« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »

2010.01.30

国会「野次来た」問題から

閣僚の不規則発言に批判続出と言う記事。
私も、あの参議院の予算委員会のヤジの酷さには呆れたのですが、
多くの方が、そのように感じていたのですね。
昨日の総理の施政演説も「ヤジが酷かった」と報道ステーションで述べていましたが、
ううううう===む。

学級崩壊ならぬ、
国会崩壊か?


野次ねぇ、、、
野次が飛ぶのは?は、
群衆の没個性化の結果だと述べるのは菊池学さん。
そして、匿名性が高いとき、人は野次をとばす。
と、言うのですが。
これは、確かにそうなのだが、
隔靴掻痒の感がします。

今回の場合は没個性とか匿名とは関係がない。
そうではなくて、「ヤジを飛ばす心理」を分析して欲しいのだが。

そもそも野次は、
「毒舌 ・ 悪口 ・ 暴言 ・ (大声による)異論 ・ 非難 ・ 異義申し立て ・ (論者への)反対(論) ・ 「ノー」 ・ 野次将軍による口撃 ・ 怒号 ・ 罵声 ・ 怒声 ・ (激しい)ブーイング」
と言うような意味です。

ジョークとかユーモアとは対局にあるような言葉ですが。


結局、相手を罵るということ、
ケンカ腰にものを言う、
と言うことです。
相手と勝ち負けを競うとか、そういう場合は、
野次でグサリと心理的動揺を誘う、というようなやり方もあるかもしれませんが、
が、
国会は「勝ち負け」を競う場ではありません。
与党と野党は「敵・味方」ではないのです。
政策を計る場なのです。
討論と議論によって。

と、言うことで、
この不規則発言は、国会という討論、議論の場では無用のものです。

「声が大きいと論はすっとぶ」なんて、不規則発言の主も思ってはいないのだろうが、
簡単に、挑発に乗るようでは、底が浅いというもの。
これでは、深慮遠謀、真剣な討論はできません。
しかも、
討論の内容は、私たち国民の生活を論じているのだから。
こんなケンカのような「罵り合い」で法律を制定されるのか、、、、と思うと暗澹たる思いに駆られます。


さてさてさて。
こんな野次怒号の中、先日の予算委員会の自民党追求の矛先は小沢さんの「政治資金運用問題」だったのですが、
自民党の町村さんも「まったくおなじ」ことをしていると、言う話題がネットのアチコチで飛び交っています。
事の真偽は、まだ分からないのですが、
もし、これが本当なら、
自民党の森まさ子さんに是非、ご自分の党の議員にも追求して頂きたいなぁ、、、、
と、思うものです。


いずれにしても、
国会崩壊化と、思うくらい野次が飛ぶのは、
原因は不透明なことが多すぎるからでは、と考えます。
この機会に、
野次防止もさることながら、
政治とカネ問題を根絶してもらいたいものです。


A national assembly was opened from last Friday.
At first the Prime Minister stated a speech on his administrative policies,
The opposition hooted and jeered at the speaker.
A national assembly was thrown into confusion.
It’s very pity for me.
I hope not a disorderly but a discussion.
Thank you.

| | コメント (2) | トラックバック (1)

施政演説のはずだったが???

鳩山首相、施政方針演説
これまた物議を醸しています。
そう「いのちを守りたい」オンパレードとガンジーの引用がそれ。

鳩山さんは「いのちを守りたい」らしい。
事はわかりました。
が、
ではどうすればいのちを守ることができるかは、
ご自分もわかっていない「らしい」ことが分かりました。

いのちをまもる、まもると連呼されても、
では、「後期高齢者医療制度は?」と思わずツッコミをいれそうになりますよ、鳩山さん>

なにしろ、
与党3党は総選挙の公約で「後期高齢者制度廃止」を真下謳っていました。
が、
が、、、、
この制度の廃止を4年後に先送り。
さらに、
さらに、
あろうことか、
4月から保険料上昇が見込まれるのに、約束した抑制措置も講じていないのが現状です。
このため、
東京都では平均保険料で年4200円(約5%)、北海道では6800円(約8%)、愛知県では3660円(約5%)の値上げになるそうです。
あらら、、、、、
ですね。
総理にとっては、
いえいえ、総理のお母様にとっては、「これくらいの支出」なんでもないだろうが、
一般家庭、とくに年金暮らしの方々には大きな負担。
しかも、高齢者は病院通いが多くなるのだから。
それにしても、
長妻さぁ〜〜〜〜ん>
だんだん、後ろ向きになってきていませぇんか???

11月の予算委員会では「(保険料上昇の)負担を少しでも抑制をしていく措置」を概算要求に盛り込んだとしていたのですが、
現実には、
「国庫補助は直接的には行っていない」とこの国会で述べ、
「財政安定化基金を使ったら同じお金を国庫から負担する」と言いました。
が、
昨年、「すぐ廃止するといったこと」ことや、
「廃止するまでの間は痛みを抑える措置をとる」
といったこともやらない。

うううううう〜〜〜〜〜ん。
うううう〜〜〜〜〜〜ん。
ながつまさぁ〜〜〜〜ん。
ですね。

あの、公約はなんだったのですかね?????
「いのちは守りますよ、でも痛みはこらえてくださいね、痛みを押し付けますよ、、、、、」
と、いうことかぁ。
さてさてさて。
 

鳩山施政演説。
次に失笑をかったのは「労働無き富」。
うううううう〜〜〜〜〜ん。
鳩山さんって、「うけをねらっているのですかね????」
ネタで言っているのか、と思うくらい、信じられないことをヌケヌケと言いますね。
施政演説って「失政演説」ではないのだが。

現実に完全失業率、09年平均は5.1%と言うニュースを見ながら、、、
何をか言わん。
ですね。


現政権は、
派遣禁止法も後ろ向きです。


なんだかなぁ、、、、、、


1日から始まる審議に注目です。

The Prime Minister stated a speech on his administrative policies.
He emphasized the necessity of protecting and guarding our life.
I hope he keep his promise.
Thank you.

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2010.01.29

「正しい戦争」より「正しい支援」を

講演会「アフガン女性の現状と闘い~マラライ・ジョヤとRAWA」と言うタイトルでアフガニスタンの状況についての講演会が今日29日大阪で開催されるようです。
============
29日(金)19時、大阪市中央区大手前1のドーンセンター。講師は東京造形大の前田朗教授。国連アフガニスタン支援団最新報告書などをもとに、タリバンに抵抗して女性の人権回復活動を続けた元国会議員のジョヤさんやRAWA(アフガニスタン女性革命協会)の闘いについて語る。参加費1000円(学生500円)。主催はRAWAと連帯する会・関西(072・987・3832)。
(上記ニュースより)
============
大阪なので私は行くことは無理ですが、
近隣の方で興味のある方はいかがでしょうか?

さてさてさてアフガニスタン。
目が離せません。
そんな中、今、オバマさんの一般教書が話題になっています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
目指す具体的政策は昨年2月の議会演説と大差ない。だがこの1年間、「あれもこれもとすべてのテーマをテーブルに並べ、一つにつまずけば他もつまずいていた」(議会関係者)状況を打破するための「リセット」を大統領は演説に込めた。
大きな特徴は、財政支出の拡大による景気対策に依拠した民主党路線から、財政規律を図りながら減税による雇用確保という共和党路線に軸足を移し始めたことだ。上院補選など最近の選挙で無党派、中間所得層の票が共和党に流れた背景分析に基づいている。
演説に先だって今週、子育て減税、国家安全保障関連を除く政策経費の伸びの3年間凍結などを矢継ぎ早に発表したのはその表れ。経費凍結は大統領選で共和党のマケイン候補が持論とし、オバマ氏が酷評していただけに大きな転換だ。医療保険制度改革も医療費や保険料に四苦八苦する人々の支援に目標を絞り、生活と雇用を向上させる枠組みの柱の一つに位置づけた。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


政策のリセット、チェンジをはかるオバマさんの演説。
主には、
経済政策中心の演説で、核兵器問題はサラリとすませた模様。
国内の失業率が10%台と深刻な状況の中で、問われた一年だったのですが、
私は、正直なところ、「この頃オバマさんにハテナ????」です。
そんなすぐに成果はあがらないだろうし、
そもそも前政権があまりに酷かったので、その後始末も大変だろうから、
国内の経済状況が遅々として進まないのはむべなるかな、、、、と思い、
これは「待ちます」。
が、
が、、、、、
が、
言わずとしれた「テロ対策」。
これがねぇ、、、、、
なんともはや、認めがたいんですよね、オバマさんの主張というか、していることが。
ここでも、
何回も書いていますが、あのノーベル賞受賞後の演説、そしてその後のイエメンへの対応などなどを見るにつけ、
納得できないことばかりです。
この演説に関しては、かなり拘りエントリーを挙げました。
オバマ大統領、ノーベル平和賞受賞では直後の感想を書きました。
Emergency constitution については、かなりアメリカの法律について調べました。
「臨機応変の平和主義」の是非についてツラツラとでは、「正義の戦争観」について歴史的に考察を加えました。
また、
さらに考察を深めています、、、と言うエントリーでは日本国憲法との兼ね合いで考えていきました。


さてさてさて。
こうした考察を深め、
さらに現地からの報告を新聞で読むにつけ、
ますます混迷のアフガニスタンです。

こんな中、伝わるのは以下のニュース
===============
米国のオバマ政権がアフガニスタンへの米軍増派などの費用にあてるため、2010現会計年度(09年10月〜10年9月)の追加予算として330億ドル(約3兆円)を議会に要求する見通しとなりました。米紙ワシントン・ポスト(電子版)などが報じました。
それによると、オバマ政権は2月1日にも議会へ提出する来年度の「予算教書」で、11会計年度の本予算に加え、現会計年度の追加予算として戦費の上乗せを要求する方針。そのほとんどがアフガニスタンへの3万人の増派にあてられるといいます。
現会計年度の国防予算は総額6600億ドル(約60兆円)で、そのうちイラク、アフガン戦費は1280億ドル(約11兆6000億円)です。
もし追加予算が認められれば、現会計年度の国防予算は6930億ドル(約63兆円)となります。
またオバマ政権は「予算教書」で、次会計年度の国防予算として、7080億ドル(約64兆4000億円)を要求する見通しといいます。国防予算が7000億ドルを超えるのは史上初となります。
ただ米軍制服組のトップ、マレン統合参謀本部議長は8日の講演で、米国は内外で経済的課題に直面しており、12会計年度以降の国防予算は削減を迫られるとの認識を示しています。
さらにワシントン・ポストによると、オバマ政権は2月1日にも議会に提出予定の「4年ごとの国防計画見直し」(QDR)で、「六つの主要な任務分野」をあげ、必要な戦力と目標を明示。そのなかでアフガニスタン、パキスタンで偵察や攻撃の任務にあたる無人機を「最優先」と位置づけ、13年まで新型機などの調達をすすめることを目標にしているとしています。
(上記ニュースより)

==============

こんなニュースを読んで、
「はい、オバマさん、あなたのやらんとしていることは正しいですよ。
ひたすらテロが悪い。
あなたは正しい戦争をしている」
なんて、おめでたく言えないな、私は。

では、
そんなに現地はグチャグチャで軍事力がなければ、現地の方々は大変なのか、、、
と、問われれば、
先に記事にも書いたように、
アメリカ軍がいるだけで、現地がグチャグチャになることもあるようです。
アフガニスタン支援が「軍事化」し、逆に現地の人々を危険にさらしている—。アフガンで支援活動に取り組む諸団体がこの27日、報告書でこう警告したというニュースがあります。
今、ロンドンで28日に開かれるアフガン問題の国際会議が開かれています。
議題にはイエメン支援などテロ対策への強化などもあるのですが、
そんな中で、
 「『即効』はすぐ破綻(はたん)する—軍事化したアフガン支援の危険性」と題する報告書が提出され、
軍事支援見直しも求められるようです。
これには国際支援団体オックスファム・インターナショナルなど8団体が署名。
報道発表によると、
この報告は米軍が民生支援を「武装勢力撃退のため、現地住民の人心を掌握する武器」と位置づけていると指摘しているそうです。
また、軍が建設した学校や診療所は武装勢力の標的になっているとして「支援の軍事化が、一般市民を紛争の前線に引き出している」とのこと。
なるほど、、、、
そうかぁ、、、、、、

軍が支援して学校や医療施設を建設したら、その建物が標的になるというのか、、、
ウウウウム。
なんというか。

軍主導の人道支援は、短期的な治安維持の観点から実施されるとして、「しばしば効果がなく、無駄で、アフガン人に有害な場合さえある」と指摘。
その上で、ロンドンでの会議の参加国に軍事的アプローチによる支援を見直し、現地のニーズに応じたものに転換するよう求めました。

おおおお〜〜〜い。
オバマさん>
民生支援って軍事力ではないのではないでしょうかねぇ。

力で抑えようとすれば、
さらに新しい力が生まれ、
そのために、さらにもっと大きな力へと、、、、、
歯止め無く、紛争は続くのです。
本当に現地の人にとって必要な事は何か?
「正しい支援」とは何か、
もう一度考えることオバマさんに求めます!!!


The news reported the President’s State of The Union message.
According to it’s news the President emphasized the economy.
The government has to find a way out of the present economic crisis.
I fear he makes a wrong choice that the government reinforces the contry's millitary strength.
Thank you.

| | コメント (2) | トラックバック (2)

どうなる?政治とカネ問題

企業・団体献金の全面禁止、民主提案へ 議員立法でと言うニュース。
いいではないですか。
実現してもらいたいし、
何よりも守ってもらいたいものですね、、、、、
このニュースを読みながら先日の参議院でギャンギャン騒いでいた自民党の議員の顔を思い浮かべています。
たんに相手の瑕疵をあげつらいたかっただけなのか、
本気で「政治とカネ」の問題に取り組もうとするのか、今後の成り行きで、
資質が試されますね、西田さん>森さん>
あれだけ言っていたのだから、まずはこの法案成立の暁には、
自民党の議員には「企業献金、団体献金、やめよう、、、、」と呼びかけてくださるものと期待します。

さて、上記記事の締めは以下の通り。
============
民主党は今回、党の総選挙マニフェスト(政権公約)に3年以内の全面禁止を盛り込んでいたうえ、首相や小沢氏の「政治とカネ」の問題が浮上したため、早急に法案の再提出が必要と判断した。
対策チームでは、小沢氏が昨年10月、有識者で構成する「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)に求めた政治資金規制などに関する提言を2月中旬に受け取ったうえで、法案の詳細をまとめる方針。企業・団体献金の禁止に代わる収入源として、ネット献金など個人献金の普及策も盛り込む見通しだ。
(上記記事より)
============


この「小沢氏が昨年10月、有識者で構成する「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)に求めた政治資金規制などに関する提言」ですが、
確か、この提言を求めていた頃と相前後して、小沢さんのパーティーがありましたねぇ、、、思い出します。
あの時は民主党、自らの闇を照らすことが出来るか?と言うタイトルでエントリーを挙げました。
なにしろ、西松問題でヤンヤヤンヤの中での政権交代後、
昨年の10月30日に東京都内のホテルで会費1人2万円の政治資金パーティーを堂々と開いた小沢さん。
なにしろ、
つい2ヶ月前の総選挙で企業・団体の献金やパーティー券購入禁止を公約していたにも関わらず、、、、、
おいおい、本当に政治とカネの問題に取り組むんかぁ、、、、と疑問に思ったものです。
いまや、立派な(????)容疑者になった大久保さんが代表の小沢一郎政経研究会が主催の「小沢一郎政経フォーラム」と称するパーティーでした。

確かに上記ニュース記事の示す通り、
民主党は昨年の6月にパーティー券購入を含む企業・団体献金全面禁止を3年後に実施するとした政治資金規正法改定案を衆院に提出しました。
そして、先の総選挙マニフェストにも同じ政策を掲げたことはすでに報道済み。
この禁止公約は、小沢氏が西松建設違法献金事件で世論の厳しい批判を受け、小沢さんが自ら打ち出したものです。

そんなこんなの昨年10月からの
「21世紀臨調(新しい日本をつくる国民会議)」がようやく提言を出す時期がきました。
この提言、どのようなものか内容が気になります。

さてさてさて、、、、、、、、
ここへ来てまた新しい事実が判明。
首相、寄付に関与認める
平野氏に1000万円 「秘書任せ」と矛盾
と言うニュースがそれです。
あらあらあら、、、、、
では、記事を紹介します。
=================
日本共産党の井上哲士議員は28日、参院予算委員会で、鳩山由紀夫首相の偽装献金疑惑を追及しました。このなかで、平野博文官房長官への資金提供への関与を認めるなど、秘書に資金管理は任せてきて自分は関与していないとしてきた首相のこれまでの発言との矛盾が浮き彫りになりました。
井上氏が取り上げたのは、鳩山首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」が2007年9月10日、平野博文官房長官の資金管理団体に1000万円を寄付した問題です。
寄付を受けた経過について、平野官房長官は「当時、総理は民主党幹事長、自分は幹事長代理で、選挙とかいろんな党の課題があり多分、総理にお願いした」と説明。鳩山首相も「多分そうではないか」と認めました。
井上氏が、出費の指示は誰がしたのかとただすと、平野長官は「当然、総理からされたんじゃないでしょうか」と明言。井上氏は「全部秘書に任せてきたという首相の言い分は通用しないことが明らかになった」と強調しました。
井上氏は鳩山首相率いる「政権公約を実現する会」(03年結成)が、政治団体の実態があるのに7年近くも無届けにして、政治資金収支報告書の提出義務や寄付金の量的制限の規制を逃れていた疑惑もただしました。
鳩山首相は、政治団体として届ける必要の無いものだと主張。その一方で、政治団体として届け出る意向であることを明らかにしました。
「届け出るということは政治団体としての実態があるということだ」と強調した井上氏は、鳩山首相が同会にどれだけ資金を出していたか、さかのぼって収支の実態を明らかにすることを要求。首相は「把握できない」と拒否しました。
井上氏は重ねて、「首相の責任で真相を明らかにせよ」と迫るとともに、小沢一郎民主党幹事長の疑惑とあわせ集中審議を行うことを求めました。
(上記ニュース原文まま)
===============


ううううううううう=====ん。
うううううう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。
うっうううううう
ですね。

なんて言うのか鳩山さん、これが本当なら、
私たちは何を信じればいいのか?????
と、思います。
この問題、徹底的に明らかにして欲しい。
この問題にいつまでも時間を割いてもらいたくない。
そのためには「本当のこと」を述べてもらいたい。
そして、
国会の場で語ってもらいたい。
と、強くつよく、ツヨク願うものです。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2010.01.28

不況、教育費も直撃か?

塾や習い事の支出、大幅減 不況、教育費も直撃と言う事で、教育費にも変化が出てきたのでしょうか。
=============
塾やけいこ事など、各家庭が2008年度の1年間で学校以外の教育にかけた「学校外活動費」が前回06年度の調査に比べて大幅に減っていたことが27日、文部科学省の調査でわかった。高校では私立が1人当たり23.9%(6万2千円)減の約19万8千円、公立は9.8%(1万7千円)減の約15万9千円と、いずれも94年に現在の形の調査が始まって以来、最低に。不況の影響が教育費にも表れた格好だ。

(中略)

各学年の平均学習費総額を単純に足し、幼稚園から高校卒業までの総額を出すと、すべて私立に通った場合は計1663万円で、「すべて公立」の551万円の3倍になった。
(上記ニュースより)
=============
なるほど、、、、、

不況に強い、不況だからこそ強いと言われていた受験産業も翳りが出てきたのでしょうか?

それにして、高校卒業まででこの数字。
それに大学が入ると、
親の負担は相当なものですね。
大学は地元。
そし国公立。
と、受験生は思いますよね、、、

国公立大2次試験、願書受け付けの時期ですが、
予備校調査によると関西圏の受験生は、東大よりも京大志望が増えたそうです。
下宿って大変ですから。

ううううううう=====ん。

いろんなところに影響が出ている「長引く不況」。
受験生にとって悩むのは「成績だけ」であって「親の財布」ではない、
そんな勉学環境を作ってもらいたいものです。


| | コメント (0) | トラックバック (1)

「斟酌発言」に斟酌できない!

気になりながら、国会審議感想をエントリーに挙げていて、
書けなかったのは、勿論「斟酌発言」。
ナンデスカァ、コレ????
と、思ったものですが、、、、、
やはり、やはり物議を醸しています。

地元の意思「斟酌しない」とは、呆れて開いた口がしまらない、どころか、
息を飲み込むのさえ、できない沖縄の方々の怒りは想像するに難くありません。

名護市長選は、選挙前から争点は「新基地問題」でした。
反対を掲げた稲嶺進さんを市長に選んだのは、紛れもなく当事者の住民の「民意」。

民主党も推薦していたにも関わらず、
平野官房長官は市長選直後の25日に、市長選の結果を「斟酌(しんしゃく)する理由はない」と述べて、唖然呆然でしたが、
次の26日には「自治体との調整が難航すれば法的に決着させることも可能」と言い、
27日もその発言を重ねています。

ううううううううう〜〜〜〜〜〜ん。

選挙で選ばれる国会議員が、自ら選挙の結果を軽視していいのだろうか?????
あなたがた民主党が今、政権にあるのは先の衆議院で選ばれたからで、
国民の政権交代を「民意」として、その「場」に座っているのではないのですか?平野さん>
衆議院の結果を斟酌することなく、
政権は先の政党のままで良かったなんて、言いませんよね。
実際、
党首の鳩山さんは「政治とカネ」問題が明らかになってきた昨年からの発言に以下のようなものがありました。
「選挙前から判明していたことで、この問題も選挙の争点であったが、国民はそれも承知で民主党に投票した」と。
これは、明らかに間違いというか見当違いの発言ゆえ、すぐに撤回したのですが、
が、
結局、選挙というのは「民意の反映」であり、その「民意」に従うものであると言うことは自らは認めている。
だがしかし、
自分たちに都合が悪ければ「選挙の結果は斟酌しない」では、
前の政権とまったく同じではないですか。
小泉さんの「公約なんて守らない」発言を思い出しますよ。

選挙というものを貶め、選挙の結果を蔑ろにするということは、
翻って、
自分たちの立場を軽んじるということです、平野さん>

さて、そんな平野さんを横目に、
鳩山さんは「ゼロベースで検討し5月末までに結論を出す」といいましたが、
さてさてさて、、、、
どうなることやら。
言葉だけは「沖縄県民の意思尊重」。
でもね、、、、、、、
沖縄の人々の意思は、とうに固まっているんだから。

「地方主権」をかかげている民主党ですが、
徳之島に候補を出しているという報道もあったりと、
迷走しています。

この問題、しっかり注目!!!


なお、基地をめぐる思考停止と言うタイトルで内田さんがエントリーを挙げています。
チョット長いのですが、とても興味深いので引用します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
沖縄に限らず、東アジアにおける基地問題は、アメリカが「和尚吉三」や「大岡越前」の役を演じれば、たぶん解決する。
でも、アメリカにはそんな役を演じる気がない。
アメリカはこれまで実に多くの国際紛争の調停を試みてきたが、「調停者」としての能力はきわめて低い。
日本の政治学者で「アメリカは調停能力が低い」ということをはっきり指摘する人は少ない(私は見たことがない)が、アメリカは敵対関係にある二者を中立的立場から調停する能力が非常に低い国である。
かの国の政治家や外交官の個人的な知的なクオリティの高さと比べたとき、彼らの周旋能力が「異常に低い」ことには私たちもいい加減気づいてよいと思う。
知的に卓越している人間が、ある領域の活動に限っていきなり思考停止するというのは「よくあること」である。
それはそれが彼らの国民的統合の「クッションの結び目」point de capitonである場合である。
アメリカの国民的統合は「敵対関係をどちらもちょっとずつ損するというような落としどころで調停することはできない」という原則の上に成り立っている。
植民地と本国の「それぞれ譲れないお立場というものがあるわけですから、どうですここはひとつナカとって・・・」というような調停者の介在を許したら、そもそもアメリカ合衆国という国は存在しなかったのである。
いかなる調停も拒否。私は絶対正しいので譲歩しない、と言い募ることでアメリカは今日の大をなした。
その成功体験がアメリカ人において「調停」や「譲歩」や「落としどころを探る」といった種類の政治的技術を涵養することを妨げた。
(内田さんの記事より引用)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ふっ〜〜〜〜〜〜

そして最後の結びは「だから、沖縄の基地問題は、単なる軍事技術や外交の問題ではなく、アメリカが「思考停止に陥るマター」という国民的トラウマの問題だと申し上げているのである。」
です。


さてさて。
どうなんでしょうねぇ、、、、、


ところで、
ところで、
こんな記事をみつけました。
名護市長選の「民意」を斟酌する必要はない - 池田信夫
と言うものです。
内容は、
「辺野古の住民は北部振興策ですでに一人あたり100万円の保障を受け取っているのだから、基地を受け入れるのは当然で、いやなら、まずカネを返せ」というものです。
ううううううううう〜〜〜〜〜ん。

以前、沖縄基地問題について
エントリーを挙げました。
その時は、基地の歴史や時々の政治情勢、またアメリカとの関係も調べました。
北部振興策についても調べたのですが、
この振興策、本当に当地の方々に還元されているのか?
経済効果はあるのか、
はなはだ疑問だったことを思い出します。
なにしろ、今回の選挙で当選した稲嶺さんは、
振興策と失業率も訴えて、当選したのです。
住民は、「アメ」である振興策のからくりにも、「ノー」を突きつけたのでは、
と、
私は思うのですが、いかがでしょうか???

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.27

今日の国会中継、ツラツラと

今日の国会はかなり落ち着いていました。
と、言うか、昨日が酷過ぎたのだが、、、
まずは民主党の議員。
こちらは与党なので、とくに書くことはないのでアッサリと抜けて、
次は公明党、山口さん。
さてさて、何を言い出すか、楽しみ。
何しろ、公明党は先の政権与党。
言い換えれば、生活を壊しに壊した責任はあるのだから、
と、言うことで注目。
最初は普天間。
あらあら、、、山口さん。
昨日の自民党のようにギャンギャンと騒ぐのか、と思いきや、
とても静かな口調で答弁。
野次も飛びません。
質疑の普天間は、先日の沖縄の市長選で民意が下されたのにも関わらず、
平野さんが「斟酌しない」発言で物議を醸したことへの質問でした。
なんだか、笑ってしまった。
公明党が、言うことって、どうしてこんなにやることとチグハグなんだろう?????
いや、良いことは言います。
その通り。
ならば、
なぜ、名護市長選で対立候補(誘致賛成派)を押したんですかねぇ〜〜〜〜〜
いやはや。
まぁ、それはそれとして、この党の宿命みたいなものかと、生暖かく観ながら、
次の質問も医療問題などスムーズに進み、
最後にきました。
「政治とかね」
ここで自民党議員が勢いずくのですが、
山口さんは、さらりと「こんなことがないように今後の対応をしっかりと協議しましょう」と、
またもや正論で締めくくりました。
まさにその通り。
政治とカネ。
絶対に許してはいけないのだが、
昨日の自民党のようにヤンヤと相手の瑕疵をあげつらうことだけで時間を空費することなく、
「今後の対応」を求めたのは、OK。
いやぁ、、、、
それにしても公明党。
言うことと、今まで政権与党でおこなってきたことの乖離が甚だしい。
こう言うのって、上手な言葉でなんというのか?????


そして粛々と国会は進み、
共産党、大門さん。
派遣について。
実に正論を述べ、現実の派遣のありようが明らかになります。
政府も自民党も静かに聴いて、
次は社民党。
社民党は与党ですが、
最初にきっぱりと「企業献金」はやめようと提示。
いいではないですか、、、、、
今までの問題を洗い出し、これからの事を考えることが法律を作る国会の仕事では、
と改めて思いました。


少なくとも、
ただ、相手の弱みにつけ込んでギャンギャン言っても、
解決は遠い。
本当にこのような事が再び起こらないように、今回の件を機会にして、
しっかりと法律を作ってほしいものです。
「企業献金」。
「政治資金規正法」。
「政党助成金」。
いろいろあるではないですか、討論することが。

と、言うことで、今後の動き、ますます目が離せません。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010.01.26

次は森さんですが、、、ふっっ

次の森さんの質問も酷い。
本当は書くつもりなく観ていたのだが、

だが、、、、


なんだか、
「どうした自民党」
と、思うくらい、酷いな。
多分、自民党にしたら、次の参議院選挙を射程にいれて、
とくに、
参議院議員は頑張っているんだろうが、
はねすぎ。

森さんは、本当に弁護士なのか????
途中、アジ演説をしだしました。
「私たちは、こんな自民党に負けたんです。」と絶叫。
そのあと、
総理の政治資金についていろいろ、聞きますが、
が、
「こんな質問、あなた方自民党が聞かれても困るんじゃないの?」
って、思うくらい重箱の隅をつっつっく。

確かに私もこのブログで、何回も書いていますが、
鳩山さんや小沢さんの問題については、もっと知りたいと思っているし、
説明が十分ではない、とも思うのですが、
が、、、、、
自民党の代議士センセの今日の質問は、度を越しています。
あまりにプライベートな質問ばかりで、
これじゃ生きていけないよ、、、、と思うくらい酷いものばかり。
総理が成人に達する前のことまで聞きほじるんだけれど。
あなた方・自民党は、総理や小沢さんのこともそうだけれど、
ご自分の党についても同じように質疑なさって欲しい、、、なぁ。
と、思いながら今、聞いています。
小沢さんのことを追求するのはいいんですが、
が、
それなら、スッキリと小沢さんを参考人招致しましょう、
だけでいいんだはないだろうか???
森さん、推測やら偽造やらと騒いでいるが、
本人に聞けばいいことを何回も聞いて時間を使うな、、、、
と、私は叫んでいます。
そして最後はひどかった。
森さん。
「ないないサギ」と民主党を罵倒して締めにしたのですが、
なんだかなぁ、、、、森さん。

それにしても、参議院の自民党センセ。
テレビに映るので頑張っていますね。
先日の衆議院のマッタリとは別の党みたいです。
「売り出し」中ですね。

でもね、
私は、大切な国会の討議の時間、
もっと意味のある質問してほしいです。
税とか普天間とかとか、、、、、
とか、
急務のことがいっぱいあるのでは。
自民党のセンセ、、、

私自身は、自民党も民主党もどちらに与するものではないが、
今日の自民党の議員の質問を聞いていると、
民主党の応援をしちゃうくらい、
自民党の質問が下品(プライバシーに突っ込みすぎと言う意味です)なんで、ついエントリーを挙げてしまいました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

西田さんの質問について

今、国会が止まっています。(午後1時過ぎ)。
自民党、西田さんが、総理の贈与税について質問。
「贈与税は誰が払ったのか?
そのお金までお母様から払ったのか?」と質問。

うううううう〜〜〜〜ん。
総理に、税金を払うだけのお金があるか、と問い、その計算をし出します。
うわっ=====。
これってストーカーと思うくらい、総理の財布の中身を滔々と述べるのですが、
そして、揚げ句が先の質問だったのです。
「母親に税金まで払ってもらっていないのか」と。

これは、かなり失礼な質問。

私は以前、麻生さんのことを、野党が馬鹿にした発言をしたとき、
(漢字を読ませた時)
あの時も野党の議員の下品さに嫌気がさしていましたが、
今回も、同じ思いをしました。
他党とはいえ、日本の総理なんですよ。
もっと敬意をもって然るべきでは、と。

さて、
母親のお金が12億。
総理が3億。
総理の知らない間にこの12年間使われていた。
ならば、
秘書が勝手におろした可能もあるのでは、、、と西田さん。

うううううう====ん。

なんというか表現に品がないと思いますが、これは私個人の感想。

その後、秘書について西田さん言及。

なんだか、
この問題、この後、
どこまで追求していくのか分からないが、
が、
西田さんの質問は、下品。
なぜなら、
鳩山さんが答えるべきことではないこと、あまりにプライベートなことを聞きすぎ。
電話で母親と話した時、
何といったか、母親はなんと答えたか、、、
とか、
秘書を今も雇っていることに対しても、
総理は反省していない、と言うが、
ううううううう〜〜〜〜ん。
秘書に借りがあるから断罪できないのでは、と西田さん。
えええええ??????
それは西田さん。
仁侠の世界ではないのだし。
西田さん、そこまで知りたいのならご自分が本人に聞けば、と思うのは次の質問。
「総理以外の他のご兄弟にもお聞きになりましたか?
お姉さまに聞かないのは総理として不見識では????」
と言う西田さん。
えええええ?????
総理として不見識ねぇ。
あなたねぇ、小泉さんは、実の兄弟について聞かれたときも同じように答えていましたよ。

それにしても、何回も審議ストップ。
西田さんの質問、ちょっとプライバシーに入りすぎ。
私は個人なんら問題にしないが、総理だから聞くのだ、、、、と言うのですが、
が、
なんだかやりすぎ。
いやンなっちゃうよ、、、西田さん。
国会って、こんな質問をするところだっけ???
その後の質問として、小沢さん関連。
これがまた酷い。
何度も審議ストップ。
モラルを聞く、モラルを聞く、、、、って質問する自民党の、いいですか、自民党の議員ですが、
これもなんだかなぁ、、、、
モラルを聞くことで、どんな生産的な討論がなされるんだろう?????
亀井さんが「こんな下らん質問に答えられん」と言いましたが、
まさに、
くだらん、質問。
こんなことで大切な国会討論の時間を潰すなよ、西田さん>
私たちは、あなたがた自民党のモラルなき政治のもとで、どんなに苦しい生活を強いられたか、、、、
西田さん>
あんまりパフォーマンスが過ぎますよ。
下品です。

また後から感想を書きます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

国会中継、自民党の質疑???

今、仕事をしながら国会中継を観ていました。
今日は参議院の予算委員会。
先日の衆議院は、あまりに自民党議員の質疑が酷かった(とくに、谷垣さん)のであえて記事にしなかったのですが、、、
が、
今日はどうかと、思い午前中、ツラツラと観ていました。
勝手な感想なので、ザックリと書きますが、
自民党、ちょっとばかり「ひどい」ですね。
何が酷いって、
レトリックが酷すぎ。
たとえば、林芳正さん。
はじめに、基地問題、安保問題を総理に質します。
それはいいのですが、
質問の一つにこんなものがありました。
(私の記憶なので一字一句は正確ではありません、要旨ですがご容赦を)
「総理は先にオバマ大統領と対談されましたが、その時、お互いに信頼しあったという旨を述べられていましたが、、、」と林議員。
「はい、trust meと申しました、私の考えを理解していただき、お互いに信頼出来たと思います」と総理。
「では、オバマさんは、総理の意図を正確に理解したと思われますか?」と続けて林さん。
「いや、、、私はオバマさんではないので、オバマさんがどのように思われたかまではお答えできません。」と総理。
「では、お互いに信頼しあっているというのは違うんですね、、、」と林さん。

それをテレビで聴いていた私は思わず「えええええええええ、、、、、」
それってアリかよ。
でした。
オバマさんの気持ちや理解はオバマさん以外の誰が正確に分かるというんだろう???
当事者の一人である鳩山さんは「オバマさんの思いは理解した」とご自分の気持ちははっきりと述べて、
その上で「オバマさんもそうであったと思う」
と、言うこれ以上、どうして答えることができるだろう???
それを、「お互いに信頼しあっているとは言えない」なんて、牽強付会もいいところ。

ことほどさように、
林さん、いえいえその前の舛添さんも、その後の西田さんも、
勝手に結論を導いてご自分で納得。

では、もう少し林さんに登場頂いて、
次に「目標と見通し」について。
これまたレトリックのオンパレード。
登場人物は林さんと菅さん。内容は税制大綱。仕事をしながらなので、詳しくはインターネット中継でご覧頂けたらと思うのですが、これも酷かった。
税制の見通しとデフレについてお尋ねの林さん。
まず、今年度の見通しをお聞きになります。
「今年度は、まだ確かな上昇はない」的な答えに、
「でもここに○○と書いてある」と食い下がる林さん。
「○○は目標であって、見通しではない」と菅さん。
そして、続けて、
菅さんは「目標は○○だが、まだどうなるか見通しは確かには言えない」と林さんに答えたのですが、
「見通しがないのか、、、、、」と大きくその言葉尻を捉えます。
つまりジェスチャーとともに、見通しのない政府と国民に植え付けたいのだろうが、
が、
が、
それは失敗ですよ、林さん。
ううううう〜〜〜〜ん。
と、思っていたら菅さん、負けてはいません。
「麻生内閣は見通しをたてて、どれもその通りにはならなかった」と答え。
林さん、ニンマリ。言葉なし。
さて、次は、
「子ども手当ての「乗数効果と消費性向」について政府に問いただす下り。
それはそれで、質問としては私も興味があるし、
子ども手当ての意図が、本当に子育て支援になっているかを知りたいので、注意して聴いていました。
この件に関しては、なんども速記ストップがかかり、
政府の方も立ち往生していたのですが、
が、
それでも、私の感想は子ども手当てを乗数効果や消費性向で質問するのは如何か、、、と言うことです。
趣旨が違うのでは、と思います。
最後に菅さんがキッチリと答弁していましたが、
「子ども手当ては将来にわたっての子育て支援であるから、数字で出てくる経済効果とはまた別のものである」という意見に賛成です。
林さんは途中、返す刀でご自分が斬られていました。
「因みに麻生内閣の給付金の乗数効果は0.3でした」と。
それに対して「関係ないでしょう」と林さんは言われるのだが、
そもそも、乗数効果を持ち出したのは林さんだし、しつこく「消費性向」について問い質していたのも林さん。
消費とか、経済とか、無関係で、子どもたちを守っていこうと言う「子育て支援」に経済の指数を持ち込んでどんな意味があるのか?????

最後の林さんの捨てぜりふとも思われる意見は以下の通り。
「新しい年になり、また政権担当して100日も過ぎ、いまだに前政権のせいだというのは、みっともない」
とのこと。

うううううう〜〜〜〜ん。
それほど、
それほど、
前政権が酷かったんだよ、、、
なんで、こんなに酷くしたんだ、、、、と私は林さんを見ながら、思わず毒づいていました。

さてさてさて。
次の西田さん。
この人は午後に続くのですが、
が、
この人の午前の質疑も、なんだかなぁ、、、です。
鳩山さんの虚偽記載について、衆議院選挙前の鳩山さんの答弁と、今の答弁の違いをグイグイと切り込んでいくのは、
まぁ、いいとして、
いいとして、、、、、
イケナイのは次のセリフ。
「あなたが、今、認めたこと衆議院選挙前に言ったら、国民は民主党に政権を任せたか?
いわば嘘で政権簒奪したのでは、、」
と言う下り。
うううううう〜〜〜〜ん。
これは違う。
絶対に違う。
国民は自民党政権にうんざりしていたのです!!!
西田さん>
多分、本当に鳩山さんが嘘をついて政権簒奪したと思い、そこだけを突いて、民主党を攻めようとしたら、
足をふみはずすよ。
国民はしっかりとみています。
確かに鳩山さんや小沢さんの問題を是とはしないが、
それ以上に、国民にのみ痛みを押し付け、
金権、利権がらみの前政権はノーだったのです!!!

と、言うことで、自民党。
本当に、国民が望んでいるものは何かを理解して、
その代弁者としての質疑を期待するものです。
午後の部、またまた書くことがあったら、続けます。

国会中継をみながら、
自民党代議士の質問にふと疑問を思い、
思いつくままツラツラと書きました、、、、、

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2010.01.25

浅草演芸ホールに行って来ました。

昨日、浅草演芸ホールに行ってきました。
前に行ったときは、途中からだったので、最初から観ようと、
お弁当を作り、夫と家を早めに出て、
浅草に着いたのは11時前。
「おおおお、、これはいい。
早く行って良い席をとろう」と夫と話しながら、演芸ホールに着きました。
チケット売り場前ではすでに席を確保した客がタバコをプカプカ。
そんなタバコの煙をかきわけて、場内に入ると、ビックリ。
なぁんと、なぁんと、もう席は一杯。
あららら、、、
座れるか???
と、席を探して、
空いていたのは、右手の一番目の席。
ちょっと首をあげなければならない位置ですが、そこしか空いていない。
後から来る人は、もう座れません。
「凄いね、、、、今日はいっぱいだね」と夫と言いながら、
オニギリを食べ、待つこと、20分。
お馴染のテェテンテンとお囃子がなり、
緞帳があいて、いよいよはじまり、、、
昨日の演目は、
こちらにプログラムが載っているので、興味のある方はご覧ください。
少々、プログラムの変更はありましたが、
概ねはこの通りでした。

古典に新作。
そして漫談やマジック、それぞれの芸を6時間あまり、たっぷりと堪能しました。
とくに私が今回、面白かったのは、
白酒さんと雲助さんは勿論、歌司さんや玉の輔さん。
馬石さんは、「ときそば」でしたが、とてもおいしそうに食べていて、思わずこちらも食べたくなりました。
前も「ときそば」や「初天神」は聴いたのですが、
同じ演目でも人によって、随分違うものだと改めて思いました。

やはり、人柄や、思い、深みというものは、
伝わるものですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

扉は開かれるか???基地問題

扉は開かれるか???
名護市長選
注目でした。
結果は、稲嶺進さんの勝利。
米軍新基地建設問題が最大の争点であっただけに、
この時期に、米軍新基地ノーを訴えた稲嶺氏の勝利は、今後の国政の行方を大きく動かすものであることは容易に想像できます。
そもそもアメリカ軍も「世界一危険だ」と認める海兵隊普天間基地。
そりゃ、アメリカ軍と住民の方々が一番、その危険を承知していると思います。
ギリギリ、スレスレの飛行を繰り広げるアメリカ軍の飛行機の映像がテレビでは放映されていますが、
確かに、あの状況ではアメリカ軍のパイロットも怖いだろうし、危険。
そして、住民は、騒音も含め、さらにさらに危険に曝されているのは、この間、ずっとずっと言われ続けていることです。
安保改定50年の今、
基地はいらない、と言う切実な声が選挙結果に出てきたものと思います。

扉は閉ざされたまま、なんてのは、ミステリー小説だけで沢山。

「基地のない町」を望む住民の意思は、どのように忠実に反映されるか、
今後に注目です!!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.22

オバマ政権就任一年

オバマさん。
就任一年。
オバマ政権、チェンジ失速1周年 補選敗れ法案不透明にと言うニュース。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
オバマ米大統領は20日、就任から1年を迎えた。オバマ氏は、同日午前、ホワイトハウスでバイデン副大統領と共に、定例の情報機関のブリーフィングを受けるなど、日常の業務を淡々とこなした。
ただ、1周年を迎えたオバマ氏にとって、前日19日にあったマサチューセッツ州での連邦上院補選は、手痛い敗北となった。
(中略)
オバマ氏にとって、この選挙結果は、単なる敗北にとどまらない。議会運営に直接影響を受けるからだ。
米上院では少数派の議員が長時間演説で議事妨害を行い、法案を通さない戦術をとることができる。封じるには60議席が必要だが、同州での敗北で、与党・民主党は、この安定多数に1議席足りなくなった。
オバマ氏が内政の最重要課題に掲げている医療保険制度改革や、国際公約となっている気候変動対策の関連法案などは、19日の補選結果を受けて、成否の見通しが立たなくなっている。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
こちらも政権に翳りがでてきているのか???
オバマさん。

アメリカのメディアによると、
「高失業率や公的資金による自動車産業や金融業界の救済策、財政赤字の拡大などをめぐる現政権への批判票が野党側に流れた」と指摘しています。
敗北したコークリー氏の陣営からは、オバマ氏が公約した医療保険改革がなかなかすすまないことに加え、オバマ政権の対応が批判された航空機テロ未遂事件などが重なっての逆風となったとの嘆きの声が上がっています。
フムフム。
アメリカ国民も、そろそろ「テロ」報復とか、「テロ」撲滅とか言う理由で「正義の戦争」論を唱え、しかも、
実行するオバマさんには、ちょっとばかり批判しだしているのが、今回の結果。
個人的には、
医療制度、保険制度には期待はしているのですが、、、
現実には遅々と進まないのでしょうね。
なんとか、健全な政策が実行されたらと願うものではあるのですが、、、
オバマ米大統領が新金融規制案と言うニュースが最新で伝えられています。
うううう〜〜〜ん。
どうなんでしょうか???
注目です。


さて、
支持率が漸減傾向にあるオバマ政権ですが、米CNN等が行った最近の調査では、オバマ政権1年をふりかえって「成功」だとする声が47%、「失敗」とする声が48%。
だそうです。
半々ですね。
まぁ、すぐに成果が上がるということはないでしょうから、
前ブッシュ政権に比べれば、改善されたことは多いのでは、と思います。
これに関しては、また情報を集めていきますが、
今、時間がないので、簡単な感想のみ。

さてさてさて、、、
ですね。

| | コメント (3) | トラックバック (1)

「子どもの認識と感情」を読みながら

今日からは波多野完治さんの「子どもの認識と感情」を読み進めていきます。
本の紹介には以下のように書かれています。
=============
子どもの知能の発達には強い関心をもつ母親たちも,感情の発達についてはあまり注意を払わない.知性と並んでゆたかな感情の発達こそが人間にとって重要だと考える著者は,主としてピアジェの考えによりながら,幼少年期の感情の発達過程を認識の発達と関連させて分析・考察し,子どもの感情面をのばす教育のために提言を行なう
==============

よく言われる「やる気」。
何を行うにも本人の自発的な意思が必要です。
そこで、今回から「感情について」波多野さんの著書をひも解きながら考察を加えていきます。
まず序で著者は「認識とは始めではあるが終わりではない」として、
終わりはいつも「行為」「行動」「運動」であると言います。
そしてその実践を決定するのは「感情」であると言うのです。
人間を研究するには「感情」の研究が不可欠であり、エネルギーの源は「感情」である。
そこで著者はジェネーの研究を紹介。
精神エネルギーとして7つに分類。
前進的改善の行為
実験的行為
合理的行為
反省的行為
言語的行為
初歩の知的行為
社会的行為
知覚の行為
反射的行為
がそれです。
下にいくほどエネルギーの消費は少ないということらしいです。
反射は精神エネルギーはそれほど必要としません。
また言語も精神エネルギーという面ではそう必要ないということです。
このエネルギーも人によって消費は違うらしいです。
たとえば、事物の認証である知性の働きにエネルギーを使うとき、ほんの僅かである人は「頭のいい人」と一般に言われる人であるとか、
いわゆる「あがる」タイプの人はそうでない人よりエネルギーは消費する、、、
とかとか個人差はある。
また、「わかっちゃいるけどやめられない」♫タイプ。
こうしたタイプは認識にいたるエネルギーはあるが実践までのエネルギーは不足しているということらしいです。
したがって、このようなタイプに「できないのは本当にはわかっていないのだ」と言う叱咤激励は正しいとは言えないと著者は言うのです。
こうした時、どうすれば効果的に解決がなされるか?
「精神力の転換」をはかる工夫が大切と著者は言います。
心の問題でもある精神力の転換は「気分転換」と言う言葉もあるように、
有効に解決に導かれることが多いそうです。
感情を認識の側面として関連づけながら研究していくことは、
子どもの教育にとって大切である。と、著者は序で述べています。
以降、
順次、読み進めていきます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.21

大人の学力調査???

大人にも≪学力調査≫!? OECDが計画と言うニュースと言うか情報をベネッセのホームページで見ました。
あらあらあら、、、ですね。
では内容を紹介。
これは国際成人力調査パイロット調査(試行的調査)というもの。
==============

1.調査の目的

 国際成人力調査の本格的な実施に向け、その実施上の課題等について検証することを目的としています。


2.調査の対象

日本国在住の日本人で16歳以上65歳以下の男女個人1000人を無作為に抽出。


3.調査項目

調査は次の3つからなっています。

* 属性調査
* 読解力・数学力の調査
* 調査についての感想アンケート


4.調査方法

属性調査については調査員が口頭で質問をし、回答を書きとります。読解力・数学力の調査及び感想アンケートについては、調査員立ち会いのもとで、御本人に記入していただきます。
(上記サイトより)
================
フゥム。
フゥム。

さてさて、どうなることやら。
ちょっとばかり、今後に注目ですね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

脳のはたらきと子どもの教育を読んで、その5

シリーズで見てきた「脳のはたらきと子どもの教育」
いよいよ大詰めです。
最後は、
「能力・学力・人格」について考察していきます。
まず著者は「能力について」。
これについては概念じたいを定義することの困難を語ります。
遺伝か環境か?生来の素質か技能で習得したものか?
などなど、よく言われるところの「能力」ですが、これは見える能力と、隠れている能力があり、とくに隠れている、潜在的能力に言及すると、やっかいである。
と、著者は言います。
たとえば、能力をはかる学力テスト。
好成績をおさめれば問題はないが、仮に思っているより出来が悪い場合。
それは「そのテストが本人に向かなかったのか?別のテストでは能力が発揮出来るか???」
などなど討論の種はつきない。
故に著者はあっさりとこの手の追求はやめ、
システムとしての脳のはたらきについてみていきます。
素質を神経生理学的に理解すると、
「神経系や脳が生まれながらにして持っている解剖学的、生物学的特性」と言うこと。
たとえば音楽の素質、これは聴覚分析器と運動分析器との間の同時的総合と系列的展開の系を介した結びつきの形成と深化に関わると著者は言います。
そしてこのシステムは人が音楽活動に携わることで形成されていくそうです。
つまり、素質は誰でもある程度までは持っているが、その能力を伸ばすかどうかは環境によるというものです。
「環境」。
それは人類が幾千年かけて獲得した社会的文化的環境を、周囲の人々の力を借りて、自分のものにできるための道具として「遺伝的、生理学的、解剖学的基礎」を人はもっている。
と、言うのです。
さらに著者は前言で述べていた学力調査について書いています。
学力調査は、ひたすら第二ブロックの力をはかるために考案されたものである。
機械的知能をはかるためのものである。
知能検査に情意的なはたらきをはかる性格検査的側面が入ると検査の独自性がなくなる、ということからだそうです。
さらに著者は、この学力テストのもう一つの側面に「時間の速さ」があると言います。
限られた時間に問題を処理する能力のことですが、
これは運動能力とも大いに関係しているらしく、本当に子どもの理解力、つまり能力をはかることができるかは不明。
さらに、学校教育の現場では「人格」までもが、はかられるようになってきたことに著者は危惧を表明しています。
具体的な例でいうならば学習の評価に「態度や関心」があることです。

さて、最後の結びでは当然のように「子どもの能力は個人によって違うが、これは脳の発達も個人によって違うからであり、
教育は、これら子どもの状況をきめ細かくみていくことが肝要」というものです。


今回は教育について脳の発達との関連でみてきました。
今まで知らなかったことが分かり、なるほどと思い当たることも多く、
私としてはとても役に立ちました。

結論としてはあまりに普通ですが以下の通り。
幼児期の体験重視。
学童低学年期は反復、定着と音読、書き取り。
高学年はさらに意味を考えることを経験させる。
子どもそれぞれの発達が違うのは当然だから、一喜一憂せず、
ゆったり、おっとりと構えていきたいものです!!!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

脳のはたらきと子どもの教育を読んで、その4

坂野登さんの著書「脳のはたらきと子どもの教育」もあと、残すところ、
「学び取り」と「能力、学力、人格」の二つ。
では、早速「学び取り」についてみていきます。
まず著者は「進化の最高段階にある人間の脳」について確認。
脳の中で大脳皮質の占める割合が大きいこと、その中でも前頭葉の占める割合が大きく、左右の大脳半球が対照的ではなく、分化していることが、人間の言語、ならびに知的操作能力に大きな役割を持っていることを述べます。
ここで再確認。
第三ブロックと第二ブロックの共同作業が学び取りには大切である。
と、言うこと。
そして、いよいよ本題として学び取り。
これは学習すべき素材を自分の中で消化、わがものにすると言う過程のことだと著者は定義。
そのためには、まず学び取りたいと本人が十分に動機をもつことが必要。
ここで母国語習得について例として挙げています。
まず、子どもは母親(保護者)との感情的結びつき、共感を持つことで第一ブロックと、さらに第三ブロックが密接に結びつく。
その感情的支えが学び取りの基礎である。
ここでは、子どもの意識をさらにはっきりさせる、つまり記憶痕跡が確かに定着していると、次の情報にも対応が早い、と言うのです。
具体的には規則正しい生活を送らせる、ということです。
生活のリズム、自分の役割などなどを基本的な生活として学び取る。
これが第一ブロックの準備体制を整えることだそうです。
学び取りとは模倣。
ゆえに子どもは何回も試行錯誤する中で母国語を獲得していくようです。
その手段としては、「読むとか書く」は必須だそうです。
さらに著者は「詰め込み教育」について脳の見解から述べています。
それによれば、詰め込みは主に脳の第二ブロックに関係しているそうで、
本当に自分の中で消化、わがものに出来るのは、第三ブロックのはたらきによることが大きいと言うのです。
この後は私の私見ですが。
と、言うことは、子どもの発達段階を考えると、
第三ブロックが急速に発達する7〜8歳児以降でなければ、
高度な知的活動はまだ無理なのかもしれません。
幼児教育がガンガンと言われて久しいのですが、
この時期の子どもたちには、計算をやたらさせたり、外国語を覚えさせることよりも、母国語をしっかり定着させるとか、あるいはワクワクするような「体験」「経験」が必要なのでしょうか???
その後、就学期に入った児童の場合、低学年はまだ第二ブロック段階なので、
ドンドンと詰め込ませる(ひらがなとカタカナとか、簡単な計算とかとかのことですが)。
そして頭のポケットに情報を入れる。
その後、高学年になり第三ブロックが発達した頃は「意味」を考える時期にきているので、しっかりと意味付けをして教えることが効果的なのでしょうかねぇ???
なかなか参考になります。
尤も、これも一つの理論であり、個人差は当然あるので、一様ではありませんが、
子どもの発達についてきめ細かく観察しながら課題を与えることは必要だと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.20

センターの倫理問題に疑似科学が!

kikulogで知ったのですが、今年のセンターの倫理問題に疑似科学について伊勢田さんの著者から引用があったそうです。
私は毎年、センターはチェックするのですが、
主には国語と生物。
後は予備校の分析をフォローしています。それで倫理には目を通していなかったのですが、
と、言うことで、
早速、倫理問題にあたってみました。

Rinri_405_5


センター試験、倫理問題より。

血液型と疑似科学の境界についての設問。
リード文には、疑似科学とは何かを定義。
特徴の一つである「科学ではない」と言うのは正統科学から否定されている主張であること。
次の特徴は「科学のようで」と言うことで、これは主張者は科学の装いをまとっていること。
この装いをまとるということは、
「今はわからなくても、未来には判明する」とか。
「統計」をつかって、それらしく装うとか、
「実験、研究の結果」とかとか、、、、
いろいろな表現がありますが、いずれにしても「科学の装い」であることが特徴です。
さて、伊勢田さんのリード文を読み、
受験生は「疑似科学とは、、、」と言う定義を頭に入れます。
そして設問の文を二つの特徴をあてはめ、ほぐしていき正解へと導きます。
ここで受験生に問われることは、このリード文をしっかり読んでいるか、であって、
設問の内容云々についてではありません。
では選択肢にあたりましょう。
まず
①は、血液型性格判断が疑似である、と言う前半を受け、後半はそれでも日常の慣習としてありうる、という発言です。
これは、内容の是非はともかく、受験問題としてだけ取り扱うなら、
後半は、「会話・日常の問題」と言うことなので、「科学の装い」からはずれます。
したがって、この場合の答えではありません。
受験生は、ここで迷って「日常でも間違ったことを話題にするのはおかしい、、、、」と悩んではいけない。
これは「書いていないことは読み取らない」と言う受験のテクニックです。
個人的は悩ましい出題とは思うのですが、
それはそれとして。

次の選択肢に進みましょう。
これは「科学の教科書で否定」と言う前半で「科学ではない」となり、
「血液が生命を維持する、、、、、」という後半の下りが「科学の装い」になるので、
疑似科学の両方の特徴を備えています。
と、言うことで、
ばっちり「答」になります!!!

さらに、
3と4の選択肢をチェック。
これは、そもそも主張自体が疑似科学の主張ではないようです。


と、言うことで、ツラツラと問題を見たのですが、
それにしても、センター試験でこのような分野が出題されるということは、
「なかなかいい」ことだと感想を持ちました。
ところで、伊勢田さんは出題文については、どのように思われたのかしらん???
と、興味が湧くところです。
と、思っていたら伊勢田さんご本人がkikulogでこの件についてコメントをしていらっしゃいます。
出題内容はともかく、
倫理問題は暗記が少ないので、かなり良問があるとのこと。
フムフム。
フムフム。
わかります。
私が受験生のときは、何を選択したか、、、
あまりに昔で、もう定かではないでのですが、、、
理系は「政経」か「倫理」が多かったと記憶しています。
さてさてさて、、、
私も、今、センター試験の内容を見ながらマークシート試験が受験生にとって、どんな意味があるのかを、
古い本ながら坂野登さんの「脳のはたらきと子どもの教育」を読み解き、考えているところです。
大学受験生は17歳以上。
この時期に暗記というか条件反射のようなマークシート問題を数多くこなしていくのは、
どうなんだろう???
と、思いながら読んでいます。
どうなんでしょう???
これについては、今後も考えていきます。
波多野さんや藤田一郎さんの著者なども読み解く予定です。

| | コメント (5) | トラックバック (1)

脳のはたらきと子どもの教育を読んで、その3

今日は「考えること」について考察を加えていきます。
著者は考えるに先立ち、「書くこと」の意義についてまず言及。
書くことは、学ぶことに大きな意味を持つのですが、
教える側が「如何に書くか」も留意する必要があります。
板書。
つまり、授業の内容を箇条書きにまとめ、それを見、教師の説明を受け、学生、生徒が考えをまとめる手続きの助けになるものです。
この板書にも子どもたちの発達段階に応じて変わるのは言うまでもありません。
小学校低学年では「そのまま書き写したものを覚える」段階ですから、板書は筆順や図は大きく、丁寧で正確であることが大切です。
次に高学年になると板書は抽象的でポイントだけを書き、考えることの補助的な役割と変質します。
この時期は板書よりも教師は話し言葉、説明に重きを置きます。
さて、ここで、いよいよ考えることへと著者は切り込んでいきます。
聞いたことをまとめてノートをとる、という系列的展開を同時総合的に行い情報を処理すること。
まとめたノートをもとに思想を展開する同時総合から系列的展開という逆のシステムでの情報処理には「内言」との関わりが不可分だと述べています。
ここで著者は言語獲得として外国語の習熟を例に出します。
チンプンカンプンの外国語を解読する鍵は、聞いたことオウム返しに反復する事と、意味を理解することとの両面をもちながら繰り返して獲得していくものである。
その場合、脳のはたらきとして第二ブロックの左半球第三次感覚野が担当するそうです。
この分野は、話し言葉の要素を同時的、空間的に総合、そして知覚された論理的図式へとまとめる働きがあるそうです。
著者は「話すことは理解することと密接に関連している」と述べています。
ゆえに、子どもが問題を解く時も、問題を自分の口で言いながら解く、解答の道筋も自分で確認しながら、発言していくことが良い、と述べています。
また、メモをとることの優位性も語ります。
考えるということは、問いに対してすぐに答えるのでは問いの本質を見抜く意識的な作業です。
外言から内言に移行する時期でもあります。
この時期には、子どもにとって「本」が与える影響は大であると著者は言います。
機械的な記憶を通して知識を拡大させ、読書を通して思考の外的支えを与えていくことが内的支えの基礎になると言うのです。
何度も文章を読み、理解して、自分自身の結論を導いていく時期です。

と、言うことで、
6〜7歳以降の段階では、(勿論その前の段階でもそうですが)
子どもたちに積極的に本を与えることが大切な時期だと、改めて思いました。

この問題、さらに深めていきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.19

脳のはたらきと子どもの教育を読んで、その2

昨日に引き続き「脳のはたらきと子どもの教育」について、今日は計画性について読み解きます。
この計画性は今回は学校受験にのみピックアップしていきます。
学校受験の場合、親はたいてい、「良い学校」へと願うのですが、これは親の価値観の中では良い(たいていは偏差値が高いと言う意味)学校を出ると、
就職に有利で、それに付随するもろもろを勘案すると「幸せ切符」であると思っているのでしょう。
こうした図式が是か非かは、子どもによって違うので、一概に断定はできません。
が、いずれにしても、子どもたちは人生設計にあたり、目標をもち、その目標のために計画を立てます。
抽象的な思考と具体的な操作の両面をバランスよく行うことが大切ですが、
現実にはそうも行かない場合の方が多いものです。
子どものタイプによって認知のスタイルが衝動型の場合(直接行動型)と熟慮型(検討分析型)がありますが、この二つのタイプも発達とともに自然に熟慮型に移行していくことが多いようです。
ここで脳についての言及を著者は続けます。
つまり前頭葉が計画と密接な関係があることがすでに実験で分かっているというのです。
ルリアの目の研究とレービンの眼球運動の実験を引用しながら説明)
そして、計画性とは神経心理学で言うならば「第三ブロック」のはたらきと密接な関係にある。
計画、プログラミングの部分のはたらきは「まず行うべき行為を想像することから始まる」
行為の条件の空間的配列をもとに解決のための方略(ストラテジー)をとる。
そして、仮説が生まれる。
これらは一つの計画だけでなく、多くの計画と階層的に複雑に連なりながら進んでいくと言うのです。
と、言うことで、こうした知的行為の発達段階を次にみます。
1, 子どもに課題とその条件を熟知させ、課題にたいする予備的概念を形成する段階
2, 対象を用いて行為をマスターする段階。
3, 行為が対象からの直接的な支えなしに外言へと変わる段階。
4,  自分自身に向けられたが外言を含む段階
5, 内言を用いた段階。
この研究をしたのはガリペリンと言う心理学者です。
この段階は年齢とは無関係で、大人でも未知のことを習得する過程ではこの段階を踏むということです。
が、ここでは学校教育の現場にあてはめると、
4〜5歳から7〜8歳の子どもは直感的な思考の段階なので、
「実際見たものや絵、まあ情動的な文はよく記憶している」そうです。
計画性というよりは直感的、形象的であるこの時期は事態を分析したり論理的に推論することはまだありません。
こうした時期には「物質的対象に基づく行為」から始めることが効果があると言うことです。
たとえば、算数の「数の概念」を教える時は具体的事物、人物を想像しながら操作すると子どもには定着しやすいようです。
この繰り返し、つまり「基礎教育」をしっかりすることは、子ども自身が「計画性」を自ら育むための条件であると著者は言います。
次の11〜12歳になると具体的操作期に入り、
言語的、論理的な思考が急速に発達します。
この段階で「言語」がとくに大切です。
人と人とのコミュニケーションの道具として使われる言葉は、同時に自分の中での論理の構築としての道具でもあります。
この言語を内言として使う場合、本人の中では非言語的に行われている場合も、
あるいは完全な言語として考える時もありますが、
この言語が意思作用に関わるのは第二信号系だそうです。
この分野が「行為をやった自分を主観的に対象化、言語評価を与えることが」できるのは児童期、青年期に至るそうで、小学校時代は、
真に客観的な計画性が可能になる時期はまだ待つ必要があるということです。

そして著者は述べます。
「計画とは現在持っているあれこれの操作を利用して、新しい行為を作り出すための準備段階である。この中で重要な役割を演じるのは形象や表象、あるいは観念の形を使った、新しいものを創造するものとしての「想像」のはたらきである」と。

計画という知的な行為の支えというか、保障が想像というロマンであることを、
思うと、
なんと、人生ってヒラヒラと翻り、キラキラと輝いているものかと嬉しくなります。
今、
学校に就学している子どもたち、
とくに小学校時代を過ごしている子どもには、この時期が人生の大きな基礎作りをしていることを、
声を大にして伝えていきたい。
しかも、
その基礎とは、
想像すること、感じること、ワクワクすることなどなど、、、、
などであることを、
伝えていきたいと思うものです!!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.18

お疲れさまでした

ああ、疲れたと言う内田さんのエントリーを読んで、
臨場感が此方にまで伝わり、
本当に大変だったんだな、、、と思いました。
内田さん、お疲れさま。
それから全国のセンター試験関係者の皆様、お疲れさまでした。
尤も、受験生が一番疲れたのだろうが、、、

さて、内田さんのエントリーを読んで面白い(と書いていいのかな?)
と思ったのは「受験騒音」。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
結局、こういうものは「ま、現場現場でですね、常識的にご判断いただいてということでですね・・・」ということでやる他ないのである。
その「常識的」が通らないのがつらいところで、うるさくクレームをつけてくる受験生や親たちがいると、大学側はたいへん弱腰に対応することを余儀なくされるのである。
咳をする人がいる、貧乏ゆすりをする人がいる、監督者の足音がうるさい、はちまきをしているやつがいる、隣の人の香水がきつい、カラスの鳴き声がうるさい・・・ひどいのは(これは去年ほんとうにあったのだが)「となりの受験生の答案を書く鉛筆の音がうるさいから、なんとかしろ」というクレームさえあった。
そういうのは閾値以下の「生活騒音」とされるはずなのだが、「生活騒音」と「我慢できないこと」の境界線は限りなくグレーなのであり、主観的に「耐え難い」と主張されれば、「そういうものかな」と応じる他ない。
(内田さんのエントリーから)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なるほど。
現場で処理するしかない場合、場合ですが、
それにしても事前の想像では思いもつかないようなクレームがつくんですね。
これって多分、入試問題そのものもそうかもしれませんね。
出題者はいっていの常識と思って安心して出題しても、
解答する受験生には「意味不明」な題意があったりと。
「分からないこと、不明なこと」はありませんか?
なんて受験の現場で言おうものなら「はいはい」「ハイハイ」とあっちからも、
こっちからも手があがり、収拾がつかなくったりして。
と、言うことで、
「質問は受け付けません」。
と言うことに徹するのだろうが、

時々、すごく賢い受験生とかがいて、
出題ミスなんかを受験中に見つけ、時間中、ずっと悩んでいたり、とかする場合もあったりと、


なかなか受験というのは台本のないドラマですね。

こんな台本のないドラマにむけ、
大学側はそれでも「マニュアル」をいっぱい作って不測の事態に対応する様が内田さんのエントリーに詳しく書かれていて、なんだか笑ってしまいました。

最後の結びが内田さんらしくてやっぱり声を出して笑いました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
試験というのは「与えられた環境でベストを尽くす」ことのできる能力を問うものであって、「ベストの環境でなければベストが出せないからベストの環境を用意しろ」というような他責的な言葉づかいが不用意に口を衝いて出て来るような子どもはこのせちがらい世を長生きできぬのではないかという疑念がみなさまのうちにふっと兆しても私は「そういうこともあるかもしれない」と静かに応じたいと思うのである。
(内田さんのエントリーから)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

おいおい。
しっかりと書いているよ。
「そういうものかも」と静かになんて応じていないよ。
と、
いつもの内田さんのアイロニーにつきあいながら、
それでも確かに意味するところは深い。
「与えられた環境でベストを尽くす」ことのできる能力を問うものであって、「ベストの環境でなければベストが出せないからベストの環境を用意しろ」というような他責的な言葉づかいが不用意に口を衝いて出て来るような子ども」
かぁ、、、、、

ううううううう〜〜〜〜ん。
うううう===ん。

「蛍雪の功」とまではいかないが、
やはり学ぶこと、そのものに意味を見いだすような教育であって欲しいと願うものです。
そのためには、
あまりに至れり尽くせりと環境が外部から整えられることは、
どうしたものか、と私も静かに物思いに耽って考えて見たいと思います。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

「脳のはたらきと子どもの教育」を読みながら、、、

センター試験も終わり、受験生にとってはこれからいよいよ本番。
自己採点も終わり、受験大学絞り込みの時期。
いろんな思いが炸裂していることと思います。
今回のセンターは過去問再利用はなかったものの全体に易化という分析が各予備校でなされているようです。

さて、そんなセンター試験を見ながら本棚から取り出したのは「脳のはたらきと子どもの教育」と言う坂野登さんのかなり以前の本です。

より効率的な学習とは如何にあるべきか???
なんて解答は多分ないのですが、
センター試験に代表されるところのマークシート式を見ながら、今更のように考えることばかり、、、

と、言うことでまずは坂野さんの本から考えるキッカケを、と言うことで書いていきます。
「はじめに」にも著者が書いているように「脳のはたらきと教育」について書かれた本は少ない。そこで子どもの発達の可能性を求めて、両者の関わりを見ていこうというのが本書の狙いということだそうです。
目次は、
1, 脳のはたらきと精神活動
2, 脳のはたらきと子どもの教育
と言う二部仕立てに各部もろもろの章がついています。
私はもう一度、子どもの可能性というか能力について考えていきたいと思い、第二部について分析していこうと今、本を手にとっています。
これからしばらくは、この本についてエントリーを挙げていきます。

まず「脳のはたらきと意欲」。
著者は「子どもたちの学習意欲とはなにか?」とまず問題をたてます。
それは「学習したいと思う気持ち」を意味しているが「学習の意思」とは違うと述べます。
意欲とは自然的な欲求や高次の欲求と関係した目的追求の行動をさしている。
意思とは欲求の中でもとくに高次のものをとりあげ、意識的で計画的な自発的自由選択行動をさす。
と著者は定義します。
そして、脳の構造(これは第一部で詳細に説明があります)
について述べ、子どもの発達と結びつけています。
たとえば、
精神発達に重要なものは髄鞘化減少というものだそうで、機能の分化により高度の活動が可能になるそうです。
6ヶ月では前頭葉の髄鞘化は進んでいない。
3歳になると中程度。
7歳児で第二ブロック連合野の髄鞘化が完成するが前頭葉ではまだ中程度。
7〜8歳は第三ブロックの発達に重要な転換の時期であり、子どもは自分でアレコレ考え言葉で定式化、行動することが可能になる。
と、著者は言います。
次の章は「発達へと導くもの」と言うことで、子どもたちにどのように接するか、導くかが述べられています。
ここでは主に子どもの学習意欲、欲求について機能的欲求であるにも関わらず身につかないとか、積極的に子どもが関わらないのはなぜかを分析。
三章の「意欲の意志的側面」では「言語」が重要な関わりを持つことを描いています。
子どもが自己中心言語を経て自分の思考の手段として内的に使うことができる6〜7歳の時期に学校生活を踏み出すわけですが、こうした発達を捉えながら、学校も受け入れる必要があることを説きます。
この時期は、子どもたちにとって規則や授業はやりたくないものであるが、それでもやらなければならないものへと変わる時期なのです。
具体的に四章で、各年代に分れて特徴が示されます。
次に目標設定や環境についての考察が続きます。

こうして読み進むうちに、以前「かけ算の順番」についてツラツラ書いたことを思い出しました。
かけ算導入時は子どもにとって7〜8歳。
学習課題に対する興味は新鮮で知識欲も旺盛な時期。
また、脳の発達では先にみたように第二ブロック優位から第三ブロック優位屁と転換する時期でもあります。
ただ、与えられたものを鵜呑みする時期ではなく、自分なりに理解しようと意識する時期であることを考慮すると、
やはり「演算の意味」をしっかりと教えていくことは重要なのだろうと改めて思うものです、、、
次回は「計画すること」「考えること」「能力、学力、人格」について縷々まとめていきたいと思います。
今日はここまで。

なおこの記事はイマドキの方にも挙げておきます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.17

阪神・淡路大震災から15年

阪神、淡路大震災から15年目の今日。
あれからもう15年なのか、まだ15年なのか、、、
それぞれの立場での思いは様々だと思います。
私は当時、広島にいたので、揺れはそんなではありませんでした。
テレビをつけても情報もあまりないので、そのまま寝てしまったのですが、
ようやく起き出してテレビをつけてビックリ。
しばしぼう然。
テレビの前に釘づけでした。
その後、出てくる情報や届く声に改めて被害の大きさを思ったものです。

しかし、
それでも震災に遭われた方々の思いには到底及ばないことを、
昨日のドラマでグサリと感じたものです。
『阪神・淡路大震災から15年 神戸新聞の7日間~命と向き合った被災記者たちの闘い~』
神戸新聞のスタッフ、カメラマン、新聞記者の「情報」を伝える、
そして被災者に希望を与え、命をつなぐ、、、
そんな思いで、必死に新聞をつくった実話を元にしたドラマ。
折々でご本人が出てきて、
当時の思いを語り、
また当時の写真、主には未公開の生々しい写真が映し出され、
報道では描かれていない真実。
そして、生と死の狭間で助け合い、信じあった人々の生の声が届きました、、、、、

「未曾有の災害に遭遇し、被災者にカメラを向けることに疑問を抱きながらも、「伝える」ということの本当の意味を考える」と公式サイトには書かれています。
なりふり構わず生き抜こうとする被災者や、
親戚、友人の突然の死にどのように受け入れていいか、、、わからない人々、、、、
人々、、、、、
ボランティアが入り出し、復興へとむけて歩み出す過程。
そして、
確かに歩もうとしていく人々が徐々に紙面を飾ることになり、
それは活気へと繋がり、
希望や信念へと変わり、
やがて人々は生きることを再び取り戻していく。
そんな過程の一助になったのが、
神戸新聞、地元の新聞であったこと。
作り、支え、手元に届ける人々の熱意が静かにそれでも確実な説得力をもって伝わりました。


いまだ、
震災で苦しまれている方々は多い。
癒えることはない、のかもしれない。
時は経っても「風化しない思い」というのはあって、
それは「つたえていかなければならない」。
と、思うものです。


今、ハイチでは大地震で多くの、多くの多くの方が路頭に迷い、
支援をまっていらっしゃいます。
私に出来ることはほんの小さなことではあるが、それでも気持ちだけの支援を送りたいと思います。

また、
地震そのものについての研究も今後さらに精度を高め、
予防につながるものへと発展することも願いながら、今、書いています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.16

石川議員逮捕

どうしてこの時期に、、、
と思う石川議員の逮捕。
うううううう====ん。
確かに、罪はあると思います。
大久保秘書逮捕「罪証隠滅の恐れあった」 特捜部長会見と言うことで、大久保さんはこの時期の逮捕らしいです。

一方、小沢さんは戦う決意らしいです。
「「これがまかり通れば日本の民主主義は本当に暗澹(あんたん)たるものになる」と批判。「毅然(きぜん)として自らの信念を通して戦っていく決意だ」と述べた。 」
らしいです。


うううううう====ん。
日本の民主主義の危機ということらしいが、
が、、、
が、、、
私たち、国民が知りたいことは民主主義の危機云々ではなく、
「事実」です。
事実はどうだったのか???

石川議員「不記載は故意」認める 小沢氏の指示は否定との報道が今日午後、掲載されています。
まぁ、泥をかぶる、、、と言うことか????
お役目を務めて、出て来た折りはエラクなっているのか?
なんて仁侠の世界ではないから、
石川議員、どこまで頑張りがきくか???
こんごの成り行きに注目です。

さて、
外堀は埋められた感がする小沢さんですが、
強気発言はともかく、今回はにげられるのだろうか?

関係者によると、石川議員は2004年10月29日、陸山会が約3億4千万円で東京都世田谷区の土地を購入した際に、同会の口座に入金した約4億円について、同会の政治資金収支報告書に収入として記載しなかった疑いについては認めています。
また、
土地購入と同じ時期に、重機土木大手「水谷建設」元幹部が、石川議員に5000万円を渡したことも証言として明らかです。
さらに、翌05年4月にも大久保被告に5000万円を渡したことを証言し、計1億円を小沢氏側に渡したとしています。
これは勿論、善意の寄付ではなく、
小沢氏の地元、岩手県奥州市の胆沢ダム工事受注をめぐってのものだったとも証言。
今、
焦点は、
この現金を含めゼネコンのヤミ献金が土地代金の原資となったとみて、解明を進めます。
本丸はズバリ、小沢さん。
土地購入資金の不記載という規正法違反にとどまらず、ゼネコン・マネーが公共工事をゆがめたことはないのか、全容解明が求められています。

国会会期前の逮捕劇という、検察の今回の鮮やかな手法が、
小沢さんのみならず「カネ」まみれの国会議員の襟をただす一助になればと願いつつ、
今後の成り行きにウ〜〜〜ンと注目です。

| | コメント (2) | トラックバック (4)

消費税率20%もあり、なんて本当???

ネットでも話題になっている仙石国家戦略・行政刷新担当大臣の「消費税率20%」論。
ありやなしや、、、

1月6日、東京都内の講演で「消費税を含めた税制の改革を衆院選の前に政権をかけて提起しなければ、国民に対する誠実な政治の姿ではない」と発言したことを受けてのものです。

さらに、この発言は、
10日の徳島市での会見で
「社会保障を維持するためには消費税(の議論)は避けて通れない。(今夏の)参院選前にやる、やらないというのではなく、基礎的な部分は用意しないといけない」と述べました、、、

うううう〜〜〜ん。
いよいよ本腰をいれて、消費税率を上げる方向にいくのだろうか???

なんだか自民党と同じ民主党。
自由民主党から自由をとった民主党。
いや、自民党も自由とは言うが、一体、誰のための何が自由だったのかは、おいておき。

それにしても、
結局事業仕分けはポーズだったのか???
「入り口は仕分け、出口は消費税」「入り口は子ども手当て、出口は消費税。」
なのか???

そう言えば以前私も消費税で取り上げたことのある石さん。
「事業仕分け」でご活躍(?)でしたが、
「行政のムダや談合を排除することで財源が生み出されるとしてもそれは一回限りのことであろう。一時話題になった『霞が関埋蔵金』や特別会計のムダの排除だけでは膨らむ社会保障費をまかないきれるはずがない。一方の消費税であれば、すべての国民が等しく負担を公平にわかちあうことができる」と昨年、雑誌「中央公論」12月号に書いているのですが。
ムムム。
確かに私も無駄や埋蔵金充当作戦は一時的だとは思うのですが、
だからと言って、消費税を充てにするのはどうだろう???
今、未曾有の不景気。
この時期に消費税を上げることはただでさえ冷え込んだ家計にドカンと直撃するようなものではないだろうかなぁ。
これでは、ますます庶民の財布のヒモは固くなる。
そして、
後は悪循環。
うううううう〜〜〜ん。
うううう=====ん。
唸るばかり。


そもそも民主党は、昨年の9月、社民党、国民新党との連立政権の政策合意で、消費税について「現行の消費税5%は据え置く」とし、「今回の選挙において負託された政権担当期間中において、歳出の見直し等の努力を最大限行い、税率引き上げは行わない」としていました。
していました。
していました、、、、、
それなのに、
これってどういうことなんでしょうか?
連立政権の政策合意なんて、無きに等しいのでしょうか?

また、政府税調会長に就任した菅さんもも10日のテレビ番組で「この1年は徹底的に財政を見直す。その上で必要な議論は消費税であろうとやっていく」と表明しています。
ニュースによれば「無駄な経費などの組み替えをやらないまま次の増税を考えると、結局無駄なものが残ってしまう」と指摘。
特別会計などについて「優先度が低いものはやめていく」と歳出見直しに意欲をみているということですが、
それでも射程距離にばっちりと入っている消費税率の上昇。
菅さんの立場でこのような発言が出てくるということか、
遅くない時期に、見直し、、そして実行、、、
と、なることも確率としては大きいです。


ううううううう〜〜〜〜〜ん。

なんだか、騙されているような、そんな気がしてくるんんだが。

うううううう〜〜〜〜ん。

確かに、民主党政権になり、画期的な前進があることも事実ですが、
が、
税制とか、政治とカネとか、安保関連とかとか、、、
こうした重要な問題については、なんだかはぐらかされているような、そんな気がしてなりません。
この問題、私たちの生活に直結しています。
しっかりと成り行きに注目です!!!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010.01.15

今年のお題は「光」

皇居で歌会始の儀と言うことで、今年のお題は「光」。
光ですかぁ、、、
フゥム。
光と言えば、何を思い出しますか?
私は今までだったら、
ゲーテの「窓(あるいはよろい戸、とか格子戸と言う場合もアリ)
をあけてください。光を、もっと光を」かなぁ???
ただ、実際はゲーテはそのようなことを言わなかったという説もあったりして、本当の所はわかりませんが、
とにかく、この言葉自体は有名です。

また、光の歌と言えば、やはり百人一首ですね。

〜〜〜ひさかたの 光のどけき 春の日に
    静心(しづごころ)なく 花の散るらむ〜〜〜
     紀友則(33番) 『古今集』春下・84


ところが、ところが、
今は「光」と言うと思い出すのは先日観たドラマ二本の木
ご覧になっていない方で、これから機会があれば見られる方のために、内容は書きませんが、
が、
どうしてもこれだけは書かせてください。

=============
「24時間眠っていたい。」
痛みに耐えられなくなり、最期の時は自分で決める、と決意していた妻の言葉。
夫は医師に伝え、
医師は一旦戻った後、24時間睡眠はいつにしますか?と聞いてくる。
そして、時間が決まり、、、、、
決まり、、、、、
後は待つだけ。
妻は「プログラ・・」と最期の言葉を絞り出す。
夫は「出会いはプログラムされていたといいたいのだろう」と合点した。
そして、
そして、
そして、、、、、
夫は妻に耳元で「明るいほうに進んで行きなさい」とささやく。チベット仏教のやり方だという。

「明るい光の方に行くんだよ。輝く光の方に行くんだよ。」
==============

明るいほうに、
光の方に向いて歩いていくんだよ、と死へ旅立つ妻に耳打ちする夫。
多分、妻にはもう聞こえていないかもしれない。
が、
妻は受け取ったと、思う。
そんな夫婦の最期のやり取りが、
なんともせつなく哀しく美しく、そして光に満ちていたと私は思いました。
あの後、しばらく、私は「光に向かうのだよ」という言葉が忘れられませんでした、、、

そんな矢先、
今年のお題は光。
なんだか荘厳な光を感じています!!!

IMGP0530

| | コメント (0)

明日からいよいよセンター試験

明日からセンター試験。
どうぞ受験生の皆さんは、きょうはゆっくり休んで、とにかく本番を迎えて下さい。
今週の寒波は、日本中を雪で覆いましたが、
その寒波もそろそろ遠ざかり、
安定した天気が期待されそうです。
が、
寒いと辛いので、手袋とマフラーは絶対忘れないでください。
またカイロなどをもって心もともに暖かくして、
本番に臨んでくださいね。
応援しています!!!

受験生の皆さんに寒さに負けず、春を待つ花々を贈ります!!!
IMGP1904

IMGP1906

IMGP1905

| | コメント (2)

2010.01.13

「変わる巨大メディア・新聞」を観て

昨日のNHKクローズアップ現代変わる巨大メディア・新聞を見て、
情報というかメディアが大きく揺れている、動いていることを知りました。
================
私たちにとって身近なメディア・新聞をかつてない変化の波が襲っている。世界の新聞ジャーナリズムをリードしてきたアメリカ。収入の7割を占める広告収入が、インターネットの拡大や不況によって激減。新聞の廃刊が相次いでいるのだ。ピューリッツアー賞を何度も受賞してきたニューヨーク・タイムズ紙や、西海岸を代表するサンフランシスコ・クロニクル紙など有名新聞社も経営難に陥っている。新聞社が消えたことによってジャーナリズムの「空白」が生まれ、汚職や選挙違反が増加するのではないか、との専門家の指摘もあり、ジャーナリズムをどう守るのか、国を挙げた議論も始まっている。一方、収入の7割は販売に依存し、経営構造がアメリカとは違う日本でも、将来の生き残りを賭けて新聞業界の取り組みが進められている。日米の現状を通じて、新聞ジャーナリズムの行方を展望する。
(上記サイトより)
================

ネットが普及することで、こうした変化があることは当然だったのですが、
やはり、新聞、活字の媒体が消えていくことは、
一つの時代の終焉であり、寂しいものがありますね。
「社会の木鐸」としての新聞の在りようが、変わることで政治への監視が薄まり、
それにつれて社会が不安に陥っていくのでは、と言う危惧も番組では報道されていました。
それについて、
ゲストの立花さんが「社会が要請する、要求があれば、
どんな形でも権力への監視を行う筆は残る」と言うような趣旨を述べていました。
なるほど。
確かに、
媒体が何であれ、私たちが情報を求める時、
その品質、つまり精度、というか正確さを限りなく求めるならば、
供給するほうも、
あだおろそかな記事は書かないということでしょうか、、、、、
お互いに成長していく過程は通る必要がありそうですね。
いずれにしても、
今、一つの分岐点に立っていると、思ったものです、、、

| | コメント (8) | トラックバック (1)

内部留保についてツラツラと

先に挙げた新成長戦略?と言うエントリーで内部留保について問題になったので、今日は内部留保についてザックリとみていきます。
wikipediaをまず見て定義と言うか意味をまず確認しておきましょう。
==============
内部留保(ないぶりゅうほ)とは、株式会社等の営利法人が経済活動によって得た利益を出資者に配当や、税金を支払った後に残った剰余金を蓄積した資金を指す。これは、資金の使途を示す借方に、現金・預金や有価証券、建物、機械などの勘定で使用用途が表されている。
(wikipediaより)
==============
そしてさらに見て行くと、内部留保については以前から論争があります。
まず、 「内部留保=現金」とは限らない」論。
wikipediaの説明を掲載しておきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
例えば、ある企業で一期間中において以下の取引があったと仮定しよう。
(1) 1億円の商品を仕入れた。
(2) 2億円でその商品を売って、2億円の現金を得た。
(3) 1億円で建物を購入した。
この場合、利益は1億円であって、0円ではない。なぜならば、
まず、(1)の取引により企業は1億円の費用が掛かった。
次に、(2)の取引により企業は2億円の収益を得た。
ここまでの取引(2億円-1億円)の結果、企業はその差分1億円を利益として得た。
そして、(3)の取引で、企業は1億円で建物を購入している。
しかし、この「建物の購入」は損失ではない[2]為、費用として計上されない。つまり、利益額1億円は減らないのである。これは、損益計算と現金計算が別物であることを示す。
参考:計算過程
損益計算:2億円(商品の売上)-1億円(商品の仕入れ)=1億円(利益)
現金計算:-1億円(商品の仕入れ)+2億円(売上で得た現金)-1億円(建物の購入)=0(現金)
つまり内部留保とは、自由に使える手元資金(現金・預金)とは違い、「いくらあっても現金があるわけではない」(福井威夫ホンダ社長)のである。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に私が問題意識を一番感じている「 内部留保は雇用に活かされていないか」について。
上記wikipediaでは、以下のように説明があります。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
企業はその投資活動(下請け会社への発注や工場の建設など)を通して、雇用や労働、賃金を拡大している。内部留保はその投資活動の為の単なる資金調達方法の一つであるため、内部留保が大きくても、全く雇用に貢献していないということはない。
内部留保を賃金に回すべきとの意見があるが、
――内部留保は、過去の利益の蓄積であり、その多くは生産設備などに再投資されている。これを使うには、設備を売却し現金化する必要がある。仮に工場を売却するならば、そこで働く従業員をクビ切りしなければならず、逆に雇用を不安定化させる――
なお、内部留保は利益の積み立てなので、たとえ人件費を上げたとしても、利益が費用を上回っている限りは、減ることはない。
本来、内部留保は株主に配当するべき利益で、そうしないならば再投資を行い利潤をより最大化する原資である。「内部留保を取り崩して、非正規社員の雇用維持に回す」ということは、「利益剰余金の取り崩し」を意味するが、株主の同意があれば可能であるが、そうでなければ背任行為となる。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、あります。
なるほど。
では次に、
「内部留保=自己資本及び純資産」ではない と言う説明で「よく混同されるが、自己資本は内部留保に加え、出資者の払込金(資本金)等も含まれるため、自己資本を内部留保と扱うことは間違いである。」としています。

その他「内部留保課税」と「内部留保を投機に回したのではないか」について説明がなされています。

また裏紙さんと言う方のブログにも詳しく述べられていますので、お時間がある方はご覧頂けたらと思います。

さて、
実際、wikipediaを読むまでもなく、
財務省の「法人企業統計年報」でも、
「『法人企業統計年報』では内部留保を『当期純利益』から『配当金』を差し引いたもの」と定義。
つまり、それぞれの期間に企業が稼いだ利益から株主への配当金を除いたものです。
配当金は社外に流出しますが、それ以外の部分の利益は社内に残されます。
これが利益の面から見た内部留保の定義です。
さらに、
「法人企業統計年報」では、資金調達の面からみた内部留保の定義もしています。
「資金調達には、株式、社債などの発行で外部からお金を調達する外部調達と、社内からの資金調達があり、内部留保は社内調達資金に分類」と言うことだそうです。
つまり
狭義と広義があるということを押さえておきましょう。
と、言うことで、
まず「狭義」について。
資金調達の面から見た場合、利益剰余金、その他資本剰余金、引当金、特別法上の準備金、土地の再評価差額金、金融商品に係る時価評価差額金、自己株式の増減額、その他の負債(未払金等)の増減額の合計とされていることを確認しておく事が肝要です。
このうち、利益剰余金は、繰越利益などを積み上げたもので「狭義の内部留保」。
広義の内部留保は、
その他、実際には支出していないのに隠し利益として企業内に蓄えられている引当金や準備金などを加えたものです。
そして、
当然のことながら、内部留保は、大企業ほど大きく積み上がっています。
先の「法人企業統計」によると、内部留保の大きな部分を占めているのは「利益剰余金」です。
詳細をみると、
資本金十億円以上の大企業製造業で、十年間におよそ3倍にも膨らんでいます。
これに対して、資本金二百万円未満の小・零細企業では、一時マイナスにまで落ち込み、回復しても、蓄積をすべて使い尽くしてしまった状態が続いています。
内部留保は広義の意味でも狭義の意味でも大企業には大きく膨れ上がり、中小零細企業はひたすらジリ貧状態だということです。
こうした実態を分析していくと、
当然、社会が企業に求める在りようは大企業に向けられるものと、中小零細企業に向けられるものとは違います。
大企業はもっと積極的に内部留保を使って、雇用確保などに貢献してもらいたいし、
中小零細企業は存続のため、しっかりと内部留保を保障、安全、健全経営を求めるものです。

さて、先のwikipediaにもあったように、企業が内部留保を切り崩してまで雇用にはかるべきか、、、
と、言う論争(?)ですが、
大企業は内部留保を取り崩すと経営が立ち行かなくなるなどと主張しています。
では本当にそうか、、、
と、言うことでいろいろネットで検索をかけていたらしんぶん赤旗に記事が載っていました。
しかもなんと今日の記事です。
あらら。
昨日から内部留保について調べていたのですが、聞こえたのか???
と、言うことはさておき、記事をみていきましょう。
=================
財務省の法人企業統計(08年度決算)や有価証券報告書をもとに算出し、『2010年国民春闘白書』として発表したものです。
白書は、賃金や下請け単価の抑制、非正規雇用の拡大などに加えて、国民所得減で設備投資も増えず、不要不急の資金がたまる結果になっていると分析しています。
白書によると、トヨタは内部留保を5306億円減らしたものの、それでも従業員1人あたり4178万円にものぼります。在庫調整や人減らしで総資産が減少したため、逆に内部留保が占める割合は上昇しています。
全労連・労働総研では「大企業に社会的責任を果たさせ、内部留保の社会的還元で、内需拡大・生活充実の経済へ転換する第一歩とすることが重要」と強調しています。

『2010年国民春闘白書』から、主要企業の内部留保を見ると—。
日産自動車は国内外で2万人の人員削減をすすめていますが、1人あたり2372万円もため込んでいます。
ソニーも内外で1万8000人(正規8000人)を削減しますが、127億円増やし1人あたり2071万円にのぼっています。
「非正規切り」で批判をあびた自動車や電機各社は内部留保を減らしているものの、巨額のため込みに変わりはありません。
11万人リストラをすすめるNTTグループでは、NTTドコモが1人当たり1億8755万円と断トツ。ゼネコンでは、建設不況でも内部留保を増やしている清水建設をはじめ各社が大きなため込みを維持しています。
ワンマン運転化をすすめている東京地下鉄は、1人あたり3284万円と高水準です。
持ち株会社では、りそなホールディングスが1人当たり1億3663万円など、金融持ち株各社は巨額のため込みを抱えています。
今春闘で大企業は、定期昇給の凍結までいい出していますが、雇用を守り、賃上げもできる十分な体力があることを示しています。
内部留保について財界・大企業は、「工場など資産に形を変えており取り崩せない」などと主張しています。
これに対して白書では、内部留保は預金など手元資金として保有したり、株式・公社債など換金性が高い証券投資に振り向けており取り崩すことは可能だと指摘。「内需拡大・生活充実の経済へ転換するために、内部留保を社会に還元することは大企業の社会的責任」だと強調しています。
(上記新聞より)
==============
と、言うことで表が載っています。
まぁ、いかにも赤旗らしい切り取りかたではあるのですが、
が、、、
が、、、、
今、現実の社会をみると、私は雇用の確保は絶対に必要だと思うのです。
大企業が雇用よりも内部留保のためこみを優先し、企業の買収・合併に使う姿勢を強めている現状で、果たして健全な経済活動が保障されるのだろうか???
なにしろ、先の財務省の統計でも、
企業の内部留保が格段に伸びたのは派遣労働が原則自由化された1999年以降です。
209・9兆円から218・7兆円も増加しています。
勿論6〜7割が大企業です。

内部留保ため込みが内需を阻害していると言う指摘もあります。
2009111901_01_1b

これは総務省から出た統計を元に計算したものだそうです。
これを見ても、
今、すべきことは何か、、、と問われたら、
まず国民に体力をつけること、つまり雇用を保障すること、内需を拡大すること。
そのために、何をするか、、、
大企業のため過ぎた内部留保をほんのちょっと雇用に回すことで、解決の道が見えてくるのではないだろうか、、、
と、私は思うのですが。

この問題、今後も拘っていきます。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2010.01.12

ポジティブ脳?

ポジティブ脳を育てる7つのアクション!と言う記事を読みながら、
まぁ、いろんな脳があるもんだ、と感心しきり。
今度は名付けて「ポジティブ脳」。
==============
スクが高そうな仕事、耳慣れない音楽、初対面の人との飲み会…。年を重ねるとつい「失敗するかも」「私には縁のない話だから」と、新しい挑戦に尻込みしてしまいがち。だが、「不安に縛られていては、脳までがんじがらめに」と脳科学者の久恒辰博さんは指摘する。不安や恐れから脳を解き放ち、いつも前向きな「ポジティブ脳」を作るには、どんなアクションを起こせばいいのだろう?
===============

と、言う導入から始まり、
具体的にどうするかが書かれています。
確かに手先は脳と結びついているので、手先を刺激することで、脳の活性はあがるのかもしれません。
ほら、
入試や、期末試験の時って上がり防止のために手に「人」を書くとかしませんでしたか?
「人を飲む」というおまじないの意味と、手を動かすことで脳を活性化させる、落ち着かせるという意味もあったのでしょうか???

いずれにしても、
今週末はセンター試験。
受験生には、いよいよ本番、緊張の季節です。
体調を万全にして、
力をいっぱい、いっぱい発揮できることを祈っています!!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

小沢さんとカネ

土地購入の原資隠しか 小沢氏団体、銀行経由で4億円と言うニュース。
今更驚かなくなったと言うか、やっぱり小沢さんと暗澹たる思いがさらにさらに濃くなっただけですが、、、
が、、、
やはり大事なニュースゆえ、見ていきましょう。
=============
小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」が2004年に取得した土地の購入原資4億円が政治資金収支報告書に記載されていない問題で、この4億円の資金移動と並行し、銀行から同額の融資を受ける不自然な取引が行われていたことがわかった。東京地検特捜部は、この取引は購入原資を隠すための工作だったとみて捜査している。
(上記ニュースより)
=============
なんだかザックリザックリと出てきますね、小沢さんの過去の「事実」が。
報道でもさかんに言われていたように、
東京地検特捜部は、同会の事務担当だった民主党の石川知裕衆院議員や、会計責任者だった公判中の大久保隆規公設第1秘書から事情を聴取し、大手ゼネコン数社の取り調べも始めたと言うことです。

そもそもの疑惑の発端は「陸山会」が2004年に東京都世田谷区深沢の土地を約3億4000万円で購入した折り、同年の政治資金収支報告書には記載されていなかった問題。
そして、次の年の報告書には、
「陸山会」が4億円の定期預金を担保に金融機関から4億円を借り入れ、土地代金に支払ったように記載されていました。
しかし、
実際の取引は借り入れの前で、もともとの土地代金などの出所は不明のまま。

これについて、
昨年末、東京地検特捜部の任意の取り調べを受けたといわれる石川議員が、
政治資金収支報告書への不記載を認めました。
また、土地代金にあてた資金はもともと小沢氏の「貸付金だった」と説明したのです。
ううううう〜〜〜〜〜〜〜ん。
これは「嘘」を記載したと言うことか???

さらに、
昨年末以来の一連の報道でバンバンと明らかになったのですが、
「陸山会」が土地取引の前後、小沢氏関連の複数の政治団体を経由して数億円の現金を集めており、これらの資金の流れや出所も不明で、届け出られていないということです。
ううううう====ん。
ううううう〜〜〜〜〜〜ん。
ため息と言うか、なんというか唸るばかりです。
同じように複数の政治団体を介在させた巨額の資金操作は土地取引の翌年にもあり、それも報告書には記載されていません。

さらにさらに、、、
07年には「陸山会」が小沢さんに4億円を支出していたという報道もあり、借入金の返済だった可能性もありますが、なぜその時期だったのか。なにより小沢氏がどのようにしてそうした巨額の資金を集めたのか。
報道の目は向けられていますが、
何よりも国民である私たちの目はもっともっと大きく見開いて成り行きを見ています。
それにしても、小沢さんをめぐっての「使途不明金」、ドンドン出てきています。
新生党から新進党、自由党と結党・解散を繰り返す間に、政党助成金を含む使い残した政治資金数十億円がソレ。
ゼネコンからの裏献金とも言われる昨年からの一連の問題。
つまり、
準大手ゼネコン「西松建設」からの献金を、個人献金と偽装した疑いのことですが、、、
この疑惑については私もずっと書き続けています。

また「小沢氏側が金額提示」 水谷建設の経営トップ説明と言うニュースも浮上中。
闇に隠れることは出来なくなりましたね、、、
 
この水谷建設。
小沢さんの地元、岩手県奥州市で国が建設中の胆沢ダム(総事業費2440億円)の2工事(堤体盛立、原石山材料採取)で下請け工事を受注。
水谷建設関係者によると、
2工事の入札後の2004年10月20日ごろと翌05年4月末ごろ、水谷建設幹部が当時の小沢さんの秘書(勿論、大久保さんです)にそれぞれ紙袋に入れた5千万円を渡したことまで判明しています。
ムムム。
ムムムムム、、、、

渡した場所は2回とも東京都港区赤坂の東京全日空ホテルの飲食店内とのこと。
渡した相手は、1回目が当時、小沢氏の資金管理団体「陸山会」の事務担当者だった石川知裕・民主党衆院議員。2回目が、当時、「陸山会」の会計責任者で現在、公設第1秘書の大久保隆規被告。
と、言うことだそうです。

あらあらら、、、
ですね。
小沢さん。
ジタバタせずに全部、明らかにしてはいかがでしょうか?
なにしろ「天の声」なんでしょう???
実際、水谷建設関係者によると、
「胆沢ダムは小沢事務所の影響力が強かったので、下請け工事の受注をじゃまされないようにあいさつにいった」と語っているそうです。
「じゃまされないため」に挨拶だそうです。
当時の関係者には「挨拶にいかなければ邪魔される」という了解事項があったのでしょうか?
そして、その挨拶が「一億円」。
うわっ、、、
「おぬしも悪よのうぅ」
ですね、小沢さん>
また、この水谷建設からの1億円について陸山会の政治資金収支報告書に記載は当然ありません。
これは、
政治資金規正法違反では、と疑われています。
つまり、企業献金は政党と政治資金団体しか受けられず、陸山会で受けていた場合は、寄付の質的制限違反に問われるとのこと。

小沢さんはこれについては、どのような説明をするのだろうか???
注目です。
上記報道によれば、
小沢さんサイドは否定。
水谷建設はノーコメントらしいのですが、
が、
この一連の事件をキッチリと解明していく必要を強く感じるものです。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2010.01.11

門出の日

IMGP1910

新成人の皆さん。
おめでとうございます。

これから、どんなことが待っているのか。
ワクワク、ドキドキ。
期待や不安や、いろんな思いがあるものと思います。
どうか、一歩、一歩を大切に、
そして、
幸多いものであることをお祈りいたします。

大人への誕生のお祝いとして。

| | コメント (0)

インサイダー取引摘発増加

昨年末のニュースだったので記事に出来ませんでしたが、
改めて今日はエントリーにします。
それは証取委、インサイダー取引摘発増加、TOBや事業再編がらみでというニュース。
==============
証券取引等監視委員会によるインサイダー取引の摘発が増えている。
 証取委の調べによれば、新事務年度の今年7月から先週時点まで、インサイダー取引で地方検察庁への告発や金融庁へ課徴金を勧告した件数は24件と、前年同期間の25件に迫った。内訳は、告発が4件と前年実績の7件を下回ったが、勧告は20件と前年実績の18件を上回った。
(上記ニュースより)
===============

あらあらら、、、ですね。
日立製作所、三井住友銀行などなどが名前を連ねていました。
上記ニュースによれば、
「今年はTOB(株式公開買い付け)や事業再編に絡むインサイダー取引が目立った。上場企業には、情報管理の在り方について再考を求めたい」と言うことで、監視の一定の成果は上がりつつ、後を絶たないインサイダー取引についてさらに今後の方針を検討するということです。

うううう〜〜〜ん。
なんともはやはや。
私は株は無縁なので、あまり実感は湧かないのですが、
それでも、やはり、一般投資家にとって、このような抜け駆けは許せないでしょうね。
今後、さらに管理されることを強く望みます。
今度、時間がある折りは金融について再考したいと思うのですが、
今はちょっと時間がとれないので、ニュースの掲載のみにて。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

イスラエル軍がガザ空爆

イスラエル軍がガザ空爆と言うことで緊張が走ります。
=============
イスラエル軍は10日、パレスチナ自治区ガザで空爆を行い、パレスチナの武装勢力3人を殺害した。イスラエルのネタニヤフ首相は空爆に先立ち、ガザ地区からのいかなる攻撃にも報復攻撃を行う姿勢を明確にしていた。
(上記ニュースより)
=============

今年に入って早々の5日も、
イスラエルのガザ地区空爆は4人が死傷した空爆がありました。
ガザ市内への空爆は昨年の大規模攻撃以来初めてです。
イスラエル側の主張は「市内に兵器工場があった」として攻撃を正当化しています。
つまり、
地下トンネルについて、イスラエルはガザ地区を支配しているイスラム武装抵抗組織ハマスが外部からの武器持ち込みに使用していると主張。
報道に寄れば以下の通り。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
イスラエル軍が標的としたのはこの他、ロケット弾「カッサム」を製造していた秘密の金属工場とイスラエル側への越境攻撃に使われたとされる別のトンネル。パレスチナ武装勢力はカッサムをこれまでイスラエル領内に多数撃ち込んでいるが、性能の向上が目立つという。
イスラエル軍は今回の空爆について、同日ガザ側から受けた一連のロケット弾、迫撃砲攻撃に対する報復と主張している。ガザ・エジプト境界のケレム・シャレム検問所では迫撃砲4発が撃ち込まれて閉鎖を余儀なくされ、燃料などの支援物資を運ぶトラック70台が足止めされた。
イスラエルにロケット弾などを発射した組織の背景は不明。
ハマスによると、死傷者が出たのは、ガザ南部ラファのトンネル2カ所を狙った空爆。イスラエル側は、ハマス指導部がこれらのトンネルを通し、エジプト側から武器を密輸しているとして、攻撃を繰り返してきた。これに対してガザ住民は、食料などの物資輸送にトンネルが必要だと主張している。
パレスチナ自治区は現在、ハマスが勢力下に置くガザとアッバス議長の穏健派が支配するヨルダン川西岸の分裂状態にある。ハマスはイスラエルの生存権を認めず、イスラエルは領内へのロケット弾攻撃などを口実にガザを経済封鎖している。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

と、言うことでイスラエルにロケット弾を発射した組織は不明です。
一方、ハマス側は、上記ニュースにもあるように、
イスラエルの経済封鎖のために「トンネル貿易」に依拠せざるをえないと訴えています。
ハマス側の言い分というのは、検問所封鎖に地下トンネル構築で対抗、「トンネル貿易」を活発化させてエジプト側から生活物資も密輸。

この当時のオルメルト・イスラエル政権は、エジプト側が武器の密輸を黙認していると非難、実力行使も示唆しました。
また、エジプト側は昨年12月、地下トンネルはエジプトの主権と安全保障にかかわる問題だとして境界線に沿って地中に鉄板を埋め込む作業を開始、全長14キロのうち5キロに地下障壁を完成。
これに対して、
ハマス側は「住民を死に追い詰める壁だ」と批判。
パレスチナ人とエジプト治安部隊がガザ境界で衝突 したのは今年の一月6日。
「エジプト政府に対するパレスチナ側の反発は強まりつつある。ハマスはここ3年間のガザ地区封鎖をほう助しているとして、エジプトがイスラエルの「共犯者」だとの認識を示している。」と報道では書かれていますが、
これはかなり入り組んでいるようです。

この動き、
かなり注目していく必要があります。
今後も記事があり次第、エントリーに挙げていけたらと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.10

新成長戦略?

直嶋経産相、経団連に成長戦略で協力要請へ=鳩山政権、財界との連携に転換と言うニュース。
===============
直嶋正行経済産業相が、経済成長戦略への協力を求めるため、来週にも日本経団連を訪問し、御手洗冨士夫会長と会談する見通しになった。関係筋が7日明らかにした。政府は昨年12月30日、100兆円超の需要創造を盛り込んだ成長戦略の基本方針を閣議決定したが、戦略を肉付けするには財界との連携を深める必要があると判断した。
家計重視を掲げる民主党政権は、大企業を束ねる経団連と距離を置いてきた。経団連が、企業の競争力強化政策を求めつつ歴代自民党政権を支えてきたためだ。しかし、鳩山政権のアキレスけんとして、多くの有識者が成長戦略の弱さを指摘。この弱点克服には、実効性のある戦略を官民一体で打ち出すことが不可欠になっている。
(上記ニュースより)
=================

と、言うことで鳩山さんの「新成長戦略」
行方が気になります。

2020年度までに「100兆円超の『新たな需要の創造』」、
「経済規模650兆円」。
これらの目標を掲げ国民に希望を持て、と鳩山さんは言うのだが、、、
だが、、、
お褒めを下さったのは御手洗経団連会長でした。
国民である私たちからは、果たしてどんな反応だったのでしょうか???
さて、
「新成長戦略」を、「公共事業による経済成長」でも「構造改革」でもない「第三の道」と称します。
第一の道は、公共事業による成長、第二の道は、構造改革による供給サイドの生産性向上による成長だという事だそうです。
そして第三の道は、
環境分野や健康関連産業、
アジア市場、観光・地域活性化など6分野の戦略を掲げています。
勿論、この分野は大切な分野なので、発展していくことを望むものですが、
が、
が、
果たして、
この第三の道が私たちの生活、つまり経済活動を活発化させ、日本経済の建て直しに積極的な意味があるのか、甚だ疑問です。

先に述べたように、民主党政権は経済界とも綿密に繋がり、
経済活性化に立ち向かうということですが、、、
と、言うことで日本経済連の成長戦略を見ていきましょう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
はじめに
(略)
わが国が今後とも国内で雇用を創出しつつ、豊か
で質の高い国民生活を維持していくためには、高い国際競争力をベースとして
持続的な経済成長を実現していくとともに、国内で安定的かつ効率的な経済・
社会システムを作り上げていくことが求められる。
そのためには、大きく三つのことに取り組む必要がある。
一つ目は、国際競争力を有する産業のさらなる強化である。具体的には、①
法人実効税率の引き下げ、イノベーション推進などにかかる税制措置の強化、
国際的な事業展開に対応した国際課税制度の整備、②国としての強力な推進体
制の下での産業競争力強化に資する基礎研究や革新的技術への重点的投資、③
経済連携ネットワークの面的拡大と質的向上によるアジアの域内需要の拡大、
が挙げられる。
二つ目は、新たな内需型産業の振興である。資源・環境・エネルギー問題の 揮を軸として新たな産業を創出し、経済活動のフロンティアを拡げるとともに、
これらの産業をわが国の国際競争力の源泉と位置付け、将来の輸出産業へと変
えていくべきである。
三つ目は、多様な労働力の活用と、成長が見込まれる分野への速やかな労働
力の移動が可能となるよう、柔軟性と必要なセーフティネットを兼ね備えた労
働市場の構築である。
こうした施策を通じ、成長のパイを確実に増やし、新たな成長に結びつけて
いくことが、今まさに求められる新たな成長戦略であり、国を挙げて早期に展
開していくことが急務となっている。
かかる認識の下、経団連では、当面の経済危機脱却後を視野に入れて、今後
わが国がとるべき経済政策のあり方について提言を行う。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
とあり、
まずは国際関係での競争力。
つぎに内需拡大。
最後は労働市場の構築という目的が掲げられています。
そのために、
ズバリ、
法人税率の引き下げ、内需型産業を輸出産業へと変える、などが述べられています。
自民党政権時代に経済界が提言した内容と全く同じものです。

自民党政権のこの10年。
雇用者報酬は27兆円も減り、17年前の水準に戻ってしまったことや、
労働法制の規制緩和を進め、大企業が正社員を非正規雇用に置き換えて大幅なリストラが行われたからです。
一方で、
大企業や大銀行は役員報酬や株の配当を増やし、巨額の内部留保をため込んでいるのです。
内需拡大と言うなら、
まずは、
雇用情勢と中小企業経営を建て直すための政策を行うべきではと考えます。
この問題、今後も考えていきます。

| | コメント (12) | トラックバック (0)

アメリカ入国が厳しくなったテロ支援国家と言われた国々

テロ支援国家概観
上記外務省のホームページを見るとブッシュ前大統領の言葉がまず載っています。
「どの地域のどの国家も、今、決断を下さなければならない。われわれの味方になるか、あるいはテロリストの側につくかのどちらかである」
ジョージ・W・ブッシュ大統領、2001年9月20日」
このテロ支援国家についてキューバ外務省は7日に声明を発表
アメリカ政府に対し、キューバへの「テロ支援国」指定の即時撤回を求めたもようです。
テロ支援国家については現在のところ、イラン、シリア、キューバ、スーダンの4カ国が指定されています。
北朝鮮が指定からはずれ、拉致家族の方々が懸念していたことを思い出します。
キューバといえばカストロ。
そしてチェ・ゲバラ。
キューバ革命が頭に浮かびます。
「チェ 28歳」の映画を見た時の感動を新にしているのですが、
それはそれとして。
キューバとアメリカの関係も深いものがあります。
アメリカがキューバをテロ支援国家と指摘する根拠は、
コロンビアの反政府武装組織やスペイン・バスク地方のテロ組織のメンバーを、キューバが国内に一時滞在させたというものです。
これに対し、キューバは「いずれも和平交渉のためであり、政府間の合意に基づいたもの」だと主張。
また9/11についても、キューバはテロについて激しく糾弾しているとも述べています。
キューバの言い分は、さらに「ポサダ問題」へと言及。
==============
CANFは、キューバ政府や一般キューバ市民、対キューバビジネスへの反発によるテロ行為との関連性が指摘されている。すなわち、1997年7月から9月にかけて立て続けに発生し、一名の外国人犠牲者を出した、ハバナにある3軒のホテルを標的とする連続爆弾テロについて、キューバ内務省は「CANFによって立案・実行された行為」と主張している。CANFはキューバ内務省の主張を否定しているが、連続爆弾テロの主謀者とされるルイス・ポサダ・カリレスは、1998年に受けたニューヨーク・タイムズ誌とのインタビューにおいて、「キューバにおける観光産業の成長に冷や水をあびせるべく、一連のホテル爆破事件を引き起こした際に、CANFから財政支援を受けた」と供述。CANFがポサダの供述を強く否定したためか、インタビュー後にポサダは件の発言を撤回している。しかし、彼は自叙伝でCANF人士との長期に亘る交友関係について言及しており、ポサダとCANFに深い繋がりが存在することは確実な模様である。なお、CANFの元高官はマイアミの新聞に対し、1990年代に幾人かの指導者達が、キューバに対する攻撃を計画していたと述べている。
(wikipedia より引用
================
ううううう====ん。
こうなると、どっちもどっち。
と、言うことかぁ。
アメリカも強いことは言えないようですね、テロ支援国家なんて、他国の攻撃については。
なにしろ、
現在も滞在しているのだから、、、
アメリカ中央情報局(CIA)の工作員として活動し、1976年のキューバ旅客機爆破事件などにかかわってきたポサダ・カリレス容疑者が。
中南米諸国が裁判や身柄の引き渡しを求めているにもかかわらず、、、

ううううう====ん。
オバマさん>
あなたの平和とか、正当な戦争とか、とか、、、
なんだか色褪せてきますね。
尤も私は正当な戦争については端から反対をしているのですが、、、
少なくとも核についての対応は評価しようと懸命に応援しているのだが。
こうしたアレコレの対応を見ると、
危惧を表明してしまいます。

さて、
さてさて。
オバマさんの「正当な戦争」への第一歩は、
米入国便への検査強化 テロ支援国家からの乗客ら対象にからなのでしょうか?
アメリカの入国、かなり厳しくなっているようです。
==============
ワシントン(CNN) 米運輸保安局(TSA)は3日、国内線、国際線を運行する航空各社に対し、4日から新たに保安検査を強化するよう指示した。
TSAの声明によると、追加検査の対象となるのは、米政府が指定する「テロ支援国家」や関係国を出発または通過した乗客。
声明はさらに、検査を強化するための新技術の導入拡大や、国外から米国便に搭乗する乗客に対する抜き打ち検査の実施を求めている。
TSAは12月25日に起きた米航空機爆破テロ未遂事件の直後、国内各地の空港での検査強化を発表していた。
(上記ニュースより)
==============
先日、オバマさんは、この未遂事件は全て自分の責任として、今後の対応をはかると述べていましたが、
こんごの対応の一つがこれですかぁ、、、
アメリカは新たなテロ対策として、同国がテロの温床と見なす14カ国からアメリカへ向かう航空機の利用者について特別な手荷物・身体検査を強制する制度を導入としたのが1月3日だったのですが、
勿論、この処置に対して、対象とされた国のうちナイジェリアとアルジェリアが、差別であると抗議。
なんだか、
テロ撲滅という名のもとに、
新たな怒りを広げそうなアメリカのやり方に、
改めて危惧を表明するものです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010.01.08

久保竜彦 ツエーゲン金沢へ

久保竜彦。
サッカー:JFL ツエーゲン金沢、元日本代表・久保選手移籍 /石川と言うことで、ツエーゲン金沢への移籍が正式発表されました。
===============
日本フットボールリーグ(JFL)に昇格したツエーゲン金沢に、元日本代表FWの久保竜彦選手(33)が移籍することが決まった。10日に金沢市内のホテルで正式に契約を結ぶ予定。チームにとってはレベルが高いJFLの舞台で、経験豊富な久保選手の加入は頼もしい限り。クラブ側は「得点力に期待したい」と話している。
久保選手は所属するサンフレッチェ広島から昨シーズン終了後、戦力外通告されたが、昨年12月に参加した合同トライアウトでは「もう少しやれると思う。呼んでくれるところならどこでも行く」と話していた。
(上記ニュースより)
===============

と、言うことで早速ツエーゲン金沢の公式サイトに行き、
サポーターズクラブに入ろうかと、夫と相談していました。

そうかぁ、
久保が金沢かぁ。
これは、なんとも嬉しい。
久保にとっては、いささか物足りないかもしれないが、
が、
伸び上がろうとする若いチームのメンバーととともプレイすることは、
絶対、久保の今後に活かされると思います。
金沢にとっても、久保の移籍はかなり刺激になるはず。
双方にプラスの効果があると、
私は信じています!!!

久保竜彦。
私たち、サンフレッチェファン・サポータにとって、
涙が出るくらい、
大好きな選手!!!
何処に行っても、
応援しています!!!

絶対、応援観戦に行きますよ♫


それから、
り・ハンジェが札幌に行きました。
こちらはゴンさんとチームメイトになるんですね。
リハンジェも私は大好きです!!!
しっかり、応援していますよ♫

それぞれの道をそれぞれが歩む季節になりました。
どこにいても、
一生懸命、プレーするそんな姿が見たいから、
今年もいっぱい、いっぱい応援します。
観戦します!!!

| | コメント (0) | トラックバック (1)

限りなく広がるのだろうか?アメリカの軍事戦略は

オバマ大統領が、アフガニスタンの新戦略実行を命令してのは昨年の11月29日。
ゲーツ国防長官に対してです。
The White House Office of the Press Secretaryに演説が原文ママ掲載されています。
増派規模について明らかにしませんでしたが、アメリカのメディアによると、新戦略には3万〜3万5000人の追加増派が含まれる見通しで、駐留米軍の規模は約10万人になるとのことで、
世界にこの情報は発信されました。

さかんに、
「戦争の意義をあらためて強調」、そして増派規模、戦費問題などにも触れます。
また、
アフガニスタンやパキスタンの当事国首脳に加え、
イギリス、フランス、ロシア、中国、インドの各国首脳に電話で戦略を説明。

そして、その直後のノーベル平和賞受賞での「正当な戦争」観を披露するに至ります。

また、
今、深刻な事態にあるイエメンについてもオバマさんは積極的に関与。
「アルカイダ撲滅のために世界中、どこまでもいく」そうです。

オバマさんは、国際社会の強調と協力を呼びかけながら、
力でグィグィと突き進むようです。
さて、
国連安保理が6日、公開会議を開きました。
アフガニスタン担当のカイ・エイデ国連事務総長特別代表は、アフガニスタンへの米軍増派が、紛争の政治解決に悪影響を与えないよう警告を発したとのこと。

潘基文(パン・ギムン)事務総長は「2010年の最優先課題の一つとして依然として残る」と強調。
そしてアフガニスタン政府の強化、国連の枠組みのもとでの国際的な政治的努力の強化に焦点を当てるべきだと述べました。

いずれにしても、
国連の主張は「他国の力ではなく、自国で問題が解決できるように支援すること」を強調しました。

それにしても、アメリカ。
国際テロ組織アルカイダの壊滅をめざすという下に、破竹の勢いか、軍事作戦。
アフガニスタン・パキスタンとイラク、そしてイエメンやソマリア。
昨日のサッカーのエントリーにも書きましたが、
イエメンの一般の人々は平和に静かに暮らしています。
そこにいきなりのアメリカ軍。
実際は、イエメン政府への軍事支援と言うものですが、
中身は米軍の情報やミサイル攻撃が可能な無人航空機などの装備提供というものです。
フゥム。
イエメンに目をむけた直接の理由は、すでに報道されているように昨年のクリスマス、アメリカ行きの旅客機内で爆弾テロ事件が発生。
幸い、テロは失敗に終わったものの、政権にとって大きな衝撃でした。
イエメンのアルカイダ勢力がテロ首謀者だとし、これを壊滅するため軍事作戦を支援・強化。
ところで、このイエメン
アメリカとアルカイダとの関わりの舞台になった国の一つです。
「2000年10月 - 旧南イエメンの首都であったアデンにあるアデン港で、イスラム原理主義勢力アルカーイダによる米艦コール襲撃事件が起こる。(上記wikipediaより)」
米艦コール襲撃事件は以下の通り。
==========
2000年10月12日、ミサイル駆逐艦「コール」は定時燃料補給のためイエメンのアデン港に停泊中であった。09:30に係留作業を完了し、燃料補給は10:30に開始された。現地時間11:18 (08:18 UTC) に小型ボートが艦の左舷に接近し自爆した。爆発によって左舷に12m四方の亀裂が生じ、艦が大きく損傷した。ダメージコントロールの努力により、その日の晩までに機関部への浸水を食い止めることに成功した。ダイバーが船体を検査したが、竜骨の損傷は認められなかった。
自爆攻撃は2名のテロリスト、イブラヒム・アル=サウアとアブドラ・アル=ミサワによって行われた。彼らはオサマ・ビンラディンの率いるテロ組織、アルカーイダのメンバーであった。
(上記wikipedia より)
===========

と、言うことでテロ組織アルカイダの自爆攻撃にあったのは2000年です。
以来、アメリカはイエメンへの軍事支援を強めてきました。
今回の爆弾テロ事件の背景もアメリカ軍の後押しでイエメン政府軍がアルカイダへの掃討作戦を強めていたさなかに起きています。

HUMAN RIGHT WATCH のサイトを見ると、
イエメンの難民の過酷な状況が伝わってきます。
確かに、密輸などの犯罪による被害などが拡大して、治安は悪化しているようです。
イエメン政府も多くの難問を抱えています。
アルカイダを掃討することも必要だし、
犯罪にも対応することも必要です。
取り締まり、警察、警備は強固にすることは必要と私も思います。
だがしかし、
とにもかくにも掃討作戦と言うのは、
多くの一般の市民を巻き込み、破壊し、貧困を誘い、
さらなる犯罪へと繋がるのでは、、、と危惧するものです。


オバマさんにとって、敵はアルカイダ。
世界のどこであれ、アルカイダを追い詰めるとのこと。
アフリカにもアルカイダは拠点を持っているとのことですから、
勿論、アフリカにも赴くのでしょうね、オバマさんは。
うううう〜〜〜ん。
ため息です。
8年余におよぶアフガニスタン戦争。
軍事力でテロ問題は解決できないことを物語り、
私たちはその経験から学んでいるはずなのに、、、

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.07

平山のハットで逆転勝ち 槙野はキャプテンでした!

「エロォヤァマァ」
「エロォウヤァ〜〜マァ」

うう〜〜ん???

エロ山?
いいえ、平山選手のことです。
日本、本大会出場決定=平山のハットで逆転勝ち−アジア杯サッカー
凄かったですね。
平山選手。
私もテレビ放送はないので、ネットでイエメン放送のガクガクの映像を観て、
想像しながらの応援でした。
なにしろ、紙芝居のように映像は止まったままで、アナウンサーのアラビア語だけが、
雄叫びのように届きます。
広島のファンとしては、
槙野はどこだ、、、
と、槙野を探し、
柏木を探し、と大変でしたが。
「おっ、キャプテンマーク。あれは槙野」と後ろ姿の槙野であろう映像にエールを送っていました。
そんなこんなのガクガク試合を観ていたら、
いきなりアナウンサーが「エロ山」「エロ山」と叫びます。
そう、平山選手のことです。
フランス語と同じでHの音が出せないのでしょうね。
「マヤ、ヨシダ」はきれいに発音していました。
柏木は、言いにくそうだったし、
槙野も、「マァッキノ」という感じでした。
なにしろ試合の流れは分からないので「音」を楽しんでいたのですが。

それでも、
心配していた厳戒態勢の中での試合。
にも関わらず大勢の観客が入っていましたね。

なんだか、よぉく分からないままに終わったのですが、
それでも、それでも、日本代表の熱い戦いぶりは伝わってきました!
面白かった試合でした。
平山選手を初めとして、みんなそれぞれの役目をきっちりと行い、
素晴らしい勝利を得ました!!!
選手の皆さん、本当にお疲れさま。
そしておめでとうございます!!!

これからが本番。
ますます頑張ってください。
応援しています。

Yesterday I watched a football game on TV with my husband.
Japan beats Yemen.
Sota Hirayama made the biggest impact in yesterday’s game.
He scored all three goals .
We applauded him for his wonderful performance.
We had a good time.
Thank you.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「動物のDNA内、新たなウイルス遺伝子を発見」というニュース

動物のDNA内、新たなウイルス遺伝子を発見 と言うニュース。
凄いですね、、、、、
================
ヒトやサルなど動物のDNAが、少なくとも4千万年前までに感染したとみられる「ボルナウイルス」の遺伝子を取り込んでいることを、大阪大学微生物病研究所の朝長(ともなが)啓造准教授(ウイルス学)らが発見した。遺伝子治療で体内に有用な遺伝子を入れるための運び屋として使うなど、ウイルスの新しい利用法開発につながる可能性もあるという。
(中略)
生物のDNAには、進化の途中で感染したウイルスの遺伝子の一部がとりこまれ、残っていることが知られている。ヒトのDNAの全遺伝情報(ゲノム)の約8%は、DNAに入り込む性質を持つ「レトロウイルス」のものだとされている。
そのためウイルスの感染と生物進化の関係が研究されているが、これまでレトロウイルス以外のウイルスの遺伝子がゲノムに侵入するかどうかはわかっていなかった。
(上記ニュースより)
=================

フゥム。
凄いというか、面白いというか、不思議というか、、、
ワクワクします。
太古に感染したウィルスが、今も保存され、たんぱくを作っているとのこと。
興味は尽きません。
と、言うことで阪大の広報をみていきます。
===============
ヒトなどさまざまな哺乳動物のゲノム内にRNAウイルスの1種であるボルナウイルスの遺伝子が取り込まれていることを発見しました。これは、レトロウイルス以外にも「ウイルス化石」がヒトのゲノム内に存在することを初めて明らかにしたものです。系統樹の解析では、ウイルス感染が4000万年前までさかのぼると推定しました。従来分かっていたRNAウイルスの感染例では、最古となります。さらに、ボルナウイルスを感染させた細胞で遺伝子が逆転写され、細胞のゲノムに挿入されることも証明しました。
(上記サイトより引用)
===============
「ウィルス化石」と言うんですね。
ウウウム。
なかなか分かりやすいネーミングです。

このボルナウィルスは、
「神経系に好んで感染し、宿主に神経疾患を誘導する。」と言うことで、かなり怖いウィルス。
こうしたウィルスの実態が遺伝子のレベルで解析されることは、画期的な飛躍に繋がるものと思います。
上記サイトでは<今後の展開>として以下のように紹介しています。
==============
今回、ヒトを含むさまざまな哺乳動物のゲノムに、ボルナウイルスに由来する遺伝子が内在化していることが明らかになりました。本成果は、生物進化におけるウイルス感染の役割について新たな概念を提唱できるとともに、RNAウイルス進化の謎を解き明かす発端になると考えられます。また、EBLNは宿主の進化解析においても有用な道具となると考えられます。さらに、生体内でのEBLNの機能を明らかにすることは、ウイルス感染に対する新たな防御策の発見にもつながると考えられます。ボルナウイルスは他のRNAウイルスとは異なり、脳神経細胞の核内で持続的に感染するという特徴を持っています。この性状を利用するとともに今回の発見を活用することで、たんぱく質や機能性RNA分子を効率的かつ持続的に脳内で発現できるこれまでにないウイルスベクターの開発にもつながると期待されます。
(上記サイトより引用)
===============

進化の面からも、疫学的な意味からも今後に期待です!!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.06

米「核戦略見直し」議会提出延期 と言うニュース

米「核戦略見直し」議会提出延期 政権内で意見対立かと言うニュースが報道されました。
===============
今後約10年にわたる米国の核政策の基礎となる「核戦略見直し」(NPR)の米議会への提出が、当初に予定された2月から3月にずれ込む見通しとなった。国防総省の担当者が昨年末、米議会上下院軍事委員長らに伝えたもので、「核のない世界」を目指すオバマ政権内で、核の先制不使用の是非や核弾頭の削減数をめぐって意見が対立しているとの見方もある。
(上記ニュースより)
===============
と、言うことで早速FOREIGN POLICYのブログを読んでみました。
なお、この記事は電子版「ケーブル」に掲載されているそうです。

さて、それにしても思うのは今年の5月開催予定の核不拡散条約(NPT)再検討会議。

国連総会が昨年12月に採択した決議は、「核のない世界」の目標に向かって前進するよう各国に求めています。
オバマさんになって大きな前進が期待される核廃絶の動き。
なにしろ、2000年の再検討会議で核保有国は廃絶への「明確な約束」を誓約したにも関わらず、
05年の前回会議は、核先制攻撃も辞さないとするブッシュ米前政権の妨害で議題さえ決められなかったことを思い出します。
うううう===ん。
ブッシュさん、と唸っていたものです。

オバマさんが昨年、「核兵器のない世界」を国家目標にすえると宣言。
これを受け、核廃絶の世論に拍車がかかり、
今回こそ前進をという「新アジェンダ連合」提出の決議に、国連加盟192カ国のうち実に169カ国が賛成。(反対は5カ国、棄権は5カ国)

こうした流れの中での上記ニュース。
今後に注目です。

| | コメント (6) | トラックバック (1)

2010.01.05

新宇宙理論

謎の2粒子は正体同じ!?阪大教授が新宇宙理論と言うニュースが出て、読みました。
ううううう====ん。
なんだか凄いと言う事しかいえません。
まるでSFですね。
それにしても、宇宙って哲学なのか???
と、思った次第。

もっと、調べてから記事にします。
取りあえずニュースの紹介にて。

宇宙と言えば、
元日に月食が観測されました。
私はあいにく雪空のもとにいたので、空を仰ぐことはできませんでしたが、
1873年来の元日の月食と言うことだそうです!!!

| | コメント (1) | トラックバック (0)

イエメンが心配です

イエメンなんだか大変です。
===============
サヌア 4日 ロイター]  イエメン情勢をめぐる懸念の広がりを受けて一部欧米諸国の在イエメン大使館が閉鎖を余儀なくされるなか、日本大使館も4日、領事業務の窓口を閉鎖した。
(上記ニュースより)
===============
こうした事態の中、
サッカー日本代表のことも気掛かりです。
サッカー代表、イエメンで厳戒下の練習と言うニュースによれば、
選手たちも厳戒態勢の中で緊張しながら練習とのこと。
どうか無事にと、願っています。
さて、ノーベル平和賞受賞で「平和の人」オバマさん。
このイエメンに対して、どのようなメッセージを送っているのでしょうか?
1月2日、土曜日恒例のラジオ・インターネット演説で、
昨年のクリスマスの日に起きた米デルタ航空機爆破未遂事件を受けて、イエメン国内にある国際テロ組織アルカイダの拠点に対する攻撃で、同国政府との軍事協力を強化すると述べたもよう。
===============
1月2日(ブルームバーグ):米国のオバマ大統領は2日、週末用のラジオ・インターネット演説で、米国は「暴力と憎悪のネットワーク」との戦いを進めており、こうしたテロから米国を防衛すると約束した。米国では先月25日にテロリストによる米航空機爆破未遂事件が起きたばかり。
オバマ大統領は同演説で、米ノースウエスト機を爆破しようとしたウマル・ファルーク・アブドゥルムタラブ容疑者の企ては、イエメンで活動しているテロリストによる一連の事件の一つであると指摘。
そのうえで「このグループが我々を標的にしたことは初めてではない。米国は広範囲にわたる暴力と憎悪のネットワークと戦っており、われわれはこれらを打ち破り、我が国を防衛するためのあらゆる措置を講じる」と訴えた。
(ラジオインターネットより)
================
フゥム。
フゥム。
ううううううう====ん。
です。

つまり、
「イエメン政府との間で、アルカイダのテロリストを攻撃するために、同国治安部隊の訓練や装備の提供、情報の共有などを最優先事項として実施する」と表明したのですが、、、、、
これはタリバン掃討のためアフガニスタン増兵の理由とまさに同じです。
アメリカを守るために、
アフガニスタンから、今度はイエメンに、と、
アメリカは軍事力をもって、
ドンドンと突き進むのでしょうか?
正義の戦争と言う大義をもって。
そして、
オバマさんが、そうせざるをえないのは、
そうさせる周りが悪いという理由をこじつけて、、、、、
アメリカは、力で進むというのだろうか?????
ううううう====ん。
これは、かなり危険です。
ブッシュさんは「ブッシュさん」だったから、あのような方法しかとらなくて、
それは世界から批判されたのですが、
オバマさんは、
あろうことか、ノーベル平和賞受賞者。
しかも、演説で「正当な戦争」と述べ、多くの方は危惧を表明したのですが、
戦争反対と心から熱望している一部からも「致し方がない現状ゆえと受け入れられた」のです。
こうした「正義の大統領」ゆえ、
なんだか、その危険性はさらなるものを感じるのです。

先日AVATARを家族とともに観てきました。
立体映画で、迫力があり、それはそれは面白かったのですが、
観ていて、
「アメリカとベトナム」じゃないか、、、
と、言う感想を持ちました。
あまり書くとネタバレになるので、これ以上は書きませんが、、、、、、


いずれにしても、
テロ掃討のために軍事力を使うことは、
本当に解決になるのだろうか?????
と、思うのです。

新しいニュースが続々と出てきているようです。
この問題、
今年もまた考えていきます。

| | コメント (3) | トラックバック (1)

2010.01.04

Live and learnと言うブログを新しく作りました

昨日1月3日から英語ブログLive and learnを立ち上げました。
このブログは以前は「京都周囲物語」というタイトルで、宇治拾遺物語に因み、京都界隈を書こうと思ったのでした。
もともとは京都検定用に作ったものだったのですが、
試験も終わり、無事合格した後は、ずっと放置していました、、、
そこで、
その後と、言うことで、英語ブログに装いを変えて再び書くことにしました。
枕草子の方も、最後にちょっとだけ英語を書いていたのですが、
要約であることと、内容がかなり重なっていることから、
英語の幅が広がらないと考え、新に英語日記を気ままに書こうと新年早々思い立ちました。
タイトルの「Live and learn」は日本の諺では「○○の手習い」と言う意味です。
私も改めて英語に挑戦。
と、言ことです。
お時間がございましたら、またご覧頂けると嬉しく思うものです。

From yestaday, I began to write a diary in English.
I am very bad at English especially speaking and hearing.
So, I make up my mind to write and to listen English every day.
Thank you.

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010.01.02

サンフレッチェもACL

昨日、天皇杯でガンバ大阪が優勝。
4−1で名古屋グランパスに勝ったのですが、
印象は「遠藤、、、凄い」です。
凄かったですね、遠藤選手。
どうして、あんなに柔らかなボール、鋭いボール、ひねったボールと自在に蹴ることができるんだぁ、、、
しかも、
その判断の確かさ。
素晴らしい。

と、言うことで、感嘆。


さてさてさて。
そうなると、
我がサンフレッチェ広島、ACLに出場となりました!!!
これは凄い、
素晴らしい。
嬉しい、、、
応援に弾みがつきますね。
今年もゴールを決めて、ガッツポースの寿人の姿がいっぱい、見ることができますようにと、祈りを込めて、、、

Hisato


今年も広島を力一杯応援します。


This year Sanfrecce Hirosima will enter game of Asia Champion Leag.
I am glad of this news.
I will support their fighting game.
I wish to go Hirosima stadium.
Thank you.

| | コメント (0) | トラックバック (1)

I wish you a Happy New Year.

IMGP1641

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

I wish you a Happy New Year.

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »