーマに,田舎のムラ的社会で起りがちなことを想定して作った,1つの物語である.<プロローグ> 村に大きな公共事業の話がやって来た.村人の半数近くは反対した.半数「近く」である.反対の声は大...... [続きを読む]

受信: 2009.09.29 02:54

» ダムの功罪,のつづき [へなちょこ自然保護]
 ダムによる利水と治水について書いている.今回は治水について.  「洪水の危険性」は公共事業を推進する側にとって,水戸黄門様の印篭のように便利な道具だった.これを掲げさえすれば,大抵の反対論は引っ込まざるをえない.「もし洪水が起って被害が出たらどうするのだ」「反対した人は責任をとってくれるのか」というような議論になる.しかし,この議論にも限度がなくてはならない.  公共工事の例として川に堤防を造る場合を考えてみよう.堤防は,1か所を高くすれば,他の場所で洪水が起る.そこで,最も低い箇所を工事で高く... [続きを読む]

受信: 2009.09.29 03:39

» ムダの横綱 政党の腐敗・堕落の源 政党助成金 民主党 [ブログ blog で 情報交換]
なんと民主党国会議員が女性を侍らせる席、キャバクラで「政治活動」を行い、政党交付 [続きを読む]

受信: 2009.10.01 13:45

» 前原国交相が八ッ場ダムを視察 [ゆぐどらしる えくすぷれす Ver .2]
もともと、地元に対して何はともあれ“仁義を切る”、そういう意味合いだというのはわかっていたので、特に八ッ場ダム視察を採りあげる気はなかったのですが、TV見ててあまりに腹が立ったので・・・。 報ステなんですが、この映像↓ 地元住民の自己負担や群馬県の予算の範囲内で作るのではなく相当な額の国税を投入しようとしていたわけで、その税金の中には利根川水系とは一切関係のない国民の分もかなり含まれてるわけなんですが、それを「私たちには関係ない」とはどういうエゴなんでしょうか?早い話、 「利権だけもらうから四の五... [続きを読む]

受信: 2009.10.08 19:49

« オバマ大統領、安保理での演説 | トップページ | G20時代、幕開けか??? »