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2010.02.12

またまた内部留保

政治とカネ問題、以外で私が今の国会で注目しているのは「内部留保」。
これに関しては、
志位さんが8日の国会で詳しく質疑したもよう。
私は出かけていたので見ていなかったのですが、上のネットニュースは読みました。
今日は、この記事を元に読み進んでいきます。
まずグラフ。
2010020902_03_1b_2


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これは、2008年秋にアメリカの証券会社リーマン・ブラザーズが破たんする前の10年間(1997〜2007年)における、G7(先進7カ国)のGDP(国内総生産)の伸び率と雇用者報酬の伸び率の推移。
日本のGDPの伸び率は、わずか0・4%で、雇用者報酬(働く人の所得)の伸び率も日本だけがマイナス5・2%。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
とのこと。
なるほど。
この10年で、ここまで落ちましたかぁ。

「構造改革」「成長戦略」—「強い企業をもっと強くすれば、国民の暮らしが良くなり、経済も成長する」—「国民は痛みをガマンガマン」の賜物(????)ですかぁ。
そして、質疑は続きます。

大企業が空前の利益を上げながら、なぜ国民の暮らしも経済も豊かにならないか?????
誰でもが思う疑問。
とくに現場の労働者の方々は切実に思う疑問です。

大企業の経常利益が15兆円から32兆円に増えたにも関わらず、
労働者の雇用者報酬が279兆円から262兆円(09年は253兆円)へ大きく落ち込みました。
そして、
大企業の内部留保がこの10年余で142兆円から229兆円へと急膨張。
また、この内部留保の内訳は先のエントリーにも書いたのですが、
投資に回された割合が大きくなっていることも注目!!!

志位さんは、イギリスの新聞の論評を引用。
「内需主導の成長のために最も重要な案件は企業貯蓄の大規模な削減であり、新政権は、企業の行動を変化させる政策を実行すべきだ」とのこと。
さらに、現実の問題として、
“非正規雇用から正社員への雇用転換”問題、つまり労働者派遣法の抜本改正へと話しは進みます。


ううううううう====ん。
数字の上で審らかに見ていけば、
大企業のため込み、
つまり本来ならば私たち労働者に還元されるはずのものが、
吸い上げられていったこの10年がまざまざと蘇ります。

内閣府は昨年1月29日、有識者で構成する景気動向指数研究会で、
「二〇〇七年十月が今回の「景気拡大局面」の山で、翌十一月から後退局面に入った」と判定したのですが、
この景気「拡大局面」は、過去の
「いざなぎ景気」(1965〜70年まで4年9カ月継続)、
「バブル景気」(86〜91年まで4年3カ月継続)の時は、
大企業がもうけを増やすのに応じて、従業員の給与も増えていました。
が、
このところの景気の冷え込みはご存知の通り。
体感として庶民は冷え込んでいます。


何回もなんかいも書いていますが、
内部留保は企業存続のために勿論必要ですが、
今の状況は必要以上にため込み、労働者・庶民に還元されないのでは、、、
と、私は改めて思うものです。

この問題、さらに見て行きたいものです。

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コメント

 経済のグローバル化の結果、単純労働は海外で安く購入できる。国内でも、失業率は高いのだから、安い労働力を活用できるようにすればいいのだが、失業保険や生活保護などの社会保障制度によりハイレベルのセイフティーネットが張りめぐらされていて、それができない。根底には、格差を嫌い結果の平等を求める悪平等主義がある。それがまた、福祉予算を膨張させて、国の借金を増やし、財政を悪化させている。
 対応策は簡単なんです。貧者は貧者の生活をすればいいのです。外国にできて、日本にできないはずがない。

投稿: 罵愚 | 2010.02.12 15:10

罵愚さん。
コメントありがとうございます。


現象としては、言われること、そうかな、と思うのですが、
根底以下云々は、私は「違う」と思います。

格差、二極化があまりに拡大していったと私は思うのですよね、、、、、
それに関しては以前「格差社会」については、いろんなエントリーを挙げ考察をしたことがあります。


「対応策は簡単なんです。貧者は貧者の生活をすればいいのです。外国にできて、日本にできないはずがない。」
と、罵愚さん。


うううううう〜〜〜〜ん。
貧困も政治によって作られたものでは?
と、私は思うのですよね。

投稿: せとともこ | 2010.02.15 12:13

 貧者が経済政策によって生まれたのはお説のとおりだとおもいます。それを福祉で救済しようとするからおかしくなる。さらに、格差をなくして結果の平等…悪平等を強制するから、二宮金次郎が働いても働いても楽にならずにじっと手を見て、小原庄助さんが生活保護でパチンコにかよい、朝酒を楽しむ。イヌイットやアメリカインデアンやアイヌ人が居住地に閉じ込められて“優遇”された結果、アルコールをおぼえたのとおなじ現象でしょう。
 日給数ドルで貧しくとも気高く、美しい生活ができる社会にするべきだとおもう。もともと貧乏は恥ではないという価値観はあったはずだ。

投稿: 罵愚 | 2010.02.15 15:18

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