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2009.10.31

源氏物語の写本に異なる内容 

源氏物語の写本に異なる内容 標準本との違い約2千字もと言うニュース。
なかなか興味深いです。
===============
藤原定家が編さんした青表紙本の本文と大きく違う部分が見つかったのは、主人公光源氏の死後の物語「宇治十帖」の中の「蜻蛉巻」。薫と匂宮という2人の男性との三角関係に悩んでいたヒロインの浮舟が宇治で行方不明になってしまった後のくだりだ。
青表紙本では、匂宮に命じられた従者の時方が夕方都を出て、雨が上がったころ宇治に着く。やがて時方が帰った後に、浮舟の母君が葬儀を行うという展開。だが大沢本では、先に雨の中で母君が宇治に着き、葬儀を計画。小降りになったころに時方が着く。伊井さんは「大沢本の方がむしろ自然。この写本を誰が書いたのかも気になる」と話す。
大沢本はこのほか、前半の「花宴巻」の巻末にも源氏の心境をつづった部分があるなど、標準本と違う部分が数多く見つかっている。
(上記ニュースより)
=================

フゥム。

なにしろ時は今を遡ること1000年前。
出版事情(?)も現代とはかなり違っていたものとを思われます。
紫式部直筆の源氏物語、
とは言え、
多くの校正者の手によって、書き換えられたり、
あるいは写し間違いがあったりと、想像できます。
いろいろな条件の元、
今、私たちが読んでいる源氏物語。
実は作者紫式部さんもビックリするくらいのものだったりして、、、

それはそれで面白いなぁ、、、
紫式部のことだから、笑って下さるような気がするが。

宇治。
私はあの町は大好きです。
宇治川のほとりのあじろぎの道からの風景はなんと喩えればいいのだろうか???
朝は霧が、
夕は遠くの夕日が川に反射して、
喧騒な現代にいながら、いつの間にか思いを馳せるのは、
平安の時代。
人々はどんな思いでこの風情を楽しんだのだろうか?と。

さてさて、源氏物語。
だれが源氏物語絵巻を描いたかと言うエントリーを以前挙げました。
このときは女絵、男絵について詳細に分析した本を読んだときの感想をツラツラと書いたのですが、
今度は「本文」ですかぁ、、、
いずれにしても日本最古の長編小説「源氏物語」。
どのような訳であっても、
美しく豊かで凛とした表情を描き出していると思います、、、
更なる今後の研究に期待です。

Last year, a manuscript copy of the Tale of Genji which had lost for 80 years was discovered.
So, many classical scholars have studied since then.
This is a remarkable difference on the current copies.
It's very interesting a subject.
Thank you.

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2009.10.30

船頭多くてか?民主党

船頭が多すぎるのかな???現政権は。

前政権の人材不足は並ではなかったのですが、
人材が多過ぎるのも、これまた問題か、、、と思う私。
それというのも「あの人」。
そう、小沢さん。
ふっ====
なんて言うのか。

行刷会議の人事ですれ違いなんて記事を読むと小沢さんの隠然たる力を思わせ、
なんだかな、、、と思う私です。

どうなんでしょうね。
党と政府の問題って。
そう言えば、
今、国会では代表質問を行い、さらに予算委員会に論議は移るのですが、
民主党の衆議院での代表質問に立たず、という方針。
ムムムでは、と思いました。
さらに予算委員会でも質問に立たないとのこと。

ええええ、、、
そうだろうか。
これっておかしいんじゃ、ないだろうかと私は思います。

与党と言っても国会や行政、内閣に対しての責任は野党と同様にあるのでは、ないでしょうか?
なにしろ私たちの代表なのだから、、、

民主党政権。
なんだか突出。

バリバリやってくださるところは評価しつつも、
なんだか上滑りなところもあったりして。
気合いを入れすぎなのかな???
もっと、ゆったり、肩の力を抜いて、いきましょう♪
鳩山さん>


The proverb says "Too many cooks spoil the broth."
I think a party cabinet needs a distinction between the Government party and a cabinet.
A Diet member represents not the party but the people.
Thank you.

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日本航空の再建やいかに?

秋のテレビドラマで不毛地帯を放映しています。
私はドラマ好きなので、楽しみに下ながら観ているのですが、
いやぁ物語とは言え、、、なんともですね。
さて、現実では、
今「日本航空の経営危機」が大きな問題になっていて、前原さん八面六臂の活躍ですね。
それにしても、ここまでに至る原因はなんんだろう、、、と思います。
日本航空:再建問題 支援機構活用 航空業界、浮上遠く 自由化で競争拡大と言う特集記事を読んでみました。

言われているところは、
「本業以外の営業外利益や特別損失で巨額の赤字」。
中身をみると、
この間、36億5700万ドルにのぼるドルの長期先物買い(このときは1ドル180円で購入)や、
ホテル・リゾート開発の失敗、
500億円を投入した本社ビルの売却、
運航能力をこえた大型機の大量購入。

フゥム。

日本航空は、ジャンボ機を次々と購入。
実に55機(07年)も抱えていますが、使われないままのジャンボ機は8機にものぼっていることも指摘されています。

ただ、一方で指摘されていることの一つに「購入せざるを得ないアメリカからの圧力」というのもあるそうですが、、、
さらにさらに、こうした政治的背景は、いつも登場の小泉内閣の規制緩和。
規制緩和で運賃と路線参入・撤退が自由化され、スカイマークなど低運賃会社が“ドル箱”路線に参入。
これが日航の経営に直撃、ドカンだったこともあります。
さらに、
地方空港が次々とつくられたり、
国家間の約束による相次ぐ国際線の就航で、採算の取れない路線を引き受けてきたこと、
着陸料(日本航空の負担は年間約1000億円)の異常な高さなどなど原因は多々あります。

と、言うことで、日航の経営にも問題がありつつも、
航空行政の間違いも大きな原因だったのですね。

そして、昨日、日航:国管理下で再建 国交相「支援機構活用」なんてニュースが報道されました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
前原国交相は29日午後、日航の資産査定を行った国交相直属の専門家チーム「JAL再生タスクフォース」から、日航再建案の提出を受けた。前原国交相は「これから企業再生支援機構が独自の資産査定を行う」として、再建案を公表しなかったが、機構の活用のほか、公的資金投入を含めた資本増強(3000億円)▽金融機関による債権放棄(2200億円)▽9000人の人員削減▽45路線の廃止▽企業年金の給付水準の切り下げ--などを盛り込んだ模様だ。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ううううう〜〜ん。
これで解決とはいかないと私は思うのですが。
公的資金3000億円かぁ、、、、
明らかにされないままの税金投入。
そして、労働者には、賃金の後払いであり、
年金の減額。
ねぇ、、、、
??????

それどころか、
9000人もの人員削減の検討とかとか、、、

航空事業って何よりも安全が補償されなければならないのですが、
そんな事業から人員がバサリと削減されるということは、
「安全は大丈夫?」と不安になります。

ううううう====ん。
なんだか小手先の解決策、しかも皺寄せは労働者と言う感がするのですが、
ムムム。

この問題もさらにさらに注目です!

An airline company JAPAN AIR LINE, operates at a lose.
It's caused by the lax management sand the Japanese Government's policy.
It's necessary to change a business policy.
I hope a result is not be thrown into confusion but set its finances in order.
Thank you.

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2009.10.29

とほほさん 追記あり

とほほさんが亡くなられた、という知らせを共通の友人からいただいたのは昨夜。
あまりのことにビックリ。
すぐにとほほさんのサイトや掲示板に行って、
「本当」だと知りました。

信じられない。

と、言う言葉がまず頭をよぎりました。

とほほさん。

私がとほほさんを知ったのは、いつのころだろうか?
陰謀論の「きくちゆみさん」に対して疑問を持たれ、
アレコレとご本人に質問なさっていた頃だろうか?
ブログを拝見しながら、なんだか元気な方がいらっしゃるな、、、と思っていたのです。
そして、もっとブログを読み進むうちに、
歴史問題や人権問題にも関心をおもちで、
それはよく勉強なさっていました。
そして、反対意見の方々とも、
粘り強く熱く議論、討論なさっていた姿が、掲示板のあちこちにありました。
武勇伝、いっぱいありますね、、、

そんなとほほさん、ご本人にお会いしたことがあります。
初めて、お目にかかったとき、
私は目が点になりました。
あまりの印象の違いに。
目の前に立っているとほほさんは、
物静かで穏やかで、目がすごく優しい方だったのです。
そして、口を開き、お話されて、またビックリ。
なんと落ち着きのある優しい話口調か。
思わず私は「えええ????」と驚きの声をあげました。
その後の会話は静かに丁寧に話されるとほほさんのお話やら、
あと、何人かのお友達の話を聞きながら、楽しく過ごしたことを今でも思い出します。


とほほさんを偲ばれて、お玉さん喜八さんも記事を書かれています。
お玉さんは以前、とほほさんととくらさんとお会いしたと、いうエントリーをあげていらっしゃいました。
お玉さんの大きさと、とほほさんの正義感がピッタリとあったのでしょうね。
喜八さんも、浅からぬ縁がおありだったのですね。
とほほさんと喜八さん。
面白い組み合わせですが、なんだかホノボノとします。
関わったそれぞれの人に強烈な印象を残して、
天国にいかれたとほほさん。

私はあなたからいろいろ教わりました。
その中で一番大きく印象に残っているのは次の言葉です。
「後からで良い、と思っていると、将来取り返しのつかないことになる。
今、一つひとつの事柄を丁寧に解決していかなければならないのだ」
と、言うことでした。
そして、本当にその通りに生きていらっしゃいました。
「筋」いっぱいのセロリのようなとほほさん。

もう一度、その言葉を思い出し、
そして、
とほほさんの求めていたものを思い、
偲んでいます。

最後に、
本当にありがとうございました。
どうぞ、心安らかに天国に行かれて、
そして、
多分、とほほさんのことだから、
天国でもガンガンと議論、討論なさってくださいね。

とほほさんを偲んで。

続きを読む "とほほさん 追記あり"

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2009.10.28

落語と笑いからツラツラと

桂米朝に文化勲章 落語界に初栄誉と言うニュース。
つい先日、黒猫亭さんと落語の話をコメントでしていたばかりなので、
なんだか私も嬉しくなりました。

おめでとうございます!!!

さて、落語。
奥の深いものとは思っていたのですが、
黒猫さんのエントリー
『digital ひえたろう』さんのエントリーを読んで、
フムフム
そうなんですかぁ。

実は私はあまり落語は知らないので、お二人のブログを読んで密かに笑い、微笑み、楽しんでいたのですが、
演題によっては、必ずしも「お腹の底からハハハ」とはいかないようですね。
落語といえば「笑い」と思っていたのですが、
やはり奥が深く、表面はムムムと言う演題でも底に流れる可笑しみを嗅ぎ分けることが知なんでしょうね、、、

と、言うことで、今日は「笑い」について、ツラツラと。
笑いと一口に言っても、
実はいろんな笑いがあるんですね。
wikipediaによれば歴史は古いんですね。
========
すでに古代ギリシアのプラトンには笑いについての考察がある。アリストテレスは『詩学』の中で喜劇も考察対象にすると書いたが、これは実現しなかったと見られている。
古代ギリシャでは悲劇と喜劇が一作ずつ上演されるのが常であった。
日本の文献で最も古い笑いの記録は岩戸隠れに於いてアメノウズメノミコトが神懸かったり踊っているのを見た神々が笑ったというくだりであろう。これを以てアメノウズメを日本最初のコメディアンであるとする見方もある。
=========
フゥム。
アメノウズメが日本最初のコメディアンですかぁ。
笑いは進化のあかしなんて記事もあったりして、
笑うことは大人の感度なのでしょうか???
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
笑いは「縦の笑い」と「横の笑い」に分類できます。
「縦の笑い」は、優越感から生じる「嘲笑」や権力の弱い者が強い者を皮肉る「風刺」。
これに対して、「横の笑い」は「あんたもやっぱりそうか」という仲間同士の共感です。
成熟した社会では「横の笑い」が増えます。
人間共通の弱さ、悪、ずるさを認めた上で「自らを笑う」。
自分の姿を、もうひとりの自分が、離れた所から眺 めます。客観視します。
(上記記事より)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ただ笑いをもっと分析するといろいろ浮かび上がってくるものがあります。
人はなぜ笑うのかによれば、
笑いとは以下の様なものだそうです。

A 快の笑い
1. 本能充足の笑い
2. 期待充足の笑い
3. 優越の笑い
4. 不調和の笑い
5. 価値逆転・低下の笑い

B 社交上の笑い
1. 協調の笑い
2. 防御の笑い
3. 攻撃の笑い
4. 価値無化の笑い

C 緊張緩和の笑い
1. 強い緊張がゆるんだときの笑い
2. 弱い緊張がゆるんだときの笑い
『人はなぜ笑うのか』(志水彰,角辻豊,中村真・著 講談社 1994)より。


なるほど。
ただ笑うと言っても、
その場や状況などなど微妙な絡みの中で人は人間関係を維持し、自分自身のバランスも取っているんですね。

と、言うことで、
落語が目指す笑いやユーモアや機知は、
洗練された文化であり、
文化を育てるのは「ひと」であることを、改めて確認したものです。

質の高い笑いを求めること、
質の高い笑いを見極め、そこに面白みを見いだすことこそ
その人の知性であることを思うと、笑いって難しいですね。

私も 「社交上の笑い」では失敗だらけ、、、
ハハハ。
先の志水さんによれば社交上の笑いとは次のようなものですが、
1. 協調の笑い
2. 防御の笑い
3. 攻撃の笑い
4. 価値無化の笑い
意味は以下の通りです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
社交上の笑い」は、笑いのでる状況、笑いの狙う効果により、四つに下位分類される。
「協調の笑い」とは、周囲の人間に自分が敵対者でないことを知らせるための笑いである。挨拶と同じに発せられる微笑や、会話中、周囲に合わせて笑い声を立てたりするときの笑いである。

「防御の笑い」とは、自分の考えや正直な思い等を相手に悟られたくないときなどに浮かべる笑みを指す。
「攻撃の笑い」は、自分が笑われないために人を笑う、という笑いである。風刺による笑いもこれにふくまれる。
「価値無化の笑い」とは、目の前で起こった、あるいは起こした出来事を無かったことにしたいときに浮かべる笑いであり、いわゆる「笑ってごまかす」という笑いがこれに含まれる。
========

フムフム。
まこと人付き合いは難しい。
私は失敗だらけで、いつも夫に迷惑をかけるのだが、、、
やはり、こうして分析を試みれば「襟をただす思い」。
まぁ、失敗も一つの経験と言うことで、
笑い飛ばすかぁ、、、、
ハハハ。
よさん>
これでいいでしょうかね???
まぁ、よさんの記事の森田健作の二枚舌
これは許されないよな、、、
森田健作ねぇ、、、
なんというか。
ですね。
この人の笑いってどうなんだろう??
とか思ったりして。

まぁ、それは次の機会に。

Many comic storytellers strive for what a large audience laugh heartily.
To laugh is good for the health of body and mind.
So, it's a culture.
More and more to laugh gains general acceptance.
We have to be careful these are superior in quality.
Thank you.

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ニセ科学フォーラム2009のお知らせ

ニセ科学フォーラムのお知らせがメールで届きました。

===============
<ニセ科学フォーラム2009>
11/23(祝) 13:00-
大阪大学中之島センター10Fホール
..........................
・ニセ科学のある風景 菊池誠(大阪大学)
・教育の世界にはびこるニセ科学 左巻健男(法政大学)
・ニセ科学を巡る批判的言論における不法行為責任~名誉毀損訴訟の報告 
 天羽優子(山形大学)
・脳の迷信 藤田一郎(大阪大学)
・全体討論
....................
主催 ニセ科学フォーラム2009実行委員会 / 大阪大学21世紀懐徳堂
=================

この件に関してはkikulogですでに菊池さんがエントリーを挙げていらっしゃるので、
ご存知の方も多いとは思います。
11月23日。
と、言うことで休日ゆえ、興味がおありで、
都合のつく方は参加されては、と思います。

私は昨年は参加を希望していたのですが、直前に用事ができて行くことができず、残念。
あとから参加なさった方々の感想を読んで、羨ましく思っていました。
今年は「脳の迷信」とか、なんだか見ただけでワクワクするタイトルですね、、、
脳の迷信かぁ。
例のテレビ露出のあの方なんかをチラリと思うのですが、
ガラリと雰囲気を変えて京極夏彦、なんかを思ったりしています。
京極堂の口癖。
「日常と非日常は連続している。確かに日常から非日常を覗くと恐ろしく思えるし、逆に非日常から日常を覗くと馬鹿馬鹿しく思えたりする。しかしそれは別のものではない。同じものなのだ。世界はいつも、何があろうと変わらず運行している。個人の脳が自分に都合よく、日常だ、非日常だと線を引いているに過ぎないのだ。いつ何が起ころうと当たり前だし、何も起きなくても当たり前だ。なるようになっているだけだ。この世に不思議な事など何も無いのだ。」

フムフム。
「この世に不思議な事など何も無いのだ。」

不思議なことは何もないのだが、不思議をワザワザ作り出す人間の業と言うか、あやかしというか、あざとさというか、、、
などなど、京極堂によって語られる世界は奥が深く読みごたえがあります。

さて、閑話休題。
また天羽さんも講演なさるとか。
菊池さんのブログによれば「ニセ科学訴訟の顛末」について話されるとか、、、
これまた興味深いです。
天羽さんのご活躍は、後進にとっても力強いものがあります。
私も出来ることなら行きたいのだが、
だが、、、
大阪なので、どうしようか、今思案中。
菊池さん>
なんで京都でしなかったの、、、
と、ブツブツ。ブツブツ、、、、

と、言うことで、興味のある方は是非いかれては如何でしょうか。

The laws of nature is a wonder replete with mysterious.
Many scientists make a mystery clear by their daily studies.
It's difficult for them to know all mysterious
Poor stuff has appeared at a chink in the science.
We have to tell the difference between the genuine science and a fake.
Thank you.

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2009.10.27

鳩山総理 所信演説

政権交代後初の所信表明演説
昨日から今日にかけてニュース、報道でも話題でした。

テレビや新聞の解説にも多く言われているように「現実、具体的」ではなかった、と私も思いました。
まぁ、これからが本番と言うことで、今後の動きに注目です。

それに増して、面白いのは、
野党。
自民党と公明党と共産党、みんなの党。
なんだか笑っちゃうね〜〜〜
野党共闘なんてできるのかなぁ???
と、なかなか、興味は尽きません。

Yesterday, the prime minister's general-policy speech delivered at the opening of a Diet session.
I think this is the speech with love and friendship with little action.
I hope this political party in power carryout a campaign election pledge.
Thank you.

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2009.10.26

明日の記憶を観て

昨日明日の記憶を観ました。
先日亡くなった南田洋子さんのこともあり、
感慨は一入でした。
ここに改めて南田さんのご冥福を祈るものです。

テレビでは長門さんとの夫婦愛、病気と闘う二人が何回も映し出され、
胸一杯になりました。


さて、明日の記憶。
記憶とは何か、
人格とはその人の歴史であり記憶であるということなのでしょうか?
記憶を失った「ひと」はもう以前の「その人」ではないということか???
考えさせられます。
失いつつある記憶におびえ、また失意にくれる本人。
ささえる家族と周り。
そんな人間があちらこちらで交錯する映画でした。
最後の場面は、なんとも、なんとも言葉にならなかったのですが、、、、、

さてさて、
実は私は映画の中で医師が診断するとき、主人公に質問をするのですが、
その質問、一緒にやっていました。
一緒にやりながら、、、
途中で、
ウワァ====ン、なんだったっけ???
と、答えがあやしくなる自分がいそうで、怖かったのですが、、、
最近物忘れがひどい、と自分では思うのですが家族に言わせると昔からだそうで、、、ははは。
いやぁ、笑っちゃいられない。

それはそれとして、
記憶。
いいことも悪いことも、あんまり思い出したくない愚かな自分というものに遭遇したりもするのですが、
そんな記憶のアレコレ。
村上春樹の「ノルウェイの森」が鮮明に思い浮かびます。
が、これ文学作品と言うことで、
現実の医療の分野でも少しずつ解明されようとしています。
まだ臨床への応用というところにまでは至っていませんが、
こうした技術の発展とともに、政治の面でも患者さんや家族の方々にやさしい時代が来ることを願いながら、、、
感想ともなんともつかないままに「忘れないうち」に書きました。


Yesterday, I watched a television drama.
A hero loses his memory little by little.
His wife supports him with a dedicated nurse.
We enter an aging society.
I think this problem is very important.
Thank you.

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回文についてツラツラと

言葉といか言語というか、面白いですね。
音と表記の面白さに遊び心というかしゃれを盛り込んだりして想像と創造への世界へとさらに広がりを見せる言葉の世界。
興味は尽きません。
私たちが「ことば遊び」と聞くとすぐに思い浮かべるのは「しゃれ」、
つまり同じ音で違う意味をもった単語を洒脱に組み合わせる妙です。
が、
先日、「回文」についてちょっと話を聞きました。
回文。
そう、
「しんぶんし」とか「とまと」「やおや」などなど最初から読んでも後ろから読んでも同じ文のことです。
一時期、この回文にはまっていたことがありました、、、
たいていは、真ん中に「と」をもってきて、なんとか強引に意味をひっつけていましたが、、、

さて、回文の歴史はかなり古いそうです。
平安から鎌倉の歌人の間でも和歌の回文が残されています。
有名なのは、藤原隆信
白波の高き音すら長濱はかならず遠き方のみならじ
茂る葉もかざして石間闇くだく深山はいでじ坂もはるけし
長き夜の野も遥かにて杣暗くま袖にかるは物のよきかな

また、作者は不詳ですが、
〜〜長き夜のとおの眠りの皆目覚め波乗り船の音のよきかな〜〜
と、いうのもあります。

俳句でもあるんですね。
芭蕉の作という一説も在るそうですが、、、
「長崎や のどかな門の 焼肴」
がそれ。

あるいは正岡子規なんかも作っていたりします。
「戻ったぞ時鳥はや来つ鳴けな月やは杉戸とぼそ立つとも 」

フムフム。

回文に関しては本も沢山出ているようで、
やはりどの世界にもマニアっているんだなぁ、、、と感慨にふけっています。

この回文、
日本だけでなく英語にも、あるいは中国の漢詩にもあったりして、
それはそれで新鮮な驚きです。

さらにさらに、数字でも
回文素数というのがあり、もう大変。
これは、回文数になっている素数のことです。
=============
回文素数を小さい順に列記すると、

2, 3, 5, 7, 11, 101, 131, 151, 181, 191, 313, 353, 373, 383, 727, 757, 787, 797, 919, 929, 10301, 10501, 10601, 11311, 11411, 12421, 12721, 12821, 13331, 13831, 13931, 14341, 14741, 15451, 15551, 16061, 16361, 16561, 16661, 17471, 17971, 18181, 18481, 19391, 19891, 19991, 30103, 30203, 30403, 30703, …
(wikipediaより)
=============

と、言うことで回文。
知ればしるほど奥が深そうです。
そして、
知れば知るほど、
人々の言葉に対する熱い思いが伝わり、嬉しくなるものです!!!

Was it a cat I saw?
This is famous palindrome.
Palindrome is found out worldwide language.
All over the world people enjoy a happy and clever turn of phrase.
Thank you.

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今、ロシア文学が見直されているようです

先日北方領土問題どうなるか注目ですと言うエントリーを書きました。
その時の焦点はズバリ領土問題です。
遠くて近くて、やっぱり近いロシアを改めて感じたものですが、
今日はロシア文学についてちょっと書きます。
と、言うのも今、ロシア文学が売れているそうです。
ロシア文学ブーム到来 好調経済も一端、国民性似通う?

一説には村上春樹の影響もあるとか、、、
村上の作品中にチェーホフが出てくるので、チェーホフが売れているそうです。
さて、それはおいといて、
先の記事によれば以下の通り。
==============
ロシア文学が時ならぬブームにわいている。ベストセラーになったドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』(亀山郁夫訳)を筆頭に、大名作の新訳が続く。日本人は明治時代以来、根っからのロシア文学好き。国としての好感度はいつも断トツ最下位なのに、だ。
(中略)
保守メディアでは嫌韓、嫌中の論調が目立つが、総務省の「外交に関する世論調査」によれば好感度調査では常にロシアがワースト1。07年調査でもロシアに「親しみを感じない」人は81.6%。中国(63.5%)、韓国(42.6%)を引き離す。不思議なねじれだが、カザケービッチさんによれば「それも当然」。
「プーシキンは外国へ行く友人に『トランクに入れて連れていってくれ』と懇願した。トルストイは家族を連れて亡命したいと手紙に書き、ゴーゴリは『ロシアと聞いて連想するのは雪と卑劣漢』と言い、医師でもあったチェーホフは『ロシア人はウオツカ好きで医者嫌い。そんな民族に、何を言うことがあろうか』と書きました」
ロシア人は、ロシア人が嫌いである。ロシア人は、世界(ヨーロッパ)の外れにいるという劣等感がある。その劣等感ゆえに、ロシア人はロシアが世界の中心であるように考えがちでもある。結局のところ、ロシア人にはロシアしかいらないのである——。
カザケービッチさんの母国評だが、「ロシア」を「日本」に置き換えると……。明治以来、何度も繰り返す日本での露文ブームの背後には、二つの国の奇妙な相似形が透かし出されてくる。

(上記記事より)
================

なるほど。
ロシア人もロシア人が嫌いだったんですかぁ、、、
それは知らなかったのですが。

少なくとも日本人はロシアを嫌い、と言う方は多いと思います。
私、個人は嫌いとか好きよりも領土問題に関しては「おいおい、、、そりゃないだろう」とロシアには思うのですが、
ロシアと言う国や人々に対してはどうだろうか?
と、考えると「暗いイメージ、寒いイメージ」です。

若い頃(随分昔になります、、、ははは)
ロシア語を習っていたことがありますが、その時の理由は「これからロシア語は役にたつ」というものでした。
上の記事でも筑波大学の加藤さんがそのようなことを言われていますが、
今でもそうなんですね。

と、言うことで閑話休題。
ロシア文学。
先日、ロシア文学と日本文学についての講演会に行ってきました。
なかなか刺激になりました!
あなたはロシア人の作家と言えば一番に誰を思い出しますか?
私はトルストイですね。
トルストイと言っても「戦争と平和」ではなく「イワンのばか」です。
最後がなぜか芥川の杜子春とかぶるのですよね、、、
それはさておき、トルストイと言えば石川啄木。
日露戦争論(トルストイ)
〜〜「吾人は之を読んで、ほとんど古代の聖賢もしくは予言者の声を聴くの思いありき。」こういう讃嘆の言葉をも彼等は吝まなかった〜〜
と、書き、
最後は以下のように結びます。
==============
予もまた無雑作に戦争を是認し、かつ好む「日本人」の一人であったのである。
 その後、予がここに初めてこの論文を思い出し、そうして之をわざわざ写し取るような心を起すまでには、八年の歳月が色々の起伏を以て流れて行った。八年! 今や日本の海軍は更に日米戦争の為に準備せられている。そうしてかの偉大なロシア人はもうこの世の人でない。
 しかし予は今なお決してトルストイ宗の信者ではないのである。予はただ翁のこの論に対して、今もなお「偉い。しかし行なわれない。」という外はない。ただしそれは、八年前とは全く違った意味に於てである。この論文を書いた時、翁は七十七歳であった。
================
この文を書いた一年後、啄木その人も「この世の人」ではなくなるのだが。

時代の流れで止めることができない戦争へと駆り立てられる人の気持ち。
それを食い止めようと命をはる人がいる。
それは偉く、正しいのであった。
が、
戦争は始まり、続き、終わったことを啄木は忸怩たる思いで書いたものと想像します。

いずれにしても、
トルストイ。
徳富蘆花や白樺派の武者小路実篤、有島武郎、志賀直哉にも影響を与えたそうです。
トルストイのヒューマニズムが白樺派の人道主義に深く浸透していたのは理解できるように思います。

現代作家としては五木寛之、三木卓、から大江健三郎、井上ひさし、そして池澤夏樹、島田雅彦、黒川創、さらに村上春樹などなど、、、、
ロシア文学を背景にした作品は数々あります。
今、もう一度見直されているようです。

How many Russian novels do you know ?
Unfortunately, I haven't enough time to read Russian novels.
So, I'm planning to read them.
I think it's a good chance for me to meet Russian thinking.
Thank you.

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2009.10.23

プラネテスは必要ですね、、、

「宇宙ゴミ」が民家を直撃と言うニュースを読んで、
あらあらビックリ。
こんな危険なことがあったんですね、、、
フゥツ===
「宇宙開発の副産物ともいえる「宇宙ゴミ」が突然降ってきたら…今年7月に起こった落下事件を、イギリス・デイリーメイルが伝えている。
(中略)
人類は約50年間で数千万の宇宙ゴミをばらまいたといわれている。多くの宇宙ゴミは大気圏に突入する際に燃え尽きてしまうが、比較的大きいものはまれに燃え残って地球上にやってくるとのことで、1997年には1年前に発射されたロケットの燃料タンクの残骸が人に当たるという事故も発生している。
ピーターさんに怪我がなかったのが幸いである。
(上記ニュースより)
==============
「ピーターさんに怪我がなかったのが幸いである。」
本当に、よかったです。

それにしても、これは大問題。

先日、JAXA見学に行ったとき、
HTVが帰還するときはゴミを回収してくると言われていましたが、
本当にそれは必要ですね。

そう言えば宇宙飛行士の落とし物と言うニュースが昨年11月にはありました。

ヤレヤレ。
宇宙開発も大切ですが、
後始末も大切ということですね。

プラネテスは必要と言うことです、、、


According to the Daily Mail Reporter, Red-hot piece of space junk crashes through pensioner's roof.
And, this could mean anything from part of a spacecraft to a piece of abandoned satellite.
That's very dangerous.
It' necessary to pick up junk wherever we go.
Thank you.

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2009.10.22

景気ってなに?かを考えます その4

景気ってなに?かを考えます その1からその3にわたって松尾匡さんの「景気ってなに?」を見てきました。
とても分かりやすく経済を説明、グラフで図示、分析と説得力のある論理で私個人は納得しました。
さて、先にも書いたように、そもそもの黒猫亭さんのエントリー、亀井静香さんの発言や
あるいはコメント欄でのマスコミのこれまでの情報操作など幅広く書かれていて、とても刺激になり勉強になりました。


さてさて、さらに話を元に戻すならば、
来年度予算、どうなるか???と言う先のエントリーでYJSさんから次のようなコメントを頂いたことからです。↓
「せとともこさんは低金利やゼロ金利や量的緩和には否定的であるように感じました。
しかし、私の意見は、再分配強化と共に「量的緩和は必須である。」なのです。まぁ…金融緩和に対して、せとともこさんとは正反対の評価、ということになるのでしょう。

私が更に金融緩和を進めるべきだと考えている理由については、すご〜く長くなりますし、せとともこさんやコメンターやここをご覧になっている皆さんのご意見と反対のものでありましょうから、ここに書くのは控えたいと思います。
(YJSさんのコメント)」
YJSさん、エントリーで紹介することにご不快をお感じなようならお申し出下さいね。

さて、
因みに私の意見は投機的金融活動の見直しを図るときでは、、、のエントリーでも書いたように不況の原因の1つとして投機的金融活動も見ています。
この時は世界恐慌の立役者としてアメリカの実態を主に書きました。
ちょっと長いのですがここにも掲載しておきます。
「金・ドル交換停止→初期IMF崩壊と言う流れから金融は変質していきます。
第二次世界大戦後、政治と軍事はソ連とアメリカに。
そして経済は資本主義と社会主義に。
と、対立する中でアメリカはアメリカ主導の軍事。経済協調体制を構築していくのですが、
これはこれで当時のアメリカとしては当然の政策だったと思います。
しかし、
ご存じ、ベトナム戦争の泥沼化と貿易収支赤字転落でアメリカの国際収支は極限になります。
そして、先に書いた初期IMF崩壊へとなるのです。
次にやって来たのは
「金融の変質」でした。
本来は実体経済のためのものであった金融が、実体経済から離れ、金融面だけでの収益で世界中を席捲していく流れが生み出されたことは、既に何度かみてきました。
金融自由化、対外不均衡拡大、ドルの不安定性、アメリカの対外赤字累増、莫大な余剰資金の供給拡大から展開されたものは何か。
それは、
「投機・投資」です。
デリバティブとヘッジファンドの登場。

そして、
資産の証券化、
続いて証券の証券化などなどが「金融工学」の進歩とも相まって、
それはそれは大きな利益を生み出す構造が出来上がったのです。
が、
が、、、
リスクを常にともなうこの証券化、再証券化はリスクへの危機管理をすることなく膨張拡大していきました。
実体のない金融に依拠した結果、ボロボロと崩れ去ったのが2008年以降なのですが、
では、こうした「虚」に対してどうすればいいのか???
本来ならば金融の公共性、社会的責任をいの一番に行うべきだったのですが、、、
現実には、
国家は徹底的な「金融救済策」をとりました。
アメリカは、
巨大規模で国際協調的資金供給、政府・中央銀行のよる救済策を恒常的に続けています。
例えば、
政策金利引き下げ、
ゼロ金利、
公的資金での不良債権買い取り、、、などなどです。
これは一見、功を奏したように見えたのですが、
が、
現実には内部に火種をはらんだままであることは変りません。
つまり、
実体経済そのものの立て直しを図ることなく投機的金融の立役者を温存、保護しただけでは、と考えられるからです。
実際、FRBの財政内容悪化、実体経済停滞、失業増大などなどが増加の一途を辿ったアメリカです。
根本原因である「投機的金融活動」の見直しを図ることが無い限り、
解決は見えてこないと考えます。
(投機的金融活動の見直しを図るときでは、、、のエントリーより)
=================

と、言うことで私は、
何も低金利やゼロ金利、量的緩和に否定的ではありません。
松尾さんが言われているように「時期」の問題だと受け取ってください。
小泉さんに代表される「構造改革」。
あの時期に果たして、その選択は正しかったのか、、、と言うことです。
また郵政改革の是非も問われるところです。

また一年前には金融資本の拡大について考察を加えたことがあります。
その折も「先進国における金融機関の収益拡大がもたらしたものは何か。」について言及しました。
それは1980年代から始まります。イギリスとアメリカの巨大多国籍金融機関では?
と、言うことで調べました。以下はエントリーより引用。
「イギリスでは民間企業全体の収益のうち金融機関のそれは80年代5%、90年代10%、今世紀では15%を占めています。
アメリカは10%→20%→30%と破竹の勢いで伸びています。(日本もアメリカと同じ比率で伸びています)
アメリカは新自由主義政策・グローバリゼーションのもと、製造業の海外移転で国内は空洞化。
そこに金融が滑り込んだとと言われています。
またもう一つの理由は証券と投資があります。
「M&A」「資産運用関連業務」と言う新しい形態が金融仲介形態の変化を生み出したのです。
こうして拡大し肥大化し、今や世界の経済に影響を与える金融化。
これは、資本主義の新しい蓄積様式であり、
この現象は一時的なものか永続的なものか?
また、そのもたらすものは何か???」

なお、
再分配については、賃金抑制と資本分配についても考えていきたいものです。

と、言うことで一筋縄ではいかない経済問題です。
今後もさらに見ていく必要を感じますので、
ご教示、ご意見お待ちしています。

Today's theme is a severe recession and the present-day economy .
We know if the poor is sure to increase.
The situation is bad enough as it is.
The emphasis is on the present time, not past.
We have to think about an urgent problem.
Thank you.

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景気ってなに?かを考えます その3

景気ってなに?かを考えます その2より続く。

第6回 先の景気「回復」の原因を探る(1)
先の
景気回復はデータ上2003年辺りからと指摘。
それは、経済全体での「モノやサービスを買おう」という水準、すなわち「総需要」で決まります。
「総需要」の中身とは、
経済学の理論では、「消費」「投資」「政府支出」「純輸出」の四つの項目に分かれるとのこと。
「C+I+G+EX−IM」
と、言う式を説明。
これが総需要を表す式なのです。「C」は「消費」「I」は「投資」。「G」は「政府支出」。「EX」は「輸出」。「IM」「輸入」。
そして経済に対しての各項目の寄与度について説明。
ズバリ「企業の設備投資」が一番、景気の伸びの牽引だったことを分析しています。
設備投資、、、ですかぁ。
そして著者は利子率へと論理を進めます。
「設備投資が増えるには、実質利子率が低下しなければなりません。これには、名目利子率が下がるか、予想デフレ率が下がる(予想インフレ率が上がる)ことが必要です。」と。
私も何回か書いた「ゼロ金利」へと話は進み、
さらに「予想インフレ率」へと行きます。
そして02年に前年比マイナス5.2%という落ち込みを見せていた民間企業設備投資は、03年には4.4%の増加、04年は5.6%、05年は9.2%と拡大しvii、景気回復をもたらしたと著者は説明。
さらに私も何回も書いている「量的緩和」です。
【日銀の「量的緩和」】
2003年頃の経済として金融緩和と外国為替に言及。
量的緩和を導入財務省の大規模な円売り介入を援護するような追加緩和で経済の上向きを予想した企業は、実質利子率が低下し、設備投資の増加がもたらされた。こういうストーリーになるのだと予想したのだが、
が、
現実には「サブプライム問題」に代表される「百年に一度の世界恐慌」などが続きます。その原因は何か?
を次に見ます。
第9回 今回の景気後退の原因を探る(1)以下です。
ここでは著者は「本当に2003年以降の景気上昇はあったのか」と言うことで「働く人々は貧しくなっていく」様子をグラフで解説。
つまり「消費に支えられない脆弱な景気拡大」と銘打ちます。
その一つの大きな原因は、正社員が減って、非正社員が増えたこと。
産業構造を見ると、第三次産業が増加。
そして格差社会と言うよりは貧困社会へと移行するにあたり推進したのは、小泉さんであり、財界と歴代自民党政権が一貫してこれを追求してきたと述べています。
次に日銀の金融政策などを検討したあと、
最終回へと続きます。
企業設備と輸出で支えられていた日本経済。
世界不況での石油と穀物の値上がりでデフレ進行。
リーマンショック。
縷々見ていくなかで今、私たちが直面している不況の原因は、
「ひとつは、小泉さんの「改革」を筆頭とする、歴代自民党政権と財界の反労働者的政策。」と、「日銀の一貫した金融引き締め志向」と。
現状分析を試みる中で、
ではどうすればよいか、という視点に立ったとき著者は以下のように述べます。
「国会が決断しさえすれば、無から作ったおカネで国の借金をチャラにして、少子化対策にも、医療費にも、介護保険財政にも、戦後補償にもつぎ込めるのです。この過程でインフレが警戒レベルを超えたなら、すぐ引き締めればいいだけです。金融を引き締めて景気を冷やす方が、緩和して景気を上向かせることよりよっぽど簡単なことは、これまで何度となく繰り返し経験している通りですから。」と。
結論は「いまこそチャンス」
「貨幣価値や国家財政のために人間があるのではなく、目の前の生身の人間こそが目的なんだ。働きたい者が誰でもまっとうに働けて、安心して暮らしていけるためにこそ、経済というものはあるのだ。そういうあたりまえのことを、声を大にしておっしゃっていただきたいと思っています。 」
というものでした。


以上で松尾さんの「景気ってなに?」を見てきました。
私個人はとても良く理解できました!!!

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景気ってなに?かを考えます その2

景気ってなに?かを考えます その1より続いて。

では、引き続き松尾さんの論文の検討です。
第4回 長い目で見るときの成長論議(2)と言うことで経済を長い目で見ていきましょう。
まず小泉さんのIT革命アメリカに続け政策について言及。
小泉さんが総理だった時期の経済全体の生産性の伸びをTFP(total factor productivity; 総要素生産性)と呼ばれる指標の成長率でみています。
これによると、1990年代において、日本がアメリカよりTFP成長が劣っていたとは必ずしも言えないと言うこと。
1995年あありからの技術革新も視野にいれ、
論理は「生産性の上昇率を上げるという目標自体、どの程度まで必要なことだったのでしょうか。」と次に続きます。

【生産性の上昇率を上げなければならない理由はあるか】
著者は国際競争力や完全雇用云々と言われている理由については、縷々反論を加え、
唯一、合理的な説明は少子高齢化で働き手の人口が減る中で、一人の人が受け取る消費財などの量を減らさずに、どうやって医療や福祉にこれから必要になる人手を確保することができるのか、それに対処するためだと述べます。
その理由は以下の通り。
「すなわち、消費財などの生産性が上がって、これに従事する労働者が減った分を福祉や医療に回せばいい。あるいは輸出品の生産性が上がれば、その見返りとして今までよりも多く消費財を輸入できるので、その分、福祉や医療に労働者を回すことができる。こういうわけです。 (松尾さんの論文より)」
そして、著者は、こうした合理的理由、課題のために本当に生産性の上昇が必要かを計算していきます。
===============
2007年時点で、一世帯当たりの消費支出額のうち、介護・医療サービス以外の消費(以下ではこれを「一般消費」と書くことにしましょう)にあてられる割合を計算すると、97.28%でしたi。これを、同じ年の日本経済全体の家計最終消費支出iiにかけて、薬剤費の保険負担分iiiを加えたものを、日本経済全体での一般消費財支出額と考えます。これは、285.42兆円ありました。
(中略)
上で出した一般消費財支出額の、名目国内純生産ivに占める割合を出すと、69.9%になりました。2007年の就業者数は6412万人vでしたが、この人たち全体が名目国内純生産を生み出しているのですから、この6412万人に今の69.9%をかけたものを、一般消費財生産のための労働量とみなします。これは4481.8万人と計算されましたvi。
 こうして出た人数を同じ年の総人口viiで割ると、35.08%という比率が出ました。現在の消費水準を享受するためには、人口一人当たり0.35人が直接間接に一般消費財生産に従事しなければならないということです。生産性が変わらなければ、この比率は一定です。
(松尾さんの論文より)
================

そして21年後にはどうか。
試算では「2138.3万人が一般消費財生産以外に従事できる」そうです。
試算から概算として「労働生産性の上昇率を、2007年から2030年までの23年間で平均すると、年0.64%」と言う数字を捻出。

そして次の公式へと論理は進みます。
「労働生産性の上昇率=TFP上昇率+資本分配率×(機械や工場等の増加率−労働投入の増加率) 」。
この計算でTFP成長率をみると、すでに日本の経済は十分成長していた、なにも小泉さんは「力む」必要はなかったと松尾さんは述べます。


そして、
いよいよ話は本丸へといきます。

その3へ続く。

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景気ってなに?かを考えます その1

先日来年度予算、どうなるか???と言うタイトルでエントリーを挙げたところ、
いつも示唆に富むコメントを下さる黒猫亭さんとYJSさんからいろいろ教えていただきました。私も新しい世界だったので興味深く拝見、考えました。
と、言うことで微妙な告発と言うエントリーを挙げた黒猫亭さんと、コメント欄に登場のYJSさんのやり取りを参考に今日はエントリーを挙げます。
まずたたき台となった松尾さんの景気ってなに?から検討していきます。
第1回、2回 よ〜く考えよう。景気は大事だよ。(1)(2)
ここでは、景気の動向と犯罪との関係などを焦点に、景気の大切さを述べています。
私たちの生活と不可分であることを強調。
犯罪の低年齢化、不登校、性の問題、自殺率 離婚率などなど、、、
そして松尾さんは述べます。
「【景気が回復したら改革する意欲がなくなってしまうって言った人】
================
景気が回復したとガンガン言ってた2006年11月5日の日経新聞には、大学・新卒のフリーターやニートがピーク時の3分の2に減ったことが報道されていました。翌6日の同紙では、それまで低下していた労働力人口が、高齢者の雇用拡大で増加に転じたとの報道がなされています。戦後教育が子供を甘やかしたのが悪いとか、少子高齢化で労働力不足になるとか、いろいろ言われましたけど、何のことはない、景気がよくなるとみんなある程度解決されていったわけです。
 そもそも景気が悪くなると税収が減って、福祉に対しても環境に対しても財政支出が切り詰められます。企業の社会貢献予算も切り詰められますから、NPOなども事業が続けられなくなるケースが増えます。景気拡大を望むことが、社会的価値の劣る「汚い」ことだというような感覚があったとしたら大間違いです。」
(松尾さんの論文より引用)
==================
そして、著者は「景気回復でこれらの負の遺産は解消される」と主張します。

これからがいよいよ本番。
第3回 長い目で見るときの成長論議(1)
まず登場は小泉さん。
【小泉さんは経済成長を目指したのか妨げたのか】、、果たしてどうでしょう。
松尾さんは「小泉さんたちが目指した経済成長は、財やサービスを生産して売りに出す側、すなわち「供給側」の話です。それに対して、悪い景気をよくしようというときの経済成長は、おカネを払って財やサービスを買う側、すなわち「需要側」の話です。」と言います。
そして小泉さんが目指した「天井の成長」のためにとった政策が以下の通り。
「小泉さんや竹中さんら「構造改革」派が目指したことは、こういう需要拡大による経済成長策とは全然違います。働きたい人がみんな仕事に就けているとみなした上での「天井の成長」を目指したわけですから、そこでは世の中全体で人手をどう効率的に使うかが問題になります。
 だから、非効率な赤字企業を清算して、そこに抱え込まれていた人手を解放してもっと効率的な利用に提供しようということになります。同様に、非効率な天下り先団体もなくし、公共事業を削減して非効率な建設業者をつぶし、輸入を自由化して非効率な国内業者をつぶし、規制緩和で競争を激化させて非効率な業者をつぶして、これらのところから、余った人材を吐き出させて、もっと効率的な利用ができるようにしようということになります。
 そして、余った人手を必要なところにスムーズに動かせるように派遣労働を認めたりして雇用を流動化しようとしました。」
(松尾さんの論文から)
そして松尾さんは小泉さんが目指した物それ自身は経済学の上では意味があるが、
やる時期が間違っていたことを次のように指摘します。
【不況のタイミングでやるべきことか?】より引用です。
「天井の成長率を上げるという目標があるならば、一時的な不況圧力がかかってもそうすべきだというのは、経済学的には間違っていないです。ただ、そもそもこの目標を選ぶかどうか、特に、天井どころか床を這い回っている不況の最中に、さらに不況が悪化するという犠牲をあえて払ってまで、はるか頭上の天井の高さを引き上げようとするかどうかは、政治の判断です。
 ひとつ言えることは、非効率なところをつぶして人手を吐き出させると言うけど、完全雇用近くの好況においてこそ、それで吐き出された人々がもっと世の中の役に立つ仕事場を見つけることができて、社会の効率が改善するだろうということです。ひどい不況のただ中でこんなことをしたら、ただ失業が増えるだけです。せっかくの人材が使われずに消耗していくという最悪の非効率になってしまうでしょう。」

そして「格差」についても言及。
完全雇用に近い好況時の話なら、それなりに理にかなっている小泉さんの「格差が出ることは悪いことではない」も失業蔓延の時には「滑り落ち社会」「滑り台社会」を生み出すだけにしかならないと指摘。
そして著者は「天井」の成長が必要であるが、消費配分や福祉との関係でどのようにすればいいかを、さらに分析していきます。


長くなるので、
その2に続きます。

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2009.10.21

貧困率:日本15.7% 

貧困率:日本15.7% 先進国で際立つ高水準と言うことで昨日、数字が出ました。
===============
長妻昭厚生労働相は20日、国民の貧困層の割合を示す指標である「相対的貧困率」が、06年時点で15.7%だったと発表した。日本政府として貧困率を算出したのは初めて。経済協力開発機構(OECD)が報告した03年のデータでは、日本は加盟30カ国中4番目に悪い27位の14.9%で状況は悪化している。日本の貧困が先進諸国で際立っていることが浮き彫りとなった。
(中略)
03年OECDデータで貧困率が最も高いのは、メキシコの18.4%で、トルコ17.5%、米国17.1%と続く。最も低いのはデンマークとスウェーデンの5.3%。
(上記ニュースより)
===============

ウウウウ===ム。
15.7%ですか、、、
国民の6、4人のうち1人が貧困と言うことです。
テレビの報道では、この調査には路上生活やネットカフェ難民と言われる方々は入っていないので、
実際はもっと高い数字では、、、ということです。

うううう===ん。
さて、今回の調査は相対的貧困率と言うことでした。
これは以下のようなものです。(Wikipediaより)
「 国民の経済格差を表す指標で、「年収が全国民の年収の中央値の半分に満たない国民の割合」の事。
絶対的貧困率と違い数学的な指標なので主観が入りにくい。
しかし絶対的貧困率と異なり国によって「貧困」のレベルが大きく異ってしまうという特徴を持つ。
この為裕福な国Aにすむ人が相対的貧困率の意味で「貧困」であっても、貧しい国Bにすむ人々よりもずっと豊かな暮らしをしている、という事もありうる。
よって相対的貧困率は「貧困率」という名前であるが、貧困を表す指標ととらえるよりも国民の経済格差を表す指標ととらえたほうが正しい。」

と、言うことで、これは「貧困を表す指標ととらえるよりも国民の経済格差を表す指標」だそうです。
格差ですかぁ、、、、、
フムフム。
思い出しますね、あの人を。

同Wikipediaによると、以下のように説明があります。
「相対的貧困率は、1980年代半ばから上昇している。
この上昇には、「高齢化」や「単身世帯の増加」、そして1990年代からの「勤労者層の格差拡大」が影響を与えている。
「勤労者層の格差拡大」を詳しくみると、
正規労働者における格差が拡大していない一方で、正規労働者に比べ賃金が低い非正規労働者が増加、また非正規労働者間の格差が拡大しており、これが「勤労者層の格差拡大」の主要因といえる。」

フムフム。
ますます、あの人たちを思い出しますね、、、
どこのどなたでしったけ?
日本に格差はない、なぁんて言われた方は。
体感貧乏と言うタイトルでエントリーを挙げたのは、丁度一年前の10月です。
その時は麻生さんが総理でしたが、麻生さんは小泉さんの負の遺産をガップリとかぶり、さらにマイナスの方向へと突き進んだ最中のころです。
その時、私は以下のように書いています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
実際、貧困研究は難しい。
相対的貧困と絶対的貧困の統計分析か現実の貧困の実態を映し出しているか?
現実を総合的に分析しているだろうか?
グローバル経済の下、階層化が進み、新しい貧困の形態が形成されている今日。
統計だけからは推し量る事ができないのは確かです。
小泉さんがあのとき、言われたように「どこに格差がありますか?貧困がありますか?」と言う問いに対して、
統計数字だけでは説得力に欠けるものがあったのは事実です。

だがしかし、
だがしかし、
今や、その統計数字がなんであろうと、それに関わり無く、
体感貧困の時代が来ています(体感不安と言う言葉からもじって私が考えたものです)。
もう、体感として「貧しくなっている」のです。
格差の原因と言われ続けている非正規労働の拡大による労働市場の二極化。
また同様に「税制改革」についても所得分配への影響を考慮すべきだと当時からOECDは勧告。
そんな声をぶっちぎって、走り続けた小泉内閣でした。
思い出します。
労働法制の規制緩和。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

と、言うことで労働法制の規制緩和。
大きな原因です。
2006年1月のことです。
当時の厚労省。
「今後の労働時間制度に関する研究会」(座長・諏訪康雄法政大教授)で、
年収や健康確保措置を要件に労働時間規制や残業代支払いのない制度を提案する報告書をまとめ、有給休暇取得の促進や残業削減策も盛り込んだのですが、ついに「時間」まで規制されだした一歩だったのです。

見ていけばいくほど、根は深い。
深いのだが、
今、新政権によって、貧困が明らかにされようとしていることは極めて重要です。
分析、検証していく中で解決が見いだされるのだから、、、、
今後の方向に注目です!!!


The poverty rate was officially announced by the Japanese Government.
It's numerical value is 15,7%.
That's what we should all be thinking.
Thank you.

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米軍普天間基地の移設はどうなるか?

朝、仕事をしながらテレビをチラチラと見ていたのですが、
沖縄・米軍基地問題、取り上げられていました、、、
米軍普天間基地の移設「現行案が唯一、実現可能な案」-ゲーツ米国防長官と言うニュースがそれです。
===============
岡田克也外相は20日、来日したゲーツ米国防長官と外務省で会談した。ゲーツ長官は米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の移設について「現行案が唯一、実現可能な案」と明言し、合意の履行を求めた。岡田外相は「先の総選挙で沖縄の4つの小選挙区はすべて現行案に消極的な人が当選した。困難な政治状況は理解頂きたい」と日本政府の立場を説明した。
海上自衛隊によるインド洋での補給活動について、岡田外相は「(活動継続の新法を)臨時国会に提出する状況にはない」と撤収する方針を伝えた。ゲーツ長官は同活動を「極めて有意義なもの」と評価したが、継続を求める言葉はなかった。
アフガニスタン支援をめぐっては、岡田外相が「日本の得意分野を生かして取りまとめる」と述べ、民生分野での支援策の取りまとめを進めていることを説明した。ゲーツ長官は「いかなる支援を行うかは日本が決定すること」と述べ、日本政府の判断を尊重する考えを表明した。
(上記ニュースより)
=================

と、言うことで今後の日米間の行方、注目です。
先のテレビ番組はとくに「基地問題」を中心に報道されていました。

私もここでも基地問題について過去、何回も取り上げていますが、(数えたら33のエントリーがありました)
政権が変ったことで、今までと同じ対応ではないと思うので、
前進することを期待しています。

The U.S stationed in Japan remains an unsolved problem.
For example noise and public security and so on.
Inhabitants there are troubled with many issues.
At first, we have to do is to know the actual situation .
Thank you.

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2009.10.20

内田樹 配偶者の条件と言うエントリーを読んで

配偶者の条件と言う内田さんのエントリーを読んで、
相変わらずの内田節全開に「笑う」やら「ため息」やら、、、
ふっ〜〜〜〜

内田さんのエントリーを論じるには小倉千賀子さんの結婚の条件くらいをもってきたらいいのかな???
と、思いつつ、
取りあえず当該エントリーについての感想をツラツラと。

まず内田さんが「配偶者の条件」と言うテーマを書いたきっかけは、基礎ゼミで「友人と恋人はどう違うか?」と言うテーマを取り上げたことから、恋人を取り越して配偶者へと話が進んだのがこのエントリー。
と、言うことで、内田さんの論旨に沿って見ていきます。
1 友を選ぶ基準は、
与謝野鉄幹曰く「友を選ばば書を読みて、六分の侠気、四分の熱」のように、
「知性、気づかい、向上心」というようなものが友人を選ぶときの条件である、客観的、価値中立的ということである。
2 一方、配偶者は「「妻をめとらば才たけて、みめうるわしく、情けある」のように「才能」「美貌」「情愛」と言うようなもので、「主観的価値」である。
と、して縷々説明。
3 ここからが凄い。
内田節絶好調、全開。
内田さんは配偶者の条件は、極めて私的なものであると、言います。
つまり内田さんの言葉で言うなら「配偶者の条件」はすべて私的、主観的だ」
とのこと。
そして、これでは「はなぁしぃはオワリィ♪」なので、さらに話題を掘り下げようと、
「私的、主観的ということは、言い換えれば「一般的な仕方では存在しない」ということである。」
とか、
あるいは、
「もし、異性の配偶者適性の基準が客観的に存在したとすると、当然のことながら、「誰が見ても配偶者に適する個体」に求愛者が殺到し、そうではない個体は生涯を性的孤立のうちに過ごさねばならないことになる。これでは種の保存が危ぶまれる。」
と、「もし」の世界、仮の世界へ読者を導入。

「もしの世界」は続きます。ちょっと長いのですが引用。
================
「もし、あなたの配偶者が誰が見てもすばらしい人間であり、周囲の人々がそれをほめそやすとしたら、そのことは「人が羨望するような財を手に入れた」という満足感はもたらすかもしれないけれど、「だから、どんなことがあっても私は生きなければならない」という使命感はもたらさない。
もし、あなたが真に人間的な人であったとしたら、「人が羨望するような配偶者を独占していること」について、無意識的な「疚しさ」が生じるはずである。
「誰から見てもすばらしい人間」を私的に占有することについての「罪の意識」は、人間が共同的な生き物である限り、必ず生ぜずにはいない。
その行動は、どこかで「この人は他者たちと共有されるべきである」という不条理な結論にあなたを導いてゆく。そして、あなたは配偶者を、気づかないうちに、「なかなか家に居着かない」方向に押し出すようになる。
つまり、「誰が見てもすばらしい、みんなが羨む配偶者」を得た人間は、その代償として、「私がいなくても、この人の才能や美質は引き続き高く評価されるであろう」という確信を埋め込まれる。
===============
そして、
最後に、
これは「もし」の世界だから、
古来から配偶者は「できることなら、誰も羨まない人間を選ぶ方が無難である」ということがひそかな人類学的ルールとなっているのである。」と人類的ルールだと断定。
あらあら、、、
そうだったのですか???
知らなかったぁ、、、

いやいや、それにしても、いつもながら内田さんの仮想世界の中での論理の積み上げには脱帽です。

「もし、誰もが認める公的な(?)くらい素晴らしい相手を射止めたら????」
と、言うことで、「もしも論理」を進めて、いきつくさきの結論は
「人類的ルール」ですかぁ。
ふっ===

さてさて、、、、
それにしても、いつもながらの論理の構築が牽強付会。
つい、
これってルール違反ではないだろうか???と思う次第。
「おいおい、、、最初に決めた配偶者選択基準私的なものはなんなんだい」と思うわけです。
仮の話から、ドンドン膨らませて、仮の上に仮の話題を乗せていくのは、内田流の話の展開。

それにしても、
「あわわっ〜〜〜〜」
です。
素直に面白いのですが、これはやはり男性側の見方、ということかしらん。
女性の場合、仮に配偶者が「才能、美貌、情け」全てに優れた相手であったとして、
夫に対して、あるいは世間に対して、内田さんが書かれたような発想をするだろうか?
つまり、
「誰から見てもすばらしい人間」を私的に占有することについての「罪の意識」は、人間が共同的な生き物である限り、必ず生ぜずにはいない。」ということだが、
何故「罪の意識をもたねばならないの?」と思うだろうし、
そもそも私的に占有しているなんて思いもしないでしょう。
何故なら、未だ、社会は「男性は外で働く」と言う意識が多数だから。
さらに、
さらに、、、
こうした素晴らしい女性を射止めた男性は、女性の才能を活かすべく、女性を社会へと押し出し、結果、何も自分でなくてもいいんだ、、、とイジイジして、生きることへの意欲さえも失われる。
と、言うのですが、
これって、そうなんだろうか???
結婚って、いったいなんだろう???


4 まとめ。
これは、内田さんの言いたいことは分かります。
ちょっと以下に掲載。
================
いまなかなか結婚できない方々が30代40代に多いが、その理由は彼らが「適切な配偶者についての一般的基準」というものがありうると考えているからである。
これはたいへんに問題の多い性イデオロギーである。
上で述べたように、「適切な配偶者についての一般的基準」というものがあるということは、この基準に照らしてランキングが高い異性は、すでにその条件によって、「あなたがその人の配偶者である必然性はない」ということになるからである。
多くの人の羨望の対象であるということは、あなたの「替え」はいくらでもいる、ということである。
誰でも自分と「代替可能」であるという自己認識がひとを幸福にすることはありえない。
しかし、私たちの社会は挙げてこの「人間的価値の数値的・外形的表示」に狂乱している。
それがどれほど致命的に私たちの自尊感情と自己愛を損なっているか、それについて私たちはもう少し真剣に考慮した方がよい。
(内田さんのブログより引用)
===================

結論としての
「私たちの社会は挙げてこの「人間的価値の数値的・外形的表示」に狂乱している。
それがどれほど致命的に私たちの自尊感情と自己愛を損なっているか、それについて私たちはもう少し真剣に考慮した方がよい。」
には同意。
その通りだと私も思います。

結論は良しとするものの、
導く過程は些か疑問に思った次第です。
結論としてまことしやかに「人間的価値の数値的・外形的表示」に狂乱している」と書かれても、
このエントリーでは、人間的価値に数値や外形的表示に狂乱している実際の例は一つも取り上げられていないのだから、説得力に欠けるわけです。

と、言うことで、
ツラツラと見てきた「配偶者の条件」。
個人的には、
配偶者の条件というごくごく私的な話題よりも、
なぜ結婚がしにくいか?
と言う社会的な条件や課題を考えていくことが大切ではと思うのです。
どんな時代でも結婚しない人はいたのですが、
現代は、「結婚しにくい環境」におかれていることを、
私たちは真剣に考えていくべきと思うのですが、、、、

さてさて、、、、
どうなんでしょうね???


Today's theme is the necessary conditions for the spouse.
Professor Utida says it is a matter of private.
I think so.
There is no accounting for taste.
What is most important in getting married is putting trust each other.
Thank you.

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2009.10.19

来年度予算、どうなるか???

当初予算、3兆円削減の意向 刷新相「92兆円に」と言うことで鳩山政権の手腕が問われる予算編成。
注目です。

マニフェストの目玉だった「子ども手当て」や高速料金無料などなどの予算が盛りこまれ、結果大幅な増額になりそうです、、、、
 
さて、
「予算編成の方針」は、「ムダづかいや不要不急な事業を根絶する」とのこと。
当然です。
その一つが公共事業の見直し。
今、八面六臂で活躍の前原さんが、この方針に従って、ダム建設の見直しや「国幹会議」(国土開発幹線自動車道建設会議)の廃止を明言。

この予算を支えるためには、ムダの見直しだけでなく、諸々の控除の廃止や増税があったりするとしたら、
「なんだかなぁ、、、」と不安と不満が積もるのですが、
ちょっと中身をみていきましょう。


今ネットでも子ども手当てが果たして、国民にハッピーな政策かどうか多くの意見が出ています。

もうマスコミでも何回も言われているように、
民主党が公約した手当額は、子ども1人につき月2万6000円、年間31万2000円。
所得制限を設けず、中学校卒業まで、すべての子どもに支給。2010年度は半額で実施し、11年度から全額支給とのこと。

現行の児童手当は、3歳未満の子どもに月1万円、3歳〜小学6年生までの子どもに月5000円(第3子からは月1万円)の支給で所得制限ありです。
と、言うことでここだけを見ると、かなり前進。
上向き。
子どもたち、子育て世代への応援が感じられるものです。
が、
が、
問題は当初から言われているように財源。
子ども手当の実施には年5・3兆円の財源が必要です。
民主党は財源として
(1)所得38万円以下の配偶者がいる場合の「配偶者控除」
(2)所得38万円超76万円未満の配偶者がいる場合の「配偶者特別控除」
(3)0〜15歳および23〜69歳の扶養親族がいる場合の「一般扶養控除」—を廃止する。
とのこと。

あらあら、、、
これは大変。
無条件、手放しで賛同はできません。

さらに驚くことに増税も射程距離内にあるとかとか、、、
何故なら、
上の控除廃止から産出される財源は1・4兆円。
足りませんね、、、これでは。
現行の児童手当の公費負担分約8000億円を加えても、まだ3兆円余が不足。
そもそもこの控除廃止。
控除廃止による増税の影響について、民主党は、増税となる世帯は「夫婦のみの世帯で一方が家事専業の場合」で、「全世帯の4%程度」、増加額は「平均的な収入(437万円)」で「月額1400円程度(年額1・9万円)の見込み」と説明しているのですが、この試案はズタズタのものであったと、指摘しているのは赤旗。
===========
負担増となる世帯は、高校生以上の親族を扶養する専業主婦世帯や23〜69歳の親族を扶養する共働き世帯なども含まれ、少なくとも600万世帯、全体の12%以上にのぼるとの試算を示しました。
「日経」9月14日付は、全世帯の18%(約920万世帯)が負担増となり、その平均額は年額4万円という一橋大の高山憲之教授らの試算を紹介しています。
控除廃止は、国民の負担増を招くとともに、生計費非課税という税制の民主的原則にも反します。
(しんぶん赤旗より)
===========

まだはっきりと数字としては上りませんが、負担が増える家庭はかなりありそうですね。
さて、次に登場が、、、
「増税」、つまり消費税。
消費税がまたまた議論のい俎上に上りそうです。
引き続き、見ていきましょう。
10月2日、経団連が提言を発表、
それによると「税制の抜本「改革」の課題として、2015年度までに消費税率を10%に、25年度までに17〜18%に引き上げ、法人実効税率を10%引き下げる」よう求めています。
そして、
消費税増税の理由にあげているのは社会保障。
消費税は、ほかの税金と比べて「経済に与える影響も少なく」「国民全体で広く社会保障負担を分かち合う財源として最も相応(ふさわ)しい」と主張。
??????????
うううう===ん。
これはどうだろうか?
消費税は、ほかの税金と比べて「経済に与える影響も少なく」
ええええ???
「国民全体で広く社会保障負担を分かち合う財源として最も相応(ふさわ)しい」
おいおいおい。
国民全体ってことは、金持ちからも、赤ちゃんからもお年寄りからも、いっせいにとりまっせ、ということです。
こうしたとき、金科玉条のごとく言われる「社会保障のため」。
本当に消費税が社会保障のために使われた事はあったのか、
あるいはどれくらい使われたか????
甚だ疑問の私ですが、、、


と、言うことで、これから本格的論戦を迎える予算審議。
しっかり、きっちり注目です!!!


Now,the Government party are making the budget for the coming year.
I'm interested in the budget.
I hope social welfare will be enriched.
Thank you.

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北方領土問題どうなるか注目です

今日は日ソ国交回復の日です。
時あたかも前原さんが北方領土問題でご活躍中。
個人的意見としては北方領土は日本のものであり、ソ連の不当支配だと私は思っています。
ゆえに今回の前原さんの方針には同意、賛同、支援するものです。

と、言うことで今日は北方領土についてちょっと調べました。

上のサイトやWikipediaを参照にしていきます。

千島列島には、もともと、アイヌと呼ばれる人々が住んでいたそうです。
江戸時代、北海道唯一の藩として隆盛を誇った松前藩の「新羅之記録」によれば、1615年(元和元年)から1621年(元和7年)頃、メナシ地方(北海道根室地方)のアイヌの人々が、100隻近い舟に鷲の羽やラッコの毛皮などを積み込み、松前へ来て交易を営んでいたと記録されているそうです。
そして、
幕末・明治初期を迎え、
日ロ間の国境画定条約 条約は2つありました。
最初の条約は1855年(安政元年)の日魯通好条約。
これは、千島列島の択捉(えとろふ)島以南を日本領、得撫(うるっぷ)島以北をロシア領とし、樺太(サハリン)は両国民混住の地とする、とあります。
2月7日を「北方領土の日」としていますが、この条約が結ばれたのが2月7日だったことから由来しています。
さらに、1875年(明治8年)に結んだのが樺太・千島交換条約。
樺太全体をロシア領とする一方、ロシア領だった得撫島以北の千島は日本領としました。
こうして、千島列島全体が最終的に日本の領土となったのです。
そして
日露戦争勃発。
1904年(明治37年)のことです。
「日露講和条約(ポーツマス講和条約)」調印で、樺太の北緯50度より南の部分は、ロシアから日本に譲渡されました。
そして、そして、
時は流れ、太平洋戦争へと時代は移り、
スターリン時代の旧ソ連は、バルト三国の併合、中国東北部の権益確保、千島列島の併合をおこないました。
当時、「領土不拡大」という連合国の戦後処理の大原則がありました。
つまり、
日本・ドイツ・イタリアが戦争などによって奪った土地は返させるが、そのほかの土地の割譲は求めないというものです。
千島列島は以前から日本の領土であったことは先に見たとおりなのに、、、ソ連は無視。
戦後処理の中で次々と解決されてきたこれらの問題の中で、
いまだに未解決なのは千島列島だけ。

ソ連の言い分はヤルタ協定の「千島引き渡し条項」とサンフランシスコ条約の「千島放棄条項」。
これは、
アメリカ、イギリス、ソ連3国の首脳は、第2次世界大戦末期の1945年2月、ソ連のヤルタで会談を開き、この会談でスターリンは、ソ連の対日参戦の条件に、日本の正当な領土である千島列島の引き渡しを要求。米、英ともこれを認め、3国の秘密協定に盛り込まれたものです。

またサンフランシスコ条約の「千島放棄条項」では、
第2次世界大戦後、日本がアメリカなどと1951年に調印した「サンフランシスコ平和条約」の第二条C項で、
千島列島については、日本が「すべての権利、権原及び請求権を放棄する」ことが明記。

これがソ連・ロシアの言い分ですが、そもそもはスターリンによる不法占拠だったと思うので、
原状回復は日本に領有の権利があると私は考えているのですが、
どうなんでしょうか???

と、言うことで混迷の中、突き進んで来た北方領土問題です。
領土問題と言えば尖閣諸島などの問題もあり、
国際法上なかなか難しい局面がありますが、
対話と説得でなんとか平和裡に解決することを望みます。
今後の動きにウウウウ〜〜〜ンと注目です。

Today, I 'm thinking about territorial rights between Japan and Russia.
It is difficult problems for me.
I hope we settle that problems by peaceful means.
Thank you.

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2009.10.18

宇宙のイベントが満載

昨日のエントリーに引き続き、
今日もまずは宇宙から。
オリオン座流星群の季節になりました。
=============
オリオン座流星群は、毎年10月中旬から下旬に活動する流星群です。この時期に、ハレー彗星が放出したダスト(砂粒)の群れの中を地球が横切るため、ダストが地球大気に飛び込んで発光し、流星として観察されます。これまでは、空の暗いところで1時間ほど観察しても、せいぜい10〜20個程度しか出現しない中規模の流星群でしたが、近年とても活発に出現しています。今年は月明かりもないため、例年にない条件でたくさんの出現が期待できます。
(上記サイトより)
=============
と、言うことで、またまた秋の夜空のイベントが始まります!!!
今年は観測条件が整うということで、一時間に40〜50個出現するそうです。
ピークは10月21日。
天気予報では安定した夜空のもよう。
国立天文台は「見えるかな?オリオン座流星群」キャンペーンを行っているとのこと。
是非、ご覧ください。

またガリレオの夕べ と言う企画も今年の国際天文年に向けて行うそうです。
============
「ガリレオの夕べ (Galilean Nights)」は、10月22日(木)から24日(土)の3日間にわたって行われる世界規模の企画です。この時期は、月と木星がよく見えます。およそ 400年前、1609年から1610年にかけてガリレオが望遠鏡で月や木星を見たときの驚きを、世界中の人々に体験してもらいたいという思いから、このように名付けられました。
(上記サイトより)
============
これまた、ワクワクする企画です。
私も小さな望遠鏡を持っているのですが、ここ最近出したことはありません。
なにしろ星を見上げるような環境ではなくあちこちに街の灯りが見える所に住んでいたので。
今は、ちょっと静かな所に移ったので、久々に望遠鏡を出してみようか?
(勿論、力仕事は夫なので、夫に出してもらい、観るのは私というお気楽なものです、、、ははは)
さて、望遠鏡でなくても双眼鏡でも観測出来ると思うので、(最終手段は肉眼!!!)
こちらも興味のある方は是非ご覧ください。

今年、最後の締めとしては宇宙を知るイベント「宙博」 12月に開催と言うニュースもあったりして、
やはり今年は国際宇宙年と思わさせます!!!

楽しみがいっぱいの秋の夜。
虫の音と共にお楽しみ下さい。

Which seasons do you like better?
In winter,I like playing in the snow.
In spring, we have the bloom of flowers.
And I like flowers.
In summmer I like swimming in the sea.
In autumn,I like feeling wind.
Each season has both good and bad points respectively.
So, I enjoy all seasons.
That is it.
Thank you.

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2009.10.17

筑波宇宙センター特別公開

平成21年度「宇宙の日」筑波宇宙センター特別公開と言うことで、今日JAXAの特別公開に行ってきました。

IMGP1359

IMGP1364

写真はH-IIロケット、本物です。
正門を入ってすぐの「ロケット広場」にあります。長さは50mです。
私たちは朝早く出かけたのですが、あちこちの会場はもう長蛇の列です。
ロケットツアーで、宇宙に行きたかったのですが(嘘です)
すでに受付終了。
と、言うことで次に展示場に行きました。


IMGP1381

IMGP1382

写真は、JAXAが開発してきた各ロケットの縮尺モデルです。
この写真のだいだい色のロケットからが日本開発。
一番左のロケットはアメリカの技術で作られたロケットです。
このH-IIロケットエンジンの実物大モデルも展示していました。
係の方の説明では、このエンジンの威力は東京ー京都間が1分で行くことが出来るというものだそうです(ちなみに新幹線では2時間ちょっと)。

IMGP1368
人工衛星もいっぱい展示されていました。
全身金ぴかです。
宇宙は太陽のあたっているところはところは100度以上。
日陰は零下100度以下。
気温は200度以上違うということで、断熱がすごく大変らしいです。
それで、人工衛星は何重もの断熱材で覆われています。


IMGP1379

IMGP1378
さらに、今、注目を集めている国際宇宙ステーション計画に参加し開発を担当している実験施設「きぼう」の実物大モデルです。
を展示しています。中に入って見ることもできます。
宇宙は無重力なので天井と床の区別がつかないため、
天井には電灯、床には青いテープを貼っているそうです。


IMGP1388
IMGP1389
そして、最後にHTVについて講演を聞きました。
お話は、HTVプロジェクトチームの方です。
HTVの役割や今後のことなど話され、ビデオで国際宇宙ステーションとのドッキングの瞬間の緊張などを観ました。
思わず拍手!!!

あちこちの会場では子どもたちのために実験が企画されていて、多くの子どもたちが真剣に挑戦していました。
私も本当はもっと見たかったのですが、時間がないので、今回はここまで。
スタンプラリーを台紙をもって走る夫を励ましながら(?)私は構内のバスに乗って、入口まで行きました。
ははは、、、
夫は景品、それはロケットの形をしたピンですが、それを貰ってきました、、、、
と、いうことで、
今日は宇宙の日でした♪

Have you ever watched launching a space shuttle on TV?
I remember clearly watching the scene for the first time.
I have been interested in space.
So, today's experience impressed myself on my memory.
I had a good time.
Thank you.

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2009.10.16

沖縄・泡瀬干潟埋め立て訴訟判決

沖縄・泡瀬干潟埋め立て訴訟:2審も支出差し止め命令 県・市の控訴棄却と言うことで、
注目された判決が昨日、下されました。
===========
沖縄市沖で国、県、市が進める泡瀬干潟埋め立て事業を巡り、沖縄県民516人が県と市を相手に事業費支出差し止めを求めた訴訟の控訴審判決が15日、福岡高裁那覇支部であった。河辺義典裁判長は「新しい土地利用計画の全容が不明で、経済的合理性があるとは認められない」として、将来の支出差し止めを命じた1審・那覇地裁判決を支持し、県と市の控訴を棄却した。
(上記ニュースより)
===========
この判決に先立ち泡瀬干潟:前原担当相 沖縄市長に埋め立て中断など伝えると言う前原さんの中止意向なども報道されていましたが、
「控訴審判決を見ながら判断する」と言うことだったので今後の対応に注目です。

国と県が沖縄市泡瀬沖合の約187ヘクタール(第1区域約96ヘクタール、第2区域約91ヘクタール)を埋め立て、ホテルや人工ビーチ、マリーナ、商業施設をつくると言う計画で、
中城湾港新港地区の港湾でしゅんせつした土砂の処分が目的の一つでした。
沖縄市長は1区を工事の進ちょく状況を理由に推進、2区を推進困難としています。
そして、前原さんは、1区中断、2区中止の方向を示していたのですが、、、、、、

今回の判決は、
1区について「土地利用計画の全容が明らかになっていない現段階で、経済的合理性があるとは認められない」とのこと。
2区については沖縄市が土地利用計画を白紙に戻していることを理由に「埋め立て免許等の許可がされる見込みがない」と指摘。
そして、
国や県、市が「裏付けとなる法律上の根拠が得られる見込みが立っていないのに推進しようとしている」として公金支出差し止めを命じたものです。

長い間、サンゴや自然、環境を守るために闘ってきた保護団体の方々や、地元の皆さんにとって朗報であったことと思います。
泡瀬干潟を守る連絡会では、早速集会を開き、
今後の活動にさらに力いっぱい自信をもって動き出すようで、
私も心からエールを贈っています!!!


I'm glad to hear this news.
Many people's efforts were rewarded.
I hope this judgment brings them good luck.
Thank you.

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貧困問題根絶にむけて今後の期待

国家戦略室:派遣村元村長、政府入り 政策参与に湯浅氏と言うことで今、話題です。
そうかぁ、、、
あの湯浅さんですかぁ。
昨年暮からの八面六臂のご活躍。
私もニュースをみながら、頭が下がっていました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
湯浅氏は失業者対策や貧困問題などの分野で菅直人国家戦略担当相に政策提言するほか、近く設置される政府の緊急雇用対策本部でも助言を行う。
湯浅氏は14日の会見で「現場の状況を改善するために今まで活動してきた。路上に放り出され命をなくす人たちへの対策を求め、作っていきたい」と話した。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
湯浅さんの今後の活動に期待するものです。

さて、これとは別に長妻昭厚生労働大臣は10月6日の記者会見で、
「貧困世帯の割合を示す貧困率の調査に着手する」と表明しています。
一般世帯の貧困率と子どもの貧困率の調査結果を臨時国会までに公表するというものです。
これは自民党や公明党の政権では調査さえされていませんでした。
数値としては、これからの調査で明らかになり、詳細の分析はなされるものと思いますが、
今、分かっているだけでも年間100人近くが餓死しているそうです。
北九州おにぎり事件、思い出します。
辛い現実が浮かび上がり、本当に胸が痛んだものです、、、
警察の統計でも経済・生活苦による自殺者が7000人を超えています。
OECD(経済協力開発機構)によると、平均所得の半分以下を「相対的貧困」と定義する貧困率は、
日本は14・9%。
貧困率、実に世界で4番目の高さだそうです。
また、子どもの貧困率も加盟国平均を大きく上回っています、、、、

生活保護基準は政府が定義する「絶対的」な貧困水準ですが、
生活保護の捕捉率(生活保護基準以下の世帯のうち保護を受けている世帯の比率)は欧州諸国では7〜9割です。
しかし日本は1〜2割弱にすぎません。
生活保護が受けられないのです。
また、先般も問題になったのですが、
生活保護の母子加算や老齢加算の切り捨てなどなど、、、、、、
数えればきりがない自民党や公明党の今までの「冷たい政策」。
本当に貧困問題を解決しようと思っていたのか、、、と改めて思うものです。

派遣、ニート、ワーキングプアなどなど、社会問題となった労働の実態や、
あるいは、結果としての貧困。
この実態をしっかりと把握することで、貧困への具体的な対策が立てられると思います。
大いに期待するものです!!!

I think living in poverty is equal to cultural poverty.
It's an unlucky circumstance for people.
This is responsible for poor politics.
Please take responsibility for politician's job.
Thank you.

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アメリカのアフガニスタン戦略はどうなる???

オバマさんのノーベル平和賞論議も一段落したかな?
と、思いますが、
核全廃決議:米が共同提案参加、核保有国で初 日本と共にと言うニュースが出ました。
============
国連総会第1委員会(軍縮・安全保障)で日本は15日、米国などとともに核兵器全廃を目指す決議案を提出した。オバマ米大統領が主導して「核兵器のない世界」決議を採択した先の国連安全保障理事会首脳会合での動きを歓迎し、核実験全面禁止条約(CTBT)の早期の署名・批准を求めている。同種の決議は94年から毎年、日本が提出して総会で採択されてきたが、核保有国が共同提案国に入ったのは初めて。中国など他の核保有国への影響も大きいとみられる。
日本、米国を含む計41カ国が共同提出した。米国は00年に初めて賛成したが、ブッシュ前政権(01~08年)は「CTBT批准には賛成できない」として一貫して反対してきた。今回、9年ぶりに賛成に回っただけでなく、主体的に共同提案国になったことは、核軍縮へのオバマ政権の明確な意思の現れと受け止められている。
(上記ニュースより)
============
と、言うことで世界は、前進しています!!!

一方、国内ではアフガン戦略見直しで5度目の会合開くと言うニュースが伝わってきました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
オバマ米大統領は14日、国防および外交政策、国家安全保障の顧問らをホワイトハウスの危機管理室に集め、アフガニスタンとパキスタンに対する戦略見直しに向け、ここ数週間で5度目の会合を開いた。
ギブズ大統領報道官によると、この日の会合では文民ミッション強化に絞った協議が行われた。またオバマ大統領が、アフガン治安部隊の訓練に関する報告を受けた。
アフガニスタン駐留米軍のマクリスタル司令官は4万人規模の増派を求めており、オバマ政権はこれを支持する上院議員らの強力な圧力に直面。ただし与党・民主党員のリベラル派の多くは、大規模増派に強く反対している。
政権内部には、増派とは異なる対応を提案する声がある。バイデン副大統領は、アフガニスタンとパキスタンの国境地帯に潜伏する国際テロ組織アルカイダの構成員を抑制するため、特殊部隊などを投入する対テロ戦略を求めている。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、言うことで混迷が伺われます。
実に、3時間に及んだ会合には、上記ニュースにあるように、バイデン副大統領やゲーツ国防長官ら安全保障にかかわる政権中枢が参加。外遊中のクリントン国務長官も電話で参加。

戦略協議の焦点に浮上しているのは、
言わずもがな「アフガニスタンへの再増派の是非」。
現在、駐留しているマクリスタル司令官は、
「国際テロ組織アルカイダとつながりがあるとされる反政府武装勢力タリバンを押さえ込むために、最大4万人にのぼる追加派兵が必要」とオバマ大統領に求めているとのこと。

その一方、
追加派兵に否定的なバイデン副大統領らは、
「タリバンは国際テロ組織ではなく、アメリカにとって直接の脅威ではない」
と、主張。そのためアフガニスタンでの軍事作戦をアルカイダ掃討に限定すべきだとする議論を展開。

クリントン長官は、外遊先のロンドンで、
「われわれは今、だれが実際にアルカイダと同盟しているのか、注意深く分析している。タリバンと自ら名乗る者すべてが、必ずしもイギリスやアメリカの脅威ではない」と述べました。

さてさて、肝腎のオバマさん。
どうなんでしょう???
オバマ政権が公式に掲げている戦争目的は「アルカイダとその過激主義的同盟者の一掃」だそうです。
数週間のうちに、アフガン戦略について、結論を出し、
新しい決定を行う予定ですが、
さてさて、どうなることか????

今、
アフガニスタン戦略を巡り、国内外から見直し議論が高まっている中、
まずは「何のためのアメリカ軍駐留か???」をも含めて、しっかりと討論されることを期待します!!!
いずれにしても、
今後のオバマ政権の行方を占う大きな出来事となることは必至。
注目です!!!

We all want world peace, but in fact people go to war in several places.
To my regret many people are injured and die there
It's important for us to stop the war.
Thank you.

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2009.10.15

やっぱり喋れることは大切なのか???なぁ

夫の友人のドイツ人の夫妻が、国際会議に出席するため来日しています。
夫はこの会議に出席する、と言うので、
私も夫人にお会いするため、一緒に出掛けることにしました。
そこで、
私は夫人に日本文化の一つの「ちぎり絵」を紹介がてら一緒に作ろうと企画。
2日前から準備やら見本作りとイソイソと楽しみながらやっていました♪
さて、
何回も書いているように私は英語が苦手(読みと書きはできるが、ヒアリングとスピーキングはダメです)。
しかし、
夫の仕事の関係で海外の人とつき合うことが多いのですが、
大抵はボディランゲージ。
海外の友人から学んだことと言うエントリーを以前も書いたのですが、
海外の方にとって京都はやはり「観光」。
折角遠くから来て頂いているので、喋ることができなくても気持ちよく過していただくために、
私は辞書片手に、後は目と手で会話するというスタイル。
この方法、実はかなり意思の疎通ができます。
とても楽しく、今まで海外の方と交流していました。
その時の経験から思ったことは以下のとおり。
〜〜〜〜
同じ言語を使っているから「分かる」のではなく、
相手を分かろうとすることがまずは第一歩なのかなぁ、、、と、
〜〜〜〜

ところが、
ところが、、、、、
昨日は英語ペラペラの日本人の方が通訳についてくれました。
私が「ちぎり絵」をドイツ人の方と一緒に作りたいと申し出たので、国際会議の係りの方が配慮してくださったのです。
有り難いと初めは思いました。
手仕事を説明して頂けるから、、、
実際、ちぎり絵自体は通訳の方が説明してくださり問題なく出来上がり、
ドイツの友人も喜んでくださいました。
が、
が、
気がつけば、
私はちっとも達成感がありませんでした。
なぜなら、
私はそのドイツ人と一つも交流していないから。
通訳の方がペラペラ。
友人がペラペラ。
二人は交流しているのですが、私は榧の外。
とくにドイツ人は私に気を遣ってくださるのですが、通訳がいるから、私と「生の声」での交流はギクシャクでした、、、
うううう〜〜〜〜ん。
これってやっぱりおかしいよな、、、と私は思ったのですが、
が、
その場で、アレコレというわけにもいかないし、
ニコニコとちぎり絵を教えていたのですが、、、、、
が、
やっぱり変。
と、私の素直な気持ちは思うのですよね、どんなに自分を誤魔化そうとしても。
で、
何が変かというと、簡単です。
余計な通訳がついたからなんですよね。
いらなかったんだな、、、これは。

本当に交流したいと思えば、片言でも通じるのに、変に英語ペラペラの人が来たので、
私はもうしゃべる必要がなくなったんです。
廃棄処分でした、、、、
残念↓落ち込みです、この↓は、、、


「ええええ、、え???
なんのためにここに来たんじゃ、、、、」と悩みながらの交流。
これって実に意味がありませんでした。

無事、作り上げ、
ドイツ人の友人はとても喜んでくださったので、それはそれでとても良かったと心から思っています。
遠くから見えた海外の方に気持ちよく接して頂けて、本当に嬉しくはあったのですが。
ただ、それはそれとして、
自分自身としては、
家に帰った途端、ドドッ====と疲れが出ました。
つまり、
達成感がなかったからです。

今までもそうであったように拙くても、もっと私自身の言葉で語り、聞き、交流したかったのに、
それが出来なかったからです。
どんなに拙くても通じるし、その方が交流と理解は進むことを経験で知っている私にとって、
今回の経験はひたすら落ち込み楽しくないものでした、、、、
「ああああああ、、、やっぱり喋ることができないとダメだよな」って。

と、言うことで、
今回の事から自分で導いたことは、
自分で話すことができるくらい英会話の勉強をしよう、
と言う自分自身への課題がまず第一。
こうして思えば、気付かせていただいた通訳の方にも感謝。
と、言うか、通訳の方はもともと、ちっとも悪くなくて(むしろ、すごく親切で優しい方でした)、
今まで、そうしなかった自分の問題なのです。

ちょっとばかり苦い思い出となった昨日の出来事ですが、
将来に向けて、良い経験、体験となるようにしていきたいです。
と、言うことで、
今日はラジオ英会話を聞きながら掃除をしました。
夫に言わせると3日坊主とか。
でも仏教は「1日、1日を大切にだから、1日でもやればいいんです♪」
ははは〜〜〜〜〜

と、言うことで今日から最後に一行、英語の文(ヘタッピィな文、中学生並ですが)を書きます。

Yesterday, I met friends of German.
I could not speak English fluently.
So, I made up my mind to study English.
Thank you.

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2009.10.13

「落照の獄」を読んで

yomyomから小野不由美さんの新作が出ました。
タイトルは「落照の獄」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
十二国の中、北方に位置する柳国。賢君・劉王による治世が百二十余年続く法治国家だが、その首都芝草(しそう)において犠牲者総数二十三人を数える殺人事件がおきる。国民の非難の声が高くなる中、重罪人・狩獺(しゅだつ)の裁きが、国府の司刑・瑛庚(えいこう)らによって始まった──。
(上記サイトより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、言うことで十二国記シリーズで、今まで謎だった柳の国の話。
ネタバレにならないように、感想を書きたいのですが、ちょっとネタバレの部分があったら、
これから読む方に申し訳ないので、ここまでにしてください。
読んだ方や、読む予定のない方は、お付き合い頂けたら嬉しく思います。
まずは断りを入れた後、
さて、感想。

これは、今までの十二国記とはちがって、かなりというか、すごく現代的テーマ、
それも「死刑制度」を縦軸にもってきています。
横軸は、国が次第に荒れてきているその原因は何か、
ズバリ、
主上が政治に熱意を示さず、放置し出したことです。

さてさてさて、、、、、
縦軸の死刑制度。
重いですね。
テーマ自身が重いのだが、小野さんの手にかかると、それぞれの立場の人々が、
それぞれに思い悩む様が手に取るように伝わってきます。
主人公は法を下す立場のもの。
法治国家として、法を重んじ、犯罪者にも厳罰で臨むのではなく、矯正教育をもって立ち直らせることを旨として来た柳の国。
今までは、確かにこの矯正方法は功を奏していたのだが、
ここにとんでもない犯罪者が出現。
民は厳罰を望み、判断を下すものも、それは妥当と思う。
が、
厳罰を下すことが則ち解決に結びつかないこと、あるいは更に厳罰に処する犯罪者が続出することへと、続くことを知っている。
厳罰で犯罪は防御できない。
厳罰を下すことを許すようになることは、法治国家として犯罪に負けたことである。
と、主人公は思い、悩み、考え、積んだり崩したりと結論の出ない毎日を過すのだが。
一方、
一番憎むべき犯人、許し難い犯人は、犯罪そのものへの後悔も反省もなく、迷う裁判官たちをただあざ笑うばかり。
そして、ついに結論は出るのだが、、、、
が、、、、
導かれる結論に至る道筋で、国としての有り様がとわれていきます。
犯罪者を人として認めない社会。
邪魔ものは目の前から取り去ろうとする短絡的な思考などなど、
およそ人なら、思ったり感じたり考えることの列挙の中で、
少しずつ、すこしづつ、歯車が狂い出す様が描かれています。
それは、国としての崩壊への第一歩であるとして、物語は終わります。


ううううう=====ん。
難しい。
死刑制度、裁判員制度。
小野さんは、物語の中で、
犯罪人に極刑を言い渡すことも、新しい形の殺人であるとして、主人公に悩まさせます。
また、被害者でない多くの民衆の心理として、「それは理ではなく反射である」と述べ、
だがしかし、こうした反射もまた人としての当然の反応であることを認め、
認めた上で、死刑制度が防壁にならないことを指摘しています。
私は死刑制度には反対論者です。
感情としては「許し難い犯罪には、死刑もありか」と思うこともないわけではありません。
が、
死刑制度があっても、なくても犯罪はあるだろうし、防御にはならないと思います。
むしろ、以前も書いたのですが、
死刑という制度そのものが、統治権力の「力のさらなる増大」に繋がることを危惧するのです、、、、、、、

この問題、あまりに大きく重いので、また考えていきます。

最後に、
小野主上、はやく、次の文も書いてくださぁ===い、
泰麒が気になるよ〜〜〜〜

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2009.10.12

原発解体〜世界の現場は警告する〜を観て

昨日のNHKスペシャル原発解体〜世界の現場は警告する〜を観ました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
深刻化する地球温暖化。各国のエネルギーの獲得競争。世界を巡る環境が大きく変わる中、今、原子力発電が注目されている。火力発電所に比べて大幅に二酸化炭素の排出が少なく、発電の出力が大きいからだ。
チェルノブイリ原発事故以降、脱原発の政策を続けてきた欧米。中国・インド・ロシアなどの新興国。そして産油国までも建設に舵をきった。世界で新たに導入の準備がすすむ原発の総数は100基にのぼる。
その陰で初期につくられた原発が役割を終えて解体されている事はあまり知られていない。
閉鎖された数は既に120基あまり。私たちは原発の大解体時代をむかえていたのだ。 
(中略)
世界の社会経済環境が大きく変わる中で高まる原子力発電へのニーズ。 一方で未だ解決の道筋がみえていない解体からでる廃棄物の行き先。この難しい問題にどう私たちは答えをだすのか。解体現場の取材からの報告。
(上記サイトより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

うううう====む。

トイレのないマンションと言われる原子力発電。
今やトイレの必要性は緊急に逼迫。
大きな問題です。
チェルノブイリから20年と言う記事を2006年に書きました。
この時は、チェルノブイリ事故後は世界の諸国は「原発は危険なもの」というように政策変換をしたことと、
そして「原子力の安全に関する条約」(1996年発効)を結んで世界共通の認識へと進みました。
この条約では、
原子力の推進機関と規制機関を効果的に分離することを各国に義務づけました。推進する側の安全確保だけでは十分な安全確保には至らず、独立した規制機関が必要なことを強調、確認しました。
が、
各国の状況は遅々たるものです。

日本でも原子力安全委員会があります。
しかし諮問機関であり、認可の権限も補助的なもので、体制も確立していなく、安全確保に十分な機関とはなっていませんでした。

1991年関西電力美浜原発事故
1995年高速増殖炉「もんじゅ」火災事故
1997年東海村再処理工場爆発火災
1999年核燃料工場JCOで臨界事故
2004年美浜原発配管破裂事故
など多くの事故が過去にあり、その教訓も曖昧なまま、青森県六ケ所村の再処理工場の使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す試運転の開始。
六ケ所再処理工場でのプルサーマル計画。
などなど原子力行政は、老朽化と事故などの問題を抱えつつも進みに進み、留まることはありません。
核燃料サイクル施設 直下に活断層
など、つい最近も地震との関係も明らかになりました。
そして今、
解体へと問題はさらに深刻、つまり放射性廃棄物の処理と言うことに問題は以降してきました、、、、、、、

先日ドイツの研究用原子炉 FRM-IIを見学したのですが、研究用の原子炉とは言え、いずれ将来、同じ問題に遭遇することと思います。
便利であるし、自然の解明に大いなる威力を発揮する、その一方で、廃棄に向けての方法もしっかりと確率していく必要があります。

産業廃棄物の問題なども含めて、
今、私たちは「廃棄とリサイクル」を真剣に考える時代に来ていると強く思うものです。
この問題、
もっともっと真剣に考えていきたいです。

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2009.10.11

オバマ大統領 ノーベル賞

オバマさんがノーベル賞。

日本に着いた途端のニュースはこれでした。
空港で思わず新聞を買い求め読むくらいビックリ。
「えええええ????
はやい、
早すぎる」
これが感想その1。
次に、
次に、、、
次にと思いは浮かぶのですが。

と、言うことで、
焦点:オバマ米大統領、ノーベル賞受賞で担う重責なんて特集記事を読むと、
いろいろ考えさせられます。
が、
私はオバマさんご自身が言われるように、この受賞は個人のものではなく、
世論、核兵器を廃絶しよう、戦争のない世界を目指そうという、そうした世論への評価とみています。
プラハ演説、それにつづく先日の安保理での演説など世界の人々の心を揺るがし、
力を与え、
未来への希望を繋ぐことを、
オバマさんは「言葉で紡いだ」と言うことです。
確かに、抱える問題は山のようで、解決の先に何があるのかさえ杳としていません。

この受賞が本当に意味をもつのは、これからです。
オバマさんが、抱えるイラクとアフガニスタンで戦争継続問題をどのようにするか?
実際、アメリカ内外で「「二つの侵略戦争を統括する現職の軍最高司令官にノーベル平和賞を授賞するのは無責任で危険だ」と言う声が挙がっています。
この問題を抜きにして、オバマさんの外交を語ることはあり得ないと私は思っているのですが、、、、
が、、、、、

現実に、こうして業績のないオバマさんに与えられたとなると、
将来への「功積」ということでしょうか???

いずれにしても、
これは、
平和運動をしている私たちには大きな確信になります!!!
平和を願うことは、何も凄いことではない。
ただ、当たり前の小さな願い、望みであるが、
それでも歴史を動かすことができる。
名もなく力もない市井の私たちの声が未来や将来の人々に贈る社会への責任を感じながら、、、、、

まずは、オバマさん。
おめでとうございます!!!
そして、
さらにあなたの今後に注目です。

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無事に帰りました

昨日、無事に帰りました。

朝早く、古城を出発。
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重い扉を閉めて、さようなら〜〜〜〜
どうもありがとう!!!


そして、一路ミュンヘン空港へと。
空港で、今回の会議に出席された夫の同僚の先生と奥様(すごくお世話になりました)にお会いして、ツラツラとウィンドショッピング。
それから、飛行機に乗って、
乗ること、10時間30分くらい。
日本に着きました。
ほっっ〜〜〜〜〜
ふっ=======
!!!!!


家について、昨夜はもうバッタンキューでした。
時差なんて吹きとぶくらい寝ました。
ひたすら、、、
グーグー。

ご近所に挨拶をして、
後片付けや洗濯もやり、、、、
食事は、納豆。
と、いつもが戻ってきました。

日本は台風だったので、家のベランダを心配していたのですが、
おかげさまで、こちらは大したことにはなっていませんでした。
あらためて知ったのですが、今回の台風、各地に爪痕をのこしたようで、被災に遭われた地方の1日も早い復旧を願うものです。

と、言うことで、これからまた日常モードでバンバンと書こうと思っていますので、
宜しくお願いいたします。


まずは、オバマさんから。

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2009.10.09

今日帰ります

国際会議は昨日で終わり、
今日、午後ミュンヘンを発ちます。
日本に着くのはあす朝。
はやくウドンや蕎麦が食べたいです。
夫はラーメンと言っています。
毎日、パンとハムだったので、ちょっとおなかがパンパン。
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写真はディナーの料理ですが量が多くて、全部はいただけませんでした。
ビール?
はっはっは、、、、
そうりゃ、もう。
おいしくて、安くて幸せでした。

昨日は会議が終わったので、私たちは近所の中華のお店で夕食を食べました。
焼きそばとチャーハン。
懐かしい味。
すごくおいしくいただけました、、、、
実は、この古城。
昨日の夜は私たちだけでした、、、、
みなさん、ミュンヘンや他の場所に行かれたり、帰られたりしたので、
ここに泊まったのは二人。
IMGP1313

だれもいない古城。
なかなか、、、、、
なかなかのものがありました。
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夜中に、、、、、、、
音が。

なぁんてことはありませんでした。
ははは、、、
ぐっすり寝てしまったから。

朝のホテルです。
ここに二人だけだったのです、、、、、、
うわ~~~ん。
当然、朝も誰もいないはず。が、
足音が。
うわっ~~~~

ははは。
職員の方です。
ドイツ人は朝が早いのです。
そして、すごく親切です。


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と、いうことで、今度は日本です。

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2009.10.08

ドイツの研究用原子炉 FRM-II

FRM-IIの見学に行ってきました。
ここはドイツの研究用原子炉です。

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原子炉の見学ということで、厳重な警備です。
まず事前にサインとパスポートを係りの方に渡します。
そして、パスポートの代わりに研究上内での身分証明証が渡されるのです。
今回の見学は24~30人くらいの人数だあったので、3つのグループ8~9人に分かれ、それぞれのグループで見学。
全ての荷物はロッカーにいれ、靴にオーバーシューズを履き、
セキュリティチェックを一人ひとり受けてから、
これまた一人、ひとり扉の向こうの部屋に入るのです。
部屋は内圧になっていて、なにかあっても外に放射線が出ないようになっています。
何回も重い扉をあけて、入ったら、しっかり締めて、ということを繰り返して、
いよいよ原子炉のある区域に来ました。
上からみた原子炉は水に沈んでいて、青い水槽の中の銀色のロボットのように見えました。
ここから、いろんな放射線を取り出し、
研究に使用しているということです。
構造や動きなど物質の性質を調べていきます、、、、、

こうした技術の開発によって、
いろんな構造や動きがわかり、新しい物質が開発されたりしていくそうです。

ドイツ語で書かれているのでわからないし、
英語もわからないので、夫にすべて教えてもらいながらの見学でしたが、
やはり本物をみると感動するものです。

帰りは、被曝していないかのチェックを受けて、
来た時と同じように、厳重に戸をあけ、閉めることを何回も行って、
ようやく玄関ホールの戻りました。
名札を返し、パスポートを受け取って、
シューズのカバーをとって、
見学終了です。

日本でも何回か装置は見たことがあるのですが、
その時も、しっかりとセキュリティは行われていましたが、
ここまでチェックが完璧なのはドイツだからでしょうか?

いずれにしても、
とても勉強になりました。

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ミュンヘン郊外 TUTZING

今、ミュンヘン郊外のTUTZINGにいます。
ミュンヘンから普通電車で30~40分。
ここは、湖の近くの高級住宅街だそうです。
小さな瀟洒な町です。
国際会議はこの町の古城で行われています。
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ヨーロッパはお城をそのままホテルにしたり、会議場になったり、市庁舎にしたりと活用していますが、
このお城もそうです。
私たちの宿舎でもあります。

すぐそこに湖があって、
緑と青に囲まれ、いるだけで落ち着けます。

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2009.10.06

ザルツブルグの風景写真

ザルツブルグの町のあちこちの写真を載せておきます。

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モーツアルトの生家です。


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ミラベル宮殿です。


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レジデンス広場です。

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町並みです。


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お城の城壁です。


詳しくはまた書きます。
取り急ぎ写真にて。

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サウンドオブミュージックのバスツアー

ザルツブルグではサウンドオブミュージックのバスツアーにも参加しました。
IMGP1264

私は二回観たのですが、あまり覚えていませんでした。
ツアーは英語ガイドだったので、サッパリ。
ほとんど、夫に通訳してもらいました、、、、ははは

映画の舞台になった有名な箇所を4時間で回ります。
レオポルズクローン城
湖側から城を眺めます。
ここはマリアが子どもたちとボートを楽しんだところです。
IMGP1268
湖を眺めて語らうシーンは、ロケですが、室内シーンは、アメリカでのセットだったそうです。
ザルツブルグでのロケは天候が悪くて、かなり延びたそうですが、、、、、
とても寒い季節のロケだったそうです。

ヘルブルン宮殿
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長女と郵便局員が愛を告白するガラスの部屋のシーン。
庭園の方から入ってすぐのところに設置されていました。
緑と黄色の葉の合間に上品に置かれています。

 
モンテゼー教会
結婚式の場面です。
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ここでは一時時間の休憩があり、私たちはケーキを食べました。


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2009.10.05

モーツアルトのコンサート

宮殿コンサートに行ってきました。
ミラベル宮殿の中で、夜の8時から毎日演奏されています。

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夜、宮殿目指して歩くと、
次第に人々がやってきました。
夜の宮殿。
昼間とは違った雰囲気です。3981511400_b36d755f31_m1

私たちが聴いたのは日本でも超有名なザルツブルグ協奏曲とアイネ・クライネ・ナハトムジークです。
演奏者はなんと日本人の方もいました。
ビオラ奏者の方、またピアノも日本人の方、お二人とも加藤さんと言われます。(ご夫婦かな?)

さて。
いよいよ始まりました。
室内楽。
この宮殿でモーツアルトも演奏してたということですが、
実際、
すごい音響でした。
部屋そのものが楽器です。
高い天井に響く音が跳ね返り、
壁の音のが反響して、
もう部屋が音楽を奏でます。
やわらかくて、やさしくて、そして力強い音が響き渡ります。
すぐそこにいる演奏者の息遣いや目配り、汗まで手に取れる近さで、
もう、そこは音の饗宴でした。

いや、、、
素晴らしかった。
終わったころは、モーツアルトで全身おおわれ、耳から口に抜ける思いでした。

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2009.10.03

ザルツブルグ

今はザルツブルグにいます。
ミュンヘンから鉄道で2時間。
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~~~~~~~~~~~~~~~
ザルツは「塩」、ブルクは「砦」の意である。15キロほど南のバート・デュルンベルクで産出される岩塩をハライン (Hallein) 市において製塩し、大司教から特権を与えられたラウフェン(Laufen)の船乗りたちがハラインからザルツァッハ川(Salzach)を通じてヨーロッパ各地に送っていた。塩の積載量に応じた通行税をこの地の大司教が財源にしていた。このためデュルンベルクの塩が地名の語源と誤解されている。しかしドイツ語のザルツブルクの名が史料に初めて登場するのは755年頃成立した『聖ボニファティウス伝』においてである。当時のサルツブルクの司教はバイエルン公よりライヒェンハル(現ドイツ領)の塩泉および塩釜の利益の一部を与えられ、それを布教の財源としていた。よって地名の直接の由来となったのはライヒェンハルの塩であると考えられている。
wikipediaより
~~~~~~~~~~~~~~~~


しかし、この町、
モーツァルトと、サウンドオブミュージックの町で有名です。
音楽を愛する世界の人々にとっていわば巡礼地ということで、毎日コンサートがあります。
とりわけ、ザルツブルク音楽祭は有名です。

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IMGP1155

町そのものは、
ヨーロッパのどこにでもある小さな静かな落ち着いた雰囲気です。
どこからでも見えるお城と教会が町を守っています。
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観光客があちこちにいます。
日本人のツアーともすれ違いました。
また韓国からも多くの観光の方が来ていて、上のモーツァルトの像の前で記念撮影。

私は、世界史は受験で勉強しなかった事と、理系だったので、これまであまり詳しく知る機会がなかったのですが、
この町、
世界の歴史の上でもかなり影響のあった町です。
そう、ヒットラーです。
ヒットラーの別荘があります。
まだ観光していませんが、観る時間があったら訪れたいと思っています。

と、いうことで、今日はここまで。

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2009.10.02

オクトーバーフェスト

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今、ミュンヘンにいます。
OKTOBERFESTの真っ最中です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
オクトーバーフェスト(独:Oktoberfest)は、ドイツ、バイエルン州の州都ミュンヘンで開催される世界最大の祭りである。1810年以来ミュンヘン市の西方のテレージエンヴィーゼ(Theresienwiese テレーゼの緑地という意)で9月半ばから10月上旬に開催され、毎年600万人以上の人が会場を訪れている。
(上記wikipediaより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
夫がミュンヘンで国際会議に出席するので、私は付録でついてきたのです。
子どもが小さいときは、いつも一緒に海外に行っていたのですが、
学校に行くようになってからは、もっぱら留守番でした。
が、子どもも独り立ちして、
久々に海外出張に付録。
さて、
昨日、現地時間(まだサマータイムなので日本時間とは7時間差です)の6時頃、ミュンヘン空港に到着。飛行機は満員で大変だったのですが、ずっと昼間のフライトになるので身体は疲れませんでした。
ミュンヘンは15年前に来たのですが、その時は鉄道できたので、今回のように空港は初めてでした。
随分と近代的と言うかおしゃれな雰囲気の空港。
さて、いよいよミュンヘン市内へと電車で向かいました。
車窓は、大陸です。
ずっと彼方までつづく田園。
赤い屋根の家々が遠く、近くに見えて日本の風景とはやはり違います。
そして、40分。
ミュンヘンにつきました。
その後はひたすら、ひたすら市内を大きな荷物をひっぱって、
歩いていると、ベロタクシーが、私たちに声をかけてくれて、乗りました。
ベロタクシー
面白いですね。
「1997年にドイツで開発された高性能な自転車タクシーとその運営システムである。なお、Veloは自転車の意である」。だそうです。
ビュンビュンと風を感じながら(酔っ払いばかりの町だったが、、、ははは)気持ちよく走ります。

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環境にやさしい乗り物でしょうか?
町中を走っています。

そうして、ホテルについて、
それから、疲れも吹き飛ばして、二人でオクトーバーフェストに出かけました。
会場は歩いて5分。

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もう歩いている最中も方々の酔っ払いの人々が、ジョッキを抱え、歌をうたいと、私たちの旅心はせかされます。
行き交う人々は民族衣装を着た人でいっぱい。

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会場からは民族音楽とそれに合わせる人々の歌声と話し声と笑い声。
歩いている私たちももう、楽しさ満開。
やっぱり、ここまで来たから飲もうか、、と夫といいながらお店を探しましたが、どこも満員。
最後に小さなワイゼンビールの店を見つけ、そこで立ちながら飲みました。
本場のビールにカンパ====イ。

十分楽しみながら、
楽しみながら、
ホテルについて、
後はもうバッタンキュー。

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