東日本大震災、一年が経ちました。
東日本大震災から一年が経ちました。
2時46分には黙祷をささげ、
あの日を思い出していました。
私はあの日、国会中継をみながら、長閑な午後を過ごしていたのです。
テレビで緊急地震情報が流れ、携帯がブインブインと鳴ったときも、
「またガセ」と思って心の準備をする事もなく、テレビに目を移した、その途端、
大きな、おおきなゆれが襲ってきました。それは、警告があったにもかかわらず「突然の揺れ」でした。
家中が狂ったように揺れます。
ガタンガタン、ビシンビシン。
電灯は大きく振れ、本棚の本はものの見事に滑り落ち、
食器は音をたてて床に転がって行きます。
転倒止めをしてあった家具も留め金をはずして、何歩も歩いたようにずれています。
サイドボードに置いてあったお酒が割れたのか、部屋中がお酒臭くなりました。
慌てて外に逃げようとしましたが、外付けの階段がグラングランと横に揺れています。
そして、
外は地面ごとゴッッ〜〜〜と言う音をたてて、うなりをあげていました。
風がビィイイインンと痛いように頬をさすります。
どこに逃げていいのか???
逃げ場は外にもありません、、、
立ちすくむばかりでした。
やがて、第一波の地震が終わり、家に入ったら、
またまた第二波の地震、さらに三回目と大きな地震が次々と襲ってきました。
ただただ、逃げ惑うばかり。
こんな事が現実に起きるなんて。
信じられない。
そんな思いがまとまる事もなく頭の中をグルグルと駆け巡ります。
出張中の夫に電話しようにも繋がらず。
次第に暗くなる空を見ながら、子どもと不安な思いで夜を迎えました。
水は止まりましたが、電気は大丈夫だったので、テレビをつけて、さらに呆然としました。
押し寄せる津波の映像に我を忘れました。
今、東北で、このようなことが起こっているなんて、、、
ただただ、呆然とテレビに釘付けです。
その間も揺れは何回も襲って来るは、携帯は鳴り響くは、、、
とても、とても長い夜の始まりまでした。
食べ物は、昼の残りのパンを食べ、ペットボトルの水を大事に、だいじにしながら飲みました。
そんなアレコレを思い出しながら、
今日、テレビの追悼番組を見ていました。
なんだか、涙が出てきます、、、
ただただ、涙が出ました。
いろんな事の解決に向けて、一つ、ひとつ丁寧に行わなければならないのでしょうが、
「今」何ができるかと問われれば、
一年経った今は「あの日を思い泣く事」だけです。
そして、この思いを大切に、次に伝えていかなければ、、、、、
と、思うものです。
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