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2010.02.25

子育てビジョンの行く先は?

子ども手当てが審議入りしているのですが、
その成り行きに注目しつつ、今日は保育所についても考えていきます。
先の記事にも書いた民主党INDEXでは「教育予算の充実」として、
「わが国の教育への公財政支出(GDP(国内総生産)比3.4%)を、先進国の平均的水準以上を目標(同5.0%以上)として引き上げていきます。
としていますが、
就学前の子どもたちについては、どうでしょうか?

政府は1月29日の閣議で、今後5年間で取り組む少子化対策をまとめた「子ども・子育てビジョン」を決定しました。2014年度までの各種施策の達成目標を掲げ、認可保育所の定員を毎年5万人ずつ増やして241万人に、保育サービス提供割合を現在の24%から35%に引き上げるとしています。
これは、なかなか素晴らしい。
素晴らしいのだが、
批判の矢面にも立たされています。
子育てビジョン 今度は失望したくないと言うタイトルで記事を挙げたのは東京新聞。

「政府は、少子化対策に取り組む政府全体の計画書である「子ども・子育てビジョン」をまとめた。数値目標まで示し、意気込みは立派だ。だが、実現への期待はなかなか膨らまない。」としています。
なるほど、、、、、
具体性に欠けるということかぁ。

〜〜基本姿勢として「社会全体で子育てを支える」ことを明確にした。これまでの対策は子育てする人や若者のニーズに応えられず、少子化に歯止めがかけられなかったという反省から、少子化対策という発想をやめ、子どもや子育て家庭への総合支援策と位置付けた。〜〜
そうです。

そして、ここで出てきたのが「保育サービスの充実」。
いいではないですかぁ。
私個人としては「少子化対策」のより具体的な形としては、子ども手当てよりも保育の充実の方こそが、
と、
願うものですから、
今、スポットをあてることは当然と思います。
では、先を進めて東京新聞を読みます。

・認可保育所の定員を現在の二百十五万人から五年間で二十六万人増やしたり、学童保育、病児・病後児保育の利用者も拡大させるなど数値目標も積極的に明記した。

・民主党が政権公約に掲げた、少子化対策の“司令塔”「子ども家庭省」の実現も盛り込んだ。

そして、
そして、
そして、、、、、
いつものことながら出てくるのは「財源」。
「追加支出は五年後に一・六兆円と試算したが、財源のあり方も明記しなかった。」
と、ありますが、
フゥウウウム。
フウウウウム。

最後に社説は以下のように結びます。
「ビジョンがバラ色になるのは、実現できてこそだ。「一度にすべてやる」が無理なら、優先順位を示すべきだ。ビジョンを絵空事で終わらせてはならない。」

うううう====ん。
絵空事ならいいのだが、
具体的に国民にグゥウウウウウウウウ=====ンと痛みを押し付けてくるのはゴメンです。

思いおこせば、昨年の12月。
保育サービス拡大の具体策としては、保育制度「改革」を含む新たな包括的・一元的制度の構築をあげ、「緊急経済対策」「新成長戦略」が決定。

この両文書は、
保育サービスの量の拡大のために、株式会社など民間企業の参入促進を進めるという考え方に立ち、そのための規制緩和を求めているという、とんでもないものだったのだが、、、、、、、

それが証拠に
菅直人財務相は、1月18日におこなった財政演説で緊急経済対策の一環として、「保育分野や環境・エネルギー分野での制度・規制改革」などに取り組むことを表明。
これは勿論昨年12月に発表した緊急経済対策の延長線上にあり、
保育分野について「利用者と事業者の間の公的契約制度の導入」「保育に欠ける要件の見直し」「利用者補助方式への転換」「保育料設定の在り方について検討」など、
「規制改革」への課題を列挙しています。

ウウウウウウウウ======ン。
チョット、チョット、待った!!!!!
これでは小泉さんと変わらないではないか、菅さん。
「規制緩和で民間からの参入」を促し、経済の活性化を図るという「成長戦略」の一環として、保育「改革」をおこなうというものです。
おいおいおい。
と思わず声が大きくなります。
少子化対策って、民主党にとってはなんだろうか?
子ども手当てさえ支給すれば、それで国民は恵比須顔をと思っているんだろうか???はてぇ
さらに、
さらに、
さらに、、、、、、
保育への公的責任を大幅に縮小し、保育所入所を保護者の自己責任にする保育事業者と保護者の「直接契約制」など、現行の保育制度の大幅な後退をも予感させるものだったが。

先の1月末の「子ども・子育てビジョン」では、
「社会全体で費用を負担する仕組み」で「財源確保を図りながら」、新たな制度について11年の通常国会までに関連法案を提出するとして、その際には、地方が実施するサービス給付の「国と地方の役割分担の検討」も行うというのです。
つまり、
子育て施策を地方負担でやらせる方向もにじませています。
ウウウウウウウ====ン。
ですね。
なんだかなぁ。
「チルドレン・ファースト」と民主党は言うのだが、
「チルドレン・ワースト」ではなかろうか、、、

なにしろ、つい先日も
厚生労働省が、4月から認可保育所の定員を超えて子どもを受け入れられる上限を撤廃することを発表したのだから。
同省は17日付で各都道府県に通知。年度当初から大幅に定員を超えた受け入れができることになります。

保育所の定員を超えた子どもの受け入れは「待機児童の解消」という名目で1999年に認められました。
待機児童の問題も重要です。
年度当初は定員の115%、年度途中からは125%までの範囲内で子どもの詰め込みを認めました。
そして、
2001年からは、毎年10月以降の無制限の受け入れを認めました。
私も子どもが小さい時は保育所に預けていたので、
待機させることなく、安心して働くことができ、とてもお世話になったのですが、
あの頃は、まだ十分余裕のある頃だったのですが、
今は、定員増の保育所や、あるいは無認可、夜間保育など、働く保護者、また保育士の方々に過重な負担と労働が課せられています。

さて、そんな中、
今回の通知で115%、125%という上限さえ取り払います。
定員を超す受け入れは子ども1人当たりの保育室面積などを定めた保育所最低基準の範囲内でやるとされてきましたが、実際にはすでに各地で最低基準を割り込む例が出ている現状にあわせ、
さらに定員の上限を取っ払うということは、、、、
ことは、、、、、
もう、子どもたちはギュギュー、すし詰め。
おしくらまんじゅ。
これでは、保育士も十分、子どもたちを見守ることも困難になりつつあるのでは、、、と危惧します。

自民・公明政権も酷かったのだが、
現政権も負けてはいませんね、、、このやり方は。
ううううううう====ん。
保育所を新設するなどの待機児童解消の抜本的対策をとらず、詰め込みで対応してきました。通知は、民主党政権がこのやり方をいっそう進める姿勢であることを示しました。

この行き先を見ていく必要が大いにありますね。


 

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コメント

あいかわらず、よく調べてますね。

ちょぃはずれます。
手当てもいいけど、その前に給食費ただにするほうが先かも???


なんなら30分早く登校させて朝食もつけて!
よく食べよく話して!

投稿: あゆ | 2010.02.25 14:39

保育所増設大変なら空き教室とか公共スペースで地域の人(高齢者学生高校生とかみんな含む)と保育園いけなかった3~5才児の居場所に利用とか??

保育の専門家が一人以上いてあとはみんなで御互いささえあうんです。

投稿: あゆ | 2010.02.25 14:44

あゆさん。
こんにちは。
「保育所増設大変なら空き教室とか公共スペースで地域の人(高齢者学生高校生とかみんな含む)と保育園いけなかった3~5才児の居場所に利用とか??

保育の専門家が一人以上いてあとはみんなで御互いささえあうんです。」


あつ。
それいいですね。
いいな、、、、
そんな柔らかな発想の持ち主は政治家にはいないのかぁああああ、、、、
と、思ったりして。(^-^;

投稿: せとともこ | 2010.02.26 14:24

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