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2009.12.10

子ども手当てってナァ〜〜〜ニィ???

政府税調:「扶養控除」廃止 「特定」縮減検討もと言う話題がテレビの番組のあちこちで散見。
私も自分の生活にモロかぶるので、興味をもってみています。
まぁ、なんというか、、、中身をみると、
ため息です。
=============
政府税制調査会は4日の全体会合で、2010年度税制改正で「子ども手当」の代替財源として、所得税などの「扶養控除」を廃止することで合意した。子ども手当の対象にならない23~69歳の扶養家族(成年扶養)がいる世帯は増税だけになるため、新たな控除を設けるなどの救済策を講じる方向で最終調整を進める。さらに政権内部では「特定扶養控除」(16~22歳が対象)の一部縮減を求める声も浮上している。
(上記ニュースより)
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子ども手当て、、かぁ。
ウウウム。
今更「そもそも論」をしても栓ないのかもしれないが、
本当に、こうした手当てが子どものためになるのかな???
子どもをもつ世帯の一時的な助けにはなるのだろうが、、、
が、、、
本当に子どものためにお金が必要になるのは義務教育終了後。
高校、大学、
ましてや大学で自宅外から通うことになる下宿生の子をもつ保護者にとって、家計の負担はかなりのものです。
それが私学なら、
そして理系なら、、、
その負担は大変です。
民主党の現法案、本当に必要なところに使われていくのか、と疑問を持たざるを得ません。
と、いうのも、
この子ども手当ての財源確保のために負担増となる分野があまりに多過ぎるからです。

取りざたされている所得税・住民税の扶養控除廃止は言わずもがな、ですが、
目に見える部分以外に、この控除廃止が影響を及ぼすのが、
なんと、
なんと、
保育所の保育料をはじめ、私立幼稚園就園奨励費補助や国民健康保険制度、後期高齢者医療制度の自己負担など23項目にものぼるというのです。

あららら、、、
ですね。
これは。
一体、なんのために、誰のためにする政策かと今さらながら首をかしげます。

では具体的にみていきましょう。

扶養控除の廃止によって、これまで所得額から差し引けた額(所得税は38万円、住民税は33万円)が差し引けなくなることや、そのため課税される所得が増加、所得税額や住民税額が増税されることは、報道でもワンワン・ガヤガヤと言われています。
さて、
社会保障制度の多くは、その自己負担額などが、所得税や住民税額、課税所得額などを基準にしていること、住民税が非課税かどうかを基準としている場合が多いのです。
そのため、扶養控除の廃止と連動して他の制度の負担が思いもかけず「増える」のです!!!

私も今、思い出したのですが、我が子が高校生の時(随分、ずいぶん前ですが)、
その頃の居住地では私学に通っている場合、年間4万円くらい(だったと思います)の補助がありました。
それを受給するため、前年の住民税とか所得税の証明を提出していました。

こうした証明は、いろんなところでの基準になります。
今、
この基準となるべき所得税や住民税が変わることで、
これ以外の負担がドドドンと増える、ということなのですが、、、
とくに、
先にも書いたように、子育て世帯では、
保育所や幼稚園などの費用に跳ね返ります。
またお年寄りにはビビビンと波のようにうねりがきます。
後期高齢者医療制度の自己負担とか、とか、

さらに、
さらに、
今、大きな問題として浮かび上がろうとしているのが、
消費税率アップというとんでもない構想です。
============
日本経団連の御手洗冨士夫会長ら首脳陣は九日、都内で財務省幹部らとの意見交換会を開き、税制改革や消費税引き上げなどについて議論した。
(中略)
消費税について、渡辺捷昭副会長(トヨタ自動車副会長)が「持続可能な社会保障制度の拡充に安定財源の確保が大事」と述べた上で、引き上げが必要との認識を示した。
藤井財務相は「私は昭和四十年代から消費税が基幹税になるべきだと考えていたが、それには国民の理解が不可欠。導入に向けた環境整備に努めたい」と述べるにとどめた。
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結局、
財源は消費税にいくのか???
と、ため息。

消費税をあげてまで、
子ども手当てって必要か?
と、思うことしきり。
手当てをもらっても、消費税が上がれば、結果、買い控え。
子どものために、一体、どのように遣えというのか???

本当に、子どもの教育や環境整備を謳うなら、
保育所や幼稚園の費用をもっと安くするとか、
乳幼児医療費を無料にするとか、
就学援助制度をもっと充実させるとか、
学校の教育環境を豊か(30人学級などなど)にするとか、
大学の授業料を安くするとか、
とかとか。
いろんなことがあります。
こうした整備を十全に行うことこそが、
次代の子どもたちを育てる政治ではないかと考えるものです。
この問題、今後も引き続き注目です!!!


The Japanese Government will give protector under 15years old a monthly allowance of 26,000yen.
The reason is to help living expenses.
That is a very good plan.
However it is difficult to look for a new source of revenue.
Ia rate of a consumption tax will be appropriate for source of revenue , it is very embarrassed with many people.
Thank you.

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コメント

 政治家は養育と教育のちがいが、わかっていないのではなかろうか?明治維新以来、教育は政治の責任で充実してきたが、養育は一義的には、親の仕事でしょう。カッコーやホトトギスの托卵のように他人に育てさせるのも、他人の子供を育てるために税金が使われるのにも、生理的な嫌悪感を感じる。

投稿: 罵愚 | 2009.12.14 06:22

罵愚さん。
社会の担い手を教育していくという意味では、
国の責任は大きいとは思うのですが、
今回の手当ては、
確かにあなたの言われること、
納得します。
教育と養育ですかぁ、、、
なるほど、、、

投稿: せとともこ | 2009.12.14 12:19

子供は誰のものか、教育は誰の責任か、は、そのときの社会の人間観の反映であり、<何が正しい>という絶対的(歴史を超越した)な基準はないでしょう。

個人の責任とすれば、教育の、ひいては、収入、生活の水準=クオリティ、が累積され大きな差別につながります、これは社会の不安定を招きます。

わたしは、子供は親のものでなく、親の一時的な預かりものだと考えています。親が教育に専念できる時間が昔に比べ制約されているし、社会で暮らしていくための基本知識は高くなった。社会が責任を分与する度合いを高めていくべきだと思います。

投稿: 古井戸 | 2009.12.14 12:30

古井戸さん。
コメントありがとうございます。

頂いたコメント、とてもよくわかります。
以前「母子加算全廃問題について」
http://ts.way-nifty.com/makura/2009/06/post-43e8.html

「社会保障とは、、、」と言うエントリーを挙げました。
http://ts.way-nifty.com/makura/2009/06/post-402a.html

この時は、
先の政権が母子加算全廃を打ち出したときのエントリーです。

その折、Looperさんと言う方から次のようなコメントを頂きました。
「そもそも、国の財産である子どもの基本的な養育費や教育費ですら、受益者負担論理がまかり通る社会は、未熟な国・社会と言って良いと思います。これってある意味、亡国の論理ですよ。」と。


私も古井戸さんやLooperさんの意見に近い立場です。
が、
今回の子ども手当てについては、
国が子どもの学ぶ権利を保障する、と言うものから逸脱しているような気がしてなりません。
罵愚さんの意見に全面的な納得はしませんが、
そういうご意見が多々あるだろうとは思います、、、
本エントリーに書いたように、
手当ての財源のために、
結局は「首を絞めかねない」ような政策が打ち出されようとしていることには、危惧を覚えます。
さてさて、、、
この問題も今後、見て行くことが必要ですね、、
ああああ、、忙しいぃいい。
ではまた。

この時も社会保障について活発なご意見をいただいたのですが、

投稿: せとともこ | 2009.12.14 12:53

こんにちは、せとさん。無駄話です。

>罵愚さんの意見に全面的な納得はしませんが、
>そういうご意見が多々あるだろうとは思います、、、

なんていうかな、その昔、フィリピンでクーデターが起きたときにね、日本の開発援助がずいぶんピンハネされてスイスの銀行に預けられていたなんて話があったんですね。でね、いろいろと調べて見ると、日本の明治に起こったような事が起こらないお国柄というのにぶつかったんですね。なんていうか、いろんな国の発展史を調べると日本の明治期の産業発展というのは或る意味で国際的には特殊な感じをうけるんですね。

その一番の違いというのが、金持ちの持つ公共意識みたいな部分ね。明治というのは激動期だから、田舎から出た才覚のある若者が運良く小金持ちになる事も多かったんだけど、その金でさらに産業を興そうなんて事を結構するのね。なんていうか、自分は充分に食えて居る小金持ちが、その金を貯め込んで悠々と生きるという選択じゃなくて、「この金で次の産業を興して日本を発展させる」みたいな事をとても良くやっている訳です。また、自分が出た田舎の頭の良さそうな若者を田舎から呼んで家に書生として住まわせて教育を受けさせるみたいなことも結構多いのね。

その当時の東南アジアの開発援助なんかも、根底に日本の「タネを撒けば芽が出る」みたいな意識があった訳です。例えば公共工事に開発援助して現地の建設会社に金が落ちたら、その金を設けた小金持ちが次の産業を興すような期待ね。でもね、そういう動きが全く無いという事じゃないんだけど、その小金持ちがその金を外国の銀行に預けて悠々と生活する方を選んじゃうみたいな話も良く聞いた訳です、「これが日本とはちがうんだよ」なんてね(笑)。

まあ、今は日本は援助する側だけどね。もしも経済が破綻して本当に貧しくなって、その時に援助があって、小金持ちにができたら、今の日本人なら次の産業を興すよりも外国の銀行に預ける方を選ぶんじゃないかって気もするのね。いつの間にか「この社会のために」なんて意識は無くなって「自分が」ばかりだからね。

投稿: 技術開発者 | 2009.12.14 14:54

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