「純と愛」を観ながら「これでいいのか?NHK」と思うこの頃
「純と愛」
ちゃち ですねぇ。
いえ、これは私個人の感想ですから。
もしこの作品がお好きな方や啓蒙されている方は、気になさらないで下さい。
ちなみに「ちゃち」とはネット辞書でみると以下の通り。
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安っぽい ・ 貧弱な ・ 稚拙な ・ 粗雑な(作り) ・ 安物 ・ ボロ(製品) ・ みすぼらしい ・ プアーな ・ 粗末な ・ ショボい ・ (いかにも)見劣りのする~ ・ 値打ちがない
薄っぺらな ・ 安手の ・ 貧しい ・ 貧相な ・ 姑息な ・ 詰まらない ・ 子供だましの ・ チンケな ・ いい加減な ・ 安易な ・ 安直な ・ 練られていない ・ 底が浅い(アイデア)
ちゃち
意義素 類語
非常に乏しい品質について けち ・ しみったれ ・ 安手 ・ 安価 ・ 低級 ・ けち臭い ・ チープ
実質または重要性の欠如 薄い ・ 稀薄 ・ 希薄 ・ 薄べったい ・ 薄ぺら ・ やわ ・ 薄弱 ・ 手薄い ・ 薄っぺら ・ 空疎
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年末に「純と愛」がつまらないのはナゼ???と言うタイトルでエントリーを書きました。
その後、お正月をはさみ、少しは改善されるかと期待したのですが、
後半はなおさら酷いもので、感想や分析をすることさえバカバカしいレベルにまで成り下がりました。
今、社会問題とされている引きこもりや自殺。
辛いテーマです。
この深刻な問題を取り上げるにあたり、原因や理由もお粗末ならば、解決法も軽佻浮薄。唖然。
こんな解決を本気でやるとは思えないが平気で放送してしまう感覚って、ある意味凄いなと思います。
「天の岩戸」に至っては見ている方が恥ずかしい。
見ている方を恥ずかしくさせる手法には脱帽です。
「まいった、まいった」。
しかし、
仮に遊川さんは、これと同じ内容が他の脚本家によって、作られたとしたら、どんな反応するんだろう???
引きこもりの大の大人に絵本の読み聞かせとドンチャン騒ぎ作戦。
何かと言えば、浮気ネタと自殺する、しないの大騒ぎ。
命に対する思いや相手へのリスペクトは皆無で、
ひたすら相手を傷つける言葉だけが鋭く行き来するドラマ。
ざらついていますねぇ〜〜〜
遊川さんは「いや、プロの仕事だねぇ、、、」って諸手をあげるんだろうかねぇ???
それが知りたいこの頃です。
それにしても、
「ちゃちな純と愛の物語」。
思わず独り言。
あまりの「ちゃちさ」に、
登場人物さえ舞台の書き割りのような薄いドラマに、そろそろおさらばするかな???
遊川さんにジャックされた朝ドラの15分を、取り戻そう。
と、思いながらため息。
面白くなくて最後に壁にぶつけたくなる本を壁本というのだが、
テレビは壁にぶつけるわけにもいかないし、、、。
話は変わり、
この週末は夫と昔の映画をビデオでいくつか観ました。
山田洋次「祖国」。
マツケン主演のうさぎドロップ。
まえだまえだの「奇跡」。
そして、
ドラマとしてはもちろん「八重の桜」。
なお、昨年の平清盛は、以前、記事に書きましたが終わった後も忘れる事無く胸に残り続ける作品の1つとなりました。
視聴率と質の違いを感じたものでした。
昨日から「とんび」と「dinner」の掛け持ち。
それにWOWOWの「ダブルフェイス」。
と、言う事で、見応えのある作品を沢山観ました。
いずれ時間をみつけて、感想を書こうと思います。
さて、
夫はこんな良い作品と「純愛」を一緒に論じるな、と私の愚を笑います。
私も「まさに」と思うのですが、
思うのですが、
今年はNHK開局60周年。
公共放送として役割、責任が大きく問われる要の年です。
こんな年に「ちゃちな朝ドラ」を流し続ける意味って、なんなのだと、、、
つい考えてしまいます。
ウウウム。
菜根譚は以下のように言うのだが。
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醲肥辛甘非真味。
真味只是淡。
神奇卓異非至人。
至人只是常。
意味は、次のようなもの。
醲肥辛甘(じょうひひんかん)は真味にあらず。
真味は只だこれ淡なり。
神奇卓異は至人にあらず。
至人はただ是れ常なり。
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さてさて、脚本家の遊川さん。
かなり奇を衒いすぎて、ただただ濃い味つけのドラマになってしまったのではないですか???
壊す方向や、改善すべき点を見間違えたのだろうか、遊川さん。
本当に才能のある脚本家はトンデモを大げさに取り上げるのではなく、
「普通」をさりげなく描く事が出来る人なんだろうな、、
と思うこの頃です。
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コメント
せとさん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
さてさて、遊川和彦氏ですが、
私もせとさんと同意見です。
以前、NHKで”リミット”というドラマがありました。
遊川和彦氏の脚本です。
この脚本も、武田鉄矢さんと森山未來さんの演技も凄くて見入ってしまいましたが、その後の”幸福の王子”を見てがっかりしました。
まさに時間を返してくれといった感じです。
”純と愛”ですが、私たち夫婦は、第一話を見て駄目だと思い見ませんでした。
このドラマの撮影現場のドキュメンタリーも見ましたが、遊川氏は焦ってましたね。
ドラマの山場ばかりにこだわって、おびえてる印象でした。
去年の秋のドラマはほとんどすべて初回は見ましたが、全部通して見たのは”大奥”だけです。
ドラマを見てこんなに泣いたのは”北の国から”以来です。
せとさんは”大奥”をごらんになりましたか?
堺雅人さんと多部未華子さん、最高でした。
視聴率?大事なドラマはビデオに撮ってみるから当てになりませんよね。
では体調に気をつけて、今年もこの国を注視していきましょう。
投稿: mossarin | 2013.01.15 08:44
奇をてらうと言いますか・・視聴率取れないからって、無茶ぶり多し・・昨日のわたくしのつぶやき。
「 木嶋佳苗を寺島しのぶが演じるらしい・・それ、いろんな意味でおかしいとおもうなあ。どうして木嶋佳苗があれだけの犯罪を犯せたか?を見せるのであれば配役として、森三中のどなたか辺りでなければならないでしょうに・・」
題名に期待して、どんなすごい恋愛ドラマ化と思った分・・・でした・・
でも、純と愛はコメディーと思えば、腹も立ちません・・むしろ、いろんな仕掛けにマニアな気分で遊べるドラマです。純がトラックを身体で止めようとする場面で、武田鉄矢がその横でそれを見て叱るところとか・・・(あきらかに一〇一回目のプロポーズネタª
・愛くんやってる風間俊介くんは10年以上前、彼がアニメ声優をしていたころからのファン?ですので、ま、それ目当てに毎朝見ておりまする。
投稿: お玉 | 2013.01.15 13:58
mossarin さん。
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
こちらは昨日は大雪で大変でした。
御地はいかがでしたか???
自然の猛威には本当に驚かされますね。
さて、遊川さん。
mossarin さん、ご紹介のドキュメントは見なかったのですが、頂いたコメントで「なるほど」と思いました。
かなりご本人もプレッシャーがかかっているのでしょうね。
NHKは方針を変えたのか、この頃「視聴率」脚本家が目立ってきましたねぇ〜〜〜
さてさて。
大奥は時間の都合がついたときは見ていました。
堺さんの強く、そして柔らかい演技が好きなので、つい見てしまいましたが、
見逃した回は、今度、再放送のあるときでもビデオで録画しておきますね。
と、言う事で、
今年もあなたとまた会話を交換できることを楽しみにしています。
奥様にも宜しく!!!
お体、ご自愛を。
投稿: せとともこ | 2013.01.15 16:13
お玉さん。
こんにちは。
あなたのつぶやきは、いつもコッソリと拝見しているので、寺嶋さんのことも知っていました。
残念ながら、時間があわず見る事はできませんでしたが、、、
あなたの感想から推察するに「まぁ、いいか」ということでしょうか。
さて、純愛。
私も期待していたのですが、
この頃はエピの収集がちょっと同じで、しかも解決が杜撰なようで、見なくてもいいかな、、、と思っています。
マンガのように楽しむことができるお玉さんは、
やはり器が広いな、感心しています。
個人的には、役者さんは嫌いでもないし、
遊川さんの作品も結構、評価していたのです。
いずれにしても、
これからの話の展開が興味ある所ですね。
では、、、
投稿: せとともこ | 2013.01.15 16:19