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2010.05.31

核不拡散条約再検討会議閉幕

核不拡散条約(NPT)再検討会議が、行動計画を盛り込んだ最終文書を全会一致で採択して閉幕しました。

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とくに評価したいのは、最終文書が北朝鮮の核に厳しい態度を示したことだ。決裂状態で終わった前回05年の再検討会議後、北朝鮮は2度の核実験を実施してNPT体制を揺るがした。最終文書が北朝鮮の核実験を強く非難し、核兵器の全面廃棄を求めたうえで、北朝鮮を核保有国とは認めないことを再確認したのは、極めて重要かつ有益な判断である。
中東非核化への具体策で合意したことも歓迎したい。中東では核兵器保有が確実視されるイスラエルと、核兵器を持たないアラブ・イスラム諸国の対立が続いている。12年に開かれる国際会議には中東のすべての国が参加し、非核地帯の創設をめざすという。95年採択の「中東決議」に基づくものでイスラエルの核兵器を念頭に置くのは明らかだ。
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と、上記社説は積極的に評価すべき事を挙げています。

また、以下のように抱える問題について指摘します。
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 米英仏露中の5カ国に核兵器保有を認めたNPTは一種の不平等条約であり、「持つ国」が「持たざる国」に配慮しないとNPT体制は維持できまい。米露は再検討会議前に新核軍縮条約に調印したが、5カ国全体の核軍縮への努力は十分とはいえない。今回、核軍縮に具体的な期限を定める提案が葬り去られ、14年の再検討会議準備会合で核削減状況などを報告する程度にとどまったのは残念である。
最終文書には、核開発をめぐって国連の追加制裁に直面するイランをことさら刺激する文言は見られない。2回連続の決裂を避けるべく米国などが遠慮したのだろうか。その意味で最終文書は「妥協の産物」ともいえようが、核実験全面禁止条約(CTBT)の早期批准や兵器用核分裂性物質生産禁止(カットオフ)条約の交渉開始などは重要な合意である。「核なき世界」という遠大な目標に向かって、一歩一歩、合意の着実な実行が必要だ。
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と、言うことで、まずは第一歩ということでしょうか、、、
 会議は、「核兵器のない世界」の実現が世界の圧倒的な世論であり、国際社会にとって後戻りできない切実な課題であることを鮮明にしました。核兵器保有国による激しい巻き返しで、核廃絶に向けた国際交渉開始の合意こそ決められなかったものの、廃絶に向けた運動の土台となるものです。
流れの転換明らか

05年の前回会議がブッシュ米政権の妨害で失敗したことを踏まえ、後退を取り戻し、さらに「核兵器のない世界」に向けた前進の土台を築いたことは、やはり素晴らしい事だと思います。
64項目にわたる行動計画はその第1で、加盟国が「核兵器のない世界を達成するとの目標に完全に合致する政策をとる」と宣言。
素晴らしい、、、
「核兵器のない世界を達成するとの目標に完全に合致する政策をとる」。
いいですねぇ。
いいです。

先の社説にもあるように、
不拡散条約は、米ロ英仏中の核兵器国だけに核兵器の独占を認めた不平等条約。
1970年発効の条約はもともと、核兵器問題は保有国が決めるとの力関係に立つものでした。
それが今回会議では、
条約は(1)核軍縮(2)不拡散(3)原子力の平和利用の3本柱からなり、(1)は保有国に「自らの核を廃絶する」責任を課しているとの理解が当然のものとなっています。

これは凄い前進です。

尤も、社説にもあるように、
核保有国は、廃絶に向けた「努力」を迫られ、その「努力」は14年の準備委員会に報告され、その結果、15年の次期再検討会議で「次の諸措置を検討する」と、猶予を与えたものだったのですが、、、


こうして一連の流れをみると、
「世界の状況は核兵器廃絶の方向に動いている」と思うものです。
粘り強い運動の賜物であると実感しつつ、
まだ途上であることを忘れず、さらなる声をあげていくことの必要を感じるものです。
この問題、今後も追跡していきます!

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