予算委員会を見てツラツラと その2 追記あり
今日も仕事の合間にツラツラと衆議院予算委員会を見ていました。
今日の主役(?)は自民党、石破さんと共産党の笠井さん。
お二人の質疑は、仕事の手を休めてみてしまいました。
と、言うことで、お二人の論戦について感想などを書き留めておきます。
(耳で聞いたことなので、あくまで感想です。数字などは聞き間違いがあるかもしれないので、ご容赦ください)
まず石破さん。
相変わらずの石破さん。
見ているこちらの方の目が乾いてきます。ははっは。
本当に、いつ瞬きするんだろう???
前日の4人の議員と違って、石破さんは、感情論に訴えることのないようにと討論を研究されてきたようです。
感情に訴えないと、言うことは「論理」で突き進み、突き崩そうとの狙ったのでしょう。
「定義」「定義」「定義」で論理を進めようと戦術を組んだ模様。
まず最初は「マニフェストのパラドックス」について。
実は私は寡聞にして、「マニフェストのパラドックス」なる言葉、今日、初めて知ったのですが、
意味は「公約は必ずしも選挙民の要求を反映しない」ということだそうです。
なんとなく小泉さんの「公約なんて守らなくてもいい」を思い出したのですが、
結局、マニフェスト、マニフェストと連呼(?)する総理に、マニフェストも変わっていくものだと、
言うのが石破さんの主張。
なるほど。
それは確かにそうです。
マニフェストに書いてあるからと、金科玉条のごとく、それだけをやるのなら、議会はいりません。
これに対して、総理も「公約にも優先順位があるが、前政権から引き継いだ負の遺産をまずは整理していくことが当面、緊急の課題」と言うような内容を述べました。
まぁ、ここまでは互角。
次に米軍基地問題。
これは揺れる民主党に揺さぶりをかける絶好の機会と石破さん、意気込んだのですが、
意気込みすぎでした。
「定義」「定義」と質すのですが、
定義を聞かれたので理念を述べる総理に、「それは甘い」といわれ、
ご自分の定義を、さも全国民が認めているように披露するのです、、、、、
ううううう====ん。
しかも石破さん。こんなことを言われました。
「沖縄の人々に基地問題を問えば、大多数は反対するのは決まっています。
が、、、、、、、、、」
と言われて持論を展開。
私はこれを」聞きながら、「この人はどこの国の代表?」と思った次第。
いやぁ、アメリカとの関係が大切なことは私も異論はありません。
が、
やはり、私たちは日本人なのだから、日本の国民とか県民が考えている、願っていることを第一にすべきではないでしょうか?????
次に共産党の笠井さんと岡田克也さんの質疑応答。
これは、一も二もなく笠井さんに軍配があがりました。
岡田さん、、、、
うううううう====ん。
でした。
困ったな、これじゃ。
うううううむ。
米軍基地移設に関しての鳩山さんの選挙遊説や、あるいはマニフェスト、テレビ討論などなどを元に、
大きくぶれている現政権の方針について質す笠井さんに対して、
鳩山さんは「なんとか、マニフェストを実現したい」と苦しい胸のうちを述べます。
一方、岡田さん。
「マニフェストと公約は違う」とか言い出したり、
あるいは、2005年、代表のときと今の状況は違う、とか言い出して、
笠井さんに「2005年も、今も基本は変わらない、1997年の合意以降、状況は同じ」と諭されていたのです。
これではいけない、巻き返しを図ろうとするのですが、
ついに「共産党とは安保についての認識が違う」と、まるで自民党が言うようなことを答弁。
これには笠井さん。
「安保について聞いているのではなく、基地問題をどうするかを聞いているので、共産党の意見ではなく、県民の願いなんだ」と言うような内容のことを言われて岡田さんの不見識とも思われる発言を指摘していました、、、、、
まぁ、
こうしたやりとりが何度かあり、時々は総理も話すのですが、
鳩山さんは相変わらず「願いとしては沖縄県民の希望通りに、しかしアメリカも大切」という煮え切らない態度。
あらあらあら、、、
こんなとき、福島瑞穂さんは、何を思っているのかな?????
いずれにしても、今日の予算委員会。
鳩山政権の踏ん張りどき、値打ちが試される事案が山積みのなか、
どのように対応していくか、問われる委員会でした。
政権交代。
そして、
これからの政権運営。
並大抵ではないことと思いますが、
私たち、国民が望んでいることは何か。
しっかりと私たちの立場にたって、政策を作って欲しいと心から願うものです。
と、言うことで、今日も感想をツラツラ。
Today, a budget committee was in session.
I considered about public commitment in all it’s aspects as watching on TV.
What’s a public commitment?
It’s difficult problem.
Thank you.
追記。
早速、このやり取りは、選挙中の発言、公約でない=普天間めぐり岡田外相−衆院予算委とニュースにも挙がっています。
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岡田克也外相は4日午後の衆院予算委員会で、沖縄県の米軍普天間飛行場の移設に関連して「(衆院選)公約と選挙中の(党幹部の)発言とはイコールではない。公約はマニフェスト(政権公約)だ」と述べた。マニフェストに明記した政策が「公約」であり、街頭などでの発言は「公約」に当たらないとの認識を示したものだ。
共産党の笠井亮氏が、選挙中の鳩山由紀夫首相の「県外、国外移設が望ましい」との発言と、外相が県内の米軍嘉手納基地への統合案を検討していることとの整合性をただしたのに答えた。笠井氏はさらに、外相が民主党代表だった2005年の講演で「首相になれば普天間の県外、国外への移設実現を目指す」と発言したとも指摘。「政権に就いたのだから、米側と正面から交渉を」と迫ったが、外相は「05年と現在ではかなり状況は変わっている。ただ、沖縄の負担を軽くしたいという思いは変わっていない」と苦しい答弁。
(上記ニュースより)
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フゥム。
マッタクですね。
笠井さんは、岡田さんに対して、
「選挙民は、一体何を信用すればいいのか」と問いただしましたが、
本当に、、、、、
そうですね。
岡田さん>
しっかりしてください。
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コメント
しかし、あの閣僚席の映像はすごいですねぇ。どうしたら、あの顔ぶれから、ひとつの政策がひねり出せるのか…福島瑞穂と亀山静香のまえを歩いて答弁席に向かうときの岡田外務大臣の胸中は。
動物園と植物園と博物館と図書館と美術館が国会議事堂に同居したような図柄でした。
投稿: 罵愚 | 2009.11.04 18:41
>しかし、あの閣僚席の映像はすごいですねぇ。どうしたら、あの顔ぶれから、ひとつの政策がひねり出せるのか…福島瑞穂と亀山静香のまえを歩いて答弁席に向かうときの岡田外務大臣の胸中は。
ははは〜〜〜〜
本当に。
さてさて、どうなることやら注目です!!!
投稿: せとともこ | 2009.11.05 14:00