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2010.08.02

農業問題は奥が深い、、、

農業自由化を推進するのだろうか???と言うエントリーを先日書きました。
これは、現民主党政権がめざす「農業政策」のひとつに自由化路線があることについての危惧を述べたものです。
このエントリーに罵愚さんからコメントをいただきました。
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「ふたつの疑問を呈上したいのですが、ひとつは「日本の農業は国際競争に敗れたのだろうか?」の疑問。たとえば、鶏卵は価格競争に打ち勝って、物価の優等生の地位をたもっている。農業は国際競争に敗れたのではなくて、農水省に食いつぶされたのではなかろうかの疑問です。
 ふたつめは、関税障壁に頼る農業保護は、裏側の消費者行政を見落としていないだろうかの疑問。主食の米価が国際価格の10倍もの高額を維持するなんて、キチガイじみているとおもいませんか?
(罵愚さんのコメントまま)」
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罵愚さん、ここに掲載致しましたが、もしご都合が悪ければお申し出ください。


さて、頂いたコメントを拝見しながらいろいろ考える機会を新にしました。
(今回は1つ目の疑問についてのみ考えました。2つ目はちょっと切り口を別の面でも見る必要があるので、今回はサラリと受けておきますね。また折りをみて、、、)

「日本の農業は国際競争に敗れたのだろうか?」との疑問。
そして、罵愚さんは「農業は国際競争に敗れたのではなくて、農水省に食いつぶされたのではなかろうか」と言われます。
私も農業・食糧問題についてはかなり調べたことがあって、その折には自民党(当時の政権党)の農業政策にかなり疑問と危惧をもっていました。
WTOと日本の農業と言うエントリーを挙げたのは2006年の6月。
このときはジュネーブ会合の問題から「関税」について考えました。
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市場アクセス(関税削減など)。
国内支持(貿易をゆがめる国内補助金の削減)。
輸出競争(輸出補助金の撤廃など)。
この3分野を中心に農業交渉は進められたのですが、、、

市場アクセスの分野では、
関税の削減率や重要品目の数などでは輸出国・輸入国間で隔たりが大きくなっています。
とくに、すべての農産物関税を一定水準以下に抑える「上限関税」の導入や重要品目の数では大きな対立があります。

ここでアメリカが求める上限関税の率は75%。
どんなに高い関税率が認められている農産物でも、75%以下に下げることになります。
これを日本の米にあてはめると、現行税率(778%)の十分の一以下の引き下げ。
さらに試算。
現在の輸入価格(10キロ約500百円)に75%の関税を上乗せしても、国産米の卸売り価格(平均3500円)をはるかに下回り、国内の米生産が壊滅的な打撃を受けることは明らかです。
これでは日本の生産農家は潰れるしかありません。
これに対し、
日本政府は、アメリカなど輸出国の要求を拒否し、「多様な農業の共存」を訴えています。
しかし、現実には中川さんははっきりしない。
「守るものは守り、譲るものは譲る」と繰り返す。
さらに最近では「要求する側(輸出国)が先に譲らないと、要求される側(輸入国)は動けない」と輸出国次第では譲歩する可能性も示唆。
(上記記事より)
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つまり、
この先に、日本国内では減反政策で次々と田んぼが潰されていったのです。

なお日本の農業の国際競争力などについてはこのサイトに立花隆さんの著書から引用・考察が書かれていて参考になります。
お時間がありましたらご覧ください。
また私も、
昨年は農地法改正案
さらに農業問題
改正農地法が成立 と言うエントリーで農業行政について考えました。興味をお持ち頂けたらまたご覧頂けると嬉しく思うものです。
こうして過去記事をみても、罵愚さんご指摘のように農水省のあり方に大いに疑問を感じます。
が、
畢竟、それは政権与党の考えでもあるのか、、、と思えば、やはりここはきっちりと見ていく必要がありそうです。
いずれにしても奥が深いですね。
考えること満載です。


と、言うことで農業問題。
私たちの基幹となる産業ゆえ今後も注目です!!!

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コメント

せとさん。今日は。

夏はまだ続きますね。8月もあるんですから。ひまわりと公園の緑に力づけられます。主治医からは水分をとるように厳命されており、ボトルの水をチビリ、チビリ飲んでおります。お陰さまで熱中症には今のところ襲われてはおりません。
かわりに、blogがスパムに襲われております。ネットにはまだまだネットを自ら死に追い込むような「カーバ」が居るようですね。他人のblog運営を陰険に、ネチネチと、誹謗中傷したりして、邪魔して。「カーバ」と、言ってやりました。ハハハ・・・ 
コメント、TBを、管理人の権限で受付禁止にしました。国家権力が国民の言論の自由を封殺してはなりませんが、一blogの管理人が、自分のか弱いblogを守るために、blog運営を邪魔する輩の言いなりになってたまるかと、割り切って対処しました。ネットの常識、ネチケットに照らしてもバチは当たらないと思いました。(^O^;

投稿: hamham | 2010.08.02 14:23

よく勉強されているみたいですごいです。


ながくてすみません’(しかも一部はずれてる)
消費税で書きましたが、ほんと生鮮食品をはじめ食品と交通費は高くてそれが議論にでないのが不思議です。

でもバス会社がもうけて高額役員報酬なんてきいたことないです。農家なども、「もうやっていけない」という声はきいても、高額所得にランクなんて聞いたことないです。

 農家がまじめにしていれば安心して続けられる・食の安全まもられる、でもこれ以上他に比べてたかくならない
こんな夢のようなことをやってみようと取り組むことは無理なんでしょうか??

投稿: あゆ | 2010.08.03 13:36

極端な話ですが、自由化でも国産が人気でたかくても売れたら生き残れますよね。
君が代強制する「愛国心」あふれる方が多いので、その人達はたかくなった国産を買い支えてくれるでしょう。

農業こそ保守生活の基本産業だそうですから。

投稿: あゆ | 2010.08.03 13:40

hamhamさん。
あゆさん。
コメントありがとうございます。


hamhamさん。
そうですかぁ、、、スパム大変でしたね。
トラックバックやメールでスパムがくることがありますので、私は承認制にしています。
いずれにしても、削除やアクセス禁止などは多くの方が自衛としてなさっていることと思います。
hamhamさんは正論をバッチリ・しっかりと書かれるので私は楽しみにして拝見しいていますので、これからもエントリーを挙げてくださいね。

あゆさん。
相変わらず風刺の利いたコメント、ありがとうございます。
笑ってしまいました。
本当に愛国心溢れる方々が高くなった国産を買い、この国を支えてくれるだろうか???
なんぁんて、、、ははは。

まぁ、いずれにしてもこの問題、お互いにゆっくり見ていきましょうね♪

投稿: せとともこ | 2010.08.03 15:23

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