播隆上人
播隆上人ってご存知ですか?
「播隆(ばんりゅう、1786年(天明6年) - 1840年11月14日(天保11年10月21日)は、江戸時代後半の浄土宗の僧。槍ヶ岳の開山、笠ヶ岳の再興者。」と言う事で今日10月21日は播隆上人の命日です。
新田次郎の槍ケ岳開山はこの播隆上人がモデルということですが、小説の主人公は、実際の播隆さんとはかなり違った人物のようです。
まぁ小説ゆえ、そこはかなり創作の部分があるのでしょうが、なかなか面白い本でした。
人間播隆の苦悩が手に取るように描かれ、そこにあるのは「普通の人間」である播隆と「道を求め苦行する僧・播隆」とのせめぎあいが作家のイキイキとした筆により創出されています。
そして、今は当たり前のように山に登っているのですが、初めて道をつけた先人の偉業を思わずをえません。
ただ道をつけただけでなく登山者の安全を守るため鎖をつけたことに播隆の先進があります。
これにより多くの人々が山に登るようになりました。
山を登る事で一心不乱。
ひたすら登ると言うことでいろんな執着から開放され、
山とともに息づくことを播隆上人は伝えたかったのかもれません。
と、言うことで今日は大いなる山を身近に寄せた一人の僧侶・播隆上人の命日です。
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