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2009.12.04

アフガニスタン増兵???

NATOのアフガン増派、「5000人以上」と事務総長
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CNN) 北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は2日、オバマ米大統領が決定した3万人規模のアフガニスタン米軍追加増派を受け、NATOから少なくとも5000人余りをアフガンに追加派遣する意向を表明した。
同事務総長はCNNのインタビュー番組「アマンプール」で、5000人の増派規模が「現在の承知事柄に基く」と語った。また「多数の政界指導者らとの話し合いで、わたしは増派規模を大幅に拡大できると確信している」と述べ、さらに数千人増えるとの見通しを示した。
NATOが増派を実施した場合、アフガン駐留規模は約4万7000人に膨らむ。米軍の駐留規模は、オバマ米大統領が1日に発表した追加増派で10万人に近づく見込みだ。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ムムム。
ムムム、、、、
何ということかぁ。
ムムム。

一方、 NATO諸国、アフガン大量増派には慎重 米新戦略うけと言うニュース。
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北大西洋条約機構(NATO)の外相会議が3日、ブリュッセルで始まった。アフガニスタン新戦略のもとで3万人増派を決めた米国が応分の負担を迫るのに対し、他の加盟国がどの程度応じるかが焦点。長引く派兵で各国の世論は厳しさを増しており、多くは大量増派に慎重だ。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ウウウ、ム。

結局、オバマさん。
解決は(本当は解決どころか問題や矛盾の拡散でしかないが)「力」に頼る、ということだったのでしょうか???
焦点であるアフガン問題解決の道筋を見通せないままに、3万人の米軍増派を決め、
アフガニスタンに展開する米軍はなんと、なんと約10万人。
オバマ政権下で実に3倍に膨らむ計算。
そして、先のニュースにもあるように、
NATO諸国にも1万人近い増派を求めています。
が、
これは今のところ、NATOが静観中。

オバマさんの青写真は、
武装勢力タリバンの攻勢を抑え込む。→拠点を確保。
そして、現地のアフガニスタン人を訓練。→戦争の出来る国「アフガニスタン化」を進める。
と、いうものらしいのですが、、、
このシナリオが到底、成功裏に終わるとは思えません。
なぜなら、
このような政策はどの政権も行い、
どの政権も成功していないから。
むしろ、現地の人々との思いに大きな溝をうみ出し、それが次の憎しみや怒りや暴力へと連鎖してきたことは、
ずっとずっと見てきているから(これは、なにもアメリカでけではありません。イギリスもロシアも、、、です)

今、本当にすべきことは、戦争が泥沼化した真の原因は何か?
と、原点に立ち返り、
そして、それはアメリカ軍、NATO軍の作戦が現地の一般市民に多大な犠牲をもたらしたことである。
と、いうことに気がつき、
その原点を見直すことです。

オバマさんは、
この戦争には「同盟諸国と世界の共通の安全保障がかかっている」と述べました。
そして、いつものように印籠は「テロとの戦い」。
テロを持ち出すことでNATO諸国など派兵する国ぐにやアフガン周辺諸国の支持をとりつけようとしています。
だがしかし、
このテロ。
そもそもは、
アメリカ軍やNATO軍への反発であることをみると、
力で押さえることが、テロとの戦い、しかも有効な手段となるのだろうか?
いや、ならない。
と、思うものです。


確かにアフガニスタンのカルザイ政権。
怪しい政権です。
選挙での不正と腐敗などで内外から正統性を問われています。
が、
オバマ政権はカルザイ政権を支持。
こうした構図はアフガニスタンの人々には、
アメリカ軍、NATO軍ともども「国民の敵」のように感じられるでしょう。
なにしろ、
時の政権を支持し、
銃を構えて乗り込んでくるアメリカ軍。
とても味方とは思えません。
テロ退治、と言うが、住民にしたら、どちらが「より暴力的か」と思うところです。

組織的なテロは多くの場合、貧困や抑圧などの社会的不公正を土壌にしています。
テロは犯罪であることは明らかです。
これは根絶すべきです。
許してはいけません!!!
が、
根絶する手段は、
軍事行動ではありません。
なにしろ、軍事行動で根絶しようとすると無辜の民も大勢、犠牲になります。
また、たとえ許しがたいテロリストでも、
空爆で攻撃する、というやり方は野蛮です。
警察の力で捕まえ、裁判にかけ、刑を決めるべきです、再びテロリストが生まれないために。

国際社会の協調をはかる。
と言うアピールで誕生したオバマ政権。
今、
すべきことは、
国連主導の判断にゆだね、従うことではないか、、、と思うものです。

なお、お玉さんが編集に関わっている「アフガン戦争と憲法9票と非武装自衛隊で終わらせる」と言うかもがわ出版からの本が来年の2月1日から堂々と本屋さんに並びます!!!
素晴らしい。
と、言うことで、
私は買い求めます。
興味のある方は是非、ご一読を!!!
と、お勧めです。


Is President Obama's new plan for Afghanistan feasible plan?
And will NATO forces and U.S armed forces ever be able to completely secure by an act of aggression?
Answer is “NO”.
I insist on the troop withdraw.
Thank you.

 

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コメント

せとさん、
アフガン造兵=力によるタリバンの掃討の強化
という単純な評価はできないと思います。

今のアフガンでは、和解のプロセスを進める上でも、復興事業を進める上でも、平和維持のための兵力が必要とされている面があります。要は、兵力が何に使われるか次第で、増派の意味も効果もまるで違ってくるのです。

もし増派兵力が、ブッシュ時代と同じ、「不朽の自由作戦」に投入されるのでは、せとさんの懸念の通りになるでしょう。

しかし、オバマはイラクで進めてきたような敵との和解プロセスを進めることを明言しています。増派された兵力が、この和解プロセスに参加する人(タリバンを含む)たちを守り、敵を攻撃するのではなく、治安を守ることに使われるなら、大変意味のあることなのです。

この辺の現実を知るのにお勧めの本が
東大作著「平和構築 ―アフガン、東チモールの現場から」
です。

ぜひ、一読をお勧めします。
最近では、一番感銘を受けた本です。

投稿: Looper | 2009.12.05 23:38

Looperさん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
ちょっとバタバタしていてお返事遅くなりました。
さて、頂いたコメントですが、確かに言われるように、
アフガン増兵が力の押さえ込みと単純に言えないかもしれないが、
が、、、

CNN記事によれば、
「大統領は、イスラム強硬派タリバーンが勢いを増し、国際テロ組織アルカイダが国境地帯に依然潜伏していると指摘。アフガン治安部隊の訓練などに必要な全面的支持を欠いている米軍の現状は維持できないと述べ、2010年夏までに3万人規模の米軍を「できるだけ早いペースで」追加増派する意向を表明した。 」

と、あります。
また、
「アフガン新戦略の目的は(1)アルカイダの潜伏を拒否(2)タリバーンの勢いを覆し、アフガン政府転覆能力を否定(3)アフガン治安部隊および政府の強化 ──の3点。大統領は、アフガン国内の治安問題はパキスタン国境地帯にも根付いているため、アフガンとパキスタンの両国で実効性のある戦略が必要だと述べた。 」
とも。

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200912020006.html


こうした「アフガン対策」をみると、
やはり、平和構築という理念から遠いものを感じます、、、

フゥム。


なお、ご紹介頂きました本、機会をみつけ読んでみます。
その折は感想を記事に致しますので、
またご意見やアドバイス、よろしくお願いいたします。
(年末年始を迎え、さらにセンター試験、本番試験となるので、落ち着いてからということになると思いますが、、、)
ではまたね!!!

投稿: せとともこ | 2009.12.07 10:16

こんばんわ、といってもそちらはお昼ですね。
ちょっと話題がずれますが、おしゃべりのつもりでね。
こちらミネソタで親切でフレンドリーな人たちと会うたび、イラク・アフガン戦争を始めとするアメリカの手がける戦争を思って不思議な気分になります。
子供や家庭を大切にして人生を楽しむ人たちを見ていると、イラクやアフガンやその他の国々の人々の生活を戦争で破壊してきたことをどれくらい分かっているのかしら、とかね。
それと、アメリカ人自身が150年前から、つまり南北戦争時代から、アメリカは南と北で大きな差がずっとあるのだ、といってました。
そういえば、日本では「南北戦争」といいますが英語ではcivil-war、つまり内戦なのだ、とあらためて思います。
いろんな人と出会い、さまざまな風物を目にして、びっくりしたり、考えたり。でも、結論はまだまだです。

投稿: とむ丸 | 2009.12.07 12:14

ミネソタのタマゴ売りさん♫
お元気でしょうかo(*^▽^*)o

先日から、
あなたの事、思っていました。
お元気かな、、、と。
御地は寒いのではないでしょうか?
くれぐれもお体お大切に!!!
また、楽しい近況、お聞かせください。
楽しみです。

さて、
そうですか、、、
フゥム
なかなかアメリカと言う国は、
一言では言い尽くせませんね。
いろんな考えや、あるいは宗教観があるんでしょうね。
フムフム。

私もまた、あなたからお教え頂き、刺激を受けます!!!

いずれにしても、
何回も書きますが、
ご家族の方々、お体お大切に!!!
ニューでハッピィなお知らせ、下さいね(o^-^o)

投稿: せとともこ | 2009.12.07 15:14

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受信: 2009.12.05 11:41

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