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2014.10.31

「ハロウィンが日本で流行するようになった意外な理由」

今日はハロウィン。
仮装とか扮装とかで賑わっているんでしょうね、若者は。

ハロウィンが日本で流行するようになった意外な理由という記事を読むと納得。
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1、Facebookが大流行

皆さんご存知のFacebook。月に一度でもアクセスするユーザーの数は現在、世界で約13億人に上ると言われています。当然、若者たちも利用しているFacebookですが、最近その使い方にある傾向が見られているようですね。
 Facebookのユーザーたちは、自分がいかに「楽しくて充実した生活」を送っているかをFacebook上で人々に見せようとします。例えば、素敵なカフェで友達とお茶をしたら、その様子を写真でアップ。野外フェスなど大きなイベントに行ったら、大人数でイベントを楽しんでいる様子をアップ。海外の友達が出来たら、すかさず英語でやりとり……などなど。
 
こうした「たくさんの友人たちとワイワイ過ごしている私の楽しい人生」をFacebook上で演出するという行為が、多くの人にとって習慣になりつつある今、ハロウィンというイベントもその演出のための「道具」の一つになっていると考えられます。
男女入り混じって仮装をして盛り上がる、楽しそうなハロウィンパーティの様子を写真にとってFacebookに上げれば、それだけで「『リア充』な人生」を送っている人のように見えるわけです。
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と、言う事でFacebookがまずは火付け役(?)と、言うか自分がイベントに参加しているよ、、、とお友達に知らせる道具としてのハロウィン。

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2、コスプレが地位を確立した
「コスプレ」と聞いて嫌悪感を抱く人は、いまやほとんどいないと思われます。マンガやアニメなどのいわゆる「オタク」の文化が一般にも知られてきたため、そのキャラに扮する「コスプレ」も、一つの文化として一般に受け入れられてきています。
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確かにハロウィンのコスプレって楽しいですね。

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3、「ゆるい関係」を作ることが上手になった
「ゆるい関係」とは、全くその後につながらないその場限りの関係。一過性で、近すぎず遠すぎずの間柄のことです。
知らない人ともある話題についてだけ盛り上がるTwitterや、重要度が低いその場限りの話を数分間ゆるく話して流すLINEを使いこなす最近の若者たちの間では、この「ゆるい関係」が一般化。そして彼らは、現実でもこの関係性を巧みにつくることができるようです。
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なるほど。
ツィッターみても「ハロウィンで盛り上がろう」とかいっぱい書き込みがあって、
知らない人たちも大いにその場で盛り上がって楽しめそうです。
可愛い写真やえええ〜〜〜って写真もいっぱいアップされていて、
見ていても楽しい!!!


と、言うことで若者たちに大人気のハロウィン。
仕掛人はどこかのカボチャ屋さんかお菓子屋さんかしりませんが、
SNSの影響は大きいのでしょうね、、、

それにしても、日本人の柔軟さには脱帽です。

次のイベントはクリスマスですよ〜〜〜
いえいえ、地味に冬至です。
なんてわけないかぁ〜〜

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小渕さん秘書宅が家宅捜査

今日はやはりこの人からかなぁ???

小渕氏の元秘書宅など家宅捜索 東京地検特捜部

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小渕優子・前経済産業相の政治団体をめぐる不明朗な資金処理問題で、東京地検特捜部は30日、小渕氏の元秘書で前群馬県中之条町長の折田謙一郎氏(24日に辞任)の自宅など、同県内の複数の関係先を家宅捜索した。押収した資料を分析し、法令違反の有無を慎重に判断するとみられる。
(上記ニュースより)
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今日は朝から「辞任」の言葉も飛び交っていた小渕さんです。

昨日、東京地検特捜部が小渕さんの元秘書の折田謙一郎前群馬県中之条町長の自宅などへの強制捜査に着手したことで、いっそう重大な局面になりました。

次々と乱脈ぶりが明らかになる小渕氏の政治資金。なかでも特捜部が関心をもっているとみられるのが、関係政治団体の政治資金収支報告書に記載された東京・明治座の観劇会の収入と支出の大きな差額。報道でも何回もとり沙汰されていますが2010年、11年の収入は742万円にたいし支出は3384万円。2642万円もの差額。
さらに12年は観劇会を実施したにもかかわらず、収支報告書に収入も支出もまったく記載されていません。

今日の報道では秘書は「帳尻をあわせるために曖昧に記載した」ような内容を語っているとありましたが、
帳尻合わせなんて自分から言うかぁ〜〜〜

いずれにしても、これからの捜査の進捗によっては小渕さんの議員辞職もありと言うことで、
成り行きに注目です。

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2014.10.29

志の輔落語2014@赤坂 その3

その2より

後半は落語中村仲蔵。
実在の人物です。
wikipediaによれば以下の通り。
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元文元年〈1736年〉 - 寛政2年4月23日〈1790年6月5日〉)は、江戸時代中期の歌舞伎役者。俳名は秀鶴、屋号は堺屋(のちに榮屋)。紋は中車紋・三つの人の紋。「名人仲蔵」とよばれた名優。
浪人斉藤某の子として生まれる(江戸平井村渡し守の子の説あり)。4歳の時に舞踊の師匠志賀山お俊の養子となり、門閥外から大看板となった立志伝中の人である。
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こうした立志伝中の人物ゆえ、落語の噺に取り上げられているのでしょうか。
落語あらすじ事典千字寄席に詳しいあらすじが書いてあります。

落語「中村仲蔵」の舞台を歩くのサイトを見ると「三遊亭円生の噺、中村仲蔵」というのがあって、そこには円生さんの描いた中村仲蔵の世界があります。実際に聴いていないので、志の輔さんとは違った中蔵がいるのでしょうね。時間を見つけてDVDでも探してみようかなぁ、、、

さて、志の輔さん。
まずは「お隣の歌舞伎の噺ですが、いえね、あちらはこちらのことをお隣なんて思っていないのですが、、、」と言って客の心を掴んでいきます。
歌舞伎と言う血統を重んじる世界で、どこの馬の骨ともしれない中村仲蔵が幼い頃(万蔵と言ったそうです)から頭が良くて、機転がきいて目がすゞやかな少年であったことから、噺は始まります。
目をかける人もいれば、出る杭を打つ人もいる。
そんな中で少年万蔵は「働き、稽古し、稽古し、働く」の毎日。
実際の人物のエピソードにはこんな箇所がありました。
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宝暦4年(1754年)、舞台に復帰する。はじめは4年のブランクに不振を極め、先輩同輩から「楽屋なぶりもの」にされるなどして、自殺未遂に至るほど苦しむが、奮起して一心不乱に芸を磨く。その有様を見て人々は、仲蔵を「芸きちがい」と呼んだ。やがて、その才能を四代目市川團十郎に認められてからは人気が上がり、明和3年(1766年)には『仮名手本忠臣蔵』五段目で、斧定九郎を現行の姿で演じ、大評判となる。
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今よりももっと徒弟制度、身分制度の厳しかった時代。
想像を絶する努力をしたのでしょうね。

そんな万蔵少年の成長を淡々とそして豊かに噺たあと、いよいよ前半が効いて来る仮名手本忠臣蔵の噺へと移ります。
出し物「仮名手本忠臣蔵」という歌舞伎が決まったが、みんなの妬みから、仲蔵に5段目の斧定九郎一役だけといういじわるをふった。
当時、5段目というのは弁当を食べる時間というくらい地味な話で、観客はみんな真剣に見もしない。
しかも役はさらに地味と言うか憎まれ役と言うか「斧定九郎」。
ここで仲蔵は自分が試されている事を逆手にとって、
この試練を乗り切ろうとする。
21日間の願掛け。
なんとか個性的な斧定九郎を演じたい。
だがしかし、どうすれば、、、という仲蔵の迷いや悩みがビビンと伝わってきます。
もう、会場中の客がそれぞれの仲蔵になっています。
そして、広重の有名な絵を思わせるようないきなりの夕立シーン。
そこで雨宿りに入った蕎麦屋での運命的な啓示。
これだ、、、
これだ。
と、驚喜する仲蔵はまさに会場の客です。
粋でいなせな斧定九郎の誕生秘話!!!

しかし、本番ではどうなるか。
その本番を志の輔は熱演します。
まず、朝、家を出るシーンでは内助の功の妻との会話。
つぎに楽屋での化粧の準備。
そして本番。
破れ傘をもって斧定九郎はタッ、タッ、タッ、タッと花道へ駆け出して行く。舞台で落語を演じている志の輔さんだが、まるど歌舞伎の花道が見えるようです。
弁当幕で客は誰も観ていないのだが、それでも真剣に演じる。
チョットやさぐれていいおとこの斧定九郎。
お軽の父が斬られる。バサッ。
熱演。
イノシシが走る。
熱演。
勘平が銃を撃ち斧定九郎が倒れる。
熱演。
舞台裏から三味線がなり、効果満点、鬼気迫るシーン。
口から血がだらりと流れ、首筋を赤い血が流れ、足下まで滴り落ちる。その血の海の中で斧定九郎は絶命。
実は口の中から出る血も工夫の一つだったのです。
うずらの卵に小さい穴を開け、中身を取りだし、代わりに溶かした紅を殻に注ぎます。
斧定九郎が鉄砲で撃ち殺される場面が近付くと、密かに紅入りのうずら卵を口に含み、そして鉄砲が放たれ、斧定九朗に命中すると、仲蔵は口の中の卵を食い破る。
紅が口の中に溢れ、それがポタポタと口から滴り落ちる。

観客は口から血を流していると思うに違いない。
しかも仲蔵が体を白塗りにしたのは、
紅の血が鮮やかに映える為の演出だったのです。
こうした演出は今でこそ、当たり前ですが、仲蔵さんがはじめて試みたそうです。

ここは見せ場。
どうだ、と思う仲蔵。
しかし、誰からも「栄え屋」と声が出てこない。
蹲る志の輔さん。会場は水を打ったようにシィン。

会場は咳一つ聞こえません。
やがて頭をあげて、

しくじった。

と、つぶやく斧定九郎演じる中村仲蔵。

観ている私も胸が塞がれました。
失敗かぁ、、、

舞台は失敗だった、上方へ行こう、もう死のうと決意して
妻との別れのシーン。
良妻、内助の功の妻との悲しい別れ。

江戸の町を歩きながらふと今日の舞台を観たと言う通の声が耳に入る。
「5段目の仲蔵はどうだった?」
と聞く兄貴分に答える弟分。
仲蔵がいじめられて5段目の斧定九郎役しかない、ということは江戸ではもう有名なことらしくて、雀たちの確乎の噂になっていたのです。どんな失敗をしたか、と期待に目を輝かせた兄貴に、
「みんな息する事すら忘れて魅入った」という話を弟分は聞かせます。
「えええ、そいつは聴きたかった。明日行こう」と答える兄貴分。その調子がまるで師匠の談志ソックリで、
私はそこに談志が降臨(?)したのかと思いました。

次の道筋では芝居好きの老人に知り合いが今日の芝居を尋ねている所。
「とっぁん、仲蔵はどうだった?」
「ヒッヒッ、ヒッ〜〜〜」と息も絶え絶えに話す老人。
「今まで、あんな斧定九郎は見た事がなかった。オラ、長生きして良かった」と言う老人に、
「そうか、そんなに凄かったか、じゃ、明日はオレも行こう」と答える知人。
「明日はもうないよ。仲蔵は死んだ」と老人。
そこで、観客全部がドキリとします。
ついさっき、死を覚悟して仲蔵は妻と別れたのだから、、、
えええ、この老人は透視能力、予知能力があるのか、と思いきや、
「勘平に撃たれて血を流して死んだ。犯人は勘平だ」と言うのです。
そこで会場は大爆笑。
今までの緊張がみんな解けます。

それを聴きながら涙する斧定九郎に私の目からもジーンと涙が出ました。
大勢の客も感動で胸いっぱいだったのでは、と思います。
私たちは虜にされました、、、志の輔さんに。

あの大舞台の歌舞伎が落語の中にいられてしまったのです。
絢爛豪華な舞台が、座布団一枚に上に座っている一人の噺家の噺から滔々と流れてくるのです。
凄いことです。

一人、ひとりの中に確かに巣食っている斧定九郎。
その斧定九郎が今、舞台の上で「日の目」を浴びている。
それはなんと正当な評価であり晴れがましいことだ。
歪にねじくれて息をひそめるように生息していた斧定九郎。
しかし、
ここに役者を通して、自分の生き様が見直され、こんなやくざな男にも一分の魂があったことを、
皆が分かってくれた。
こんな嬉しい事が斧定九郎にとってあるだろうか、、、
中村仲蔵によって生き生きと演じられた斧定九郎の魂さえ感じる事ができました。

取るに足りないまさに私。
しかし、中村仲蔵演じる斧定九郎の生き方が私に力を与えてくれたように思いました。
胸がいっぱいになりました。
「お前はできるのだ」と中村仲蔵に告げた師匠のあの言葉が遠い3階席にいる私にもズバッと響いてきました。
舞台の上に立つ志の輔さんの一つひとつの台詞が、自分に言われているように、
私自身を励ましてくれているように私には感じました!!!

落語は終わりました。
が、
私は、というか観客全てのひとが満足を顔に書いているように
充実の面立ちで席をたち、会場を後にしていました、、、


「芸の力」の凄さを私は見せつけられて気がします。

今までもいろんな落語を聴いてきましたが、
今回の中村仲蔵は、生きていくことを迷っている人、どのように在るべきかに悩んでいる人、
先が見えなくて苦しんでいる人、、、そんな人たちに「こんな生き様があるんだよ」と教えてくれたと思います。
それは、難しいことではありません。
淡々としかし信じて日常を暮らす市井の人々のしたたかで逞しい生き方こそが、
素晴らしいのだと心から思ったものです。

人に勇気と活力とちょっとした指針を人に与えながら、
一番人生で大切な「笑い」を届けてくれる落語。
これからの私たち2人には欠かせない趣味の一つです。


立川志の輔。
素晴らしい芸術家だと私は今、思っています!!!

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志の輔落語2014@赤坂 その2

その1より

志の輔さんはまず元禄赤穂事件(げんろくあこうじけん)『仮名手本忠臣蔵』(かなでほんちゅうしんぐら)とがごちゃ混ぜに私たちの記憶に入っていて、
赤穂浪士とか忠臣蔵とか討ち入りとか言う言葉を聞いただけで分かったつもりになっているが、
実はそれは正しい記憶ではないと言います。

「私は実に残念なのです。日本人が誇る最大の文学である仮名手本忠臣蔵。古今これほど上演されてきた出し物、たとえば勿論、歌舞伎。講談、人形浄瑠璃、あげくは宝塚。つい最近はミュージカルにまでなり、切腹の場面で役者が歌い出すと言うものまで出ています。早ぅ斬らんかいと私なんかは思うのですが」と会場の笑いを取ります。
そして、両者の違いをはっきりと分かってもらい、その上で仮名手本忠臣蔵の素晴らしさを知ってもらいたいと強く言います。

まず元禄赤穂事件について。
「江戸時代中期の元禄期に発生した赤穂浪士にまつわる事件」でこれは史実。
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元禄14年3月14日(西暦1701年4月21日)に播磨赤穂藩主の浅野長矩(内匠頭)が、高家旗本・吉良義央(上野介)に対して江戸城殿中において刃傷に及ぶも失敗し、殿中抜刀の罪で即日切腹・赤穂藩改易となったが、浅野の遺臣である大石良雄(内蔵助)以下、赤穂浪士47名(四十七士)が翌元禄15年12月14日(1703年1月30日)深夜に吉良屋敷に討ち入り、主君が討ち漏らした吉良義央を討った事件である。
(wikipediaより)
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次に仮名手本忠臣蔵について、志の輔さんは熱く語ります。人形浄瑠璃および歌舞伎の演目のひとつ。
二代目竹田出雲・三好松洛・並木千柳の合作であり、その素晴らしさは今で言うなら「東野圭吾と三谷幸喜と橋田壽賀子の合作のようなもの」だそうです。
さて、スライドには史実の元禄赤穂事件の登場人物と仮名手本忠臣蔵の役者の対比があります。
当時、史実の敵討ちを歌舞伎の舞台で演じる事は「問題」があるのでしょう。
登場人物の名前や場所や時代を少し変えて、物語である事、フィクションである事を3人の作者は知恵を絞って作ったのだそうです。

テレビでも良く放映されていたりするので、4段目と7段目と9段目のことは良く知っている人がいるのだが、それは全体の一部であり、この大河のような、あるいは絢爛豪華な絵巻のような物語を知っているとは言えないのだと、強調。
確かに私も「炭小屋の吉良上野介」とか「お軽、かんぺい」とか「堀部やすべぇ」とか有名どころは知っているのですが、全体を見通したことはないですねぇ、、、
さて、
志の輔さんはスライドを使いながら
この全十一段の説明をしてくれます。
誰が聞いても、初めて聞いても分かるように丁寧に詳しく説明してくれます。
11の段は以下の通り。
大序・鶴岡の饗応
二段目・諫言の寝刃
三段目・恋歌の意趣
四段目・来世の忠義
五段目・恩愛の二つ玉
六段目・財布の連判
七段目・大臣の錆刀
八段目・道行旅路の嫁入
九段目・山科の雪転し
十段目・発足の櫛笄
十一段目・合印の忍び兜

広重や北斎などの有名な浮世絵を使いながら、
説明してくれる志の輔さんはまるで先生のようです。
それも昼下がりの授業なのに眠くならないという凄い話術をもって、
観客を仮名手本忠臣蔵の世界に引込んでいきます。

11段全てを説明したあと、休憩の前にもう一度志の輔さんは力説。
「仮名手本忠臣蔵、こんな素晴らしい芸術を持っている事は誇りである」と。

会場中、長い、ながい講義にも関わらず聞き入っていました。
幕が閉じた時は「仮名手本忠臣蔵」の通(?)になった気分。
と、言うか、本当に得した気分になりました!!!

そして、いよいよ後半。
中村仲蔵になります。

続く

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志の輔落語2014@赤坂

昨日「志の輔らくご」にお友達と2人で行って来ました。

Photo_2

志の輔さんと言えば「合点頂けましたでしょうか?」の司会が楽しい落語家さんというイメージの方が先行していた私だったのです。
が、落語の解説などを読むと「とにかく素晴らしい」と嵐の絶賛が飛び交っています。
「この落語家を聴け」という本を書いている著者、広瀬さんも「まずは志の輔から」と書いています。
そこで私たちはまずYOUTUBEで志の輔さんの落語を見ました。
「親の顔」「バールのようなもの」の2本です。
面白かったです。
確かに上手です。間の取り方やら話口調の柔らかさや、緩急の付け方が素晴らしい。
引込まれました。
まぁまぁの内容の噺でも志の輔さんの口にかかったら魔法のように笑いが飛び出してくるような、そんな落語です。

と、言うことで大人気の志の輔さん。
チケットを取るのは大変。
私たちもなんとか今回はとれたのですが、
席は赤坂ACTシアターの殆ど一番上の席という舞台からは遠い、とおい席。
それでも取れて良かった!!!

お友達と有楽町で待ち合わせして、お昼を軽くすませ、
1時間くらい前に赤坂に着いたのでTBSのロビーでマンウォッチング。
誰かスターは通らないかな???
今頃「ひるおび」だから恵さんか、天気予報士の森さんが通らないかな、、、なんて思いながら座っていました。
業界人らしい人たちが行き交っていて、なかなか活気ある雰囲気で、チョット楽しくなりました!!!

Img_20141028_141108


さて、時間も来たので、と言うことで赤坂ACTシアターに向いましたが、
玄関にあがる階段に「志の輔らくご」という旗が何本もはためいて、まるで大相撲みたいな賑々しさです。
大勢の人が入り口のもぎりに並んでいます。
ワクワクしてきました!!!
演目は前半が「大忠臣蔵〜仮名手本忠臣蔵のすべて〜」と後半が落語「中村仲蔵」です。
私たちは知らなかったのですが、
志の輔さんは同じ劇場で同じ演目を毎年、まいとし演じる落語家だそうで、
この中村仲蔵も3回目らしいです。

開幕を知らせる太鼓と出囃子がなり、
幕が開くと、大きな屏風とうか襖があります。市井人の顔が独特のタッチで描かれています。
舞台の隅に机と座布団が置いてあります。
そして、ほんのちょっとの間があって、
屏風の後ろから志の輔さんが出てきます。浴衣姿にうちわを持って。
「いや、今日のような明るい陽気にこんな闇のような舞台に大勢のお客様が来て頂いて、、、」と話す声は
「ためしてガッテン」の志の輔さん。当たり前かぁ〜〜浴衣姿の理由は、落語家や歌舞伎役者は楽屋では浴衣で、出番前に着替える。なので、まずはその雰囲気を味わってもらうためだそうです。
「こんな浴衣を着ているのは何故と思われるかもしれませんが、それは今から歌舞伎の話を解説するからなのです。歌舞伎役者は顔と頭を作る時は浴衣を着ているのですよね、、、で、浴衣だからウチワも持ってとスタッフが言うので持ってきました。こんな事して公職選挙法に捕まらないか、、、、」とかとかバッチリ時事ネタをいれて私たちを笑わせ、しっかりと心を掴みます!!!
「だから皆さん、前半は料金には含まれていません。料金は後半からですよ〜〜〜〜」と言いながら
襖の説明に入ります。
堀尾幸雄さんと言う有名な舞台芸術家の作品と言うことです。ちょっと写楽に似た人たちが表情豊かに襖の縦横に踊っています。
中に「しのすけ」という侍の顔もあり、それが嬉しくて説明してくれる志の輔さん。下の方にはちゃっかりご本人の「ゆきおさん」もいるそうです。
ロビーで売っているいろんな商品の宣伝も抜かりなく行った後、机の後ろに回って座ります。

すると襖がソッ〜と開き、
開いた空間がスクリーンになっていました。

そして、いよいよ前半の「大忠臣蔵〜仮名手本忠臣蔵のすべて〜」になるのです。

次に続きます。


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2014.10.28

「安倍晋三首相 内閣府: 秘密保護法の施行に絶対反対です!署名のお願い

Change.orgをご存知ですか?

Change.orgは「変えたい」気持ちを形にする、ソーシャルプラットフォームです。
メーリングリストで来ましたので、ブログにも掲載しておきます。

私も 「安倍晋三首相 内閣府: 秘密保護法の施行に絶対反対です!再び杉並から訴えます」というキャンペーンに署名しました。

一緒にこのキャンペーンを応援していただけますか?

以下のキャンペーンのリンクからネット上で署名ができる仕組みになっています。

http://www.change.org/p/安倍晋三首相-内閣府-秘密保護法の施行に絶対反対です-再び杉並から訴えます-2?recruiter=126430505&utm_campaign=signature_receipt&utm_medium=email&utm_source=share_petition

ご支援を心から感謝します。

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2014.10.26

落語教育委員会を観てきました その3

中入り後はまずは喬太郎さん。
演目は「笑い屋キャリー」と言うことですが、
喬太郎さん、マクラが凄い。突っ走っていました。ついていけないよぉおお
最初に「コント」の種明かしをしてくれます。
喜多八師匠が開演3分後に楽屋に到着したので、
仕方がないから芝浜の財布になってもらったこと。
携帯ネタの噺。
それから噺は食べ物になり、カレーの話題。ココイチの話がやけに詳しくてスポンサーかと疑った私。
その後、噺はなぜか、こんな時は立ち食いソバを食べたいとなり、
なんと喬太郎さんはソバの気持ちを代弁。「本当はこんなソバ屋にいたくないんだよ、ソバの成分よりウドンの成分の方が多いのだよ。仕方がないので増える若布やかき揚げ、おそろしいことに紅ショウガなんて乗せて誤摩化すんだよ、、、
いつか生まれ変わったら薮にいきたい、、、」と悲痛なソバの思いをジェスチャーたっぷりで演じます。
私は「これって落語???一人芝居???」なんて唖然。
そのうち、SMバーに話題は移ります。そりゃ、こんな美味しいネタはないしょう。全国、あっちこっちの舞台で話題なっているだろうな〜〜〜
そう言えば、コントでもこのSMバーをネタにして喜多八さんを縛ろうかと思ったりしたんだって、、、
さてさて。
これで終わるんじゃないかと思うくらいマクラに熱の入った喬太郎さんだったのですが、本題はさらにスゴカッタ。笑い屋キャリー。
マライヤキャリーのパクリと誰でも思う演題。
懐かしい浅草演芸場が舞台。
光景がありありと浮かびます。
いろんな落語家が出て来てバッサバッサとキャリーに斬られる様が面白かった!!!
そのあとの流しもぎりのおせんさんが格好良過ぎ!!!

全然関係ないが今、NHK朝ドラの「マッサン」の主人公エリーとキャリーを重ねてしまった私です。
しっかし、
もっと落語に通じていればさらに楽しめたのでしょうね。
落語は奥が深い。

そして、そして最後は喜多八さん。
いつもボソッと喋る地味な喜多八さん。夫なんかは彼の体調を気にしているくらい地味でボソボソの喜多八さん。
演題は「らくだ」
有名な噺です。
本格派でした。
迫力あったし、緩急自在でさすが〜〜〜と思いました。名人ですね♪
噺自体は笑うと言うよりは自虐ネタなので、乾いた笑いが会場に包まれていましたが、一種独特の世界観を構築したのではと思いました。


と、言う事でとても充実の一日でした。
これからも追っていきたい噺家さんたちでした!!!

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落語教育委員会を観てきました その2

さていよいよ演目。

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まずは古今亭始さん。
始さんは今年6月に二つ目になったばかりの若手噺家です。
前身は介護士と言う事で、介護の仕事から落語家になった経緯をマクラで語ってくれました。始さんはお年寄りの日常のお世話をしながら時には舞台に立って、いろんな芸をしていました。そこで思いついて着物を着て、扇子をもって座布団に座り落語家の真似をしたところ大受け。いろんな記憶を忘れていくお年寄りの人たちだが、昔、楽しかった事や笑ったことは忘れていない。
大受けに受けて始さんは噺家になる事を決意。
落語の持つ意味、人が笑う事の意義を感じた始さん。
忘れていい記憶は忘れていい、だがしかし、楽しかったこと笑った事の記憶は人はいつまでも大切にしているということの証です。
演題は「黄金(きん)の大黒」。
話は貧乏長屋の人々が晴れの舞台で羽織がなくて、みんなで使い回すと言う落語にはよくあるネタです。私たちも日常から離れていきなり晴れの舞台に上がった時はドギマギ、緊張するものですが、そんな誰でも経験することを落語は面白、可笑しくネタにします。
始さんも頑張って演目に挑戦していましたが、
チョット気合いが入りすぎたか、、、なぁ。
もう少し緩急と言うか間を取ると、もっといいかなと思いましたがどうでしょう???


始さんの次は歌武蔵さん。
歌武蔵さんと言えばお相撲さんの話がめちゃ面白い。
それもそのはず、相撲界からの転身という変わり種。
いろんな内幕を語ってくれて大相撲ファンの私はたまらない魅力です。
その歌武蔵さんがマクラでこの教育委員会の出来た話や不文律を語ってくれました。
そもそもは歌武蔵さんが喜多八さんと2人でやろうとしたのだが、もう1人と、言うことで喬太郎さんも仲間にいれて3人会になった話。
喜多八さんは何も話さないという約束で始まったコント。
道理で、、、と私は納得。
先に本で読んでいた夫は始めから知っていたようにフムフムと笑っていました、、、
歌武蔵さんのコントにかける化粧。などなど話があってとても面白かったです。
その歌武蔵さんの演目は「甲府ぃ」。
相撲以外の噺を聞くのは初めてでチョット戸惑った私です。
出来は、そうですね、、、
やはり相撲談義に力が入る歌武蔵さんの方が印象が強くて、
なんとなく違和感。
でも一生懸命、勉強している歌武蔵さんを感じました。

と、言う事で舞台は中入り。

このエントリーも次に続く。

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落語教育委員会を観てきました

昨日、夫と落語教育委員会に行ってきました。

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私たちは初めて知ったのですが、こんな面白い教育委員会があったのですね!!!
そしてこんな本まで出ていました。
タイトルもズバリ落語教育委員会
私たちはさっきも書きましたが全然知らないので早速購入。
夫はすぐに本にはまり込んでしまいました、、、

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さて、昨日は土曜日と言う事で時間に余裕を持って出かけたのですが、
開演30分前くらいからドンドン人が増えて来て、今更ながら落語ブームだなと感じました。
とくに若い人が多い。

開演5分前の「二番太鼓」がドンドンドンとなるとワクワクしますね、、、いつ聞いても胸が高まる太鼓の音。
期待で胸が膨らみます。
この頃になると空いていた席にも人がバンバン入って会場は満場になるくらいいっぱいで、観客の熱気も伝わってきます。

そして幕が開くと、
いきなり喬太郎さんと歌武蔵さんが座っていて、喜多八さんが寝転んでいます。
ナンジャ、、コレって思っている私の驚きをよそに、
舞台ではコントが始まるではないですか。
はぁ???
と首を傾げる私の隣では夫は当たり前みたいに笑っているし、
観客もみんなで声出してゲラゲラ。

昨日のコントは落語「芝浜」のパロディでした。
勝役が喬太郎さん。これは普通。
女房が歌武蔵さん。これが凄い。なにが凄いってコテコテの化粧とあの体型で女形をするから、そりゃ見ているだけで笑いが出るというメッケモノでした。
そして、財布が喜多八さん。ただ寝転がっていただけです。
ところがこの財布、ときどきピクピク動くのですが、これがまた面白い!
内容は芝浜どおりなのですが、途中、喬太郎さんの携帯がなって、そこから喬太郎さんが、
劇場アナウンサーよろしく「落語中に携帯をならさないように」と言うことをヤンワリフンワリズバリと教えてくれます。

そんなこんなでコントは無事終わり、
次の演者の古今亭始さんへと続きます。

こちらのエントリーも次に続く


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2014.10.23

宮沢経産相の団体 SMバーに政治活動費???

、宮沢経産相の団体 SMバーに政治活動費というニュース。

あらら。
これが本当なら相当に「やばい」ですね。
ご本人は否定されているようですが。

そう言えば今日の「ひるおび」でもチラッと話題になっていましたが、
これのことだったんですねぇ〜〜〜

フウウム。

この人については原発担当相は東電株主というニュースも今日見たのですが、、、
===================
宮沢氏が参院議長に提出している「資産等報告書」(2010年10月27日)によると、東電株を588株所有。「資産等補充報告書」(12年4月13日)では、東電株12株を報告、計600株の東電株を所有していることになります。宮沢氏は、東電福島第1原発事故前から東電株を所有、事故後には買い増したことになります。

(中略)

福島第1原発の収束・廃炉作業の責任を担う経産相の立場にある宮沢氏が東電株を所有していることは、収束さえ困難に陥っている今後の廃炉作業が、いっそう東電のいいなりになるのではとの疑念を深めざるをえません。

(上記ニュースより)
====================

あらら、、これまた。
経産相が東電株主ってのは、ちょっと問題かな、と思うのですが。

いずれにしても、
今後の展開に注目です!!!

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「最もセクシーな女性」にペネロペ・クルスさんが選出

「最もセクシーな女性」にペネロペ・クルス 米誌が選出というニュースをFBの志葉玲さんの記事から知りました。

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セクシーな女性という肩書については、「実情は睡眠不足の母親」と話す一方、ハムレットのせりふを借りて「持っていないなら、せめてあるふりを」とコメントした。

(上記サイトより)

素敵!!!

「もっていないなら、せめてあるふりを」なぁんて。

いいなぁ。
なにも持っていない私になんて心強い台詞かぁ。

いっぺんに好きになりました。

また志葉さんによると以下の通りの人柄だそうですよ。

=============
チャリティーへの募金やNGOなどのキャンペーンにも協力的なこと。最近でも、地球温暖化の影響で氷が溶け、地下資源の乱開発による生態系の破壊が懸念されている北極を守ろうという、グリーンピースのキャンペーンに賛同しているんだよね。
http://www.greenpeace.org/…/ja/campa…/citizen/savethearctic/

そして、ガザ攻撃に抗議する声明を発表したりもする!!
http://news.walkerplus.com/article/49094/
(志葉さんのFBより引用)
==============

美しいだけではないのか、
その美しさは知性からくるのか。
いずれにしても目が離せない女優ですね。
ファンになりました。

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マッサンに、はまっています!!!

マッサンが面白い。
NHKの朝の連ドラです。
==============
朝ドラとして、史上初となる純外国人のヒロインの物語となる。また、一連の連続テレビ小説における男性を主人公に置いた作品としては、1995年度下期の『走らんか!』の三国一夫以来19年ぶりとなる。
大正時代、ウイスキーづくりに情熱を燃やす酒屋の跡取り息子が、単身スコットランドへ渡る。そこで出会ったスコットランド人の女性と息子が半ば駆け落ちの状態で国際結婚するところから物語が始まる。ヒロインは日本とスコットランドの違いに戸惑いつつも、異なる文化を学びながら成長していく。本作のモデルとなる人物は、ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝とその妻リタ(ジェシー・ロベルタ・カウン)で、タイトルの「マッサン」はリタが政孝のことをこう呼んだことにちなんでいる。

本作では実在した竹鶴夫妻をモデルとしているが、「ある日本人技術者とイギリス人の妻の夫婦愛を軸とした人情喜劇」という位置づけをなして、登場する人物や団体などを改名する形を取った事実に基づいたフィクションで構成する形をとる。舞台地は大阪府の住吉・山崎、北海道の余市、広島県の竹原、スコットランドのグラスゴーが予定されている。
(WIKIPEDIAより)
===============

ウィスキーを日本で初めてつくったニッカーウィスキーの竹鶴夫妻がモデルと言う事で、
ニッカ−ウィスキーの「マッサンとリタの物語」というサイトがお二人の事を詳しく記事にしていますので、興味のある方は是非ご覧下さい。


それにしても、
このドラマ。見ているとウィスキーがおいしそう!!!
我が家でもつい飲んでしまいます。

前にも書いたのですが村上春樹の「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」のように、言葉では言い尽くされない芳醇な香りと味と色を楽しのめるのでしょうね。

何年も前に行ったスコットランドが思い出されます。
また夫と行ってみたなぁ。

それはそれとして、このドラマ。
私は人間が丁寧に描かれていると思うのですが、、、
国際結婚と言う事で言葉も風習もなにもかも違う異国の世界へ夫だけを頼りにやって来たエリーさん。
日本の伝統、とくに「家」とか「結婚」とか「嫁と姑」とか、
いろんなややこしいものが、エリーには当惑と疑問で「なぜ?なぜそんなことで悩む?」となります。
それに対して相手の答えは「昔から決まっている」なのですが、
やがて相手、つまり日本人の方も「そうだよね、もっと個人を、人間を大切にしていこう」と変わって行くのです。
その変わる過程、つまり成長の歩みが、とても分かりやすくていい。
どの人にも感情移入ができるのです。
「そうだよね、これって悲しいよね」
「怒るのって当然だよね」
とかとか。

そんな感情移入をしながら、
周りが変わり主人公が受け入れられ、画面が笑顔で満たされる時、
観ている私たちも思わず笑ってしまう、そんなトリック満点の素敵なドラマです!!!

これから、どんな風に展開されるか、凄く楽しみです!!!


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2014.10.21

「話題のうちわ」がヤフオク! に出品中」

辞任した松島みどり法務大臣が配布していたという「話題のうちわ」がヤフオク! に出品中と言う事で話題を呼んでいるそうです。

討議資料としての価値はともかく話のネタになるとかとか。

笑っちゃいますね。

それにしても最初にオークションに出した人ってユーモアあるなぁ〜〜〜
実際、うちわとして使っていたのか?
はたまた討議資料として読んでいたのか。

だいたい、配布していたとき、スタッフはなんて言って配っていたのかな???
結構、笑える「公職選挙法違反うちわ」でしたぁ、とさ。

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W辞任

当然のことながら今日はこのニュース。
小渕氏ら女性2閣僚辞任、経産相は宮沢洋一氏、法相に上川氏
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
小渕氏は関連する政治団体で不透明な資金処理があった問題、松島氏は地元選挙区で「うちわ」を配布した問題の責任を取ったものだ。2012年12月に第2次安倍内閣が発足して以来、閣僚が途中で辞任するのは初めて。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

辞任理由について小渕さんは会見で、「本来やらなければいけない審議に大きな影響を与えてしまった」「(疑惑は)第三者を入れて調査しないと解明できない。大臣としての重責を両立するのは難しいと判断した」と説明。
松島さんは「法に触れたとは考えていないが、国政を停滞させてはならないとの思いで、辞職する」と発言。

この件に関して安倍さんは「任命責任は首相である私にある。こうした事態になったことを国民に深くおわび申し上げる」と謝罪。両氏の後任として、経産相に宮沢洋一氏、法相に上川陽子氏が起用。

国会図書館によると、同じ日に2人以上の閣僚が辞任した例は、1989年以降で2回あるそうです。
過去の2事例は、93年に宮沢内閣不信任案に賛成するために2人の閣僚が辞任したケースと、90年に2人が病気を理由に辞任したもの。
いずれも理由は今回のような不祥事で2人が同日に辞任するケースとは違います。

ともかくこんな形での幕引きではなく、ハッキリ国会の場で説明責任を果たしてもらいたいものです。
今後に注目!!!

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2014.10.16

エボラ感染が増えているようです

エボラ出血が心配ですね、、、
米2人目のエボラ感染者、隔離前日に飛行機搭乗というニュースを読むと、なかなか水際作戦の難しいですね、、、

予防がまだ確立していなくて、
治療も効果的なものはないという、深刻なエボラ出血。
日本にはまだ来ていませんが、
決して対岸の出来事ではありません。

いずれにしても、このニュース、注目です!!!

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2014.10.14

サンフレッチェ ナビスコ杯決勝進出

10月12日。日立柏サッカー場で行われたナビスコカップ準決勝2nd leg。
結果は1-2で敗れたのですが、ナビスコはホームアンドアゥエィ方式なので、2試合の合計で勝利を決めます。
ホームで2−0で勝ったので結局3-2で広島が決勝進出。
2010年以来4年ぶりに決勝進出となりました!!!

私たちが柏スタジアムに着いたときは既に多くのサポータが紫でスタンドを埋めていました。

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柏スタジアムは選手との距離が近くて、選手の生の声が聞こえて迫力があります。

夕日が奇麗。
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試合は最後まで緊張、きんちょうでした。

やったと大喜びの私です。

さて、4年前の決勝進出の時のエントリーを探してみたら、
ありました、ありました。
ナビスコ杯決勝進出!!!という記事が。
この時は清水エスパルスが相手だったのですね。
夫と二人で日本平まで応援に行ったのです。
電車に乗って行ったのですが、なんだか懐かしく思い出されます。
記事を読み進めるうちに、
なんと中島選手のお母様と一緒に観戦していたのです。
うわっ〜〜〜って感じ。
すごくおっとりしていて優しい雰囲気のお母様でした。

さてさて、興奮さめやらぬあの時の喜びを思い出しながら、
あの時の結果はナビスコカップ 準優勝と言う記事に書いたように残念ながら決勝でジュビロに負けました。
今回の決勝は埼玉スタジアムなのですが、あの時は国立でした。
お隣の神宮球場で「あのハンカチ王子」が早慶戦をやっているところだったのを思い出します。

悔しい思い出ではありますが、
こんな経験の一つひとつを積み重ねて今のサンフレッチェがあると思います。

今度の決勝、もちろん家族で行きます!!!
しっかり応援してきます。
頑張れ、サンフレッチェ

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桂吉弥さん」アレコレと思うままに

桂吉弥さんについて思うままにアレコレと。

吉弥さんといえば私にとっては「ちりとてちん」
主人公が落語を目指して入門した徒然亭一門の一番弟子が吉弥さん演じる草原さん。
これが私にとって吉弥さんとの初めての出会いでした。

それまでも落語は好きで夫と浅草に聴きにいったりもしていたのですが、
「ちりとてちん」の面白可笑しい話に引き込まれ、ついに本当の落語にも「もっと拘ろう」と言う事になりました!!!

吉弥さん落語で、まず最初に聴いたのは「千早振る」、次が「崇徳院」。
両方とも百人一首ネタです。
「千早振る」では涙を流しながら聴きました。
吉弥さんはエネルギッシュな噺をするので、最後のオチもなんだか落ちないまま、
そこに浮いたようにフワフワと終わるようです。


次に夫と私は4月12日に「桂吉弥独演会」に行って来ました。
この時の演題は以下の通り。
===============
桂鯛蔵  代脈
桂吉弥  鹿政談
歌之助  阿弥陀池
桂吉弥  深山隠れ
桂吉弥  ホース演芸場
================

代脈を演じた鯛蔵さんは熱演。
歌之助さんの「阿弥陀池」は怖いながら面白かったです。
吉弥さんの「鹿政談」は大岡さばきを思わせる噺。「深山隠れ」も大勢の人が出てくる噺をバサバサと使い分けしながらの熱演。
そして「ホース演芸場」は吉弥さんお得意の「喉」を披露。
創作の現代落語ですが、吉弥さんは本当に歌が上手で艶のある張り豊かな歌を聴かせてくれました!!!

吉弥さんファンになった私たちは、次に7月に柳家三三・桂吉弥 ふたり会に行ってきました。
これはエントリーとして既に挙げているのですが、もう一度読み直して改めて思い出しています。
演目は以下の通り。
===============
桂そうば『普請ほめ(序)』
柳家三三『転宅』
桂吉弥『宿屋仇』
~仲入り~
桂吉弥『七段目』
柳家三三『殿様と海』
================

三三さんとの二人会と言う事で、
雰囲気の違う二人だから、かなり「芸の個性の違い」を感じました。
その時の感想は上のエントリーで以下のように書いています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
吉弥さんの「宿屋仇」。上方落語の演目の一つ。「日本橋宿屋仇」とも言う。東京では「宿屋の仇討」「甲子待」との演目名で演じられる。
吉弥さん熱演。
熱演なのだが、三三さんのヌラリクラリの後なので、聞いている方は少々つかれたのです。
ちょっと青いのかな?吉弥さん。
もう少し緩急があったら良かったのでは?
吉弥さんの「七段目」。
吉弥さんは歌が上手で声がとても響くから、七段目のような演目は力が入って良かった。
ただ、「宿屋仇」と微妙に雰囲気が重なってように思い、少々残念。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


そうして今回の独演会での地獄八景亡者戯へと繋がります。
吉弥さんは歌が本当に上手なので、
今回も「たかじん」さんの物まねをしてマイクをもってサングラスをして歌ってくれました。
ご自分の長所、得意を十分に分かっていて、
それを巧みに噺の中に取り組む吉弥さんは、
落語熱心だと、つくづく思うのです。
時勢を風刺しながら、
古典の良さを活かし、
そして、自分の流儀をしっかりと根付かせる吉弥さん。

こんな吉弥さんの落語は私たちファンにとって、
目が離せないものです。
これからも、応援していきたいです。

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2014.10.10

地獄八景亡者戯についてツラツラと  その5

地獄八景亡者戯についてツラツラと  その4より。

さて、地獄行きと決まった4人の亡者たちのチームワークがここから始まります。

地獄八景亡者戯聞き比べ - 熱湯の釜へまず4人は連れて行かれます。
そこで活躍するのは山伏。
ここでは山伏の呪文がそれぞれの演者によって違うようです。
米朝はあっさりしていましたが、
吉弥さんは「テクマクマヤコン」と「秘密のアッコちゃん」から、「マハリクマハリタ」は「魔法使いサリー」から、そして「ちちんぷいぷい」でした。
地獄の釜では米朝は「うちのカカがずぼらなやつでな、湯灌もせんと棺桶へ放り込みやがった。どこかで一風呂浴びたいと思うてたとこや。こら気持ちのええ湯や。鬼さん、ちょっと石鹸とシャンプーとリンス持ってきて。」でしたが、
吉弥さんは「極楽極楽」と簡単だったと思います。

次の地獄は地獄八景亡者戯聞き比べ - 針の山です。
ここでは吉弥さんは扇子をつかって、
一行が山へ登る様子を見せてくれました。

そしていよいよ地獄八景亡者戯聞き比べ - 人呑鬼です。
ここでは松井泉水の活躍により一行は鬼の歯に噛まれる事なく胃袋に到着。
そして、
いよいよ佳境となるのは胃袋の中での亡者たちの活躍です。
地獄八景亡者戯 - 鬼の腹の中を参考にして進めます。
===============
鬼の腹の中に落ち込んだ亡者たちは次の行動を考えます。のどちんこにぶら下がっていた軽業師も肋骨をつたって下りてきます。医者が言います。
「わしゃ、医者じゃ。腹の中に入ればわしに任せてもらおう。」
何故かメスを携行していた医者は鬼の胃を切り開いて外へ出ます。
「これが鬼の腹の中じゃい。人間も鬼もバッタもえろう変わらんわい。肺臓、腎臓、肝臓、脾臓、アフリカ象、インド象。」
どうも、頼りない医者ですが、ここは彼に任せるしかありません。鬼の腹の中には色々なものがあります。
☆ くしゃみ紐:これを引っ張るとくしゃみがでる。
☆ 疝気筋:テコみたいなもで、これを起こすと腹痛を起こす。
☆ 笑い幕:くすぐると笑う。
☆ 屁袋:蹴とばすと屁が出る。
鬼への仕返しに、これを一度にやってみようと言うことになります。プラス、鬼の喉笛を爪で引っ掻いて、鬼に空えずきをさせようと。
「いっぺんにやるよ。ひいふのみっつ。」
「これはどうじゃい。(ガリガリ)」
「ウエーウエー」
「これはどうじゃい。(グイッ)」
「ハックシュン」
「これはどうじゃい。(ヨイショ)」
「ア、痛タタタタ」
「これはどうじゃい。(コチョコチョ)」
「ハッハッハッ」
「これはどうじゃい。(ボンッ)」
「ブー」
「ウエーウエー、ハックシュン、ア痛タタタタ、ハッハッハッ、ブー。ウエーウエー、ハックシュン、ア痛タタタタ、ハッハッハッ、ブー。」
(上記サイトより)
===============

この鬼の苦しむ様子が圧巻。
それこそ「鬼の目に涙」ならぬ私の目に涙でした、、、

たまりかねた鬼が閻魔様にお願いして、
「大王(大黄)呑んで、下してしまうんや。」というサゲで、
この長い噺は終わります、、、


終わりました。

やっと終わりました。


終わったら、なんとゆうに1時間は超えていました、、、


演者が最初に言ったように、「まったくバカバカしい噺」なのです。
が、
なんとも、魅力溢れる噺で、時間を忘れて引き込まれました。
「地獄も行ったら楽しいかも」なんて、希望と言うかロマンが出て来たりと、
妙な安心を得られる噺でした!!!

最後に参考にさせて頂いた、サイトマスターの如何に「地獄八景亡者戯」を愛しているかを感じながら、
このエントリーを書き上げたので、本当に有り難うございました、と敬意を込めて。

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地獄八景亡者戯についてツラツラと  その4

地獄八景亡者戯についてツラツラと  その3より。

ついに一行は閻魔大王の前に行く事になりました。
地獄八景亡者戯聞き比べ - 閻魔の出御と言う事で、
さすが泣く子も黙る閻魔大王の出御。
==============
さて、一同が平伏しているところで、地獄の主人公、閻魔大王が威厳を持たして出てまいります。閻魔は、それはそれは怖い顔をして、唐服というのを身にまとい、「王」というマークの入った冠をかぶり、手には「笏(しゃく)」と言うものを持っています。
「閻魔の出御(しゅつぎょ)、下に居ろう。」
===============
と、出てくるのですが、
米朝さんも吉弥さんも「ここは気合い」をいれていました。
怖い顔をつくるために、顔にしわをよせ、目を開き、口をねじりと、、、

その後、閻魔大王の裁きになります。
ここで、極楽行きと地獄行きが決まります。
今日は特別に一芸に秀でた者は、罪の軽重に拘らず極楽行きということで、みんな張り切ります。

この芸については、米朝さんは「手品」をやる男と、「曲屁」をやる男の登場で、みんな極楽行きでしたが、
吉弥さんは地獄行きでした。
また吉弥さんはこの場面で今年1月に亡くなった「たかじん」の物まねをして熱唱。
大いに会場が盛り上がりました!!!
吉弥さんは本当に歌がお上手。

地獄八景亡者戯聞き比べ - 残された四人へと噺はクライマックスに行きます。

================
四人の亡者の名前が読み上げられます。その四人とは、医者の山井養仙(やまいようせん)、山伏の螺尾福海(ほらおふくかい)、歯抜き師の松井泉水(まついせんすい)、軽業師の和屋竹の野良一です。(文我のみ、軽業師が木下キグレとなっています。木下サーカス、キグレサーカスですよね。)

「以上の四名を残して、他の亡者は極楽に通ってよろしい」
とのこと。ええっ、そんなのあり?そんなにあっさり、極楽へ通してもらえるのなら、あの厳しい「オーディション」はなんだったのでしょうね。しかし、ここは余りつっこまないことにいたしましょう。
さて、残された四人にのみ、地獄送りが申し付けられます。その罪状は以下の通りです。
☆ 山井養仙:未熟なる医術を行ない、助かる病人まで殺してしまった。
☆ 螺尾福海:キツネをつけるとか、タヌキを引き抜くとか、怪しげなる詐術を行ない、人心を惑わした。
☆ 松井泉水:虫歯を抜くと称して、丈夫な歯まで抜き取り、金銀を貪った。
☆ 和屋竹の野良一:諸人の頭の上にてハラハラする技を演じて、見る者の寿命を縮めた。
ところが、ひとり、読み上げられた罪状に異議を唱えるものが出てきます。
山井養仙:「おおそれながら大王様。」
閻魔:「なんじゃ、山井養仙。」、
山井養仙:「私、そのようなこと、とんと身に覚えがござりませぬ。」
閻魔:「身に覚えがないと申すか。」
山井養仙:「寝耳に水でございます。」
閻魔:「寝耳に水とな。おうおうおう、山井養仙・・・アホ、閻魔を乗せるな!」
================

ここからがクライマックスです。

次に続く。

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地獄八景亡者戯についてツラツラと  その3

地獄八景亡者戯についてツラツラと  その2より。

岸に上がった一行のその後の様子を、
地獄八景亡者戯聞き比べ - 冥土のエンターテインメント(芝居編)とともに見て行きましょう。

岸に上がった一行の最初の場所。そこはにぎやかな場所。道が六つに分かれていて、六道の辻と呼ばれているところです。その中でも一番広い通りが「冥土筋」。
米朝さんは「突き当たりが南海電車、それは御堂筋でしょうが」となりましたが、吉弥さんは「高島屋」でした。
=================
六道の辻は繁華な場所、歓楽の巷です。キャバレー、クラブ、料理屋、お茶屋などが立ち並んでいます。ネオンサインの上がる「グランドキャバレー火の玉」では、本日のショーとして「幽霊のラインダンス」、「骸骨のストリップ」をやっています。幽霊がどうして足を上げるのか、骸骨がそれ以上何を脱ぐのか、それは分かりませんが。案内所の人に尋ねても、「土地の者は見たらあかんのです」とのことでした。

庶民的なところでは、吉朝の案内の中に、玄関で三角の帽子を被った人形が太鼓を叩いている、食堂ビル「行きだおれ」があります。その中にはファミリーレストラン「死骸ラーク」や、「モンスタードーナッツ」、「冥土ナルドのハンバーガー」、「一つ目小僧寿司」などの店が入っています。気色の悪い店ばかりです。

冥土の芝居、特に歌舞伎は最高です。

「こっちの芝居を見たら、娑婆の芝居なんて、あほらしいて、見てられしまへん。名優はみなこっちへ来てんのやさかい。」

なるほどその通りです。芝居小屋、蓮華座では、忠臣蔵の通しをやっていますが、何と、初代から十一代目までの団十郎が皆出演しています。判官が団十郎、由良之助が団十郎、師直(もろのお、敵役)が団十郎、勘平が団十郎で、平衛門が団十郎で・・・と言うことは、誰が出てきても掛け声は、「成田屋!」だけ。これはややこしい。関西の歌舞伎では、先代の鴈次郎、仁左衛門、延若などが元気に活躍しています。

インテリの米朝さんだけは、新派にも、言及しておられます。喜多村緑郎、花柳章太郎、大谷市次郎、水谷八重子。

芝居と同じく、冥土では寄席も大変人気があります。歴代の名人が揃っていますから。

先ず落語、東京の方では、三遊亭円朝「牡丹灯篭」の通し読み。古今亭志生、志朝親子会。関西の方でも負けじと、初代と二代目、桂春団次の親子会です。

冥土では歌謡曲も盛んです。美空ひばりは冥土でも圧倒的な人気で、リサイタルにはいつも満員です。大晦日恒例の「黒白歌合戦」ではトリを取っています。「三途川の流れのように」
(上記サイトより)
=================

吉弥さんの昨日は歌舞伎は十二代まで団十朗が揃っていました。

次に聴かせるのは地獄八景亡者戯聞き比べ - 念仏ショッピング
==============
常に賑やかで人通りの多いのが念仏町です。
客:「念仏町てなんでんねん。」
観光案内所職員:「念仏売ってまんのやがな。」
客:「念仏みたいなん買うて、何しまんねん。」
職員:「あんた、何にも知らんのやな。これは肝心だっせ。良えお念仏を買うて、閻魔はんの前でお裁きを受けるときに、それを身に着けて行ったら、その念仏の功徳で少々の罪なら軽なったり、消えてしもうたりする。まあ、娑婆の裁判で弁護士を雇うようなもんでんなあ。地獄の沙汰も金次第とはこのことでんなあ。」
そして、この念仏、宗旨宗旨によって、売っている店も違います。以下がその一覧表です。見つけ方も書いておきます。

☆ 浄土宗、浄土真宗:「南無阿弥陀仏屋」(本願寺のような大きな屋根が目印。)
☆ 法華宗:「南無妙法蓮華経屋」(ひげでピンピーンと跳ねたような看板が目印。)
☆ 真言宗:「おんあぼきゃべろしゃのまかぼだらまにはんどまじんばらはらはりた屋」(古い建物。)
☆ 天理教:「悪しきを払うて助けたまえ天理王のみこと屋」(ハッピを来た人が表を掃除しているのが目印。)
☆ キリスト教:「アーメン商会」(唯一洋館建なのですぐにわかります。カトリックとプロテスタントでは課が違いますので、注意してください。)
☆ PL教団:花火が目印。
☆ モルモン教:分からないときは、自転車で「ちょっといいですか」と言いながら回っている二人組に聞いてください。
☆ ピリケンさん:「その他宗教雑貨店」で、「こっくりさん」の隣の棚です。
☆ 阿含宗:焚き火をやっているのですぐに分かります。
(上記サイトより)
===============

吉弥さんもこの辺りは同じでした。

次に続く。

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地獄八景亡者戯についてツラツラと  その2

地獄八景亡者戯についてツラツラとを受けて。

賑やかな一行は三途の川の畔までやってきます。若旦那の心配していた、亡者の着物を剥ぎ取って柳の木に掛けるという「しょうずかの婆さん」またの名を「脱衣婆」(だつえば)がいるはずとなり、男はともかく女性の着物が脱がされるのはいけない、お金で解決をとなります。
この婆さんについて演者はそれぞれの時代を風刺するようです。
そこで地獄八景亡者戯聞き比べ - しょうずかの婆のその後を参考にします。
=============
米朝説:失業保険で暮らしていたが、いよいよ苦しくなり閻魔大王(えんまだいおう)に相談に行った。閻魔も相談を受けているうちにだんだんと婆さんに情が移ってしまい、婆さんを二号にしてしまった。婆さんは何か商売がしたいと閻魔にねだり、小さなバー「バー・ババア」を開く。そこへアルバイトに来ていた学生アルバイトの赤鬼が「鬼前の良い赤い衆」で(娑婆、つまりこの世で言うところの男前の良い若い衆)彼と浮気をしてしまう。それが閻魔にばれて、ふたりは地獄を追放になる。赤鬼は雷の五郎八の夕立の水汲みに雇われるが、なれぬ力仕事で身体を壊す。お婆さんは医者代、薬代に困り、ついに自分の体を売る。しかし、娑婆から来た亡者に悪い病気を貰い、身体はガタガタとなり、ついに六道の辻で「のたれ生き」(娑婆で言う、のたれ死に)をしてしまう。お婆さんは、娑婆で、今までの罪滅ぼしにと、四国で遍路をした後、また冥土に戻り、「わが半生記を語る」を「週間地獄」に連載。それが好評を得る。連載を一冊の本にまとめたのがベストセラーになり、今は時の人として講演活動などで活躍中。
(上記サイトより)
===============

吉弥さんは、小保方さんがモデルでした。
早稲田大学、ハーバード、そして理研で研究。STOP細胞をみつけるも、その存在が怪しまれていると言う「その後のしょうずかの婆」の噺でした、、、

次に噺は三途の川の渡しになります。
ここでは亡者の死因が渡し料金になるという噺。
=================
万事高直(こうじき)につき、最近閻魔さんからのお触れが来て(閻魔の触れなのでエンフレ)、最近は百倍で計算されることになりました。
<<鬼の料金表より抜粋>>
腎臓の病気で死んだ:おしっこが出にくくなる病気、シシの十六で、千六百円。
煙草を吸い過ぎて肺ガンで死んだ:パッパ六十四で、六千四百円。
コレラ、赤痢で死んだ:腹の下る病気なので、ピチピチ四十九で、四千九百円。
医者の誤診で死んだ:ゴシン二十で、二千円。
鯖に当たって死んだ:サンバ二十四で、二千四四百円。
お産で死んだ:サンシの十二で、千二百円。
産後が悪くて死んだ:サンゴ十五で、千五百円。
フグで死んだ:四苦八苦の苦しみなので、シク三十六と、ハック七十二で、一万八百円。
肝臓の病気で死んだ:カンゾウ(勘定)が分からんので後回し。
鬼は順番に料金を決めていきます。しかし、世の中は、そうそう単純なものではありません。料金表に載っていない、鬼が頭を抱えるような、ユニークな死に方をした者が続々と出てきます。果たして、鬼はどのようにして料金を決めるのでありましょうか。
(上記サイトより)
=================

吉弥さんは現代的に「エイズ」や「エボラ出血」などの死因もありました。

こうして、亡者たちは、三途の川を渡り終え、六道の辻に到着します。

次に続く。

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地獄八景亡者戯についてツラツラと

地獄八景亡者戯についてツラツラと。

WIKIPEDIAによれば以下の通り。
================
『地獄八景亡者戯』(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)は、上方落語の演目の一つである。江戸落語では『地獄めぐり』と呼ばれる。
旅噺に分類され、「東の旅」こと『伊勢参宮神之賑』の一部に組み込まれたこともある(作中に登場する軽業師「和矢竹の野良市」は「東の旅」の一つ『軽業』に名が見られる)。
通しで演じると1時間超である上、全編を通じて時事ネタを交えたギャグが入り、身ぶり手ぶりを交えた演出も多いなど、話し手にかなりの力量を要求する大ネタである。
=================

上記WIKIPEDIAにもあるように、とにかく大作(?)で1時間以上の演目です。

地獄八景亡者戯聞き比べという非常によく纏まったサイトがあるので、興味のある方は是非ご覧頂けたらと思うのですが、
私もこのサイトに道しるべを仰ぎながら、このエントリーを書いていこうと思います。

この噺は3代目桂米朝の十八番で米朝が発掘し、進化させた噺ともいわれています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
米朝師匠は、落語の枕で、この「アホみたいに長い噺」が百何十年も前にできたこと、自分が三十代から演じていることを語っておられます。
また、CDの解説の中で、米朝師匠は、
「私は文の屋かしく(後に三世笑福亭福松となる)師から教わりましたが、これはおそろしく古い型でしたので、大きく手を入れてやりだしたのが昭和二十八、九年頃のことでした。」と述べておられます。

中略
また、米朝さんは、同じくCDの解説の中で、
「もともとこの話は、その時その時の世相流行などをともに入れて、言わばニュース性を持たせてやる演出で伝わってきたものです。・・・私の録音テープが何種類か残っていますが、今聞いてみると、十年前、二十年前、三十年前の、当時の世相がわかって別の興味があります。もうはっきり老人になってしまった現在の私には、この世の変遷についてゆけなくなったのが、この落語をやれなくなった一番大きな原因です。」
と書いておられます。
(上記サイトより)
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この噺の魅力は時々の世相を落語に盛り込むことで演者と聴衆が「一緒の空気を吸って同時代を生きている」ことが確認できるのです。

その後演者は米朝以外では2代目桂枝雀、桂文珍、桂吉朝、4代目桂文我、桂雀々、桂九雀、桂吉弥らの口演が知られています。

私が昨日(10月9日)聴いたのは桂吉弥さんです。

今日は桂米朝さんも聴いてみました。
素晴らしいの一言。
吉弥さんとはまた違う魅力があります。
それは熟成の味わいと言うのかしらん。
吉弥さんは「これからの勢い」がありますが、米朝さんは穏やかで広くて「知り尽くした」噺をきかせてくれるようです。

では上記サイトの次の項について見て行きます。
=地獄八景亡者戯聞き比べ - 死に方色々=
鯖好きの男が死んで、前を歩いていたら顔見知りの伊勢屋のご隠居に出会うのです。
米朝さんも吉弥さんもご隠居との出会いでは、
鯖好きの男が生前、香典を騙した噺になるのですが、
上記サイトでは、枝雀さんはご隠居の死因の説明もあるそうです。
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この隠居、医者の薬に当たって死んだのでした。
風邪をひいたこの隠居、近所の掛かりつけの医者を訪れるが満員。それで、近所の藪医者と評判の医者に行きます。これを、魔が刺したと言うのでしょうね。隠居は診察の後、白い包みと赤い包みを貰います。どうせ藪医者の薬、効きはすまいと思いながらも、隠居は赤い頓服薬を飲みます。そうすると、あっと言う間に冥土へ来てしまった次第。隠居は自分のことを、自嘲気味に「近眼のウグイス」だと言います。そのココロは「藪に当たって死んだ」そうです。
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落語ってそもそも「だじゃれ」の世界だから、ここは何も考えず、突っ込まず笑えば良い所ですね♫

その後、噺は若旦那を中心とした「陽気な一行」が来ます。
ここの下りはテレビドラマ「ちりとてちん」でも師匠役の渡瀬さんが何回も言っていたことを思い出します。
「その陽気な事、陽気な事」という言い回しです。
さて、この一行名前も「「冥土観光ツアー」。
娑婆でみんな面白い事はやり尽くした若旦那。
この面白いことの例として、
米朝さんはアッサリでしたが、
吉弥さんはかなり詳しく噺ました。
「日本国中は勿論、遠く、ヨーロッパやアフリカ、北極、南極。」と色んな地名が出てきました。

ただ、死因のフグは同じ。
「フグにフグを買うてきて、フグに料理して、フグに食べて、フグにこっちに来た」そうです。これ「フグ」と「直ぐ」の洒落と、上記サイトに書いてあって、私は初めて意味が分かりました。
吉弥さんの噺のとき、分からなかったのは早すぎたからか、と思い、
米朝さんではビデオなのに、それでも分からなかったのです、、、
そうか、「フグ」と「スグ」と掛詞だったのですかぁ。

ツギに続く
(フグではありません、、、)

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桂吉弥独演会

昨日9日、国立劇場の小劇場で「桂吉弥」噺家生活二−周年記念独演会がありました。

演目は以下の通り。

Img_0259

私は夫と二人で聴きに行ったのですが、
最初の鯛蔵さんと吉弥さんの演目はちょっと途中でよく聴くことが出来なかったので、感想は書けません。

次の柳家喬太郎さんの「ハンバーグのできるまで」から一生懸命、聴いて、そして笑いました。
そしてジーンと来たりもしました。
よせラボと言うサイトが噺の内容を簡単に紹介し手いますので、興味のある方は是非ご覧下さい。

と、ある商店街に「まもるちゃん」という3年前に離婚した男性が、買い物に来て、いろいろと品物を買い込むのですが、商店街の1人の店主が「えええ、あのまもるちゃんが買い物にきた。そんな珍しい事があるの。これはキット死ぬのよ、まもるちゃん。最後に思い出に買い物に来たのよ」という妄想に取り付かれ、
回覧板のように噂が飛び回り、他の店主たちも「そんな目でまもるちゃんを見るのです。
その店主たちの「思い込み」が実に巧みに演じられていて、本当は深刻に「まもるちゃん」を心配しているのかもしれないが、思わず笑ってしまいます。
作ると言うことで「買い物」をしていたのです。


まもるちゃんと元奥さんとの話がなかなかいいのです。
まるでドラマか演劇を見ているように、淡々と進みます。
そして、二人がとてもいい感じにお互い、分かり合えたのかな、、、と思うころに、
「結婚するの」と元奥さんが言います。
その時のまもるちゃんの何とも言えないリアクションが哀愁を帯びていて、
しんみりときます、、、
聴いている方は切なくなりながら、
それでも、まもるちゃんを心配してきて「たち聞き」していた商店街の人たちのお間抜けが、
笑えて、
しんみりと、笑いのバランスが折り合いよく混ざった、とても優しい「人情噺」でした、、、

中入り後の吉弥さんは「地獄八景亡者戯」という
長くて有名な演題。
吉弥さん、熱演でした!!!

今年1月に食道がんで亡くなった「たかじん」さんの物まねをして、サングラスにマイクまでもって、熱唱。
そりゃ、盛り上がりました。
本当なら9時までだったのですが、
吉弥さんの熱演で終わったのは9時半。
会場中、爆笑と納得で、大いに満足した独演会でした!!!

さて、「地獄八景亡者戯」については項を改めて書きます。

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2014.10.08

2014年ノーベル物理学賞:白色光源をもたらした高効率青色LEDの実現で3氏に!!!

昨日はノーベル賞で揺れましたね、日本国中が。
嬉しいニュースでした、久しぶりに。
本当に嬉しい!!!

昨日は今日の大学教育のあり方について考えたエントリーを挙げたのですがノーベル賞、「3人同時受賞」の深い意義という記事をみつけて改めて基礎教育の大切さを思ったものです。

「閉塞感の出口を目指すための"松明"に」という副題のついた上の記事には以下のような文があります。
===============
やはり3氏が同時受賞した2002年の武田賞の受賞講演で、天野教授は赤崎研究室の門を叩いた理由をこう述べている。

「これは多分私のまったくの思い違いだと思いますが、当時の大学の研究というのが、我々若い人間から見ると、どうしても研究というよりも研究のための研究、あるいは研究費をもらうための研究、というような感じを受けてしまったんですね。あるいは学位を取るために仕方なく研究しているというように非常にうがった見方しかできなかったんです。当時、とにかく何かにチャレンジしたいと思っていた私は、赤崎先生の研究室で掲げている青色発光ダイオードというテーマを見たときに『これだ!』と思ったんですね。これはまさに、未来のための研究、研究本来の研究であると直感しまして、即座に先生の研究室のお世話になったわけです」
(中略)
いま、日本の大学は基礎研究一本だけでは許されず、かといってアメリカの大学のようにベンチャーを次々と生み出す土壌が育っているとも言いがたい。ノーベル賞学者を続出させていることになる名古屋大学でも、若い研究者からは「昔のように大らかに基礎研究に専念させてもらうのはもう無理」という声もあれば、「国の研究費に寄りかかるだけで、ベンチャーなどを通じて研究成果が社会に還元されない」と両面で嘆く声が聞こえる。

今回の「3人同時受賞」という快挙を、こうした閉塞感の出口を照らす"松明(たいまつ)"にしなければならないだろう。(上記ニュースより)
==================

ニュースの結びがいうように「基礎研究と実益とのバランスの中で、両方をうまく配分していくような長い目でみていける教育が待たれているし、そうしなければと強く思うものです。

なお、2014年ノーベル物理学賞:白色光源をもたらした高効率青色LEDの実現で3氏にというタイトルで日経サイエンスが研究内容を詳しく解説していますので、興味のある方は是非ご覧下さい。


それにしても、
憲法9条もノーベル賞、とれたら良いな♫
本当に。

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2014.10.07

ひまわり8号、打ち上げ成功というニュース

ひまわり8号 打ち上げ成功というニュース。
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センサーの感度が格段に上がり、これまで1キロメートル四方だった衛星画像の解像度が500メートル四方とより細かくなり、白黒だった画像がカラーで表示できるようになります。
現在30分に1回の観測は10分に1回になり、日本付近や台風の観測は2分半に1回と頻度が増えます。
台風や集中豪雨をもたらす積乱雲が急速に発達する様子を詳細に把握できるようになるなど観測や予報の精度の向上につながると期待されています。
(上記ニュースより)
=================

この頃の天候。
本当に不順です。
衛星打ち上げで災害の予想、予報に役立つことを期待します。

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今、大学文系は?

国立大学がいま大変なことになっているというブログ記事を読みました。
ブログ主は大学の哲学の先生です。

10月になってツィッターやFB(フェイスブック)でも大学から文系が消えるというニュースが話題になったのですが、
実際に文系の大学の先生のブログを読むと、その深刻な状況が伝わってきます。

そもそも国立大学が法人化されたのは2004年4月。
本来ならば、廃案になっていたかもしれない法人法案だったのですが、、、
実際、審議は難航、何度も中断。
政府側の陳謝、発言取消、訂正が相次ぎ、その矛盾が明らかになったのでしたが、
が、
イラク特措法のため国会会期延長になり、よって生み出された、いわば鬼子のような法案だったのです。

2006年に大学法人化のその後というニュースを書きました。

どのように大学が変わったか、、、を書きました。
==============
大学は以前は「評議会」と言って教学と管理運営を担う組織がありました。
しかし、これは廃止され、代わって「「教育研究評議会」と「経営協議会」が置かれるようになりました。
それぞれの大学の裁量が認められる学長選挙も学外者を含めての選考会議に委ねられる大学も出てきました。
また研究費に対しては「裁量経費」と言う名目で「掴み金」のような予算は増える一方、研究室割り当ての研究費は大幅に削減されました。
「大学の自主性と自律性を確保するため」は早々に破綻しているのですが(尤も大学人は最初から、その様な政府の言い分は信用していませんでした。何しろ玉虫回答もいいところだったのだから)
そもそも政府は、大学に「真理の探求」と言うロマンも役割も求めてはいません。
単に行政改革の一つです。
1998年の中央省庁等改革基本法で「独立行政法人」の制度が決定されました。
その流れの中で公務員の削減や各省庁再編などがあったのですが、国立大学もその例外ではありませんでした。
名前こそ「国立大学法人」ですが実態は独立行政法人です。
つまり目指すところは「減量化」と「効率化」です。
国立大学は文科省から中期目標を与えられ、その「業務」に邁進して遂行。
そしてその報告を文部科学大臣に報告というトップダウン方式が大学に堂々と乗込んで来たのです。
この仕組みをよくよく見ると、何かににているのです。
そう「教基法改正」法案のやり方、趣旨と。
つまり、教基法10条の廃止により、行政が教育に口出しするというやり方。
「教育振興基本計画の設定」により、教育が投資の対象になりうると言うことです。
政府によって価値があると認められたものには光があたり、予算がバンバンつく。
基礎研究などはさらに教育条件が劣悪になるというものです。
ひたすら国際競争に勝ち抜く人材と大学を要請していくと言う方向だったのです。
大学法人化は「教基法」の先取りだったのでしょうか?
「自主性・自律性」はもう今では死語と化しています。

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この記事をみると、
冒頭のブログ主の嘆きはすでにこの時から「決まっていた」と思わざるをえません。

第一次安倍内閣のときも安倍さんはさかんに「イノベーション教育」を説いていましたが、
あの頃とちっとも変わっていない、
いや、むしろ悪くなったんだという思いを新たにしました。
この問題、しっかりとみていきたいです。

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2014.10.03

香港、どうなるのか?

香港の民主化デモ、中国軍が鎮圧の可能性もと言う事で心配が続く香港。

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香港行政長官選挙の民主化を求めるデモ隊と警察との新たな対立の恐れが強まる中、香港警察、あるいは最後の手段としての中国軍によるデモ鎮圧の恐れも依然残っている。

 北京と香港の指導部は、香港の状況は香港自身が管理するとしている。香港の梁振英行政長官は9月30日、「香港社会に問題があるなら、われわれの警察力はこれを解決する能力があり、人民解放軍の出動は必要ないだろう」と述べている。

 香港では同28日夜、3万5000人の警官のうち約7000人を動員して、催涙弾と唐辛子スプレーを使ってデモ隊を解散させようとした。この措置を受けてさらに数千人がデモに加わり、デモ隊は別の二つの地区にも広がった。

 3日間は静かだったが、2日夜には、学生らが政府庁舎を封鎖するとし、これに対して警察が阻止するとしたことから、双方は再び対立するに至った。

 同時に、中国政府は反デモ宣伝を強化した。共産党機関紙・人民日報は2日、1面の論説で、香港でのデモは大混乱につながり、香港の経済と長期的な繁栄に打撃を与える恐れがあるとして、香港政府と同じ懸念を表明した。(上記ニュースより)
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この問題、どうなるか???
今、調べている所なので、
また、意見や感想は後ほど書きたいと思いますが、
一応、最新の情報のみ掲載しておきます。

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2014.10.02

「秘密保護法 12・10施行」というニュース


国民不安置き去り 秘密保護法 12・10施行へ
というニュース。

いよいよですね。
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政府は一日、国民の「知る権利」を侵す恐れがある特定秘密保護法を十二月十日に施行する方針を決めた。法の運用基準は、今月十日に閣議決定する。同法は、政府の意のままに秘密が指定され、情報に迫ろうとした市民や記者も厳罰に問われる懸念がある。国民の不安や懸念を置き去りにしたまま、施行に踏み切る。
(上記ニュースより)
==============

私は先日、この法案についての学習会に出席したのですが、
知れば知るほど、とんでもない法律である、と改めて思いました。

上記ニュースにあるように、
秘密保護法は(1)防衛(2)外交(3)スパイ活動防止(4)テロ防止-の四分野で構成。
これに関して重要な情報を特定秘密に指定するのですが、どの情報を指定するかの判断は各行政機関の長に委ねられ、また、罰則付きでもこの法案は昨年の国会で審議されていましたが、
公務員や民間人が漏えいした場合、最高懲役十年の厳罰。漏えいを促した側は最高懲役五年が科されるというもの。
秘密の指定期間は原則三十年までだが、六十年を超えて指定できる例外もあるし、また廃棄も自由と言う「とんでもない」ものです。

この秘密保護法は、安倍政権が7月1日に強行した集団的自衛権行使容認の「閣議決定」の「露払い」のような性質をもつもので、本丸はもちろん「集団的自衛権行使容認」であることは論をまちません。

「七~八月の運用基準案に対するパブリックコメント(意見公募)では、異例の約二万四千件の意見が寄せられ、政府は二十七カ所を手直ししたが、五年後の見直し規定など微修正にとどまった。意見では、法律そのものを問題視する内容も半数以上あった。」と上記ニュースは伝えていますが、
いずれにしても、これからの2ヶ月。
しっかりと声をあげていきたいです。

なお、ちょっと前にあがったYOUTUBEですが、
特定秘密法案について簡単にかつ分かりやすく要点をまとめたものがありますので、
URLを紹介しておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=m2i2gcK3Ioc

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2014.10.01

「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」を読んで

今日から10月。
今日は何の日カレンダーによれば、以下の日。
================
法の日(最高裁判所1960)、都民の日(都庁文化事業課1952)、中国国慶節、
共同募金、衣替え、酒造年度始め、コーヒーの日(全日本コーヒー協会1983)、
日本酒の日(日本酒造組合中央会1978)、印章の日(全日本印章業組合連合
会)、デザインの日(通産省)、万国子供の日、人工衛星第一号の日、
ネクタイの日(日本ネクタイ組合連合会)、労働衛生週間、
十五夜、省エネルギーの日(毎月)
================

衣替えね、なるほど。そろそろ冬支度ですね。
それから日本酒の日なんだぁ。

日本酒と言えば、今期の朝ドラはマッサン。私も夫と最初から観ているのですが、面白いですね。
これから本格的にウィスキー作りに話は進むものと思います。
今後の展開が楽しみです!!!
話は変わりますが、そのうち「花子とアン」「カーネション」の感想も書きたいです。

さて、
と、言うことで、夫の愛読書からもし僕らのことばがウィスキーであったなら と言うタイトルの村上春樹の本を取ってきて読みました。
薄い本で、そのうえ、写真が豊富に入っているので、すぐに読めます。


とにかく文が上手で、まるで一緒にウィスキーをのんでいるような錯覚に陥ります。

スコットランドにアイルランド。
その名前を聞いただけで、
「誇り高く、頑固で、豊か」「文明に毒されず、自分の時間を自分で作る」、そんなイメージが浮かぶのですが、この本を読んで「まさにその通りだったんだ」と改めて思いました。

ウィスキー作りに一生をかけ、
拘りをもって、作る続ける人々の時間は悠久です。
「今、僕が作っている酒を誰かが飲む頃、僕はもう生きていないかもしれない。
しかし、
ここに僕があったことの証明をこのウィスキーはしてくれる」と知人の職人は村上に言う。
ウィスキー職人の数ほど、
ウィスキーには味があり、顔があるのでしょうね。
作る前から出来た時を想定して、
ゆっくり、長く、熟成させる、その情熱とロマン。
こんな素敵な「作品」を祖末に飲んではいけないと、思いました。
秋の夜長。
夫と本を読みながら、ゆっくり、じっくりとウィスキーを嗜む時間があっても良いな♫
なぁんて、想像しながら読み進むのです。

そして、
夫と一緒にいつか行ってみたい。
そして自然に身をまかせ、時間のながれるままに任せ、
ウィスキーを楽しめたらどんなに素敵だろうと思ったものです!!!

本のタイトル「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」、
これはなかなかに住み良いだろうな、と思いながら本を閉じました。

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