ナミヤ雑貨店の奇蹟
たまたま図書館で東野圭吾さんの「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を言う本を見つけました。
東野さんは売れっ子なので、図書館では殆ど見つける事ができず順番待ちです。
「ラッキー」と思って、とにかく借り、家に帰って合間の時間に読み始めました。
本の紹介は以下の通り。
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悩み相談お任せください――。
時空を超えて交わされる、温かな手紙交換。
過去と現在が鮮やかに繋がったとき、
すべての真実が明らかになる。
すべての人に贈る、感動と驚愕の物語。
■第一章 回答は牛乳箱に
■第二章 夜更けにハーモニカを
■第三章 シビックで朝まで
■第四章 黙祷はビートルズで
■第五章 空の上から祈りを
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まずは第一章から。
「回答は牛乳箱に」
読み始めたら、これが面白い。
そう東野作品のガリレオの台詞のように「実におもしろい」
いつのまにか作品に引き込まれ、
第一章から、二章へ、そして三章へと読み進み、時間の経つのも忘れました。
進路に迷い、仕事に行き詰まり、恋愛に悩む人々。
はじめは興味本位で、次に半信半疑で、そして最後は確信をもって、ナミヤ雑貨店の回答を信じる人々の姿が、
やさしく、どこまでもやさしく、丁寧に描かれていました。
胸がジィーンとなり、涙ぐむ場面が何度もあり、
「生きる」ことの切なさがグィングィンと胸に迫ってきます。
空がしらじらと明けて夜の闇が次第に消えていくように、
人々は生きる事への第一歩を強く踏み出すような予感を読者に与えながらこの本は終わります。
本当に素敵な雑貨店のお話でした。
東野さんはミステリーもいいですが、ハートウォーミングの話も深い味わいがありますね。
またこの続きを読みたくなる、そんな素敵な本でした!!!
その悩みを手紙で託された
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