« 子ども手当てってナァ〜〜〜ニィ??? | トップページ | 光学3号機 »

2009.12.11

オバマ大統領、ノーベル平和賞受賞

オバマ大統領ノーベル賞受賞と言うことで、今年の注目はオバマさん。
「この栄誉を、私は深い感謝と非常に謙虚な気持ちで受ける。これは、世界のすべての残酷なことや困難にもかかわらず、我々は単なる運命の囚人ではない、という高い志を示す賞だ。我々の行動には意味があり、歴史を正義の方向へと向けることができる。
しかし私は、みなさんの寛大な決定が、かなりの論争を生み出したことを認めないわけにはいかない。それはまず、世界の舞台での私の仕事が緒についたばかりで、終わっていないためだ。」
と、演説の冒頭で掲げた通り、
今までの実績は受賞に値するには遠いものがあります。
アメリカ国民も「適当ではない」と答えた人が7〜8割という世論調査もありました。
私も、この受賞には今のところ「保留」という態度・立場です。

「私はこの発言を、ずいぶん前にマーティン・ルーサー・キング牧師がこの授賞式で語った言葉を胸に行っている。彼は「暴力は決して恒久的な平和をもたらさない。それは社会の問題を何も解決しない。それはただ新たな、より複雑な問題を生み出すだけだ」と言った。キング牧師が生涯をかけた仕事の直接の結果としてここにいる者として、私は非暴力が持つ道義的力の体現者だ。私は、ガンジーとキング牧師の信条と人生には、何ら弱いものはなく、何ら消極的なものはなく、何ら甘い考えのものはないことを知っている。 」
と、
暴力や力や戦争が何もうみ出さないこと、むしろ負の連鎖を作り出すことを、認識しつつ、
しつつ、、、
オバマさんは以下のように続けます。
「しかし、私は、自国を守るために就任した国家元首として、彼らの先例だけに従うわけにはいかない。私はあるがままの世界に立ち向かっている。米国民への脅威に対して、手をこまねいてることはできない。」
そして、
今回のアフガニスタン増兵についての見解を述べます。
戦争、正しい戦争観について披露します。

現実の世界を見渡せば、オバマ大統領の苦渋の選択やもどかしさは、
わからないでもない。
ないのだが、
だが、
しかし、
こうした「世界観」が果たしてノーベル「平和賞」に値するのだろうか、、、
と、思う私です。

オバマさん最後の締めくくりは、
キング牧師の言葉引用と、さらに以下の文言。
「今日もどこかで、武器の数で圧倒的に不利な状態にあっても平和を保つため踏みとどまっている兵士がいる。今日もこの世界のどこかで、政府の残忍さを知りながら抗議のデモ行進をする勇気を持つ若い女性がいる。今日もどこかで、貧困に打ちのめされながらも、それでも自分の子どもに教える時間を作り、なけなしの小銭をはたいて学校に行かせる母親がいる。こんな残酷な世界であっても、子どもが夢見る余地は残っていると信じているからだ。」

こうした美しい言葉で鏤められる武力行使。
と、言うことか、、、
フゥム。

こんな残酷な世界の原因は、一体、なんだろうか???
その原因の一つは、
アメリカのひたすら利益追求、新自由主義の猛威に襲いかかられ、
その後には荒野しか残らない現地の叫びがあることは間違いありません。
武力行使で、制圧する「その先に」何が待っているというのだろうか???
オバマさん>
あなたのビジョンからは将来に渡り、虚無しか見えない私です。


いずれにしても、
この受賞が「真」に意義あるものになるために、今後のオバマさんの平和の活動に期待するものです。


最後に私がいつもリスニングの練習に聞いているBBCの記事を原文ママで掲載しておきます。
===============
President Obama has accepted the 2009 Nobel Prize for Peace. In his 30 minute lecture after receiving the award he gave a justification for the two wars he is leading, saying there is such a thing as a “just war”, and that “instruments of war do have a role to play in preserving the peace”. You can read the full transcript here.

He was awarded the prize for “extraordinary efforts to strengthen international diplomacy and co-operation between peoples”.

There are so many issues that this award continues to bring up so we’re going to throw it open to you, to pick up on the aspects that get you going the most….

- Do you agree with President Obama? Can instruments of war preserve peace?

- Did the Nobel committee get it right in the first place? Should a man leading two wars receive the Peace Prize?

- President Obama acknowledged to journalists that there may be others who are more deserving. So should he have turned it down?

- If you think President Obama is undeserving, tell us what actions you think would make him worthy of such an accolade?

- He’s irritated many Norwegians but not taking part in many of the traditional activities that go with being awarded the prize, including having lunch with the King of Norway. Has he been rude, as 44% of Norwegians think?

- What effect do you think this is going to have on his presidency?
=============
上記の質問に対する反応がさらに掲載されています。
興味のある方はご覧ください。

ツラツラと読んでいくと、なかなか面白いです!
思うところは皆同じかな???

誰もが平和を望み、戦争のない世界を希求して、
いまださ迷っているわけですが、、、
今後に注目のノーベル平和賞でした。

Yesterday, President Obama has accepted the 2009 Nobel Prize for Peace.
President Obama emphasized about“just war” in his lecture.
But I have doubts about his outlook on the world.
I think the war isn’t effective means for disputes.
I hope we will settle disputes by peaceful means.
Thank you.

|

« 子ども手当てってナァ〜〜〜ニィ??? | トップページ | 光学3号機 »

コメント

今年のノーベル賞平和賞は、受賞者無し、でよかった、と思っていました。チョイと前までは。オバマなんて。。と笑っていた私。
今日のTBSでも、オバマのノーベル賞受賞演説は彼のこれまでの演説の中で最も格調が低かった、と。

どれどれ、と和訳を読んでみた↓。

オバマ受賞演説。
http://www.asahi.com/international/update/1211/TKY200912110021.html

正直いうと感動した。オバマの立場(今の米国で大統領になること)で、欲しい、と言ったわけでもないのにノーベル賞をもらってどういう演説をするか?これ以外に言えないだろうな。。という。スピーチライターが書いたんだろうが。わたしは、リンカーンのゲチスバーグ演説のようなチョー短い演説でさらり、と済ませるのかとおもったら、とてつもなく長い演説。ベーコク=自由の守護神、気取りでいることにハラタツひともおおいだろう。しかし、少なくともオバマは戦争とは何か、を考えている。だからなんだ?だから、コイツ(オバマ)なら鳩山が本格的に論戦を挑み、これまでの日米同盟、というのは密約だらけ、首相が核の傘を欲しがって、屈辱的な条件で基地を提供してきた。この軍事(傭兵)条約にはなんら正統性がない、冷戦終了の今、俺は、Japan’s peopleのことを考えて、ゼロベースで再提案したい。。。と、議論をもちかければ、受けて立ってくれる人間である、と確信した。

だから、今夜は満足。

投稿: 古井戸 | 2009.12.12 00:50

古井戸さん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
ともやんですヽ(´▽`)/

ニックネームで呼んで頂けると、とても嬉しい!!!

さて、さて。
オバアさんの演説。
古井戸さんはご満足でしたかぁ。
私は、
苦しい立場にいるオバマさんの苦しい演説であったと思います。
そして、
その中身よりも、
行動に興味を注いでいます。
「正義の戦争」と言う大義(?)のもと、
アフガニスタンへ赴く大勢の米軍。
この図のどこに「平和」が描かれているのか???

ノーベル平和賞受賞という演説で「戦争を促す」演説をしたオバマさんに、
なんというか、、、
落胆にも似た思いの私です。
いずれにしても、
この流れがどこに行き着くか、しっかりと見て行きたいですね、、、

なお、
頂いたコメントの最後の部分は、
私も「かくあって欲しい」と鳩山さんに願うものですが、、、

さてさて。

投稿: せとともこ | 2009.12.12 14:11

このままではアフガンはベトナム以上の拡散(パキスタンへ、最悪、第2第3のテロ行為拡散)になる可能性はありますね。しかし、ノーベル賞選考委員会が言っているようにアフガン侵攻はオバマの直接責任ではありません。アフガン攻撃に反対したのは米国議員ではカリフォルニアのバーバラ議員のみ。ニッポンの小泉はまっ先に支持を表明した。その小泉を2005年選挙で大勝させたのはどこの国の国民でしょうか。(ノーベル賞選考委員会はオバマの受賞演説に先立って、選考理由を公開の席で述べるべきですね)。オバマの演説は突っ込みドコロ満載です。米国でもノーベル賞受賞はオカシイ、という声が大きい。それは受賞が今後の政策の足かせになるからでしょう。(これでイラン攻撃はできなくなる)演説も都合のいいことしか言っていない。ベトナム戦争はとりあげず、イスラエル、インド、パキスタンの核黙認には触れない。。など。しかし、ガンジーやキングの非暴力を一方では支持している。ガンジーの思想は米国の思想家ソロー譲りです。この演説は内容が矛盾した箇所も多く、その言辞をとらえて彼に反撃することもできます。それやこれやでごった煮の、A4で印刷、9頁にもなろうという演説をしたオバマにゴクローさん、といいたいっす。戦時中の国家の最高司令長官に賞をやったんだからこうなるのは見えていたってことで許してあげてください。
                           みしぇる;

投稿: 古井戸 | 2009.12.12 14:32

せとさん、こんにちは。

わたしはオバマ大統領に期待している。
確かに、アフガニスタンへの増派は首をかしげるものがあるが、私の薄弱な思考よりも、きっと建設的な何かがあると思っている。
日本の政権交代も、一億総評論家の前では、あら捜しが連日公共の電波を使って流されている。
私には世界中の人々が利己主義に走り、責任を押し付け痛みを引き受けることを頑なに拒んでるように見えます。

自分自身は大丈夫なのかということを、人間は再考する必要がありますね。
皆が自分は正しいと思ってる社会は怖いです。

投稿: mossarin | 2009.12.13 06:37

>「正義の戦争」と言う大義(?)のもと、
アフガニスタンへ赴く大勢の米軍。

何度も申して恐縮ですが。。
アフガンへの増派はすでに今年初めにはオバマは決めていたことです。それを承知でノーベル賞選考委員会が授与したのだから、やむを得ぬ戦争もある、と、ガンジーやキングの非暴力だけでは片づかぬ、と言い訳しています。
ではともやんはどういう受賞演説を期待されましたか?それとも受賞拒否を期待しましたか?
あるいは、受賞演説ではアフガン増派にはまったく言及しない。プラハ=核廃棄演説のくりかえし。このような演説もあり得たでしょうが、アフガン増派決定を知っている世界の人々には不誠実に映るでしょう。今回の演説しかありえなかった、とおもいます。アフガン攻撃はブッシュ&大部分の国民、一人を除いた米国全議員似より指示された。ブッシュの攻撃を指示した自分は馬鹿だった、ともモハヤ言える段階ではない(ホンネを聴いてみたいが、これは回顧録で)。演説では宗教戦争を匂わせる、ギリギリのところで回避しています。 
くどくて済みません。

投稿: 古井戸 | 2009.12.13 09:07

こんにちは、せとさん。

>誰もが平和を望み、戦争のない世界を希求して、
>いまださ迷っているわけですが、、、
>今後に注目のノーベル平和賞でした。

 私はオバマ氏に「歴史家」の視点を感じるんですね。人類の歴史は恐ろしく残酷で、そして愚かです。それは、まるで開けたばかりのパンドラの箱からあらゆる悪徳が飛び出すのを目にするほどのものです。でありながら、歴史を真に学ぶ者は絶望したりはしないのですよ。山ほどの愚かな振る舞いで山ほどの不幸を量産しながら、それでも人類は生き延び、そして少しずつ、ほんの少しずつだけど、歴史の教訓に学び少しずつ変わってきた事を知るからです。パンドラの箱に最後に残ったもの、それは「希望」なんです。

なんて、文学的な事を書いても仕方有りませんね、私には似合わないからね。なんていうかな、戦争ってのは愚かな残酷な行為ではあるのね。ただね、歴史が示すことの一つが、やってしまった愚かなことを、片も付けずに放り出すのはもっと愚かで残酷な結果をもたらすこともあると言う事ね。アフガンはかって一度、そういう「放り出し」に出合った地域でもある訳だけどね。彼も演説の中で言及していたと思うけど、ソマリアなんかも「放り出し」に出合った地域ね。そういう視点は持って欲しいと思ったりします。

投稿: 技術開発者 | 2009.12.14 09:33

せとさん。今日は。
オバマ大統領は、21世紀における世界史、米国史内の諸矛盾に気付き、今その解決への模索をしているのではないでしょうか。鍵は、世界の人類の自覚、運動、国連等の活動にあるのではないかと思います。生き甲斐のある世紀になりましたね。米軍基地撤去の沖縄県民、日本国民の要求、運動の果たす役割も益々世界史的にも意義あるものになって来ていることを痛感します。

投稿: hamham | 2009.12.14 11:06

古井戸さん。
mossarin さん。
技術開発者さん。
|hamhamさん。
こんにちは。
バタバタしていてお返事おそくなりごめんなさい。
頂いたコメントはしっかり拝読いたしました。
オバマさんの演説、方々で物議を醸しているようですね。
結局、大切なことは、
「何をするか」なのでしょうが、、、
今後の成り行きに注目、というか、
目が離せません。


古井戸さん>
「ノーベル賞選考委員会はオバマの受賞演説に先立って、選考理由を公開の席で述べるべきですね」と書かれた古井戸さんのご意見に同意します。
まったくその通りと思います。
受賞が決まった時、私はエントリーを挙げました。
http://ts.way-nifty.com/makura/2009/10/post-db63.html
その際、頂いたコメントの中で、
「オバマへの今後のプレッシャーか、、」とあり、
私も大いに納得したのですが、、、
が、
なんだか、今回の演説は「正義の戦争」なんて出てきて、ちょっと怪しくなったと思う私です。
古井戸さんは、
「ではともやんはどういう受賞演説を期待されましたか?それとも受賞拒否を期待しましたか?」とお尋ねになりましたが、
答えは簡単です。
「アフガニスタンへ派兵しなければいい」
と、いうものです!!!
今回のテーマは、
まさにそこです!!!
アフガニスタン派兵の意味は何か?
それが正義の戦争というオバマさんの主張に対しての私の危惧です!!!
と、言うことで、
演説では「言い訳」ともとれる派兵に対して、
今後の成り行きをしっかりとみて行くつもりです。

mossarin さん>
お元気でしたか???
どうされたか、と気にしていましたが、
こうしてお声を聞くことができると本当に嬉しい!!!
夏になると、あなたの妹さんのことや、メイごさんを思い出したりしています。
あなたの揺れるような優しさ、透き通った感性、そして、それでも逞しいあなたが、今はどうなのか、、、と。


と、言うことで、本当に嬉しく思いながらコメント、拝見していました。
「自分自身は大丈夫なのかということを、人間は再考する必要がありますね。
皆が自分は正しいと思ってる社会は怖いです。」
と、mossarinさん。

はい。
本当に。
ほんとうに、、、
だからこそ、私はオバマさんの「正義の戦争」という言辞に驚いているのです。
正義???
えええ???
一体、誰のための正義?
正義かそうでないか、誰が決めるの???
と。

今の段階では私はオバマさんの今回のスピーチは受け入れることができません。
今後の成り行きをみて、また判断しますね、、、

また、近況などお知らせくださいね。
楽しみにしています。
妹さん、お母様によろしく!!!

技術開発者さん>
「戦争ってのは愚かな残酷な行為ではあるのね。ただね、歴史が示すことの一つが、やってしまった愚かなことを、片も付けずに放り出すのはもっと愚かで残酷な結果をもたらすこともあると言う事ね。アフガンはかって一度、そういう「放り出し」に出合った地域でもある訳だけどね。彼も演説の中で言及していたと思うけど、ソマリアなんかも「放り出し」に出合った地域ね。そういう視点は持って欲しいと思ったりします。」


本当に仰る通りです。
やり投げ、
放り出し、、、
その犠牲は結局、弱いものへのしかかるんですよね、、、
イラクの現状もきびしいものがあります。
戦後処理をも含めて、しっかりとみていきたいですね。
開発者さんがいつも言われるところの「壊したあとのこと」を、、、

hamhamさん>
確かに時代は動いていますね、、、
実感します。
こうした時代だからこそ、
ゆっくり、じっくり考えることが必要ですね。
政権交代したから、いい。
民衆、国民、庶民のエネルギーを信じつつも、
だがしかし、
無批判に受け入れることもせず、
粛々とみていきたいと切に願うものです。
いずれにしても、
私たちは「みいている」と言うことを為政者の方々にはわかってもらいたい。
と、素朴な願いを持っているものです。
ではまたね!!!

投稿: せとともこ | 2009.12.14 12:08

別のオバマを応援するツモリじゃないんですが。。

>「アフガニスタンへ派兵しなければいい」
と、いうものです!!!

オバマは選挙中からアフガン増派は言っていたのであり、の大オーベル平和賞をもらったからと言って、<不正義>の戦争を俺はヤル、とは言えないでしょうし、911の原因はテロ集団だ!テロ集団をかくまっているアフガンは許せない、撲滅だ~!と考えているのかどうか知らないが、その思考は誤りだ!テロを無くすにはどうすべきだ、という対案を示すべきだと思います。

演説で述べているとおり、オバマは非暴力だけではダメであり、警察的軍事活動や、人道的介入を認めているのです。人道的介入も認めない、つまり、国際問題に、警察的活動は不要、正義の軍隊はありえない、という思想であればともやんの考えは通用します。現時点でわたしは、国際的警察行動、自動的介入はあり、とおもいます。アフガンは国連で指示され、多国籍軍が参加しています(だから正しい戦争だ、とは私は言っていない。オバマがそう考えている、ということで)。
はい。くりかえしになりました。返事は不要です。

投稿: 古井戸 | 2009.12.14 12:39

ともやんから、ウルセ!と言われるのを承知で書きます。
夕べ、深夜になってから。。
孫崎亨『日米同盟の正体』を読み始め(後半を)、わたしはチョット興奮しました。著者は防衛大学校の教官であり外務省出身です。その経歴からコンナコトを核人がいるのか、と感嘆。後半で、くりひろげている(とはいえ新書だから量は少ない)、核抑止論。伝統的な抑止論(60年頃のキッシンジャー以後)を概略した後で、経済活動がグローバルになったあとで、従来の抑止論は無効である!と言っている(と、私の要約)。代々の首相がベーコクにせがんでいた<核の傘>など無用、と言っているのです。
しかし、これは功利主義からする核の傘無効論です。わたしは、違う。いま、たとえば、北朝鮮(パキスタンでも印度でも中国でもロシアでも。。東京でも)に数発核を打ち込んで国や都市を抹殺させた、として、そのあと、とくに先進国の人々はどういう人生をおくるのだろうか(とくに打ち込んだ側の国)。学校で何を子供に教えるのか?想像も付きません。チェルノブイリとは違います、人為です。とくに、日本に影響の大きい北朝鮮(日本の戦前とうり二つです)。ああいう国にしてしまったのは、長く植民地としてきた日本の責任が大きい。ネーションもナショナリズムもその発展を阻害してきたのは(中国と)、日本なのだから。(そんな過去などきれいに忘れて、坂の上に曇ってる、NHKはほんとにパアプウだとおもいます)。鳩山には、この本を参考にして、核の傘不要論を構築し、オバマと抑止論争=すなわち基地局不要論争をやってほしいですね。

核が日本にうちこまれたら?もちろん、私は喜んで死にます。報復など無益。生きている価値のない世界です。

TBSラジオでオバマのノーベル賞受賞演説はこれまでで一番格調が低い、と言っていたのは、孫崎亨センセ、です。

投稿: 古井戸 | 2009.12.14 13:16

やっとオバマ演説を前文読みました。

私は、とっても共鳴しました。
今、現実に戦争当事国としての現実から逃げることなく、当面は必要悪としての戦争の存在を認めざるを得ない現実から逃げず、人類はそこに留まっていてはいけないという事を述べている。

現実を冷静に直視した上で、理想も忘れず、我々の進むべき道を示そうとした、誠実で真摯な演説だと私自身はとても感服させられましたよ。

投稿: Looper | 2009.12.14 17:10

こんにちは、せとさん。

>だからこそ、私はオバマさんの「正義の戦争」という言辞に驚いているのです。

正義なんてのは、相対的なものだからね。たぶん、無秩序と言う事の残酷さを根底におくと「力で秩序を作る」もまた正義といえるんですよ。そういう意味では、狂信的で差別的で高圧的だったタリバーン政権ですら、その前の無秩序よりも正義だったんですね。

私が「放り出し」の話をするのはそのせいね。1989年にソ連が手を引き、そして米国も手を退いた後のアフガニスタンは5年くらいの間、無政府状態だったのね。なんていうかな、それぞれの国から武器とかの供与を受けていた様々な集団が山賊みたいに割拠してね。なんていうかな、みんなで建設的な事の破壊を繰り返していたのね。破壊された灌漑設備を修復したい者は、その工事をするための資源やら食料やらを持たなきゃ成らないのだけど、資源があると分かると誰かに襲われて奪い去られてしまうみたいな感じね。わずかに灌漑できる農地にしがみついて農作物を作っている農民も、収穫時期に襲われて収穫物が強奪され、生きるためにはどれかの強奪組織に入って強奪するしかない様な生活と言ったら分かるかな。

そういう時にタリバーンが5年かかって、それなりの秩序を回復した訳ね。少なくとも短い灌漑水路なら襲われる心配無しに修復出来たり、強奪される心配無しに農作物の取り入れができる程度にはね。

タリバーンは狂信的で差別的で高圧的だったけど秩序の回復者ではあったんですね。そして、その狂信的で差別的で高圧的な独裁政治を国際社会が嫌い、経済制裁をおこない、テロに追い込み、そして米国が侵攻した訳です。その時には「タリバーンの秩序よりもっとまともな秩序が作れる」と思ったんだろうね。

今、米国が手を引いたら、たぶん1990年代の前半の無秩序に戻るだろうというのが、私の予想ね。まあ、おそらく5年もすると、別な狂信的で差別的で高圧的な秩序が回復するとは思うんだけどね。

せとさんの望みの
>「アフガニスタンへ派兵しなければいい」
というのは、この繰り返しを希望すると言うことになってしまうのね。もちろん、せとさんにとっては1990年から1995年までのアフガニスタンの無秩序による苦しみなんてのは、自分の正義感の気持ち良さに比べれば、とるに足らないことかも知れないけどね。

投稿: 技術開発者 | 2009.12.14 17:43

古井戸さん。
Looperさん。
技術開発者さん。
コメントありがとうございました。
頂いたコメント、きっちり拝読いたしました。
今日は、さらにこれを受けて新しいエントリーを挙げましたので、
よろしければ、またご教示頂けたら嬉しく思います。

古井戸さん>
ウルセ、、なんて思うわけがないじゃないですかぁo(*^▽^*)o
とても参考になります、、、
孫崎亨『日米同盟の正体』。
そうですかぁ、、、
私は未読なので、また読んでみたいと思いますが、
察するにかなりシビアな内容のようですね、、、
フムフム。
先に頂いた技術開発者さんのコメントでも、
「戦後処理」について書いてありましたが、
壊すことは簡単ですが、
作ること、守ることは並大抵ではない、と思うことしきりです、、、
次代の子どもたちに何を残すか、、、
問われているのでしょうね。
考えさせられます。

Looperさん>
そうですかぁ、、、
オバマさんの演説、共感なさいましたか?
私はご指摘の件も考量しつつ、
しつつ、、、
それでも、
「平和」賞を受賞したアメリカの大統領が、世界中にむけて、「正義の戦争」論を述べるのは、
いかがかと思いました。
いずれにしても、
言葉ではなく、行動が今後、どのようにいくか、、、
注目です。


なお、Looperさんの最近のエントリーに裁判員制度がありましたよね。
ここでも、何度もあなたからコメント頂いているので
私も興味深く読ませて頂きました。
トラックバックをお送りしたのですが、
なぜか届かない、、、
なぁぜぇでぇすぅかぁ♫
http://ts.way-nifty.com/makura/2009/06/post-42ee.html

↑またお時間がありましたら、
ご覧頂けたらと思います。

技術開発者さん>
「正義なんてのは、相対的なものだからね。たぶん、無秩序と言う事の残酷さを根底におくと「力で秩序を作る」もまた正義といえるんですよ。そういう意味では、狂信的で差別的で高圧的だったタリバーン政権ですら、その前の無秩序よりも正義だったんですね。」
と、言われる開発者さん。
ご尤もだと思います、、、
だからこそ、
そうだからこそ、
今回の派兵には納得しません。
新たな無秩序が生み出されるだけだから、、、
と、思うのです。
いかがでしょうか???

投稿: せとともこ | 2009.12.15 15:28

こんにちは、せとさん。

>そうだからこそ、
>今回の派兵には納得しません。
>新たな無秩序が生み出されるだけだから、、、

最初に少し無駄話ね。精神救急って病院があってね。そのルポにこんな話があるのね。暴れて困る患者さん(自傷他害のおそれのある患者さんね)が緊急入院するとね。拘束衣着せてとにかく暴れるのを止めるのね。でもって、ルポを書いたルポライターがそれを見て、「鎮静剤は使わないんですか?」と質問したのね。なにせ、拘束衣ってのは見るからに患者さんが苦しそうで、前近代的なやり方に見えるからね。でもって精神科医が答えるのね「どの程度体力が残っているか分からないので怖くて鎮静剤が使えないんです」ってね。精神科医に言わせると、暴れて連れて来られる患者さんの多くは数日寝ずに動いていて、暴れて元気に見えても体力が底を突いている事が多くて、鎮静剤が変に聞いて死んだり重篤な状態になったりすることも多いらしいのね。なんとなく、この話も書いてみたくなっただけだけどね。

なんていうかな、無秩序は貧困を招くんだけど、貧困が無秩序をも招くのね。でもって、今、国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)とか、幾つかの人道支援活動ミッションが入って、貧困の方をなんとかしようとしているのね。なにせあらゆるインフラが機能していない状態なのでかなり時間がかかりそうなんですね。でもって、理解して貰えない話かも知れないけど、こういう非軍事活動ミッションも襲われる状態なのね。軍事の傘に守られながら復興支援をするしかない状態なんです。このあたり、逆に言う人が居て、軍事の傘なんかかぶっているから、人道的支援も襲われるんだ、なんていうけど、軍事の傘がなかったら、たぶん危なくて人道支援もできない状態と考える方が正しいと思います。

なんていうかな、アマルティア・センは「固定化した貧困がもたらすもの」という言い方で「達成可能な限られたものごとに願望を限定してしまう」という言い方をするんだけど、人道支援の結果もたらされるきちんとした復興に対する願望が機能しなくなって、人道支援をしている者を襲って得られるわずかな利益の方が優先する様になっている面は確かにあるのね。理解して貰えないかも知れないけどね。

私は、オバマは分かっていると思うのね。これが「米国がタリバーンと言う秩序を破壊した事の後始末だ」ってことをね。だからこそ、彼は手を引くことができないし、私も手を引いたら怒るのね、「放り出すな」ってね。ブッシュはタリバーンの秩序を壊した後、米国に都合の良いアフガニスタン政権を作ろうとした面があって、それが事態をややこしくした面は確かにあるのね。オバマは、その部分は既に諦めている気もするのね。ただ、復興をなんとかしないまま手を引くことができなくなっている様に見えるのね。

まあ、この種の話は、見方の問題だけどね。

投稿: 技術開発者 | 2009.12.15 16:48

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15797/46991826

この記事へのトラックバック一覧です: オバマ大統領、ノーベル平和賞受賞:

« 子ども手当てってナァ〜〜〜ニィ??? | トップページ | 光学3号機 »