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2010.01.28

「斟酌発言」に斟酌できない!

気になりながら、国会審議感想をエントリーに挙げていて、
書けなかったのは、勿論「斟酌発言」。
ナンデスカァ、コレ????
と、思ったものですが、、、、、
やはり、やはり物議を醸しています。

地元の意思「斟酌しない」とは、呆れて開いた口がしまらない、どころか、
息を飲み込むのさえ、できない沖縄の方々の怒りは想像するに難くありません。

名護市長選は、選挙前から争点は「新基地問題」でした。
反対を掲げた稲嶺進さんを市長に選んだのは、紛れもなく当事者の住民の「民意」。

民主党も推薦していたにも関わらず、
平野官房長官は市長選直後の25日に、市長選の結果を「斟酌(しんしゃく)する理由はない」と述べて、唖然呆然でしたが、
次の26日には「自治体との調整が難航すれば法的に決着させることも可能」と言い、
27日もその発言を重ねています。

ううううううううう〜〜〜〜〜〜ん。

選挙で選ばれる国会議員が、自ら選挙の結果を軽視していいのだろうか?????
あなたがた民主党が今、政権にあるのは先の衆議院で選ばれたからで、
国民の政権交代を「民意」として、その「場」に座っているのではないのですか?平野さん>
衆議院の結果を斟酌することなく、
政権は先の政党のままで良かったなんて、言いませんよね。
実際、
党首の鳩山さんは「政治とカネ」問題が明らかになってきた昨年からの発言に以下のようなものがありました。
「選挙前から判明していたことで、この問題も選挙の争点であったが、国民はそれも承知で民主党に投票した」と。
これは、明らかに間違いというか見当違いの発言ゆえ、すぐに撤回したのですが、
が、
結局、選挙というのは「民意の反映」であり、その「民意」に従うものであると言うことは自らは認めている。
だがしかし、
自分たちに都合が悪ければ「選挙の結果は斟酌しない」では、
前の政権とまったく同じではないですか。
小泉さんの「公約なんて守らない」発言を思い出しますよ。

選挙というものを貶め、選挙の結果を蔑ろにするということは、
翻って、
自分たちの立場を軽んじるということです、平野さん>

さて、そんな平野さんを横目に、
鳩山さんは「ゼロベースで検討し5月末までに結論を出す」といいましたが、
さてさてさて、、、、
どうなることやら。
言葉だけは「沖縄県民の意思尊重」。
でもね、、、、、、、
沖縄の人々の意思は、とうに固まっているんだから。

「地方主権」をかかげている民主党ですが、
徳之島に候補を出しているという報道もあったりと、
迷走しています。

この問題、しっかり注目!!!


なお、基地をめぐる思考停止と言うタイトルで内田さんがエントリーを挙げています。
チョット長いのですが、とても興味深いので引用します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
沖縄に限らず、東アジアにおける基地問題は、アメリカが「和尚吉三」や「大岡越前」の役を演じれば、たぶん解決する。
でも、アメリカにはそんな役を演じる気がない。
アメリカはこれまで実に多くの国際紛争の調停を試みてきたが、「調停者」としての能力はきわめて低い。
日本の政治学者で「アメリカは調停能力が低い」ということをはっきり指摘する人は少ない(私は見たことがない)が、アメリカは敵対関係にある二者を中立的立場から調停する能力が非常に低い国である。
かの国の政治家や外交官の個人的な知的なクオリティの高さと比べたとき、彼らの周旋能力が「異常に低い」ことには私たちもいい加減気づいてよいと思う。
知的に卓越している人間が、ある領域の活動に限っていきなり思考停止するというのは「よくあること」である。
それはそれが彼らの国民的統合の「クッションの結び目」point de capitonである場合である。
アメリカの国民的統合は「敵対関係をどちらもちょっとずつ損するというような落としどころで調停することはできない」という原則の上に成り立っている。
植民地と本国の「それぞれ譲れないお立場というものがあるわけですから、どうですここはひとつナカとって・・・」というような調停者の介在を許したら、そもそもアメリカ合衆国という国は存在しなかったのである。
いかなる調停も拒否。私は絶対正しいので譲歩しない、と言い募ることでアメリカは今日の大をなした。
その成功体験がアメリカ人において「調停」や「譲歩」や「落としどころを探る」といった種類の政治的技術を涵養することを妨げた。
(内田さんの記事より引用)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ふっ〜〜〜〜〜〜

そして最後の結びは「だから、沖縄の基地問題は、単なる軍事技術や外交の問題ではなく、アメリカが「思考停止に陥るマター」という国民的トラウマの問題だと申し上げているのである。」
です。


さてさて。
どうなんでしょうねぇ、、、、、


ところで、
ところで、
こんな記事をみつけました。
名護市長選の「民意」を斟酌する必要はない - 池田信夫
と言うものです。
内容は、
「辺野古の住民は北部振興策ですでに一人あたり100万円の保障を受け取っているのだから、基地を受け入れるのは当然で、いやなら、まずカネを返せ」というものです。
ううううううううう〜〜〜〜〜ん。

以前、沖縄基地問題について
エントリーを挙げました。
その時は、基地の歴史や時々の政治情勢、またアメリカとの関係も調べました。
北部振興策についても調べたのですが、
この振興策、本当に当地の方々に還元されているのか?
経済効果はあるのか、
はなはだ疑問だったことを思い出します。
なにしろ、今回の選挙で当選した稲嶺さんは、
振興策と失業率も訴えて、当選したのです。
住民は、「アメ」である振興策のからくりにも、「ノー」を突きつけたのでは、
と、
私は思うのですが、いかがでしょうか???

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