遅くなりましたが「丸刈り騒動」
例の峯岸さん丸刈り問題。
ずっと考えて、
また、いろいろと皆さんのご意見などもネットや新聞、ニュースで伺ったりして、
それでもずっと考えています。
この問題。
たんに恋愛発覚けじめ問題だけでなくて、私にとっては、いろんな事を考えるきっかけになりました。
まずあの映像を見て初めに感じたのは、映画「愛と哀しみのボレロ」。
ドイツ兵に身を売ったと言う事でその罰、見せしめとして丸刈りにさせられている映像。
ドキリとしました。
なんだか恐怖さえ感じたものです。
次に思い出したのは野球部「丸刈り」議論。
我が子は中学校のときはテニス部だったのですが、野球部では生徒たちは丸刈り。多分、その方が汗を拭くのに楽だったからで、実用的だったからだと思います。とくに強制と言う事ではなかったようです。
が、中に丸刈りが嫌と言う子も確かにいて、クラブを辞める、やめないから、保護者を巻き込んでの議論・討論がありました。
全国的な「丸刈り校則」が問題になって随分時間が経過した頃だったので、
とくに喧々諤々ということも無くスムーズに解決しました。
結論から言うと、髪を伸ばすのも認められたようですが。
さらに、次に思いが伸びたのは先日観た「レ・ミゼラブル」の映画。
娼婦に身を落として、最後は大切な髪を売ったファンティーヌ。
アン・ハサウェイの熱演が見事でした。
これは丸刈りではないのですが、やはり女性にとって「髪の持つ意味」を暗示していると思います、、、
丸刈り。
ちょっとwikipediaで調べてみました。
やはり軍隊のイメージが強いようですね。
それと僧侶。
両方とも丸刈りにする事で禁欲的、ストイックを形に表しているのでしょうか???
あと、病気で髪がなくなる場合もあって、これは本当に切ない。
ファッションというのもあるのですが、個人的にはひいちゃうかな???
と、言う事で問題の峯岸さん。
丸刈りにしたご自身の真意はどこにあるのか???
反省を言葉だけでなく、頭を丸めるという行為でしめした、その心境には、
彼女の恐怖が見え隠れします。
事務所は「本人の意思」とあくまで彼女の問題に片付けようとしているが、
彼女をそのようにさせた「無言の圧力」というのは確かに存在していたと思います、、、
「うわっ〜〜〜もう歌手生命は駄目なのだろうか???」と頭が真っ白になり、追いつめられていったんでしょうね。
人を好きになる事は大切な事で、そこから相手への思いやりや優しさ、深みが出来て円熟して行く筈なのですが、
が、恋愛禁止というルールをまず掲げている事務所に入ったその時点では「恋愛しません」って認めたと言う事で、それを破ったから、、、と自縄自縛していったのかしらん。
それが事務所なのか、あるいは世間なのか、あるいは自分の作り上げた妄想なのか。
いずれにしても、後先なく髪を切ったんだろうなぁ???
ふっ〜〜〜
全然、関係ない話ですが、今、鎌倉仏教をアレコレと調べています。
法然、親鸞、道元、日蓮。
親鸞が肉食妻帯しているのは有名です。
比叡山で修行する中で、いろんな事に悩み、惑うのですが、その中に一人の人間として性の問題もあります。
親鸞はついに山を下りて、いずれ妻帯していくのですが、
親鸞にとって「人を愛する事」が彼のその後の教義に強く影響を及ぼしたことは間違いありません。
また日蓮も若い頃は愛に悩むし、多分、道元や法然もそうであったのではと思うのですが、どうでしょう???
また法然は百四十五箇条問答で次のように言っています。
==============
かみつけながら、おとこおんなの死候は、いかに。
答。かみにより候はず、ただ念仏と見へたり。
==============
これは死ぬときは剃髪しなければ往生できないかと言う質問に対して、
髪があるかないかは問題ではない。大切なのは信心である。
と、言った内要です。
峯岸さんの反省問題とは関係ないかもしれませんが、
要は「髪を切ったか、きらないかは事の真偽には大差ない」と言うことでは同じかな、、、と思うので、
ここに紹介させてもらいました。
さてさて、いずれにしても、
若い峯岸さんが、これ以上傷つく事無く、
長く息のある歌手として活躍するためにも、ますます本業には力いっぱい頑張ってもらいたいと願うものです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
丸刈りですが、徴兵とか出家とか入獄の場合には今までの現世と縁を切るとの意味がある。
ところが今回の丸刈りの動機は『アイドルを辞めたくなかった』からなのですから話が逆。
これは間違いなく体罰の一種ですね。
その意味では第二次世界大戦でのドイツ敗北時に、対独協力者と看做される女性の丸刈りと同種の事件であると海外からは見られるでしょう。
これは植民地開放とか敗戦や革命やクーデターなど、今までの国家権力が力を失い、別の暴力装置が権力を掌握した時には大小はともかく必ず起きる現象です。
珍しくないのです。
アメリカがテロ組織だと認定していたコソボ解放軍がNATOのユーゴ空爆でセルビアが屈服すると、コソボに凱旋するのですが真っ先に行ったのが同胞であるはずのアルバニア系市民の処刑。
フランス人の女性の公開の場での丸坊主は映像などで残されているのですが、密かに行われた対独協力者の処刑はもちろん残されていない。しかしこれは常識なのですね。
イタリアのムッソリーニはドイツに逃亡する途中にパルチザンに捕まり愛人もろとも逆さ磔にされた事例は有名ですが、喧嘩と結納は倍返しが決まりなのです。
恐ろしい話ですが、これは女性だから丸刈り程度で辛抱しているのですよ。
イギリスやフランスなど宗主国には大量の旧植民地出身者の国民がいるのですが、これは植民地独立時に国籍取得を認めたから。
もしも認めないと独立時に国を売った極悪人として処刑される危険性があるからなのですが、植民地経営のノウハウが無い日本は朝鮮人から無条件で日本国籍を取り上げる。欧米から見れば無茶苦茶な話です。
投稿: 宗純 | 2013.02.11 15:16
宗純さん。
おはようございます。
なんだか連休あけからバタバタしていてお返事遅くなり失礼しました。
昨日は昨日で、北朝鮮。
まったく腹立たしいです。
核廃絶しようという国際社会への挑戦ですねぇ、、、
これについて、また考えていきたいです。
貴重なご意見、お聞かせ下さいね。
と、言う事で本題。
丸刈り問題。
なるほど、、、頂いたコメントを拝見してため息がでました、、、
ウウウム。
なんだか、いつになっても変わらない「人のさが」と簡単に片付けてはいけないことを承知していますが、それでもなんとなく哀しい、、、
まぁ、哀しいとばかり言ってもいられませんね。
歴史的にも大きな意味があると、改めて考えさせられました。
ありがとうございます。
では、またね(*^-^)
投稿: せとともこ | 2013.02.13 10:22
一般では強制的に他者を丸刈りすると傷害罪となるそうです。
なんか体罰いじめとちょぃ似てますね。
「若い峯岸さんが、これ以上傷つく事無く、
長く息のある歌手として活躍するためにも、ますます本業には力いっぱい頑張ってもらいたいと願うものです。」
ほんとそうですよね。
投稿: あゆ | 2013.03.06 12:52
本当にいじめの構造と似ていますね。
だからこそ、問題を呼んだのだろうが。
ところで、この頃、どうなっているんでしょうね???
話題になりませんが。
人の噂も、、、でしたかね。
投稿: せとともこ | 2013.03.06 17:02