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2012.01.23

ひとのあかし 若松丈太郎さんの詩集より

ひとのあかしを読みました。
この本は詩人の若松丈太郎さんの過去の詩をアーサー・ビナードさんが翻訳して、日本語と英語で書かれて出来ています。
そして、その一つひとつに
写真家の斎藤さだむさんが、被災地の写真を載せて贅沢に織りなしている詩集です。
帯には「福島で起きていることを、すべて18年前に見通し、歌った詩人がいる-。
震災後にこの詩に出合う人はみな驚嘆する、南相馬の詩人、若松丈太郎による魂の詩集。 」と書かれています。
確かに、
その内容は今のフクシマです。
18年前、チェルノブイリの事故をうけて詩人の若松さんが、東京原発への警告として発信した詩は、
あまりに的中していて、悲しい。
本当に辛いものがあります、、、
私は、こんな詩が既にあった事、詩人が声を挙げていた事を知らなかった。
予言であったと翻訳したビーナドさんは書いていますが、
予言であったとしたら、
その予言は今なおある多くの原発に対しても同様であると強く思います。

政府は福井県の大飯原発を稼働する方向で動きつつありますが、
本当に安全は確保されたんだろうか?
東京原発も次からつぎと問題が出てきて、
古く隠蔽された問題にさらに上澄みされているという現状を思うと、
本当にかどうして良いものか???
そんな思いを持ちながら読みました。

そう言えばビーナドさんはここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸という絵本を出していますが、
この本、本当に説得力があり素晴らしいものです。
実は私は第5福竜丸についてあまり知らなかったのですが、
以前、ビナードさんの講演会に行って、詳しくお話頂き、随分と勉強したことがあります。
この絵本もその後、友人から借りて読みました。
ビナードさんの詩も心打たれましたが、絵の迫力は凄かったです。
その ベン・シャーンの展示会が神奈川県立近代美術館で今、開催中です。1月29日まで。
私はちょっと遠方なので行く事ができなくて残念。
もしお近くのかたがいらっしゃったら是非行ってみてはいかがでしょうか?

と、言う事で「ひとのあかし」という詩集を読んでの感想をちょっとしたためました。

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