普天間代替施設、検討結果を発表
普天間代替施設、検討結果を発表 I字案とV字案併記と言うニュースが出ました。
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日米両政府は31日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、同県名護市辺野古に造る代替施設について、日本が推す滑走路1本の「I字案」と米国が求める2本の「V字案」を併記した専門家の検討結果を発表した。菅内閣は同日午前、発表に先立ち、沖縄県側に説明した。
(上記ニュースより)
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さらにニュースによると、V字アンI案についての説明があります。
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滑走路2本をV字形に並べるV字案について、飛行経路が集落を回避していることから「コミュニティーから見えるリスクは最小限」と位置づけた。一方、I字案については、飛行経路は人口密集地域を可能な限り回避するとしたが、北東方向での計器飛行の際には陸上で緊急事態が起きる可能性も指摘した。
(上記ニュースより)
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フゥウウウム。
このニュースに関して、今日も一部の報道番組で取り扱われていましたが(主には代表選ばかりで食傷気味)鳩山さんの2009年総選挙当時の姿が今はうっすらと埃をかぶった写真のように思えます。
「対等な日米関係」を謳い文句にして颯爽と(?)登場。
そもそもこの言葉からして「対等でないことを認めていた」のですが、
今は、「対等でない」ことを自ら甘んじようとしている菅政権の姿がさらに厭わしい。
頻発する米軍の犯罪、不発弾、環境汚染、騒音などなど沖縄の人々にとって堪え難い日々がまた押し付けられていこうとしています。
「少なくとも県外」も今や遠い昔のざれ言。
名護市辺野古への基地建設と言う代替案で決着を試みた鳩山政権であったのだが、
それはいずれ政権の衰退へと結びつき、
結果、現菅政権になったのです。
「沖縄の負担は軽減された」と政府は言う。
が、
はたしてそうだろうか???
辺野古沿岸の環境問題は万全か?
自然環境や社会資本を破壊する中で突き進めるほど基地建設にメリットはあるのか?
泡瀬干潟を例にするまでもなく立ちはだかる環境保護団体を説得できるのか?
普天間の海兵隊航空部隊は沖縄各地の地上部隊や佐世保基地の部隊などと一体行動をとって訓練駐留していることにより、沖縄県外、日本国外を断念した現状をふまえるなら、
果たして辺野古移転が基地負担軽減に即繋がるのか?????
問題山積みの中の今回の二つの案。
果たしてどうなるか、、、、、
注目です。
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コメント
先生が“注目”しているあいだにも普天間基地では世界一危険な離発着がおこなわれています。そもそもこの問題は、議論すれば果てしない沖縄の基地の必要性や日米安保の必要性や平和運動を離れて、目前の普天間の危険回避の観点から行動すべきではないのでしょうか。
空想的な平和運動が宜野湾の学童を人質にとっているような発言には幻滅します。
投稿: 罵愚 | 2010.08.31 16:23