テレビをつければ代表選。
代表選。
民主党代表選にジャックされた報道を見ながら、
「なるほど、権力を取ると言うことはこういうことカァ、、、、」とため息。
つい一年前は自民党が総裁選でテレビジャックしていたことを思い出します。
民主党も自民党もそりゃ権力につきたいわなぁ、、、
さて、総理の座にしがみつこうと懸命な菅さんだが、
昨日の公開討論会でもった印象は「居眠り菅さん」だった私ですが、
一夜明けて、よくよく考えても菅さんの迫力の無さ、説得力の乏しさを思うばかり。
決め手は何か?
と問われれば、
「やるべき政策課題は「一に『雇用』、二に『雇用』、三に『雇用』」だそうなぁ、、、
「雇用こそが今の経済の低迷、社会の不安感、社会保障を変えていくキーになる、カギになる」とのこと。
そして、菅さんのご自慢は「若年層用の特別チーム」を作ったこと。
私もこの時(8月21日)テレビでの報道を見ました。
新卒でなく3年までは新卒扱いと言うことで喜んでいる若者の姿が映し出されていたことを思い出します。
が、
が、
真打ちの「労働者派遣法の抜本改正」は手付かずのまま。
現在、日本の労働者の3人に1人は「非正規雇用」という状態です。
厚生労働省が8月3日、2010年版「労働経済の分析」を公表したときは既に菅さんは総理です。
この白書は「非正規雇用者の増加によって雇用者間の格差が拡大した」と強調しました。
そして、
その背景には大企業の人件費抑制戦略があると指摘。
さらに、労働者派遣事業の規制緩和が、人件費抑制戦略を後押しした、としました。
非正規雇用比率が増加した原因として白書は
「大企業による非正規雇用の増加が主要因」とした上で、
その背景に「相対的に賃金の低い者を活用しようとする人件費コストの抑制志向が強かった」と指摘。
さらに、
さらに白書は言及。
「労働者派遣事業の規制緩和が、こうした傾向を後押しした面があったものと考えられる」と。
こうした中身をすでにご存知の総理ならば、
なぜ「一に雇用、二に雇用、三に雇用」とスローガンだけで終わるような事を軽々しく述べるのか???
こんな事を記者会見の場で言う前に「労働者派遣法抜本見直し」を計るべきではなかろうか、、、と私は思います。
今後の政策の決め手となる「労働問題」さえスローガンなら、
平和についても「言わずもがな」の菅さん。
つい先月の8月6日。
ヒロシマの日に「核抑止力」を語り、多くの人たちの怒りをかった菅さんだが、
平和の問題として、一番分かりやすい「イラク問題」についても自民党と同じであることが頃明らかになりました。
それはイラク戦争への民主党政権の公式見解です。
(3月19日に閣議決定した答弁書に示されているので鳩山さんの時です。)
このなかで、イラクへの武力行使が国際法違反という認識かとの問いに対し、
「国際法上正当化されるというのが当時の政府の考え方であった」と述べました。
そして、その上で、イラクへの自衛隊派兵については、その根拠法となったイラク特措法の規定に従えば「違憲となるとは考えていない」と表明。
答弁書はさらに、イラク戦争を支持し、自衛隊を派兵した自公政権の判断は誤っていたかとの質問に対しては「当時の政府の判断の検証は、将来の課題である」と述べています。
ウウウム。
ウウウム。
権力を握ると言うことは「こういうことか、、、、」と改めてため息。
民主党は野党時代に、イラク戦争を国際法違反と批判し、自衛隊派兵は憲法上疑義があるとしてイラク特措法に反対していた立場だったのですが、、、、、、、、
さて、菅さんが総理になってからは、
菅首相の諮問機関「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」が先月・8月27日に報告書を提出しました。
報告書は「イラクの人道復興支援」などの例を挙げながら、「自衛隊は、国際平和協力活動を通じて、平和創造国家としてのプレゼンスを世界に示すべきであり、可能なものについては、積極的に参加を検討すべきである」とのことです。
これを受けて、防衛省も同31日、2011年度軍事費の概算要求を決定。
「自衛隊による国際活動基盤の強化」を図るとして海外派兵の推進を打ち出し、そのための装備や訓練の充実を重点に置いています。
オバマ政権がイラクから撤退した今、
まだイラク戦争当時についてなんら総括、まとめ、反省、今後の方針も出ず、
右往左往している様は自民党と変わりませんねぇ、、、菅さん。
と、言うことで居眠り菅さんに期待出来そうもない日本の将来。
だがしかし、小沢さんになったら、恐いかも、、、、、、
と思ったりします。
民主党ってこんなに人材がいなかったっけ?????
と、首をひねりながら、
取りあえずテレビの報道に釘付けの私です。
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