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2013.02.27

1票差で補正予算成立

補正予算成立が1票差で成立しましたね。
ねじれ国会ゆえ参議院では反対が多いものかと思ったのですが、、、

安倍さん言うところの「デフレ脱却」に本当になるんですかね???
大企業にはますます甘く、
バンバン国債増発による大型公共事業の大盤振る舞いではないか。
いずれこのツケは「消費税」というかたちで国民にウ〜〜〜ンとのしかかってくるのでは???
と、不安が先によぎる補正予算の中身です。
また日銀総裁人事も「本当にこれでいいのか?」と疑問に思います。
仕事は「主な仕事は日銀の使命である「物価と金融システムの安定」に向け、政策を決める時の議論をリードする役割。金融緩和などは毎月一、二回開かれる金融政策決定会合で決める」と言う事らしいのですが、
とにもかくにも私たちの生活の財布の紐と密着している人物であります。
時の政府のアレコレの思惑に惑わされない金融政策を行う必要があることから「日銀の独立」は保障されている筈なのですが、、、
今回のいろいろな経緯をみると「果たしてそうだろうか?」と思わざるを得ません。
「安倍さんにもっとも近い考えの人」を選んだということだそうだが、
これってバランス感覚を失うものではないでしょうか???
ウウウム。

私は経済に弱いので、
今、図書館で「一からわかる経済」とか「世界一わかりやすい経済の本」とか
読んで勉強しています。
生きている経済を、実感しながら、
政治との深い関わりをみています、、、
今後、どうなるか、
誰も分からないのだろうが、
願う事は一つ。
庶民に優しい政治と経済であって欲しいと言う事です。

これからも、しっかりと見て行きたいです。

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異邦の騎士を読んで

島田荘司さんの「異邦の騎士」を読みました。
面白かった。
さすが「しまそう」。

私は「記憶喪失もの」とか「パラレルワールドもの」が好きなので、
このところ「記憶もの」をいくつかまとめて読みました。
変身東野圭吾

奇跡の人真保祐一

蛇行する川のほとり恩田陸

これ以外にもSFのジャンルも含め、まだまだ読みたい本はいっぱいあるのですが、
とりあえず4冊をまとめて読んだ今の感想は先に書いた通り。
「しまそうって面白い」です。

東野さんの「変身」と真保さんの「奇跡の人」は記憶ものの定番らしく同じティストでした。
定食メニューらしく可もなく不可もなく落ち着く所に落ちついたというところかなぁ。
恩田陸さんの「蛇行する川、、、」の方は「おんりく仕立て」。途中まではワクワクするのですが、最後の着地点がもう一つ私の趣味ではないのです。
一方、しまそうの「異邦、、、」の方は最後の仕上がりが哀しくて美しくて切なくて、それでいてスッキリしていて、
それまでの経過が一度に頭に蘇ります。
読後感は「得した」感じでいっぱいになりました。
ネタバレになってはいけないので、粗筋はかきません。

しまそうって、それにしても文が上手ですねぇ、、、当たり前か、プロの作家だもんね。
何気ない日常の風景の表現がスルリと書けていて、本編に邪魔にならないように入り込んで来ます。
とくに夕方を表現する文が素晴らしい。
あああ、一日が終わるんだという、哀愁と焦りと安堵が混ざっている微妙な時間を、時には太陽に、時には吹く風に絡ませて書いているのですが、
「こんな文章、書けたらな」と思うくらいさりげなくて、それでいて、ビビッドに頭に入り込み主人公に共感していきます。

と、言うことで、もうちょっと「しまそう」も読んでみようと思っている私です。

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2013.02.24

「FUJI XEROX SUPER CUP 2013」を観てきました

「FUJI XEROX SUPER CUP 2013」が昨日23日、国立競技場で行われました。
天皇杯勝者の柏レイソルが相手です。
柏は今年はクレオさんという強力なFWを加入したそうです。
もともと、強いチームゆえドキドキです。
こうして、ドキドキ、ハラハラすると、いよいよ今年のJリーグもそこまで来ていると言う感じです。

私も夫と観戦に行って来ました。
前の晩の天気予報では「寒い」と言う事だったので、
寒さ対策を万全にして(使い捨てカイロ、ひざかけ、ポットにおゆ、上に羽織るジャッケットと下のズボンを予備で一組)出かけました。

試合は1時35分キックオフと言う事で、12時頃国立に着きました。
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天気は真っ青。
関東の冬から春にかけて吹き荒れる風も穏やかでした。
むしろ暖かいくらいで、歩くと汗ばみます。

お祭りのようなスタジアムの各イベントを楽しんでいる多くのサポータ、ファンにまず圧倒されました。

Jリーグの今年のユニフォーム展示や、各チームのマスコットのお出迎え。
さらにスタジアム自慢のお弁当が売られていたりと、そこを歩いているだけでワクワクしました。
キックオフ前のこの時間は、高鳴る興奮をみんなと共有している独特の時間なのです。

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私たちもマスコットと写真を撮ったり、席についてからやっと買えた食べ物を食べたり、ビールを飲んだりと、
忙しくしていたら瞬く間にキックオフ。

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いよいよ、
いよいよ、
試合が始まりました!!!

ウワッ〜〜〜
ぎゃ〜〜〜〜
いけいけ。
そこだ。
ウテェ。
あらゆる声をだして絶叫。

前半は攻撃したり、守ったりで、
このまま終わるかと思ったのですが、
29分、寿人選手の素晴らしいボレーシュートでポストにゴーンと跳ね、
そのままボールはゴールに吸い込まれて行きました。
先制ゴール!!!

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うぉおおおおおと、言う声がスタジアムを揺らします。
私たちも立ち上がって拍手と握手と万歳の嵐。
興奮が巻き起こります。

この1点を守って、
試合はサンフレッチェ広島が勝ちました。
やった!!!
おめでとうございます。

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幸先よいスタートをきれました。

今週27日はACLが待っているし、2日からはいよいよリーグ開幕。
過密な日程です。
選手の皆さん、体調には万全をつくして、
今年もまた素敵なサッカーを見せて下さい。
応援しています。

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美輪明宏「ヨイトマケのうた」

先週の金曜日(2月22日)のNHKの朝のテレビ番組「あさいち」に歌手の美輪明宏さんがゲストで出演。
思わず最後まで観てしまいました。
美輪さんと言えば昨年の紅白の「ヨイトマケ」を思い出します。
凄い迫力でしたね。

若かりし頃、まだ丸山明宏と名乗っていた頃の「ヨイトマケ」を聞いたことがあります。
とにかく顔が美しい。
こんなに整った顔があるのか、、、とため息がでるくらい美しかったことを覚えています
その後、放送禁止になったとかで、
テレビから聞く事もなくなり、
いつしか私の中では「いろもの」の俳優のように位置づけられて、
あまり気にすることもなかった人でした。
が、
が、
あの紅白での熱唱。
ウウウム。
熱唱というよりは冷静にかな???
まるオペレッタをみているような不思議な感覚に捕われました。

まず驚いた事は、あの髪。
美輪さんといえば金髪で派手化粧の「おばさん」。
ところが舞台に立った時は真っ黒な髪に黒の服というシンプルなもので、まずそのギャップに驚きましたが、
「♪いまも聞こえるヨイトマケのうた、、、、」と歌い出した時の、あの野太くてズシンと胸に響く声に引き込まれます。
幼かった頃の思い出を歌う時は、そのような声で。
かぁちゃんの働く姿を滔々と歌う時は時間が圧縮されるように。
そして、
「♪あれからなんねん経ったことだろう」と歌い出す時のあの艶のあるバリトン。

6分の中で、ここまで変幻自在に声を使い分け、
場面を作り上げる歌い手ってそうそういませんよね。
本当に素敵でした。

長崎出身と言う事で「平和」への思いも強いし、
また労働者への共感を歌い上げるところなんかは、
良いなぁ♪と思うのです。
が、
こんな美輪さんですが、
私個人はスピリチュアル部門(?)に関しては、「ちょっと待った」とは思います。

まぁ、
こんな部分、あんな部分もあっての美輪さん。
是々非々で見て行こうと思っています!

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真壁のひなまつり

確定申告でバタバタしていて、ちょっと記事にするには遅くなりましたが、先週、真壁のひなまつりに行って来ました。
友人と3人で朝早くから車で出かけましたが、
真壁に着いた頃は、もう駐車場はどこもいっぱい。
「遅かったか、、、」と思ったのですが、
本当にほんとうに運よく一台だけ空いていて、私たちの車が最後でしたが駐車場に入れる事ができました。
ラッキー。

さて、真壁の町。
本当に素敵でした。
公式ホームページによると「真壁の町割りは、戦国時代末期の真壁氏時代に形づくられ、江戸時代初期の浅野氏時代に完成した」そうです。
さらに「枡形と呼ばれる城下町特有の交差点が現存している」とも案内がありましたが、
狭い道路や袋小路のような道が町を縦横に区切り、いきなり歩くと迷ってしまいそうです。
どの道に出ても古い家と古くて大きくて素晴らしいおひな様が飾られていてちょっとタイムスリップしたような感覚になります。
現在、104棟が国の登録文化財となっているそうです。

真壁の人々はこの町をどんなに愛し、誇りに思っているのか。
町を歩くだけでも、その思いに包まれるようなそんな素敵な町です!!!

今度は別の季節にまた出かけてみようと、思いました。

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日米首脳会談

この時期は毎年のことながら確定申告でバタバタしています。
いつもながら、いろんな控除が薄くなって来たな、、、と実感する時期でもあります。

さて、
そんな中日米首脳会談の行方が気になっていたのですが、TPPへの第一歩が踏み出されました。
ウウウム。

賛否両論がある中、
これから国内での討論、議論が本格的に行われるものと思います。
消費者である私にも「モロ」かぶってくるものです。
しっかりと今後の成り行きをみていき、
また意見表明もしていかなければと思っています。

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2013.02.06

「広がる“秘密録音”社会」を観て

クローズアップ現代が昨日(2月5日)広がる“秘密録音”社会と言うタイトルの放送を行いました。
NHKのサイトによれば以下の要約です。
===========
今、相手に告知することなく無断で会話や電話を記録する「秘密録音」が社会に急速に広がっている。ICレコーダーなど小型録音機の技術革新に伴い、職場内の会話、いじめ、家庭内DVや離婚協議、警察の取り調べなど様々なやりとりを、市民みずからが記録し証拠として活用し始めているのだ。ビジネスの現場でも、客との電話を録音する企業が急増、クレーム対応やトラブル防止に役立てている。現在の法律では、こうした秘密録音に対して明確な規定や制限はなく、最高裁の判例でも証拠能力が認められている。しかしその一方、録音データを改ざんして悪用したり、これまで暗黙の了解だった関係に“ヒビ”が入り信頼が損なわれたりするケースも相次いでいる。秘密録音はなぜこれほど広がり、我々の生活にどんな影響を及ぼしているのか、その現状と課題を描く。
(上記サイトより)
===========

ウウウム。
これは怖いですね、、、
と、言うか薄気味悪い。
とくに、自分が客として何か質問があったとき、電話かけたらそれが「秘密で録音」されているってのは、
嫌ですねぇ、、、
企業の言い分が「トラブルを防ぐため」というものらしいのですが、
それなら、そうで事前に客に「これかの対応は録音します」と断っても良いのではないでしょうか???

私は以前、年金問題で、日本年金ネット機構に尋ねる事があって電話しました。
その時は、「これから録音しますが、よろしいですか?」
と、事前に尋ねられました。
勿論、私は「大丈夫です」と了解して、その後、係の方にいろいろと教えてもらったのですが、
録音されていると分かると、こちらも結構安心するのですよね。
とくに、年金問題って複雑で「○○年にはこれだけ払った」とか数字がいっぱい出てくるのです。
そんなとき、こちらの思い違い、言い間違え、聞き間違いなどあるかもしれません。
が、録音されていると分かると、こちらも、相手も緊張して数字を並べるので、とても速やかに話は進みました。

その時、
「あ、、、これからややこしい商談は相手の了解を得て録音しよう」と思ったものです。

録音は医療の現場でも効果的だと思ったことがあります。
夫の父が病気になったとき、主治医からの説明があると言う事で父本人と、母、そして私が説明を受けましたが、
その時、母が「医療の話は難しいので、先生、録音させて頂きますが宜しいですか?」と言って了解を得て録音した事があります。
そして、夜、夫が帰ってからその録音を4人で聞いて、父の入院に対処しました。
あの時も結構、3人の言い分が違っていて、録音を聞きながら、みんなで大笑いしていました。
やはり、思い込みってあるんでしょうねぇ。

もう一つ私の経験。
浜の真砂かオレオレ詐欺か。と言うタイトルでエントリーを挙げたことがあるのですが、
私がオレオレ詐欺にあったのではないのですが、トイレの修理屋さんに騙されたことがあります。
その時、夫がお金を返してもらう交渉を業者としたのですが、夫が「これから録音させてもらいます」と言って会話を録音しました。
確信犯だったのでしょう。
すぐにお金は戻ってきました。

と、言う事で私個人はいろんな交渉には録音することは悪い事ではないと思うのですが、
ただ、秘密録音ってのは、どうなんでしょう???
ウウウム。

実態を暴く

会社のリストラや悪徳業者の脅し、DV、またいじめ等々深刻な場面では、
秘密録音もアリ、なのかなぁ〜〜〜
弱者が身を守るための武器であるかもしれないが、
諸刃の刃であることは否めません。

ウウウム。

考えてしまいますね。

ただ、企業に問い合わせするとか、商談とかの場合は「これから録音します」と事前の知らせがある方が
こちらは安心です。

こうした機器の活用は最終的には人間の問題であるから、
私たちの有り様が問われていると言う事なのでしょうね。

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2013.02.05

遅くなりましたが「丸刈り騒動」

例の峯岸さん丸刈り問題。
ずっと考えて、
また、いろいろと皆さんのご意見などもネットや新聞、ニュースで伺ったりして、
それでもずっと考えています。

この問題。
たんに恋愛発覚けじめ問題だけでなくて、私にとっては、いろんな事を考えるきっかけになりました。

まずあの映像を見て初めに感じたのは、映画「愛と哀しみのボレロ」。
ドイツ兵に身を売ったと言う事でその罰、見せしめとして丸刈りにさせられている映像。
ドキリとしました。
なんだか恐怖さえ感じたものです。

次に思い出したのは野球部「丸刈り」議論。
我が子は中学校のときはテニス部だったのですが、野球部では生徒たちは丸刈り。多分、その方が汗を拭くのに楽だったからで、実用的だったからだと思います。とくに強制と言う事ではなかったようです。
が、中に丸刈りが嫌と言う子も確かにいて、クラブを辞める、やめないから、保護者を巻き込んでの議論・討論がありました。
全国的な「丸刈り校則」が問題になって随分時間が経過した頃だったので、
とくに喧々諤々ということも無くスムーズに解決しました。
結論から言うと、髪を伸ばすのも認められたようですが。

さらに、次に思いが伸びたのは先日観た「レ・ミゼラブル」の映画。
娼婦に身を落として、最後は大切な髪を売ったファンティーヌ。
アン・ハサウェイの熱演が見事でした。
これは丸刈りではないのですが、やはり女性にとって「髪の持つ意味」を暗示していると思います、、、

丸刈り。

ちょっとwikipediaで調べてみました。
やはり軍隊のイメージが強いようですね。
それと僧侶。
両方とも丸刈りにする事で禁欲的、ストイックを形に表しているのでしょうか???
あと、病気で髪がなくなる場合もあって、これは本当に切ない。
ファッションというのもあるのですが、個人的にはひいちゃうかな???


と、言う事で問題の峯岸さん。
丸刈りにしたご自身の真意はどこにあるのか???
反省を言葉だけでなく、頭を丸めるという行為でしめした、その心境には、
彼女の恐怖が見え隠れします。
事務所は「本人の意思」とあくまで彼女の問題に片付けようとしているが、
彼女をそのようにさせた「無言の圧力」というのは確かに存在していたと思います、、、
「うわっ〜〜〜もう歌手生命は駄目なのだろうか???」と頭が真っ白になり、追いつめられていったんでしょうね。
人を好きになる事は大切な事で、そこから相手への思いやりや優しさ、深みが出来て円熟して行く筈なのですが、
が、恋愛禁止というルールをまず掲げている事務所に入ったその時点では「恋愛しません」って認めたと言う事で、それを破ったから、、、と自縄自縛していったのかしらん。
それが事務所なのか、あるいは世間なのか、あるいは自分の作り上げた妄想なのか。
いずれにしても、後先なく髪を切ったんだろうなぁ???

ふっ〜〜〜

全然、関係ない話ですが、今、鎌倉仏教をアレコレと調べています。
法然、親鸞、道元、日蓮。
親鸞が肉食妻帯しているのは有名です。
比叡山で修行する中で、いろんな事に悩み、惑うのですが、その中に一人の人間として性の問題もあります。
親鸞はついに山を下りて、いずれ妻帯していくのですが、
親鸞にとって「人を愛する事」が彼のその後の教義に強く影響を及ぼしたことは間違いありません。
また日蓮も若い頃は愛に悩むし、多分、道元や法然もそうであったのではと思うのですが、どうでしょう???

また法然は百四十五箇条問答で次のように言っています。
==============
かみつけながら、おとこおんなの死候は、いかに。
答。かみにより候はず、ただ念仏と見へたり。
==============

これは死ぬときは剃髪しなければ往生できないかと言う質問に対して、
髪があるかないかは問題ではない。大切なのは信心である。
と、言った内要です。
峯岸さんの反省問題とは関係ないかもしれませんが、
要は「髪を切ったか、きらないかは事の真偽には大差ない」と言うことでは同じかな、、、と思うので、
ここに紹介させてもらいました。


さてさて、いずれにしても、
若い峯岸さんが、これ以上傷つく事無く、
長く息のある歌手として活躍するためにも、ますます本業には力いっぱい頑張ってもらいたいと願うものです。

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2013.02.04

「八重の桜」に期待しています!!!

NHK大河ドラマ「八重の桜」。
面白いですね。
昨年の「平清盛」も脚本の緻密な練り上がりで、馴染み薄い朝廷の人々と平清盛との相克がダイナミックに展開されていてワクワクしましたが、
今年の大河もなかなか良いですね!!!
なにより、会津であることが嬉しい。
楽しみです。

さて、昨日は歴史が随分と動きました。
いわゆる「桜田門外」と、「安政の大獄」最後の吉田松陰の処刑が、時間を前後させながら
スピィディにポンポンと展開されて、息つく間がありませんでした。
この時代は大河でも過去に、いろんな人物にスポットをあてているのでお馴染みの場面が沢山あります。
あ、老中、、、こんな感じ、篤姫でもあったよね。
あっ黒船、これ、龍馬伝や新撰組でもやっていたな〜〜〜
とかとか。
親近感があります。

幕末。
それは古いものの閉塞と、新しいエネルギーが台頭して来る、まさに「時代は動いている」と言う感じです。
そんな躍動を感じるとともに、
それをどのように受け止めるべきか、迷い悩み翻弄される人々の姿が、
これからどんな風に切り取られて行くか楽しみです。

なにより、今回の私の安心は「八重が歴史の表舞台にシャシャリ出てこない事」。
ホッ。
女性が主人公の大河は、往々にして、あり得ない場面(つまり、ヒロインが歴史を影で動かしているような設定)があったりして、興ざめなことがあります。

今回も、
もし、八重が黒船を見に行っていたらどうしよう、
と思ったのですが、
それは無しで良かった〜〜〜
代わりに兄ちゃんだったけれど。(この兄ちゃんが言ってみれば狂言回しで裏の主人公かな???今のところ)

また、松蔭が死ぬ時、
松蔭が会津に一度行ったのだが、その時の八重の顔を思い浮かべたらどうしよう〜〜〜
と、思ったけれどそれも無しで良かった!!!
その代わりに、兄ちゃんに勝海舟からの手紙が届き、
松蔭最期の姿を手紙でしたためて届いたと、言う設定にはちょっと感動。
松蔭の最期。静かな迫力がありました。
動と静のバランスが良かったゆえか、涙がジンワリと出ました〜〜〜
若干29歳で散った天才のことを思いながら。


と、言う事で、今回の大河は、
物語の流れを上手にシェイプアップしていますね。
贅肉をとり、筋肉質(鍛え抜いた兄ちゃんの体もそうでしたね〜〜〜西島さんカッコ良すぎ!!!)のドラマになっています。
実にスッキリと歴史を写し出しているように思えます。
また、
主人公が女性であると言う事で、
歴史の表を支えた男(主には武士)の視点からは分からないであろう「時代の捉え方」なども
丁寧に描かれているようで、安心してみています。
とくに兄嫁が素敵!!!
たおやかで、慎ましく、なおかつ、果敢。
子を信じながらも揺れる父や、ひたすらやさしく強い母。
このような人々が物語をドシリと支えますね。

さてさて話はまたイケメン松蔭。
それにしても小栗旬、熱演でしたね。
私は吉田松陰はあまり知らないのですが、
さすがに辞世の句はあまりに有名なので知っています。
また、現安倍総理が前に総理をなさっていた時、
山口出身で、よく松蔭の言葉を引用なさっていたので、調べたことがあります。
安倍さんの政策にも個人的には少々危うさを感じている私は、
松蔭のこんな言葉を見つけて、ちょっと菜根譚に似ていると思ったことがありました。
===========
「君子は、何事に臨んでも、
 それが道理に合っているか否かと考えて、
 その上で行動する。
 小人は、何事に臨んでも、
 それが利益になるか否かと考えて、
 その上で行動する」
============

いずれにしても「諸君、狂いたまえ」と叫んで死んで行った吉田松陰。
その熱烈な生き方に思いをはせます。
峻烈すぎて激しすぎて時代の方が後から付いて来たのでしょうか???

今、私は法然、親鸞、道元、日蓮と鎌倉時代の仏教に興味を持って(これは多分、昨年の大河の影響)いろいろと調べているのですが、
松蔭に、法華経を説き歩いた日蓮のあまりな一途さが、ちょっと重なりました、、、

「よくありたい」
「よくあらねば」
と、時代を思った人々の良き思いを飲み込んで歴史は大胆に動いて行くことを、
改めて思いながら今年の大河、期待しています!!!

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2013.02.03

節分

今日は節分。
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旧暦ではこれから新しい年になるという意味で立春の前の日の節分が有名ですが、本来は季節の変わり目の前の日のことだったらしいです。

豆まきやイワシの頭。またこの頃は恵方巻きなど楽しい行事が一杯の節分。
私も大好きです。
京都にいるときは吉田神社の節分祭に行ったりと昔ながらの行事を楽しんでいました。

今年は夫が用事で3日の夜は豆まきができないので、
「節分前倒し」と言う事で1日に豆まき、いわし、蕎麦、そして恵方巻きを食べました。
一足お先の節分だったので、恵方巻きはお店に売っていませんから、
自分で作りましたが、あまり美味しくなかったです、、、ははは
また、豆まきは静かに、しずかにご近所に聞こえないように小さな声で「鬼はそと」と撒きました。
それはそれで、なかなか面白かったです♬
翌朝、落ちている豆をみると、なんとなく哀愁を感じるものですが、
今年もやっぱり玄関前の豆を拾いながら「おにさん、何処へ行ったの?」と問うてしまいました。

明日から暦の上では春。
でも、まだまだ寒い日が続きます。

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2013.02.01

テレビ放送60周年

今日はテレビ放送記念日
1953年の2月1日と言う事で60年目の記念日です。
NHKもいろいろと特集を組むようですが、
やはり当時の人にとって、そりゃ凄いことだっただろうと想像に難くありません。
テレビがお茶の間にやってきて、
箱の中で人が動く、しゃべる。
凄いよね、、、
驚天動地って言葉がよぎっただろうなぁ〜〜〜と思いながら、
我が家のテレビを改めて見ています。

液晶テレビ。
薄くなりましたねぇ。
あのブラウン管の厚さをすっかり忘れました。

60年の間にすごく技術は進歩したんだろうと思います。

技術の進歩とともに、
番組の質に対しても、更なる向上を目指して欲しいものです。

これからがますます楽しみになるような、そんな番組作りを期待しています!!!

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2月です

2月になりました。
早いな、、、といつもながら思うのですが、月日の経つのは本当に早い。
1月は風邪で終わったような感じでしたが、
少し暖かくなると風邪も引っ込むかと淡い期待。
しかし、
花粉がビュンビュン飛ぶんだよね、暖かくなると。

と、言う事で不平不満、ブーブー言っている私には、
痛い忠告がドサンとありました。
それは時間を超えて今、私に蘇った道元禅師のお言葉。
「而今」です。
「ただ 今」
と言う意味です。
読みは「にこん」とも「じこん」とも読みます。

只管打座で有名な道元は修行に厳しくストイックな印象があるのですが、
弟子が書いた正法眼蔵随聞記を読むと、
「当たり前」のことを丁寧に説いている親しみやすいお坊様だったのかしらん、、、

さて、こんな道元様は梅がとても好きで、
梅を詠んだ歌が数多くあるのですが、
自然はいよいよ花の咲き乱れる心躍る季節になりますね。
私も早く風邪を治して、いろいろと活動しなければ。
いやいや、
風邪を理由に何もしないと言う愚は、道元からピシャリと糺されたのだから、
風邪であろうとなかろうと「やるべきことはやりたい」なぁ〜〜〜
と、春を感じる空を見ながらもう一度「正法眼蔵随聞記」を読み直しています。

と、言う事で今日から2月。
如月です。

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