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2010.12.24

沖縄「基地と密約と」

防衛相 前原外相発言に不快感と言うニュースが先ほど(24日午後2時過ぎ)出たのですが、この問題も何やらバタバタしています。
ことの発端は前原さんがこの21日に沖縄県入りして、仲井真弘多知事との会談。
その場の発言が物議を醸しているのです。
それは、米軍普天間基地「県内移設」の日米合意の受け入れを改めて迫るとともに、記者会見で「移設」が実現するまでは普天間基地の「継続使用」になると発言したことが端を発しました。

なんだかもうワヤクチャです。
沖縄県民の意思ははっきりしています。
それは、基地ノー。
それだけです。
安全と騒音、環境などなど諸々の条件を勘案したとき、普天間はもう移設しかない。
と、言うそこから始まった一連の動きだったのですが、、、
そして、それは政府も一端は合意して、その方向で進むとしたはずなのに、、、
それが、
いつのまにか、辺野古へ、そしてまた振り出しにと戻ってきました。

そうした中、またまた見つかった沖縄返還の密約
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外務省が外交文書を開示した。目を引くのは沖縄返還をめぐる文書である。返還前に行われた初の琉球政府主席公選で親米保守候補を当選させるため、日米政府がさまざまな工作を行っていたことが分かった。日本側が6500万ドルを負担する密約を裏付ける文書も公表された。
(上記ニュースより)
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このニュースを読むとさらに「沖縄返還では、有事の核再持ち込みを認める秘密合意の存在も明らかになっている。」ともあり、実に密約の内容が国民を欺くものであったかと、改めて思うものです。
さらに調べると沖縄返還・「密約」関連の外交文書と言う記事が詳しく掲載しています。
ウウウム。
なんだかなぁ、、、
私も沖縄密約については2006年、この問題が浮上したときにシリーズでエントリーを挙げました。
あの時は国家権力と、それと闘う西山記者のことを書いたのですが、
今、読み返せば返すほど、当時の状況がアリアリと浮かび上がります。

まだまだ密約はいっぱいあるのだろうが、
いずれにしても国民の知らない間に「核持ち込み」や「国民の血税」をポンポンとアメリカ軍に渡すような約束はゴメンです。
歴史をしっかりと検証する作業と今後、いかにあるべきかを同時に考えていく必要があると強く思います。
この問題も今後とも拘り続けていきます。

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コメント

 密約と基地移転には共通点があります。密約には沖縄返還の前提があって、返還を実現のためには密約もやむをえなかったと理解するのが現実派で、とんでもないと怒るのが理想派でしょう。 おなじように世界でもっとも危険な基地の危険回避のためには辺野古を推進しようとするのが現実派で、海外移転を目指すのが理想派です。
 理想が実現できれば、それが望ましいのは言うまでもないのですが、ふるくはソ連、現在では共産支那の脅威をどう評価するのかが議論の分岐点です。武力で対抗しなくても、話し合いで解決しようとする議論に、武力の必要性を論理的に説得はできなく、満州引きあげの経験やチベットの現実など、経験則で対抗するしかない。ただ、密約と基地移転に尖閣をオーバーラップさせると、犯人の船長は無罪放免で事実を国民に知らせた海上保安官の大量処分は、民主党政権と呼ぶ左翼政権や9条平和主義の本質が垣間見れる。あなたたちは本当に話し合いで平和が到来すると信じているのだろうか?本心のところでは売国をたくらんでいるのではないのだろうか?

投稿: 罵愚 | 2010.12.24 18:43

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