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2010.09.27

どう乗り切るのか?民主党

週末から気になりつつも忙しくてエントリーを書くことが出来なかった話題が尖閣諸島問題。
(先のエントリーのコメントで冬馬さんからもお尋ねがあったのですが、、、)
さて、
仙谷官房長官「日中関係改善、ボールは中国にある」と言うニュースやら民主党議員73人、中国人船長釈放に抗議声明やらで民主党も内部でゴタゴタしているようです。


ううううむ。
それにしても中国。
「尖閣諸島は歴史的にも国際的にも日本の領土であることははっきりしている。その領海内で外国漁船の不法な操業を取り締まるのは当然です」と昨日のNHK日曜討論で指摘したのは共産党の市田さん。
そして、船長を処分保留で釈放したことについて、「逮捕の被疑事実、釈放に至る経過について国民に納得のいくように説明する責任が日本政府にはある。中国にも事態をヒートアップ(過熱)させないために冷静な行動をとるべきだということを求めたい」と述べていました。
まともと言うか当然の主張。
そこでちょっと検索で調べたら日本の領有は正当 尖閣諸島 問題解決の方向を考えると言う記事が出てきました。
ちょっと読んでみましょう。
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尖閣諸島(中国語名は釣魚島)は、古くからその存在について日本にも中国にも知られていましたが、いずれの国の住民も定住したことのない無人島でした。1895年1月に日本領に編入され、今日にいたっています。

 1884年に日本人の古賀辰四郎が、尖閣諸島をはじめて探検し、翌85年に日本政府に対して同島の貸与願いを申請していました。日本政府は、沖縄県などを通じてたびたび現地調査をおこなったうえで1895年1月14日の閣議決定によって日本領に編入しました。歴史的には、この措置が尖閣諸島にたいする最初の領有行為であり、それ以来、日本の実効支配がつづいています。

 所有者のいない無主(むしゅ)の地にたいしては国際法上、最初に占有した「先占(せんせん)」にもとづく取得および実効支配が認められています。日本の領有にたいし、1970年代にいたる75年間、外国から異議がとなえられたことは一度もありません。日本の領有は、「主権の継続的で平和的な発現」という「先占」の要件に十分に合致しており、国際法上も正当なものです。

中国、台湾が尖閣諸島の領有権を主張しはじめたのは1970年代に入ってからです。1969年に公刊された国連アジア極東経済委員会(ECAFE)の報告書で、尖閣諸島周辺の海底に石油・天然ガスが大量に存在する可能性が指摘されたことが背景にあります。台湾が70年に入って尖閣諸島の領有権を主張しはじめ、中国政府も71年12月30日の外交部声明で領有権を主張するにいたりました。
たしかに、尖閣諸島は明代・清代などの中国の文献に記述が見られますが、それは、当時、中国から琉球に向かう航路の目標としてこれらの島が知られていたことを示しているだけであり、中国側の文献にも中国の住民が歴史的に尖閣諸島に居住したことを示す記録はありません。中国が領海法に尖閣諸島を中国領と書き込んだのは92年のことでした。それまでは、中国で発行された地図でも、尖閣諸島は中国側が「領海」とする区域の外に記載されていました。
(上記記事より引用)
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なるほど、歴史的にも国際的にも日本の領有ということですかぁ。
つまり共産党でさえ(誰がみてもということか、、、)横暴と言うか自分勝手と言うか、とんでもないなぁ、、、、と言う印象のそもそもの発端(9月7日)だったのですが、
その後中国人船長を釈放 「日中関係考慮」と言うニュースが出た時はさらにビックリ。
25日付けの上記ニュースにもあるように中国人船長を釈放したのは「日中関係考慮」と言うきわめて異例の理由とのこと。
まさに検察は「法律でなく外交で、釈放を決めたのです」と明言したのですが、、、
ここでは政治介入はあったのかなかったのか、当然問題視されたのですが、
その後の中国の強硬な要求には呆れるばかりです。

そうして今、日本政府が中国に対抗しているのが冒頭のニュース「日中関係改善、ボールは中国にある」となるのですが、、、

ここに至ってますます感じるのは「判断が的確でない日本政府」と言うことです。
船長を「外交的理由」とのことで釈放するということは、中国の圧力に屈したということではないだろうか???
なぜ、検察はいとも簡単に釈放したのか???
新聞報道によると、
「巡視船側に直ちに航行に支障が生じるほどの損傷や負傷者が出ていない」
「船長の行動に計画性が認められない」
「日本国内での前科がない」——などの事情を列挙して釈放。
そして、
「必要な捜査がほぼ終結する見込みになったため」と言うことらしいのですが、、、

こんな説明で納得できるだろうか?
検察自身も実はこの釈放に納得いってないのか、
「船長が漁船を急転回させて、巡視船に故意に衝突させたことは明白で、危険な行為だった」と忘れずに付け加えています。


国際問題、とくに領有問題はデリケートな問題ゆえ緊張するのですが、
やはり此方側の主張はしっかりと言うべきだと思うし、前例を作ってはいけないと思うのです。

ウウウウム。

と、言うことで知り合いの松竹さんのブログをちょっと拝見。
松竹さんはアメリカとの関係も言及していますが、
ありそうなことだな、、、とため息。

いずれにしても民主党の現政権がこの問題を如何に乗り切って行くのか、凄くすごく興味深いし注目です。

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コメント

 今朝の朝日新聞、たぶん官邸サイドのリークでしょうけど、面白かったですよ。ちくはぐ過ぎる様子が克明に記されてました。ある意味予想通りの内情なわけなんですけど。根回しも何もなくいきなり「釈放」カードを切ってきたから、むしろ中国側が驚いたとか・・・。

 で、仙谷さん、今さら「民主党には中国とのパイプがない」なんてね。おいおい、中国と太いパイプを持ってる人間を切ったのはどこの誰だよ、って話。中国だって、パイプを持ってる人間(小沢さん)が事実上失脚したから強気に出てきてるわけですし。


 そもそも、「無理を通せば道理が引っ込む」のを承知の上で、中国は無理を通そうとしてきてるわけです。アメリカだって立場上表立っては何も言えないのを承知の上でね。それに対して道理を振りかざしたって、何の役にも立ちません。

 で、ついにというか、予想通りというか、中国は監視船という名の軍艦を尖閣諸島にも派遣しだしましたね。日本が下手に出てきたので強硬手段に打って出たというわけですね。南沙諸島、西沙諸島と同じように、事実上の支配下に置こうということでしょう。

 さぁどうしよう・・・といっても、海上保安庁の船を総動員して対抗するしかなさそうに思うんですけどね。
 次は「民間の活動家」とやらが上陸してくるでしょうし。(もちろん実際は政府の工作員でしょうけど)

投稿: さいと~ | 2010.09.28 13:51

さいと〜さん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。


本当にこの問題、チグハグですね、、、
さっき、内田さんのブログも見に行ったのですが、
あなたが書かれたように、相手もいきなりの釈放で面食らって、上げた手は今、謝罪とか賠償と言う強硬手段で中国向けポーズをとってるんだろう、、、と予想していました。
なにしろ、輸出をとめたら中国も打撃を受けるのだから、、、

日本も対応としたら毅然が一番なのかな、、、、と思っていますがいかがでしょうか?

投稿: せとともこ | 2010.09.28 15:07

 このぶざまな外交的敗北の原因は空想的平和主義、9条平和、非武装中立論の戦後民主主義が全面的に負うべきものだと思う。もちろんその根底には戦後のアメリカによる占領政策の後遺症もあったでしょうが、この期におよんでの反米反日って、あまりにも方向音痴の無責任ではないだろうか?

投稿: 罵愚 | 2010.09.28 16:45

「介入ない」が仮に本当ならそれを説明するのは大変かも??
だって冤罪でつかまりやってないといっても信じてもらえず説明求められるような?


もっともうちもなかったといわれても・・て感じですが(笑)

管さんはクリーンだけど、ダーティな小沢さんのほうがこういう時は頼れそうだった気も?
まあ??だらけなんで気が向いたら書きます。

追申
思い(重い)の書いたんでよければどうぞ。

投稿: あゆ | 2010.09.28 20:08

日本は自立できればそれが一番です

現状ではそれが実現不能だとするなら
日本は親中か親米かどちらを選び
段階的に自立していく方法を模索すべきではないかと思うのです

想定しうる最悪のケースではありますが、
沖縄を取られてしまうなら中国とアメリカどちらに取られるのがマシなんでしょうか

沖縄米軍、必要ないかもしれません、しかし、
こちらが武装解除すれば向こうも武器を捨ててくれるようななまやさしい相手ではないのです

あ。ぼく個人は日本が自立するには核武装しかないと思ってます

そして方法は問いません、もちろん核武装以外の道があれば歓迎します、
日本が自立する日を祈っています

投稿: 冬馬 | 2010.09.28 20:30

冬馬 さん、
 イギリスは核をもって自立したでしょうか?アメリカから日本と同程度の庇護をうけている。北鮮は核をもっても中国の承認がなければ権力の世襲もできない。イスラエルは核をもってもアメリカの支援がなければ存在が危ぶまれる。核はけっして保有国の自立を保障しません。むしろ、その抑止力は薄れている。核が抑止力や発言力を強化するような時代は終わったと思う。
 MDはひとつの対応でしたが、核ミサイルは空中で迎撃するまでもなく、地上にいるあいだに破壊する能力があれば恐くはありません。技術的には核兵器の探査とスピードがあれば地上での破壊は可能だとおもう。被爆国としての日本はむしろ、いまのNPTを逆手にとって、非核兵器による核兵器への先制攻撃を正当化する平和外交なんてのもアリだと思う。

 支那かアメリカか、どちらかの支援がなければ日本が自立できないというのも思い込みにすぎない。わたしは戦後平和主義が今回の尖閣事件の外交的失敗の原因だと考えていて、民主党の反米反日の9条平和主義が破綻していると考えますが、それでもこの民主主義や国際平和主義や自由主義の理念は信じます。その意味で支那の一党独裁体制とは一線を画して、それとの連携などありえない。そしてアメリカとの同盟も、アメリカ帝国主義への傾斜などではなく、その建国神話にあらわれる自由な民主主義への共感だとおもう。国際法と自由な民主主義を基調とした外交というところでは日本とアメリカは外交的価値観を共有している。
 それもけっして二国間の閉鎖的な同盟関係ではなくて、周辺のみならず地球の裏側の人たちとも共有できる理念です。自由な民主主義を基調とした平和外交はグローバルスタンダードとしての要件をそなえている。この価値観を共有する政治勢力と強調すれば、支那の共産党政権などに屈服することはないとおもう。

投稿: 罵愚 | 2010.09.29 05:44

戦後の平和主義が
今回の尖閣事件の外交的失敗の原因なのは同意です

ぼくは核抑止はまだあるというし、
罵愚様は対核先制を正当化する方法をお考えです
これは平和にはある程度の武力が必要であるという
認識では一致しています

丁寧なコメントありがとうございました

投稿: 冬馬 | 2010.09.29 07:31

こんにちは。
この問題、中国も次第に冷静を取り戻してきている感がしますね、、、
経済を含め国際社会のなかで如何にあるべきか、を考慮にいれ、対話と説得でお互いに解決の方法を見つけていくことを強く希望するものです。

さて、冬馬さん。
抑止力については私もかなり勉強しています。
最近では「幻想の抑止力を読んで」とタイトルで二回にわたりエントリーを挙げました。これは松竹さんの本を参考にして書いたものです。
http://ts.way-nifty.com/makura/2010/08/post-5963.html

また今年の5月には「抑止力は???」と言うタイトルで考察を加えました。
http://ts.way-nifty.com/makura/2010/05/post-e1bb.html


また昨年の9月には「米MDへの対抗ミサイル配備見送りと言うニュース」と銘打って宇宙基本法との関連をも視野に入れ書き込みました。
http://ts.way-nifty.com/makura/2009/09/post-5721.html

お時間がございましたらまたご覧ください。


あゆさん。
直近の記事。
なかなか重いですね。
ウウウウムでした。

厳しい現実の一つの局面をみた気がします、、、、、

ではまた。

投稿: せとともこ | 2010.09.29 17:19

実は管理人様のブログは結構前から読ませていただいております
今回改めて3エントリー拝読いたしました

逆説的で申し訳ありません
結果として今回のような中国の領海侵入を許してしまうとは…
つまり現状の抑止力では足りないに至りました

日本人が重く想うような辺野古周辺海域の価値も
中国人にならちゃんと理解してもらえるのでしょうか
海洋生物も含めて、
米中どちらが日本人の幸福追求に理解、協力があるのか

アメリカ駐留、中国の侵入
せめてどっちかにして欲しいですね日本が自立するまでの間

しかしてどちらも覇権の手をゆるめてはくれないでしょう

投稿: 冬馬 | 2010.09.29 22:50

冬馬さん。
ありがとうございます。
私もこの問題については今後もずっと拘っていくつもりです。
あなたとは方法論で違うところがあるかもしれませんが、
目的である「主権国家としての日本がいかに国際社会で平和と安全のために貢献する」ということは同じでは、と思います。

中国もそろそろ沈静化してきたようですが、
今後、このようなことが起きない為には日本政府が毅然とした態度をとることを望みます。
これからもまた書いていくつもりですので、ご意見などお聞かせくださいね。
では、、、、、

投稿: せとともこ | 2010.09.30 15:08

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