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2011.01.21

素敵な詩 二編

「ぼくは道を転じて、動物たちとともに暮らせるような気がする
彼らはあんなに穏やかで、自足している
ぼくは立って、いつまでもいつまでも、彼らを見る
彼らは、おのれの身分のことでやきもきしたり、めそめそしたりしない
彼らは、暗闇の中で目覚めたまま罪を悔やんで泣いたりしない
彼らは、神への義務を論じたてて、ぼくに吐き気を催させたりしない
一匹だって、不満をいだかず、一匹だって、物欲に狂っているものはいない
一匹だって、仲間の動物や何千年も前に生きていた先祖にひざまずくものはいない
一匹だって、お上品ぶったり不幸だったりするやつは、広い地球上のどこにもいない」
(ウオルト・ホイットマン「ぼく自身の歌」より)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


生命は
自分自身だけでは完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃(そろ)っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする
生命は
その中に欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ

世界は多分
他者の総和
しかし
互いに
欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに
うとましく思うことさえも許されている間柄
そのように
世界がゆるやかに構成されでいるのは
なぜ?

花が咲いている
すぐ近くまで
虻(あぶ)の姿をした他者が
光をまとって飛んできている

私も あるとき
誰かのための虻だったろう

あなたも あるとき
私のための風だったかもしれない

(生命は・吉野弘 より)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ウウウウム。
まったく違った二人の詩なんですが、
読んだ後の思いはとても似通ったものがあります、、、
人間のちっぽけさと、大自然の大きさと、
それでいて、やっぱり人間の尊厳を高らかに、そして淡々と読み上げているように感じます、、、
声に出すとさらにいい。
冬の枯れ木の間を通る風を頬に受けて、ちょっと詩人の思いに心を寄せてみました、、、


It’s good for me to read great poetry.
Better read aloud.
I feel the soothing rhythm of the sound.
I think to approach the authors.

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コメント

よさそうですね

投稿: あゆ | 2011.01.27 11:09

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