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2014.10.10

地獄八景亡者戯についてツラツラと  その4

地獄八景亡者戯についてツラツラと  その3より。

ついに一行は閻魔大王の前に行く事になりました。
地獄八景亡者戯聞き比べ - 閻魔の出御と言う事で、
さすが泣く子も黙る閻魔大王の出御。
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さて、一同が平伏しているところで、地獄の主人公、閻魔大王が威厳を持たして出てまいります。閻魔は、それはそれは怖い顔をして、唐服というのを身にまとい、「王」というマークの入った冠をかぶり、手には「笏(しゃく)」と言うものを持っています。
「閻魔の出御(しゅつぎょ)、下に居ろう。」
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と、出てくるのですが、
米朝さんも吉弥さんも「ここは気合い」をいれていました。
怖い顔をつくるために、顔にしわをよせ、目を開き、口をねじりと、、、

その後、閻魔大王の裁きになります。
ここで、極楽行きと地獄行きが決まります。
今日は特別に一芸に秀でた者は、罪の軽重に拘らず極楽行きということで、みんな張り切ります。

この芸については、米朝さんは「手品」をやる男と、「曲屁」をやる男の登場で、みんな極楽行きでしたが、
吉弥さんは地獄行きでした。
また吉弥さんはこの場面で今年1月に亡くなった「たかじん」の物まねをして熱唱。
大いに会場が盛り上がりました!!!
吉弥さんは本当に歌がお上手。

地獄八景亡者戯聞き比べ - 残された四人へと噺はクライマックスに行きます。

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四人の亡者の名前が読み上げられます。その四人とは、医者の山井養仙(やまいようせん)、山伏の螺尾福海(ほらおふくかい)、歯抜き師の松井泉水(まついせんすい)、軽業師の和屋竹の野良一です。(文我のみ、軽業師が木下キグレとなっています。木下サーカス、キグレサーカスですよね。)

「以上の四名を残して、他の亡者は極楽に通ってよろしい」
とのこと。ええっ、そんなのあり?そんなにあっさり、極楽へ通してもらえるのなら、あの厳しい「オーディション」はなんだったのでしょうね。しかし、ここは余りつっこまないことにいたしましょう。
さて、残された四人にのみ、地獄送りが申し付けられます。その罪状は以下の通りです。
☆ 山井養仙:未熟なる医術を行ない、助かる病人まで殺してしまった。
☆ 螺尾福海:キツネをつけるとか、タヌキを引き抜くとか、怪しげなる詐術を行ない、人心を惑わした。
☆ 松井泉水:虫歯を抜くと称して、丈夫な歯まで抜き取り、金銀を貪った。
☆ 和屋竹の野良一:諸人の頭の上にてハラハラする技を演じて、見る者の寿命を縮めた。
ところが、ひとり、読み上げられた罪状に異議を唱えるものが出てきます。
山井養仙:「おおそれながら大王様。」
閻魔:「なんじゃ、山井養仙。」、
山井養仙:「私、そのようなこと、とんと身に覚えがござりませぬ。」
閻魔:「身に覚えがないと申すか。」
山井養仙:「寝耳に水でございます。」
閻魔:「寝耳に水とな。おうおうおう、山井養仙・・・アホ、閻魔を乗せるな!」
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ここからがクライマックスです。

次に続く。

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