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2010.10.16

小沢さん「提訴」しましたが、、、

小沢さんが反撃???
東京第5検察審査会の起訴議決は違法で無効だとして、昨日・15日、国を相手に、議決の取り消しや検察官役となる弁護士の指定差し止めを求める行政訴訟を東京地裁に起こしました。
フゥウウム。

と、言うことで私もネットでの意見を参考にしようとアチコチと見て回っていました。
小沢さんの今回のやり方を是とするブログ、疑問を投げかけるブログと、、、、

東京新聞は小沢氏提訴 疑問の声もと言う記事を掲載。

色々と読みながらますます小沢さんと言う政治家の器量について疑問を感じる私がここにいます。

まずは、もう一度おさらい。
資金管理団体「陸山会」が2004年に購入した土地の代金を同年分の収支報告書に支出として記載せず、05年分に記載したとして、政治資金規正法違反容疑で告発され、不起訴処分とされました。
これに対し、審査会は4月の議決で小沢氏を起訴相当としました。
2回目の議決では、陸山会が小沢氏から借り入れた4億円を収支報告書に収入として記載しなかったことも「犯罪事実」として認定して、小沢氏を起訴すべきだと議決し、強制起訴されることになりました。
この「陸山会が小沢氏から借り入れた4億円を収支報告書に収入として記載しなかったことも「犯罪事実」として認定」という箇所が今回の争点(?)です。
弁護士によると小沢さん側は、
告発内容や1回目に含まれていない内容を付け加えた2回目の議決について、「検察審査会の権限を逸脱してなされたもので、その全体が無効だ」と主張。
「検察審査会の権限逸脱」と言います。
?????????????????

「検察審議会の権限逸脱」ねぇ〜〜〜〜〜
そして、この背景には「素人集団」「若いものを知らない集団」があるのだが、、、

なんだかここまで来ると、小沢さん相手にどこまでまともに話しをすればいいのか悩んでしまいます。
それならば、そもそも検察審議会を決めた時点にまで立ち戻らなければならないのか?
あるいは、素人とか若いとか密室とかとか言うのだが、
そんな国民が政治に、裁判に参加しようと言うことで成り立った検察審議会ではないのか。
しかもここは「白・黒」を決めるところではない。
プロの裁判官に「決定」して欲しいと申し立てるだけの手続きではなかったのだろうか????
フウウウム。

それに、追加分、追加分と言うが、小沢さんの元秘書らの起訴内容には含まれています。
刑事訴訟法には、「公訴事実の同一性を害しない限度において、訴因、罰条の追加、変更ができる」(312条)という規定があるのですが、、、
さらに、
さらに、
これに関して小沢さんの説明そのものが不明瞭であったことは記憶にまだ残っているのですが、、、
つまり、問題の土地購入資金の出所、原資について、「献金してくれた皆さまのお金(政治資金)」とか
「銀行融資」とか、
「積み立ててきた個人の資金」とか、
「家族名義の預貯金だ」とかとか、放映されるたびに変わっていました。
こんな有り様だから国民は小沢さんのテレビでチョッコと説明することが信用できないのです。
ゆえに裁判の場ではっきりとして欲しいと願っているだけなのです。
別に小沢さんをクロと決めつけているのではなく、たんに公の場で説明して欲しいのです。
小沢さんサイドは審議会が密室と批判するが、それならば、なおさら自らは公然と明らかにしていけばいいのではないだろうか?????
国会に関してもグダグダと言いながら逃げる小沢さんと民主党の姿が浮き彫りになっています。
「国会が決めれば従う」と言う。
だから国会で説明してくれ、、、と言うのだが。
民主党内には予算委員会での証人喚問ではなく、非公開の政治倫理審査会で説明を求めるという動きさえあります。
「密室で弁明」と言うことになれば、検察審議会のアレコレを批判なんて出来ようはずがない。
同じ事をやろうとしているのだから。
しかも、審議会のメンバーを素人呼ばわりするのなら、
国民の信託を受けた国会議員は政治的・道義的責任をどのようにすればいいか、、、自ずとわかっていらっしゃるはずだが。

と、言うことでアレコレとみていくと、
小沢さんの往生際の悪さ、悪あがきとしか思えない今回の提訴ではないだろうか???
と、思った私です。
小沢さんが信頼回復できるのは、裁判と国会証人喚問で公然と己の潔白を述べる事しかないのだが。
いずれにしても、この問題は今後も注目です。

(頂くコメントに「相手を必要以上に罵る形容詞」がついているものがあります。
このようなコメントは答えるに値しないので削除します。
冷静な内容と認めたものだけ掲載します)

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コメント

ご自分できちんと調べましたか? 法的な問題を整理します。
【1】問題は「期ずれ」だけ
 法廷で問われる「容疑」は、「土地取得が2004年だったのに2005年の報告書に書いた」という「期ずれ」問題である。マスコミが多用する「資金疑惑」や「不正蓄財」、「闇献金」などは争われない。
【2】「土地購入」記載はある
 これもよく「不記載だった」と報じられるが、きちんと記載されている。検察は「04年の報告書に不記載」といっているだけだ。
【3】「期ずれ」もない?
 小沢氏の政治資金団体、陸山会が土地の所有権を取得したのは2005年であり、2004年には「仮登記」しただけ。だから陸山会は「05年に取得」と報告したが、検察は「契約は2004年だから2004年に報告すべきだった」とした。
【4】「4億円」は収支報告書に記載されている
 これも報道で誤解している国民が多いが、2004年の報告書には、収入欄にはっきりと「借入金 小澤一郎 4億円」と書かれている。問題にされているのは、いったん小沢氏が提供した4億円を、後に銀行借り入れに切り替えたことが記載されていないという点だ。小沢氏側は「他の政治家なら修正申告で済む問題」としている。
【5】そもそも「資金繰り」は記載しなくてよい
 総務省政治資金課は本誌取材に、「一時的に用立てる仮受金などは政治資金収支報告書に記載する必要はない」と答えている。それは当然で、ほぼすべての議員は個人で事務所の資金を立て替えており(そうしなければ、献金が集まるまで秘書の給与も払えない)、報告書には記載していない。小沢氏は、そもそも個人資金で立て替えたことを記載する義務がなかった。

投稿: キース | 2010.10.16 14:59

今回、4億円の出所云々は、容疑の対象ではないのです。 容疑はあくまで記載違反です。

そもそもなぜ4億円持っているの?ということは、興味の対象にはなりますが、法的な問題とはなりません。

しかし、マスコミの雰囲気で誤解されてしまっている人が多い。

検察の起訴をもう一度洗いなおすのが検察審査会の役目ですが、起訴内容にはなかった4億円云々を決議で対象として入れてしまったことで、小沢の行政訴訟になってしまいました。


不服申し立てが、法整備されていないために方法が他にないからです。 


私は、あくまで法律論から、この問題を論じています。 小沢云々よりも、検察審査会の暴走が深刻な問題だと考えています。

小沢は、推定無罪ですから、証人喚問は不当でしょう。 政治倫理審査会なら、今回の法的問題とは別に、4億円の出所を同義的関心として質問できると思います。

投稿: キース | 2010.10.16 15:11

キースさん。
はじめまして。
コメントありがとうございます。
とても参考になりました。

さて、小沢さん問題に関しては昨年、この問題が出た頃からずっと追跡しています。
関連記事は以下の通りですが、それ以外にも小沢さんの政策に関しても縷々述べていますが、今回は小沢さんとカネについて関連では以下の通りです。
小沢秘書逮捕についてhttp://ts.way-nifty.com/makura/2009/03/post-0848.html
西松問題、ゾクゾクと明らかになるが、、、http://ts.way-nifty.com/makura/2009/03/post-3fd2.html
小沢さんに瑕疵はあるのか???
http://ts.way-nifty.com/makura/2009/03/post-5fb4.html
小沢さんとカネ
http://ts.way-nifty.com/makura/2010/01/post-9b4b.html
石川議員逮捕
http://ts.way-nifty.com/makura/2010/01/post-5448.html
小沢さん 強制起訴だそうですが。
http://ts.way-nifty.com/makura/2010/10/post-168b.html


いずれにしても私はアレコレをゴチャゴチャと場外でいうのではなく、公式、公の場で釈明して欲しいだけです。
推定無罪。
ならば、なお正式に無罪と言って欲しい、と望むのはおかしいでしょうか???
なお推定無罪の意味はご存知と思いますが、wikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%A8%E5%AE%9A%E7%84%A1%E7%BD%AA)によれば、
疑しきは罰せずよりさらに無罪の確立が広いということですから、
なぜご本人が先の代表選で言われていたように「逃げも隠れもしない」方がよかったのにな、、、と思うのです。
私もあなたと同じく小沢さんになんら含むところはありません。
なお、おっしゃるような検察審議会の暴走なんて思いません。
そんなこと言ったらそもそも論に立ち返る必要があることは先に書いた通り。
また検察審議会は判定、決定をしているわけではありません。
分かりやすく納得いくように裁判をして欲しいという願い、これはつまり私の願いでもありますが、それを決めただけです。
こうした国民の願いを暴走だの、越権行為だと言って提訴することの方が私には暴走と見えます。
いずれにしても、
このやり方、稚拙だとは思われませんか???

さて、この問題については、これからも見守っていきましょうね。
では、またご意見お聞かせください。

投稿: せとともこ | 2010.10.16 17:20

 小沢一郎強制起訴の東京第5検察審査会の議決について、新聞各紙はおおむね支持する社説や解説を掲載しているのに対して、テレビのニュース番組では批判的な傾向が強い。政治家でも社民党の福島党首が、彼女自身の弁護士経験をふまえての発言だとおもうが、検察の二度にわたる不起訴にはそれなりのプロとしての理由があるもので、それをくつがえしての有罪判決の可能性はすくないといっている。おそらく正論で、法律家としてはそれが常識的な経験則なんだろう。
 新聞がジャーナリストの立場から支持しているのに対して、テレビでは法律学者や実務者経験が出演しているから正反対の意見が出るのだろう。そうすると、法律や司法制度が国民の感情や民意と乖離しているのが、この混乱の原因だということになる。政治家の常識や行動や発言とおなじように、法律家の常識もまた、国民の常識とはかけ離れた存在になりはてている。
 政治家が民意とは離れたところで自分を取り締まる法律をつくれば、法律家も民意とは離れたところで、その解釈に遊びたわむれる。法律や司法制度は、だれのために、なんのためにあるのだろうか?もはやつける薬もない。

投稿: 罵愚 | 2010.10.16 18:24

私は、もし、自分が小沢の立場だったら、どうするか?ということを考えました。

結論は、同じように行政訴訟を起こすしかないというものでした。もともとの起訴で容疑対象になっていないこと書かれてはそうするしかありません。 不服申し立ての制度がまだないからです。

検察審査会は、あくまで起訴された内容について再吟味し、裁判で明らかにするひつようがあるかどうかを判断する行政組織です。 

起訴の対象になっていない事を、再起訴するというのは法論理上あり得ません。 また、嫌疑の対象になっていない事を新たに付け加える事もできません。

それをやってしまったことは、職務権限を越えたことなので暴走と認識しました。

あの文章を見ると、明らかに小沢の元秘書の起訴資料から引用しています。 おそらく、補助弁護士が資料として提出したと推測されます。 補助弁護士が決議文の仕上げをリードするでしょうから、いったい、何を考えてやったのだろう?という疑問を持っています。

法的に無知な審査員を誘導したという疑いが生じます。

投稿: キース | 2010.10.16 18:36

国民の願いとはなんでしょうか? 具体的に説明してください。

もともと容疑対象ではない、4億円の出所を容疑対象として、法を曲げて新たに起訴することですか?

あの審査決議が、もともとの起訴対象の記載違反だけなら、あの決議は法的にはなんら問題はありませんでした。

4億円の出所を容疑として追及したいなら、警察か検察が、新たに捜査して起訴をしなければなりません。

投稿: キース | 2010.10.16 18:42

4億円の出所を、政治家としての所持金として大きすぎる等の理由で明らかにしてほしいという人々の希望はあるかもしれません。

それはそれで、今回の検察審査会の決議とは切り離して小沢に要求するのが正しいあり方だと考えています。

その場合に、犯罪としての起訴もされていないことなので、証人喚問ではなく、政治倫理審査会なり、新たに政治資金規正法改正委員会を作って場を設けるなりして、小沢に出席を要請するべきだと思います。

投稿: キース | 2010.10.16 18:51

 ま、少なくとも、一度も議論してない内容を議決して強制起訴、っていうのはおかしいですわな。立派に「検察審議会の権限逸脱」をしてますよ。


 あと4億円だって、原資は銀行からの借金ですが、その元々のお金は自宅を売ったお金と、自宅を買う資金の残りと、あとは家族の預貯金等だったって説明してますよね、小沢さんは。検察もそれは調べているはずです。そして、調べて怪しいところがないから不起訴の判断だったんでしょう。本当に怪しかったら今頃検察が起訴してますよ。


 それにだいたい、ひとのサイフの中身はプライバシーのはずです。
 法的根拠もなく、「あの人はなんでそんなにお金を持っているんだ?きっと悪いことをして貯めたお金に違いない。怪しいから暴け」で暴かれ、「それが国民の願いだ」で正当化されるってのは、ワタシにはとても怖いことだと思えるんですよねぇ。


 「国民の願い」なら法律もロジックも無視してなんでもできる。『法治国家から情治国家になった』というのは、そのことですよ。

投稿: さいと~ | 2010.10.16 19:45

キースさん。
罵愚さん。
さいと〜さん。
コメントありがとうございます。

キースさん。
国民感情と言うのはいみじくもご指摘のとおり。
4億円の出どころであり、それについての小沢さんのコロコロと変わった言い分(エントリーにあるとおり)にたいしての不信であることです。
胆沢ダム云々などの受注問題を含め、いろんなことがこの間、小沢さんご自身から説明されていないことへの疑惑です、、、
これらを国会でキチンと説明されれば今日のようなことにはならなかったと思うのだが、、、
どうなんでしょう???
なお、検察審議会のメンバーを誘導した云々についてはそれはあなたの憶測以外のなにものでもないのでお返事は差し控えます。
いずれにしても私が主張しているのは一貫して国会の場で明らかにするのが国会議員の責任ではないだろうか、、、と言うことです。
その際、公と言う意味では証人喚問が一番、納得することは本エントリーに書いた通りです。

こうしたイザコザが起こることを「往生際が悪いな、、、」と率直に感じる私はあなたとの若干のやり取り後もいまだにいます。
感情と言われれば、「そうかもしれない」。
だがしかし、政治家とは国民感情に一番添うべき存在、代弁者でなければならいのではなかろうか???
と、そもそも論にますます陥りますね、、、フウウム。
また色々調べて書きます。
では。


罵愚さん。
そうですね。
今回はあなたのご意見、わかります。


さいと〜さん。
法治国家ってそんなものだろうか????
と、素直に思いますが、、、
これまた後ほど考えて書きます。
今日はこれからサッカーなので、失礼します。
取り急ぎお返事にて。

投稿: せとともこ | 2010.10.16 20:17

お尋ねしますが、小沢どうこうではなく、検察審査会が自らの権限逸脱して、起訴対象ではないことまで、新たに起訴事実に加えた行為をあなたは支持するのですか?

私はそれが不法行為として納得できないだけです。 私の憶測に過ぎませんが、一般人である審査員が、法的な過ちを起こさないようにリードすることは補助弁護士の重要な役割です。 それなのに、逸脱行為がおきてしまった。 これを審査員の判断ミスとするのは酷かな?と思うので、補助弁護士に手抜かりがあったと想像しています。

それと、小沢の起訴とは無関係な秘書の起訴状から内容を引用しているのは、私の憶測ではありません。公開されてます。 あなたは、審査員自らが積極的に起訴対象とは関係のない、元秘書の起訴状を流用したとお考えですか?

証人喚問が妥当と言う論理の根拠は何でしょうか? 4億円の出所云々なら、今回の強制起訴とは法的な関連性はないのですが。

関連性がないことを承知で、別件として証人喚問すべきだとお考えですか?

投稿: キース | 2010.10.16 20:42

あの~先日お知らせした審査会の書類(ファイル)てどうだったんでしょう?

投稿: あゆ | 2010.10.16 20:51


もう一度載せます。http://blog.nicovideo.jp/niconews/kenshingiketsu1.pdf

http://blog.nicovideo.jp/niconews/kenshingiketsu2.pdf
ざ~と読んだんですが、うちの能力では消化できませんでした。

印象としては小沢さんのいうことは信用できないが理由の一つにみえるような??

投稿: あゆ | 2010.10.16 20:56

キースさん。
私も検察審査会が無謬とは思っていませんので、
今般、民主党が提出しようとしている可視化については「それもあり」と思っています。
これに関しては、何回も書いているように「そもそも論」になるのではと思います。

この問題と小沢さんの国会招致というか証人喚問は別の問題であることはあなたも言われています。
そして、私が言っている事は国会証人喚問です。
理由は、これまた可視化ということですが、、、
なお、私は検察審査会を受けて、国会証人喚問せよとは言っていません。
それ以前から小沢さんにはしっかりと説明責任、それもチョッコッとテレビで言うのではなく堂々と証人喚問をと、問題浮上した折から書いてきました。
検察審査会の判断を仰がなくても、自ら進んで国会の場に立って頂きたかったのだが、、、
このようなバタバタとした姿を見せられて残念です。
政治とカネについて今後どのような対応をしていくのか民主党の姿勢をも含め注目です。
自民党政治にノーを叩き付けた一つは政治とカネだったのに、、、同じようなことだけはゴメンです。


あゆさん。
この問題、今後もみていきましょうね。
私もまた記事に書きますので、その折はお付き合いください。
では。

投稿: せとともこ | 2010.10.16 21:31

 小手先の法律論ではなく、日本の民主主義を金権腐敗からどう守るのか?の議論が求められていると思う。

投稿: 罵愚 | 2010.10.17 06:09

私は検察審査会の権限逸脱は、現行制度の見直しが必須だと思います。 小沢のような権力者でも、元々の起訴状と決議の食い違ったまま強制起訴されるなら、一般庶民がそんなめにあったらひとたまりもありません。 自分が被疑者となり、必死に無罪を検察に説明して不起訴となったのに、検察審査会によって元々の容疑とは違う事を付加されて強制起訴されることを想像したら、恐怖です。
 証人喚問が、国会議員に対してされる場合は、重大な犯罪の容疑がかけられた場合という慣例(法令ではない)になっています。 それも国会の全会一致が条件です。 検察が起訴を断念した「記載の期ずれ」がそれに該当するとは私には考えられません。
 あなたがブログで書き連ねてきた西松関連容疑以降のニュースは、すべて検察の情報リークがマスコミのソースです。 それ以外にソースはあり得ませんから。 検察は情報リークをしてマスコミにニュースを書かせ、世論を喚起した挙句に自分達は立証不可能として起訴を断念しました。
 村木冤罪事件でも明らかになったように、検察は自分で書いたシナリオにそって情報リークして世論を誘導します。 ちなみに村木事件の証拠改竄で逮捕された前田元検事は、小沢の元公設第1秘書の大久保隆規被告の担当検事でした。 
 検察が起訴を断念したのに、4億円の現金を持っていた事自体は、犯罪の容疑案件ともなっていないのに、慣例を無視して国会の全会一致で証人喚問を行うのが妥当だと考えているのですか?
 

投稿: キース | 2010.10.17 08:14

あなたは「相手を必要以上に罵る形容詞」がついているコメントは削除します、と述べていますが、検察審査会が権限逸脱をした決議を出して、不服申し立ての制度がないために、行政訴訟を起こした小沢に対して、「往生際の悪さ、悪あがきとしか思えない」という形容を使っていますが、それは「相手を必要以上に罵る形容詞」ではないとお考えですか?

このような「バタバタとした」というのは、どの行為をさすのですか? 行政訴訟のことですか? そうなら、彼は黙って、検察審査会の権限逸脱に耐えるべきだとお考えですか?

投稿: キース | 2010.10.17 08:23

キースさん。
おはようございます。
さて検察審査会。
確かにその制度については見直すべき事はいっぱいありそうですね。
今後の課題であることは確かです。
裁判員制度をも含め一般庶民が裁判に関わっていくことは大きな意味もあるが問題も多々あります。
裁判員制度導入については私も随分記事にしました。
今回、クローズアップされた検察審査会。
これからまた考えていこうと思います。


さて、小沢さん。
証人喚問はあなたが言われるような「重大な犯罪の容疑がかけられた場合という慣例(法令ではない)」であるのが今の形であっても、法令ではそうでないことはご存知のはず。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%BC%E4%BA%BA%E5%96%9A%E5%95%8F


私は小沢さんが犯罪者と思っていません。
ただ「今後、このようなカネの問題がおきないためにも」ここはしっかりと国会の場で説明してもらいたいと願っています。
参考人招致でもいいか、、、とは思うのですが、参考人と言うのも変ですよね。
やはり証人喚問かな????
少なくとも政倫審のような密室でアレコレは「なじまない」のではないでしょうか???
国民に広く伝えてもらいたい。
とくに報道云々の仕方について問題がある、と小沢さんが言われているのだから、ご自分の言葉で正しく伝えて頂きたいのです。
それも一方的なテレビでの発言ではなく、野党議員からの質問応答形式が一番スッキリするのではないでしょうか???


なお、情報についてのソースはマスコミからですが、
一応、いろんな新聞(独自の調査器官をもつ赤旗なども含めて)から集めています。
それが検察からの一方的なものと言われると、
なんだか、困ったしまうのですが、、、


さて、形容詞。
ウウウム。
「悪あがき」とか「往生際が悪い」を必要以上に相手を罵る言葉と仰るなら、一般の国民を法律を知らない「無知呼ばわり」することも同じだと思うのです、、、
代表選の時は「逃げも隠れもしない」「なんでも受け入れる」的な侠気をみせていらしたのに、といささか残念でもあったのですが、これは罵りと言うより無念な思いの発露として私は使ったのです。
私がこの場合、申した必要以上に相手を罵るというのは「○カ」とかそのような本当に簡単な幼児言葉であったのですが、、、
それは見解の相違ということで。


では、これから出かけますが、
いずれにしてもあなたのご指摘の問題は2つ。
一つは検察審査会。
もう一つは小沢さん証人喚問。
今後の政治のあり方にとって大きな問題ゆえ、
しっかりと見て行く必要を感じています。

投稿: せとともこ | 2010.10.17 09:57

>このような「バタバタとした」というのは、どの行為をさすのですか? 行政訴訟のことですか? そうなら、彼は黙って、検察審査会の権限逸脱に耐えるべきだとお考えですか?

この質問に答えてもらえませんか?

それと、小沢が(一般の国民を法律を知らない「無知呼ばわり」)したという情報ソースを教えてください。 私の記憶ではそういうことはなかったと思いますが、私の見落としでしょうか?

小沢の発言としては

-証人喚問や衆院政治倫理審査会への出席は。
 国会という憲法上最高機関、そして委員会や政倫審はその国会の中の機関ですから、国会で決めた決定に私はいつでも従う。
 ただ、検察審査会は裁判の場で、法廷で事実関係を改めて明らかにしろということで、司法の場に移っているので、その意味では、その場できちんと事実関係を明らかにして、何の不正な問題もないという結論を得るように全力を尽くしたいと思う。ただ、最初に言ったように、国会でもしそういう決定がなされれば、国会の決定には従う。

と言ってますから、彼がどうのこうのではなく、国会がどうするか決めればよいのではないですか? 

どういう行為が、悪あがき、往生際の悪さなのか特定していただけますか?


投稿: キース | 2010.10.17 11:11

キースさん。
こんばんは。
出かけていたのですが、その後、あなたからのアドバイスを受けていろいろ調べてみました。
裁判員制度については、あの当時いろんな法律書を読んだりしたのですが、検察審査会については残念ながら調べていなかったのです。
おかげさまで随分よくその制度について知りました。
利点・長所、短所・見直すべきところ、多々ありますね。

さて。
個人的には生産的な議論をしていきたいので、
アレコレの表現について「それはどういう意味か」「答えろ」と言われても「そうか、、、そういうふうにとられる可能性もあるな」と思うばかりで、参考にはさせて頂きました。
が、「思ったこと」「感じた事」などをその一つひとつについてあなたに説明する必要を感じないのですが、、、

ここで大切な事は私の表現のアレコレではなく、
「政治とかね」についてどのように今後改善していくか、、、を考え、討論していく事ではないでしょうか???
それについては小沢さんだけでなく鳩山さんも、あるいは自民党の議員についても問題が浮上した折りは記事に書いてきています。
今後もその方針は変わらずにいこうと思っています。
それが私に出来る小さな政治参加なのです。

なお、私の主張はあくまで
国会議員である小沢さんには国会で説明していただきたいと願っているものです。
ゆえに仰るように「小沢さんがどうのこうの、、、」ではなく今となれば与党がどのような方法をとるかが焦点なのでしょうね。
今後に注目です。
では。

投稿: せとともこ | 2010.10.17 18:51

 司法制度をいじくってもこの問題は解決しないと思う。振りかえってみれば、造船疑獄から数えても約半世紀のあいだに田中角栄をはじめ数多くの政治家が国民の心象としては真っ黒だったし、いま話題の小沢一郎にいたってはこれで二度目の常習犯と呼べるほどの金権政治家だ。
 多くの国民は民主党が政権をにぎれば、この種の事件はなくなると思っていたが、その期待は甘かったわけだ。取り締まる法律や制度を、犯人としての政治家がつくっているかぎりは解決にはならない。
 検察審査会に耳目集める話法は、新種の詐欺に近い。検察審査会は法に則して強制起訴に持ち込んでいて、その法律をつくった犯人が、法の不備を言い立てている事実に気づいた議論をするべきだと思う。

投稿: 罵愚 | 2010.10.18 12:00

わかりました。 私は荒らしではありませんので、この件の質問はやめにします。

ところで、事実かどうか定かではない、あるいは検察の意図的リーク情報かもしれない新聞記事を鵜呑みにしないで、ご自分で証拠を探して来て、論を張られている方がいました。

参考まで
http://blog.goo.ne.jp/capitarup0123/e/18f20f68c59bac72e34dc4eda0369be8

http://www.asyura2.com/10/senkyo96/msg/705.html

投稿: キース | 2010.10.18 19:04

おはようございます。
また新しい展開になりそうですね、、、
昨日、地裁は却下。
そして小沢さんは抗告と。
どうなるのかさらに今後に注目です。

罵愚さん。
確かに現行制度が不備でも「悪法も法」ということで、
現段階ではこの制度の元で運営されなければ混乱がおきるのでしょうね。
検審。いろいろ問題があることはありますが今後の課題としてみていきたいです。

キースさん。
ご紹介のエントリー拝見いたしました。
となると、ますます小沢さんは国会の場でキチンと説明されたらスッキリとするのでは、、、と思うのですが。
いずれにしても私は「国会議員の政治とかね」問題が生じたときは、国会の場ですみやかに質疑応答していくことが望ましいと思います。それが誰であれ、、、
何よりも大切な事、国民が望んでいる事は金権腐敗から無縁の政治なのですから、これを機に本気で国会の場で討論・議論してもらいたいものです。
それについては私たち国民もしっかりと政治参加していくことが肝要なのでしょうね。
と、言うことで今後の成り行きに注目していきましょう。

投稿: せとともこ | 2010.10.19 10:42

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