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2010.07.15

国際社会と語学力

今回はスペインが中心の旅でした。
夫の国際会議の付録として一緒に行ってきたのですが、
同伴者用に遠足などが用意してあり、一緒に付いて行った家族は、各々気にいった企画に参加します。
私は行く前から友人のドイツ人と観光する予定だったので、事前に英語を勉強していきました。
が、
なかなか思うように喋る事はできず歯がゆい思いをしました。
ただ、今回は日本人の方と一緒に行動をしなかったので、もうこれは何が何でも頑張るしかない!!!と、言うので、かなり気合いをいれてコミュニケーションをはかりました。
おかげで帰る頃には少しは聞き取れ、喋る事もできるようになったと自己満足。
ここで忘れてはいけないので、帰ってからもBBCを聞いています。

さて、
スペイン。
ここはデパートでもレストランでもホテルでも平気でスペイン語です。
英語が全然通じない方が多いのです。
それでも堂々とスペイン語を話していて、私のように片言英語で肩身の狭い思いをしている自分が恥ずかしくなりました。
それで、最後は私も日本語で通しました!!!
ははは。
と、言うか、身振りや絵やあらゆる伝達手段でなんとかお互いに分かりあおうとしたのですが、、、

そんな矢先、「開かれた国」であることのコストとその前の記事英語公用語化について言うタイトルの内田樹さんのブログを読んでなるほど、、、と思いました。
そう言えば今日のニュースでもどこかの会社が社長を公募。
その条件に「英語が堪能であること」が大きく割合を占めている、というものがありました。
内田さんの記事によれば、ユニクロも英語公用。日産・楽天も。
その理由が「国際社会で生き残るため」だそうです。

フゥウウウム。

なんというのだろうか、、、

つまり、英語堪能であれば誰でもいいのか???
勿論、そうではなく「経営能力」が問われるのでしょうが、
経営能力があっても語学力がない人は、
語学力抜群で経営能力がそこそこの人たちに凌駕されていくというのだろうか???

私自身の拙い経験を元にするなら、母国語の違う人々の会話は、
英語は手段であって、最終的には「その人」が何を考えているか、感じているか、こそが大切であると言うことです。
どんなに語学が堪能でも会話の中身が詰まらないとか、浅いとか薄っぺらとかとかあるじゃないですか。
どんなに稚拙でも、自分の考えを最終的に語ることの方が確かな信頼関係を築けるものと思います。

言葉はスムーズに出れば、それに優ることはないのだが、
言語能力のみで「人」を計る事は、いずれ陥穽に落ちてしまうと私も内田さんと同様に考えるものです。

また内田さんは「開かれた国」であることのコストと言うエントリーで以下のように述べています。
================
私は日本が「開かれた国」になることには賛成である。
賛成であるというより、それ以外に国際社会で生きてゆくことはできない。
けれども「開かれた国」であり、かつ住民たち誰にとっても「住みやすい国」であるためには、私たちが想像している以上の努力が必要だということは事前にアナウンスすべきだと思う。
私たちのうちの相当部分が「成熟した公民」になる以外に、その要件を満たすことはできない。
「成熟した公民」とは、端的に言えば、「不快な隣人の存在に耐えられる人間」のことである。
自分と政治的意見が違い、経済的ポジションが違い、宗教が違い、言語が違い、価値観も美意識も違う隣人たちと、それでもにこやかに共生できるだけの度量をもつ人間のことである。
仮に隣人たちが利己的にふるまい、公共の福利を配慮しないようであっても、そのような隣人たちを歓待することが「公民の義務」であると思える人間のことである。
そのような公民が一定数必要である。
(内田さんのエントリーより)
==================

なるほど。
成熟した公民ですかぁ、、、
確かに。
文化の違いを違いとして受け止め、それを見上げも見下しもせず淡々と処理できる力のある市民が求められるのでしょうね。
フランスでは、列は作らない、道には立ち止まって平気で喋りこむ、ゴミは捨てる、などなど、
日本人とした顰蹙ものなのですが、
それでも彼らは平気。
そこに価値観をおいていないから。
一方、フランス人からみたら日本人って変だなと思う事もいっぱいあるんでしょうね。
と、言うことで異文化ゆえに最初は戸惑いやオドロキもあるのですが、
それをいちいち排除する事なく受け入れることこそが「国際化」なのだろうと、思います。
そして、
問われる事、求められることは「語学力のまえに成熟した公民」なのだろうな、、、と思うのですが
さてさてどうでしょうか?

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コメント

「語学力のまえに成熟した公民」ですか。
英語能力あるほうが便利だけどそれで評価なんておかしいような・・。
英語以前に日本語ちゃんと身につけましょう(笑い)世の中「右翼」な声がするわりに美しい・ちゃんとした日本語はなそうとする人がなのりでないのが不思議です。

前に書いた気がするんですが、最近のところみてもみあたりませんでした。

http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2010-07-05
http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2010-06-13

投稿: あゆ | 2010.07.18 09:41

あゆさん。
暑い日続きますね、、、
もうクラクラします。
あゆさんも熱中症には気をつけてくださいね。


さて、美しい日本語。
本当に、それを声高に主張する人が、じつはマイクでガンガンなんてことがあったりして、
笑っちゃいますね。

あゆさんの記事、面白く拝見しましたよ♪
いずれにしても、
たかが語学、されど語学、ではあるんでしょうね、、、

投稿: せとともこ | 2010.07.20 14:47

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