読書感想などツラツラと
読書感想も読んだらすぐに書かなければと思いながら、なかなか書く時間がなくて、後回し。
そのうち、話の内容を忘れ、
それならまだいいのですが、どの本を読んだかさえ忘れ、、、
と、言うなんとも哀しい思いに浸っているこの頃です。
本気で思い出しているのですが、
マジで何、読んだっけ???
昨年の秋はかなりミステリーを読んでいたはずですが。
ウウウム。
と、言う事で、あまり時間を遡っても思い出しそうにないので、
思い出す所から。
まず、
逆回りのお散歩を昨年の暮れに読みました。
これは「となり町戦争」を書いた三崎亜記さんの最新の作品。
「逆回りのお散歩」は「となり町戦争」の続編のような感じです。
軽いタッチとユニークな設定で、いつのまにか、読者を本の中に滑り込ませる手法は見事です。
表紙の写真は齋藤さだむさんによるもの。
齋藤さんは昨年の震災後、詩人の若松丈太郎さんとアーサービーナドさんがa href="http://www.amazon.co.jp/%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%AE%E3%81%82%E3%81%8B%E3%81%97-%E8%8B%A5%E6%9D%BE-%E4%B8%88%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/486029372X">「人のあかし」と言う詩集を出版したのですが、その時の写真を撮られた方です。
カメラを通して真実を語る迫力ある写真が数々載っています。
その齋藤さんが、今回は三崎の本の表紙の装丁。
アンダーな仕上げで陰鬱な町の表情から、その裏にある驚くような人々の思いが伺えるような力ある写真です。
さて、内容はと言えば。
湾岸戦争の時、テレビに映し出される映像をまるでゲームのように見ながら、これは危険。
戦争であること、つまり人を殺すことが合法的に許されて行くことの非を無感覚に受け入れてしまうことへの
言葉に表すことができない恐怖を思い出しました、、、
戦争への実感がない、
しかし、確かにどこかで起きている戦争への警告。
三崎さんは、それを「となり町戦争」や「逆回りのお散歩」で、
静かに語ります。
静か故に、それは、なかなかの迫力です。
まだ、読まれていない方は是非、読んでみて下さい。
すぐに読めます!!!
さて、
今年は早々から風邪をひいているので、人ごみに出るのは嫌なゆえ、
本棚にある本をなんとなく出して来て読んでいます。
随分、昔の本で「時間砲計画」豊田有恒
当時としたら最新の科学的知識をいっぱい盛り込んだのだろうと思います。
まるでアニメを見ているような展開が軽妙で、面白く読めました。
「クドリャフカの順番」。米沢穂信。
米沢ファンの私は楽しく読めました。
それから、
エラリークィンや京極やらを、ツラツラと。
この本がお薦めとか、ありましたら、
またお教え下さい。
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