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2010.08.26

基礎科学の充実求める勧告についてツラツラと

基礎科学の充実求める勧告…日本学術会議と言うニュースに目がいきました。

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政府の科学技術予算は、基礎研究や教育経費が削減される傾向が続く。金沢会長は「現在の政策は成果主義や出口志向が強く、非常に危険。長期的な人材育成をおろそかにすると、科学技術立国の基盤が危うくなる」と指摘する。
(上記ニュースより)
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これに関しては学術会議は2009年の11月にも談話を出しています。
私もこの時、事業仕分け、矛盾噴出?と言うタイトルでエントリーを挙げました。
この時の談話は以下の通り。
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談話では、
行政刷新会議の事業仕分けで、基礎科学や科学技術関連の項目について厳しい判定が出ていることに懸念の声も聞こえるとし、中・長期的視野に立った学術研究推進が重要と指摘。
科学・技術の成果は多くの研究者の長期にわたる継続的努力の積み重ねであり、多くの研究計画が多数の研究者の議論の積み重ねで作られており、「基礎研究への投資がたとえ短期間であっても大きく減少することは、研究を実際に担う人材の離散を生じる」だけでなく、国際競争力の低下、国家的損失を招くことは明らかだとしています。
(2009年11月日本学術会議の金澤一郎会長の談話より)
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この時は事業仕分けが問題視されていた時です。

科学者の社会的責任を思う時、
根幹であり礎である基礎教育をおろそかにすることは、
長い目で見た時、それは国の有り様にも揺らぎが出てくるのでは、、、と思う者です。

教育に関しての国の政策が確かなものであること。
また、
科学者自身が「社会的責任」を肝に銘じていること。
この両輪が健全であることが必要なのでしょう。
さて、
「科学者の社会的責任」と言えば、
1948年、2月。世界科学者連盟が発表した「科学憲章」の「科学者の責任」がまず初めです。
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「科学が善用されるか悪用されるかによってもたらされる結果は特に重要である。
科学と言う職業は特殊な責任が伴う。科学者は公衆が近づきがたい知識を持っているか、またはそれを容易く持つ事ができるので、かかる知識が善用されることを確保するために全力を尽くさなければならない。この責任は科学者が個人的にまたは集団的に負っているものである。」
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憲章で執筆したにはジョンバーナルです。


フゥウウム。
なるほど。
力強いです!!!


さてさてさて。
今回、学術会議が「「ホメオパシー」についての会長談話 」を発表したことが話題を呼んでいます。
(検索をかけるとpdfで出てきますので興味のある方はご覧ください)
このホメオパシーについてはkikulogでも熱く討論がなされています。
私もここで随分と学ばせて頂いています。
菊池さんをはじめとして、ニセ科学問題に真っ正面から取り組んでいる多くの方々のご意見は、
まさに「科学が善用されることを確保するためにその前段階で体を張っている」ものと思います。


いずれにしても、
今後も姿を変え、形を変え、表れるであろう「ニセ科学」に対して、対応する側の私たちが、
基礎教育をしっかりと、身につけていくことも大事だと、強く思うものです。

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