ALWAYS三丁目の夕日’64を観てきました
ALWAYS三丁目の夕日’64を夫と観てきました。
これはシリーズの三作目です。
と、言う事で映画に先立ちテレビで二週にわたり、第一、第二と放映されていて、
私は前作2つともしっかりと観て、復習もとい予習していたので、すぐに映画に引き込まれていきました。
全作3つに共通の感想は、なつかしいですね〜〜〜
ミゼットとか、ナショナルとか、駄菓子屋とか、豆腐やさんとか、
タバコ屋とか、とかとか、、、
本当に懐かしい情景が繰り広げられ、
極めつけは「東京オリンピック」。
東洋の魔女なんて、ただただ懐かしいばかりでした、、、
大人になってあの頃を思い出す、いわゆる昭和レトロなら
たとえばクレヨンしんちゃん 大人帝国の逆襲なんて名作なんかもあって、
幼い日の幼い思い出を呼び起こす作品は、やはり多くの人に受け入れられるようです。
さて、ではそれは何か?
なぜ、あの頃の映画がこんなにも懐かしいのかと言うと、
それはエネルギーのような気がします。
戦後まもない焼け野原からの復興は、生きる事そのものへの力強い執着であり肯定であった時代。
そんな時代を生き抜いている人々の様が、
懐かしく、羨ましく、憧れであるように思います。
夫婦愛、親子愛、男女の愛、そして隣人への愛、もろもろの愛が、
時には喧嘩となったり、時にはおせっかいとなったり、
時には裏目に出たり、
そんな情景の一つひとつが、
エネルギーとして観ている私たちにズバリと伝わってくるのでしょうか?
三丁目の夕日は、
言ってみれば「おきまり」で安心して観られる映画です。
男はつらいよ!のトラさん映画を観ている心理と共通のものがあります。
その安心が、私たちには必要であり拠り所でもあると、感じました。
見終わって、さて、何が印象に残ったか?と夫に尋ねれば、
「ろくちゃんの結婚」と言い、
私はと言えば「淳之介と龍之介の親子愛」と答え、
その後、二人の会話は、それぞれの場面、ばめんへと移るのです。
そして気がついた事は、
この映画はパッチワークのようなエピソードから出来上がる全体が「テーマ」であることです。
勿論、テーマは「昭和を生き抜いたエネルギー」ではないでしょうか?
この見えにくい時代を生きている私たちには、
東京タワーの下のどこかで、大きな声をあげてエールを送っている
あの時代の人々のことを感じながら生きていくことも大切なのでは、、、と感じています。
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