« サンフレッチェACL用ユニフォーム、どたばた劇 | トップページ | NATO声明「アメリカの核兵器撤去」をと »

2010.02.22

消費税とは何か?「税制の流れ」から見ていくと、、、

確定申告の時期。
頭を痛めています。
先日の国会では、野党は鳩山さんの「脱税」についてヤンヤと言っていましたが、
私も軽く同意しながら聞いていました。
そんな矢先の菅さんの「消費税、3月ぐらいから本格的に議論」
流れが気になります。
フランスでワインにかかる税金で政府のにおいを嗅ぎ分ける、と言う言葉があるそうですが、
日本ではやはり「消費税」。
この言葉が飛び出すと、国民もドキドキします。
なにしろ生活にもろかかってくるのですから。
先の政権の悪政を思い出します、、、、
大企業・大資産家に法人税や株取引などの減税。
国民・庶民には定率減税の廃止や高齢者増税など負担が増すばかり。
それどころか、いつもいつも消費税を俎上に上げてきたのだが、、、、
菅さんは、「消費税を含む税制改革」の議論を来月から前倒しして開始すると表明しています。菅財務相は「(消費税の)議論そのものは封印していなかった」言うのですが、
これって詭弁以外のなにものでもない。
なぜなら、菅さん。
つい先月まで、「この1年は徹底的な財政の見直しを進めていく。その上で必要なら消費税だろうが環境税だろうが議論していく」と言っていたのですが、
徹底的な見直しを計る前に消費税を俎上に上げたのが今回の発言。

ううううう====ん。

民主党が税制抜本改革アクションプログラムを提出したのは2008年12月24日。
そこには−納税者の立場で「公平・透明・納得」の改革プロセスを築く−とあります。
税の基本理念としての「公平」は自民党政権でさえ、公にはしていたのだが、
民主党のこの時のプログラムでは「透明」と「納得」が加わりました。
そして、実際に政権交代で、旧政権の「インナー」と呼ばれる水面下の活動ではなく新しい政府税制調査会が発足。
これは旧政権にはない、前進でした。
評価すべきです。
が、
公平についての原則が、ほとんど説明されず、抽象的な言葉で濁されているのもこのプログラムの特徴です。
(1) 納税者の立場に立つと述べ、(2)は公平、透明、納得。
そして、
(3) 時代と社会の変化に適合すると言うのだが、、、、
そして、消費税についても「消費税の逆進性緩和」と書いてあるのだが、、、
また、その中で以下のように述べています。
「消費税率の引き上げについては、民主党が政権を獲得した後に税金のムダづかいを徹底的に根絶した上で、社会保障目的税化やその使途となる上記の社会保障制度の抜本的な改革の具体的内容を示した上で検討する。仮に引き上げが必要となる場合には、引き上げ幅などを明らかにして総選挙で国民の審判を受け、具体化するものである。」


ううううううう===ん。
ならば、消費税論議をして、仮に税率が上がるようならば、また総選挙をするのだろうか????
なにしろ、先の総選挙では民主党は「4年間はあげない」と言いきったのだから。
さてさて、ここで思いさされるのは、
アメリカ。
すでにここでも記事にしたのですが、アメリカ財務省は1日、証券優遇税制の是正など富裕層への増税を盛り込んだ税制改革の詳細を発表しました。
所得税の最高税率引き上げや証券優遇税制の是正などで、富裕層に対し2011年度から20年度までの10年間に約9694億ドルの増税を課します。 具体的には、現在35%の所得税の最高税率を11年度から39・6%に引き上げます。また、現在0%と15%の2段階の税率となっている株のもうけ(配当や譲渡益)に対する税率を11年度から、高所得者については20%に引き上げます。
こう言う措置はオバマさんのキッパリとした決断が光るところです。


と、言うことでさらに考えを進めていこうと富裕者課税
を提唱する静岡大学の安藤実さんの論文を今日は読み解こうと試みます。
編集者の要約は以下の通り。
「税制も、経済生活に対する国家の介入である以上、公的規制の性格をもつ。とりわけ富裕者課税は、現代国家において、この「重し」の役割をもっている。シャウプ勧告にも、その認識が見られ、そこでは日本の民主主義にとって特に危険なものとして、巨大資産家への富の集中を上げ、税制にそれを防ぐ役割を期待していた。それが富裕者の「合法的な税逃れ」を許さない仕組み、すなわちキャピタル・ゲインの全額課税を中心とする総合累進課税の勧告となったのである。
しかし残念なことに、シャウプ勧告税制はその実施前後に、重大な「修正」を受けた。その「修正」によって日本税制から失われたのが、まさにこの「重し」としての税制の役割であった。その結果、資本蓄積を名とする大法人や富裕者に対する優遇措置が続けられる反面で、重い大衆負担が日本税制の特徴となる。
したがって問題は、なぜシャウプ勧告税制が「修正」されたのか。あるいは誰が、どういう意図をもって、その「修正」を推進したかである。シャウプ勧告から60年を機に、戦後の日本税制を、そういう観点からとらえてみたい、それが本書執筆の動機となった。」とのこと。
さて、
シャウプ勧告とは何か。
いつものようにwikipediaによれば、次のように定義されています。
「GHQの要請によって1949年に結成された、カール・シャウプを団長とする日本税制使節団(シャウプ使節団)の報告書の通称。1949年8月27日付と1950年9月21日付の2つの報告書からなり、日本の戦後税制に大きな影響を与えた。GHQから日本政府に対する勧告、という形式であり、そのためシャウプ勧告と呼ばれる。」

さて、今日は、このシャウブ勧告がなされたにも関わらず、富裕層が税金逃れをしていった流れを安藤さんの論文を手がかりにみていきます。

シャウプは「脱税」と言う違法行為について厳しく取り締まることを主張。
脱税、、、、ですか、この言葉、いかがな思いで聞かれるか、鳩山さん>
さて、このシャウプ税制がその後、どんどん修正されていくのですが、
その影には大企業の思惑がバッチリとありました。
日本租税研究会、第一回
「シャウプ勧告を受け入れるが、個々の問題は実情主義」で、
と、言うことで「今しばらくは資金蓄積を」と言うことで預金金利の総合課税は実情に合わないと言うことになりました。
第二回。
「富裕税も理論的に頷けるが、、、、、、、煩雑な財産管理の得失が議論される」となりました。
第三回。
シャウプ勧告は「外来の思想」。
と言うことで富裕税はご破算にして所得税の累進課税率を上げることとなりました。
また、なんとか間接税の比重をあげていきたいとして、売上税が俎上にあがります。
1953年。
シャウプ勧告の骨抜きが徹底されました。
富裕税の廃止。
キャピタル・ゲイン全額課税の廃止。
利子所得の分離課税。
などなどです。
そして、流れは1989年の消費税へといくのです。
さて、アメリカのオバマさんの富裕層への課税は先に見てきたのですが、
日本では金融所得についてはどうだったのでしょうか?
「合法的税逃れ」の最新版といわれる「金融所得の一体化」。
これについては「金融所得課税の一体化についての基本的考え方 」という記事に明らかにされています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「貯蓄から投資へ」の構造改革が進められてきている。
金融・証券税制についても、いわゆるプロの投資家だけでなく、今まで「貯蓄」を中
心に資産運用を行っていた一般の個人にとって、より一層「投資」を行い得る環境を
整備する政策的要請がある。
(上記記事より)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
つまり貯蓄から投資へと国民を煽ります。
思出すのは竹中さん。
旗振っていましたね。
「絶対、もうかる」と。
そして、
株・投資優遇税制の下、保護され、
富裕層はますます富を蓄積して、
国民・庶民は消費税を」負担と言う構図ができあがってきたのが、
今までの租税の流れです。

こうした歴史をみていくと、
今さらながら、
消費税が果たした涙ぐましい役割に思いがいたります。
なんと健気に、私たち庶民は大富豪を支えてきたんだろうと、、、、、

この問題、これからも拘ります。

|

« サンフレッチェACL用ユニフォーム、どたばた劇 | トップページ | NATO声明「アメリカの核兵器撤去」をと »

コメント

このさい政治資金献金に消費税20%!政党交付金・パーティ券購入にも消費税20%!(笑い)


税はらうのやだから使うのや~めた!はありです。これで交付金も献金も減るかも?

文化・福祉への交付・献金はゼロで^_^

投稿: あゆ | 2010.02.25 14:35

あゆさん。
今日、「またしぼむ自民の懐 経団連が献金関与中止」と言うニュースを見ながら自民党が野党として攻めきれない理由がいとも簡単にわかりました。
(と、言うか、みんな最初から分かっているんだが、、、)http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010022690070413.html

「税はらうのやだから使うのや~めた!はありです。」
ははは、、、
そうだね。
あゆさんが政治家だったら、ウウウウ==ンと楽しい社会が出来そうで、ワクワク。ヽ(´▽`)/

投稿: せとともこ | 2010.02.26 14:29

また外れます。


麻生さんじゃないけど、世界中がせ~~のでお金儲け競争やめたらどうなるんでしょう?
通貨量・生産量同じでお金儲け競争やめたらおかねはどこに??


戻ります。
間接税にするなら消費税より仮称物品税のほうが・・・。
タバコ・高級車・燃費悪い車・軍事用品・パーティ券その他いろいろ。
後、政治資金取得税なんかどうでしょう(笑い)

投稿: あゆ | 2010.02.26 20:29

中日の記事なんですね。

さっそく読みました。
この際自己努力がお好きな人達おおいから、政治資金も自己努力でまかなってもらいましょう。小さい政府お好きな人がおおいから、政党交付金やめて政府を小さくしましょう。(笑い)半分冗談です。

投稿: あゆ | 2010.02.26 20:33

社会には所得があっても税金払ってない方が2,3割居ますので、その方々に払って頂ければ、多少は改善するかと。

新聞の事件で載っていましたが、
目が悪くて働けないので生活保護受給してた方が、
占い師で4年で1000万円の所得があったそうな。
TV出演が切欠で職員にばれたとかいうオチ。

投稿: Sada | 2010.02.27 14:39

あゆさん。
Sadaさん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
オリンピックも終わり、なんだか寂しくなりました。
いよいよ花粉の季節か、、、と言う事で、怖くもありますが、、、、、ははは。


あゆさん>
私も「物品税」というか、ぜいたく品に税金をかけるのは、問題視していないのですが、
生活品、とくにたちまちの生活に関わる商品(食べ物や衛生品などなど、あと薬など)には消費税は必要ないと思うのですが、、、
どんなんでしょうね?

政治資金収得税。
受けました。
あっはは。ヽ(´▽`)/


Sadaさん>
そうなんですか、、、、
それは知らなかったです。
まぁ、
どんな法律でも抜け道を探して「悪い」ことをする者はいるんでしょうね。
いずれにしても、
消費税は逆累進だから、
低所得にはきつい税制。
見直す必要を感じていますが、
どうなることやら、、、

投稿: せとともこ | 2010.03.01 15:25

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15797/47633629

この記事へのトラックバック一覧です: 消費税とは何か?「税制の流れ」から見ていくと、、、:

« サンフレッチェACL用ユニフォーム、どたばた劇 | トップページ | NATO声明「アメリカの核兵器撤去」をと »