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2009.11.21

事業仕分け、矛盾噴出?

新しい試みとして期待していた行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)の「事業仕分け」。
その前半作業が終了しました。
テレビでも報道され、私もかなり興味をもって見ていたのですが、
実は映し出される画面に疑問をもっていました。
特に教育、学術部門。
えええええ???
子どもたちの将来を保障するために子ども手当を支給と言う政府じゃなかったの?
保障って一体なぁに???
と、思いました。
これじゃお金さえ支給すればそれでOK,と言う事???
教育の中身は?
と、思いながら聞いていたら、昨日、20日。
日本学術会議の金澤一郎会長の談話を発表しました。
日本学術会議のサイトからPDFで見る事が出来ますので、興味のある方はご覧ください。

談話では、
行政刷新会議の事業仕分けで、基礎科学や科学技術関連の項目について厳しい判定が出ていることに懸念の声も聞こえるとし、中・長期的視野に立った学術研究推進が重要と指摘。
科学・技術の成果は多くの研究者の長期にわたる継続的努力の積み重ねであり、多くの研究計画が多数の研究者の議論の積み重ねで作られており、「基礎研究への投資がたとえ短期間であっても大きく減少することは、研究を実際に担う人材の離散を生じる」だけでなく、国際競争力の低下、国家的損失を招くことは明らかだとしています。

実際、テレビを見ていても、
質問は「何の役に立つのか?」と言う事ばかりです。
教育、とくに基礎教育って結果がでるには相当な時間が必要です。
それを、成果を急がせ、すぐに結論がでなければ切り捨てるというのは、教育を育てるという本質から外れていると私は考えます。

この問題についての危惧を表明しているサイトやブログが目立ち出してきたのは、
やはりあまりに強引なやり方、決め方に対しての違和感かと考えます。
U-runner's Viewのブログには、
文部科学省への意見表明や、その他の事業について詳しく述べてありますので、関心のある方はご覧下さい。
==========
科学技術に対する低い評価は、薬学のみならず、日本の科学全体にとって重大な事態ですので、ご多忙とは存じますが是非皆様の意見を文部科学省、副大臣、政務官にメールしていただきたいと思います。
意見は事業ごとに行っていますので、以下の事業についてお願いします。各事業について、万遍なく意見件数があることが重要だと思います。
 事業番号:3-20 事業名:競争的資金(先端研究)
 事業番号:3-21 事業名:競争的資金(若手育成研究)
 事業番号:3-22 事業名:競争的資金(外国人研究者招へい)
 事業番号:3-38 事業名:競争的資金(ライフサイエンス分野)
 事業番号:3-39 事業名:競争的資金(女性研究者支援)
(上記ブログより引用)
==========

先のブログなども参考にさらにみると、、、
この19日には、
生物学や薬学分野9学会の会長と理事長が連名で、、政府に若手研究者の育成・支援の強化を求める要望書を提出しました。
13日の行政刷新会議による「事業仕分け」で若手研究者の研究費や雇用にかかわる予算を減らすことが求められたのに対し、この判断が日本の科学技術の発展を大きく損なうことを憂慮するとして提出したものです。

要望書では、民主党が科学技術政策で21世紀のわが国がめざすべきは「科学技術で世界をリードする国」でなければならないとのべていることを指摘。「科学技術を発展させるには、大学院生や若手研究者に希望を与え、その創意性を最大限に引き出すことが何よりも大切」だと強調しています。

さらに、
文部科学省の感染症研究国際ネットワーク推進プログラムが「廃止または予算縮減」とされたことを受け、日本ウイルス学会、日本細菌学会など4学会の幹部らが20日、緊急記者会見し、プログラムの継続と発展を強く訴えました。

ウイルス学会の野本明男理事長は「なくすことは感染症に対するわが国の安全にとって大変問題。海外の研究者との信頼関係の上に成り立っており、一度つぶしたら二度とできず、日本の国際的信用は失墜する」と述べました。

次にコンピューターでは、
次世代スーパーコンピューター開発予算が来年度計上見送りを含む削減を求められた問題で、シミュレーションにかかわる基礎科学の研究者たちでつくる「計算基礎科学コンソーシアム」が18日、緊急声明を発表しました。
============
行政刷新会議の事業仕分けで、「来年度予算は見送りを含む削減」を断じられた「次世代スーパーコンピュータ開発」について、大学教授らで組織された「計算基礎科学コンソーシアム」(代表=宇川彰・筑波大学副学長)はこのほど、同開発を「迅速かつ着実に推進することが極めて重要でここに強く訴える」などと、開発継続を求める緊急声明を発表した。
同開発で事業仕分けが出した結論に対し、「見送りに限りなく近い縮減。今回の唐突な結論は、我が国の科学技術の進歩を著しく阻害し国益を大きく損なう」と、不適切な判断だと批判している。
同コンソーシアムは「スパコンは、現代の科学技術全体において主要な位置を占めている」としたうえで、「国民生活につながる最先端の技術開発では、スパコンを使ったシミュレーションが、国際競争力における主要な武器になっている」と、同開発が基礎科学の研究の遅延など、影響は大きいと訴えている。
報道によると、事業仕分け人の一人として参加した計算機科学の第一人者である金田康正・東京大学教授が、スパコン予算削減に賛成する立場に回った。すでに、同開発に関係するスパコン御三家のうち、NECと日立製作所が、補助を受けている途中で撤退という異例の決断を出した。事実上、富士通1社だけになり、同社だけに国費を補助する意味が失われたため、「予算打ち切り」の判断をすべきと考えたようだ。
(上記ニュース原文ママ)
================

フゥム。
これは何と言うかぁ、、、
さて、さて、
学問だけでなく、芸術でも意見書が提出。
日本芸能実演家団体協議会は18日、「行政刷新会議『事業仕分け』に関する意見」を文部科学省に提出したと公式サイトにあります。
今回の事業仕分けについて、これまでの文化政策形成を無にするような議論が進められているとし、その仕分け結果を政権としてそのまま採択することに異議を表明。「施策の成果評価が成されていないことを短絡的な理由で一律に廃止・削減を実施することは、日本における文化芸術活動の停滞を招く恐れがあり、拙速である」とのべています。

音楽関係では、
日本オーケストラ連盟は19日、行政刷新会議が進める「事業仕分け」の「文化への予算」について、文部科学省に意見書を提出。
意見書では、今回の仕分け事業が、まず削減ありきの前提で進められたこと、これまでの文化政策形成を無にして経済効率や数値で示せる成果、効果だけを優先することについて、「世界の通念からも非常識な結論であり恥ずかしい思いさえする議論の結果」と批判しています。
また、このままでは芸術の質の低下は避けられないとし、「長期的視点に立脚する文化政策ビジョンに基づいた予算編成」となるよう求めています。

前半が終わったところで、このように各部門に意見、異論が噴出です。
と、言うことで改めて行政刷新会議事業仕分け対象事業についてご意見をお寄せくださいと言う文部科学省のサイトや行革推進の第3会場評価結果をみると、、、ため息が出ます。

次にスポーツ。
やはり日があたりませんでした。
事業仕分け:予算削減判定でJOC、実情訴えメール作戦
===============
17日のJOC理事会でもこの問題が取り上げられ、強化費などへの影響を懸念する声が相次いだ。その結果、ホームページで意見募集を始めた文科省に、遠征にいかに多額の費用がかかるかなど、現状を訴えるメールの送付を五輪メダリストらに促すことになった。板橋一太・JOC常務理事は「仕分け人がスポーツに詳しいとは限らない」と趣旨を説明した。
(上記ニュースより)
================
いろいろみるにつけ、
仕分けの反発の大きい理由は、
問答無用、無駄、無駄、、、
という印籠をみせつけ、反論や研究の意義を認めないところからくるものではと思います。
こうした目に見えないが確かに必要な財産は無駄としてバサリバサリ。
基礎教育、芸術などなど、すぐには結果が出ないが、
地盤として大きな礎になっている分野です。
そこを蔑ろにすることは、きわめて不安定な社会が築かれていくものと大きく危惧するものです。

また、仕分けは生活にも大きくのしかかります。
では、私たちの生活に対して本当に必要な部分は補充されるのか?
あるいは軍事費などはどうか、、、
をみると暗澹たる思いがします。
軍事費で「仕分け」の対象にしているのは、広報や自衛隊員の募集事業。
米軍への「思いやり予算」でも、「仕分け」の対象としているのは、自公政権下でも財務省が主張していた基地労働者の賃金だけ。

医療や薬価は直撃です。
薬価見直しについては漢方薬、湿布など「市販品類似薬」を保険外にすることも検討対象にしたことは、はなはだ疑問です。
これが無駄?
うううう〜〜〜ん。
入院時の食費を患者負担増の方向で見直し、
えええええ???
パートの均衡待遇助成金も見直し、
ナァニィ????
子どもの読書推進の事業は廃止。
いやはや、、、です。

無駄見直しとか赤字再生とかの言葉に踊らされ、
見過ごし、やり過ごしていたら、
じつはとんでもないことが起こりそうです。
この問題、しっかり、と見ていく必要があります!!!


The Japanese Government sorts journalize system.
The purpose is to avoid waste.
I think the primary of study or basic science is very important.
The fruits will not be able to come readily the world.
There lies the difficulty.
However, I will keep a very close watch it.
Thank you.

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コメント

■函館市長、市事業助成「廃止」を批判 職員向けメルマガで-本当は私たちは、財政ゾンビの手のひらで操られ遊ばされているだけだ!!

こんにちは。事業仕分けいろいろと軋轢を生んでいますね。これが、プラスの軋轢なら良いのですが、どうも実際にはそうでもないようです。こちら函館では、函館市長が事業仕分けのやり方について、「無礼」だとまで言っています。しかし、問題の本質はもっと別のところにあります。おそらく、今回の事業仕分け、私の考えではほとんど効果が出ないと思います。かといって、函館市長が擁護する函館市が推進する事業もうまくはいかないでしょう。多くの人は、本質を見失っています。実は、本丸は、私が財政ゾンビと呼んでいる、似非財政民主主義を信奉する財務省の高級官僚たち、および彼らの構築したインフラ、システムです。これを何とかしない限り、事業仕分けの委員や、函館市長も、結局は、財政ゾンビの手のひらで操られもて遊ばれているだけに等しいです。詳細は是非私のブログをご覧になってください。

投稿: yutakarlson | 2009.11.21 13:59

yutakarlson さん。
こんにちは。
お久しぶりです。
そちらはもう寒くなられたと思います。
どうぞお風邪などひかれませんように。

さて、
ブログ、拝見しました。
相変わらず、丁寧に分析なさっていて、とても刺激になりました。
この問題、確かに本質を見失いがちですね、、、

一つの側面だけを切り取っても、なかなか真の問題には突き当たりそうにないです。
ただ、いずれにしても、
目線をどこにおくか、、、どの立場にたつか
と、いうことは、
政権が変わっても、必要であるということは言えるのでしょうね。
しっかりとこれからも見ていきたいと考えていますので、
また情報やアドバイス、是非、いただけたらと思います。
では、、、

投稿: せとともこ | 2009.11.21 15:36

せとさん。今晩は。

科学や民主主義の発展には金や時間が必要です。仮説を生み出すヒラメキも人間の尊厳を尊重しようとする暖かいハートも、ビジネス・ライクな姿勢からだけでは生まれません。古代ギリシャが教えてくれております。今やられている「仕分け」の仕事は科学や民主主義を益々貧しくする方向に追い込んでいるようなものです。これでは主権者国民が折角退場させた、小泉政権の構造改革の復活です。(多くの仕分け人が小泉「改革」の推進者だそうです!!)
国民が生み出した国富は沢山あるのです。無用な軍事費を削り、大企業・大資産家に対する法外な、不公正な税の優遇をやめれば、財政資金はあるのです。
それをやらない民主党は自民党とどこか違うのかと、叫びたくなります。そのうち「仕分け」でムダ省きに努力したけど財源が足りないからと、消費税の増税を言い出す積りかも知れません。

政権をとったら、基地問題、機密費、後期高齢者制度廃止、国会審議の在り方・・・等々で変身、変身の民主党です。主権者国民を騙しました。許せません。監視を強め、非民主、反国民の為政に対しては国民大運動を展開して正さなければならないと思っております。

#大学のドクターコースを終えた、或いはドクターを取得した有為な若者達に対する仕打ちは、まさに悪政の象徴です。一生懸命勉強、研究して来た日本の頭脳、科学者を、金儲けには役に立たないからと、トブに捨てています。真理も、日本の科学も文化も死んでしまいます。(ゝ_〃)

投稿: hamham | 2009.11.21 17:39

せとさん、こんばんは。

僕はどうも、仕分けをしている人たちは自分に酔っているようにも思えますね。今のトレンドに乗ってるだけというか・・・。

もちろん、素人というか、部外者の視点から無駄な予算について考えることは必要なことだとは思いますが、現場をわかっている人間の意見ももっと尊重してもええやろうと思うことも多々あります。

農業問題の方面もなんだか危ない雰囲気ですよね・・。

とにかく、国民がしっかり行く末を見定めて、いつでも審判を下せるよう心構えを持っておく必要がありますね。決して、盤石ではないんだよと民主党にもわかっていてもらわないと。

投稿: がん | 2009.11.22 19:27

hamhamさん。
がんさん。
おはようございます。
連休はいかがお過ごしですか?
私はモミジを撮ろうと頑張っているのですが天気が今ひとつです。


hamhamさん>
はい、科学、随分いじめられています。
夫も、こうした事態が若手の研究者の成長を阻むものでは、と危惧しています。多くの研究者が、文部科学省にメールを意見書を出したりしています。
さてさてさて、、、どうなるかですね。
ふぅむ。

がんさん>
トラックバックありがとうございます。
確かに農業問題も深刻ですね、、、
フゥム。
深刻な問題ゆえ今後も考えますね、、、
その折はまたご教示くださいね。
では。

投稿: せとともこ | 2009.11.23 09:10

 でもねぇ、被告席で弁明も許されなかったあの事業を決定して執行した犯人は官僚ではなく、自民党政権だった。すくなくとも役人は下っ端で、主犯は自民党だと思う。
 だとしたら、あれは民主党政府の内部でやらずに国会ですべての政党から仕分け人を出してやってもらいたかった。予算委員会をあのスタイルにして、仕分け人に与野党から議員を出す。仕分けの評価が即時公開されれば賛成意見と反対意見がくっきりと見えて、そのうえ検事役に主計官、被告席に各省幹部がすわれば…いつ、どんな爆弾が飛び出すかのスリルがあって、テレビ局はドラマやワイドショーより視聴率を稼ぐと思う。

投稿: 罵愚 | 2009.11.23 17:40

こんにちは
>実際、テレビを見ていても、<

テレビ報道の印象だけでなく、「何が問題にされたか」を見て考えることも大事かと思います。
スパコン事業に関しては、菊池誠さんのブログ(次のコメント以降)
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1249777100#CID1258173813

牧野淳一郎さんの記事
http://jun.artcompsci.org/articles/future_sc/note074.html#rdocsect79

などが参考になるのでは。無論お二人ともスパコン開発研究や予算投入に賛成の立場ですが、その方たちから見ても従来のプロジェクトそのままでは問題があるようです。

投稿: kiriko | 2009.11.24 18:22

1 仕分けなど国会議員の仕事ではないか?新人議員には仕分けの能力もないそうだ。そんな議員は試用員採用とし給与を払う必要はない。
2 くだらない予算を求めた官僚の仕分けが必要である。問題官僚は配置換え、窓際に。
  同時に、くだらない仕分けを頻発している、仕分け担当委員、そういう委員を選んだ人間の仕分けも必要である。
3 防衛省、財務省その他の天下りもチェックせよ。公務員住宅も仕分けせよ。肝腎の項目はノーチェック。思いやり予算など一喝して削除、である。これをやらないでなんの仕分けか。

投稿: 古井戸 | 2009.11.25 07:10

御サイト拝読。サイト内では今回の「事業仕分け」に厳しい意見が噴出しておりますが、問題はなぜか、TV,新聞などマスコミからは安易な礼賛のコメント(特に民放のTVのニュースなど)が多勢を占めることには疑問を感じざるを得ない。一体、なぜでしょうか。
いっぽう、「スパコン」などに象徴されるように、11月22日のフジTV「新報道2001」で、その削減のもたらす弊害が冷静に報道されたところ、その日の午後以降では、他のマスコミがこぞって「スパコン」の重要性を声高に言い出したのでした)ジャーナリストたるもの、根性をもって冷静に提言してほしい。
確かに必要以上の無駄は良くないでしょうが、何をもって「無駄」と決め付けるのでしょうか。今回はその「仕分け」の論点があいまいなことにも課題は多いのです。
科学技術に関する若手研究者への補助はいうまでもなく、子どもたちへの優れた音楽芸術を提供する分野、芸術家の海外派遣などの事業では1+1=2というように即、回答が出ないといって、斬り捨てていいのか。昔から「桃栗3年、柿8年」と言う言葉があるではないですか。これでは、叡智なき無知の「仕分け」で、日本の10年後が怖ろしい。

投稿: 白ネコ | 2009.11.25 17:42

kirikoさん。
古井戸さん。
白ネコさん。
罵愚さん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
今、旅先なのでお返事が遅くなりました。
いろいろ情報やアドバイスいただきながらが失礼していました。
この問題、非常に大きな意味があるので、私もゆっくりじっくりと見ていくつもりです。

家に帰り次第、落ち着いたら、またお返事や新しいエントリーを挙げたいと思っています。
その折は、またご意見やアドバイスをいただけると嬉しく思います。
ではまた。

投稿: せとともこ | 2009.11.26 15:41

こんにちは、せとさん。

仕分けで自分の研究所がとうなるか不安におののいています。なんてね、私は「成るように成れ」と諦めている部分があるのね、本質的に「将来ビジョン」というものの必要性を感じない国民が選んだ政治家がやることだから、どう転んでも良くなる話は無いのでね。

ただね、ビックリしたのは国立大学の運営費交付金に関して、削減方向で見直し対象とした事ね。これは、びっくりしました。というのは、選挙前にあるNPOが各党に「科学技術政策」に関する公開質問状を送っていてね、民主党はそれに回答しているのね。

質問の中にはこういう部分があるの
「国立大学の法人化がスタートして5年が経過しました。この間、東大など一部の「勝ち組」をのぞいて多くの大学が疲弊した、また本来の意図とは逆に中央省庁の影響力が強まった、など、問題点も指摘されています。貴党における、国立大学法人化制度の評価と、今後の国立大学の役割について、お聞かせください。」
回答は
「自公政権が削減し続けてきた国公立大学法人に対する運営費交付金の削減方針を見直す。また、大幅に削減されてきた国立大学病院運営費交付金については、地域高度医療の最後の砦であることや、医療人材養成の拠点、研究機関としての機能を勘案し、速やかに国立大学法人化直後の水準まで引き上げるとともに、今後十分な額を確保していく。」
だったのね。

まあ、たかがNPOの公開質問状だから、適当に答えておいて後で裏切ったってかまわないと思われたんだろうけどね。

投稿: 技術開発者 | 2009.11.26 17:02

ちょぃ脱線します。


http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/h-kekka/3kekka.html#1113
うちの知っている所から連絡がありました。
(主に理系)垣根越えて、研究して優れた人材を育成しようという大学の研究機関も対象になり予算が半分になるかも。理由は読んでないのでしりません。(うちの旧式ではむずぃです。)

政治が身近に感じられるのは本人確認法関連以来です。

投稿: あゆ | 2009.11.29 08:31

技術開発者さん。
あゆさん。
こんばんは。
示唆に富むコメント、いつもありがとうございます。
今まで出かけていたので、お返事おそくなり失礼いたしました。


技術開発者さん>
そうなんですかぁ、、、
そういえば、きくちさんのところでも話題になっていますね、、、
ううううう===ん。
夫の研究分野も、かなり厳しい状況になってきそうですが、、、
さてさて、どうなることやら、、、
また、考えて記事にします。


あゆさん>
事業仕分け、そのものは多くの国民も賛成しているようです。
また、今まで不透明であった部分が明らかになることはいいのですが、
なんだか、ひと括りの雑な仕分けが気になるところでもあります。
いずれにしてもこの問題、もっと見て行く必要がありそうですね。

投稿: せとともこ | 2009.11.30 21:02

 政権発足100日を待たずして、マニフェストの約束は破られ、マニフェストには書かれていなかった法案が幽霊のようにさまよう。マスコミの必死の援護の甲斐あって、テレビや新聞による世論調査では高い支持率を得ていても、ネットや先月の朝生の視聴者アンケートのような、政治に関心の高い層はすでに離れている。
 理由はふたつあって、政治理念、基本政策、国家観、歴史認識、政治思想と呼ぶような政治家としての根元的な部分で、まったく異質な人たちが政権と呼ぶ権力掌握だけを目的にして寄せあつまった政権だから、というのがはじめの理由。
 ふたつめは、この終末現象的な経済状況を脱出して、国民が元気の出る経済成長を確信するような経済の基本政策をもっていないこと。国民全体がこじきになって河原でもの乞い生活をするような政策では…

投稿: 罵愚 | 2009.12.01 06:28

こんにちは、せとさん。

私が少し勘違いしていた面もありましてね。運営費交付金そのものは見直すんだけど、その大元に「国立大学が独法であることについても見直す」みたいな事も書いてあるんですね。そこから考え直すんなら歓迎する面もあるんです。

なんていうか、「独法は無駄だから無くす」みたいな極論も一部では流布して、人が怯えていた面も有るんだけど、「無くす」には二通りあって、「現実に無駄だから無くす」もあるし「独法にしておくのが無駄だからもう一度国の機関に戻す」も無くすではある訳ですね(うちもそうなると良いのだけどね:笑)。

なんていうかな、私は色んな会社の人と話すことが多いんだけどね。経営という事に関するとね、「こうすると将来困ることになるけど今をしのぐためにはこうするしかない」なんて事がとても多いものなのね。いろんな会社が多かれ少なかれ、そういう経営をやり、将来に困ったときには苦しみながら乗りきったり、乗り切れなくて潰れたりとかね。大学を独法にして個別に経営をやらせるっていうのは、或る意味で経営者にそういう「将来を食う」決断をさせるという事でもあるんですね。それが果たして本当に効率的なことなのかどうかは考えて見て欲しいのね。なんていうか、大学の独法化の時に、国民は何をどう想定して独法化に賛成したのかいまだに良く掴めないのですよ。

>きくちさんのところでも話題になっていますね、、、

利益に対して「利益質」「利益質係数」という概念を導入する経営の話をして、「効率化」に関しても「効率化の質係数」なんて概念を出してみたりしているのだけどね。なんていうかな、利益というものだけ見ると数字として「増えたか、減ったか」一目で分かるんだけど、一つの利益が得られた要素に注目すると「外延性」「継続性」「公正性」とかのなかなか数字にならない面があるのね。数字は強くて、そういう数字に成りにくい要素は無視され易いのね。それを数値化して、数字の利益にかけ算してしまうという事をしないと、そういう「これをやると将来には困るぞ」みたいな事が埋もれてしまうのでね。

投稿: 技術開発者 | 2009.12.01 10:45

罵愚さん>
まぁ、長い目で見ていきますかぁ、、、


技術開発者さん。
はい、私も大学の独法については、あの当時、書き込みました。
http://ts.way-nifty.com/makura/2004/04/post_10.html

その後の環境の変化についても、
ずっと見守りつづけています。
http://ts.way-nifty.com/makura/2006/06/post_0219.html
このときは、
教授陣の負担増に加え、学費の値上げも問題にして書きました、、、

今でも、独法化についての政府の言い分には納得していません。

もし、見直すなら、
おっしゃるように、システムそのものを見直してもらいたいものです。


「一つの利益が得られた要素に注目すると「外延性」「継続性」「公正性」とかのなかなか数字にならない面があるのね。数字は強くて、そういう数字に成りにくい要素は無視され易いのね。それを数値化して、数字の利益にかけ算してしまうという事をしないと、そういう「これをやると将来には困るぞ」みたいな事が埋もれてしまうのでね。」と言われる開発者さん。
本当にわかります!!!
仰る通りです。

フウム。
ため息です。
どこから見ていけばいいのか、
何から解決すべきか???
と。

投稿: せとともこ | 2009.12.01 16:08

うちのコメントの件、日記に書きました。

投稿: あゆ | 2009.12.01 19:51

あゆさん。
エントリー、拝見しました。
トラックバックお送りしたのですが、届かないよぉおお。
残念。
さて、あなたの記事、簡潔にまとめてあって、
すごく、よく分かりました!!

投稿: せとともこ | 2009.12.02 15:44

ん??なんででしょうね。前はできたのに・・・。

投稿: あゆ | 2009.12.03 10:06

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