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2012.06.05

「三津の古建築ものがたり」を読んで

友人の池田由美さんが、このほど本を出版。
三津の古建築ものがたりがそれです。
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聖徳太子や斉明天皇も訪れたといわれ、古くから伊予松山の玄関口として栄えた港町・三津。歴史を感じさせるたたずまいが多く残ることで知られ、石崎汽船本社ビルと森家住宅は、国の登録有形文化財に登録されている。
 本書は、その二棟をはじめ、江戸から明治、大正、昭和初期にかけて建てられた三津の古建築十八棟を紹介した第一章と、三津の歴史をまとめた第二章で構成。約百六十枚の写真資料と細かい解説により、三津の魅力を見事に引き出している。
(上記 愛媛新聞より引用)
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紹介文にもあるように、美しい写真を中心に構成されているので、迫力もって目に飛び込んできます。
まるでガイドブックを読むように、イメージが湧き、とても分かりやすく親しみやすい本です。
そして内容のクオリティは高く、
まるで歴史や建築の専門書のように詳しく説明がなされています。
そして、その一つひとつがイキイキと描かれていて、まるで自分がそこにいるような感覚さえしました。

建物の中に、より豊かに面白く生活していくための知恵がそこここに施されていて、
住む人々がいかに家を大切にしていたか、彷彿とさせるものありました。
床の間の裏の小壁が仕上がっていない理由は、当時の人々の邪気払いの意味か、
とか、
天袋の取っ手につぼつぼと呼ばれる壷の絵が描かれている事とか、、、
とかとか、
今まで知らなかったし、あるいは観光でどこか訪れたときも見過ごしていたものへの
新たな発見をしたりと、
読んでいるだけで嬉しくなる本です!!!

私たちはとかく合理的で便利を追求することに逸りすぎて、
生きる中での「間」というか「余裕」、あるいは「遊び心」をちょいとどこかに置いてしまいがちです。
が、
この本に紹介されている三津という古くて、それでいて誇り高い町並みが現存しているということは、
本当に嬉しいことだと思いました。

私はまだこの町を訪れた事はないのですが、いつか是非訪れてみたいと願っています。
そして、この町の空気を吸い、この町の人々の思いや願いを訪ね歩きたいと考えました。

さて、著者の池田さんとは古い付き合いなのですが、
彼女がイギリスに一年間行っている間、
私も転勤、転勤で住所が変わっていたため、しばらく音信不通になっていました。

つい最近、また旧交を温めることができて、
久々にお会いしたら、なんと建築の本を書いたというのではないですかぁ!

キャ、素敵。

一も二もなく私はこの本を手に入れて、そして読みました、、、
最後に書かれている犬伏先生の「発刊によせて」と言う文を読んでなんだか涙が出ました。
「たっちゃん(愛称)らしい」と思う事しきり。
ご本人のあとがきを読んで、またまた感動。

いかに私は建物や建築に無感覚であったかと思い知ったものです。
日本は地震国である事と、木造建築であることから、
どうしても建築に関しては保存より、便宜性を重んじることがあるのですが、
本を読んで、古い建物に息づく人々の熱い思いを感じ取りました。

三津。
素敵な町なんでしょうね。
そして、
この町以外にも日本にはいっぱい、こんな素敵な町が今もあるんだろうな、と
考えるとワクワクしていきます。
京都に住んでいたときに、もっと知りたかったな、、、とチョッピリ残念。

これを機に、日本の古い良き時代を改めて知ろうかと、
そんな思いでいっぱいの私です。

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コメント

こういうのが残っていくといいですね。

投稿: あゆ | 2012.06.10 12:07

はい。
残して行きたいですね、、、
とくに震災で多くのものが破壊された今、
日本固有の建築や分化を改めて見直し、保存していくことが大切だと思うこの頃です、、、

投稿: せとともこ | 2012.06.11 16:42

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